JP2014172666A - ダブルデッキエレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】正常な乗りかごに乗客が存在する場合には、異常が生じた乗りかごの『異常かご側処理』とは別に正常な乗りかごに乗客が閉じ込められていることを管理センタに連絡することができると共に、軽微な異常であっても乗客が異常状態を解消できない場合は、管理センタにこの異常状態の情報を送信して、係員に軽微な異常であるが乗客が異常状態を解消できない状態が発生していることを連絡することができるダブルデッキエレベータを提供することにある。
【解決手段】一方の乗りかごに生じた軽微な異常であっても乗客が異常状態を解消できない場合は、管理センタにこの異常状態の情報を送信して係員に軽微な異常であるが乗客が異常状態を解消できない状態が発生していることを連絡すると共に、異常が発生していない他方の乗りかごに乗客がいる場合は異常が生じた乗りかごの『異常かご側処理』とは別に管理センタにこの異常状態の情報を送信する。
【選択図】図3A

Description

本発明は建築物に備えられるダブルデッキエレベータに係り、特にダブルデッキエレベータの運行状態を監視する運行監視装置及び乗客に対して所要の情報を報知する報知装置を備えたダブルデッキエレベータに関するものである。
乗客の移送量を多く確保するために二つの乗りかごを上下に配置して対とし、この二つの乗りかごを同時に昇降路内で昇降させて運行するダブルデッキエレベータが知られている。そして、ダブルデッキエレベータにおいては、異常や故障を監視する監視装置や、異常や故障が生じた場合に乗りかご内の乗客が早期に外部に出られるように各種情報(異常や故障の情報、誘導情報等)を報知する報知装置等が備えられている。
このような監視装置や報知装置を備えたダブルデッキエレベータにおいて、一方の乗りかごが異常を検出した場合には上下の乗りかごを所定の階床まで移動して、双方の乗りかごのドアを開いて乗客を乗場に誘導する誘導運転手段を備えたものが知られている。
更に、特開2012−162390号公報(特許文献1)においては、乗りかごの昇降運行中に異常状態が生じたときに、その異常状態の内容とその解消方法を含む情報を乗りかご内の乗客に報知し、その報知で異常状態が軽微なときに乗りかご内の乗客自身の行為でその異常状態を解消したり、その異常状態に対応したりすることが可能となる報知装置が知られている。これによれば,係員等が赴かなくとも異常状態が解消できるので早期に乗りかごを正規の運転モードに復帰させることができるとしている。
特開2012−0162390号公報
ところで、特許文献1に記載されている技術をダブルデッキエレベータに採用しようとすると以下のような課題があることが判明した。
つまり、この種のダブルデッキエレベータにおいては、建築物の構成によっては一方の乗りかごが異常を発生している時に、二つの乗りかごのドアを開くことができる階床に停止することができない場合がある。
例えば、上側の乗りかごが最下階に着床した時には下側の乗りかごはピット内に位置しているので、下側の乗りかごのドアを開いても乗客は乗りかごの外に出られないという状況が発生する。また、下側の乗りかごが最上階に着床した時には上側の乗りかごは天井空間内に位置しているので、上側の乗りかごのドアを開いても乗客は乗りかごの外に出られないという状況が発生する。更に、階層毎に店舗用、住宅用、事務所用として使用するといったような複合的な建築物では、各階層の階床間の寸法(高さ)が異なる場合があり、一方の乗りかごを或る階床に着床させた場合に他方の乗りかごは上側、或いは下側の階床に着床できず、昇降路の階床間の途中壁面で停止するといったことが想定され、他方の乗りかごのドアを開いても乗客は乗りかごの外に出られないという状況が発生する。
また、特許文献1にあるような技術を採用した場合、異常が生じた乗りかご内の乗客自身の行為で異常状態を解消できるような軽微な異常状態であっても、異常が生じた乗りかご、及びこの乗りかごが着床している乗場に乗客がいないと誰も異常状態を解消できなくなる現象や、やむを得ない事情によって乗客による異常状態を解消できない現象が発生しる。この場合、長い時間に亘って乗りかごが正常モードに移行しないことになる。
したがって、特許文献1にあるような技術をダブルデッキエレベータに採用した場合、異常が生じた乗りかごが上述した位置に着床すると、正常な乗りかごはピット、天井空間、昇降路の階床間の途中壁面等に位置するようになる。このため、上述したように異常が生じた乗りかご、及びこの乗りかごが着床している乗場に乗客がいない場合や、やむを得ない事情によって乗客による異常状態を解消できない場合、長い時間に亘って正常な乗りかごの乗客がピット、天井空間、昇降路の階床間の途中壁面で閉じ込められることになる。このため、正常な乗りかごの乗客は外に出ることができなくなって乗客は不安感を感じることになる。
したがって、このようなダブルデッキエレベータにおいては、正常な乗りかごに乗客がいれば早期に管理センタに連絡すると共に、軽微な異常が生じた乗りかごで乗客が異常状態を解消できない場合は管理センタに連絡して早期に異常状態を解消してやることが必要である。
本発明の目的は、正常な乗りかごに乗客が存在する場合には、異常が生じた乗りかごの異常処理とは別に正常な乗りかごに乗客が閉じ込められていることを管理センタに連絡することができると共に、軽微な異常であっても乗客が異常状態を解消できない場合は、管理センタにこの異常状態の情報を送信して、係員に軽微な異常であるが乗客が異常状態を解消できない状態が発生していることを連絡することができるダブルデッキエレベータを提供することにある。
