JP2014170075A - トレーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレーニング装置において、液体が循環する環境を簡単に構成する。
【解決手段】トレーニング装置10は、カテーテルを送達可能な血管モデル26、及びカテーテルによる処置がなされる生体器官を模した心臓モデル28を含む模擬体16と、模擬体16に水Wを供給する供給管46と、模擬体16から水Wを排出する排出管48と、模擬体16の少なくとも一部を水没させた状態で収容する空間部12を有するマネキン14と、空間部12に存在する水Wを循環させて供給管46に供給する循環部18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体管腔内インターベンション手技を訓練するためのトレーニング装置に関する。
生体管腔の治療においては、カテーテル等の生体管腔用医療デバイスを生体内に導入して病変部を治療するインターベンション手技(カテーテル手技)が実施されている。そのため、カテーテル手技の習得や上達を図る目的で、様々なトレーニング装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1に開示されている頚動脈部シミュレーションモデル(トレーニング装置)は、経皮的冠動脈形成術(PTCA)を訓練するため、模擬体として、大腿動脈から冠動脈に至る模擬血管(大腿動脈管路、腹部大動脈管路、胸部大動脈管路、大動脈弓管路、上行大動脈管路、右冠動脈管路、左冠動脈管路等)を備える。各模擬血管は、シリコン樹脂をベースにした素材により構成されており、実際にカテーテルを血管内に導入したときに近い感覚をユーザに与える。
また、特許文献2には、模擬体として、模擬心臓と、模擬心臓に接続する模擬血管とを備えた心臓血管模型(トレーニング装置)が開示されている。このトレーニング装置は、内視鏡操作訓練のために模擬血管の内壁の反射率を抑え、さらに模擬血管内に模擬血液(液体)が注入されることで、現実に近い訓練を実施可能としている。
特許第4320450号公報 実開平05−50477号公報
ところで、上記の特許文献1及び2には開示されていないものの、この種のトレーニング装置では、より現実に近いカテーテル手技を訓練するために、実際の生体器官と同様に、模擬血液(液体)が模擬血管(模擬体)内を流動する構造であることが要望されている。しかしながら、液体を流通する構成を採った場合は、構造が複雑化することになり、訓練の準備や後始末に手間がかかる。
また、トレーニング装置では、訓練においてX線撮影を実施することが要望されている。すなわち、X線撮影により模擬体やカテーテルを比較的不鮮明に映し出すことにより、より現実に近いカテーテル手技の訓練を行うことができる。そのため、X線撮影を実施する場合には、模擬体が不鮮明となるような構造が求められる。
さらに、X線撮影を用いた訓練では、カテーテルからX線造影剤(使用物)を吐出して、カテーテルの位置や模擬体の形状の確認を行う。しかしながら、X線造影剤を用いた訓練を続けると、残留したX線造影剤により、模擬体が比較的鮮明に映し出されてしまうという不都合が生じる。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって、液体が循環する環境を簡単に構成するとともに、X線撮影に基づく訓練も実施可能な構成とすることによって、より現実のインターベンション手技に近い訓練を効率的且つ良好に行うことができるトレーニング装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係るトレーニング装置は、カテーテルを送達可能な案内用配管、及び前記カテーテルによる処置がなされる生体器官を模した処置部を含む模擬体と、前記模擬体に液体を供給する供給部と、前記模擬体から前記液体を排出する排出部と、前記液体を貯留可能であり、前記模擬体の少なくとも一部を水没させた状態で収容する空間部を有する容器と、前記空間部に存在する液体を循環させて前記供給部に供給する循環部とを備えることを特徴とする。
上記によれば、トレーニング装置は、容器の空間部に液体を貯留するとともに模擬体を収容し、且つこの液体を循環部により循環することで、インターベンション手技に近い環境を簡単に構成することができる。これによりトレーニング装置は、訓練にともなう準備や後始末を効率的に行うことができる。
また、貯留された液体に模擬体の少なくとも一部を水没させることで、模擬体を含む空間部内の液体を実質的に均一な分布とすることができる。このため、放射線撮影により模擬体の放射線透過画像を取得すると、実際のインターベンション手技において取得する放射線透過画像と同程度に、模擬体が不鮮明に映し出されることになり、より現実に近い訓練を行うことが可能となる。
さらに、模擬体内に挿入したデバイスから使用物を送出したとしても、模擬体の排出部を介して空間部に使用物を直ぐに排出することができる。よって、使用物がX線造影剤の場合は、模擬体内の造影剤の残留を低減することができ、訓練を連続的に続けることが可能となる。従って、ユーザは、トレーニング装置により、現実に近い訓練を行うことができ、インターベンション手技を良好に習得(上達)することができる。
また、前記循環部は、前記供給部に供給する前記液体の流動量を周期的に変動させる上流側弁部を備えるとよい。
このように、循環部が、液体の供給量を周期的に変動して供給する上流側弁部を有することで、液体の流動量に基づいて模擬体を動作させることが可能となる。例えば、処置部が心臓を模したもの(心臓モデル)である場合は、液体の供給量の変動に応じて心臓モデルを拍動させることができる。
