JP2014172501A - 坂道発進補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は簡易な構成で登坂時に適切なタイミングで発進することのできる坂道発進補助装置を提供する。
【解決手段】車両(1)が停車し、車両(1)が登坂路にあると、切換スイッチ(40)の操作状態に基づいて、ブレーキ保持圧と減圧勾配を設定する。そして、ブレーキペダル(21)の解除操作が行われると、ハイドロリックユニット(30)にブレーキ圧保持信号を供給し、ブレーキ圧をブレーキ保持圧で保持する。そして、アクセルペダル(42)の操作、或いはブレーキペダル(21)の解除操作から所定時間経過すると、ハイドロリックユニット(30)にブレーキ開放信号を供給し、減圧勾配となるようにブレーキ圧を開放させ、ブレーキ(15)での制動力を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、坂道発進補助装置に関し、特に坂道発進時の制動力の制御に関する。
従来より、車両には、運転者の運転操作の軽減装置として、車両の坂道の登坂において、車両停止後の車両発進時に、運転者がブレーキペダルの操作を終了しアクセルペダルの操作を開始するまでの間に車両が坂道を後ずさりすることを防止する坂道発進補助装置が備えられているものがある。
当該坂道発進補助装置は、車両の登坂時に運転者によりブレーキペダルが操作され車両が停車すると、ブレーキ圧(制動力)を車両の最大積載重量時でも車両が坂道を後ずさりすることのないブレーキ圧に保持し、そして、運転者がブレーキペダルの操作を終了して、アクセルペダルの操作を開始、即ち車両を発進させようとすると、車両が発進可能な状態となるまでの間、ブレーキ圧を保持して、車両が坂道を後ずさりすることを防止している。
しかしながら、車両の坂道の後ずさり防止のためのブレーキ圧を車両の最大積載重量時でも車両が坂道を後ずさりすることのないブレーキ圧に設定すると、例えば、車両が軽積載重量状態であり、エンジンの出力トルクの立ち上がりが早いようなる場合であっても最大積載重量時と同一のブレーキ圧に保持される。
したがって、エンジンの出力トルクの立ち上がりの早い軽積載重量状態であっても、車両が発進するまでに要する時間は最大積載重量時と同一となる。
そこで、特許文献1では、車両の積載重量を検出する荷重センサを設け、当該荷重センサにて検出される積載重量に応じて、ブレーキ圧を解除する、即ち制動力を解除するまでの時間を変更して、積載重量が少なくエンジンの出力トルクの立ち上がりの早い軽積載重量時には、最大積載重量に対して早期にブレーキ圧を解除して、早期の車両の発進を可能としている。
特開平4−110240号公報
上記特許文献1の坂道発進補助装置では、車両の積載重量を検出する荷重センサを設け、当該荷重センサにて検出される積載重量に応じて、ブレーキ圧を解除するまでの時間を変更している。
しかしながら、荷重センサを追加するとコスト上昇に繋がり好ましいことではない。
また、荷重センサの検出結果に基づきブレーキ圧の解除までの時間を制御することは、制御を複雑化することとなり好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で登坂時に適切なタイミングで発進することのできる坂道発進補助装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の坂道発進補助装置では、登坂路における車両停車からの発進時に制動装置の制動力を保持した後、所定条件成立後に車両発進時に前記制動装置の前記制動力を解除する制動力保持手段を備える坂道発進補助装置において、前記車両の運転者が操作して、前記車両の積載重量を設定する積載重量設定手段と、前記積載重量設定手段にて設定される前記車両の前記積載重量が増加するにつれて、前記車両停車時の前記制動力保持手段にて保持する前記制動装置の前記制動力を増加させる制動力制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の坂道発進補助装置では、請求項1において、前記制動力制御手段は、前記積載重量設定手段にて設定される前記車両の前記積載重量が増加するにつれて、前記車両発進時の前記制動力保持手段にて保持した前記制動装置の前記制動力が解除されるまでの時間が長くなるように勾配が緩く設定されることを特徴とする。
