JP2014169647A - 内燃機関の過給機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上り勾配の登坂時において、運転者の加速要求に短時間で対応可能な加速レスポンスの優れた内燃機関の過給機制御装置を提供する。
【解決手段】車両の内燃機関1から排出される排ガスによって駆動する排気タービン32、吸気通路2に設けられて排気タービン32によって駆動されて吸気加圧を行うコンプレッサ31、及び排気タービン32を迂回して排ガスを排出するバイパス通路34を開閉可能なウエストゲートバルブ35を有する過給機30を備えた内燃機関1の過給機制御装置6であって、ウエストゲートバルブ35の開度を検出するウエストゲート開度センサ37と、車両が走行する路面の勾配を検出する勾配検出手段7と、ウエストゲートバルブ35が全閉でなく、登坂路の勾配が第1閾値以上の場合に、ウエストゲートバルブ35を閉方向へ制御する制御手段41と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等に搭載される内燃機関の過給機制御装置に関する。
内燃機関の出力向上、燃費改善を図るために排ガスを利用した過給機が用いられている。
過給機は、排気通路を流れる排ガスによって排気タービンを駆動し、当該排気タービンに連結されたコンプレッサによって空気を過給することで内燃機関の出力を上げている。
こうした過給機を有する内燃機関には、過給圧の制御のために排出ガスをバイパスさせるウエストゲートシステムが装備されている(例えば、特許文献1)。過給機の排気タービンを迂回させるバイパス通路を設けるとともに、当該バイパス通路にウエストゲートバルブを設け、過給圧が最大過給圧を超えると、ウエストゲートバルブが開く構造となっている。
ところが、ウエストゲートバルブは、一般的に定常走行など実用域のほとんどで閉止されている。このため、低負荷、低回転など内燃機関の排気エネルギーが小さい低負荷運転時は、過給機の排気タービンが抵抗となって、内燃機関から排気タービンまでの区間の排気圧力(以下、排圧という)が極度に高まり、内燃機関に不必要な負担を与えてしまい、燃費が悪化してしまう。
そこで、近年、内燃機関の低負荷運転時には、ウエストゲートバルブを開放させる方法が用いられている。これにより、低負荷運転時には、排出ガスがバイパス通路から逃げ、燃費の悪化の要因となる排圧上昇が低減される。
特開平8−284674号公報
しかしながら、内燃機関の低負荷運転時にウエストゲートバルブを開放すると、低回転且つ低負荷域での排気タービンの回転速度が低くなるため、登坂時に運転者のアクセル操作による加速要求があると、この状態から加速が開始され、過給状態に移行しようとするとき、まずウエストゲートバルブが閉じられてからタービン回転速度が上昇し過給が開始する。したがって、加速要求から過給開始までの間にタイムラグが生じ、加速レスポンスが悪いという問題点があった。
なお、特許文献1には、勾配に応じてウエストゲートバルブの閉弁時の閉鎖力を可変にしてウエストゲートバルブの開放を一時的に遅らせる記載は有るが、勾配に応じて開度状態を制御して加速レスポンスを向上する記載は無い。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みなされた発明であって、登坂時において、運転者の加速要求に短時間で対応可能な加速レスポンスの優れた内燃機関の過給機制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の内燃機関の過給機制御装置は、車両の内燃機関から排出される排ガスによって駆動する排気タービン、吸気通路に設けられて前記排気タービンによって駆動されて吸気加圧を行うコンプレッサ、及び前記排気タービンを迂回して排ガスを排出するバイパス通路を開閉可能なウエストゲートバルブを有する過給機を備えた内燃機関の過給機制御装置であって、
前記ウエストゲートバルブの開度を検出するウエストゲート開度検出手段と、
前記車両が走行する路面の勾配を検出する勾配検出手段と、
前記勾配検出結果に基づいて前記ウエストゲートを開弁状態から閉方向へ制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の内燃機関の過給機制御装置によれば、登坂時に運転者によってアクセル開度が増加されて負荷が増大すると、ウエストゲートバルブは閉弁方向へ制御されるため、タービン回転速度が即座に上昇し過給が開始する。これにより、加速要求から過給開始までのタイムラグがほとんど無くなるため、加速レスポンスを向上させ、車両のずり下がりを防止することができる。
また、前記制御手段は、前記ウエストゲート開度検出手段による検出結果が全閉で無く、且つ前記勾配検出手段による検出結果が予め設定された第1閾値以上の場合に、前記ウエストゲートバルブを開弁状態から閉弁方向へ制御するとよい。