さらに、前記循環部は、前記空間部に存在する前記液体又は前記排出部の前記液体を流通可能な吸引用配管と、前記吸引用配管に接続され、該吸引用配管に負圧を付与することで前記液体を吸引して、前記供給部に供給するポンプとを含むことが好ましい。
このように、循環部が、吸引用配管とポンプを備えることで、空間部に存在する液体をスムーズに循環することが可能となる。また、心臓モデルを拍動させる構成では、通常、液体を溜めるリザーバを設ける必要があるが、このリザーバを容器によって代用することができ、装置を一層簡便化することができる。
またさらに、前記循環部は、前記吸引用配管を流通する前記液体の流動量を周期的に変動させる下流側弁部を備えていてもよい。
このように、循環部が、液体の流動量を変動させる下流側弁部を備えることで、ポンプの吸引により吸引用配管を流通する液体の流動量に基づいて模擬体を動作させることが可能となる。よって、例えば、上述した上流側弁部と下流側弁部の開閉を交互に行うことにより、心臓モデルの拍動を一層現実に近いものとすることもできる。
さらにまた、前記排出部は、前記処置部に直接接続される排出用配管を含み、前記排出用配管は、前記吸引用配管に着脱自在に接続されてもよい。
このように、排出用配管が吸引用配管に着脱自在に接続されることで、訓練時に、必要に応じて排出用配管を吸引用配管に接続することで、液体の流動を一層スムーズに行うことができる。
ここで、前記容器は、前記模擬体を視認可能とする透明又は半透明で、且つ人体の一部又は全部を模した人体モデルとして構成されてもよい。
このように、容器が人体の一部又は全部を模した人体モデルとして構成されることで、さらに現実に近い訓練を行うことができる。また、容器が透明又は半透明となっていることで、訓練時に、カテーテルの位置を視認することができ、汎用性の高い訓練をなすことができる。
また、前記容器は、載置状態において前記空間部と外部を連通させる開口部を上面に有することが好ましい。
このように、トレーニング装置は、容器の上面に開口部を有することで、開口部を介して空間部に液体を貯留することができ、さらに空間部や模擬体内に存在する空気を排出することができる。よって、トレーニング装置の準備や後始末の時間を大幅に短縮することができる。
本発明によれば、液体が循環する環境を簡単に構成するとともに、X線撮影に基づく訓練も実施可能な構成とすることによって、より現実のインターベンション手技に近い訓練を効率的且つ良好に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るトレーニング装置の全体構成を示す部分斜視図である。 図1のトレーニング装置の概略側面図である。 図1のトレーニング装置における水の回路を概略的に示す説明図である。 図1のトレーニング装置の模擬心臓体を拡大して示す説明図である。 変形例に係るトレーニング装置における水の回路を概略的に示す説明図である。
以下、本発明に係るトレーニング装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
トレーニング装置は、生体管腔内インターベンション手技(生体管腔内を通してデバイスを病変部に送達する手技)を訓練するための装置である。特に、本実施形態に係るトレーニング装置は、人体内の冠動脈に生じる狭窄部を図示しないカテーテルにより治療する訓練、つまりPTCAの訓練をなすように構成されている。
図1に示すように、トレーニング装置10は、人体の外観を模し内部に空間部12を有するマネキン14(人体モデル)と、空間部12に収容されカテーテルが実際に挿入及び送達される模擬体16とを備える。また、トレーニング装置10は、より現実に近い訓練を行うために、模擬血液である水W(液体)を模擬体16に供給及び排出する構成を採っている。そのため、マネキン14の外部には、水Wの循環をなす循環部18が設けられる。
マネキン14は、人体の全身を模したものでなく、PTCAの訓練用として必要な部分である首部14aから大腿部14fまでの範囲を模した形状に形成されている。より具体的には、人体の首部14a、肩部14b、胸部14c、腹部14d、一部の上腕部14e、一部の大腿部14fを模した外形を有する。このマネキン14は、使用時に、仰向けとなるように手術台20(図2参照)に載置される。トレーニング装置10は、マネキン14の大腿部14f以下の脚部が省かれていることで、装置の省スペース化が図られ、マネキン14とともに循環部18を手術台20上に容易に載置することができる。勿論、マネキン14は、全身を模したものでもよい。
マネキン14は、図2に示すように、空間部12に水Wを貯留する容器として構成され、空間部12は、上述した人体(外観)の各部位に沿った形状に形成されている。そのため、マネキン14を構成する壁部15は、水Wを安定的に貯留することができる厚みと硬質性を有するように成形される。
図1及び図2に示すように、マネキン14は、空間部12に連通する比較的大きな開口部22を胸部14cの上面(仰向け面)に備える。このため、マネキン14を手術台20に載置した後に、開口部22を介して外部から空間部12に水Wを簡単に貯留していくことができる。
ここで、トレーニング装置10は、訓練時に、実際の手技と同様に図示しない手術用のカバーがマネキン14にかけられる。そのため、マネキン14に開口部22が設けられているとしても、訓練時に、カバーに覆われることで患者が手術台20に仰臥した状態を違和感なく再現することができる。なお、マネキン14には、マスク24が首部14aに取り付けられてもよい。ユーザは、マネキン14にカバーがかけられても、カバーから露出するマスク24により、マネキン14の姿勢等を認識することができる。
