JP2014172362A - インクジェットプリンタ及びずれ検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのヘッドユニットのずれの向きを検出する。
【解決手段】交互領域71と、第1隣接領域72と、第2隣接領域72とを有する第1検査用画像61を印刷させる。交互領域71には、ノズル10aから吐出されたインクのドットDによって形成される第1パターン76a、76bと、ノズル10bから吐出されたインクのドットDによって形成される第2パターン77a、77bとが、配列方向に交互に配列される。また、交互領域71では、左端にパターン76aが配置され、右端にパターン77bが配置される。第1隣接領域72には、ノズル10aから吐出されたインクのドットDによって形成される第3パターン78が配置される。第2隣接領域73には、ノズル10bから吐出されたインクのドットDによって形成される第4パターン79が配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ノズルからインクを吐出することによって画像の記録を行うインクジェットプリンタ、及び、インクジェットプリンタにおけるヘッドユニット間のずれを検出するずれ検出方法に関する。
特許文献1に記載のプリンタでは、被記録媒体の幅方向に沿って配列された複数のノズルをそれぞれ有する複数のヘッドユニットが、被記録媒体の幅方向に沿って2列に配列されることによってライン状のヘッドが形成されている。特許文献1では、近接して配置された2つのヘッドユニットの一部のノズル同士が、被記録媒体の搬送方向に重なっている。
特開2011−213060号公報
ここで、特許文献1に記載のプリンタでは、上記2つのヘッドユニットが、被記録媒体の幅方向にずれていると、記録される画像において、一方のヘッドユニットから吐出されたインクによって記録される部分と、他方のヘッドユニットから吐出されたインクによって記録される部分画像との継ぎ目部分の画質が悪くなる。そのため、特許文献1に記載のプリンタでは、複数のヘッドユニットをプリンタに組み付けたときに、ヘッドユニット間にずれがあるか否かを検出し、ずれがある場合にはヘッドユニットの位置を調整する必要がある。そして、この場合には、ヘッドユニットがどちら側にずれているかを容易に検出できることが好ましい。
本発明の目的は、ヘッドユニット同士のずれの向きを容易に検出することが可能なインクジェットプリンタ、及び、ずれ検査方法を提供することである。
第1の発明に係るインクジェットプリンタは、所定の配列方向に所定のノズル間隔で配列された複数の第1ノズルを有する第1ヘッドユニットと、前記配列方向に前記ノズル間隔で配列された複数の第2ノズルを有する第2ヘッドユニットと、前記第1ヘッドユニット及び前記第2ヘッドユニットの駆動素子を制御する制御手段と、を備え、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、2組以上の前記第1ノズルと前記第2ノズルとが前記配列方向と直交する方向に重なるように配置され、前記制御手段は、前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第1パターンと、前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第2パターンとが、前記配列方向に交互に並び、且つ、前記配列方向の一方側の端に前記第1パターンが配置され、他方側の端に前記第2パターンが配置された交互領域と、前記交互領域の前記配列方向の前記一方側に隣接する第1隣接領域と、前記交互領域の前記配列方向の前記他方側に隣接する第2隣接領域と、を有する第1検査用画像を印刷させるように、前記第1ヘッドユニット及び前記第2ヘッドユニットの駆動素子を制御し、前記第1隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される第3パターンが配置された領域であり、前記第2隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される第4パターンが配置された領域である。
第8の発明に係るずれ検査方法は、所定の配列方向に所定のノズル間隔で配列された複数の第1ノズルを有する第1ヘッドユニットと、前記配列方向に前記ノズル間隔で配列された複数の第2ノズルを有する第2ヘッドユニットと、を備え、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、2組以上の前記第1ノズルと前記第2ノズルとが前記配列方向と直交する方向に重なるように配置されたインクジェットプリンタにおいて、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの前記配列方向のずれを検査するずれ検査方法であって、前記インクジェットプリンタに、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、前記配列方向のどちら側にずれているかを示す第1検査用パターンを印刷する第1検査用パターン印刷工程と、印刷された前記第1検査用画像に基づいて、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、前記配列方向のどちら側にずれているかを判定する判定工程とを備え、前記第1検査用パターン印刷工程において、前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第1パターンと、前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第2パターンとが、前記配列方向に交互に並び、且つ、前記配列方向の一方側の端に前記第1パターンが配置され、他方側の端に前記第2パターンが配置された交互領域と、前記交互領域の前記配列方向の前記一方側に隣接する第1隣接領域と、前記交互領域の前記配列方向の前記他方側に隣接する第2隣接領域と、を有し、前記第1隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される第3パターンが配置された領域であり、前記第2隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される第4パターンが配置された領域である、前記第1検査用画像を印刷させ、前記判定工程において、印刷された前記第1検査用画像の、前記第1パターンと前記第2パターンとが前記配列方向にずれて前記被記録媒体が露出することによって形成された筋の数によって、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、前記配列方向のどちら側にずれているかを判定する。
本発明によると、第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、配列方向にずれている場合には、第1検査用画像を印刷すると、印刷された画像に第1パターンと第2パターンとが配列方向にずれることで被記録媒体が露出して筋ができる。また、第1ヘッドユニットが第2ヘッドユニットに対して配列方向の上記一方側にずれた場合に、配列方向の上記他方側にずれた場合よりも、上記筋の数が多くなる。したがって、印刷された画像の上記筋の数によって、第1ヘッドユニットと第2ヘッドユニットとのずれの向きを容易に検出することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 プリンタのハードウェア構成を示す図である。 ヘッドユニット間のずれの検査を行う手順を示すフローチャートである。 2つのヘッドユニットのノズルと、検査用画像との関係を示す図である。 (a)はヘッドユニット同士が互いに離れる方向にずれている場合の印刷結果を示す図である。(b)は(a)の場合よりもさらにヘッドユニット同士が互いに離れる方向にずれている場合の印刷結果を示す図である。(c)はヘッドユニット同士が互いに近づく方向にずれている場合の印刷結果を示す図である。(d)は(c)の場合よりもさらにヘッドユニット同士が互いに近づく方向にずれている場合の印刷結果を示す図である。 (a)は変形例1における、2つのヘッドユニットのノズルと、第1検査用画像との関係を示す図である。(b)は変形例2における、(a)に対応する図である。 (a1)は変形例3における、図6(a)に対応する図である。(a2)は変形例3においてヘッドユニット同士が互いに離れる方向にずれている場合の印刷結果を示す図である。(a3)は変形例3においてヘッドユニット同士が互いに近づく方向にずれている場合の印刷結果を示す図である。(b1)は変形例4における図6(a)に対応する図である。(b2)は変形例4における図7(a2)に対応する図である。(b3)は変形例4における図7(a3)に対応する図である。 (a)は変形例5における図7(a1)に対応する図である。(b)は変形例5における図7(a2)に対応する図である。(c)は変形例5における図7(a3)に対応する図である。 (a1)は変形例6における図7(a1)に対応する図である。(a2)は変形例6における図7(a2)に対応する図である。(a3)は変形例6における図7(a3)に対応する図である。(b1)は変形例7における図7(a1)に対応する図である。(b2)は変形例7における図7(a2)に対応する図である。(b3)は変形例における図7(a3)に対応する図である。 変形例8における、2つのヘッドユニットのノズルと、第1検査用画像との関係を示す図である。 (a)は変形例9における図7(a1)に対応する図である。(b)は変形例9における図7(a2)に対応する図である。(c)は変形例9における図7(a3)に対応する図である。 (a)は変形例10における図7(a1)に対応する図である。(b)は変形例10における図7(a2)に対応する図である。(c)は変形例10における図7(a3)に対応する図である。 (a)が変形例11のインクジェットヘッドの平面図であり、(b)が変形例12のインクジェットヘッドの平面図である。 変形例13のプリンタの概略構成図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。
プリンタ1は、インクジェットヘッド2と、搬送ローラ3とを備えている。インクジェットヘッド2は、2つのヘッドユニット11a、11bと、保持部材12とを備えている。ヘッドユニット11a、11bは、それぞれ、その下面に形成された複数のノズル10a、10bからインクを吐出する。より詳細には、ヘッドユニット11a、11bは、駆動素子として圧電アクチュエータを備え、圧電アクチュエータによりノズル10a、10bに連通する圧力室内のインクに圧力を付与することによって、ノズル10a、10bからインクを吐出させる。
複数のノズル10a、10bは、それぞれ、所定の配列方向に沿って所定の間隔Kで配列されている。なお、以下では、図1に示すように配列方向の右側及び左側を定義して説明を行う。また、以下では、ノズル10a、10bの数がそれぞれN個であるとして説明を行う。
また、2つのヘッドユニット11a、11bは、保持部材12によって保持されており、ヘッドユニット11aの配列方向の右端部と、ヘッドユニット11bの配列方向の左端部とが、配列方向と直交する搬送方向に重なるように配置されている。これにより、右から3つのノズル10aと、左から3つのノズル10bとが、それぞれ、配列方向と直交する搬送方向に重なっている。また、保持部材12には、ヘッドユニット11a、11bに対して、ダイヤル14が設けられている。そして、ダイヤル14を回すと、図示しない偏心カムが回動するなどして、ヘッドユニット11a、11bが配列方向に移動する。これにより、ヘッドユニット11a、11bの配列方向の位置調整が可能となっている。なお、ダイヤル14を回したときにヘッドユニット11a、11bが配列方向に移動する構成は、従来と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
搬送ローラ3は、搬送方向におけるインクジェットヘッド3の両側にそれぞれ配置され、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。そして、プリンタ1では、搬送ローラ3により搬送方向に搬送される記録用紙Pにインクジェットヘッド2からインクを吐出することによって、記録用紙Pに記録を行う。
プリンタ1の動作は制御装置50によって制御される。制御装置50は、図2に示すように、バスによって互いに接続されたCPU(Central Processing Unit)51、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)54等を備えている。そして、制御装置50では、CPU51とASIC54とが協働して、通常の印刷や、後述する検査用画像60の印刷等を行うときのプリンタ1の動作を制御する。なお、制御装置50が複数のCPU51を備え、複数のCPU51がプリンタ1の動作に必要な処理を分担して行ってもよい。また、制御装置50が複数のASICを54備え、複数のASIC54がプリンタ1の動作に必要な処理を分担してもよい。本発明の適用されるプリンタ1の制御装置50のハードウェア構成については特に制限はない。
ここで、プリンタ1では、ヘッドユニット11a、11bを保持部材12に組み付けたときに、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとに配列方向のずれが生じることがある。そして、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bの位置が配列方向にずれていると、ノズル10aとノズル10bとに配列方向のずれが生じ、印刷される画像の画質が悪くなる。そこで、本実施の形態では、ヘッドユニット11a、11bをプリンタ1に組み付けた後、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれを検査する。そして、必要な場合には、ダイヤル14を回してヘッドユニット11a、11bの位置調整を行う。
ヘッドユニット11a、11bのずれの検査を行うためには、図に示すように、まず、プリンタ1に図に示すような検査用画像60を印刷させる(ステップS101)。以下では、ステップS101を単にS101するなど、「ステップ」を省略する。
ここで、検査用画像60というのは、刷された結果、記録用紙Pに実際に印刷される印刷結果としての画像のことではなく、記録用紙Pに記録させるための画像のことである。検査用画像60は図4に示すようなドット配列を有する。また、検査用画像60の画像データは、図2に示すように、制御装置50のEEPROM52に記憶されている。そして、検査用画像60を印刷させるというのは、制御装置50のEEPROM52に記憶された検査用画像60の画像データに基づいて、プリンタ1に図4に示すようなドット配列の画像を印刷するための動作を行わせることである。
図4の「・・、(N−9)、・・、N、・・、(N+7)、・・・」は検査用画像60の画素59のX方向の座標であるX座標を示している。X方向は、プリンタ1の配列方向に対応する方向である。検査用画像60を記録用紙Pに印刷したときには、X座標が小さい画素59ほど配列方向の左側に形成される。本実施の形態では、ノズル10a、10bの数がN個であり、3つのノズル10aとノズル10bとが搬送方向に重なっているため、検査用画像60のX方向の画素59の数は、2N−3個となる。
一方、図4の「1、2、・・9、10」は、検査用画像60の画素59の、Y方向の座標であるY座標を示している。Y方向とは、プリンタ1の搬送方向に対応する方向である。検査用画像60を記録用紙Pに印刷したときには、Y座標が小さい画素59ほど搬送方向の下流側に形成される。そして、この場合には、検査用画像60は、Y座標が小さい画素59から順に印刷される。なお、本実施の形態とは逆に、検査用画像60を記録用紙Pに印刷したときに、Y座標が大きい画素59ほど搬送方向の下流側に形成されるようになっていてもよい。この場合には、検査用画像60は、Y座標が大きい画素59から順に印刷される。
また、図4では、検査用画像60のドットDのうち、ノズル10aに対応するドットDと、ノズル10bに対応するドットDとに、異なるハッチングを付している。また、ノズル10aに対応するドットDとノズル10bに対応するドットDとが重なる部分については、ハッチングを重ねて図示している。
