JP2014166797A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの支持膨張部を容易に配置でき、かつ、エアバッグを経済的に製造できる頭部保護エアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】車内側の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、インフレーターからの膨張用ガスの流入時に、窓を覆うように展開膨張するエアバッグ20を備える。エアバッグは、膨張完了時の下縁側に、窓の下縁側の車体側部材の車内側に支持される支持膨張部45として、折り返した折り返し部47と折り返し部に重なる被折り返し部46とからなる車幅方向で二重に重なる膨張部位、を配設させる。折り返し部47は、被折り返し部46の前後方向の一方の端部において、膨張用ガスの供給口47aを開口させて、被折り返し部46と連通されるとともに、上下方向に沿う折目48で折り返され、かつ、周縁を被折り返し部の周縁52cに結合させて、被折り返し部46と重なって配設される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車内側の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、インフレーターからの膨張用ガスの流入時に、窓を覆うように展開膨張するエアバッグを備え、膨張したエアバッグが、車両のロールオーバ時に、乗員の車外放出を防止できるように、乗員を受け止めて車内側に拘束する頭部保護エアバッグ装置に関する。
従来、車両のロールオーバ時に、乗員を車内側に拘束可能なエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグが、膨張完了時の下縁側に、窓の下縁側の車体側部材の車内側に支持される支持膨張部として、少なくとも二つの縦セルを前後方向で跨ぐように折り返し部を設定し、折り返した折り返し部とこの折り返し部に重なる被折り返し部とからなる車幅方向で二重に重なる膨張部位、を配設させて構成されていた。
この頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの膨張完了時、エアバッグの下縁側に、折り返し部と被折り返し部との二重に膨らんだ膨張部位からなる支持膨張部が、車幅方向の厚さを大きくした状態で、窓の下縁側の車体側部材、例えば、ドアトリムに支持されることから、車両のロールオーバ時の初期拘束時、エアバッグは、ドアトリム付近の厚さを厚くした分、素早く接触し、乗員を受け止めて車内側に拘束することができる。
なお、車両の側面衝突時では、通常、エアバッグは、インフレーターの作動後、20〜30msで、側面衝突時の乗員頭部を受け止めるための主膨張部が膨張を完了させ、その後、80ms程度で、主膨張部の急激な内圧上昇を抑制するように、副膨張部が膨張を完了させる。そして、車両のロールオーバ時の対応では、エアバッグは、インフレーターの作動後、1.5〜6s間、膨らませた状態を維持する必要が生じ、ロールオーバ時の初期拘束は、インフレーターの作動後の1.5s前後でのタイミングとなる。
特開2010−036805号公報
しかし、従来の頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの折り返し部が、上下方向に延びる少なくとも二つの縦セルを前後に跨ぐように、配設される必要があることから、折り返し部と被折り返し部とからなる支持膨張部の配置に、自由度がなかった。
また、従来の頭部保護エアバッグ装置では、折り返し部が、エアバッグの下縁に、前後方向に沿う折目を付けて折り返しており、折り返す前のエアバッグの上下方向の幅寸法が、被折り返し部の下方に、折り返し部を設けた寸法となって、大きくなっていた。そのため、エアバッグを製造するエアバッグ用基布の上下方向の幅寸法が大きくなり、経済的ではなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグの支持膨張部を容易に配置でき、かつ、エアバッグを経済的に製造できる頭部保護エアバッグ装置を提供することを目的とする。
<請求項1の説明>
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置は、車内側の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、インフレーターからの膨張用ガスの流入時に、前記窓を覆うように展開膨張するエアバッグを備え、
該エアバッグが、膨張完了時の下縁側に、前記窓の下縁側の車体側部材の車内側に支持される支持膨張部として、折り返した折り返し部と該折り返し部に重なる被折り返し部とからなる車幅方向で二重に重なる膨張部位、を配設させて構成される頭部保護エアバッグ装置であって、