これにより、ウエストゲート開度検出手段による検出結果が全閉で無く、且つ勾配検出手段による検出結果が第1閾値以上の登坂時にウエストゲートバルブを開弁状態から閉弁方向へ制御するので、低負荷運転時(例えば、微速走行時)等に、タービンに排ガス全量を送り、タービン回転速度をある程度高く保つことができる。
また、運転者のアクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段を更に備えており、
前記制御手段は、前記勾配検出手段による検出結果が予め設定された第1閾値以上で前記ウエストゲートバルブが開弁状態から閉弁方向へ制御している状態において、前記アクセル操作量検出手段により検出されたアクセル操作量が予め設定された所定値以下の場合には、前記ウエストゲートバルブを開弁方向に制御するとよい。
このように、アクセル操作量検出手段を備えているため、運転者の加速意思を把握することができる。そして、検出されたアクセル操作量が所定値以下の場合、運転者には急速な加速意思が無いと考えられるので、加速レスポンスよりも燃費を向上させるために、ウエストゲートバルブを開いて排ガスをバイパス通路に迂回させることで、燃費の悪化の要因となる排ガス流路の排圧上昇を低減することができる。
また、前記勾配検出手段による検出結果に基づいて前記ウエストゲートバルブの開度を設定する開度設定手段を更に備えており、
前記開度設定手段は、前記勾配検出手段による検出結果が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、前記ウエストゲートバルブの開度を全開未満に設定し、
前記制御手段は、前記開度設定手段によって設定された前記開度となるように前記ウエストゲートバルブの開度量を制御するとよい。
第1閾値よりも大きい第2閾値以上の勾配の登坂時には、前進のために運転者から加速を要求されることが考えられる。このため、アクセル操作量検出手段によるアクセル操作量が所定値以下の場合であっても第2閾値以上の勾配の登坂時には、運転者からの加速要求に即座に対応できるように、予めウエストゲートバルブの開度を全開未満に調整しておく。これにより、加速レスポンスを向上させるとともに、車両が後進することを防止できる。
また、前記開度設定手段は、
前記勾配検出手段による検出結果が前記第1閾値以上、且つ第2閾値未満の場合に、前記ウエストゲートバルブの開度量を全開に設定するとよい。
このように、第1閾値以上、且つ第2閾値未満の上り勾配の場合に、アクセル操作量が所定値以下であれば、急速な加速を要求されることはほとんど無いと考えられる。このため、ウエストゲートバルブの開度量を全開に設定して、排ガスをバイパス通路に迂回させることで、燃費の悪化の要因となる排ガス流路の排圧上昇を低減することができる。
本発明によれば、上り勾配の登坂時において、運転者の加速要求に短時間で対応可能な加速レスポンスの優れた内燃機関の過給機制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る内燃機関の過給機制御装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る内燃機関の過給機制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係るアクセル開度増加量ΔAPSの算出方法を示す図である。 本発明の実施形態に係る過給機制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給機制御装置を示す図である。また、図2は、本発明の実施形態に係る内燃機関の過給機制御装置のブロック図である。
図1及び図2に示すように、車両の内燃機関1は、内燃機関本体11と、内燃機関本体11の内部に設けられ、ピストン12とシリンダヘッド13及びシリンダ14とによって囲まれた空間にて燃料を燃焼させる燃焼室11aと、当該燃焼室11aに空気を導入する吸気通路2と、燃焼室11aで燃焼した燃焼ガスを内燃機関1の外部に導出する排気通路3とを有している。
また、シリンダヘッド13にはインジェクタ15が設けられている。このインジェクタ15は、その先端側が燃焼室11aに臨むように配設されており、インジェクタ15から燃焼室11a内に直接燃料が噴射される。
インジェクタ15と図示しない燃料タンクとの間には燃料供給路16が設けられ、この燃料供給路16上に、燃料ポンプ17が設けられている。
また、内燃機関1には、EGR装置20が設けられている。このEGR装置20は、EGR通路21(排気還流通路)を備えている。
EGR通路21の一端部21aは吸気温度センサ18とスロットルバルブ19との間の吸気通路2に接続されている。
