JP6676076B2 - 義歯システム - Google Patents

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Description

本発明は、義歯システム、特にねじ固定部を備えている義歯システムに関する。
歯科インプラント学では、依然として、主としてチタンから成るシステムが使用されている。それらのシステムは、大抵の場合、インプラント、アバットメントおよび結合ねじから成る。インプラントのオッセオインテグレーションが行われた後に、アバットメントが、結合ねじを用いて軸線方向においてインプラントに結合されて、約20〜35Ncmのトルクで締め付けられる。通常の場合、インプラントおよびアバットメントは、いわゆる位置決め面を複数有しており、それらの位置決め面は、回り止め結合を形成し、また咀嚼中に生じるねじり力からアバットメントを保護するために使用される。公知のチタンインプラントでは、咀嚼中に生じる高い機械的負荷と、またそれにより生じる曲げモーメントと、に起因して、結合ねじにおけるプリテンション力が失われ、その結果、アバットメントないし二次部品の緩みが生じる。結合ねじの頭部へのアクセスは、大抵の場合、セメントで固定された歯冠によって覆い隠されているので、緩んだねじを再び締め付けることができるようになるためには、この歯冠を破壊しなければならない。さらに、結合ねじが緩慢に緩み続けることによって、アバットメントおよびインプラントが継続的に損傷する可能性がある。チタンから成るシステムにおける結合ねじの緩みを阻止するために、従来技術によれば、平円錐状に成形されたねじ頭部を有しているねじが使用されている。アバットメントがインプラントに固定されると、平円錐状のねじ頭部が、同様に平円錐状に形成されている、アバットメントにおける貫通孔と一緒に、セルフロック式のねじ結合として作用する。このようにして、緩みが抑制される。
歯科インプラント学における比較的新しい材料として、チタンから成る公知のシステムに対し、高性能セラミックである二酸化ジルコンが定着した。チタンに関して従来技術から公知である、平円錐状のねじロックを備えているねじ固定部は、そのロックの際に生じる、外側に向けられる力に起因して、セラミックには適していない。さらに、セラミックから成る義歯システムは、チタンから成るシステムと比べると、引張荷重に耐えられない。セラミック義歯システムにおいて使用される結合ねじの緩みを阻止することを目的とした解決手段は、従来技術から公知である。
国際公開第214091346号(WO214091346A2)には、アバットメントをインプラントに固定するためのねじが開示されている。インプラントは、ねじ山を備えている内側孔を有している。ねじは、特にプラスチックから製造されている場合には、そのねじ山と不一致に形成されている。この不一致によって、ねじとインプラント本体との間には、ねじ本体への切り込み(インプラント本体およびそのねじ山は、ねじ本体よりも固い)の他に冷間圧接も生じ、その結果、ねじの安定した当接が保証されている。国際公開第214091346号に記載されている結合は、その結合を解離できるようにするためには、ねじ本体の変形に起因して可逆性の解離を実現できないことから、ねじを穿孔しなければならないという欠点を有している。
欧州特許出願公開第2522300号明細書(EP2522300A)には、義歯を受容するためのアバットメントが記載されており、このアバットメントは、ガラス繊維強化樹脂から製造されている。アバットメントは、結合要素を有しており、この結合要素は、1つの有利な実施形態においてはインプラントに螺入される。インプラントを、選択的に、チタン、ステンレス鋼、セラミック、または顎骨へのオッセオインテグレーションのための他の材料から形成することができる。アバットメントに対して使用される材料によって、咀嚼力は可能な限り吸収されるべきであり、またそれによって破損の危険が最小限にされるべきである。義歯システムの安定性を高めるために、プラスチックセメントの使用が提案されている。アバットメントおよびインプラントに対して使用される異なる材料に起因して、義歯システムの装着期間にわたり結合ねじの緩みが生じる可能性が高まるという問題については検討されていない。
発明の開示
本発明の課題は、従来技術の欠点を有していない義歯システムを提供することである。本発明による義歯システムの別の課題は、装着期間にわたり、セラミックインプラントにおけるアバットメントの緩みを阻止することである。
この課題は、請求項1の特徴および従属請求項によって解決される。