本発明の特徴は、異常が発生していない他方の乗りかごに乗客がいる場合は異常が生じた乗りかごの異常処理とは別に管理センタにこの異常状態の情報を送信すると共に、乗りかごに生じた軽微な異常であっても乗客が異常状態を解消できない場合は、管理センタにこの異常状態の情報を送信して係員に軽微な異常であるが乗客が異常状態を解消できない状態が発生していることを連絡する、ところにある。
尚、管理センタとは、エレベータの運行を管理する管理センタ、或いは建築物の管理室等を意味するものであって、要はエレベータの保守や管理を行なう部門である。以下では管理センタと総称して説明する。
本発明によれば、正常な乗りかごに乗客がいる場合は異常状態が生じた乗りかごの異常処理とは別に管理センタに異常状態を報知して係員による異常状態の解消ができるので、正常な乗りかごに乗客が閉じ込められるという事象を早期に解消することができる。
また、異常状態が乗客によって対応できる異常状態かどうかを判断し、乗客によって対応できる異常状態であれば対応方法を乗客に報知することで早期に異常状態を解消でき、更にこの異常状態が乗客によって対応できない場合は管理センタに異常状態を送信することで、管理センタの係員によって確実に異常状態を解消できるようになるものである。
ダブルデッキエレベータの概略の構成を示す構成図である。 ダブルデッキエレベータで下側の乗りかごが異常状態になった時の状態を示す説明図である。 本発明の一実施例になる下側の乗りかごに異常状態が生じた時の報知方法を示す制御フローの前半を示す制御フローチャート図である。 図3Aの後半の制御フローを示す制御フローチャート図である。 本発明の他の実施例になる下側の乗りかごに異常状態が生じた時の報知方法を示す制御フローの前半を示す制御フローチャート図である。 図4Aの後半の制御フローを示す制御フローチャート図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
まず、本発明の第1の実施形態について図1乃至図3に基づき説明する。図1はダブルデッキエレベータの構成を示したもので、ダブルデッキエレベータ100は上下に対となる二つの乗りかごを備えている。
上側の乗りかご(以下、上かごという)101には、少なくとも上かご乗客検出手段102、上かご報知手段103、上かご側ドア104、上かご操作盤105、上かごインターホン106が設けられている。上かご乗客検出手段102は、乗りかご101内に乗客である乗客が存在しているかどうかを判断するものであって、例えばセンサーカメラや重量センサーによって乗客の有無を判断することができる。また、上かご報知手段103は乗客に各種の情報を伝達するもので、音声による報知が好ましくスピーカー等を用いることができるが、この音声の他に画像情報等も活用することができる。上かごインターホン105は管理センタに連絡するためのマイクやマイクを起動するための釦等が設けられている。
下側の乗りかご(以下、下かごという)107には、少なくとも下かご乗客検出手段108、下かご報知手段109、下かご側ドア110、下かご操作盤111、下かごインターホン112が設けられている。下かご乗客検出手段108は、乗りかご107内に乗客である乗客が存在しているかどうかを判断するものであって、例えばセンサーカメラや重量センサーによって乗客の有無を判断することができる。また、下かご報知手段109は乗客に各種の情報を伝達するもので、音声による報知が好ましくスピーカー等を用いることができるが、この音声の他に画像情報等も活用することができる。下かごインターホン1112は管理センタに連絡するためのマイクやマイクを起動するための釦等が設けられている。
また、各階毎にある乗場200には乗場の乗客検出手段201、乗場ドア202、乗場報知手段203が備えられている。乗客検出手段201は、乗場に乗客である乗客が存在しているかどうかを判断するものであって、例えばセンサーカメラによって乗客の有無を判断することができる。また、報知手段203は乗場にいる乗客に各種の情報を伝達するもので、音声による報知が好ましくスピーカー等を用いることができるが、画像情報等も活用することができる。
更に、管理センタ300には係員向けの報知手段301を設けている。この報知手段301は後述するダブルデッキエレベータ制御装置400から送られてくる情報を報知するもので、スピーカー等による音声による報知や、画像表示装置等による文字や記号、図面等の表示による報知が用いられている。ここで、ダブルデッキエレベータ制御装置400には乗りかご101に搭乗している乗客や乗場200にいる乗客から送られてくる各種の情報が入力される構成とされている。
エレベータ制御装置400はダブルデッキエレベータ100の運行管理を行なうものであるが、ここでは本発明に関係する機能について説明する。エレベータ制御装置400は異常情報格納部(記憶手段)401、データ収集部402、報知制御部403、及び制御部404等を備えている。
このエレベータ制御装置400は制御ブロックを用いて説明しているが、マイクロコンピュータを主体とした制御装置から構成されており、マイクロコンピュータには周知の通り、演算部、プログラムや演算に使用する各種データを記憶しているROM、取り込まれた情報を一次的に記憶しておくRAM、A/D変換器を含む入出力回路等を備えている。
したがって、異常情報格納部401はROMに対応し、データ収集部402は入出力回路やRAMに対応し、報知制御部403は入出力回路やRAMに対応し、制御部404は演算部に対応することになる。尚、この対応は一例であってこれ以外の対応関係を有していても良いものであり、要は少なくとも以下に説明する機能を実行できれば良いものである。
