JP2014165677A - 記録装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力された一連の動画データが、複数の記録媒体に相異なるビットレートや記録フォーマットで記録され、かつ、複数のファイルに分割して記録された場合でも、記録媒体間のファイルの対応関係を維持できるようにする。
【解決手段】 記録手段は、動画データを含む動画ファイルを第1記録媒体と第2記録媒体とに記録する記録手段であって、記録中の動画ファイルのサイズが所定のサイズに達したことに応じて記録中の動画ファイルを分割して記録を続ける。制御手段は、第1の動画データを第1記録媒体に記録しながら、第1の動画データよりも低いビットレートの第2の動画データを第2記録媒体に記録するように記録手段を制御する。管理手段は、第1の動画データを含む複数の動画ファイルの分割位置に対応した、第2の動画データにおける位置に関する付加情報を、記録手段により、第2の動画データを含む動画ファイルに関連付けて第2記録媒体に記録させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 記録手段は、動画データを含む動画ファイルを第1記録媒体と第2記録媒体とに記録する記録手段であって、記録中の動画ファイルのサイズが所定のサイズに達したことに応じて記録中の動画ファイルを分割して記録を続ける。制御手段は、第1の動画データを第1記録媒体に記録しながら、第1の動画データよりも低いビットレートの第2の動画データを第2記録媒体に記録するように記録手段を制御する。管理手段は、第1の動画データを含む複数の動画ファイルの分割位置に対応した、第2の動画データにおける位置に関する付加情報を、記録手段により、第2の動画データを含む動画ファイルに関連付けて第2記録媒体に記録させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、動画データを記録する記録装置及びその制御方法に関する。
従来、動画や音声を記録する記録装置としてビデオカメラが知られている。近年では、メモリカードやHDDなどのランダムアクセス、且つ、大容量の記録媒体に対して動画や音声を記録する家庭用のビデオカメラが登場しており、一般家庭に広く普及している。特許文献1は、撮影により得られた動画データを複数の記録媒体に同時に記録する技術を開示している。この技術によれば、映像コンテンツを異なるビットレートや解像度、異なる記録フォーマットで複数の記録媒体に記録することができる。これにより例えば、メインの記録を行うと同時に、バックアップ用、Web用などの様々な用途の動画ファイルを同時に生成することができる。
記録開始から記録停止までの間に入力された一連の動画データは、通常、1つのファイルとして記録媒体に記録される。しかし、ファイルシステムによっては1つのファイルのサイズの上限が決められており、記録中の動画データのファイルのサイズが上限に達した場合、別のファイルに分割して記録媒体に記録されることになる。また、記録される動画データのデータレートや画素数、記録フォーマットにより、1つのファイルに格納できる動画の時間長も異なる。そのため、一連の動画データが複数の記録媒体に相異なるビットレートや記録フォーマットで記録され、かつ、それらが複数のファイルに分割されて記録された場合、記録媒体間におけるファイルの対応関係が分からなくなるという問題がある。
そこで本発明は、入力された一連の動画データが、複数の記録媒体に相異なるビットレートや記録フォーマットで記録され、かつ、複数のファイルに分割して記録された場合でも、記録媒体間のファイルの対応関係を維持できるようにする。
本発明の一側面によれば、動画データを含む動画ファイルを第1記録媒体と第2記録媒体とに記録する記録手段であって、記録中の動画ファイルのサイズが所定のサイズに達したことに応じて記録中の動画ファイルを分割して記録を続ける記録手段と、第1の動画データを前記第1記録媒体に記録しながら、前記第1の動画データよりも低いビットレートの第2の動画データを第2記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、前記第1の動画データを含む複数の動画ファイルの分割位置に対応した、前記第2の動画データにおける位置に関する付加情報を、前記記録手段により、前記第2の動画データを含む動画ファイルに関連付けて前記第2記録媒体に記録させる管理手段とを有することを特徴とする記録装置が提供される。