勿論、トレーニング装置10は、カバーをかけずに使用することも可能であり、この場合、模擬体16に対するカテーテルの位置を肉眼で確認しながら訓練することもできる。このため、マネキン14は、空間部12に収容された模擬体16を視認可能な透明性(又は半透明性)を有する材料により構成されることが好ましい。マネキン14を構成する材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン等の各種樹脂材料が挙げられる。
マネキン14の空間部12に収容される模擬体16は、PTCAの訓練用として、人体内の血管を模しカテーテルを送達可能な血管モデル26(案内用配管)と、人体内の心臓を模し血管モデル26が接続される心臓モデル28(処置部)とを有する。血管モデル26及び心臓モデル28は、実際の生体器官と略同一箇所に位置するように、マネキン14の各部位に適切に配置される。
血管モデル26は、図1〜図3に示すように、実際のPTCAにおいてカテーテルが送達される経路を構成しており、心臓モデル28に接続される大動脈モデル30と、この大動脈モデル30に接続される動脈モデル32とを有する。
大動脈モデル30は、人体内の大動脈に似せて(近似するように)形成される。具体的には、心臓から頭部方向に向かう上行大動脈、上行大動脈に連なり略180°湾曲して脚部方向を臨む大動脈弓、大動脈弓に連なり脚部方向に向かう下行大動脈、下行大動脈に連なりさらに脚部方向に向かう胸部大動脈及び腹部大動脈を模したチューブとなっている。大動脈モデル30の内部には、軸方向に沿って大動脈側内腔31が設けられている。大動脈側内腔31は、現実に近い訓練環境を提供するために、実際の大動脈の各部位に対応した比較的大きめの内径を有することが好ましい。
動脈モデル32は、大動脈モデル30よりも細く形成された複数のチューブによって構成される。具体的には、人体内の総腸骨動脈(外腸骨動脈)及び大腿動脈を模した2つの大腿動脈管(右大腿動脈管34a、左大腿動脈管34b)と、人体内の腕頭動脈、右鎖骨下動脈、左鎖骨化動脈及び上腕動脈等を模した2つの上腕動脈管(右上腕動脈管36a、左上腕動脈管36b)とを含む。右大腿動脈管34a、左大腿動脈管34b、右上腕動脈管36a及び左上腕動脈管36bの内部には、カテーテルの送達を可能とする内径を有する動脈側内腔37が形成されている。
左大腿動脈管34bと右大腿動脈管34aは、大動脈モデル30の大腿部14f寄りの端部(心臓モデル28の遠位側)に接続され、2股に分岐している。これら各大腿動脈管34a、34bは、マネキン14の腹部14d内を回り込んで大腿部14fの内側(鼠蹊部に相当する箇所)に至り、大腿部14fからマネキン14の外部に露出されている。外部に露出された各大腿動脈管34a、34bの端部には挿入用端子38が設けられている。挿入用端子38には、動脈側内腔37へのカテーテルの挿入を許容するとともに、動脈側内腔37を流動する水Wの漏洩を防止する図示しない弁部が設けられている。
左上腕動脈管36bと右上腕動脈管36aは、一端部が大動脈モデル30の湾曲部分に接続され、この一端部からマネキン14の肩部14b内を回り込んで上腕部14eの切断面14gに至り、さらに切断面14gから外部に露出されている。外部に露出された各上腕動脈管36a、36bの端部には、各大腿動脈管34a、34bと同様に挿入用端子38が設けられている。
一方、心臓モデル28は、上述した血管モデル26を介してカテーテルが送達され、所定の処置がなされる処置部として構成されている。図1及び図4に示すように、心臓モデル28は、人体内の心臓を模した模擬心臓体40と、右冠動脈を模した右冠動脈管42と、左冠動脈を模した左冠動脈管44とにより構成されている。
模擬心臓体40は、可撓性を有する壁部41によって構成され、人体内の心臓に似せた(近似した)歪な球形状に形成されている。この模擬心臓体40の所定位置(図4中の上部)には、大動脈モデル30の一端部が連結されている。また、模擬心臓体40の壁部41には、右冠動脈管42及び左冠動脈管44が接続されるとともに、供給管46(供給部)及び排出管48(排出部)が接続されている。
模擬心臓体40は、実際の心臓の内部(すなわち、右心房、左心房、右心室及び左心室からなる構造)と異なり、壁部41によって1つの空洞状に形成された流動室50を内部に有する。流動室50には、右冠動脈管42、左冠動脈管44及び供給管46から水Wが供給され、この水Wは室内に一時的に溜められるとともに、室内を流動して排出管48から排出される。
模擬心臓体40は、流動室50に供給される水Wの供給量に応じて膨張と収縮の動作(拍動)を行う。流動室50は、図4に示すように大動脈モデル30の大動脈側内腔31と直接連通しておらず、右冠動脈管42及び左冠動脈管44を介して連通している。このため、流動室50の水Wの流動を、大動脈側内腔31の水Wの流動と別にすることができ、模擬心臓体40の膨張と収縮を良好に行うことができる。勿論、大動脈側内腔31と流動室50の間の壁部41には、図示しない孔部が設けられてもよく、孔部を介して大動脈側内腔31と流動室50の流通を行うことで、流動室50の内圧を調整することもできる。
また、模擬心臓体40の壁部41には、流動室50と模擬心臓体40の外部(空間部12)とを連通する小径の孔部52を設けてもよい。これにより、孔部52を介して流動室50から空間部12に水Wや空気を適宜排出することができる。
右冠動脈管42及び左冠動脈管44は、模擬心臓体40の外側に沿って設けられるチューブであり、模擬心臓体40の壁部41に連結する複数の分岐管42a、44aを有する。各冠動脈管42、44(分岐管42a、44aを含む)の内部には、水Wの流通が可能な流通路42b、44bが形成されている。流通路42b、44bは、分岐管42a、44aを介して流動室50に連通する一方、大動脈モデル30に連結された右冠動脈管42及び左冠動脈管44の端部を介して大動脈側内腔31に連通している。