EGR通路21の他端部21bは排気通路3に接続されており、排ガスの一部がEGR通路21を通って吸気通路2に導入される。
EGR通路21の一端部21aには、当該EGR通路21を開閉するEGRバルブ22が設けられている。EGR通路21におけるEGRバルブ22の上流(排気側)には、EGR通路21内を流れる排ガスを冷却するためのEGRクーラが設けられている。
また、内燃機関1には過給機30が設けられている。この過給機30は、吸気通路2に配設され、エアクリーナ8で吸引した空気を加圧するコンプレッサ31と、排気通路3に配設され、当該排気通路3内の排ガスを排出すると共に、コンプレッサ31と同軸に配設された排気タービン32と、排気タービン32とコンプレッサ31とを連結するシャフト33と、を備えている。
過給機30は、内燃機関1から排出された排ガスにより、排気タービン32を回転させる。そして、この排気タービン32の回転力でコンプレッサ31を駆動させて、吸気通路2の空気(吸気)を過給する。過給された空気は、内燃機関1の各気筒の燃焼室11aに供給される。
コンプレッサ31の下流側(吸気流れの下流側)の吸気通路2には、コンプレッサ31により過給された空気を冷却するインタークーラ4が設けられている。なお、図中の符号5は、排気通路3の排気タービン32下流に設けられた触媒を示している。
過給機30は、一端が排気タービン32よりも上流側の排気通路3に接続され、他端が排気タービン32よりも下流側の排気通路3に接続されて、排気タービン32を迂回するバイパス通路34を備えている。
このバイパス通路34には、ウエストゲートバルブ35と、当該ウエストゲートバルブ35を開閉制御する電動モータ36と、が設けられている。
電動モータ36の回転量を制御することによって、ウエストゲートバルブ35の開度を調整することができる。
そして、過給機30を制御する過給機制御装置6は、勾配検出手段7と、アクセルセンサ9(アクセル操作量検出手段に相当)と、ウエストゲート開度センサ37と、を備えている。
勾配検出手段7は、車両が走行している路面の勾配の程度を検出する。本実施形態では、勾配検出手段7として、加速度センサを用いた。加速度センサによる検出結果は、ECU40に出力される。
なお、本実施形態では、勾配検出手段7として加速度センサを用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、変速機が有する変速段を例えば奇数段と偶数段とに分け、それぞれの変速段群にクラッチ機構を設け、2基のクラッチ機構を交互に作動させて各変速段群への駆動力の伝達、遮断を行うデュアルクラッチ変速機の制御に用いられる路面の勾配情報を用いてもよいし、または、内燃機関1への燃料噴射量と車両加速度の関係や、ブレーキ作用力と車両の減速度などとの関係から勾配を算出してもよい。
アクセルセンサ9は、運転者によるアクセル開度(アクセルペダル踏み込み量)を検出する。そして、アクセルセンサ9による検出結果は、ECU40に出力される。
ウエストゲート開度センサ37は、ウエストゲートバルブ35の開度を検出する。そして、ウエストゲート開度センサ37による検出結果は、ECU40に出力される。
さらに、過給機制御装置6は、電動モータ36を駆動させてウエストゲートバルブ35の開閉を制御する制御手段41と、ウエストゲートバルブ35の開度を設定する開度設定手段42と、を備えている。制御手段41及び開度設定手段42は、ECU40内に設けられている。
制御手段41は、勾配検出手段7による検出結果に基づいて路面の勾配を演算やマップによって算出する。
そして、制御手段41は、ウエストゲート開度センサ37による検出結果が全閉で無く、且つ算出された勾配が予め設定された第1閾値以上の上り勾配の場合に、電動モータ36を駆動させてウエストゲートバルブ35を開弁状態から閉弁方向へ制御する。
算出された勾配の値は、開度設定手段42に出力される。
また、制御手段41は、図3に示すように、アクセルセンサ9の検出結果に基づいて単位時間Δt当たりのアクセル開度増加量ΔAPSを算出する。
そして、制御手段41は、路面の勾配の値が第1閾値以上で、且つアクセル開度増加量ΔAPSが所定値Atよりも大きい場合に、ノーマルクローズ制御(詳細は後述する)を実施する旨のクローズ制御信号を作成する。
そして、係る場合(路面の勾配の値が第1閾値以上で、且つアクセル開度増加量ΔAPSが所定値Atよりも大きい場合)に、ECU40は、制御手段41により作成されたノーマルクローズ制御信号に基づいてノーマルクローズ制御を実施する。
一方、制御手段41は、路面の勾配の値が第1閾値以上で、且つアクセル開度増加量ΔAPSが所定値At以下の場合に、ノーマルオープン制御(詳細は後述する)を実施する旨のオープン制御信号を作成する。作成されたオープン制御信号は、開度設定手段42に出力される。