前記エアバッグの折り返し部が、前記被折り返し部の前後方向の一方の端部において、膨張用ガスの供給口を開口させて、前記被折り返し部と連通されるとともに、上下方向に沿う折目で折り返され、かつ、周縁を前記被折り返し部の周縁に結合させて、前記被折り返し部と重なって配設されていることを特徴とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの支持膨張部が、折り返し部を、上下方向に沿った折目で、前後方向で折り返して、被折り返し部に重ねて構成されている。すなわち、エアバッグを製造するエアバッグ用基布は、平らに展開した上下方向の幅寸法として、窓の上縁側から窓の下縁側の車体側部材に支持させるまでの寸法分でよく、従来のような、折り返し部の上下方向の幅寸法分を、余分に必要としないことから、経済的に製造することができる。
また、上方に延びる二つの縦セルの配置と無関係に、単に、折り返し部と被折り返し部との支持膨張部を構成する膨張部位と、折り返し部を自由端とするスリット等の折り返し部の周縁の切り離し部と、折り返し部の周縁を被折り返し部の周縁に結合させる結合部位と、を設定するだけでよく、これらの設定がエアバッグの下縁側だけの調整で行えることから、支持膨張部の設定が容易となる。
勿論、車両のロールオーバ時には、折り返し部と被折り返し部とを重ねた支持膨張部が、窓の下縁側の車体側部材の車内側に支持されて、車内側に突出するように厚く膨らむことから、乗員に素早く接触して、乗員を受け止めて車内側に拘束することができ、ロールオーバ時の乗員の初期拘束を迅速かつ円滑に行える。
したがって、本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、エアバッグの支持膨張部を容易に配置でき、かつ、エアバッグを経済的に製造することができる。
<請求項2の説明>
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、前記エアバッグにおける膨張用ガスを流入させるガス流入部が、車両の側面衝突用に膨らむ主膨張部と、該主膨張部に連なって配設されるとともに、前記主膨張部の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部と、を備え、
前記被折り返し部が、前記副膨張部の部位に配設されて構成されていることが望ましい。
このような構成では、エアバッグは、作動後の乗員の受け止めタイミングの早い車両の側面衝突対応時、主膨張部が素早く膨張して乗員を受け止めることができ、その後、作動後の乗員の受け止めタイミングが側面衝突時より遅れる車両のロールオーバ対応時には、支持膨張部を含めてエアバッグが広い面積で膨張して、車外放出を防止できるように、乗員を受け止めることができる。そしてまた、側面衝突対応時からロールオーバ対応時までの時間において、副膨張部が主膨張部から膨張用ガスを流入させて膨張することから、主膨張部の過度の内圧上昇を抑制することもできる。
さらに、このような構成では、折り返し部が、副膨張部から折目の位置の供給口を経て、膨張用ガスを流入させることから、折目が逆止弁のように作用し、折り返し部の内圧低下を抑制して、乗員拘束の所定の内圧を維持し易い。
また、供給口は、上下方向に沿った折目の位置に配置されており、エアバッグの展開当初に、エアバッグの下縁が車体側部材と当っていても、供給口自体は開口面積を確保して、円滑に、副膨張部の被折り返し部から膨張用ガスを折り返し部に流入させることができる。そして、折り返し部の膨張完了後には、折り返し部の内圧による折目の押し付け作用により、既述したように、膨張用ガスの被折り返し部への逆流を防止でき、被折り返し部が内圧を低下させても、折り返し部が、所定の内圧を維持し易く、支持膨張部の乗員の良好な拘束性能(乗員の車外放出の抑制効果)を発揮することができる。
<請求項3の説明>
本発明に係る頭部保護エアバッグ装置では、前記折り返し部が、前記エアバッグにおける前縁及び後縁から離れた前後方向の中央付近に配設されるとともに、
折り返し前の前記折り返し部の位置に配置されて前記折り返し部の折り返し後に形成される空隙のエリアに、該エリアの前後の周縁相互を連結する連結材が、配設されていることが望ましい。
このような構成では、エアバッグにおける折り返す前に折り返し部の位置した凹状のエリアが、エアバッグの前後方向の中央付近に配設されていても、前後の周縁相互を連結材により連結されていることから、エアバッグが展開膨張を完了させた際、凹状のエリアの前後方向の拡開が防止されて、エアバッグの前後の揺動を防止でき、窓を円滑に覆うことができる。
さらに勿論、このエリアが連結材により塞がれていることから、この部位からの乗員の部分的な車外側への突出も防止できる。
