JP2003022004A - 患者モデル人形 - Google Patents

患者モデル人形

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JP2003022004A
JP2003022004A JP2001208610A JP2001208610A JP2003022004A JP 2003022004 A JP2003022004 A JP 2003022004A JP 2001208610 A JP2001208610 A JP 2001208610A JP 2001208610 A JP2001208610 A JP 2001208610A JP 2003022004 A JP2003022004 A JP 2003022004A
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JP
Japan
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catheter
excretion
doll
patient model
patient
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JP2001208610A
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English (en)
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Ayako Tamura
綾子 田村
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Techno Network Shikoku Co Ltd
Original Assignee
Techno Network Shikoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現実の患者に近い状態で点滴や排尿の練習が
できるようにする。術後等の患者の状態をリアルに再現
する。点滴として供給する液体を排泄物として排出する
ことによって、取り扱いを簡単にして、長時間にわたっ
て点滴や排泄物の演習をする。 【解決手段】 患者モデル人形は、供給カテーテル1を
脱着できるように連結する供給側連結部2と、排泄カテ
ーテル3を脱着できるように連結する排泄側連結部4
を、人間全体の形状としている人形の内部に設けてい
る。供給側連結部2と排泄側連結部4は、人形の内部に
設けている水密構造の連結回路具5で連結している。患
者モデル人形は、供給カテーテル1から供給される点滴
を連結回路具5で排泄側連結部4に移送して、排泄カテ
ーテル3から排泄するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臨床看護の演習に
使用する患者モデル人形に関し、とくに、術後急性期患
者の観察演習に最適な患者モデル人形に関する。
【0002】
【従来の技術】成人看護学において、術後急性期(術後
1日目)の患者の観察については、看護学生にとって大
切な学習項目のひとつである。しかし実習上において
は、学習しにくい項目である。術後急性期の患者は、中
心静脈カテーテルを挿入して点滴し、さらに膀胱内尿留
置カテーテルを挿入して持続的に排尿し、さらにまた、
胸腔内カテーテルを挿入して排泄している。これ等の点
滴、排尿、排泄から患者の状態が観察されるが、現実に
術後の患者を使用しての演習は好ましくない。このた
め、点滴の演習には専用の装置が使用される。この装置
は、現実の患者にカテーテルを入れて点滴するのではな
く、たとえば、腕の模型にカテーテルを入れ、ダイヤル
等で点滴量を調整するための演習が行われる。さらに、
患者から排泄される排尿や排泄物の演習にあっては、現
実の患者からの排泄物ではなくて、顔料等で着色した液
体を使用して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】専用の装置等を使用し
て、点滴量や排尿等の演習はできる。ただ、これ等の演
習は、各々を独立しての演習はできるが、術後急性期の
現実の患者を総合的に、しかもリアルに観察しながらの
演習はできない。本発明者は、現実の患者に近い状態で
点滴の演習をする患者モデル人形を試作した。この患者
モデル人形は、全体を人間全身の形状としている。さら
に、手や下肢の体表面には、静脈カテーテルを挿入でき
る連結部を設けている。この患者モデル人形を使用する
と、リアルに点滴等の演習ができる。ただ、この患者モ
デル人形によっても、術後急性期の患者と同じような状
態でリアルな練習はできない。
【0004】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、現実
の患者に近い状態で点滴の練習ができ、さらに排泄物か
ら術後等の患者の状態の演習ができる患者モデル人形を
提供することにある。また、本発明の他の大切な目的
は、点滴として供給する液体を排泄物として排出するこ
とにより、取り扱いを簡単にして、長時間にわたって点
滴や排泄物の演習ができる患者モデル人形を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の患者モデル人形
は、供給カテーテル1を脱着できるように連結する供給
