JP2014168592A - デンタルインプラント、並びに、デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじ - Google Patents

デンタルインプラント、並びに、デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじ Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で長期にわたってアバットメントの緩みを防止することができ、また、必要時には、比較的簡単にアバットメントを取り外すことができるインプラントを提供する。
【解決手段】第1めねじ部11を有するフィクスチャー10と、第1透孔21に連通する第2透孔22とを有し、第2透孔22の内側に第2めねじ部23を有するアバットメント20と、第1めねじ部に螺合する第1おねじ部31を有する締結ねじ30と、第2めねじ部23に対する第2おねじ部41の螺合により締結ねじ30を押圧する弛緩防止ねじ40とを備え、第2おねじ部41のねじ山のピッチがPb、第1おねじ部31のねじ山のピッチPaよりも小さく設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィクスチャーにねじで固定したアバットメントを緩みにくくしたデンタルインプラント、並びに、デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじに関する。
インプラント治療に使用されるデンタルインプラント(以下単に「インプラント」という。)70は、図3に示すように、大きくは3つのパーツ、すなわちフィクスチャー71、アバットメント72、上部構造73によって構成されている。このうち、フィクスチャー71は、インプラント体ともいわれ、例えば、チタン製である。
同図に示すように、歯(不図示)が抜けた後には、柔らかい海面骨60と硬い皮質骨61とからなる歯槽骨62と、これを覆う粘膜(歯肉)63とが残る。歯槽骨62に埋入孔を穿孔してフィクスチャー71を埋入し、このフィクスチャー71にアバットメント72を接続(固定)して支台とし、さらに、アバットメント72に上部構造73を装着して、インプラント70全体を構成することができる。
インプラント70においては、アバットメント71は、普通、ねじ(スクリュー)を使用して、フィクスチャー71に固定されている。
上部構造73を装着した後に、つまり、インプラント70が完成された後に、ねじがゆるむと、上部構造を一旦除去して(取り外して)、ねじを締め直し、再度、アバットメント72をしっかりと固定しなければならない。このため、上部構造を再製作する必要が生じる。とりわけシングルスタンド型のインプラントでアバットメント72が緩み易く、問題となっている。
このようなねじの緩みを防止するための代表的なものとしては、レジンなどの固定剤を、ねじに塗布して固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、キーを使用するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
このものは、フィクスチャーにアバットメントを固定するねじ(スクリュー)にキー溝(スリーブ挿入溝)を形成し、アバットメントにはロック溝を形成し、キー溝にキーを挿入するとともに、キー溝の係合凸部をロック溝に係合させる。これにより、アバットメントに対してねじが緩むことを防止している。
特開平9−66065号公報 特開平2003−325552号公報
しかしながら、レジンなどの固定剤を使用したものは、
(1)アバットメントを取り外す必要が生じた場合あっても、固定剤が有効な間は、ねじを緩めてアバットメントを取り外すことが困難であり、
(2)一方、固定剤が経年劣化すると、ねじ及びアバットメントが不要に緩むおそれがある、
という問題があった。
一方、キーを使用したものは、
(3)ねじにキー溝を、また、アバットメントにロック溝を形成し、キーには係合凸部を形成する等、ねじ、アバットメント、キーなどの小さな部品に対して微細で複雑な加工を施す必要がある、
という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でありながら
(1)一旦、固定したアバットメントであっても、取り外しが必要な場合には比較的容易に取り外すことができ、