上記のように構成される模擬体16(血管モデル26及び心臓モデル28)は、実際の生体器官と同程度の剛性や可撓性を有し、且つカテーテルが視認可能となるように透明性(又は半透明性)を有する構成であることが好ましい。模擬体16を構成する材料は、特に限定されるものではないが、例えば、シリコンゴム(シリコンエラストマー)や熱硬化性のポリウレタンエラストマー等のエラストマー系材料、又はシリコンハイドロゲルやPVAハイドロゲルやゼラチンなどのゲル、或いはシリコン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリメタクリル酸メチル等の熱可塑性樹脂を単独で、或いは複数組み合わせたもの等が挙げられる。
なお、模擬体16は、上述した血管モデル26(大動脈モデル30、動脈モデル32)及び心臓モデル28等に限定されるものではなく、他の生体器官のモデルを加えて複雑に構成してもよい。また、トレーニング装置10は、PTCAの訓練用に限定されるものでなく、種々の治療の訓練をなすために構成してよいことは勿論である。要するに、模擬体16は、訓練内容に応じて処置部となる生体器官(例えば、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、胃、腸、肝臓、膵臓、腎臓等)を模した器官モデルと、この処置部に対してカテーテルを送達可能とする生体管腔モデル(案内用配管)とを備えていればよい。
次に、上記の模擬体16(血管モデル26及び心臓モデル28)に模擬血液である水Wを流動する構造(供給管46、排出管48及び循環部18)について説明する。概略的には、トレーニング装置10は、空間部12に貯留した水Wを用いて、模擬体16に対する水Wの供給及び排出を実施するように構成されている。このため、供給管46及び排出管48は、図1〜図3に示すように、空間部12に貯留される水Wに模擬体16とともに水没するように、マネキン14の空間部12に配管される。
供給管46(供給部)は、模擬体16に水Wを供給するチューブであり、マネキン14の大腿部14fの切断面14hから胸部にわたって形成された主管54と、主管54の一端部から分岐し模擬心臓体40に接続される心臓供給管56と、同じく主管54の一端部から分岐し大動脈モデル30に接続される大動脈供給管58とを含む。供給管46の内部には、水Wの供給路46aが形成されており、この供給路46aは、主管54、心臓供給管56及び大動脈供給管58を相互に連通している。
主管54の他端部は、右側の大腿部14fの切断面14hに設けられた供給用コネクタ60に接続される。供給用コネクタ60は、マネキン14の外部から水Wを流入可能に構成されている。そのため、供給用コネクタ60の内部には、例えば、水Wを一方向(模擬体16)に向かわせるチェック弁が設けられてもよい。供給管46は、供給用コネクタ60に接続されたマネキン14外部の第1循環チューブ68(循環部18)から供給路46aに水Wが供給されることで、この水Wをマネキン14の大腿部14f側から胸部14c側に向かって流動させる。
心臓供給管56は、主管54と模擬心臓体40の間を結ぶことで、供給路46aを流動する水Wを流動室50に直接供給する。また、大動脈供給管58は、主管54と大動脈モデル30の間を結ぶことで、供給路46aを流動する水Wを大動脈側内腔31に直接供給する。
一方、排出管48(排出部:排出用配管)は、その内部に排出路48aを有し、模擬体16から水Wを排出するチューブとして構成されている。排出管48は、模擬心臓体40に直接接続される心臓排出管62と、左大腿動脈管34bと右大腿動脈管34aの各々に分枝して設けられた2つの動脈排出管64、64とを含む。
心臓排出管62は、一端部が模擬心臓体40に接続され、他端部がマネキン14の所定位置(腹部14d内)で自由状態となっており、排出路48aを介して流動室50の水Wを空間部12に排出する。この心臓排出管62は、左側の大腿部14fの切断面14hから空間部12に挿入された第2循環チューブ70の排出用コネクタ66に届く長さを有しており、その端部には排出用コネクタ66に着脱自在に接続される接続コネクタ62aが設けられている。
2つの動脈排出管64、64は、人体内の右内腸骨動脈及び左内腸骨動脈を模して形成されており、一端部が右大腿動脈管34a又は左大腿動脈管34bに接続され、他端部が大腿部14f内で自由状態となっている。各動脈排出管64、64は、大動脈モデル30の大動脈側内腔31、右大腿動脈管34a及び左大腿動脈管34bの動脈側内腔37を流動する水Wを、空間部12に排出する機能を有している。
なお、模擬体16から空間部12に水Wを排出する構成(排出部)は、排出管48に限定されるものではなく、例えば、大動脈モデル30、動脈モデル32、又は模擬心臓体40に所定の大きさの穴を開けただけでもよい。
また、排出用コネクタ66は、空間部12に貯留された水Wを第2循環チューブ70内に取り込むとともに、必要に応じて接続コネクタ62aに接続されることで心臓排出管62から直接取り込む機能を有する。すなわち、トレーニング装置10は、排出用コネクタ66を介して、マネキン14外部の循環部18に水Wを流出することができる。
循環部18は、上述した第1及び第2循環チューブ68、70と、これら第1及び第2循環チューブ68、70が接続される遠心ポンプ72と、遠心ポンプ72の駆動を制御するポンプコントローラ74と、第1循環チューブ68の途上に設けられる電磁弁76(上流側弁部)と、電磁弁76の駆動を制御する電磁弁コントローラ78とを備える。