また、図4には、検査用画像60のうち、ノズル10aに対応するドットによって形成される画像60aと、ノズル10bに対応するドットDによって形成される画像60bとを個別に抜き出して図示している。検査用画像60の画像データは、図2に示すように、画像60aに対応する画像データAと、画像60bに対応する画像データBの2つの画像データから構成される。検査用画像60の印刷時には、制御装置50は、画像60aに対応する画像データAに基づいてヘッドユニット11aの圧電アクチュエータを制御することにより、記録用紙Pに画像60aを印刷させる。また、画像60bに対応する画像データBに基づいてヘッドユニット11bの駆動素子を制御することにより、記録用紙Pに画像60bを印刷させる。すなわち、制御装置50は、上記2つの画像データA、Bに基づいて、ヘッドユニット11a、11bの圧電アクチュエータを駆動して、記録用紙Pに検査用画像60を印刷させる。
なお、プリンタ1における検査用画像60の印刷は、プリンタ1の検査を行う作業者等がプリンタ1の図示しない操作パネルを操作するなどして検査用画像60の印刷を指示したときに開始される。
検査用画像60は、図4に示すように、搬送方向に隣接して並んだ第1検査用画像61と第2検査用画像62とを有している。より詳細に説明すると、検査用画像60のうち、Y座標が1〜5の全ての画素59によって形成される画像が、第1検査用画像61となっている。また、検査用画像60のうち、Y座標が6〜10の全ての画素59によって形成される画像が、第2検査用画像62となっている。
第1検査用画像61は、交互領域71と、隣接領域72、73とを有している。交互領域71は、第1検査用画像61のX座標が(N−2)〜(N+1)の画素59によって形成される領域である。交互領域71には、2つのパターン76a、76bと、2つのパターン77a、77bとが、配列方向に交互に互いに隣接して並んでいる。また、交互領域71においては、配列方向の左端にパターン76aが配置され、右端にパターン77bが配置されている。
パターン76aは、X座標が(N−2)の画素59に対応するノズル10aで形成するパターンであって、Y方向に沿って配列された5つのドットDで構成される。なお、以下に説明する他のパターンも、パターン76aと同様、Y方向に沿って配列された5つのドットDで構成されるパターンである。パターン76bは、X座標がNの画素59に対応するノズル10aで形成するパターンである。
パターン77aは、X座標が(N−1)の画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。パターン77bは、X座標が(N+1)の画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。
隣接領域72は、第1検査用画像61の、X座標が1〜(N−3)の画素59によって形成される領域であり、交互領域71の左側に隣接している。隣接領域72にはパターン78が配置されている。パターン78は、X座標が1〜(N−3)の画素59に対応するノズル10aで形成するパターンである。
隣接領域73は、第2検査用画像62のX座標が(N+2)〜(2N−3)の画素59によって形成される領域であり、交互領域71の右側に隣接している。隣接領域73には、パターン79が配置されている。パターン79は、X座標が(N+2)〜(2N−3)の画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。
第2検査用画像62は、2つの重なり領域81a、81bと、非吐出領域82と、2つの隣接領域83、84とを有している。
重なり領域81aは、第2検査用画像62のX座標が(N−2)の画素59によって形成される。重なり領域81aには、パターン91aとパターン92aとが重なって配置されている。パターン91aは、X座標が(N−2)の画素59に対応するノズル10aで形成するパターンである。パターン92aは、X座標が(N−2)の画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。
重なり領域81bは、第2検査用画像62のX座標がNの画素59によって形成される。重なり領域81bには、パターン91bとパターン92bとが重なって配置されている。パターン91bは、X座標がNの画素59に対応するノズル10aで形成するパターンである。パターン92bは、X座標がNの画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。
非吐出領域82は、第2検査用画像62のX座標が(N−1)の画素59によって形成される。非吐出領域82は、2つの重なり領域81a、81bの間に位置する、ノズル10a、10bからインクが吐出されない領域である。
隣接領域83は、第2検査用画像62のX座標が1〜(N−3)の画素59によって形成される領域であり、重なり領域81aの左側に隣接している。隣接領域83には、パターン93が配置されている。パターン93は、X座標が1〜(N−3)の画素59に対応するノズル10aで形成するパターンである。
隣接領域84は、第2検査用画像62のX座標が(N+1)〜(2N−3)の画素59によって形成される領域であり、重なり領域81bの右側に隣接している。隣接領域84には、パターン94が配置されている。パターン94は、X座標が(N+2)〜(2N−3)の画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。
なお、本実施の形態では、隣接領域83にパターン93が配置され、隣接領域84にパターン94が配置されているが、隣接領域83、84は、インクが吐出されない領域であってもよい。
また、S101では、制御装置50が、ノズル10a、10bから吐出されたインクが記録用紙Pに着弾することによって形成されるドットの直径Sが、ノズル10a、10bの間隔Kとほぼ等しくなるように、ヘッドユニット11a、11bの駆動素子を制御する。
次に、第1検査用画像61の印刷結果に基づいて、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの、配列方向のずれの向きを検出する(S102)。なお、以下では、第1検査用画像61の印刷を行った結果、記録用紙Pに実際に印刷された画像を第1印刷画像261として説明を行う。ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとに配列方向のずれがない場合には、上述の第1検査用画像61と同じドット配列の第1印刷画像261が記録用紙Pに印刷される。
これに対して、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが、配列方向に互いに離れる方向にずれている場合には、図5(a)、(b)に示すように、第1印刷画像261において、パターン77a、77b及びパターン79が、パターン76a、76b及びパターン78に対して配列方向の右側にずれる。そのため、パターン76aとパターン77aとの間、及び、パターン76bとパターン77bとの間に、記録用紙Pが露出することによって形成された、記録用紙Pの色の2つの筋99ができる。
一方、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが、配列方向に互いに近づく方向にずれている場合には、図5(c)、(d)に示すように、第1印刷画像261において、パターン77a、77b及びパターン79が、パターン76a、76b及びパターン78に対して配列方向の左側にずれる。そのため、パターン77aとパターン76bとの間に、1つの筋99ができる。
このように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとに配列方向のずれがあると、第1印刷画像261には筋99ができる。また、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに離れる方向にずれている場合には、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに近づく方向にずれている場合よりも、第1印刷画像261にできる筋99の数が多くなる。したがって、S102では、第1印刷画像261の筋99の数から、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの、配列方向のずれの向きを検出することができる。