本発明によれば、入力された一連の動画データが、複数の記録媒体に相異なるビットレートや記録フォーマットで記録され、かつ、複数のファイルに分割して記録された場合でも、記録媒体間のファイルの対応関係を維持することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る記録装置としてのビデオカメラ100の構成例を示すブロック図である。このビデオカメラ100は例えば、AVCHDフォーマットとMP4フォーマットの2つの記録フォーマットが選択可能で、選択フォーマットに従い、撮像部101を介して入力された動画像信号を記録する。図1において、撮像部101は被写体を撮影し、被写体を示す動画像信号を生成して出力する。撮像部101は、ズームレンズやフォーカスレンズ等の光学系、CMOS等のイメージセンサ、アイリス、撮影した動画像信号をデジタル信号に変換するAD変換器、撮影された動画像に必要な処理を施す処理回路等を含む。また、撮像部101は、制御部108から静止画撮影の指示があると、静止画撮影指示に対応したタイミングで1画面の静止画信号を生成し、メモリ102に記憶する。メモリ102は、撮像部101から出力された動画像信号や静止画信号、その他のデータを記憶する。第1信号処理部103と第2信号処理部104は、撮像部101にて撮影された動画像信号に対して、MPEG4(以下「MP4」と略記。)等の公知の符号化方式に従う符号化処理を施し、その情報量を圧縮する。ここで、第1信号処理部103と第2信号処理部104は同時に動作することも可能である。例えば、第1信号処理部103でAVCHD記録を行う一方、第2信号処理部104でMP4記録を行うことができる。また、第1信号処理部103を高ビットレートのMP4記録に設定し、第2信号処理部104を低ビットレートのMP4記録に設定することもできる。あるいは、両者を同一の記録フォーマットに設定することも可能である。また、第1信号処理部103は、制御部108から静止画撮影の指示があると、メモリ102に記憶された静止画信号に対してJPEG等の公知の符号化処理を施し、再度、メモリ102に保存する。ここで保存した静止画像は、動画ファイルにおけるサムネイル画像も含む。本実施形態では、第1信号処理部103を高ビットレートのMP4記録、第2信号処理部104を低ビットレートのMP4記録に設定するものとする。
図1は、第1実施形態に係る記録装置としてのビデオカメラ100の構成例を示すブロック図である。このビデオカメラ100は例えば、AVCHDフォーマットとMP4フォーマットの2つの記録フォーマットが選択可能で、選択フォーマットに従い、撮像部101を介して入力された動画像信号を記録する。図1において、撮像部101は被写体を撮影し、被写体を示す動画像信号を生成して出力する。撮像部101は、ズームレンズやフォーカスレンズ等の光学系、CMOS等のイメージセンサ、アイリス、撮影した動画像信号をデジタル信号に変換するAD変換器、撮影された動画像に必要な処理を施す処理回路等を含む。また、撮像部101は、制御部108から静止画撮影の指示があると、静止画撮影指示に対応したタイミングで1画面の静止画信号を生成し、メモリ102に記憶する。メモリ102は、撮像部101から出力された動画像信号や静止画信号、その他のデータを記憶する。第1信号処理部103と第2信号処理部104は、撮像部101にて撮影された動画像信号に対して、MPEG4(以下「MP4」と略記。)等の公知の符号化方式に従う符号化処理を施し、その情報量を圧縮する。ここで、第1信号処理部103と第2信号処理部104は同時に動作することも可能である。例えば、第1信号処理部103でAVCHD記録を行う一方、第2信号処理部104でMP4記録を行うことができる。また、第1信号処理部103を高ビットレートのMP4記録に設定し、第2信号処理部104を低ビットレートのMP4記録に設定することもできる。あるいは、両者を同一の記録フォーマットに設定することも可能である。また、第1信号処理部103は、制御部108から静止画撮影の指示があると、メモリ102に記憶された静止画信号に対してJPEG等の公知の符号化処理を施し、再度、メモリ102に保存する。ここで保存した静止画像は、動画ファイルにおけるサムネイル画像も含む。本実施形態では、第1信号処理部103を高ビットレートのMP4記録、第2信号処理部104を低ビットレートのMP4記録に設定するものとする。