そして、係る場合(路面の勾配の値が第1閾値以上で、且つアクセル開度増加量ΔAPSが所定値以下の場合)に、ECU40は、制御手段41により作成されたオープン制御信号に基づいてノーマルオープン制御を実施する。
開度設定手段42は、制御手段41からのオープン制御信号及び勾配検出手段7による検出結果に基づいて、ウエストゲートバルブ35の開度を設定する。
具体的に、開度設定手段42は、路面の勾配の値を受信して、当該勾配の値が予め設定された第2閾値(>第1閾値)以上か否かを判定する。
そして、開度設定手段42は、勾配の値が予め設定された第2閾値(>第1閾値)以上で、且つオープン制御信号を受信した場合に、勾配の値に応じてウエストゲートバルブ35の開度Lを0mm<L≦10mmの範囲内で設定する。
本実施形態では、ウエストゲートバルブ35の開度Lは、バルブの高さを示しており、例えば0mmのときに全閉状態、10mmのときに全開状態となる。なお、全閉状態、全開状態のバルブの高さは、これらの値に限定されるものではない。
ウエストゲートバルブ35の開度Lは、勾配の値と開度Lとの関係を示すマップ等に基づいて設定される。勾配の値が第2閾値よりもやや大きい場合に開度Lは大きくなり、勾配の値が第2閾値よりも十分に大きい場合に開度Lは小さくなるように設定される。
一方、開度設定手段42は、オープン制御信号及び路面の勾配の値を受信して、当該勾配の値が第2閾値(>第1閾値)未満の場合には、ウエストゲートバルブ35の開度Lを10mmに設定する。即ち、ウエストゲートバルブ35を全開へ制御する。
開度設定手段42によって設定された開度Lの値は、制御手段41に出力される。
制御手段41は、ウエストゲートバルブ35の開度Lが開度設定手段42によって設定された開度Lとなるように電動モータ36を制御する。
ECU40の入力部には、アクセルセンサ9、勾配検出手段7、ウエストゲート開度センサ37、吸気温度を検出する吸気温度センサ18、吸気量を検出するエアフロセンサ25、エンジン回転数センサ(図示しない)、スロットル開度センサ(図示しない)等の各種センサ類が接続されている。
ECU40の出力部には、ウエストゲートバルブ35、スロットルバルブ19、EGRバルブ22、内燃機関1の燃料ポンプ17等が接続されている。
ECU40は、図示しないCPU、ROM、RAM及びバックアップRAM等を更に備えている。
ROMは、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が格納されている。
CPUは、ROMに格納された各種制御プログラムやマップに基づいて各種の演算処理を実行する。
また、RAMは、CPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMは、例えば、内燃機関1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
次に、本実施形態におけるウエストゲートバルブ35の制御について説明する。
ウエストゲートバルブ35はECU40によりノーマルオープン制御又はノーマルクローズ制御される。
ノーマルオープン制御は、低回転且つ低負荷域では開弁、高回転且つ高負荷域にウエストゲートバルブ35を開弁方向に制御するものである。
ノーマルオープン制御用マップを用いて制御され、ノーマルオープン制御用マップには、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じたウエストゲートバルブ35の開閉状態が規定されている。
低回転且つ低負荷域から内燃機関1の加速(回転及び負荷上昇)を始めると、中負荷域でウエストゲートバルブ35が一旦閉方向へ制御され、さらに高負荷域に突入し過給圧が所定値に達するとウエストゲートバルブ35が開方向へ制御される。
一方、ノーマルクローズ制御は、アイドリングを含む低回転且つ低負荷域にウエストゲートバルブ35を閉止する制御である。
ノーマルクローズ制御用マップを用いて制御され、ノーマルクローズ制御用マップには、ノーマルオープン制御用マップと同様に、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じたウエストゲートバルブ35の開閉状態が規定されている。
ノーマルクローズ制御の場合、アイドリング等の低回転且つ低負荷域において、ウエストゲートバルブ35は閉止されている。
低回転且つ低負荷域から内燃機関1の加速(回転及び負荷上昇)を始めると、高負荷域になるまでウエストゲートバルブ35の閉止状態が維持され、高負荷域に突入し過給圧が所定値に達した時点でウエストゲートバルブ35は開弁方向に制御される。