以下において、インプラントにアバットメントを固定するために使用されるねじについて言及する場合、これは患者の口腔内に永続的に残存し、咀嚼力による持続的な酷使に晒されているねじを意味している。
上記の課題を解決するために、本発明によれば、アバットメントを取り付けるための繊維強化熱可塑性樹脂から成る結合ねじのための受容開口部が設けられた、顎骨に一体化(オッセオインテグレーション)するためのセラミックインプラントを有している、義歯システムが提案される。本発明による義歯システムは、ねじ固定部を含んでおり、このねじ固定部は、第1の形状結合(形状による束縛:formschluss)手段および第2の形状結合手段を有しており、第1の形状結合手段は、結合ねじに配置されており、また第2の形状結合手段は、インプラントの受容開口部および/またはアバットメントに配置されている。結合ねじを締め付ける際または解離させる際に、第1の形状結合手段は、第2の形状結合手段と接触して、弾性変形可能である。
第1の形状結合手段の弾性変形性に起因して、また第1の形状結合手段が締め代を有するように製造されていることに起因して、第1の形状結合手段が、第2の形状結合手段との相互作用において、結合ねじの締め付けまたは解離の際に圧縮および弛緩される。弾性変形できる場合、起こり得るねじり力は、無視できる程度に小さい。
結合ねじを締め付けている間ないし解離させている間、圧縮力を克服することが必要になる。結合ねじが緩み始めるために必要になるトルクは、締め付けのために加えることができる最大締め付けトルクよりも大きいことが確認された。本発明による義歯システムによって、結合ねじにおけるプリテンション力の損失を抑制することができる。
結合ねじないし第1の形状結合手段の有利な最終位置は、第1の形状結合手段が第2の形状結合手段に完全に係止される位置と解される。最終位置に達する直前に、結合ねじには所望の最大締め付けトルクが加えられている。この最大締め付けトルクに達した直後に、第1の形状結合手段は、第2の形状結合手段に係止され、締め付けトルクは低下する。
有利な最終位置とは異なる別の最終位置は、結合ねじにおける所望の最大締め付けトルクが直接的に作用し、かつ第1の形状結合手段が第2の形状結合手段との相互作用で圧縮されている位置と解される。
1つの実施形態においては、第1の形状結合手段が第2の形状結合手段に対して相対的に回動可能である。第1の回動位置に達した際に、第1の形状結合手段は、第2の形状結合手段との相互作用で圧縮され、また第2の回動位置に達した際に弛緩される。最終位置において、第1の形状結合手段は、第2の形状結合手段に完全に係止される。
1つの有利な実施形態においては、第1の形状結合手段が、外側多角形部として、結合ねじに形成されており、また第2の形状結合手段が、内側多角形部として、好ましくは三角形部として、インプラントの受容開口部に形成されている。締め付けトルクが結合ねじに加えられると、内側多角形部の側面と接触する外側多角形部の角領域が弾性変形される。結合ねじに締め付けトルクが加えられた際に、内側多角形部の側面に外側多角形部の角領域が接触すると、この角領域が圧縮される。締め付けトルクが加えられ続けると、外側多角形部が内側多角形部内において、外側多角形部の側面が内側多角形部の側面に接触する位置へと回動する。外側多角形部の角領域は弛緩する。そのような弛緩は、例えば、外側多角形部が内側多角形部に完全に係止された際に、最終位置において生じる。係止の直前に、その係止の際に相応に低下する所望の最大締め付けトルクに達する。
外側多角形部、好ましくは多角形は、内側多角形部、好ましくは三角形に対して、好ましくは締め代を有するように(大きい寸法に)製造されている。特に、外側多角形部の角領域は、回動トルクが加えられた際に圧縮されて、再び弛緩される。したがって、外側多角形部は、内側多角形部に対して、所定の寸法を上回ってはならない。何故ならば、所定の寸法を上回ると、繊維強化熱可塑性材料の損傷が生じるからである。
1つの有利な実施形態においては、インプラントにおける内側多角形部が三角形である。以下の例では、内側多角形部の内接円の半径を
ID=0.85mmとすることができる。
繊維強化熱可塑性樹脂が最大限に圧縮されるが、しかしながらまだ割れない、外側多角形部の外接円の半径ならびに内接円の半径を計算することができる次式に関して、以下の仮定がなされる。
1.結合ねじは、繊維補強されているため、軸線方向には拡張しない。
2.材料は、単純に圧縮され、剪断力およびねじり力は無視される。
3.繊維は、マトリックスの弾性、半径方向の圧縮挙動に影響を及ぼさない。
4.材料は、引張荷重および圧力下で、半径方向において等しい挙動を示す。
したがって、外接円の半径および内接円の半径に関して、以下の数学的な関係が生じる。