また、本実施の形態では、第1印刷画像261のパターン76a、76b、77a、77bを形成するドットDの径Sが、ノズル10a、10bの間隔Kとほぼ同じとなっている。そのため、パターン76a、76bとパターン77a、77bが少しでも配列方向にずれれば、第1印刷画像261に上述したような筋99ができる。したがって、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの配列方向のずれが僅かである場合にも、ずれの向きを検出することができる。
また、筋99の配列方向の長さは、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの配列方向のずれ量が大きくなるほど長くなる。例えば、図5(a)、(c)に示すように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量がL1の場合には、筋99の配列方向の長さがWs1となる。これに対して、図5(b)、(d)に示すように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量がL2(>L1)の場合には、筋99の配列方向の長さがWs2(>Ws1)となる。
そして、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとにずれがない場合、すなわち、第1印刷画像261に筋99ができていない場合には(S103:NO)、ヘッドユニット11a、11bの位置調整を行う必要がないので、そのまま、プリンタ1の製造の次の工程等に進む。一方、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとにずれがある場合、すなわち、第1印刷画像261に筋99ができている場合には、続いて、第2検査用画像62印刷結果に基づいて、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量を検出する(S104)。なお、以下では、S101で第2検査用画像62の印刷を行った結果、記録用紙Pに実際に印刷された画像を第2印刷画像262として説明を行う。ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとに、配列方向のずれがない場合には、記録用紙Pに第2検査用画像62と同じドット配列の第2印刷画像262が印刷される。そして、この場合には、図4に示すように、非吐出領域82の配列方向の長さW0となる。
これに対して、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとに配列方向のずれがある場合には、図5(a)〜(d)に示すように、第2印刷画像262において、パターン91a、91b、92a、92bのいずれかが、非吐出領域82となるべき部分にはみだす。その結果、非吐出領域82の配列方向の長さがW0よりも短くなる。このとき、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの配列方向のずれ量が大きいほど、パターン91a、91b、92a、92bのはみ出し量が大きくなり、非吐出領域82の配列方向の長さが短くなる。
例えば、図5(a)、(c)に示すように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量がL1の場合には、第2印刷画像262の非吐出領域82の配列方向の長さがW1(<W0)となる。これに対して、図5(b)、(d)に示すように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量がL2(>L1)の場合には、第2印刷画像262の非吐出領域82の配列方向の長さがW2(<W1)となる。
すなわち、第2印刷画像262の非吐出領域82の配列方向の長さは、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量に対応している。そこで、S103では、印刷された第2検査用画像62の非吐出領域82の配列方向の長さから、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量を検出することができる。
ここで、第1印刷画像261の筋99の配列方向の長さと、第2印刷画像262の非吐出領域82の配列方向の長さと、の関係について説明する。筋99の配列方向の長さは、上述したように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量が大きくなるほど長くなる。これに対して、非吐出領域82の配列方向の長さは、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量が大きくなるほど短くなる。そして、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量がノズル11a、11bの間隔Kの半分のK/2である場合に、筋99の配列方向の長さと、非吐出領域82の配列方向の長さとがほぼ等しくなる。以上のことから、筋99の配列方向の長さと、非吐出領域82の配列方向の長さとの大小関係によって、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量がK/2よりも大きいか否かを検出することができる。
そして、S102で検出したヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれの向きと、S104で検出したヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量に基づいて、ヘッドユニット11a、11bの位置調整を行い(S105)、S101に戻る。
なお、本実施の形態では、ヘッドユニット11aが本発明に係る第1ヘッドユニットに相当し、ノズル10aが本発明に係る第1ノズルに相当する。また、ヘッドユニット11bが本発明に係る第2ヘッドユニットに相当し、ノズル10bが本発明に係る第2ノズルに相当する。また、配列方向が本発明に係る配列方向に相当し、配列方向の左側が本発明に係る一方側に相当し、配列方向の右側が本発明に係る他方側に相当する。また、S101の工程が、本発明に係る第1検査用画像印刷工程と第2検査用画像印刷工程とを合わせたものである。また、S102の工程が、本発明に係る判定工程に相当する。また、S104の工程が、本発明に係るずれ量検出工程に相当する。また、パターン76a、76bが本発明に係る第1パターンに相当する。また、パターン77a、77bが、本発明に係る第2パターンに相当する。また、パターン78が本発明に係る第3パターンに相当する。また、パターン79が、本発明に係る第4パターンに相当する。また、パターン81a、81bが、本発明に係る第5パターンに相当する。また、パターン82a、82bが、本発明に係る第6パターンに相当する。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成については、適宜その説明を省略する。なお、以下では、便宜上、「ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとに配列方向のずれがないとした場合に、ノズル10aとノズル10bとが搬送方向に重なる」ことを、単に、「ノズル10aとノズル10bとが搬送方向に重なる」として説明を行う。
上述の実施の形態では、S102において、第1検査用画像61と第2検査用画像62とが搬送方向に並んだ検査用画像60を印刷させたが、これには限られない。S102において、第1検査用画像61のみを印刷してもよい。この場合でも、第1印刷画像261の筋99の数から、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれの向きを検出することができる。
また、上述の実施の形態では、3つのノズル10aと3つのノズル10bとが重なっていたが、これには限られない。一変形例(変形例1)では、図6(a)に示すように、配列方向の右から2つのノズル10aと、配列方向の左から2つのノズル10bとが、搬送方向に重なっている。また、別の一変形例(変形例2)では、図6(b)に示すように、配列方向の右から4つのノズル10aと、配列方向の左から4つのノズル10bとが、搬送方向に重なっている。