また、請求項3の坂道発進補助装置では、請求項1或いは2において、前記車両の積載重量は、複数の重量区分に分割され、前記積載重量設定手段は、前記複数の重量区分をのいずれか一つ選択可能な選択手段であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両の積載重量が重くなるにつれて、制動力保持手段にて保持する制動装置の制動力が大きくなり、車両の積載重量が軽くなるにつれて、制動力保持手段にて保持する制動装置の制動力が小さくなる。例えば、車両の積載重量が軽い(少ない)場合には、車両の積載重量が重い(多い)場合に対して、制動力保持手段にて保持する制動装置の制動力を小さくできるので、車両の積載重量が軽い(少ない)場合には、制動装置の制動力の解除までの時間を車両の積載重量が重い(多い)場合に対して短くすることができる。
よって、車両の積載重量に応じて、制動装置の制動力の解除までの時間を可変させることができるので、登坂時に適切なタイミングで車両を発進させることができる。
また、車両の運転者が操作して、車両の積載重量を設定する積載重量設定手段を用いており、センサを用いずに車両の積載重量を設定することで簡易な構成としているのでセンサの追加によるコスト上昇及び制御の複雑化を防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、車両の積載重量が重くなるにつれて、制動力保持手段にて保持する制動装置の制動力が解除されるまでの時間が長くなるように勾配を緩く設定しており、例えば、車両の積載重量が軽い(少ない)場合には、車両の積載重量が重い(多い)場合に対して、制動力保持手段にて保持する制動装置の制動力が解除されるまでの時間を短くできる。
よって、車両の積載重量が重くなるにつれて、制動力保持手段にて保持する制動装置の制動力が解除されるまでの時間が長くなるように勾配を緩く設定することで、制動装置の制動力の解除までの時間を可変させることができるので、更に登坂時に適切なタイミングで車両を発進させることができる。
また、請求項3の発明によれば、車両の積載重量を複数の重量区分に分割し、積載重量設定手段を複数の重量区分のいずれか一つを選択可能な選択手段としているので、簡易な構成で車両の積載重量を設定することができる。
本発明に係る坂道発進補助装置を適用した車両の概略構成図である。 軽積設定時の切換スイッチの状態を示す図である。 重積設定時の切換スイッチの状態を示す図である。 本発明に係るヒルスタートアシスト制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。 ブレーキ圧力の変化を時系列で示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明に係る坂道発進補助装置が適用された車両の概略構成図である。図2は、軽積設定時の切換スイッチの状態を示す図である。図3は、重積設定時の切換スイッチの状態を示す図である。なお、図2及び図3中のハッチング部は、スイッチが押されていることを示す。
図1に示すように、坂道発進補助装置は、エンジンコントロールユニット10と、マスタシリンダユニット20と、ハイドロリックユニット(制動力保持手段)30と、切換スイッチ(積載重量設定手段、選択手段)40と、車速センサ41及びアクセルポジションセンサ42a等の各種センサと、ヒルスタートアシストコントロールユニット(制動力制御手段)50とから構成される。
エンジンコントロールユニット10は、車両1やエンジン11に設けられる各センサの出力信号やヒルスタートアシストコントロールユニット50の出力信号に基づいて、図示しない燃料タンクより燃料配管を介して燃料が供給され、トランスミッション12と駆動軸13を介して駆動輪14を駆動するエンジン11の作動制御を行うものである。また、エンジンコントロールユニット10は、車速センサ41より供給される検出信号に基づき車速を算出し、当該車速を車速信号としてヒルスタートアシストコントロールユニット50に供給する。更にエンジンコントロールユニット10は、アクセルポジションセンサ42aより供給されるアクセル開度信号に基づいて、アクセル操作情報をアクセル操作情報信号として、ヒルスタートアシストコントロールユニット50に供給する。
マスタシリンダユニット20は、ブレーキペダル21、ブレーキスイッチ22、ブレーキブースタ23及びマスタシリンダ24からなる一般的なものであり、ブレーキ圧(ブレーキフルード圧)により車両1のブレーキ15を作動させ、制動力を発生させるものである。なお、当該マスタシリンダユニット20は、一般的なものであり詳細な構造の説明を省略する。ブレーキスイッチ22は、ブレーキペダル21の踏み込み時にブレーキペダル21の操作を検出するものである。