本発明に係る第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置の搭載状態を示す車両の車内側から見た正面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置に使用するエアバッグを平らに展開させた状態を示す正面図である。 第1実施形態のエアバッグの膨張状態の断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 第1実施形態のエアバッグの膨張状態の断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 第1実施形態のエアバッグの支持膨張部の膨張状態を順に説明する図であり、図2のV−V部位に対応する。 第1実施形態のエアバッグの折り返し部を折り返す前の状態を示すエアバッグ用素材の正面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置の作動時の状態を示す車内側から見た正面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置の作動時の状態を示す概略縦断面図である。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置に使用するエアバッグを平らに展開させた状態を示す正面図である。 第2実施形態のエアバッグの膨張状態の断面図であり、図9のX−X部位に対応する。 第2実施形態のエアバッグの折り返し部を折り返す前の状態を示すエアバッグ用素材の正面図である。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置の作動時の状態を示す車内側から見た正面図である。 第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置の作動時の状態を示す概略縦断面図である。 第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置の変形例の作動時の状態を示す概略縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置S1は、図1に示すように、エアバッグ20、エアバッグ20に膨張用ガスを流入させるインフレーター16、エアバッグカバー11、当板13、取付具14、ブラケット17、及び、ボルト18、を備えて構成されている。エアバッグ20は、車両Vの車内側における前席や後席の側方で前後に並設される窓(サイドウインド)W1,W2の上縁WU側において、フロントピラー部FPの下縁側から、中間ピラー部CPの上方を経て、リヤピラー部RPの上方まで、の範囲に、折り畳まれて収納されている。
インフレーター16は、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、エアバッグ20における膨張用ガスを流入させるための流入口部24に挿入され、エアバッグ20と連結されている。このインフレーター16は、ブラケット17により保持され、ブラケット17がボルト18止めされることにより、中間ピラー部CPの上方付近におけるルーフサイドレール部RRのインナパネル2に対し、ルーフヘッドライニング5の下縁5aに覆われて、取付固定されている。なお、インナパネル2は、車両Vのボディ(車体)1側の部材である。
また、このインフレーター16は、車両Vのロールオーバや側面衝突(側突)を検知した所定の制御装置により、作動されるものであり、その出力は、エアバッグ20の容量に対応し、エアバッグ20の後述する保護膨張部26が車両Vの側突時からロールオーバ時にわたって、所定の内圧を維持できるように、設定されている。
各当板13は、ボルトやクリップ等の取付具14によって、エアバッグ20の後述する取付部54をインナパネル2に取付固定している。なお、各取付具14は、インナパネル2に設けた取付具14に対応した取付孔に、締結されている。
エアバッグカバー11は、図1に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4の下縁4a側と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5の下縁5a側と、から構成されている。
エアバッグ20は、折畳可能な可撓性を有して構成されて、図2〜5に示すように、ポリアミドやポリエステル等のエアバッグ用基布80aからなる車内側壁部22aと車外側壁部22bとを縫製して形成した縫製バッグとして、構成されている。なお、第1実施形態のエアバッグ20では、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを縫製した結合部51には、気密性を良好にするように、シール材が塗布されている。
エアバッグ20は、図1,2,7に示すように、インフレーター16からの膨張用ガスGを流入させて、折り畳み状態から展開して、窓W1,W2、中間ピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの車内側を覆うように展開膨張する。さらに、エアバッグ20は、膨張完了時、下縁20bを、窓W1,W2の車内側における下縁側のベルトラインBLの車体側部材(図例ではドアトリム)DTに、支持されるように、構成されている。