第1循環チューブ68は、一端部が供給用コネクタ60に接続され、他端部が遠心ポンプ72の流出部72aに接続される供給用配管(模擬体16に対する水Wの循環の上流を構成する管体)である。第1循環チューブ68の内部には、水Wが流通する第1循環路68aが形成されている。第2循環チューブ70は、マネキン14の空間部12に所定長さ挿入される一端部に排出用コネクタ66を有する一方、他端部が遠心ポンプ72の流入部72bに接続される吸引用配管(模擬体16に対する水Wの循環の下流を構成する管体)である。第2循環チューブ70の内部には、水Wが流通する第2循環路70aが形成されている。
遠心ポンプ72は、水Wに流動力を付与する、すなわち流入部72bを介して第2循環チューブ70から水Wを吸引し、流出部72aを介して第1循環チューブ68に水Wを押し出す機能を有する。遠心ポンプ72は、流出部72a及び流入部72bを有する円筒状のハウジング73と、ハウジング73内で回転する図示しないプロペラとを備える。流出部72aは、ハウジング73の外周縁部に設けられたポートであり、ハウジング73内で回転するプロペラの遠心力により、周縁部に押し出された水Wを第1循環チューブ68に流出する。流入部72bは、ハウジング73の中心部に設けられたポートであり、プロペラの回転によりハウジング73内に生じる負圧により、第2循環チューブ70からハウジング73内に水Wを吸引(流入)する。このため、遠心ポンプ72は、プロペラの回転速度に基づき、水Wの流動量(流出量及び流入量)を変動することができる。
ポンプコントローラ74は、遠心ポンプ72に電気的に接続され、プロペラの駆動を制御する。すなわち、トレーニング装置10は、ポンプコントローラ74により、循環部18を循環する水Wの流動量を調整することができ、模擬体16に適量の水Wを供給する。
電磁弁76は、第1循環チューブ68の上流側と下流側の間を接続する機体77と、機体77の内部に設けられる図示しないソレノイドと、ソレノイドの磁力により動作する図示しない可動部とを備え、さらに電磁弁コントローラ78に電気的に接続されている。ソレノイドは、電磁弁コントローラ78からの電力供給タイミングに基づき励磁する。可動部は、ソレノイドの励磁作用下に変位して、第1循環チューブ68の第1循環路68aを開閉する。
電磁弁コントローラ78は、所定周期に基づき、電力パルスを電磁弁76に供給する。電磁弁コントローラ78は、電力パルスの周期を調整することが可能であり、例えば、1秒毎にオン/オフを繰り返すパルスを出力する。これにより、電磁弁76の可動部は、1秒毎に開状態と閉状態とに移行し、第1循環チューブ68の第1循環路68aを開閉する。
すなわち、循環部18は、電磁弁76により、第1循環路68aを閉塞することで水Wを一時的に遮断し、第1循環路68aを開放することで留まっていた水Wを流動させることができる。そのため、第1循環路68aの水Wは、時間経過にともない流動量が変動して(流動量が大きくなる又は小さくなって)供給管46に供給される。これにより、トレーニング装置10は、実際の血圧と同じように水圧が変動する水Wを、供給管46を介して模擬体16に供給することができる。
このため、模擬体16には、内部を流動する水Wの水圧を検出する圧力センサ80が設けられることが好ましい。例えば、圧力センサ80は、人体内の左総頚動脈を模し大動脈モデル30に連結した接続配管82に接続され、大動脈モデル30を流動する水Wの水圧を検出する。ユーザは、圧力センサ80の水圧値に基づきポンプコントローラ74及び電磁弁コントローラ78を操作して、所望の流動に調節することができる。なお、ポンプコントローラ74と電磁弁コントローラ78は、1つの制御部79(コンピュータ:図1の破線参照)により構成してもよく、例えば、ユーザが血圧を設定しただけで、制御部79が遠心ポンプ72と電磁弁76を自動的に駆動し、さらに圧力センサ80の検出値に基づき水の流動量を調整するように構成してもよい。
以上のように構成される循環部18は、図2に示すように、マネキン14とともに手術台20上に載置され、さらにその上部には架台84が配置される。訓練時には、マネキン14とともに架台84がカバーに覆われることで、循環部18の各種機器が保護される。
また、トレーニング装置10は、X線撮影システム86を併用して訓練を行う構成となっている。すなわち、訓練では、カバーに覆われた模擬体16及びマネキン14に対し、X線撮影システム86により連続的なX線透過画像(放射線透過画像:動画)を取得する。そのため、ユーザは、X線透過画像を確認しつつカテーテルを送達してPTCAの処置をなすことができ、現実に近いカテーテル手技の訓練を行うことができる。
X線撮影システム86は、手術台20の上方に設置されるX線源88(放射線源)と、マネキン14と手術台20の間に配置されるX線検出装置90と、X線源88及びX線検出装置90に接続される制御装置92と、制御装置92に接続されるモニタ94とを備える。X線源88は、制御装置92の制御に基づき所定の線量(照射エネルギー量)からなるX線を連続的にマネキン14に照射する。X線源88から照射されたX線は、水Wが貯留されたマネキン14や模擬体16を透過した後、X線検出装置90に入射される。なお、X線の照射範囲は、マネキン14の胸部14cから腹部14dまでとし、ユーザの作業位置や循環部18に届かないように設定されることが好ましい。これによりユーザの被爆や循環部18への影響を低減することができる。
X線検出装置90は、連続的に入射されるX線を順次処理してX線透過画像(動画)を取得する。このX線検出装置90としては、例えば、X線を可視光に変化し、可視光を受光することでX線に応じた画像情報を得る電子カセッテ等を適用することができる。X線検出装置90により取得されたX線透過画像(X線透過画像情報:電気信号)は、制御装置92に順次送信される。