ハイドロリックユニット30は、マスタシリンダ24から押し出されたブレーキフルードを車両1の前後左右輪のブレーキ15に分配を行うものである。また、ハイドロリックユニット30は、運転者がブレーキペダル21の操作を終えた後でも、ブレーキ圧を任意の圧力で保持し、その後に開放する機能を有する。また、ハイドロリックユニット30は、ブレーキ作動時のブレーキ圧を検出する液圧センサ31と車両1の前後方向の加速度を検出する加速度センサ32とを備えている。なお、制動力は、車両1のブレーキ15がブレーキ油圧によって作動しているので、液圧センサ31にて検出されるブレーキ圧より算出可能である。
切換スイッチ40は、軽積載スイッチ40aと中積載スイッチ40bと重積載スイッチ40cとで構成されている。そして、切換スイッチ40は、車両1の積載重量に応じて、運転者によって軽積載スイッチ40a、中積載スイッチ40b或いは重積載スイッチ40cのいずれかが操作されると、操作されたスイッチに基づいて、軽積設定、中積設定、或いは重積設定の積載状態(本発明の重量区分に相当)を設定するものである。なお、軽積載スイッチ40aは、車両1の積載重量が少ない軽積載重量である場合に操作され積載状態を軽積設定に設定する。また、中積載スイッチ40bは、車両1の積載重量が軽積載重量と重積載重量との間の中積載重量である場合に操作され積載状態を中積設定に設定する。また、重積載スイッチ40cは、車両1の積載重量が重積載重量である場合に操作され積載状態を重積設定に設定する。そして、ヒルスタートアシスト制御時には、当該設定内容に基づいて、ヒルスタートアシスト制御における車両1の発進時に保持されるブレーキ圧及び保持されたブレーキ圧を解除する時間が決定される。
車速センサ41は、車両1に取り付けられ車両1の速度を検出するものである。そして、車速センサ41は、検出信号をエンジンコントロールユニット10に供給する。
アクセルポジションセンサ42aは、車両1のアクセルペダル42に設けられ、アクセルペダル42の操作量、所謂アクセル開度を検出するものである。そして、アクセルポジションセンサ42aは、アクセル開度信号をエンジンコントロールユニット10に供給する。
ヒルスタートアシストコントロールユニット50は、車両1の登坂走行時に車両1が停車し、再発進を行う時に車両1の坂道の後ずさりを防止するヒルスタートアシスト制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される。
ヒルスタートアシストコントロールユニット50の入力側には、上記エンジンコントロールユニット10、ブレーキスイッチ22、液圧センサ31、加速度センサ32、切換スイッチ40,及び車速センサ41が接続されており、これらのセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、ヒルスタートアシストコントロールユニット50の出力側には、上記ハイドロリックユニット30が接続されている。そして、ヒルスタートアシストコントロールユニット50は、各種センサ類からの検出情報に基づいて車両状況を演算し、ハイドロリックユニット30にて保持するブレーキ圧保持信号及び保持したブレーキ圧を開放するブレーキ圧開放信号等をそれぞれ出力する。
そして、ヒルスタートアシストコントロールユニット50は、ブレーキペダル21が踏まれ、車両1が停車して、且つ車両1が登坂路にあると、切換スイッチ40の操作状態(車両1の積載状態)に応じたブレーキ保持圧と減圧勾配とを設定する。そして、ブレーキペダル21が解除されると、ブレーキ圧を設定したブレーキ保持圧となるようにブレーキ圧保持信号をハイドロリックユニット30に供給してハイドロリックユニット30にて積載状態に応じたブレーキ保持圧となるようにブレーキ圧力を保持、即ちブレーキ15にて積載状態に応じた制動力を保持させる。その後、運転者によりアクセルペダル42が操作されるか、所定時間が経過すると(本発明の所定条件成立に相当)、設定した減圧勾配となるようにブレーキ圧開放信号をハイドロリックユニット30に供給し、積載状態に応じた減圧勾配でブレーキ圧を開放させ、ブレーキ15での制動力を解除させるヒルスタートアシスト制御を行う。