異常情報格納部401にはダブルデッキエレベータ100に生じる各種の異常状態に関連した異常状態情報が記憶されており、この異常状態情報は異常状態の重要度に応じてランク付けして記憶されている。つまり、乗客によって対応できる軽微な異常状態から管理センタの係員が対応する重大な異常状態に亘ってランク、例えばEA、EB、EC、ED、と分割されており、ランクEA,EBについては基本的には乗客によって対応できる軽微な異常状態であり、ランクEC,EDについては基本的には管理センタの係員によって対応しなければならない重大な異常状態と定義されている。
図2は、下かご107に異常が生じて最寄りの階床に着床し、上かご101は他の階床に着床できない状態を示している。例えば、階層毎に店舗用、住宅用、事務所用として使用するといったような複合的な建築物では、各階層の階床間の寸法が異なる場合があり、下かご107を或る階床に着床させた場合に上かご101は上側の階床に着床できず、昇降路の階床間の途中壁面で停止している状況となる。このため、上かご101の上かごドア104を開いても乗客は上かご101の外に出られないという状況が発生する。
したがって、上かご101、下かご107の位置情報や異常状態の情報はデータ収集部402で収集される。そして、異常状態の情報は制御部404に送られ、制御部404はこの異常状態の情報と異常情報格納部401に記憶された異常状態情報を突き合わせて異常状態のランクを割り出し、このランクがランクEA,EBであれば乗客によって対応できる軽微な異常状態と判断し、ランクEC,EDであれば管理センタの係員によって対応しなければならない重大な異常状態と判断する。
そして、制御部404においては異常状態のランクがランクEA,EBであれば、この情報を報知制御部403に送り、報知制御部403は乗客に異常状態の内容とその対応(解消)方法を下かご107の報知手段109に送るか、或いは乗場200の報知手段203に送るか、或いは両方の報知手段103、203に送るようにする。したがって、乗りかご107の乗客、或いは乗場200の乗客はこの報知手段の報知内容に従って異常状態の対応方法を実行することによって異常状態を脱することができるようになる。
更に、制御部404ではランクEA、EBであってもやむを得ない事情によって乗客による異常状態の解消ができない場合は、管理センタ300に乗客によっても異常状態が解消できない旨の情報を送り、管理センタ300の係員による異常状態の解消依頼を行なうように構成されている。尚、以上に説明した処理を『異常かご側処理』という。
ここで、乗客による異常状態の解消ができないことを判断する条件としては下かご107、或いは乗場200に乗客が存在しない場合、下かご107の乗客による意図的な対応要請があった場合、異常状態が発生して所定の時間が経過した場合等が考えられる。これらの具体的な方法については後で詳細に説明する。
尚、制御部404においては異常状態のランクがランクEC、EDであれば、この情報を報知制御部403に送り、報知制御部403は管理センタ300の報知手段301に異常状態の内容を送るようにする。管理センタ300ではこの異常状態が重大な異常状態と判断して係員が必要な工具や補修部品を準備し、異常状態が生じたダブルデッキエレベータ100に赴いて異常状態を解消することになる。
一方、図2に示されているように、上かご101に乗客がいる場合は上かご101は上側の階床に着床できず、昇降路の階床間の途中壁面で停止している状況となるため、上かご101の上かごドア104を開いても乗客は上かご101の外に出られないという状況が発生する。このため、正常な乗りかごの乗客は外に出ることができなくって乗客は不安感を感じることなる。
したがって、この場合は上かごに乗客がいると判断されると制御部404は、上述した下かご107に関する『異常かご側処理』とは別に、望ましくは『異常かご側処理』に優先して管理センタ300に、異常状態が発生して上かご101に乗客が閉じ込められていることを報知する。この報知を受けた管理センタ300の係員は異常状態が生じたダブルデッキエレベータ100に赴いて異常状態を解消し、上かご107を所定の階床に着床させて閉じ込められた乗客を外部に誘導することができるようになる。ここで、このような処理を『正常かご側処理』という。
ここで、上かご101に乗客が存在していることを判断する条件としては、上かご107のかご呼びがあった場合、上かご107の操作盤の釦が押された場合、上かご107に乗客が確認された場合等が考えられる。これらの具体的な方法については後で詳細に説明する。
次に、上述したエレベータ制御装置400の具体的な制御方法について、図3(図3A及び図3B)及び図4(図4A及び図4B)に示した制御フローチャートに基づき詳細に説明するが、ランクEC、EDのような直接的に管理センタ300に異常状態を送信する重大な異常事例については説明を省略している。
図3A及び図3Bに示す制御フローチャートは、下かごドア110のドアレールに何らかの原因で小石等の異物が詰まり、下かごドア110が閉まらないことによって「出発不能」となる軽微な異常状態の解消方法である。そして、この制御フローチャートはある所定の時間間隔で起動される制御フローであり、以下ステップ毎に制御内容を説明する。
≪ステップS101≫