ところで、ノーマルオープン制御を採用すると、ノーマルクローズ制御を採用する場合に比べ、低回転且つ低負荷領域において、ウエストゲートバルブ35が開放されているため、タービン回転速度が低くなる。
そして、この状態から運転者の要求によって加速が開始され、過給状態に移行しようとするとき、まずウエストゲートバルブ35が開弁状態から閉弁方向へ制御されてから排気タービン回転速度が上昇し、過給が開始される。したがって、加速開始(運転者がアクセルを踏み始めたとき)から過給開始までの間にタイムラグが生じ、加速レスポンスが低くなる。
そこで、本実施形態では、路面の勾配及びアクセル開度増加量ΔAPSに応じてノーマルクローズ制御用マップ又はノーマルオープン制御用マップのいずれかに従ってウエストゲートバルブ35を制御する。
以下、ウエストゲートバルブ35の制御方法について図4のフローチャートに沿って説明する。図4は、ウエストゲートバルブ35を制御するための過給機制御ルーチンを示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、勾配検出手段7及びウエストゲート開度センサ37によって、それぞれ路面の勾配、ウエストゲートバルブ35の開度を検出する(ステップS1)。
勾配検出手段7によって検出された検出結果に基づいて制御手段41が路面の勾配を算出する。
次に、制御手段41は、ウエストゲート開度センサ37による検出結果が全閉で無い場合に、算出された勾配の値が第1閾値以上か否かを判定する(ステップS2)。
制御手段41は、路面の勾配の値が第1閾値以上の上り勾配の場合(ステップS2のYES)、電動モータ36を駆動させてウエストゲートバルブ35を開弁状態から閉弁方向へ制御する。なお、このとき全閉としてもよい(ステップS3)。
一方、路面の勾配の値が第1閾値未満の場合(ステップS2のNO)は、再びステップS1を実施する。
次に、アクセルセンサ9によってアクセル開度を検出する(ステップS4)。
そして、アクセルセンサ9によって検出された検出結果に基づいて制御手段41がアクセル開度増加量ΔAPSを算出する。
次に、制御手段41は、アクセル開度増加量ΔAPSが予め設計等によって決定された所定値At以下か否かを判定する(ステップS5)。
そして、制御手段41は、アクセル開度増加量ΔAPSが所定値At以下であると判定した場合(ステップ5:YES)、オープン制御信号を作成する。作成されたオープン制御信号は、開度設定手段42に出力される。
次に、開度設定手段42は、ステップS1で算出した路面の勾配の値が第2閾値以上か否かを判定する(ステップS6)。
そして、開度設定手段42は、路面の勾配の値が第2閾値以上であると判定した場合(ステップS6:YES)、アクセル開度増加量ΔAPSに基づいてウエストゲートバルブ35の開度L(例えば、0<L<10mm)を算出する(ステップS7)。算出された開度Lは、制御手段41に出力される。この開度Lは例えばアクセル開度増加量ΔAPSに応じたウエストゲート開度Lを定めたマップを参照し算出される。
次に、制御手段41は、ウエストゲートバルブ35を算出された開度Lとなるように制御するとともに、ECU40がノーマルオープン制御を実施する(ステップS8)。
一方、路面の勾配の値が第2閾値未満であると判定した場合(ステップS6:NO)、ウエストゲートバルブ35を全開とする開度Lを算出する(ステップS9)。例えば、開度設定手段は開度Lを10mmとする。算出された開度Lは、制御手段41に出力される。
次に、制御手段41は、ウエストゲートバルブ35を全開にするとともに、ECU40がノーマルオープン制御を実施する(ステップS10)。
ところで、ステップS5において、アクセル開度増加量ΔAPSが所定値Atよりも大きいと判定した場合(ステップ5:NO)に、クローズ制御信号を作成する。作成されたクローズ制御信号に基づいて、ECU40は、ノーマルクローズ制御を実施する(ステップS10)。
上述した内燃機関1の過給機制御装置6によれば、勾配検出手段7による検出結果が第1閾値以上の登坂時にウエストゲートバルブ35を開弁状態から閉弁方向へ制御するので、低負荷運転時(例えば、微速走行時)等に、排気タービン32に排ガス全量を送り、タービン回転速度をある程度高く保つことができる。
そして、登坂時に運転者によってアクセル開度Lが増加されて負荷が増大すると、ウエストゲートバルブ35は閉止されているため、タービン回転速度が即座に上昇し過給が開始する。これにより、加速要求から過給開始までのタイムラグがほとんど無くなるため、加速レスポンスを向上させることができる。
また、アクセルセンサ9を備えているため、運転者の加速意思を把握することができる。そして、アクセル開度増加量ΔAPSが所定値At以下の場合、運転者には急速な加速意思が無いと考えられるので、加速レスポンスよりも燃費を向上させるために、ウエストゲートバルブ35を開いて排ガスをバイパス通路34に迂回させることで、燃費の悪化の要因となる排気通路3の排圧上昇を低減することができる。