(2)固定剤を使用することなくアバットメントの不要な緩みを長期にわたって防止することができ、
(3)さらに、キー溝、ロック溝、キー及び係合凸部等の微細で複雑な加工が不要である、
インプラント(デンタルインプラント)、並びに、デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじを提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、デンタルインプラントにおいて、中心軸に沿って形成された第1めねじ部を有するフィクスチャーと、前記中心軸に沿って形成されて前記第1めねじ部に連通する第1透孔と前記第1透孔よりも大径で段部を介して前記第1透孔に連通する第2透孔とを有し、前記第2透孔の内側に第2めねじ部を有するアバットメントと、前記第1透孔を貫通して前記第1めねじ部に螺合する第1おねじ部と、前記第1めねじ部に対する前記第1おねじ部の螺合により前記段部を押圧して前記アバットメントを前記フィクスチャーに押圧する押圧部と、前記第2透孔に位置する頭部とを有する締結ねじと、前記第2めねじ部に螺合される第2おねじ部を有し、前記第2めねじ部に対する前記第2おねじ部の螺合により前記締結ねじの前記頭部を押圧する弛緩防止ねじと、前記アバットメントを覆う上部構造と、を備え、前記第2おねじ部のねじ山のピッチが、前記第1おねじ部のねじ山のピッチよりも小さく設定されている、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るデンタルインプラントにおいて、前記第1おねじ部のねじ山と前記第2おねじ部のねじ山とは、右ねじ・左ねじの関係が逆の関係である、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、デンタルインプラントにおいて、中心軸に沿って形成された第1めねじ部を有するフィクスチャーと、前記中心軸に沿って形成されて前記第1めねじ部に連通する第1透孔と前記第1透孔よりも大径で段部を介して前記第1透孔に連通するテーパ状の第2透孔とを有するアバットメントと、前記第1透孔を貫通して前記第1めねじ部に螺合する第1おねじ部と、前記第1めねじ部に対する前記第1おねじ部の螺合により前記段部を押圧して前記アバットメントを前記フィクスチャーに押圧する押圧部と、外面に第2おねじ部が形成された頭部とを有する締結ねじと、外面が前記第2透孔に対応するテーパ状に形成されるとともに内面に前記第2おねじ部に螺合される第2めねじ部を有する弛緩防止ねじと、前記アバットメントを覆う上部構造と、を備え、前記第2おねじ部のねじ山のピッチが、前記第1おねじ部のねじ山のピッチよりも大きく設定されている、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじとにおいて、前記アバットメント、前記締結ねじ、及び前記弛緩防止ねじが、請求項1又は2に係るアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじである、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじとにおいて、前記アバットメント、前記締結ねじ、及び前記弛緩防止ねじが、請求項3に係るアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじである、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、締結ねじは、頭部を弛緩防止ねじによって押圧されているので、弛緩防止ねじが緩まない限り緩むことがない。また、弛緩防止ねじは、第2ねじ部のねじ山のピッチが、締結ねじの第1ねじ部のねじ山のピッチよりも小さく設定されているので、弛緩防止ねじと締結ねじとの双方が緩む方向に、同時に回転することはできない。したがって、締結ねじが緩むことができるのは、弛緩防止ねじのみが先に緩んだ場合に限られる。
ところで、インプラントが取り付けられる口腔内では、締結ねじと弛緩防止ねじとが受ける振動は、同時でしかも同一モードであり、また、両ねじ間には、押圧力を垂直抗力とする静止摩擦力が作用しているので、上述のように、弛緩防止ねじが先に緩むということは、ほとんど起こらない。