エレベータ制御装置400では各種の異常状態の発生を監視しており、このステップでは、下かごドア110のドアレールに異物が詰まって下かごドア110が閉じられないことにより「出発不能」となった異常状態を検出している。このステップでは更にこの異常状態がどのランクの異常状態かを判断し、上述したランクEA、或いはランクEBであれば下かご107、或いは乗場200の乗客によって異常状態が解消できると判断する。ランクEC、EDであれば直接的に管理センタ300に異常状態を送信するが本実施例では説明を省略している。今回の場合は下かごドア110のドアレールの異物を除去すれば異常状態を解消できる軽微な異常状態である。
≪ステップS102≫
このステップでは、下かご107の報知手段109を用いて「乗りかごドアのドアレールに異物が詰まって乗りかごドアが閉じられず出発ができません」といった趣旨の音声による報知を行なう。これによって、乗客に出発できない理由を説明することで乗客に無用の不安感を与えるのを予防できる。尚、このステップでは乗客が下かご107に搭乗しているか否かに拘わらず音声による報知を行うように制御している。
≪ステップS103≫
このステップでは、乗場200の報知手段203を用いて「乗りかごドアのドアレールに異物が詰まって乗りかごドアが閉じられず出発ができません」といった趣旨の音声による報知を行なう。このように乗場にいる乗客に出発できない理由を説明することで、乗客の「なぜ出発しないのか」といった疑念を払拭することができる。尚、このステップでは乗客が乗場200にいるか否かに拘わらず音声による報知を行うように制御している。
≪ステップS104≫
このステップでは、上かご101に乗客が存在していることの判断条件として、上かご101のかご呼びがあるかどうかを判断している。かご呼びがあれば上かご101内に乗客が存在していると判断してステップS113へ進む。ステップS113については後述する。このステップでかご呼びがないと判断されるとステップS105に進む。
≪ステップS105≫
このステップでも、上かご101に乗客が存在していることの判断条件として、上かご101の上かご操作盤105の釦が操作されたかどうかを判断している。上かご操作盤105の釦が操作されれば上かご101内に乗客が存在していると判断してステップS113へ進む。このステップで上かご操作盤105の釦が操作されていなければステップS106に進む。
≪ステップS106≫
このステップでは、上かご101に乗客が存在していることの判断条件として、上かご乗客検知手段102によって乗客が存在しているかどうかを直接的に判断している。かご乗客検知手段102によって上かご101内に乗客が存在していると判断するとステップS113へ進む。このステップで上かご101内に乗客がいないと判断されるとステップS107に進む。
このように、ステップS104乃至ステップS106、及びステップS113においては、以下に説明する下かご107の『異常かご側処理』に先駆けて、言い換えれば『異常かご側処理』に優先して『正常かご側処理』を実行している。この『正常かご側処理』は、ステップS104乃至ステップS106によって上かご101内に乗客が存在しているかどうか、つまり乗客が閉じ込められているかどうかを判断し、乗客が閉じ込められている場合はステップS113進んで管理センタに異常状態が発生して乗客が閉じ込められていることを報知するものである。尚、上述したステップS104乃至ステップS106の処理の順序は相互に入れ替えても差し支えないものである。
一方、ステップS106まで進んで上かご101に乗客がいないと判断されると、以下に述べる、下かご107の『異常かご側処理』が実行される。
≪ステップS107≫
このステップでは、下かご107内に乗客がいるかどうかを判断している。この判断は下かご乗客検出手段108からの情報によって判断が可能である。そして、下かご107内に乗客がいなければ次のステップS108に進み、乗りかご101内に乗客がいれば次のステップS109に進む。
≪ステップS108≫
ステップS109に進む前にステップS108で乗場200に乗客が待機しているかどうかを付加的に判断することもできる。つまり、乗場200に乗客がいれば異常状態を解消できる環境にあることになる。よって、このステップS105では、乗場200に乗客がいるかどうかを判断している。この判断は乗場200の乗客検出手段201からの情報によって判断が可能である。そして、乗場200に乗客がいなければステップS113に進み、乗場200に乗客がいれば次のステップS109に進む。
ステップS108を実行する理由は、乗り場200に乗客が存在しなければ異物を取り除くといった異常状態を解消方法が実行できないので管理センタ300に連絡する必要があるからである。したがって、ステップS107及びステップS108によって下かご107及び乗場200の双方に乗客がいないと判断されると、異物を取り除くという解消方法を誰も実行できないことになるので管理センタ300に連絡することになる。一方、乗場200に乗客が存在していれば異物を取り除くといった解消方法が実行できるのでステップS109に進むことになる。このステップS108は付加的な処理であり、ステップS107で乗りかご内に乗客が存在しない場合は直接的に管理センタ300に報知することを選択しても良いものである。
≪ステップS109≫
このステップでは、ステップS107及びステップS108によって下かご107、或いは乗場200に乗客が存在している環境であることが判明している。したがって、乗客によって異常状態を解消できることになるので、このステップS109では下かご107の報知手段109、或いは乗場200の報知手段203の一方、或いは両方を用いて「乗りかごドアのドアレールに異物が詰まっています。ドアレールの異物を除去して下さい」といった趣旨の異常状態を解消する対応方法を音声を用いた報知処理によって行なう。この報知を受けて下かご107、或いは乗場200の乗客がドアレールから異物を取り除くように行動することが可能となる。