制御装置92は、例えば、周知のコンピュータにより構成され、X線源88及びX線検出装置90を制御する機能を有する。X線撮影システム86は、制御装置92の制御によりX線源88からX線を照射して、模擬体16及びマネキン14を透過したX線に基づきX線透過画像を取得し、このX線透過画像をモニタ94に表示する。これにより、ユーザは、モニタ94に表示されたX線透過画像を確認しつつ、カテーテル手技の訓練を行うことができる。
本実施形態に係るトレーニング装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その作用効果について説明する。
トレーニング装置10を用いてPTCAの訓練を行う場合は、図2に示すように、模擬体16、供給管46及び排出管48が空間部12に収容されたマネキン14と、循環部18を共に手術台20上に載置する。なお、循環部18(特に、ポンプコントローラ74や電磁弁コントローラ78)は、手術台20と別の箇所に配置してもよい。配置においては、マネキン14と循環部18を同じ高さに位置させることで、水Wの流動をスムーズに行うことができる。
この際、供給管46は、マネキン14の供給用コネクタ60に接続されているが、心臓排出管62の接続コネクタ62aは、排出用コネクタ66に接続しておらず、自由状態となって空間部12に存在する。また、カテーテルの処置箇所(例えば、心臓モデル28の左冠動脈管44)には、管を折り曲げる、詰物を入れる等して流通路44bを閉塞して、訓練用の狭窄部αを予め形成しておく。
マネキン14の載置後は、マネキン14の開口部22を介して空間部12に水Wを注ぎ込んでいく。これにより、空間部12は充分な量の水Wが満たされ、模擬体16、供給管46及び排出管48が水没する。なお、空間部12に水Wを貯留する際には、遠心ポンプ72を駆動することにより、模擬体16、供給管46及び排出管48の各内部にも水Wで満たすようにして、模擬体16、供給管46及び排出管48の水没を促進してもよい。
以上の準備が終了すると、マネキン14及び循環部18に手術用のカバーをかけて実際のカテーテル手技と同様の環境を構築する。そして、図4に示すように、ユーザの操作に基づき循環部18を動作させることで、マネキン14に貯留した水Wの循環を行う。循環部18は、ポンプコントローラ74により遠心ポンプ72のプロペラを駆動して、第2循環チューブ70の第2循環路70aに負圧を生じさせる。これにより、第2循環チューブ70は、マネキン14内に貯留されている水Wを、排出用コネクタ66を介して第2循環路70aに吸引し、遠心ポンプ72に案内する。遠心ポンプ72では、第2循環チューブ70から流入部72bを介してハウジング73内の中央部に流入した水Wを、プロペラの遠心力により外側に流動する。そのため、第1循環チューブ68の第1循環路68aには、流出部72aを介して充分な勢いを有する水Wが押し出される。
遠心ポンプ72から第1循環チューブ68に流出した水Wは、第1循環路68aを通って供給管46に流動していく。この際、第1循環チューブ68に接続されている電磁弁76は、電磁弁コントローラ78により第1循環路68aを周期的に開閉するように動作しており、水Wの流動量を変動する。よって、供給用コネクタ60を介して第1循環チューブ68に接続される主管54(供給管46)には、流動量が変動した水Wが供給される。
供給管46に流動した水Wは、主管54を通って胸部14cに向かい、その一部が心臓供給管56から模擬心臓体40の流動室50に直接供給される。これにより、模擬心臓体40が拍動するように動作する。すなわち、模擬心臓体40は、心臓供給管56から大量の水Wが供給されると、水Wが流動室50に溜まり、その内圧が高まって外側に膨らむ。また、模擬心臓体40は、心臓供給管56から少量の水Wが供給されると、流動室50の内圧が低くなることにより内側に萎む。このように、水Wの流動量(供給量)が変動することで、模擬心臓体40が周期的に膨張及び収縮を繰り返すことになり、心臓の拍動が模倣される。
模擬心臓体40に供給された水Wは、流動室50内を環流し、流動室50に接続された心臓排出管62の排出路48aに導かれる。排出路48aに流動した水Wは、心臓排出管62の端部に向かい、この端部から空間部12(水Wの貯留部)に排出される。
一方、模擬心臓体40に流動せずに主管54から大動脈供給管58に向かった水Wは、大動脈モデル30の大動脈側内腔31に流入する。この水Wの一部は、右冠動脈管42や左冠動脈管44を介して模擬心臓体40の流動室50に向かうものの、大部分は大動脈側内腔31を通って動脈側内腔37に移動する。すなわち、水Wは、大動脈モデル30に接続されている右大腿動脈管34a、左大腿動脈管34b、右上腕動脈管36a及び左上腕動脈管36bに流動する。さらに、右大腿動脈管34a及び左大腿動脈管34bに流入した水Wは、動脈排出管64に向かい、この動脈排出管64の端部から空間部12に排出される。このように、トレーニング装置10は、マネキン14の水Wを模擬体16の内部に円滑に循環させることができる。
ユーザがカテーテル手技の訓練を行う場合は、例えば、マネキン14の大腿部から露出されている右大腿動脈管34aの挿入用端子38から、動脈側内腔37にカテーテルを挿入する。このカテーテルの挿入訓練時には、X線撮影システム86を使用してマネキン14、模擬体16及びカテーテルのX線透過画像を取得し、模擬体16やカテーテルをモニタ94に表示する。
ここで、トレーニング装置10は、マネキン14の空間部12に模擬体16とともに水Wが貯留され、さらに模擬体16内を水Wが流動していることで、マネキン14内の水Wの分布が実質的に同一となる。そのため、X線撮影システム86によって取得したX線透過画像には、模擬体16が適度に不鮮明となって映し出される。つまり、実際にカテーテル手技を実施した時と同程度の視認性となったX線透過画像が、モニタ94に映し出されることになる。