以下、このように構成された本発明に係る坂道発進補助装置が適用された車両1におけるヒルスタートアシストコントローユニット50にて実施されるヒルスタートアシスト制御について説明する。
図4は、本発明に係るヒルスタートアシスト制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。図5は、ブレーキ圧の変化を時系列で示す図である。そして、図5中の第1所定保持圧は、軽積載スイッチ40aが操作されている時に設定されるブレーキ圧を、第2所定保持圧は、中積載スイッチ40bが操作されている時に設定されるブレーキ圧を、第3所定保持圧は、重積載スイッチ40cが操作されている時に設定されるブレーキ圧を示す。なお、これらの所定保持圧は、それぞれの積載重量にて車両1が坂道を後ずさりしない圧力であって、重積載重量、中積載重量、軽積載重量の順で小さくなるように設定されている。また、図5中の第1所定解除時間は、軽積載スイッチ40aが操作されている時に設定されるブレーキ圧が開放するまでの時間を、第2所定解除時間は、中積載スイッチ40bが操作されている時に設定されるブレーキ圧が開放するまでの時間を、第3所定解除時間は、重積載スイッチ40cが操作されている時に設定されるブレーキ圧が開放するまでの時間を示す。なお、第1所定解除時間と第2所定解除時間と第3所定解除時間は、それぞれの積載重量にてアクセルペダル42の操作開始或いはブレーキペダル21が解除操作されて所定時間経過後から車両1が発進するまでの間に車両1が坂道を後ずさりしない時間であって、且つ、重積載重量、中積載重量、軽積載重量の順でブレーキ圧を保持した状態から減圧して開放するまで時間が長くなる、即ち、ブレーキ圧が所定期間内に減圧する勾配である減圧勾配が急になるように、重積載重量、中積載重量、軽積載重量の順で短く設定されている。そして、図5中の実線は、軽積載スイッチ40aが操作されている時のブレーキ圧の変化を、一点鎖線は、中積載スイッチ40bが操作されている時のブレーキ圧の変化を、破線は、重積載スイッチ40cが操作されている時のブレーキ圧の変化の一例を示す。
図4に示すように、ステップS10では、ブレーキペダル21が踏まれたか、否かを判別する。詳しくは、運転者によってブレーキペダル21が踏まれ、ブレーキスイッチ22にてブレーキペダル21の操作を検出したか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でブレーキペダル21が踏まれていれば、ステップS12に進む。また、偽(No)で、ブレーキペダル21が踏まれていなければ、本ルーチンを抜ける。
ステップS12では、車両1が停車したか、否かを判別する。詳しくは、車速センサ41よりエンジンコントロールユニット10に供給される検出信号に基づいて算出される車速と、ブレーキスイッチ22の検出結果とに基づいて、車両1が停車したか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で車両1が停車していれば、ステップS14に進む。また、偽(No)で、車両1が停車していなければ、本ルーチンをリターンする。
ステップS14では、車両1が登坂路にあるか、否かを判別する。詳しくは、加速度センサ32にて検出される加速度より車両1が登坂路にあるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で車両1が登坂路にあれば、ステップS16に進む。また、偽(No)で、車両1が登坂路になければ、本ルーチンを抜ける。
ステップS16では、軽積設定であるか、否かを判別する。詳しくは、切換スイッチ40の軽積載スイッチ40aが操作されて軽積設定であるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で切換スイッチ40の軽積載スイッチ40aが操作され軽積設定であれば、ステップS18に進む。また、偽(No)で、切換スイッチ40の軽積載スイッチ40aが操作されておらず軽積設定でなければ、ステップS20に進む。
ステップS18では、ブレーキ保持圧を第1所定保持圧とし、減圧勾配を第1減圧勾配に設定する。そして、ステップS26に進む。なお、第1減圧勾配は、ブレーキ力を第1所定保持力で保持した時に第1所定解除時間を要してブレーキ力を開放することができる勾配に設定される。