ところで、このような報知があってもやむを得ない事情から異物を取り除くことができない状況も想定される。このような状況に対応するため後述するステップS111、ステップS112が実行される構成となっている。
≪ステップS110≫
このステップでは、ステップS109によって報知された異常状態の解消方法を乗客が実行して異常状態が解消されたかどうかを判断している。この判断はステップS101で検出された異常状態情報の変化状態を監視することで判断することが可能である。例えば、ステップS101において、異常状態が発生すると異常状態フラグを「1」にし、異常状態が解消されると異常状態フラグを「0」に変更するようにしておくことができる。そして、このステップS110ではこの異常状態フラグを監視することで異常状態の解消状況が判断できるようになる。
このステップS110で異常状態が解消されたと判断されると制御フローは終了されることになる。この場合、通常の運行シーケンスに移行して通常の運行を行なうようになる。一方、異常状態が解消されない場合は次のステップに進むことになる。
≪ステップS111≫
このステップでは、下かご107の乗客がやむを得ない事情から異物を取り除くことができない場合、下かごインターホン112の釦が押されたどうかを判断している。乗客によって下かごインターホン112の釦が押されたということは、下かご107の乗客によって異物を取り除くことができないので管理センタ300で対応してほしいという意図的な対応要請があったものと考えられるからである。したがって、下かごインターホン112の釦が押されたことを検出するとステップS113に進むことになる。一方、下かごインターホン112の釦が押されない場合は次のステップS112に進むことになる。
≪ステップS112≫
このステップでは、ステップS111と同様に乗りかご101の乗客がやむを得ない事情から異物を取り除くことができないことを判断している。ステップS111で下かごインターホン112の釦を押すことができない場合、このステップでは異常が発生してから所定の時間が経過したかどうかを判断している。この所定の時間は、異常状態が発生して通常の乗客が異物を取り除けるのに必要な平均的な時間が設定されており、この所定の時間が過ぎてもステップS112で異常状態の解消が検出できない場合はステップS113に進む。尚、所定時間内でしかも異常状態の解消ができない場合はこの制御フローを所定時間毎に繰り返すことになる。
≪ステップS113≫
このステップでは、上側かご101に乗客が存在している場合、下かご107や乗場200の乗客によって異常状態が解消できない場合の処理を示しており、ステップS104乃至ステップS107で上かご101に乗客が存在している場合、ステップS108で下かご107、或いは下かご107及び乗場200に乗客が存在しないと判断された場合、ステップS111で下かご107の乗客による対応要請があった場合、ステップS112で所定の時間が経過した場合にこのステップが実行される。このステップでは管理センタ300の報知手段301に異常状態の情報を送り、音声報知や表示報知によって管理センタ300の係員に異常状態を連絡するものである。
そして、管理センタ300ではこの異常状態に対応して、係員が異常状態を生じたダブルデッキエレベータ100に赴いて異常状態を解消することになる。場合によっては、管理センタ300では必要に応じて工具や補修部品を準備し、係員が異常状態を生じたダブルデッキエレベータ100に赴いて異常状態を解消することになる。
このように、本実施例によれば、正常な乗りかごに乗客がいる場合は異常状態が生じた乗りかごの『異常かご側処理』とは別に、望ましくは『異常かご側処理』に優先して『正常かご側処理』を実行することで管理センタに異常状態を報知して係員による異常状態の解消ができるので、正常な乗りかごに乗客が閉じ込められるという事象を早期に解消することができる。
また『異常かご側処理』を実行することで異常状態が乗客によって対応できる異常状態かどうかを判断し、乗客によって対応できる異常状態であれば対応方法を乗客に報知することで早期に異常状態を解消でき、更にこの異常状態が乗客によって対応できない場合は管理センタに異常状態を送信することで、管理センタの係員によって確実に異常状態を解消できるようになるものである。
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づき説明する。機能的な構成は図1に示すものと同様であるが、その制御フローにおいて若干異なっているが目的は同じである。
図4A及び図4Bに示す制御フローチャートは、下かごドア110のドアレールに何らかの原因で異物が詰まり下かごドア110が閉まらないことによる「出発不能」の異常状態の解消方法である。そして、この制御フローチャートはある所定の時間間隔で起動される制御フローであり、ステップ毎に制御内容を説明する。
≪ステップS201≫
エレベータ制御装置400では各種の異常状態の発生を監視しており、このステップでは、下かごドア110のドアレールに異物が詰まって下かごドア110が閉じられないことにより「出発不能」となった異常状態を検出している。このステップでは更にこの異常状態がどのランクの異常状態かを判断し、上述したランクEA、或いはランクEBであれば下かご107、或いは乗場200の乗客によって異常状態が解消できると判断する。ランクEC、EDであれば直接的に管理センタ300に異常状態を送信するが本実施例では説明を省略している。