一方、フィクスチャーからアバットメントを取り外す場合には、弛緩防止ねじを先に緩めた後に、締結ねじを緩めるようにすれば、両ねじを緩めることは容易である。つまり、フィクスチャーからアバットメントを簡単に取り外すことができる。
このように、請求項1に係るインプラントは、
(1)一旦、固定したアバットメントであっても、取り外しが必要な場合には比較的容易に取り外すことができ、
(2)固定剤を使用することなくアバットメントの不要な緩みを長期にわたって防止することができ、
(3)さらに、キー溝、ロック溝、キー及び係合凸部等の微細で複雑な加工が不要である。
請求項2の発明によれば、締結ねじに緩み方向の力が作用した場合、締結ねじから弛緩防止ねじに伝達される力は、弛緩防止ねじには締め付け方向の力となるので、請求項1と同様の効果を奏することができる。
請求項3の発明によれば、アバットメントの中心軸に沿った方向の長さが短い場合であっても、上述の請求項1と同様の効果を奏することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1、2の発明と同様の効果を奏することができる。
請求項5の発明によれば、請求項3の発明と同様の効果を奏することができる。
実施形態1のインプラント1の中心軸Cを含む平面で切った断面図である。 実施形態2のインプラント2の中心軸Cを含む平面で切った断面図である。 一般的なインプラント70の外観を説明する図である。
以下、本発明を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1を参照して、本発明が適用された実施形態1に係るインプラント(デンタルインプラント)1について説明する。なお、以下の説明では、インプラント1の中心を通る線を中心線Cとし、また、図1中における中心線Cに沿っての下側を「先端側」、反対の上側を「基端側」とする。
同図に示すように、インプラント1は、フィクスチャー10と、アバットメント20と、締結ねじ30と、弛緩防止ねじ40と、上部構造50とを備えて構成されている。
フィクスチャー10は、中心軸Cに沿って形成された第1めねじ部11を有している。第1めねじ部11は、フィクスチャー10の基端側から先端側に向かって形成されている。第1めねじ部11は、右ねじに対応するように形成されている。第1めねじ部11は、ねじ山の断面形状が三角形,四角形,台形である三角ねじ,角ねじ,台形ねじ等を使用することができる。また、第1めねじ部11のピッチは、Paに設定されている。第1めねじ部11の基端側の開口部の周囲には、第1めねじ部11よりも大径の四角、六角または八角状の嵌合凹部12が形成されている。
フィクスチャー10は、例えば、チタン製であり、患者の歯が抜けた後の歯槽骨62(図3参照)に穿孔された埋入孔に埋入されるものである。
アバットメント20は、中心軸Cに沿って先端側から順に、第1透孔21と、第2透孔22と、第2めねじ部23とを有している。
第1透孔21は、フィクスチャー10の第1めねじ部11に連通している。
第2透孔22は、第1透孔21よりも大径に形成されていて、第1透孔21の基端側に、段部24を介して連通している。
第2めねじ部23は、第2透孔22における基端側に螺刻されている。第2めねじ部23は、右ねじに対応するように形成されている。第2めねじ部23は、ねじ山の断面形状が三角形,四角形,台形である三角ねじ,角ねじ,台形ねじ等を使用することができる。また、第2めねじ部23のピッチは、Pbに設定されている。
アバットメント20の先端側には、フィクスチャー10の嵌合凹部12に嵌合される四角、六角または八角状の嵌合凸部25が形成されている。
アバットメント20は、例えば、金属もしくはセラミック製であり、フィクスチャー10に嵌合されるとともに、次に説明する締結ねじ30によって、フィクスチャー10に固定される。
締結ねじ30は、中心軸Cに沿って先端側から順に、第1おねじ部31と、押圧部32と、頭部33とを有している。
第1おねじ部31は、フィクスチャー10の第1めねじ部11に螺合可能に形成されている。すなわち、第1おねじ部31は右ねじに対応するように形成され、ねじ山の断面形状は、第1めねじ部11のねじ山の断面形状と同じものが採用され、ねじ山のピッチはPaに設定されている。