ak=結合ねじにおける外側多角形部の外接円の半径
ID=インプラントにおける三角形の内側多角形部の内半径
εMax=|σC/Ε|=フックの法則による最大圧縮
σC=剪断応力
E=弾性率
n=外側多角形部の角の数
ik=内接円の半径
以下の計算例に関して、PEEK母材で繊維強化された、118MPaの圧縮強度および4GPaの弾性率を有している、熱可塑性樹脂を前提とする。外接円の半径に関する前述の式およびフックの法則により、以下の値が得られる:
ak=0.875mm
外側多角形部の内接円の半径および直径は、外側多角形部の角の数(n)に依存する。n=3からn=12の外側多角形部に関して、内接円の半径および直径に対しては以下の値が得られる。
1つの有利な実施形態においては、結合ねじの外側多角形部が、ねじ頭部とは反対側に位置するねじ端部に配置されている。例えば、外側多角形部をねじ頭部に直接的に続けて、すなわちねじ頭部とねじ山との間に配置することも可能である。
本発明の1つの別の有利な実施形態においては、結合ねじおよびアバットメントが、繊維強化熱可塑性樹脂から一体的に製造されている。結合ねじおよびアバットメントは、1つの部品を形成している。この実施形態においては、形状結合手段が結合ねじに配置されている。アバットメントは、貫通孔を有していない。
本発明による義歯システムの1つの別の有利な実施形態においては、第1の形状結合手段が、結合ねじの頭部に配置されており、また第2の形状結合手段が、アバットメントの貫通孔に配置されている。その種の配置構成においては、第1の形状結合手段が、例えば少なくとも1つのリブを有しており、また第2の形状結合手段が少なくとも1つの溝を有している。少なくとも1つのリブは、結合ねじの頭部の外周面に延在しており、また少なくとも1つの溝は、貫通孔の内周面に延在している。締め付けトルクが加えられた際に、少なくとも1つのリブが少なくとも1つの溝に接触すると、リブが弛緩され、溝に係止される。溝が配置されていない、貫通孔の領域においては、リブがねじの回動時に圧縮される。
1つの有利な実施形態においては、少なくとも1つのリブが結合ねじの頭部の外周面に配置されており、また少なくとも1つの溝が貫通孔の内周面に配置されている。リブおよび溝は、好ましくは螺線状に延在している。1つの別の実施形態においては、少なくとも1つのリブが、結合ねじの垂直軸線の軸線方向に延在しており、また少なくとも1つの溝が、アバットメントの垂直軸線の軸線方向に延在している。
1つの別の有利な実施形態においては、ねじの外周面が溝を有しており、その溝内に、受容開口部の内周面のリブが形状結合により係合される。
1つの別の有利な実施形態においては、第2の形状結合手段が、アバットメントの貫通孔の内周面に配置されている構造体である。この構造体は、突起、好ましくは歯を有している。対応する第1の形状結合手段は、好ましくは結合ねじの頭部に設けられている。
有利な実施形態においては、本発明による義歯システム、特にセラミックインプラントの受容開口部が、嵌合円筒孔として形成されている区間を有している。嵌合円筒孔には、その回転軸線の軸線方向において、雌ねじ山がオーバラップしている。結合ねじは、嵌合円筒孔に対応する嵌合円柱部と、雌ねじ山に対応する雄ねじ山と、を有しているので、結合ねじとインプラントの受容開口部との間には、嵌合および/またはねじ結合が形成される。
1つの有利な実施形態においては、嵌合円筒孔が、その嵌合円筒孔の円筒状の側面において測定して、20%〜50%の円筒状の割合を有している。
いずれの実施形態においても、結合ねじは、繊維強化熱可塑性樹脂から製造されている。強化繊維は、例えば、以下の繊維:炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、カーボンナノチューブまたはそれらの組合せである。
1つの特に有利な実施形態においては、繊維強化熱可塑性樹脂が、PEEKマトリックスにおける単方向炭素繊維から成る。
第2の形状結合手段が、アバットメントの貫通孔に配置されており、また第1の形状結合手段が結合ねじに配置されている実施形態においては、アバットメントと、インプラントの遠位端部との間の接触面に、アバットメントの回動耐性のある位置決めを保証する、回転防止機構が設けられている。
第2の形状結合手段が、インプラントの受容開口部に配置されており、また第1の形状結合手段が結合ねじに配置されている実施形態においては、アバットメントと、インプラントの遠位端部との間の接触面には、アバットメントの回動耐性のある位置決めを保証する、回転防止機構が設けられている。
以下では、本発明を、実施例に基づいて、図面と関連させて詳細に説明する。