ユーザは、モニタ94を確認しながらカテーテルを操作して、カテーテルの先端部を左冠動脈管44の狭窄部αに送達する。この際、カテーテルの現状位置を把握するため、カテーテルから造影剤(使用物)を吐出する。その結果、モニタ94(X線透過画像)には、造影剤が吐出された部分が比較的鮮明に映し出される。
ここで、従来、造影剤を用いたカテーテル手技の訓練を連続して行うと、大動脈側内腔や動脈側内腔に造影剤が滞ることになり、模擬体を鮮明に映し出してしまう不都合が生じていた。しかしながら、本実施形態に係るトレーニング装置10は、模擬体16内を水Wが流動し、且つ排出管48から比較的直ぐにマネキン14の空間部12に達する(排出する)ため、貯留されている水Wにより造影剤を容易に薄めることができる。空間部12の水Wと模擬体16内の水Wの造影性を均一化することが可能となる。従って、カテーテル手技の訓練を連続して行っても、造影剤が模擬体16に及ぼす影響を大幅に低減することができる。
以上のように、本実施形態に係るトレーニング装置10によれば、マネキン14の空間部12に水Wを貯留するとともに模擬体16を収容し、且つこの水Wを循環部18により循環することで、インターベンション手技に近い環境を簡単に構成することができる。これによりトレーニング装置10は、訓練にともなう準備や後始末を効率的に行うことができる。
また、模擬体16が空間部12に貯留された水Wに水没することにより、模擬体16を含む空間部12内の水Wを実質的に均一な分布とすることができる。このため、模擬体16のX線透過画像を取得すると、実際にインターベンション手技において取得するX線透過画像と同様に、模擬体16が不鮮明に映し出されることになり、より現実に近い訓練を行うことが可能となる。なお、トレーニング装置10は、模擬体16を水Wに完全に水没した状態としなくてもよいことは勿論であり、マネキン14内に貯留する水Wの貯留量を変更することで、X線透過画像に映し出される模擬体16の鮮明度を適宜調整することができる。
そして、模擬体16内に挿入したカテーテルからX線造影剤を吐出したとしても、模擬体16の排出管48を介して空間部12にX線造影剤を直ぐに排出することができる。よって、模擬体16内のX線造影剤の残留を低減することができ、訓練を連続的に続けることが可能となる。なお、トレーニング装置10は、X線造影剤の排出だけでなく、種々の手技の訓練に応じて用いた使用物を排出することができることは勿論である。
また、マネキン14外部の循環部18が、第2循環チューブ70と遠心ポンプ72を備えることで、マネキン14内に貯留された水Wをマネキン14の外部でスムーズに循環することが可能となる。なお、循環部18は、マネキン14の空間部12内に設けてもよく、これにより省スペース化を一層図ることができる。ここで、通常、心臓モデルを拍動させる構成とした場合は、水Wを溜めるリザーバを別途設ける必要があるが、トレーニング装置10は、このリザーバをマネキン14によって代用することができ、装置を一層簡便化することができる。
さらに、心臓排出管62は、マネキン14の排出用コネクタ66(すなわち、第2循環チューブ70)に接続することもできる。このように心臓排出管62を排出用コネクタ66に接続することで、訓練時に必要に応じて、第2循環チューブ70に水Wをスムーズに導くことができる。
またさらに、マネキン14が透明(又は半透明)となっていることで、訓練時にカバーをかけずに訓練を行うと、カテーテルの位置を容易に視認することができる。従って、ユーザはトレーニング装置10により汎用性の高い訓練を行うことができる。そして、マネキン14の上面に開口部22を有することで、開口部22を介して空間部12に液体を貯留することができ、さらに空間部12や模擬体16内に存在する空気を排出することができる。
以上のように、ユーザは、トレーニング装置10により、現実に近い訓練を行うことができ、インターベンション手技を良好に習得(上達)することができる。なお、トレーニング装置10は、上述した構成だけでなく、種々の構成を取り得ることは勿論である。以下、トレーニング装置の変形例について説明していく。なお、以下の説明において、本実施形態に係るトレーニング装置10と同一の構成又は同一の機能を有する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明については省略する。
〔変形例〕
変形例に係るトレーニング装置10Aは、図5に示すように、本実施形態に係るトレーニング装置10と水Wの循環経路が異なるように構成されている。すなわち、マネキン14には、2つの供給用コネクタ100、102と2つの排出用コネクタ104、106が設けられる。そして、供給管111は、供給用コネクタ100と模擬心臓体40の間を直接接続する心臓供給管108と、供給用コネクタ102と大動脈モデル30の間を直接接続する大動脈供給管110とにより構成される。また、排出管115は、排出用コネクタ104と模擬心臓体40の間を直接接続する心臓排出管112と、空間部12において端部が自由状態となっている2つ動脈排出管114、114とにより構成される。排出用コネクタ106は、マネキン14の空間部12に露出されることで、マネキン14内の水Wを循環部18Aに流通することが可能である。