押圧部32は、基端側の頭部33の直径を、先端側の直径よりも大きく設定することにより形成された段部である。押圧部32は、第1おねじ部31をフィクスチャー10の第1めねじ部11に螺合させた際に、アバットメント20の段部24を押圧する。これにより、アバットメント20をフィクスチャー10に固定する。
頭部33は、その頭部頂面33aが、第2めねじ部23から基端側に突出しない位置に位置するようになっている。すなわち、頭部頂面33aよりも基端側に、少なくとも第2めねじ部23の一部が存在するようになっている。これにより、次に説明する弛緩防止ねじ40によって頭部33を押圧することが可能となる。頭部頂面33aには、締結ねじ30を工具で回すための、凹部33b、例えば、すりわり、十字穴、六角穴が設けてある。
弛緩防止ねじ40は、ほぼ円柱状に形成されていて、外周面に第2おねじ部41を有している。
第2おねじ部41は、アバットメント20の第2めねじ部23に螺合可能に形成されている。すなわち、第2おねじ部41は右ねじに対応するように形成され、ねじ山の断面形状は、第2めねじ部23のねじ山の断面形状と同じものが採用され、ねじ山のピッチはPbに設定されている。弛緩防止ねじ40の頂面40aには、工具で回すための、凹部40b、例えば、すりわり、十字穴、六角穴が設けてある。
弛緩防止ねじ40は、第2おねじ部41を、アバットメント20の第2めねじ部23に螺合させて締め付けたときに、先端面40cによって、締結ねじ30の頭部33の頭部頂面33aを押圧するようになっている。
上部構造50は、フィクスチャー10に固定されたアバットメント20を支台として、これに被せるようにして固定されている。
本実施形態においては、上述の弛緩防止ねじ40の第2おねじ部41のねじ山のピッチPbが、締結ねじ30の第1おねじ部31のねじ山のピッチPaよりも小さく設定されている。これに対応して、アバットメント20の第2めねじ部23のねじ山のピッチPbも、フィクスチャー10の第1めねじ部11のねじ山のピッチPaよりも小さくなっている。
上述構造のインプラント1は、以下のようにして使用する。
(1)歯が抜けた後の患者の歯槽骨にあけられた埋入孔に、フィクスチャー10を埋入する。
(2)アバットメント20をフィクスチャー10に取り付ける。フィクスチャー10の嵌合凹部12にアバットメント20の嵌合凸部25を嵌合させて、フィクスチャー10に対してアバットメント20を位置決めした状態で取り付ける。
(3)締結ねじ30により、アバットメント20をフィクスチャー10に固定する。締結ねじ30の先端側の第1おねじ部31を、アバットメント20の基端側の第2透孔22に挿入し、さらに第1透孔21を貫通させて、フィクスチャー10の第1めねじ部11に螺合させる。さらに、工具で締結ねじ30を締め付けて、締結ねじ30の押圧部32により、アバットメント20の段部24を押圧する。これにより、フィクスチャー10にアバットメント20を固定する。
(4)弛緩防止ねじ40を取り付ける。弛緩防止ねじ40の第2おねじ部41を、アバットメント20の第2めねじ部23に螺合し、さらに、工具で締め付ける。これにより、弛緩防止ねじ40の先端面40cが締結ねじ30の頭部33の頭部頂面33aに当接して押圧する。
(5)上部構造50をアバットメント20に被せて固定する。
なお、上述とは逆に、アバットメント20をフィクスチャー10から取り外す場合には、まず、上部構造50をアバットメント20から取り外し、つづいて、弛緩防止ねじ40、締結ねじ30の順に、それぞれ緩めて外す。これにより、比較的容易に、アバットメント20をフィクスチャー10から取り外すことが可能である。
上述のインプラント1によれば、以下のような作用・効果を奏する。
締結ねじ30は、頭部33が弛緩防止ねじ40によって押圧されているので、弛緩防止ねじ40が緩まない限り緩むことはない。また、弛緩防止ねじ40の第2おねじ部41のねじ山のピッチPbは、締結ねじ30の第1おねじ部31のねじ山のピッチPaよりも小さく設定されているので、これら弛緩防止ねじ40と締結ねじ30とが一緒に回転することは困難である。
したがって、締結ねじ30が緩むことができるのは、弛緩防止ねじ40だけが先に緩んだ場合に限られる。
しかしながら、患者の口腔内では、締結ねじ30と弛緩防止ねじ40とが受ける振動は同時で同一モードであり、両者の間には静止摩擦力が働いているので、このようなことはめったに起こらない。