≪ステップS202≫
このステップでは、下かご107内に乗客がいるかどうかを判断している。この判断は下かご乗客検出手段108からの情報によって判断が可能である。そして、下かご107内に乗客がいなければ次のステップS204に進み、乗りかご101内に乗客がいれば次のステップS203に進む。
ここで、ステップS202を実行する理由は、乗りかご101内に乗客が存在しなければ異物を取り除くといった異常状態を解消方法が実行できないので、次のステップS204で乗場200に乗客が待機しているかどうかを判断するようにしている。つまり、乗り場200に乗客がいれば異常状態を解消できる環境にあることになる。一方、乗客が存在していれば異物を取り除くといった解消方法が実行できるのでステップS203に進むことになる。
≪ステップS203≫
このステップでは、下かご107の下かご報知手段109を用いて「乗りかごドアのドアレールに異物が詰まって乗りかごドアが閉じられず出発ができません」といった趣旨の音声による報知を行なう。これによって、乗客に出発できない理由を説明することで乗客に無用の不安感を与えるのを予防できる。尚、このステップでは実施例1とは異なり、乗客が乗りかご101に搭乗している場合にだけ音声による報知を行うように制御している。
≪ステップS204≫
このステップでは、乗場200に乗客がいるかどうかを判断している。この判断は乗客検出手段201からの情報によって判断が可能である。そして、乗場200に乗客がいなければステップS206に進み、乗場200に乗客がいれば次のステップS205に進む。
≪ステップS205≫
このステップでは、乗場200の報知手段203を用いて「乗りかごドアのドアレールに異物が詰まって乗りかごドアが閉じられず出発ができません」といった趣旨の音声による報知を行なう。このように乗り場にいる乗客に出発できない理由を説明することで、乗客のなぜ出発しないのかといった疑念を払拭することができる。尚、このステップでは乗客が乗場200にいる場合だけ音声による報知を行うように制御している。
≪ステップS206≫
このステップでは、上かご101に乗客が存在していることの判断条件として、上かご101のかご呼びがあるかどうかを判断している。かご呼びがあれば上かご101内に乗客が存在していると判断してステップS214へ進む。ステップS214については後述する。このステップでかご呼びがないと判断されるとステップS207に進む。
≪ステップS207≫
このステップでも、上かご101に乗客が存在していることの判断条件として、上かご101の上かご操作盤105の釦が操作されたかどうかを判断している。上かご操作盤105の釦が操作されれば上かご101内に乗客が存在していると判断してステップS214へ進む。このステップで上かご操作盤105の釦が操作されていなければステップS208に進む。
≪ステップS208≫
このステップでは、上かご101に乗客が存在していることの判断条件として、上かご乗客検知手段102によって乗客が存在しているかどうかを直接的に判断している。かご乗客検知手段102によって上かご101内に乗客が存在していると判断するとステップS214へ進む。このステップで上かご101内に乗客がいないと判断されるとステップS209に進む。
このように、ステップS206乃至ステップS208、及びステップS214においては、以下に説明する下かご107の『異常かご側処理』に先駆けて、言い換えれば『異常かご側処理』に優先して『正常かご側処理』を実行している。この『正常かご側処理』は、ステップS206乃至ステップS208によって上かご101内に乗客が存在しているかどうか、つまり乗客が閉じ込められているかどうかを判断し、乗客が閉じ込められている場合はステップS214に進んで管理センタに異常状態が発生して乗客が閉じ込められていることを報知するものである。尚、上述したステップS206乃至ステップS208の処理の順序は相互に入れ替えても差し支えないものである。
一方、ステップS208まで進んで上かご101に乗客がいないと判断されると、以下に述べる、下かご107の『異常かご側処理』が実行される。
≪ステップS209≫
このステップでは、ステップS202とステップS204の判断結果から下かご107と乗場200に乗客が存在するか否かを判断している。共に乗客が存在しない場合はステップS214に進み、どちらか一方、或いは両方に乗客が存在する場合はステップ210に進むことになる。
ここで、ステップS209を実行する理由は、下かご107及び乗場200に乗客が存在しなければ異物を取り除くといった異常状態を解消方法が実行できないので管理センタ300に連絡する必要があるからである。したがって、このステップによって下かご107及び乗場200の双方に乗客がいないと判断されると、異物を取り除くという解消方法を誰も実行できないことになるので管理センタ300に連絡することになる。一方、乗客が存在していれば異物を取り除くといった解消方法が実行できるのでステップS210に進むことになる。
≪ステップS210≫
このステップでは、ステップS209によって下かご107、或いは乗場200に乗客が存在している環境であることが判明している。したがって、乗客によって異常状態を解消できることになるので、このステップでは下かご107の報知手段109、或いは乗場200の報知手段203の一方、或いは両方を用いて「乗りかごドアのドアレールに異物が詰まっています。ドアレールの異物を除去して下さい」といった趣旨の音声による報知を行なう。この報知を受けて下かご107、或いは乗場200の乗客がドアレールから異物を取り除くように行動することが可能となる。