また、ビデオカメラ100は、再生モードにおいて、保存した動画ファイルや静止画ファイルを再生する際に、それらのインデクス画像であるサムネイル画像を表示することができる。以下、そのような表示を「インデクス表示」という。ユーザは、そのインデクス表示から、再生したい画像ファイルを選択することができる。第1信号処理部103と第2信号処理部104は、制御部108からサムネイル生成の指示があった場合、AVCHDの場合は、動画ファイルから、動画像信号を復号して先頭付近のフレーム画像データを縮小してサムネイル画像とする。MP4の場合は、メモリ内に保存しているJPEG画像を復号して情報量を伸張してサムネイル画像として表示する。静止画像の場合も静止画信号から同様にしてサムネイル表示を行う。そして、インデクス画面にて、ユーザによりファイルが選択された場合は、それに対応する動画像信号や静止画信号を復号し、情報量を伸張する。
表示制御部105は、制御部108からの指示に従い、動画像や静止画像、各種の情報を表示部106に表示する。表示部106は液晶パネル等、公知の表示装置を含む。制御部108はマイクロコンピュータやその他必要なメモリを有し、メモリ102に記憶されたプログラムに従い、操作部107からの指示に応じてビデオカメラ100の各部の動作を制御する。操作部107は、電源スイッチ、動画像の撮影開始、停止を指示するトリガスイッチ、静止画撮影スイッチ、ズームスイッチ、再生スイッチ、メニュースイッチ等の各種のスイッチを備える。制御部108は、操作部107からのユーザの指示を受け付ける。なお、操作部107の一部はタッチパネルで構成され、表示部106に装着されるようにしてもよい。
第1記録再生部109及び第2記録再生部110は、記録制御手段、再生制御手段、管理手段として機能する。第1記録再生部109は、制御部108からの指示に従い、第1記録媒体112に対する動画像信号や静止画信号、各種のデータの記録を行う。第1記録再生部109はまた、制御部108からの指示に従い、第1記録媒体112に記録されている動画データや静止画データを読み出してサムネイル画像を表示し、選択された画像データの再生を行う。第1記録媒体112は例えば、ビデオカメラ100の本体に内蔵された、大容量のフラッシュメモリやハードディスク(HDD)等のランダムアクセスな記録媒体である。第2記録再生部110は、制御部108からの指示に従い、第2記録媒体113に対する動画像信号や静止画信号、各種のデータの記録を行う。第2記録再生部110はまた、制御部108からの指示に従い、第2記録媒体113に記録されている動画データや静止画データ、各種のデータを読み出してサムネイル画像を表示し、選択された画像データの再生を行う。ここで、第1記録再生部109、第2記録再生部110は、FAT等の公知のファイルシステムに従い、第1記録媒体112、第2記録媒体113に記録した動画像信号や静止画信号、各種のデータをファイルとして管理する。第2記録媒体113は、メモリカードやハードディスク(HDD)等のランダムアクセス可能な記録媒体である。本実施形態では、第2記録媒体113は例えば、フラッシュメモリを内蔵したメモリカードであり、着脱可能な記録媒体である。従ってビデオカメラ100は、第2記録媒体113に対する不図示の装着、排出機構を備え、これによりユーザはビデオカメラ100に対して第2記録媒体113を容易に装着、排出することができる。また、記録再生部110は、装着された第2記録媒体113を保護するための不図示の蓋を備えている。ユーザは、蓋を開けることで、第2記録媒体113を装着、排出する。また、第2記録媒体113が装着された状態で蓋を閉めることで、後述のように動画像の記録が可能となり、記録中などに蓋を開けた場合は、動画記録を停止する。
出力部111は、撮像部101より得られる映像信号、或いは、再生された動画像信号や静止画信号をビデオカメラ100の外部機器に出力する。内部バス114は、ビデオカメラ100の各部の間で、各種のデータやコマンドを転送するために用いられる。以上のように、ビデオカメラ100は、動画撮影により得られる異なる2つの動画データを同時に別々の記録媒体に記録することが可能な構成となっている。
次に、ビデオカメラ100による基本的な撮影処理、及び再生処理について説明する。ビデオカメラ100では、内蔵の第1記録媒体112と、着脱可能な第2記録媒体113の2つの記録媒体に対して動画像信号を記録し、再生することができる。撮影処理において、ユーザはビデオカメラ100が後述する記録ポーズ状態であるときに操作部107を操作して、これら2つの記録媒体のうちの何れか1つを記録先の記録媒体として選択する。そして、記録するフォーマットとしてAVCHDまたはMP4のどちらかを選択し、記録フォーマット毎に異なるビットレート(データレート)やフレームレートを選択する。ここで、ビットレートの設定に対応して、記録される動画の画素数(画面サイズ)が決定される。例えばMP4の場合、ビットレートが24Mbpsに設定されると、記録される動画の画素数が横1920画素×縦1080画素に設定される。