これらの場合でも、上述の実施の形態と同様の第1検査用画像61を印刷することができる。ただし、これらの場合には、図6(a)、(b)からわかるように、パターン76a、76b、78を形成するノズル10a、及び、パターン77a、77b、79を形成するノズル10bを、上述の実施の形態と異ならせる必要がある。
また、上述の実施の形態と変形例1と変形例2とを比較すると、上述の実施の形態及び変形例2では、交互領域71の左端に配置されたパターン76aを形成するノズル10aが、ノズル10bと搬送方向に重なっている。これに対して、変形例1では、パターン76aを形成するノズル10aが、ノズル10bと搬送方向に重なっていない。一方、変形例2では、交互領域71の右端に配置されたパターン77bを形成するノズル10bが、ノズル10aと搬送方向に重なっている。これに対して、上述の実施の形態及び変形例1では、パターン77bを形成するノズル10bが、ノズル10aと搬送方向に重なっていない。このように、交互領域71の左端に位置するパターン76aを形成するノズル10aは、ノズル10bと搬送方向に重なっていても重なっていなくてもよい。また、交互領域71の右端に位置するパターン77bを形成するノズル10bは、ノズル10aと搬送方向に重なっていても重なっていなくてもよい。
そして、このことから、2つのパターン76a、76bと2つのパターン77a、77bとが交互に配列された交互領域71を有する第1検査用画像61を印刷するためには、2つ以上のノズル10aと2つ以上のノズル10bとが搬送方向に重なっていればよいことがわかる。ただし、上述の実施の形態のように、第2検査用画像62を印刷するためには、3つ以上のノズル10aと3つ以上のノズル10bとが搬送方向に重なっている必要がある。
また、上述の実施の形態では、隣接領域72にパターン78のみが配置され、隣接領域73にパターン79のみが配置されていたが、これには限られない。
別の一変形例(変形例3)では、図7(a1)に示すように、配列方向の右から7つのノズル10aと、配列方向の左から7つのノズル10bとが搬送方向に重なっている。そして、隣接領域72の右端部において、パターン78とパターン101とが重なっている。パターン101は、X座標が(N−6)、(N−5)の画素59に対応するノズル10bで形成するパターンである。また、隣接領域73の左端部において、パターン79とパターン102とが重なっている。パターン102は、X座標がN、(N+1)の画素59に対応するノズル10aで形成するパターンである。また、別の一変形例(変形例4)では、図7(b1)に示すように、隣接領域72、及び、隣接領域73が、インクが吐出されない領域となっている。
これらの場合でも、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに離れる方向にずれている場合には、図7(a2)、(b2)に示すように、第1印刷画像261に2つの筋99ができる。一方、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに近づく方向にずれている場合には、図7(a3)、(b3)に示すように、第1印刷画像261に1つの筋99ができる。
なお、変形例3では、隣接領域72、73の一方においてのみ、ノズル10aで形成するパターンと、ノズル10bで形成するパターンとが重なっていてもよい。また、変形例4では、隣接領域72、73のいずれか一方のみが、インクが吐出されない領域となっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、交互領域71の左端にノズル10aで形成するパターン76aが配置され、交互領域71の右端にノズル10bで形成するパターン77bが配置されていたが、これには限られない。別の一変形例(変形例5)では、図8(a)に示すように、配列方向の右から8つのノズル10aと、配列方向の左から8つのノズル10bとが、搬送方向に重なっている。そして、交互領域71に、ノズル10aで形成するパターン76a、76bと、ノズル10bで形成するパターン77a、77bとが、交互に並んでいる。交互領域71の左側の端には、パターン77aが配置されている。交互領域71の右側の端には、パターン76bが配置されている。
また、変形例5では、上述の実施の形態とは逆に、ノズル10aで形成するパターン121が配置された隣接領域111が交互領域71の右側に隣接している。また、ノズル10bで形成するパターン122が配置された隣接領域112が交互領域71の左側に隣接している。
この場合には、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに離れる方向にずれている場合に、図8(b)に示すように、第1印刷画像261に1つの筋99ができる。一方、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに近づく方向にずれている場合に、図8(c)に示すように、第1印刷画像261に2つの筋99ができる。なお、変形例5では、上述の実施の形態とは逆に、配列方向の右側が本発明に係る一方側、左側が本発明に係る他方側に相当する。
また、変形例5では、隣接領域111にパターン121のみが配置され、隣接領域112にパターン122のみが配置されていたが、これには限られない。別の一変形例(変形例6)では、図9(a1)に示すように、変形例5において、隣接領域111において、パターン121と、ノズル10bで形成するパターン123とが重なっている。また2隣接領域112において、パターン122と、ノズル10aで形成するパターン124とが重なっている。さらに、別の一変形例(変形例7)では、図9(b1)に示すように、変形例5において、隣接領域111及び隣接領域112が、インクが吐出されない領域となっている。
これらの場合でも、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに離れる方向にずれている場合には、図9(a2)、(b2)に示すように、第1印刷画像261に1つの筋99ができる。一方、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが互いに近づく方向にずれている場合には、図9(a3)、(b3)に示すように、第1印刷画像261に2つの筋99ができる。
また、上述の実施の形態では、第1検査用画像61を1つだけ印刷したが、これには限られない。別の一変形例(変形例8)では、図10に示すように、配列方向の右から7つのノズル10aと、配列方向の左から7つのノズル10bとが、搬送方向に重なっている。そして、変形例7では、3つの第1検査用画像61a〜61cを、搬送方向に並べて印刷する。3つの第1検査用画像61a〜61cは、各パターンを印刷するためのインクを吐出するノズル10a、10bが互いに異なっている。
具体的に説明すると、第1検査用画像61aでは、パターン76aを、X座標が(N−2)の画素59に対応するノズル10aで形成し、パターン76bを、X座標がNの画素59に対応するノズル10aで形成する。また、パターン77aを、X座標が(N−1)の画素59に対応するノズル10bで形成し、パターン77bを、X座標が(N+1)の画素59に対応するノズル10bで形成する。
第1検査用画像61bでは、パターン76aを、X座標が(N−5)の画素59に対応するノズル10aで形成し、パターン76bを、X座標が(N−3)の画素59に対応するノズル10aで形成する。また、パターン77aを、X座標が(N−4)の画素59に対応するノズル10bで形成し、パターン77bを、X座標が(N−2)の画素59に対応するノズル10bで形成する。
第1検査用画像61cでは、パターン76aを、X座標が(N−7)の画素59に対応するノズル10aで形成し、パターン76bを、X座標が(N−5)の画素59に対応するノズル10aで形成する。また、パターン77aを、X座標が(N−6)の画素59に対応するノズル10bで形成し、パターン77bを、X座標が(N−4)の画素59に対応するノズル10bで形成する。
ここで、例えば、一部のノズル10a、10bのインクの吐出方向にずれがある場合にも、第1印刷画像261a〜261cに筋99ができてしまうことがある。そのため、第1検査用画像を1つだけ印刷すると、第1印刷画像に筋99ができた場合に、その筋99が、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの配列方向のずれによってできたものであるか、ノズル10a、10bからのインクの吐出方向のずれによってできたものであるかを判別することができない。