以上のように、本実施形態のインプラント1によれば、キー等を使用する従来例とは異なり比較的簡単な構成でありながら、固定剤を使用することなく、アバットメント20の緩みを有効に防止することができ、また、必要時にはアバットメント20の取り外しを比較的簡単に行うことができる。
以上の実施形態では、第1おねじ部31と第2おねじ部41の双方を、右ねじで構成した例を説明したが、これに代えて、双方とも左ねじで構成してもよいのはもちろんである。
また、第1おねじ部31と第2おねじ部との一方を右ねじとして、他方を左ねじとすることも可能である。この構成の場合、締結ねじ30に緩み方向の力が作用した場合、この締結ねじ30から弛緩防止ねじ40に伝達される力は、弛緩防止ねじ40には締め付け方向の力となるので、アバットメント20の緩みを、さらに確実に防止することができる。
なお、本実施形態のアバットメント20、締結ねじ30、及び弛緩防止ねじ40は、既存のフィクスチャー10及び上部構造50に対して、適用(使用)することが可能である。
<実施形態2>
図2を参照して、本発明が適用された実施形態2に係るインプラント(デンタルインプラント)2について説明する。なお、以下の説明では、インプラント2の中心を通る線を中心線Cとし、また、図2中における中心線Cに沿っての下側を「先端側」、反対の上側を「基端側」とする。
同図に示すように、インプラント2は、フィクスチャー60と、アバットメント70と、締結ねじ80と、弛緩防止ねじ90と、上部構造50とを備えて構成されている。
フィクスチャー60は、中心軸Cに沿って形成された第1めねじ部61を有している。第1めねじ部61は、フィクスチャー60の基端側から先端側に向かって形成されている。第1めねじ部61は、右ねじに対応するように形成されている。第1めねじ部61は、ねじ山の断面形状が三角形,四角形,台形である三角ねじ,角ねじ,台形ねじ等を使用することができる。また、第1めねじ部61のピッチは、Pcに設定されている。第1めねじ部61の基端側の開口部の周囲には、第1めねじ部61よりも大径の四角、六角または八角状の嵌合凹部62が形成されている。
フィクスチャー60は、例えば、チタン製であり、患者の歯が抜けた後の歯槽骨62(図3参照)に穿孔された埋入孔に埋入されるものである。
アバットメント70は、中心軸Cに沿って先端側から順に、第1透孔71と、第2透孔72とを有している。
第1透孔71は、フィクスチャー60の第1めねじ部61に連通している。
第2透孔72は、第1透孔71よりも大径で、かつ基端側程、大径になるテーパ状に形成されている。第2透孔72は、内面がテーパ面72aとなっていて、第1透孔71の基端側に、段部73を介して連通している。
アバットメント70の先端側には、フィクスチャー60の嵌合凹部62に嵌合される四角、六角または八角状の嵌合凸部74が形成されている。
アバットメント70は、例えば、金属もしくはセラミック製であり、フィクスチャー60に嵌合されるとともに、次に説明する締結ねじ80によって、フィクスチャー60に固定される。
締結ねじ80は、中心軸Cに沿って先端側から順に、第1おねじ部81と、押圧部82と、頭部83とを有しており、頭部83の基端側の外周面には第2おねじ部84が形成されている。
第1おねじ部81は、フィクスチャー60の第1めねじ部61に螺合可能に形成されている。すなわち、第1おねじ部81は右ねじに対応するように形成され、ねじ山の断面形状は、第1めねじ部61のねじ山の断面形状と同じものが採用され、ねじ山のピッチはPcに設定されている。
押圧部82は、基端側の頭部83の直径を、先端側の直径よりも大きく設定することにより形成された段部である。押圧部82は、第1おねじ部81をフィクスチャー60の第1めねじ部61に螺合させた際に、アバットメント70の段部73を押圧する。これにより、アバットメント70をフィクスチャー60に固定する。
頭部83は、ほぼ円柱状に形成されていて、アバットメント70の第2透孔72内に配置されている。頭部83の基端面には、締結ねじ80を工具で回すための、凹部83a、例えば、すりわり、十字穴、六角穴が設けてある。
第2おねじ部84は、右ねじに対応するように形成されている。第2おねじ部84は、ねじ山の断面形状が三角形,四角形,台形である三角ねじ,角ねじ,台形ねじ等を使用することができる。また、第2おねじ部84のピッチは、Pdに設定されている。
弛緩防止ねじ90は、ほぼ円錐台状に形成されており、外面にはテーパ面91を有し、内面には第2めねじ部92を有している。