制御部108は、選択された記録媒体や記録フォーマット、ビットレート、フレームレートを示す情報を内部の不揮発性メモリに記憶する。操作部107によりビデオカメラ100の電源が投入されると、制御部108は各部を制御して、撮像部101により得られた動画像信号に応じた被写体の動画像を表示部106に表示し、記録ポーズ状態となる。この状態で、前述のように記録先の記録媒体や記録フォーマット、ビットレート、フレームレートが設定される。その後、操作部107により撮影開始の指示があると、制御部108は各部を制御し、記録先に設定された記録媒体への動画データの記録を開始する。
撮像部101は、制御部108からの指示があると、動画像信号を出力し、内部バス114を介してメモリ102に一旦記憶する。通常の動画記録の場合、制御部108は、第1信号処理部103へ指示を出し、メモリ102に記憶された動画像信号を符号化し、動画データとして、メモリ102に再度記憶させる。記録先として第1記録媒体112が選択されていた場合、制御部108は第1記録再生部109に対し、メモリ102から動画データを読み出し、第1記録媒体112に記録するように指示する。そして、操作部107により撮影停止の指示があると、制御部108は第1記録再生部109に対して、記録の停止を指示する。
本実施形態では、記録開始から記録停止までの間に入力された一連の動画データは、所定のファイルサイズを超えない範囲内において、1つの動画ファイルにして記録媒体に記録される。記録中の動画ファイルのサイズが所定のサイズに達した場合、それ応じて記録中の動画ファイルが分割されて記録が継続されうる。また、制御部108は、分割された複数の動画ファイルに対して、ファイル関連情報を保存することで、分割された複数の動画ファイルに対して、再生時には、あたかも1つの動画ファイルであるかのように連続して再生を行うことができる。したがって、制御部108は、各記録再生部に対して、ファイル関連情報を記録媒体に記録するように指示する。本実施形態において、ファイル関連情報は、MP4の場合は、動画ファイル内に保存され、AVCHDの場合は、AVCHD規格に基づいた公知の関連情報として、管理ファイルに保存される。また、制御部108は、MP4のフォーマットの場合のみ、動画記録を開始する際に、メモリ102に記録された動画像信号を一旦、静止画信号に切り換えて、静止画信号として符号化処理を実行し、メモリ102へ静止画データを記録してから動画記録を開始する。そして、記録終了時に、メモリ102に記録された静止画データをMP4の動画データ内に記録する。
また、記録ポーズ状態において、操作部107により静止画撮影の指示があると、制御部108は撮像部101に対して静止画記録を指示する。撮像部101は静止画記録の指示に応じて1画面の静止画信号を生成し、メモリ102に記憶する。第1信号処理部103、第2信号処理部104は、制御部108からの静止画記録の指示に応じて、メモリ102に記憶された静止画信号を符号化し、再度、メモリ102に記憶する。そして、制御部108は、第1記録再生部109、第2記録再生部110のうち、静止画記録先として選択された記録媒体に、静止画データを記録するように制御する。また、本実施形態では、MP4動画データと静止画像をDCF(Design rule for Camera File system)規格に従って記録する。
次に、再生処理について説明する。操作部107により動画の再生処理への切替の指示があると、制御部108は、第1記録媒体112、第2記録媒体113のうち、記録先として選択されている記録媒体の、インデクス画面の表示処理を行う。AVCHD動画の場合、制御部108は記録媒体に記録されたAVCHDの動画ファイルに含まれる動画像信号の先頭部分を再生するように、第1記録再生部109を制御する。動画像信号の先頭部分は、第1信号処理部103により復号され、表示制御部105に送られる。表示制御部105は、復号された先頭部分の画像のサイズを縮小することによりサムネイル画像を生成して表示部106に表示する。MP4動画の場合、前述したように、MP4の記録を開始する際に保存した静止画データを復号して表示制御部105へ送る。表示制御部105は、必要であるならば静止画像を縮小してサムネイル画像とし、表示部106に表示する。