インプラントおよびアバットメントを備えている義歯システムの側面図を示す(結合ねじおよびねじ固定部は見て取れない)。 ねじ固定部を備えている本発明による義歯システムの実施形態の、垂直方向の軸線A−Aに沿った縦断面図を示す。 上から見た、軸線B−Bに沿った図1(a)による義歯システムの横断面図を示す。 結合ねじの1つの実施形態の側面図を示す。 図2(a)に示した結合ねじの斜め下から見た斜視図を示す。 アバットメントおよび結合ねじが一体的に形成されている実施形態の斜視図を示す。 斜め上から見た図3(a)に示した実施形態を斜め下から見た別の斜視図を示す。 図3(a)に示した実施形態の側面図を示す。 貫通孔を備えているアバットメントの1つのヴァリエーションの本発明による別の実施形態の4つの図(a−d)を示す。 貫通孔を備えているアバットメントの1つの別のヴァリエーションの本発明による別の実施形態の4つの図(a−d)を示す。 図5(a)に示したアバットメントを備えている義歯システムの斜視図を示す。 図5に示したアバットメントにおいて使用される結合ねじの1つの実施形態の2つの図(b−c)を示す。 本発明による義歯システムのためのねじの1つの別の実施形態の側面図を示す。 アバットメントをインプラントに結合する際に図7(a)に示したねじが使用される、本発明の1つの実施形態の縦断面図を示す。 図1の実施形態によるねじ固定部のある場合とねじ固定部のない場合とで比較した、結合ねじを締め付ける際ないし解離させる際の回転角度に依存する締め付けトルクおよび緩みトルクの経過のグラフを示す。 内接円の半径および外接円の半径に関する式を説明するために、内側三角形部をシンボリックに表している三角形と、外側多角形部をシンボリックに表している六角形部と、を概略的に示す。
本発明の実施形態
図1(a)は、本発明による義歯システムの第1の実施形態の側面図を示し、この義歯システムは、インプラント1およびアバットメント2を含んでおり、またアバットメント2は、結合ねじ7を受容するための貫通孔10を有している。結合ねじおよび貫通孔は、図1(a)においては見て取れない。インプラント1およびアバットメント2は、セラミック材料、好ましくは酸化ジルコニウムから製造されている。
図1(b)は、図1(a)に示した実施形態の軸線A−Aに沿った断面図を示す。貫通孔10を備えているアバットメント2、インプラント1および結合ねじ7の1つの有利な実施形態が示されている。結合ねじ7は、熱可塑性の繊維強化材料から製造されている。図示の有利な実施形態においては、外側多角形部11が、結合ねじ7の近位端部に設けられている。外側多角形部11は、インプラント1の受容開口部14に配置されている内側多角形部13に対して、締め代を有するように(大きい寸法に)製造されている。例えば、内側多角形部13の内接円の直径は、1.7mmの値を有している。それに対して、外側多角形部11の外接円の直径は、1.8mm〜1.9mmまでの寸法を有している。
図示の実施形態においては、内側多角形部13が、三角形に形成されており、またインプラント1の受容開口部14の近位領域に配置されている。ねじ固定部60は、結合ねじ7における外側多角形部11と内側多角形部13との相互作用によって形成される。締め代を有するように結合ねじ7を製造することによって、プレス嵌めが生じる。外側多角形部11を内側多角形部13にねじ込む際、または外側多角形部11を内側多角形部13から解離させる際に、外側多角形部11の熱可塑性の繊維強化材料の弾性変形が生じる。所望のトルクが結合ねじ7に加えられると、外側多角形部11の角領域は弾性変形され、受容開口部14の内側多角形部13における所望の最終位置において完全に係止される。
図1(b)に図示されている実施形態においては、結合ねじ7の頭部12が貫通孔の内面上で周方向に延びるショルダ71に載置されると、最終位置に達する。
最終位置に達すると、結合ねじ7は、不所望な解離または緩みから保護されており、またプリテンション力の損失が阻止される。さらに、1つの有利な実施形態においては、結合ねじ7が嵌合円柱部15を含んでおり、この嵌合円柱部15には雄ねじ山17がオーバラップしている。受容開口部14の一区間16は、嵌合円筒孔として形成されており、この嵌合円筒孔の側面に沿って、雌ねじ山が延在しているので、結合ねじ7と区間16との間には、嵌合および/またはねじ結合が形成される。
図1(c)は、図1(a)に示した実施形態による、B−Bに沿った横断面図を示す。内側多角形部13の領域におけるインプラント1の受容開口部14の横断面および外側多角形部11の横断面が示されている。図1(c)においては、外側多角形部11が、最終位置において、内側多角形部13に完全に係止されており、外側多角形部の3つの側面は、内側三角形部の面に対して平行に位置している。それらの側面は、内側三角形部の面に接触している。図1(b)に関して既に言及したように、結合ねじ7の頭部12は、貫通孔の内面上で周方向に延びるショルダ71に載置される。