また、エアバッグ20は、図2〜4に示すように、膨張用ガスGを流入させて相互に対向する車内側壁部22aと車外側壁部22bとを離すように膨張するガス流入部22と、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを結合させたような状態として膨張用ガスGを流入させない非流入部50と、を備えて構成されている。
非流入部50は、結合部51、結合部51の周囲の周縁部52、エアバッグ20の上縁20a側、換言すれば、周縁部52の上縁52a側の取付部54、から構成されている。周縁部52は、ガス流入部22の周囲を囲むように形成されている。
取付部54は、エアバッグ20の上縁20a側における周縁部52の上縁52aから上方へ突出するように、複数(実施形態では6個)形成されている。各取付部54には、取付具14を挿通させる取付孔54aが、形成されている。各取付部54には、既述したように、ボディ1側のインナパネル2に取り付けるための当板13が固着され、そして、各取付孔54aを挿通する取付具14がインナパネル2の各取付孔に締結されることにより、各取付部54が、インナパネル2に固定される。前端の取付部54Fは、エアバッグ20の周縁部52の前縁52dに対して、ポリアミド等の織布から形成された別体の布材を縫合して、形成されている。また、この取付部54Fは、フロントピラー部FPの下部付近に固定されて、エアバッグ20の膨張完了時、エアバッグ20の下縁20b側、具体的には、取付部54Fとフロントピラー部FPから離れた取付部54(54B)とを結ぶライン上に、強い張力を発揮させ、エアバッグ20における乗員Mの車内側(室内側)への拘束性を良好にするように、構成されている(図7参照)。
結合部51は、ガス流入部22の周囲を区画するとともに、ガス流入部22内を区画したり、さらに、厚さを規制するようにガス流入部22の領域に進入するように配設されており、種々の区画部55,59,62,66、厚さ規制部58,60,63を備えている。
中央区画部55は、保護膨張部26の後述する前後の前保護膨張部27と後保護膨張部35とを区画するものであり、略T字状の横区画部56と縦区画部57とを備えて構成されている。横区画部56と周縁部52の上縁52aとの間は、前後の前保護膨張部27と後保護膨張部35とを連通させる連通部33としている。また、縦区画部57には、前方に延びる前張出部57aと後方に延びる後張出部57bとを備えている。
前側区画部59は、前保護膨張部27の後述する主膨張部28と副膨張部29とを区画するように、前保護膨張部27の下縁側の結合部51から上方に延びるように配設されている。
後側区画部62は、後保護膨張部35の後述する主膨張部36と副膨張部37とを区画するように、後保護膨張部35の下縁側の結合部51から上方に延びるように配設されている。
下厚さ規制部58と前厚さ規制部60とは、前保護膨張部27の厚さを規制するものであり、下厚さ規制部58が、前保護膨張部27の下縁側の結合部51から上方に張り出すように形成され、前厚さ規制部60が、前保護膨張部27の領域内で、周縁部52から離れて配設されている。
後厚さ規制部63は、後保護膨張部35の厚さを規制するものであり、後保護膨張部35の領域内で、周縁部52から離れて配設されている。
また、第1実施形態のエアバッグ20では、後側区画部62の前方側における中央区画部55の後張出部57bの下方に、周縁部52の下縁52b側の結合部51を下方へ膨らませるように、支持膨張部用周縁部65を配設させるとともに、後張出部57bの後端57bbから下方に延びる前後区画部66(図6参照)を配設させている。
ガス流入部22は、インフレーター16と接続される流入口部24、連通部33、及び、保護膨張部26を備えて構成されている。流入口部24内には、耐熱性を高めるために、インナチューブ68が配設されている。
連通部33は、流入口部24の下部と連通して、エアバッグ20の膨張完了時の前後方向の中央付近の上縁20a側で、前後方向に延びるように配設されている。
保護膨張部26は、ガス流入部22の流入口部24と連通部33付近とを除いた部位として、前保護膨張部27、後保護膨張部35、及び、支持膨張部45、を備えて構成されている。前保護膨張部27と後保護膨張部35とは、中央区画部55により前後で区画され、前保護膨張部27は、膨張完了時、車両Vの前席側方の窓(フロントサイドウインド)W1と中間ピラー部CPの一部との車内側を覆い、後保護膨張部35は、膨張完了時、後席側方の窓(リヤサイドウインド)W2とリヤピラー部RPとの車内側を覆う(図1,10参照)。
さらに、前保護膨張部27は、前側区画部59で区画されて、前後に並設される主膨張部28と副膨張部29とを備えて構成されている。
主膨張部28は、副膨張部29より膨張用ガスGの上流側として、側突時の前席の乗員Mの頭部Hを保護可能に、副膨張部29より先に膨張するように、連通部33の前端33aと連通し、副膨張部29の後方側に配置されている。