ユーザは、操作部107を操作し、表示部106に表示された各動画ファイルのサムネイル画像のうち、再生したいサムネイル画像を選択し、再生を指示する。制御部108は再生が指示されると、選択されたサムネイル画像に対応した動画ファイルを再生するように、第1記録再生部109、第2記録再生部110のうち選択された記録媒体に対応する記録再生部を制御する。第1記録再生部109、第2記録再生部110は、制御部108からの指示により、指定された動画ファイルの一部を随時、記録媒体から読み出し、メモリ102に記憶する。第1信号処理部103はメモリ102から動画ファイルを読み出して復号し、再生された動画データとして再度、メモリ102に記憶する。表示制御部105はメモリ102から再生された動画データを読み出し、表示部106に表示する。操作部107より再生停止の指示があると、制御部108は動画ファイルの再生を停止し、再び、インデクス画面を表示部106に表示させる。操作部107より、静止画の再生処理への指示がされると、制御部108は、同様に記録媒体に記録された各静止画信号のサムネイル画像を生成し、表示部106に表示する。そして、ユーザに選択されたサムネイル画像に対応する静止画ファイルを記録媒体から再生し、表示部106に表示させる。
次に、同時記録モードについて説明する。本実施形態のビデオカメラ100は、同時記録モードを持つ。同時記録モードは、第1の動画データを第1記録媒体に記録しながら、第1の動画データよりも低いビットレートの第2の動画データを第2記録媒体に記録する、というものである。本実施形態において、同時記録モードでは、2つの記録媒体に対して、AVCHDまたはMP4の記録フォーマットでの記録を自由に組み合わせて設定できる。例えば、第1信号処理部103をAVCHDのフォーマットとして設定し、第2信号処理部104をMP4のフォーマットとして設定することができる。本実施形態では、第1信号処理部103を高ビットレートのMP4に設定し、第2信号処理部104を低ビットレートのMP4に設定するものとする。ユーザは、ビデオカメラ100が記録ポーズ状態の時に同時記録モードの設定を指示することで、このような同時記録モードを有効に設定することができる。操作部107により、同時記録モードへの設定指示があると、制御部108は表示制御部105に対し、同時記録モードの設定画面を表示部106へ表示するように指示する。
図2(a)は、同時記録モードの設定指示があったときに表示部106に表示される設定画面である。同時記録モードの設定指示があると、まず、図2(a)に示す、同時記録の有効か無効かを設定できる画面201を表示部106へ表示する。ボタン201aは、同時記録を有効にする場合に選択するボタンである。ボタン201bは同時記録を無効にする場合に選択するボタンである。表示201cは、現在設定されている同時記録の情報を表示する。ボタン201dは、現在の設定を変更する場合に選択するボタンである。ボタン201eは画面201を閉じるボタンである。ユーザは、この画面201で同時記録の有効、無効を選択でき、仮に無効を選択した場合でも同時記録が有効になっていた時に設定されていた情報は保持される。201cで示した現在の設定は、左から順に記録フォーマット、フレームレート、記録モード(ビットレート)を示している。現在の設定を変更したい場合は、ボタン201dを選択することで画面202が表示部106へ表示される。
図2(b)は、記録媒体毎に同時記録時の記録フォーマットを選択する選択画面である。ボタン202aは第1記録媒体112(「内蔵」と表示されている。)へのAVCHD記録の設定を指示するボタン、ボタン202bは第1記録媒体112へのMP4記録の設定を指示するボタンである。ボタン202cは第2記録媒体113(「SDカード」と表示されている。)へのAVCHD記録の設定を指示するボタン、ボタン202dは第2記録媒体113へのMP4記録の設定を指示するボタンである。ボタン202eは、画面201へ戻るボタン、ボタン202fは画面203へ遷移するボタン、ボタン202gは、画面202を閉じるボタンである。ユーザは、それぞれの記録媒体に記録するフォーマットをこのように自由に選択することが可能である。ここで、1つの記録媒体の中で、AVCHDとMP4は混在することが可能であるため、記録停止中に各記録媒体の記録フォーマットをいつでも変更することは可能である。