そして、第1閾値よりも大きい第2閾値以上の勾配の登坂時には、前進のために運転者から加速を要求されることが考えられる。このため、アクセルセンサ9によるアクセル開度増加量ΔAPSが所定値At以下の場合であっても第2閾値以上の勾配の登坂時には、運転者からの加速要求に即座に対応できるように、予めウエストゲートバルブ35の開度Lを調整しておく。これにより、加速レスポンスを向上させるとともに、車両が後進することを防止できる。
さらに、第1閾値以上、且つ第2閾値未満の上り勾配の場合に、アクセル開度増加量ΔAPSが所定値At以下であれば、急速な加速を要求されることはほとんど無いと考えられる。このため、ウエストゲートバルブ35の開度Lを全開として、排ガスをバイパス通路34に迂回させることで、燃費の悪化の要因となる排気通路3の排圧上昇を低減することができる。
1 内燃機関
2 吸気通路
3 排気通路
4 インタークーラ
5 触媒
6 過給機制御装置
7 勾配検出手段
8 エアクリーナ
9 アクセルセンサ
11 内燃機関本体
11a 燃焼室
12 ピストン
13 シリンダヘッド
14 シリンダ
15 インジェクタ
16 燃料供給路
17 燃料ポンプ
18 吸気温度センサ
19 スロットルバルブ
20 EGR装置
21 EGR通路
21a 一端部
21b 他端部
22 EGRバルブ
25 エアフロセンサ
30 過給機
31 コンプレッサ
32 排気タービン
33 シャフト
34 バイパス通路
35 ウエストゲートバルブ
36 電動モータ
37 ウエストゲート開度センサ(ウエストゲート開度検出手段)
40 ECU
41 制御手段
42 開度設定手段

Claims (5)

  1. 車両の内燃機関から排出される排ガスによって駆動する排気タービン、吸気通路に設けられて前記排気タービンによって駆動されて吸気加圧を行うコンプレッサ、及び前記排気タービンを迂回して排ガスを排出するバイパス通路を開閉可能なウエストゲートバルブを有する過給機を備えた内燃機関の過給機制御装置であって、
    前記ウエストゲートバルブの開度を検出するウエストゲート開度検出手段と、
    前記車両が走行する路面の勾配を検出する勾配検出手段と、
    前記勾配検出結果に応じて前記ウエストゲートを開弁状態から閉弁方向へ制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の過給機制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記ウエストゲート開度検出手段による検出結果が全閉で無く、且つ前記勾配検出手段による検出結果が予め設定された第1閾値以上の場合に、前記ウエストゲートバルブを開弁状態から閉弁方向へ制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の過給機制御装置。
  3. 運転者のアクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段を更に備えており、
    前記制御手段は、前記勾配検出手段による検出結果が予め設定された第1閾値以上で前記ウエストゲートバルブが開弁状態から閉弁方向へ制御している状態において、前記アクセル操作量検出手段により検出されたアクセル操作量が予め設定された所定値以下の場合には、前記ウエストゲートバルブを開弁方向に制御することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の過給機制御装置。
  4. 前記勾配検出手段による検出結果に基づいて前記ウエストゲートバルブの開度を設定する開度設定手段を更に備えており、
    前記開度設定手段は、前記勾配検出手段による検出結果が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、前記ウエストゲートバルブの開度を全開未満の開度に設定し、
    前記制御手段は、前記開度設定手段によって設定された前記開度となるように前記ウエストゲートバルブの開度量を制御することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の過給機制御装置。
  5. 前記開度設定手段は、
    前記勾配検出手段による検出結果が前記第1閾値以上、且つ第2閾値未満の場合に、前記ウエストゲートバルブの開度量を全開に設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の過給機制御装置。
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