そして、副膨張部29は、車両Vのロールオーバ時に対応するように、主膨張部28と前後方向で並んで主膨張部28の前方側で膨張する。
後保護膨張部35は、後側区画部62と横区画部56の後端56a付近とで区画されて、前後に並設される主膨張部36と副膨張部37とを備えて構成されている。
主膨張部36は、副膨張部37より膨張用ガスGの上流側として、側突時の後席の乗員Mの頭部Hを保護可能に、副膨張部37より先に膨張するように、連通部33の後端33bと連通し、副膨張部37の後方側に配置されている。
そして、副膨張部37は、車両Vのロールオーバ時に対応するように、主膨張部36と前後方向で並んで主膨張部36の前方側で膨張する。また、副膨張部37は、後張出部57bで上下二室の上室38と下室39とに分割されている。
支持膨張部45は、副膨張部37の下室39からなる被折り返し部46と、被折り返し部46の車外側Oで被折り返し部46と重なる折り返し部47と、から構成されている。折り返し部47は、被折り返し部46の前縁側における前後区画部66付近に、上下方向に沿う折目48を付けて折り返して、形成されている。折り返し部47は、折り返す前の状態では、図6に示すエアバッグ用素材80のように、下室39の前方側に連なる端末膨張部41から構成されている。端末膨張部41は、下室39に対して、前後区画部66の下端66aと周縁部52の下縁52bとの間の供給口47aを介して、連通されている。
そして、端末膨張部41の周縁の後張出部57bとその前端付近から周縁部52の下縁52b側に延びる略L字状に、スリット82を設けて、端末膨張部41の先端側の結合片部84を、被折り返し部46の後側周縁における周縁部52の下縁52bの結合部位52cに、縫合等により結合させることにより、端末膨張部41からなる折り返し部47を、下室39からなる被折り返し部46の車外側Oに重ねて、支持膨張部45が形成されている。
なお、折り返し部47を折り返す前のエアバッグ用素材80は、図6に示すように、二枚のエアバッグ用基布80aを重ねて、相互を縫合して結合部51を形成し、流入口部24にインナチューブ68を設けるとともに、上述したように、スリット82を設ければ、形成できる。
また、折り返し部47の供給口47aの開口面積は、副膨張部37の膨張用ガスGの入口37aの開口面積より、小さく設定されている。
そのため、インフレーター16が作動して、エアバッグ20内に膨張用ガスGが流入する際、まず、流入口部24と連通部33とを経て、まず、インフレーター16が作動した20〜30ms後に、一次膨張部としての主膨張部28,36が膨張を完了させ、その後、インフレーター16が作動した70〜80ms後に、主膨張部28,36からの膨張用ガスGを入口29a,37aから流入させて、二次膨張部としての副膨張部29,37が膨張を完了させ、ついで、インフレーター16が作動した1.5s程度後に、副膨張部37からの膨張用ガスGを供給口47aから流入させて、三次膨張部としての端末膨張部(折り返し部47)41が膨張を完了させ、エアバッグ20は、その状態を、インフレーター16が作動した6s程度後まで維持して、車両Vのロールオーバに対応することとなる。
また、折り返す前の折り返し部47の位置に配置されて折り返し部47を折り返した後に形成される凹状のエリアであって、周縁部52の下縁52bから上方に延びる凹状の空隙エリア70には、前後で対向する周縁相互を連結するように、ポリアミド等の織布からなる連結材72が、縫合糸73を利用して縫合されている。なお、実施形態の場合には、連結材72が、空隙エリア70の全域を遮蔽するように、配設されている。
第1実施形態の場合、支持膨張部45は、車両Vの中間ピラー部CPの後方における中間ピラー部CP近傍のドアトリム(車体側部材)DTの車内側Iに支持されるように配設されており、空隙エリア70は、エアバッグ20の前縁52dや後縁52eから離れたエアバッグ20の前後方向の中央付近に、換言すれば、窓W1,W2の間の中間ピラー部CPの後方近傍に、配設されている。
なお、第1実施形態のエアバッグ20では、膨張完了時、ベルトラインBLから下方に配置される部位は、前保護膨張部27の主膨張部28と副膨張部29との下端28a,29b側、後保護膨張部35の主膨張部36の下縁付近、及び、支持膨張部45の部位としている。
第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置S1の車両Vへの搭載は、まず、平らに展開したエアバッグ20の下縁20b側を、取付部54を設けた上縁20a側に接近させるように折り畳み、さらに、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、エアバッグ20を巻く。
そして、エアバッグ20を折り畳んだ後、ブラケット17を取り付けたインフレーター16を、エアバッグ20の流入口部23と接続させ、また、エアバッグ20の各取付部54に当板13を取り付けてエアバッグ組付体を形成する。