結合ねじ7は、回動から保護されており、したがって不所望な緩みから保護されている。図示の実施形態においては、内側多角形部13が三角形に形成されており、かつ外側多角形部11が六角形に形成されている。
図2の(a)および(b)は、図1に示した実施形態による結合ねじ7の2つの図を示す。結合ねじ7は、六角形に形成され、かつ結合ねじ7の近位端部に配置されている外側多角形部11を有する。ねじ頭部12と外側多角形部11との間には、嵌合円柱部15が設けられており、この嵌合円柱部15には雄ねじ山17がオーバラップしている。
図3の(a)〜(c)は、本発明による1つの別の実施形態の3つの図を示す。アバットメント3は、結合ねじ7’と一体的に形成されている。結合ねじ7’およびアバットメント3は、義歯、例えば歯冠またはブリッジを受容するための二次部品180を形成している。図示の実施形態において、嵌合円柱、雄ねじ山および形状結合手段は、図2の(a)、(b)に図示したものと同等に形成されている。近位端部には、六角形の形状の外側多角形部11’が配置されている。この外側多角形部11’に続いて、遠位方向においては、雄ねじ山17’を有する嵌合円柱部15’が設けられている。図示の実施形態においては、二次部品180が、熱可塑性の繊維強化プラスチックから製造されており、またインプラント1’が、セラミック材料から製造されている(インプラント1’は、図3の(a)〜(c)には図示していない)。外側多角形部11’は、二次部品180をインプラントに結合させた際に、インプラントの受容開口部に配置されている、対応する内側多角形部内に係合される。締め代を有するように(大きい寸法に)製造されている外側多角形部11’は、内側多角形部13’内にねじ込まれると弾性変形する。トルクが二次部品180に加えられると、外側多角形部11’の角領域が相応に圧縮ならびに弛緩され、内側多角形部13’における所望の最終位置において完全に係止される。この実施形態においては、ねじ固定部70が、結合ねじ7’における外側多角形部11’と内側多角形部13’との相互作用によって形成される。このようにして、二次部品180とインプラント1’の結合部は、回動から保護されており、したがって不所望な緩みから保護されている。プリテンション力の損失が阻止される。
図3に図示した実施形態によるアバットメントを螺入する際に、例えば、外側多角形部11’が内側多角形部13’の底面に載置されると、最終位置に達する(図3には図示せず)。
最終位置に達するための別の可能性は、インプラントの遠位端部にアバットメントショルダ81が載置することである。外側多角形部11’は、内側多角形部13’の底面には載置されず、外側多角形部11’は解放されている(図3には図示せず)。
図4の(a)〜(d)は、本発明による義歯システムにおいて使用される、アバットメント4の1つの別の実施形態を示す。図4(a)には、アバットメント4の側面図が図示されている。図4(b)は、図4(a)による軸線A−Aに沿った、アバットメント4の断面図を示す。貫通孔10’の1つの特別な実施形態が図示されている。アバットメント4をインプラントに取り付けるための結合ねじを受容する貫通孔10’は、その貫通孔10’内で、貫通孔10’を取り巻くように延びる構造体19を有しており、この構造体19は突起20を有している。図4に図示した実施形態においては、構造体19がアバットメント4と一体的に形成されている。
最終位置において、結合ねじの頭部が構造体19に載置される。結合ねじの頭部に取り付けられている第1の形状結合手段は、この位置において、突起20に完全に係止される(図4には図示せず)。ねじ固定部80が形成され、結合ねじの不所望な緩みならびにプリテンション力の損失が阻止される。図4(b)〜(d)に示した特別な実施形態においては、突起20が歯21として形成されている。図4(c)には、図4(b)に示したアバットメント4が上面図で図示されている。貫通孔10’を取り巻くように延びており、かつ力結合(力による束縛:kraftschluss)要素20を含む構造体19を備えている貫通孔10’が示されている。図4(b)からも分かるように、貫通孔に装入される結合ねじは示していない。図4(d)には、歯21として形成されている突起20が部分側面図で図示されている。