テーパ面91は、アバットメント70の第2透孔72のテーパ面72aに適合するように、つまり同じテーパ角を有するように形成されている。
第2めねじ部92は、締結ねじ80の第2おねじ部84に螺合可能に形成されている。すなわち、第2めねじ部92は右ねじに対応するように形成され、ねじ山の断面形状は、第2おねじ部84のねじ山の断面形状と同じものが採用され、ねじ山のピッチはPdに設定されている。
なお、弛緩防止ねじ90の基端面90aには、工具で回すための、凹部(不図示)、例えば、すりわり、十字穴、六角穴が設けてある。
弛緩防止ねじ90は、内面の第2めねじ部92を、締結ねじ80の第2おねじ部84に螺合させて、さらに工具で締め付けたときに、外面のテーパ面91がアバットメント70の第2透孔72のテーパ面72aに押圧されて、両テーパ面91,72aの間に大きな摩擦力を発生させ、これにより、締結ねじ80の緩みを防止するものである。
上部構造50は、フィクスチャー60に固定されたアバットメント70を支台として、これに被せるようにして固定されている。
本実施形態においては、上述の締結ねじ80において、第2おねじ部84のねじ山のピッチPdが、第1おねじ部81のねじ山のピッチPcよりも大きく設定されている。これに対応して、弛緩防止ねじ90の第2めねじ部92のねじ山のピッチPdも、フィクスチャー60の第1めねじ部61のねじ山のピッチPcよりも大きくなっている。
上述構造のインプラント2は、以下のようにして使用する。
(1)歯が抜けた後の患者の歯槽骨にあけられた埋入孔に、フィクスチャー60を埋入する。
(2)アバットメント70をフィクスチャー60に取り付ける。フィクスチャー60の嵌合凹部62にアバットメント70の嵌合凸部74を嵌合させて、フィクスチャー60に対してアバットメント70を位置決めした状態で取り付ける。
(3)締結ねじ80により、アバットメント70をフィクスチャー60に固定する。締結ねじ80の先端側の第1おねじ部81を、アバットメント70の基端側の第2透孔72に挿入し、さらに第1透孔71を貫通させて、フィクスチャー60の第1めねじ部61に螺合させる。さらに、工具で締結ねじ80を締め付けて、締結ねじ80の押圧部82により、アバットメント70の段部73を押圧する。これにより、フィクスチャー60にアバットメント70を固定する。
(4)弛緩防止ねじ90を取り付ける。弛緩防止ねじ90の第2めねじ部92を、締結ねじ80の第2おねじ部84に螺合し、さらに、工具で締め付ける。これにより、弛緩防止ねじ90のテーパ面91をアバットメント70の第2透孔72のテーパ72aに強く押し付ける。
(5)上部構造50をアバットメント70に被せて固定する。
なお、上述とは逆に、アバットメント70をフィクスチャー60から取り外す場合には、まず、上部構造50をアバットメント70から取り外し、つづいて、弛緩防止ねじ90、締結ねじ80の順に、それぞれ緩めて外す。これにより、比較的容易に、アバットメント70をフィクスチャー60から取り外すことが可能である。
上述のインプラント2によれば、以下のような作用・効果を奏する。
締結ねじ80の頭部83の第2おねじ部84のねじ山のピッチPdは、先端側の第1ねじ部81のねじ山のピッチPcより大きく設定されているので、締結ねじ80を締め付けた後に、弛緩防止ねじ90を締め付けると、締結ねじ80が逆回転して緩もうとしても、ピッチの差だけねじ山が変形しない限り回転できない。
言い換えると、ねじ山が変形する程度の力をかけない限り緩まないことになる。ねじ山が変形するには極めて大きな力が必要であるが、ねじ山が受ける抗力が大きいほど静止摩擦力も大きくなるので、締結ねじ80が緩みにくくなる。
ただし、弛緩防止ねじ90が締結ねじ80と一緒に回転してしまうと緩んでしまうので、弛緩防止ねじ90の外面にテーパ面91を設けて、アバットメント70の第2透孔72のテーパ面72aとの間の静止摩擦力を大きくして、弛緩防止ねじ90が締結ねじ80と一緒に回転しないようになっている。
以上のように、本実施形態のインプラント2によれば、キー等を使用する従来例とは異なり比較的簡単な構成でありながら、固定剤を使用することなく、アバットメント70の緩みを有効に防止することができ、また、必要時にはアバットメント70の取り外しを比較的簡単に行うことができる。