一方、ステップS20では、中積設定であるか、否かを判別する。詳しくは、切換スイッチ40の中積載スイッチ40bが操作されて中積設定であるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で切換スイッチ40の中積載スイッチ40bが操作され中積設定であれば、ステップS22に進む。また、偽(No)で、切換スイッチ40の中積載スイッチ40bが操作されておらず中積設定でなければ、ステップS24に進む。
ステップS22では、ブレーキ保持圧を第2所定保持圧とし、減圧勾配を第2減圧勾配に設定する。そして、ステップS26に進む。なお、第2減圧勾配は、ブレーキ圧力を第2所定保持圧で保持した時に第2所定解除時間を要してブレーキ圧を開放することができる勾配に設定される。
一方、ステップS24では、ブレーキ保持圧を第3所定保持圧とし、減圧勾配を第3減圧勾配に設定する。そして、ステップS26に進む。なお、第3減圧勾配は、ブレーキ圧を第3所定保持圧で保持した時に第3所定解除時間を要してブレーキ圧を開放することができる勾配に設定される。
ステップS26では、ブレーキペダル21が解除操作されたか、否かを判別する。詳しくは、運転者がブレーキペダル21の解除操作を行い(ブレーキペダル21の操作を終了し)、即ちブレーキペダル21の操作を止めブレーキスイッチ22にてブレーキペダル21の操作が検出されなくなったか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でブレーキペダル21が解除操作されていれば、ステップS28に進む。また、偽(No)で、ブレーキペダル21が解除操作されていなければ、ステップS16へ戻る。
ステップS28では、積載状態設定に応じたブレーキ保持圧でブレーキ15を保持する。詳しくは、ハイドロリックユニット30に切換スイッチ40での積載状態設定に応じたブレーキ保持圧となるブレーキ圧保持信号を供給し、ハイドロリックユニット30にてブレーキ圧を積載状態設定に応じたブレーキ保持圧で保持する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、アクセル操作があるか、否かを判別する。詳しくは、アクセルポジションセンサ42aにて検出されるアクセル開度信号よりアクセルペダル42が操作されたか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアクセルポジションセンサ42aにて検出されるアクセル開度信号よりアクセルペダル42が操作されていれば、ステップS34に進む。また、偽(No)で、アクセルペダル42が操作されていなければ、ステップS32に進む。(本ステップが本発明の所定条件に相当。)
ステップS32では、所定時間経過したか、否かを判別する。詳しくは、運転者がブレーキペダル21の解除操作を行ってから(ブレーキペダル21の操作を終了してから)所定時間経過したか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で所定時間経過していれば、ステップS34に進む。また、偽(No)で、所定時間経過していなければ、ステップS36に進む。(本ステップが本発明の所定条件に相当。)
ステップS34では、積載状態設定に応じた減圧勾配でブレーキ圧を減圧し、ブレーキ15を解除する。詳しくは、ブレーキ保持圧となっているブレーキ圧を開放するようにブレーキ圧開放信号を供給し、ハイドロリックユニット30にてステップS18、S22或いはS24にて設定された積載状態設定に応じた減圧勾配で、ブレーキ圧を開放してブレーキ15を解除する。そして、本ルーチンをリターンする。
一方、ステップS10では、ブレーキペダル21が踏まれたか、否かを判別する。詳しくは、運転者によってブレーキペダル21が踏まれ、ブレーキスイッチ22にてブレーキペダル21の操作を検出したか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でブレーキペダル21が踏まれていれば、本ルーチンをリターンする。また、偽(No)で、ブレーキペダル21が踏まれていなければ、ステップS30へ戻る。