図5の(a)〜(c)は、本発明による義歯システムにおいて使用されるようなアバットメント5の1つの別の実施形態の種々の図を示す。図5(a)においては、アバットメント5が上から見た斜視図で示されている。アバットメント5は、第2の形状結合要素6を有する貫通孔10’’を備えており、この貫通孔10’’内に、結合ねじの頭部に配置されている第1の形状結合要素6’が最終位置において完全に係合される(図5(c)を参照されたい)。この位置において、結合ねじの頭部が貫通孔の内面上を周方向に延びるショルダ71’に載置される。
1つの有利な実施形態においては、第1の形状結合要素6’および第2の形状結合要素6が、リブおよび溝によって形成されている。溝は、長手方向において、貫通孔10’’の内面に延在している。トルクが加えられて、所望の締め付けトルクに達すると、結合ねじ7’’の頭部にリブ62として形成されている第1の形状結合手段6’が溝61に係止され、それによってねじ固定部90が形成される。このようにして、結合ねじ7’’は、不所望な緩みから保護されており、またプリテンション力の損失を阻止することができる。図5(b)は、貫通孔10’’および長手方向に延在している複数の溝61を備えているアバットメント5を断面図で示す。図5(c)は、貫通孔10’’に結合ねじが装入されているアバットメント5を図示しており、また係止された位置でのリブ62のうちの1つの詳細を図示している。
図6(a)は、図5に示したアバットメント5を含めた、本発明による義歯システムの斜視図を示す。図6(b)は、図6(a)に示したアバットメント5と組み合わされて使用されるような、結合ねじ7’’の1つの例示的な実施形態を示す。ねじ7’’の頭部には、リブ62の形態の複数の第1の形状結合手段6’が配置されている。図6(b)による例示的な実施形態においては、ねじ頭部に続いて、嵌合円柱部15’’と、その嵌合円柱部にオーバラップしている雄ねじ山17’’と、が示されている。近位端部には、円柱状の終端要素22が設けられている。図6(c)は、回転キー用のキー係合部23を含んでいる、図6(b)に示した結合ねじを上面図で示す。
図7(a)は、結合ねじ7’’’の1つの別の実施形態を示し、また図7(b)は、図7(a)に示したねじ7’’’が使用される、本発明による義歯システムの1つの例示的な実施形態を断面図で示す。図6に示した実施形態とは異なり、ねじ頭部71の外周面のリブ62’ないし貫通孔10’’’の内周面の溝61’は、実質的に螺旋状に延在している。この螺旋は、結合ねじの雄ねじ山17’’’の傾斜よりも勾配が強い急峻な傾斜角度を有している。この経過に起因して、義歯システムに引張荷重が加えられると、ねじは自動的にさらに引き締められる。
最終位置では、結合ねじの頭部が、貫通孔の内面上で周方向に延びるショルダ71’’に載置され、またリブ62’’が貫通孔10’’’の内周面の溝61’’に完全に係止される。熱可塑性の繊維強化材料からねじが製造されることに起因して、トルクがねじに加えられると、溝ないしばねの弾性変形が生じる。
図8は、結合ねじ(例えば、図1、図2および図3による実施形態を参照されたい)を引き締める際または解離させる際の回動角度に依存する締め付けトルクないし緩みトルクの経過を表すグラフを示す。締め付けトルクは、正のy軸に示されている。解離させるためのトルクは、負のy軸に示されている。
実線で示されている曲線は、トルクの経過を表しており、ここで、ねじ固定部は、外側六角形部として形成されている第1の形状結合手段を有する結合ねじとして形成されており、また第2の形状結合手段は、内側三角形部としてインプラントに形成されている(例えば、図1、図2および図3による実施形態を参照されたい)。この実施形態に関して、結合ねじの回動角度(x軸)に依存して、締め付けの際ないし解離の際に加えられたトルク(y軸)は、「波状の」経過を取っている。外側六角形部が内側三角形部に対して、外側六角形部の角領域が内側三角形部の側面によって圧縮される回動角度にあるとき、加えられたトルクが上昇している。結合ねじをさらに回動させると、上昇は最大値まで続く。外側多角形部の外面が、内側多角形部の面に対して実質的に平行になる回動角度に達すると、トルクは低下し、外側多角形部は弛緩され、最終位置において内側多角形部に完全に係止される。結合ねじは、所望の最大締め付けトルクに達するまで、ここでは30Ncm(0.3Nm)に達するまで回動される。この締め付けトルクに達した直後に、外側多角形部は弛緩され、最終位置において内側三角形部に係止される。