変形例7では、上述したように、各パターンを印刷するためのインクを吐出するノズル10a、10bが互いに異なる、3つの第1検査用画像61a〜61cを印刷している。そのため、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとの配列方向のずれによって印刷された第1検査用画像61a〜61cに筋99ができた場合には、印刷された第1検査用画像61a〜61cのいずれにも同じ数の筋99ができる。これに対して、一部のノズル10a、10bにインクの吐出方向のずれによって第1印刷画像261a〜261cに筋99ができた場合には、第1印刷画像261a〜261cの筋99の数に違いが生じる。これにより、印刷された第1検査用画像61a〜61cの筋99が、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれによってできたものであるか否かを判別することができる。なお、変形例7では、3つの第1検査用画像61a〜61cを印刷したが、2つ又は4つ以上の第1検査用画像を印刷してもよい。
また、上述の実施の形態では、第1検査用画像61の交互領域71に、ノズル10aで形成する2つのパターン76a、76bと、ノズル10bで形成する2つの第2パターン77a、77bとが交互に並んでいたが、これには限られない。別の一変形例(変形例9)では、図11(a)に示すように、配列方向の右から4つのノズル10aと、配列方向の左から4つのノズル10bとが、搬送方向に重なっている。そして、第1検査用画像61の交互領域71に、ノズル10aで形成する3つのパターン76a、76b、76cと、ノズル10bで形成する3つのパターン77a、77b、77cとが、配列方向に交互に配列されている。
この場合には、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが、配列方向に互いに離れる方向にずれた場合には、図11(b)に示すように、第1印刷画像261に3つの筋99ができる。一方、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが、配列方向に互いに近づく方向にずれた場合には、図11(c)に示すように、第1印刷画像261に2つの筋99ができる。したがって、この場合でも、第1印刷画像261の筋99の数から、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが配列方向のどちら側にずれているかを検出することができる。なお、変形例9では、パターン76a、76b、76cが本発明に係る第1パターンに相当し、パターン77a、77b、77cが本発明に係る第2パターンに相当する。
さらには、交互領域71に4つ以上の第1パターンと、4つ以上の第2パターンとが配列方向に交互に並んでいてもよい。例えば、交互に並ぶ第1、第2パターンの数がM個であり、交互領域71の左端に第1パターンが配置され、右端に第2パターンが配置されるとすると、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが、配列方向に互いに離れる方向にずれている場合には、印刷された第1検査用画像61にM個の筋99ができる。これに対して、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが、配列方向に互いに近づく方向にずれている場合には、印刷された第1検査用画像61に(M−1)個の筋99ができる。一方、交互領域71の左端に第2パターンが配置され、右端に第1パターンが配置される場合には、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれの向きと筋99の数との関係は、上述したのと逆になる。
また、上述の実施の形態では、印刷された各パターンを形成するドットDの径Sが、ノズル10a、10bの間隔Kとほぼ同じであったが、これには限られない。別の一変形例(変形例10)では、図12(a)に示すように、印刷された各パターンを形成するドットDの径Sが、ノズル10a、10bの間隔Kよりも小さくなっている。
この場合でも、上述の実施の形態と同様、図12(b)、(c)に示すように、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが配列方向に互いに離れる方向にずれている場合と、互いに近づく方向にずれている場合とで、第1印刷画像261に異なる数の筋99ができる。
ここで、変形例10の場合には、第1印刷画像261のドットDの径Sがノズル10a、10bの間隔Kよりも小さいため、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが配列方向にずれていない場合にも、第1印刷画像261には、パターン76aとパターン77aとの間、パターン77aとパターン76bとの間、及び、パターン76bとパターン77bとの間に、それぞれ、インクが吐出されない部分ができる。そのため、第1印刷画像261の筋99は、上記インクが吐出されない部分と一体となっている。しかしながら、この場合には、第1印刷画像261は、筋99と上記インクが吐出されない部分とが一体となった部分において、他の部分よりもパターンの間隔が大きくなるため、どこに筋99ができているかは容易に把握できる。
また、この場合にも、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとが配列方向に少しずれただけで筋99ができるため、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれが僅かである場合でも、ずれの向きを検出することができる。
また、変形例10とは逆に、印刷された各パターンを形成するドットDの径Sが、ノズル10a、10bの間隔Kよりも大きくてもよい。ただし、この場合には、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとのずれ量が小さいと、記録用紙P上のドットがずれてもドット同士が重なったままであり、筋99ができない。そのため、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bとにある程度大きなずれが生じている場合しかずれの向きを検出することができない。
また、上述の実施の形態では、パターン76a、76bが、それぞれ、1つのノズル10aで形成するパターンであり、パターン77a、77bが、それぞれ、1つのノズル10bで形成するパターンであったが、これには限られない。パターン76a、76bは、配列方向に互いに隣接する2以上のノズル10aで形成するパターンであってもよい。また、パターン77a、77bは、配列方向に互いに隣接する2以上のノズル10bで形成するパターンであってもよい。
また、上述の実施の形態では、パターン91a、91bが、それぞれ、1つのノズル10aで形成するパターンであり、パターン92a、92bが、それぞれ、1つのノズル10bで形成するパターンであったが、これには限られない。パターン91a、91bは、配列方向に互いに隣接する2以上のノズル10aで形成するパターンであってもよい。また、パターン92a、92bは、配列方向に互いに隣接する2以上のノズル10bで形成するパターンであってもよい。
また、上述の実施の形態では、パターン91aを形成するノズル10aと、パターン91bを形成する第2ノズル10aとの間に、第2検査用画像62の印刷時にインクを吐出させないノズル10aが1つだけあり、パターン92aを形成するノズル10bと、パターン92bを形成するノズル10bとの間に、第2検査用画像62の印刷時にインクを吐出させないノズル10bが1つだけあったが、これには限られない。パターン91a、91bを形成するためのインクを吐出するノズル10aの間に、第2検査用画像62の印刷時にインクが吐出されない隣接する2つ以上のノズル10aがあり、第6パターン92a、92bを形成するためのインクを吐出するノズル10bの間に、第2検査用画像62の印刷時にインクが吐出されない隣接する2つ以上のノズル10bがあってもよい。