その後、当板13を組み付けた各取付部54を、ボディ1側のインナパネル2の対応する取付部位に配置させ、各取付孔54aに挿通させる等して、取付具14を取付孔に締結し、さらに、ブラケット17をボルト18止めし、インフレーター16をインナパネル2に固定して、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。ついで、インフレーター16に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取り付け、さらに、中間ピラーガーニッシュ7やリヤピラーガーニッシュ8をボディ1に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置S1を、車両Vに搭載することができる。
第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置S1の車両Vへの搭載後における車両Vの側突時若しくはロールオーバ時に、インフレーター16が作動して膨張用ガスGを吐出させれば、膨張用ガスGが、図2の二点鎖線に示すように、流れ、エアバッグ20は、ガス流入部22の連通部33や保護膨張部26を膨らませることから、エアバッグカバー11を押し開いて、窓W1,W2を覆うように、上縁WUから下方へ展開膨張する(図1,7参照)。
そして、インフレーター16が作動してから、20〜30ms後では、前保護膨張部27と後保護膨張部35との主膨張部28,36が膨張を完了させ、70〜80ms後では、副膨張部29,37が膨張を完了させ、1.5s後では、端末膨張部41も膨らみ、支持膨張部45がドアトリムDTの車内側Iに支持されるように膨張する(図8参照)。
そして、第1実施形態では、エアバッグ20の支持膨張部45が、折り返し部47を、上下方向に沿った折目48で、前後方向で折り返して、被折り返し部46に重ねて構成されている。すなわち、エアバッグ20を製造するエアバッグ用素材80のエアバッグ用基布80a,80aは、図6に示すように、平らに展開した上下方向の幅寸法H1として、窓W1,W2の上縁WU側から窓W1,W2の下縁側のドアトリム(車体側部材)DTに支持させるまでの寸法分でよく、従来のような、折り返し部47の上下方向の幅寸法H0分を、余分に必要としないことから、経済的に製造することができる。
また、上方に延びる二つの縦セルの配置と無関係に、単に、折り返し部47と被折り返し部46との支持膨張部45を構成する膨張部位と、折り返し部47を自由端とするスリット等の折り返し部46の周縁の切り離し部82と、折り返し部47の周縁を被折り返し部46の周縁に結合させる結合部位52cと、を設定するだけでよく、これらの設定がエアバッグ20の下縁52b側だけの調整で行えることから、支持膨張部45の設定が容易となる。
勿論、車両のロールオーバ時には、折り返し部47と被折り返し部46とを重ねた支持膨張部45が、図8に示すように、窓W2の下縁側のドアトリムDTの車内側Iに支持されて、車内側Iに突出するように厚く膨らむことから、乗員Mに素早く接触して、乗員Mを受け止めて車内側Iに拘束することができ、ロールオーバ時の乗員Mの初期拘束を迅速かつ円滑に行える。
したがって、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置S1では、エアバッグ20の支持膨張部45を容易に配置でき、かつ、エアバッグ20を経済的に製造することができる。
そして、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置S1では、エアバッグ20における膨張用ガスGを流入させるガス流入部22が、車両Vの側面衝突用に膨らむ主膨張部28,36と、主膨張部28,36に連なって配設されるとともに、主膨張部28,36の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部29,37と、を備え、被折り返し部46が、副膨張部37の下室39に配設されて構成されている。
そのため、実施形態では、エアバッグ20は、作動後の乗員Mの受け止めタイミングの早い車両Vの側面衝突対応時、主膨張部28,36が素早く膨張して乗員Mを受け止めることができ、その後、作動後の乗員Mの受け止めタイミングが側面衝突より遅れる車両Vのロールオーバ対応時、副膨張部29,37や支持膨張部45を含めてエアバッグ20が広い面積で膨張して、車外放出を防止できるように、乗員Mを受け止めることができる。そしてまた、側面衝突対応時からロールオーバ対応時までの時間において、副膨張部29,37が主膨張部28,36から膨張用ガスGを流入させて膨張することから、主膨張部28,36の過度の内圧上昇を抑制することもできる。
さらに、このような構成では、折り返し部47が、図5のA〜Cに示すように、副膨張部37から折目48の位置の供給口47aを経て、膨張用ガスGを流入させることから、図5のCに示すように、折目48が逆止弁のように作用し、折り返し部47の内圧低下を抑制して、乗員拘束の所定の内圧を維持し易い。