このように、本発明に係る坂道発進補助装置では、運転者によりブレーキペダル21が踏まれ、車両1が停車し、当該車両1が登坂路にあり、切換スイッチ40の軽積載スイッチ40aが操作されて軽積設定であれば、ブレーキ保持圧を第1所定保持圧に、減圧勾配を第1減圧勾配に設定する。また、切換スイッチ40の中積載スイッチ40bが操作されて中積設定であれば、ブレーキ保持圧を第1所定保持圧より高い第2所定保持圧に、減圧勾配を第1減圧勾配より勾配の緩い第2減圧勾配に設定する。また、切換スイッチ40の重積載スイッチ40cが操作されて重積設定であれば、ブレーキ保持圧を第2所定保持圧より高い第3所定保持圧に、減圧勾配を第2減圧勾配より勾配の緩い第3減圧勾配に設定する。そして、運転者がブレーキペダル21の解除操作を行うと(ブレーキペダル21の操作を終了すると)、切換スイッチ40での積載状態設定に応じたブレーキ保持圧でブレーキ圧を保持して、ブレーキ15を保持する(図5(a),(b),(c))。その後、運転者がアクセルペダル42を操作するか、ブレーキペダル21の解除操作から所定時間経過すると(図5(e))、切換スイッチ40での積載状態設定に応じた減圧勾配でブレーキ圧を減圧し、ブレーキ15を解除している(図5(f),(g),(h))。
したがって、車両1が登坂路にあって、且つ車両1の停車時にブレーキペダル21の解除操作を行った時に保持するブレーキ圧を車両1の積載重量が重くなるにつれて大きく、即ちブレーキ15の制動力が大きくなるように設定することで、車両1の積載重量が軽い(少ない)場合にはブレーキ15の制動力の解除までの時間を車両1の積載重量が重い(多い)場合に対して短くすることができる。
よって、車両1の積載重量に応じて、ブレーキ15の制動力の解除までの時間を可変することができるので、登坂時に適切なタイミングで車両1を発進させることができる。
また、車両1の積載状態の設定を切換スイッチ40にて行っているので、センサを用いず簡易な構成としているのでセンサの追加によるコスト上昇及び制御の複雑化を防止することができる。
また、ブレーキ圧の減圧勾配を車両1の積載重量が増加するにつれて、ブレーキ15の制動力が解除されるまでの時間が長くなるように勾配が緩く設定しているので、車両1の積載重量に応じて、ブレーキ15の制動力の解除までの時間を可変することができるので、更に登坂時に適切なタイミングで車両を発進さえることができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態は、切換スイッチ40にて車両1の積載重量を軽積載重量、中積載重量或いは重積載重量の三種類に切り換えているが、もちろんこれに限定されるものではなく、軽積載重量或いは重積載重量の二種類に切り換えるようにしても、それ以上の数に区分しても問題ないことは言うまでもない。
また、車両1の積載状態に応じて、それぞれの積載状態毎で設定された所定時間を掛けてブレーキ圧を開放してブレーキ15を解除しているが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、それぞれの積載状態毎に単位時間当たりのブレーキ圧の低下量、即ちブレーキ圧低下率に基づいてブレーキ圧を開放してブレーキ15を解除してもよい。なお、この場合も、軽積設定、中積設定、重積設定の順でブレーキ低下率の勾配が緩くなるように設定することは言うまでもない。
1 車両
10 エンジンコントロールユニット
15 ブレーキ(制動装置)
20 マスタシリンダユニット
30 ハイドロリックユニット(制動力保持手段)
40 切換スイッチ(積載重量設定手段、選択手段)
50 ヒルアシストコントロールユニット(制動力制御手段)

Claims (3)

  1. 登坂路における車両停車からの発進時に制動装置の制動力を保持した後、所定条件成立後に前記制動装置の前記制動力を解除する制動力保持手段を備える坂道発進補助装置において、
    前記車両の運転者が操作して、前記車両の積載重量を設定する積載重量設定手段と、
    前記積載重量設定手段にて設定される前記車両の前記積載重量が増加するにつれて、前記車両停車時の前記制動力保持手段にて保持する前記制動装置の前記制動力を増加させる制動力制御手段と、を備えることを特徴とする坂道発進補助装置。
  2. 前記制動力制御手段は、前記積載重量設定手段にて設定される前記車両の前記積載重量が増加するにつれて、前記車両発進時の前記制動力保持手段にて保持した前記制動装置の前記制動力が解除されるまでの時間が長くなるように勾配を緩く設定することを特徴とする、請求項1に記載の坂道発進補助装置。
  3. 前記車両の積載重量は、複数の重量区分に分割され、
    前記積載重量設定手段は、前記複数の重量区分のいずれか一つを選択可能な選択手段であることを特徴とする、請求項1或いは2に記載の坂道発進補助装置。
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