また、本発明は、各ヘッドユニットが複数種類の色のインクを吐出するものにも適用可能である。例えば、別の一変形例(変形例11)では、図13(a)に示すように、ヘッドユニット11aにおいて、複数のノズル10aが配列方向に配列されることによって形成されたノズル列141aが、搬送方向に4つ並んでいる。複数のノズル10aからは、搬送方向における上流側のノズル列141aを形成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクを吐出する。また、ヘッドユニット11bにおいて、複数のノズル10bが配列方向に配列されることによって形成されたノズル列141bが、搬送方向に4つ並んでいる。複数のノズル10bからは、搬送方向における上流側のノズル列141bを形成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクを吐出する。
そして、変形例11では、S101の検査用画像60の印刷時に、ヘッドユニット11a、11bの同じ色のインクを吐出するノズル10a、10bからインクを吐出させる。例えば、図13(a)に太線で示すように、ヘッドユニット11a、11bの搬送方向の最も上流側に配置されたノズル列141a、141bを形成するノズル10a、10bからブラックのインクを吐出させる。この場合には、各パターンが全て同じ色で印刷されるため、第1印刷画像261や第2印刷画像262の視認性が高くなる。
また、別の一変形例(変形例12)では、図13(b)に示すように、変形例11において、S101の検査用画像60の印刷時に、紙送り方向の最も下流側のノズル列141aを形成するノズル10aと、紙送り方向の最も上流側のノズル列141bを形成するノズル10bとからインクを吐出させる。すなわち、ヘッドユニット11bに最も近いノズル列141aを形成するノズル10aと、ヘッドユニット11aに最も近いノズル列141bを形成するノズル10bとからインクを吐出させる。
検査用画像60の印刷は、搬送ローラ3により記録用紙Pを紙送り方向に搬送させつつ、ノズル10a、10bからインクを吐出させることによって行う。しかしながら、搬送ローラ3による記録用紙Pの実際の搬送方向は、配列方向と直交する方向に対して多少傾いてしまうことがある。このような場合に、搬送方向に大きく離れたノズル10aとノズル10bとからインクを吐出させて検査用画像60を印刷すると、ヘッドユニット11aとヘッドユニット11bに配列方向のずれがなくても、第1印刷画像261に筋99ができたり、第2印刷画像262において非吐出領域82の配列方向の長さが変動したりしてしまう虞がある。
変形例12では、上述したように、ヘッドユニット11bに最も近いノズル列141aを形成するノズル10aと、ヘッドユニット11aに最も近いノズル列141bを形成するノズル10bとからインクを吐出させて、検査用画像60を印刷する。したがって、上述したような記録用紙Pの搬送方向のずれが検査用画像60の印刷結果に与える影響を最小限に抑えることができる。
また、上述の実施の形態では、インクジェットヘッド2が2つのヘッドユニット11a、11bを備えていたが、これには限られない、インクジェットヘッド2が3つ以上のヘッドユニットを備え、これら3つ以上のヘッドユニットのうち2つずつが搬送方向に部分的に重なっていてもよい。この場合にも、3つの以上のヘッドユニットのうち2つずつのヘッドユニットについて、上述の実施の形態と同様に、検査用画像60を印刷させ、その印刷結果に基づいて、ヘッドユニットのずれの向き及びずれ量を検出することができる。
また、以上では、記録用紙Pの配列方向の全長にわたって延びたいわゆるラインヘッドを備えたプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。例えば、別の一変形例(変形例13)では、図14に示すように、プリンタ1が、インクジェットヘッド2の代わりに、キャリッジ146と、4つのヘッドユニット147とを備えている。キャリッジ146は、ガイドレール148に沿って走査方向に往復移動する。4つのヘッドユニット147は、キャリッジ146に搭載され、その下面に形成された複数のノズル10からインクを吐出する。各ヘッドユニット147のノズル10は、搬送方向に配列されている。また、4つのヘッドユニット147は、走査方向に沿って配列されている。これにより、4つのヘッドユニット147のノズル10同士が走査方向に重なっている。また、4つのヘッドユニット147のノズル10からは、左側に配置されたものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
この場合でも、キャリッジ146を配列方向に移動させつつ、互いに隣接する2つのヘッドユニット147のノズル10からインクを吐出させることにより、上述の実施の形態と同様の検査用画像を印刷することができる。そして、印刷された検査用画像に基づいて、ヘッドユニット147間の搬送方向のずれの向きやずれ量を検出することができる。なお、変形例13では、搬送方向が本発明に係る配列方向に相当する。
また、上述の実施の形態では、ヘッドユニット11a、11bの駆動素子がノズル10a、10bに連通する圧力室内のインクに圧力を付与する圧電アクチュエータであったが、これには限られない。ヘッドユニット11a、11bの駆動素子は、圧電アクチュエータ以外の素子であってもよい。例えば、ヘッドユニット11a、11bの駆動素子は、インクを加熱してインク流路に気泡を発生させることによってインクに圧力を発生させるヒータであってもよいし、静電駆動方式の静電アクチュエータなどであってもよい。
また、上述の実施の形態では、制御装置50のEEPROM52に検査用画像60の画像データが記憶されていたが、これには限られない。例えば、検査用画像60の画像データが記憶された検査用PCをプリンタ1に接続し、検査用PCからプリンタ1に検査用画像60の画像データを送ることで、プリンタ1に検査用画像60を印刷させてもよい。
1 プリンタ
10a、10b ノズル
11a、11b ヘッドユニット
50 制御装置
60 検査用画像
61 第1検査用画像
62 第2検査用画像
71 交互領域
72、73 隣接領域
76a、76b、77a、77b、78、79 パターン
81a、81b 重なり領域
82 非吐出領域
91a、91b、92a、92b パターン
147 ヘッドユニット

Claims (9)

  1. 所定の配列方向に所定のノズル間隔で配列された複数の第1ノズルを有する第1ヘッドユニットと、
    前記配列方向に前記ノズル間隔で配列された複数の第2ノズルを有する第2ヘッドユニットと、
    前記第1ヘッドユニット及び前記第2ヘッドユニットの駆動素子を制御する制御手段と、を備え、
    前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、2組以上の前記第1ノズルと前記第2ノズルとが前記配列方向と直交する方向に重なるように配置され、
    前記制御手段は、
    前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第1パターンと、前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第2パターンとが、前記配列方向に交互に並び、且つ、前記配列方向の一方側の端に前記第1パターンが配置され、他方側の端に前記第2パターンが配置された交互領域と、
    前記交互領域の前記配列方向の前記一方側に隣接する第1隣接領域と、
    前記交互領域の前記配列方向の前記他方側に隣接する第2隣接領域と、を有する第1検査用画像を印刷させるように、前記第1ヘッドユニット及び前記第2ヘッドユニットの駆動素子を制御し、
    前記第1隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される第3パターンが配置された領域であり、
    前記第2隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される第4パターンが配置された領域であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、3組以上の前記第1ノズルと前記第2ノズルとが前記配列方向と直交する方向に重なるように配置され、