ところで、このような報知があってもやむを得ない事情から異物を取り除くことができない状況も想定される。このような状況に対応するためステップS212、ステップS213が実行される構成となっている。
≪ステップS211≫
このステップでは、ステップS210によって報知された異常状態の解消方法を乗客が実行して異常状態が解消されたかどうかを判断している。この判断はステップS201で検出された異常状態情報の変化状態を監視することで判断することが可能である。例えば、ステップS201において、異常状態が発生すると異常状態フラグを「1」にし、異常状態が解消されると異常状態フラグを「0」に変更するようにしておくことができる。そして、このステップではこの異常状態フラグを監視することで異常状態の解消状況が判断できるようになる。
このステップで異常状態が解消されたと判断されると制御フローは終了されることになる。この場合、通常の運行シーケンスに移行して通常の運行を行なうようになる。一方、異常状態が解消されない場合は次のステップに進むことになる。
≪ステップS212≫
このステップでは、下かご107の乗客がやむを得ない事情から異物を取り除くことができない場合、下かごインターホン112の釦が押されたどうかを判断している。乗客によって下かごインターホン112の釦が押されたということは、乗客によって異物を取り除くことができないので管理センタ300で対応してほしいという意図的な要請があったものと考えられるからである。したがって、下かごインターホン112の釦が押されたことを検出するとステップS214に進むことになる。一方、下かごインターホン112の釦が押されない場合は次のステップS213に進むことになる。
≪ステップS213≫
このステップでは、ステップS212と同様に下かご107の乗客がやむを得ない事情から異物を取り除くことができないことを判断している。ステップS212で下かごインターホン112の釦を押すことができない場合、このステップでは所定の時間が経過したかどうかを判断している。この所定の時間は、異常状態が発生して通常の乗客が異物を取り除けるのに必要な平均的な時間が設定されており、この所定の時間が過ぎてもステップS211で異常状態の解消が検出できない場合はステップS214に進み、所定時間内でしかも異常状態の解消ができない場合はこの制御フローを所定時間毎に繰り返すことになる。
≪ステップS214≫
このステップでは、上かご101に乗客が存在している場合、下かご107や乗場200の乗客によって異常状態が解消できない場合の処理を示しており、ステップS206乃至ステップS208で上かご101に乗客が存在している場合、ステップS209で下かご107、或いは下かご107及び乗場200に乗客が存在しないと判断された場合、ステップS212で下かご107の乗客による対応要請があった場合、ステップS213で所定の時間が経過した場合にこのステップが実行される。このステップでは管理センタ300の報知手段301に異常状態の情報を送り、音声報知や表示報知によって管理センタ300の係員に異常状態を連絡するものである。
そして、管理センタ300ではこの異常状態に対応して、係員が異常状態を生じたダブルデッキエレベータ100に赴いて異常状態を解消することになる。場合によっては、管理センタ300では必要に応じて工具や補修部品を準備し、係員が異常状態を生じたダブルデッキエレベータ100に赴いて異常状態を解消することになる。
このように、本実施例によれば、正常な乗りかごに乗客がいる場合は異常状態が生じた乗りかごの『異常かご側処理』に優先して管理センタに異常状態を報知して係員による異常状態の解消ができるので、正常な乗りかごに乗客が閉じ込められるという事象を早期に解消することができる。
また、異常状態が乗客によって対応できる異常状態かどうかを判断し、乗客によって対応できる異常状態であれば対応方法を乗客に報知することで早期に異常状態を解消でき、更にこの異常状態が乗客によって対応できない場合は管理センタに異常状態を送信することで、管理センタの係員によって確実に異常状態を解消できるようになるものである。
以上に説明した実施例では下かご107に異常状態が生じた場合を説明したが、上かご101に異常状態が生じた場合も同様の動作を行なうことができるものである。
更に、
100…ダブルデッキエレベータ、101…上かご、102…上かご乗客検出手段、103…上かご報知手段、104…上かごドア、105…上かご操作盤、106…上かごインターホン、107…下かご、108…下かご乗客検出手段、109…下かご報知手段、110…下かごドア、111…下かご操作盤、112…下かごインターホン、201…乗場乗客検出手段、202…乗場ドア、203…乗場報知手段、301…管理センタ報知手段、400…ダブルデッキエレベータ制御装置、401…異常情報格納部、402…データ収集部、403…報知制御部、404…制御部。

Claims (11)

  1. 上下に対となる上側乗りかご及び下側乗りかごと、前記上側乗りかご及び下側乗りかごの運行上の異常を検出する異常検出手段と、前記上側乗りかご及び下側乗りかごの乗客に対して情報を報知する報知手段と、前記異常検出手段が異常を検出したときに、その異常の内容を含む情報を前記報知手段を通して前記上側乗りかご及び下側乗りかごの乗客に対して報知する制御手段とを備えたダブルデッキエレベータにおいて、