循環部18Aは、供給用コネクタ100に接続する第1循環チューブ116、排出用コネクタ106に接続する第2循環チューブ118、供給用コネクタ102に接続する第3循環チューブ120、及び排出用コネクタ104に接続する第4循環チューブ122を備える。第1と第3循環チューブ116、120は、途中位置で相互接続して遠心ポンプ72の流出部72aに接続され、第2と第4循環チューブ118、122は、途中位置で相互接続して遠心ポンプ72の流入部72bに接続される。第3循環チューブ120途上には電磁弁76が設けられている。
そして、変形例に係るトレーニング装置10Aは、第2循環チューブ118に排出用の電磁弁124(下流側弁部)を備えた構成となっている。この電磁弁124は、電磁弁コントローラ78に接続されており、電磁弁コントローラ78からの電力パルスに基づき、第2循環チューブ118内の第2環路(図示せず)を開閉する機能を有している。
次に、以上のように構成されるトレーニング装置10Aの水Wの循環について説明する。遠心ポンプ72の流出部72aから流出した水Wは、第1循環チューブ116を通る水Wと第3循環チューブ120を通る水Wに分流される。第3循環チューブ120を通る水Wは、電磁弁76の作用により流動量が変動することになり、この流動量が変動した水Wが大動脈供給管110を介して大動脈モデル30の大動脈側内腔31に供給される。第1循環チューブ116を通る水Wは、流動量が大きく変動せずに、心臓供給管108を介して模擬心臓体40の流動室50に供給される。
一方、第2循環チューブ118は、遠心ポンプ72の吸引作用下にマネキン14内に貯留されている水Wを吸引する。第4循環チューブ122は、排出用コネクタ104を介して心臓排出管112に接続していることで、流動室50に流動した水Wを直接的に吸引する。
ここで、第2循環チューブ118に設けられた電磁弁124は、電磁弁コントローラ78により第3循環チューブ120に設けられた電磁弁76と位相がずれるように開閉する。つまり、電磁弁124は、電磁弁76が開状態のときに閉状態となり、電磁弁76が閉状態のときに開状態となるように動作する。その結果、電磁弁76が開状態で第3循環チューブ120から大動脈モデル30の大動脈側内腔31に水Wが流動するタイミングでは、電磁弁124が閉状態となることで第2循環チューブ118への水Wの流動を堰き止めることができ、模擬心臓体40を膨らませることができる。逆に、電磁弁76が閉状態で第3循環チューブ120の水Wの流動が少なくなるタイミングでは、電磁弁124が開状態となることで堰き止めていた水Wを第2循環チューブ118からスムーズに排出することができ、模擬心臓体40の収縮を促進することができる。
従って、変形例に係るトレーニング装置10Aは、模擬心臓体40に水Wを供給及び排出する循環経路に電磁弁76、124を有することで、水Wの流動量に基づき模擬心臓体40をより確実に拍動させることができる。これにより模擬体16が一層現実に近い状態となるため、ユーザは、カテーテル手技を良好に習得(上達)することができる。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。例えば、マネキン14の空間部12に貯留する液体(すなわち、模擬体16内を流動する液体)は、水Wに限定されるものではない。この場合、実際の血液に近い粘性を有する液体を用いることで、より現実に近い環境とすることもできる。
10、10A…トレーニング装置 12…空間部
14…マネキン 16…模擬体
18、18A…循環部 22…開口部
26…血管モデル 28…心臓モデル
46…供給管 48…排出管
50…流動室 86…X線撮影システム

Claims (7)

  1. カテーテルを送達可能な案内用配管、及び前記カテーテルによる処置がなされる生体器官を模した処置部を含む模擬体と、
    前記模擬体に液体を供給する供給部と、
    前記模擬体から前記液体を排出する排出部と、
    前記液体を貯留可能であり、前記模擬体の少なくとも一部を水没させた状態で収容する空間部を有する容器と、
    前記空間部に存在する液体を循環させて前記供給部に供給する循環部とを備える
    ことを特徴とするトレーニング装置。
  2. 請求項1記載のトレーニング装置において、
    前記循環部は、前記供給部に供給する前記液体の流動量を周期的に変動させる上流側弁部を備える
    ことを特徴とするトレーニング装置。
  3. 請求項1又は2記載のトレーニング装置において、
    前記循環部は、前記空間部に存在する前記液体又は前記排出部の前記液体を流通可能な吸引用配管と、
    前記吸引用配管に接続され、該吸引用配管に負圧を付与することで前記液体を吸引して、前記供給部に供給するポンプとを含む
    ことを特徴とするトレーニング装置。
  4. 請求項3記載のトレーニング装置において、
    前記循環部は、前記吸引用配管を流通する前記液体の流動量を周期的に変動させる下流側弁部を備える
    ことを特徴とするトレーニング装置。
  5. 請求項3又は4記載のトレーニング装置において、
    前記排出部は、前記模擬体に直接接続される排出用配管を含み、
    前記排出用配管は、前記吸引用配管に着脱自在に接続される
    ことを特徴とするトレーニング装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のトレーニング装置において、
    前記容器は、前記模擬体を視認可能とする透明又は半透明で、且つ人体の一部又は全部を模した人体モデルとして構成される
    ことを特徴とするトレーニング装置。
  7. 請求項6記載のトレーニング装置において、
    前記容器は、載置状態において前記空間部と外部を連通する開口部を上面に有する
    ことを特徴とするトレーニング装置。
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