    前記制御手段は、
    前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成された2つの第5パターンと、前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成された2つの第6パターンと、が重なる2つの重なり領域と、
    2つの前記重なり部分の間に位置し、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない非吐出領域と、を有する第2検査用画像をさらに印刷させるように、前記第1ヘッドユニット及び前記第2ヘッドユニットの駆動素子を制御することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1ヘッドユニットが、互いに異なる色のインクを吐出する複数種類の前記第1ノズルを備え、各色のインクを吐出する前記第1ノズルが、それぞれ、前記配列方向に配列され、
    前記第2ヘッドユニットが、互いに異なる色のインクを吐出する複数種類の前記第2ノズルを備え、各色のインクを吐出する前記第2ノズルが、それぞれ、前記配列方向に配列され、
    前記制御装置は、吐出する色が同じ前記第1ノズルと前記第2ノズルとからインクを吐出させることによって前記第1検査用画像を印刷させることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第1ヘッドユニットが、複数の前記第1ノズルが前記配列方向に配列されることによってそれぞれ形成され、前記配列方向と直交する方向に並んだ複数の第1ノズル列を有し、
    前記第2ヘッドユニットが、複数の前記第2ノズルが前記配列方向に配列されることによってそれぞれ形成され、前記配列方向と直交する方向に並んだ複数の第2ノズル列を有し、
    前記制御手段は、複数の前記第1ノズル列のうち、前記第2ヘッドユニットに最も近い前記第1ノズル列を形成する前記第1ノズルと、複数の前記第2ノズル列のうち、前記第1ヘッドユニットに最も近い前記第2ノズル列を形成する前記第2ノズルとからインクを吐出させることにより、前記第1検査用画像を印刷させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記制御手段は、前記第1検査用画像の、前記第1ノズル及び前記第2ノズルから吐出されたインクが被記録媒体に着弾することによって形成されたドットの径が、前記ノズル間隔以下となるように、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクを吐出させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記制御手段は、前記第1検査用画像の、前記第1ノズル及び前記第2ノズルから吐出されたインクが被記録媒体に着弾することによって形成されたドットの径が、前記ノズル間隔と同じとなるように、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクを吐出させることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記制御手段は、複数の前記第1ノズルのうち前記第1パターンを印刷するためのインクを吐出される前記第1ノズルと、複数の前記第2ノズルのうち前記第2パターンを印刷するためのインクを吐出される前記第2ノズルとの組み合わせを互いに異ならせた、複数の前記第1検査用画像を印刷させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  8. 所定の配列方向に所定のノズル間隔で配列された複数の第1ノズルを有する第1ヘッドユニットと、
    前記配列方向に前記ノズル間隔で配列された複数の第2ノズルを有する第2ヘッドユニットと、を備え、
    前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、2組以上の前記第1ノズルと前記第2ノズルとが前記配列方向と直交する方向に重なるように配置されたインクジェットプリンタにおいて、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの前記配列方向のずれを検査するずれ検査方法であって、
    前記インクジェットプリンタに、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、前記配列方向のどちら側にずれているかを示す第1検査用パターンを印刷する第1検査用パターン印刷工程と、
    印刷された前記第1検査用画像に基づいて、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、前記配列方向のどちら側にずれているかを判定する判定工程とを備え、
    前記第1検査用パターン印刷工程において、
    前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第1パターンと、前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される2以上の第2パターンとが、前記配列方向に交互に並び、且つ、前記配列方向の一方側の端に前記第1パターンが配置され、他方側の端に前記第2パターンが配置された交互領域と、
    前記交互領域の前記配列方向の前記一方側に隣接する第1隣接領域と、
    前記交互領域の前記配列方向の前記他方側に隣接する第2隣接領域と、を有し、
    前記第1隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成される第3パターンが配置された領域であり、
    前記第2隣接領域は、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない領域、あるいは、少なくとも前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成される第4パターンが配置された領域である、前記第1検査用画像を印刷させ、
    前記判定工程において、印刷された前記第1検査用画像の、前記第1パターンと前記第2パターンとが前記配列方向にずれて前記被記録媒体が露出することによって形成された筋の数によって、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、前記配列方向のどちら側にずれているかを判定することを特徴とするずれ検査方法。
  9. 前記インクジェットプリンタは、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが、3組以上の前記第1ノズルと前記第2ノズルとが前記配列方向と直交する方向に重なるように配置されたものであって、
    前記インクジェットプリンタに、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの前記配列方向へのずれ量を示す第2検査用パターンを印刷させる第2検査用パターン印刷工程と、
    印刷された前記第2検査用画像に基づいて、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの前記配列方向へのずれ量を検出するずれ量検出工程と、をさらに備え、
    前記第2検査用パターン印刷工程において、
    前記第1ノズルから吐出されたインクによって形成された2つの第5パターンと、前記第2ノズルから吐出されたインクによって形成された2つの第6パターンと、が重なる2つの重なり領域と、
    2つの前記重なり部分の間に位置し、前記第1ノズル及び前記第2ノズルからインクが吐出されない非吐出領域と、を有する第2検査用画像を印刷させ、
    前記ずれ量検出工程において、印刷された前記第2検査用画像における、前記非吐出部分の前記配列方向の長さから、前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの前記配列方向へのずれ量を検出することを特徴とする請求項8に記載のずれ検査方法。
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