図8においては、負のy軸に沿って、結合ねじを解離させる際のトルクの経過が示されている。この曲線経過からは、結合ねじが緩み始めるために必要になるトルクは、ねじ固定部のない結合ねじの場合よりも大きいことが分かる。この場合には、最終位置から結合ねじを回動させるためには、約40Ncm(0.4Nm)が必要である。ねじ固定部のないねじの場合には、この値は、30Ncm(0.3Nm)を下回る。図8に示されているような「ΔX」は、ねじ固定部のある場合の曲線経過の極点と、ねじ固定部のない場合の曲線経過の極点との差を表し、また本発明による義歯システムを用いて達成されるべき所望の効果の裏付けとなる。結合ねじの不所望な解離、したがって本発明による義歯システムの緩みを、確実に阻止することができる。結合ねじを締め付ける際にも、緩みトルクは同様に「波状」の経過を取っている。回動角度に応じて、また内側多角形部との相互作用に応じて、外側多角形部の圧縮ないし弛緩が行われる。
比較として、破線は、回動角度に依存する、ねじ固定部のない結合ねじのトルクの経過を示す。第1の形状結合手段としての外側多角形部の代わりに、結合ねじは円柱状の部材を有している。この曲線経過に基づき、円柱状の部材と内側三角形との相互作用が生じる際に、この円柱状の部材の圧縮ないし弛緩の弾性変形は生じないことが見て取れる。曲線は、実質的に、所望の最大締め付けトルクに達するまで、例えば35Ncm(0.35Nm)に達するまで指数関数的に上昇する。y軸の負の領域における曲線経過から見て取れるように、結合ねじを緩めるために必要とされるトルクは、固定部のあるねじのトルクよりも遙かに小さい。この種の結合ねじの使用は不利である。何故ならば、義歯システムの装着期間にわたり、結合ねじの緩み、したがってアバットメントの緩みが生じる虞があるからである。
図9は、三角形内に配置されている、概略的に図示された六角形の外接円半径(rak)および内接円半径(rik)を計算するための式を詳細に説明するために用いられる。図示の六角形においては、α(アルファ)に関する値は30°である。図9は、図1において説明した実施形態に関連付けられている。
インプラント 1,1’
アバットメント 2,3,4,5,5’
第2の形状結合要素 6
第1の形状結合要素 6’
結合ねじ 7,7’,7’’,7’’’
貫通孔 10,10’,10’’
外側多角形部 11,11’
ねじ頭部 12,71
内側多角形部 13,13’
受容開口部 14
嵌合円柱部 15,15’,15’’
区間 16
雄ねじ山 17,17’,17’’,17’’’
嵌合円筒孔 18
二次部品 180
雌ねじ山 32
構造体 19
突起 20
歯21
リブ 62,62’
溝 61,61’
ねじ固定部 60,70,80,90,100
ショルダ 71
アバットメントショルダ 81

Claims (9)

  1. 結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)のための受容開口部(14,14’)が設けられた、顎骨に一体化するためのセラミックインプラント(1,1’)と、好ましくはセラミックから成るアバットメント(2,3,4,5,5’)と、を含んでいる義歯システムであって、
    前記アバットメント(2,3,4,5,5’)は、繊維強化熱可塑性樹脂から成る前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)によって、前記インプラント(1)の前記受容開口部(14,14’)に固定可能である、義歯システムにおいて、
    第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)および第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)を含んでいるねじ固定部(60,70,80,90,100)が設けられており、
    前記第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)は、前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)に配置されており、前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)は、前記インプラント(1,1’)の前記受容開口部(14,14’)および/または前記アバットメント(2,3,4,5,5’)に配置されており、
    前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)の締め付けまたは解離の際に、前記インプラント(1,1’)において、前記第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)は、前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)との相互作用で弾性変形可能であり、