    前記制御手段は、一方の乗りかごに生じた異常状態が乗客によって対応できる異常状態かどうかを判断し、乗客によって対応できる異常状態であれば、その異常状態の対応方法を乗客に報知すると共に、乗客によって対応できる異常状態であっても所定の条件が成立すると管理センタに異常状態を送信する異常かご側処理を実行し、異常が発生していない他方の乗りかごに乗客がいると判断されると、異常が生じた乗りかごの前記異常かご側処理とは別に前記管理センタに異常状態の情報を送信する正常かご側処理を実行することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  2. 請求項1に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記正常かご側処理は前記異常かご側処理に優先して実行されることを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  3. 請求項1或いは請求項2に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記正常かご側処理で実行される正常な乗りかごに乗客が存在していると判断する条件は、前記正常な乗りかごにかご呼びがあったという条件であり、前記制御手段は前記正常な乗りかごにかご呼びがあったことを検出すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  4. 請求項1或いは請求項2に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記正常かご側処理で実行される正常な乗りかごに乗客が存在していると判断する条件は、前記正常な乗りかごの操作盤の釦が押されたという条件であり、前記制御手段は前記正常な乗りかごの操作盤の釦が押されたことを検出すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  5. 請求項1或いは請求項2に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記正常かご側処理で実行される正常な乗りかごに乗客が存在していると判断する条件は、乗客検出手段によって前記正常な乗りかご内に乗客がいることが確認された条件であり、前記制御手段は前記正常な乗りかご内に乗客がいることが確認されたことを検出すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  6. 請求項1或いは請求項2に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記制御手段は、異常状態と異常状態のランク、及びこの異常状態の対応方法を記憶した記憶手段を備えており、前記制御手段は検出された異常状態が乗客によって対応できるランクの異常状態の場合はその異常状態の対応方法を乗客に音声で報知すると共に、所定の条件が成立すると管理センタに異常状態を送信する前記異常かご側処理を実行することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  7. 請求項6に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記所定の条件は、乗りかごに設けた乗客検出手段によって前記乗りかご内に乗客が存在しないという条件であり、前記制御手段は前記乗客検出手段によって前記乗りかご内に乗客が存在しないことを検出すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  8. 請求項6に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記所定の条件は、乗りかごに設けた乗客検出手段によって前記乗りかご内に乗客が存在せず、且つ乗場に設けた乗客検出手段によって前記乗場に乗客が存在しないという条件であり、前記制御手段は前記乗りかご及び前記乗場に乗客が存在しないことを検出すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  9. 請求項6に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記所定の条件は、異常が発生してから所定の時限が経過したという条件であり、前記制御手段は前記所定の時間が経過すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  10. 請求項6に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記所定の条件は、乗りかご内のインターホンが乗客によって押されたという条件であり、前記制御手段は前記インターホンが乗客によって押されたことを検出すると異常状態の内容を管理センタに送信することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  11. 請求項7或いは請求項8に記載のダブルデッキエレベータにおいて、
    前記制御手段は、前記異常状態が発生した後に前記異常状態が解消されたかどうかを判断し、前記異常状態が解消されない場合に前記所定の時間が経過したかどうかの判断を行なうか、或いは前記インターホンが押されたどうかの判断を実行することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
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