側連結部2と、排泄カテーテル3を脱着できるように連
結する排泄側連結部4を、人間全体の形状としている人
形の内部に設けている。供給側連結部2と排泄側連結部
4は、人形の内部に設けている水密構造の連結回路具5
で連結している。患者モデル人形は、供給カテーテル1
から供給される点滴を連結回路具5で排泄側連結部4に
移送して、排泄カテーテル3から排泄するようにしてい
る。
【0006】連結回路具5は、貯溜容器13を備えるこ
とができる。この患者モデル人形は、供給カテーテル1
から供給される点滴を貯溜容器13に一時貯留できるの
で、供給カテーテル1からの供給量と排泄カテーテル3
からの排泄量とを理想の状態に調整できる。さらに、連
結回路具5は、着色材23の添加機構15を連結するこ
とができる。この患者モデル人形は、排泄カテーテル3
から排泄される尿21や排泄物22を現実に近い状態に
着色して、よりリアルな演習が実現できる。
【0007】供給側連結部2は、中心静脈カテーテル1
Aを挿入する位置に、あるいは、下肢19にあって静脈
点滴1Bを連結する位置に設けることができる。排泄側
連結部4は、膀胱内尿留置カテーテル3Aを挿入できる
位置に、あるいは、胸腔内カテーテル3Bを挿入できる
位置に設けることができる。このように、実際にカテー
テルを挿入する位置に供給側連結部2や排泄側連結部4
を設ける患者モデル人形は、よりリアルな演習が実現で
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための患者モデル人形を例示す
るものであって、本発明は患者モデル人形を下記のもの
に特定しない。
【0009】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0010】図1に示す患者モデル人形は、軟質の合成
樹脂でもって全体の形状を人間全体の形状、すなわち頭
と胴体と手足からなる形状に成形している。軟質の合成
樹脂は、たとえば軟質ウレタン樹脂である。軟質の人形
は、人間と同じように体表面を柔軟にできる。ただ、人
形は、ウレタン以外に合成樹脂で成形することもでき
る。人形は、内部に中空部6を設けている。さらに、人
形は、供給カテーテル1を脱着できるように連結する供
給側連結部2と、排泄カテーテル3を脱着できるように
連結する排泄側連結部4を設けている。この供給側連結
部2と排泄側連結部4は、人形の内部に設けている水密
構造の連結回路具5で連結しており、供給カテーテル1
から供給される点滴を連結回路具5で排泄側連結部4に
移送して、排泄カテーテル3から排泄するようにしてい
る。
【0011】図の患者モデル人形は、供給側連結部2と
して、中心静脈カテーテル1Aを挿入する胸と、静脈点
滴1Bを連結する下肢19の2カ所に設けている。供給
側連結部2の拡大断面図を図2に示す。この図の供給側
連結部2は、人形の体表面7に表出するように貫通孔8
を設けて、この貫通孔8にカテーテルを挿入するための
パイプ9を固定している。パイプ9は、カテーテルの挿
入方向に傾斜させて人形に固定している。パイプ9は、
金属や合成樹脂等の硬質パイプ、あるいは軟質パイプで
ある。パイプ9は、体表面7から中空部6に貫通して、
中空部6に突出する部分にチューブ10を連結してい
る。チューブ10は連結回路具5で、パイプ9から流入
される点滴液20を排泄側連結部4に移送する。
【0012】さらに、図の人形は、排泄側連結部4を、
膀胱内尿留置カテーテル3Aを挿入できる位置と、胸腔
内カテーテル3Bを挿入する位置に設けている。膀胱内
尿留置カテーテル3Aは、尿21を排泄させるために患
者に挿入され、胸腔内カテーテル3Bは、胸腔に溜る排
泄物22を排泄するために患者に挿入される。排泄側連
結部4の拡大断面図を図3に示す。排泄側連結部4は、
供給側連結部2と同じように、体表面7に表出する貫通
孔8を設けて、貫通孔8にパイプ9を固定している。こ
のパイプ9は、ここに挿入される膀胱内尿留置カテーテ
ル3Aや胸腔内カテーテル3Bを気密に連結するため
に、パイプ9の内面に弾性層11を設け、あるいはパイ
プ全体を弾性材で形成している。パイプ9の内面に設け
ている弾性層11は、パイプ9に挿入される膀胱内尿留
置カテーテル3Aや胸腔内カテーテル3Bの外表面に気
密に密着する内形とする。また、弾性材で形成されるパ
イプも、カテーテルの外表面に気密に密着する内形とす
る。これ等のパイプ9は、膀胱内尿留置カテーテル3A
や胸腔内カテーテル3Bに気密に連結される。パイプ9
をカテーテルに気密に連結するのは、カテーテルが吸引
して体液をスムーズに排泄するためである。
【0013】現実の患者に使用される膀胱内尿留置カテ
ーテル3Aや胸腔内カテーテル3Bは、体内から尿21
や排泄物22を吸引して排泄するための吸引ポンプ12
に連結される。吸引ポンプ12が患者モデル人形から点
滴液20をスムーズに吸引するために、膀胱内尿留置カ
テーテル3Aや胸腔内カテーテル3Bは、パイプ9に気
密に連結することが大切である。排泄側連結部4は、カ
テーテルに連結している吸引ポンプ12でスムーズに吸
引できるように、カテーテルに気密に連結されているパ
イプ9を設けている。
【0014】連結回路具5は、供給側連結部2と排泄側
連結部4のパイプ9を連結するチューブ10を備え、チ
ューブ10の途中に貯溜容器13を連結している。貯溜
容器13は、供給側連結部2から供給される点滴液20
を一時的に蓄えて、排泄側連結部4から排出する。さら