    前記第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)は、前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)上の外側多角形部(11,11’)として形成され、および、前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)は、前記インプラント(1,1’)の前記受容開口部(14,14’)の、好ましくは三角形の、内側多角形部(13)として形成され、または、
    前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)は、前記アバットメント(2,3,4,5,5’)の貫通孔(10’)の内周面に配置された構造体(19)であって、前記構造体(19)は、突起(20)を含んでおり、対応する前記第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)は、前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)の頭部(12,71)上に配置されていることを特徴とする、義歯システム。
  2. 前記第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)は、前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)との相互作用で、前記結合ねじの前記締め付けまたは前記解離の際に、相応に圧縮可能または弛緩可能であることを特徴とする、
    請求項1記載の義歯システム。
  3. 前記第1の形状結合手段(11,11’,6’,61’)は、前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)に対して相対的に回動可能であって、第1の回動位置に達した際に、前記第2の形状結合手段(13,12’,20,6,62’)との前記相互作用で圧縮可能であり、第2の回動位置に達した際に弛緩可能であり、最終位置において、前記第1の形状結合手段(11,11’,6,6’)は、前記第2の形状結合手段に完全に係止されることを特徴とする、
    請求項2記載の義歯システム。
  4. 前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)における前記外側多角形部(11,11’)は、ねじ頭部(12,71)とは反対側に位置するねじ端部に配置されていることを特徴とする、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の義歯システム。
  5. 前記アバットメント(3)および前記結合ねじ(7’)は、繊維強化熱可塑性樹脂から一体的に形成されていることを特徴とする、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の義歯システム。
  6. 前記繊維強化熱可塑性樹脂は、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、カーボンナノチューブまたはそれらの組合せから成るグループから選択された強化繊維を有していることを特徴とする、
    請求項1からまでのいずれか1項記載の義歯システム。
  7. 前記繊維強化熱可塑性樹脂は、PEEKマトリックスにおける単方向炭素繊維から成ることを特徴とする、
    請求項記載の義歯システム。
  8. 前記セラミックインプラント(1,1’)は、受容開口部(14,14’)を有しており、該受容開口部(14,14’)の一区間は、嵌合円筒孔(31)として形成されており、
    前記嵌合円筒孔(31)には、該嵌合円筒孔(31)の回動軸線の軸線方向において、雌ねじ山(32)がオーバラップしており、
    前記結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)は、前記嵌合円筒孔(31)に対応する嵌合円柱部(31’)と、前記雌ねじ山(32)に対応する雄ねじ山(32’)と、を有しており、それによって、結合ねじ(7,7’,7’’,7’’’)と、受容開口部(14,14’)との間には、嵌合およびねじ結合が形成されることを特徴とする、
    請求項1からまでのいずれか1項記載の義歯システム。
  9. 前記嵌合円筒孔(31)は、該嵌合円筒孔の円筒状の側面において測定して、20%〜50%の円筒状の割合を有していることを特徴とする、
    請求項記載の義歯システム。
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