また、供給口47aは、上下方向に沿った折目48の位置の下縁52bから上方に上がった位置で開口しており、エアバッグ20の展開当初に、エアバッグ20の下縁52bがドアトリムDTと当っていても、供給口47a自体は開口面積を確保して、円滑に、副膨張部37の被折り返し部46から膨張用ガスGを折り返し部47に流入させることができる。そして、折り返し部47の膨張完了後には、折り返し部47の内圧による折目48の押し付け作用により、既述したように、膨張用ガスGの被折り返し部46への逆流を防止でき、被折り返し部46が内圧を低下させても、折り返し部47が、所定の内圧を維持し易く、支持膨張部45の乗員Mの良好な拘束性能(乗員Mの車外放出の抑制効果)を発揮することができる。
さらに、第1実施形態の頭部保護エアバッグ装置S1では、折り返し部47が、エアバッグ20における前縁52d及び後縁52eから離れた前後方向の中央付近に配設されるとともに、折り返す前の折り返し部47の位置に配置されて折り返し部47の折り返し後に形成された空隙エリア70に、空隙エリア70の前後の周縁相互を連結する連結材72が、配設されている。
そのため、実施形態では、エアバッグ20における折り返す前の折り返し部47の位置した凹状のエリアであって、周縁部52の下縁52bから上方へ凹む凹状の空隙エリア70が、エアバッグ20の前後方向の中央付近に配設されていても、前後の周縁相互を連結材72により連結されていることから、エアバッグ20が展開膨張を完了させた際、凹状の空隙エリア70の前後方向の拡開が防止されて、エアバッグ20の前後の揺動を防止でき、窓W1,W2を円滑に覆うことができる。
さらに勿論、この空隙エリア70が連結材72により塞がれていることから、この部位からの乗員Mの部分的な車外側への突出も防止できる。
第1実施形態では、エアバッグ20に設ける支持膨張部45を、エアバッグ20の前後方向の中央付近に一つ配置させた場合を示したが、図9〜13に示す第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置S2のエアバッグ20Aのように、二つの支持膨張部45A,45Bを配置させてもよい。
第2実施形態のエアバッグ20Aでは、前側の支持膨張部45Aが、エアバッグ20Aの前縁52d付近における前保護膨張部27の副膨張部29の下端29b側に配設され、支持膨張部45Bが後保護膨張部35の副膨張部37の後下部側に配設されている。
詳しく述べれば、所定のエアバッグ用基布80a,80aを縫合してなるエアバッグ20Aの製造用のエアバッグ用素材80Aでは、副膨張部29の下端29b側の後側に、支持膨張部用周縁部65Aを設けるとともに、前後区画部66Aと供給口47aとを設けて、端末膨張部31を連通させるように配設する。そして、端末膨張部31の周縁にスリット82Aを設けて、端末膨張部31を主膨張部28側から切り離し、前後区画部66A付近に上下方向の折目48Aを設けて、端末膨張部31からなる折り返し部47Aを、副膨張部29の下端29b側からなる被折り返し部46Aの車外側Oに、重ねるように折り返し、先端側の結合片部84Aを前縁52dの結合部位52cに結合させれば、前側の支持膨張部45Aを形成することができる。
なお、スリット82Aを設けて折り返したことにより形成された空隙エリア70Aは、その周縁の少なくとも対向する前後を連結するように、連結材72Aを配設させて、塞がれている。
また、支持膨張部45B側では、副膨張部37の後室39Bの下側に、支持膨張部用周縁部65Bを設けるとともに、前後区画部66Bと供給口47aとを設けて、端末膨張部41Bを連通させるように配設する。そして、端末膨張部41Bの周縁にスリット82Bを設けて、端末膨張部41Bを主膨張部36側から切り離し、前後区画部66B付近に上下方向の折目48Bを設けて、端末膨張部41Bからなる折り返し部47Bを、副膨張部37の後室39Bの下端側からなる被折り返し部46Bの車外側Oに、重ねるように折り返して、先端側の結合片部84Bを下縁52b側の結合部位52cに結合させれば、後側の支持膨張部45Bを形成することができる。
なお、スリット82Aを設けて折り返したことにより形成された空隙エリア70Bは、その周縁の少なくとも対向する前後を連結するように、連結材72Bを配設させて、塞がれている。
ちなみに、このエアバッグ20Aでは、後保護膨張部35の副膨張部37が、前室38Bと後室39Bとの前後二室に分断されている。
また、端末膨張部31からなる折り返し部47Aの供給口47aは、下縁52b側に開口して、膨張用ガスGの上流側の副膨張部29における主膨張部28側の入口29aより開口面積を小さくし、同様に、端末膨張部41Bからなる折り返し部47Bの供給口47aも、下縁52b側に開口して、膨張用ガスGの上流側の副膨張部37における主膨張部36側の入口37aより、開口面積を小さくしている。