以上の実施形態では、第1おねじ部81と第2おねじ部84の双方を、右ねじで構成した例を説明したが、これに代えて、双方とも左ねじで構成してもよいのはもちろんである。
なお、本実施形態のアバットメント70、締結ねじ80、及び弛緩防止ねじ90は、既存のフィクスチャー60及び上部構造50に対して、適用(使用)することが可能である。
1 実施形態1のインプラント(デンタルインプラント)
2 実施形態2のインプラント(デンタルインプラント)
10,60 フィクスチャー
11,61 第1めねじ部
20,70 アバットメント
21,71 第1透孔
22,72 第2透孔
23,92 第2めねじ部
24,73 段部
30,80 締結ねじ
31,81 第1おねじ部
32,82 押圧部
33,83 頭部
40,90 弛緩防止ねじ
41,84 第2おねじ部
50 上部構造
72a,91 テーパ面
Pa,Pc 第1おねじ部のピッチ
Pb,Pd 第2おねじ部のピッチ
C 中心軸

Claims (5)

  1. 中心軸に沿って形成された第1めねじ部を有するフィクスチャーと、
    前記中心軸に沿って形成されて前記第1めねじ部に連通する第1透孔と前記第1透孔よりも大径で段部を介して前記第1透孔に連通する第2透孔とを有し、前記第2透孔の内側に第2めねじ部を有するアバットメントと、
    前記第1透孔を貫通して前記第1めねじ部に螺合する第1おねじ部と、前記第1めねじ部に対する前記第1おねじ部の螺合により前記段部を押圧して前記アバットメントを前記フィクスチャーに押圧する押圧部と、前記第2透孔に位置する頭部とを有する締結ねじと、
    前記第2めねじ部に螺合される第2おねじ部を有し、前記第2めねじ部に対する前記第2おねじ部の螺合により前記締結ねじの前記頭部を押圧する弛緩防止ねじと、
    前記アバットメントを覆う上部構造と、を備え、
    前記第2おねじ部のねじ山のピッチが、前記第1おねじ部のねじ山のピッチよりも小さく設定されている、
    ことを特徴とするデンタルインプラント。
  2. 前記第1おねじ部のねじ山と前記第2おねじ部のねじ山とは、右ねじ・左ねじの関係が逆の関係である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデンタルインプラント。
  3. 中心軸に沿って形成された第1めねじ部を有するフィクスチャーと、
    前記中心軸に沿って形成されて前記第1めねじ部に連通する第1透孔と前記第1透孔よりも大径で段部を介して前記第1透孔に連通するテーパ状の第2透孔とを有するアバットメントと、
    前記第1透孔を貫通して前記第1めねじ部に螺合する第1おねじ部と、前記第1めねじ部に対する前記第1おねじ部の螺合により前記段部を押圧して前記アバットメントを前記フィクスチャーに押圧する押圧部と、外面に第2おねじ部が形成された頭部とを有する締結ねじと、
    外面が前記第2透孔に対応するテーパ状に形成されるとともに内面に前記第2おねじ部に螺合される第2めねじ部を有する弛緩防止ねじと、
    前記アバットメントを覆う上部構造と、を備え、
    前記第2おねじ部のねじ山のピッチが、前記第1おねじ部のねじ山のピッチよりも大きく設定されている、
    ことを特徴とするデンタルインプラント。
  4. デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじとにおいて、
    前記アバットメント、前記締結ねじ、及び前記弛緩防止ねじが、請求項1又は2に記載のアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじである、
    ことを特徴とするアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじ。
  5. デンタルインプラントに使用するアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじとにおいて、
    前記アバットメント、前記締結ねじ、及び前記弛緩防止ねじが、請求項3に記載のアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじである、
    ことを特徴とするアバットメント、締結ねじ、及び弛緩防止ねじ。
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