に、図の連結回路具5は、貯溜容器13と排泄側連結部
4との間に流量を調整する流量調整弁14を設けてい
る。この患者モデル人形は、供給側連結部2から供給さ
れる点滴液20を貯溜容器13に蓄え、その排泄量を流
量調整弁14で調整できる。このため、点滴液20の供
給量と排泄量とを最適量に調整できる。
【0015】さらに、図の患者モデル人形は、貯溜容器
13に着色材23を添加する添加機構15を連結してい
る。添加機構15は、貯溜容器13ではなくて貯溜容器
13から排泄側連結部4に連結しているチューブ10の
途中に着色材23を添加することもできる。添加機構1
5は、排泄側連結部4から排泄される尿21や排泄物2
2の色を変えて、患者の種々の状態を再現する。添加機
構15は、着色材23の供給量を調整できる調整機構1
6を有する。最も簡単な調整機構16は、着色材23の
供給量を調整できる調整弁16Aである。調整機構16
は、着色材23を蓄える容器17を患者モデル人形より
も高く配設して、チューブの途中に調整弁16Aを連結
している。この調整機構16は、調整弁16Aの開度で
着色材23の供給量を調整できる。図示しないが調整機
構は、流量を調整できるポンプとすることもできる。こ
の調整機構は、着色材23を蓄える容器を必ずしも患者
モデル人形よりも高く配設する必要がない。ポンプが着
色材23を吸入して、貯溜容器や排泄側連結部に供給す
るからである。
【0016】
【発明の効果】本発明の患者モデル人形は、現実の患者
に近い状態で点滴の練習ができると共に、排泄物から手
術後等の患者の状態の演習ができる特長がある。それ
は、本発明の患者モデル人形が、供給カテーテルを脱着
できるように連結する供給側連結部と、排泄カテーテル
を脱着できるように連結する排泄側連結部を人形の内部
に設けており、供給側連結部と排泄側連結部とを水密構
造の連結回路具で連結しているからである。この構造の
患者モデル人形は、供給カテーテルから供給される点滴
を、連結回路具で排泄側連結部に移送して、排泄カテー
テルから排泄できる。このため、一体の人形で点滴と排
尿等の演習を同時に行うことができ、術後急性期の患者
に極めて近い状態でリアルな演習ができる。さらに、点
滴として供給する液体を排泄物として排出するので、取
り扱いを簡単にして、長時間にわたって点滴や排泄物の
演習ができる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる患者モデル人形の概
略構成図
【図2】供給側連結部の一例を示す拡大断面図
【図3】排泄側連結部の一例を示す拡大断面図
【符号の説明】
1…供給カテーテル 1A…中心静脈カテーテル 1B…静脈点滴 2…供給側連結部 3…排泄カテーテル 3A…膀胱内尿留置カテーテ
ル 3B…胸腔内カテーテル 4…排泄側連結部 5…連結回路具 6…中空部 7…体表面 8…貫通孔 9…パイプ 10…チューブ 11…弾性層 12…吸引ポンプ 13…貯溜容器 14…流量調整弁 15…添加機構 16…調整機構 16A…調整弁 17…容器 19…下肢 20…点滴液 21…尿 22…排泄物 23…着色材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給カテーテル(1)を脱着できるように
    連結する供給側連結部(2)と、排泄カテーテル(3)を脱着
    できるように連結する排泄側連結部(4)を人間全体の形
    状としている人形の内部に設けており、 この供給側連結部(2)と排泄側連結部(4)は人形の内部に
    設けている水密構造の連結回路具(5)で連結しており、
    供給カテーテル(1)から供給される点滴を連結回路具(5)
    で排泄側連結部(4)に移送して、排泄カテーテル(3)から
    排泄するようにしてなる患者モデル人形。
  2. 【請求項2】 連結回路具(5)が貯溜容器(13)を備える
    請求項1に記載される患者モデル人形。
  3. 【請求項3】 連結回路具(5)に着色材(23)の添加機構
    (15)を連結している請求項1に記載される患者モデル人
    形。
  4. 【請求項4】 供給側連結部(2)が、中心静脈カテーテ
    ル(1A)を挿入する位置に設けられている請求項1に記載
    される患者モデル人形。
  5. 【請求項5】 供給側連結部(2)が、下肢(19)にあって
    静脈点滴(1B)を連結する位置に設けられている請求項1
    に記載される患者モデル人形。
  6. 【請求項6】 排泄側連結部(4)が、膀胱内尿留置カテ
    ーテル(3A)を挿入できる位置に設けられている請求項1
    に記載される患者モデル人形。
  7. 【請求項7】 排泄側連結部(4)が、胸腔内カテーテル
    (3B)を挿入できる位置に設けられている請求項1に記載
    される患者モデル人形。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170075A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Terumo Corp トレーニング装置
CN113838352A (zh) * 2021-08-26 2021-12-24 新疆医科大学第六附属医院 一种消化科用演示模型

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