そのため、第1実施形態と同様に、エアバッグ20Aが折り畳まれて、第2実施形態の頭部保護エアバッグ装置S2が車両Vに搭載された後、インフレーター16が作動して、エアバッグ20A内に膨張用ガスGが流入する際、エアバッグ20Aは、エアバッグカバー11を押し開いて展開膨張し、流入口部24と連通部33とを経て、まず、インフレーター16が作動した20〜30ms後に、一次膨張部としての主膨張部28,36が膨張を完了させる。その後、インフレーター16が作動した70〜80ms後に、主膨張部28,36からの膨張用ガスGを入口29a,37aから流入させて、二次膨張部としての副膨張部29,37が膨張を完了させ、ついで、インフレーター16が作動した1.5s程度後に、副膨張部29,37からの膨張用ガスGを供給口47aから流入させて、三次膨張部としての端末膨張部(折り返し部47A,47B)31,41Bが膨張を完了させ、エアバッグ20Aは、その状態を、インフレーター16が作動した6s程度後まで維持して、車両Vのロールオーバに対応することとなる。
そして、この第2実施形態でも、作動時には、図13に示すように、支持膨張部45A,45Bが、ドアトリムDTの車内側Iに支持されて、厚く車内側Iに膨らむことから、車両Vのロールオーバ時の乗員初期拘束を迅速に行うことができ、そして、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
さらに、ドアトリムDTに支持される支持膨張部45A,45Bの面積が広いことから、より一層、乗員Mを車内側Iに安定して拘束することができる。
なお、第1,2実施形態では、支持膨張部45,45A,45Bの折り返し部47,47A,47Bを被折り返し部46,46A,46Bの車外側Oに折り返した場合を例示したが、図14に示すように、車内側Iに折り返しても良い。
また、折り返す方向も前後方向のどちらでもよく、エアバッグ20の折り返し部47のように、後方側に折り返したり、あるいは、エアバッグ20Aの折り返し部47A,47Bのように、前方側に折り返しても良い。
1…(車体)ボディ、16…インフレーター、20,20A…エアバッグ、20b…下縁、22…ガス流入部、28,36…(一次膨張部)主膨張部、29,37…(二次膨張部)副膨張部、31,41,41B…(三次膨張部)端末膨張部、
45,45A,45B…支持膨張部、46,46A,46B…被折り返し部、47,47A,47B…折り返し部、47a…供給口、48,48A,48B…折目、52c…結合部位、70,70A,70B…空隙エリア、72,72A,72B…連結材、80,80A…エアバッグ用基布、82,82A,82B…(切り離し部)スリット、84,84A,84B…結合片部、
V…車両、W1…(前)窓、W2…(後)窓、WU…上縁、BL…ベルトライン、DT…車体側部材(ドアトリム)、I…車内側、O…車外側、
G…膨張用ガス、M…乗員、H…頭部、H1…(第1実施形態の上下方向の)幅寸法、H0…(比較例の折り返し部の上下方向の)幅寸法、S1,S2…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 車内側の窓の上縁側に折り畳まれて収納され、インフレーターからの膨張用ガスの流入時に、前記窓を覆うように展開膨張するエアバッグを備え、
    該エアバッグが、膨張完了時の下縁側に、前記窓の下縁側の車体側部材の車内側に支持される支持膨張部として、折り返した折り返し部と該折り返し部に重なる被折り返し部とからなる車幅方向で二重に重なる膨張部位、を配設させて構成される頭部保護エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグの折り返し部が、前記被折り返し部の前後方向の一方の端部において、膨張用ガスの供給口を開口させて、前記被折り返し部と連通されるとともに、上下方向に沿う折目で折り返され、かつ、周縁を前記被折り返し部の周縁に結合させて、前記被折り返し部と重なって配設されていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグにおける膨張用ガスを流入させるガス流入部が、車両の側面衝突用に膨らむ主膨張部と、該主膨張部に連なって配設されるとともに、前記主膨張部の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部と、を備え、
    前記被折り返し部が、前記副膨張部の部位に配設されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 前記折り返し部が、前記エアバッグにおける前縁及び後縁から離れた前後方向の中央付近に配設されるとともに、
    折り返し前の前記折り返し部の位置に配置されて前記折り返し部の折り返し後に形成される空隙のエリアに、該エリアの前後の周縁相互を連結する連結材が、配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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