図2(c)は、画面202にてボタン202fを押した後に表示部106に表示される画面である。ボタン203aは、フレームレートの設定を指示するボタンである。ボタン203bは、第1記録媒体112の記録モード(ビットレート)の設定を指示するボタンである。ボタン203cは、第2記録媒体113の記録モード(ビットレート)の設定を指示するボタンである。ボタン203dは画面202へ戻るボタンである。ボタン203fは同時記録の設定を完了し画面203を閉じるボタンである。ボタン203gも画面203を閉じるボタンである。ユーザは、これらの設定を行うことで同時記録の設定を自由に変更することができる。
図2(d)、(e)は、同時記録をONに設定した時の記録ポーズ画面である。同時記録モードは、記録ポーズ状態のときに画面201にて同時記録をONに設定したとしても、以下の条件1〜条件6を全て満たしていないと同時記録を有効にすることができない。
(条件1)設定された記録フォーマットのシーン上限に達していないこと。
(条件2)ファイルシステムが不正ではないこと。
(条件3)記録媒体の残容量が所定値以上あること。
(条件4)着脱可能な記録媒体が存在すること。
(条件5)着脱可能な記録媒体がプロテクトされていないこと。
(条件6)着脱可能な記録媒体を保護するための蓋が閉じられていること。
(条件1)設定された記録フォーマットのシーン上限に達していないこと。
(条件2)ファイルシステムが不正ではないこと。
(条件3)記録媒体の残容量が所定値以上あること。
(条件4)着脱可能な記録媒体が存在すること。
(条件5)着脱可能な記録媒体がプロテクトされていないこと。
(条件6)着脱可能な記録媒体を保護するための蓋が閉じられていること。
図2(d)は、同時記録がONで設定され、かつ条件1〜6を満たしていた時に、表示部106に表示される記録画面204である。画面204において、204aと204bが共に表示されている時、同時記録が有効であることを示している。204aは、第1記録媒体112の記録フォーマットがMP4であり、記録可能時間が1時間20分、記録モードが24Mbpsであることを示している。また、204bは、第2記録媒体113の記録フォーマットがMP4であり、記録時間が30分、記録モードが4Mbpsであることを示している。
図2(e)は、同時記録がONに設定され、かつ条件1〜6の少なくとも1つを満たしていない場合に表示部106に表示される記録画面205である。ここでは、第2記録媒体113に設定しているMP4記録が条件1〜6のいずれかを満たしていない場合を示している。表示205aは、条件1〜6を満たしているため記録が可能であることを示している。表示205bは、MP4の記録設定が条件1〜6を全て満たしていないため、記録可能時間やビットレートが表示されていないことを示している。ユーザは、条件1〜6を全て満たすように第2記録媒体113の状態を変えることで、画面204の状態にすることができる。また、同時記録中においては、条件1〜6の他に、以下に示す条件7も満たしている場合のみ同時記録を継続することが可能である。
(条件7)動画記録時に使用するバッファが閾値以下であること。
(条件7)動画記録時に使用するバッファが閾値以下であること。
なお、これらの各条件に関しては、制御部108が、第1記録再生部109、第2記録再生部110のそれぞれに対して上記各条件について問い合わせを行い、第1記録再生部109、第2記録再生部110からの応答に従って判定する。条件7を満たさない場合は、記録を停止する必要があるため、同時記録を解除する。但し、条件7に関しては、一度記録を停止して再度記録を自動的に再開する処理がある場合は、解除せずに同時記録の有効設定を維持してもよい。
図3(a)は、同時記録モードにおける保存データ一覧301である。ここでは、MP4の高ビットレートで第1記録媒体112へ記録し、MP4の低ビットレートで第2記録媒体113に記録する際の例を示している。保存データは、動画ファイル内に保存される。なおここでは、高ビットレート側の第1記録媒体112にメイン動画ファイルが作成され、低ビットレート側の第2記録媒体113にサブ動画ファイルが作成される。「主画像」は、前述したように、記録した動画ファイルの先頭付近のフレーム画像を縮小したものを静止画データ(サムネイル画像)として保存したものである。「ファイル関連情報」は、複数のファイルに分割された場合に、それらの前後のファイルの関連性が分かるように保存するデータである。ここで、「主画像」と「ファイル関連情報」に関しては、通常のMP4記録においても保存される。「付加情報」は、同時記録時のみ、低ビットレート側(サブ側)の動画ファイルに対して保存される管理情報である。低ビットレート側の動画データにおいて、同時に記録されている高ビットレートの複数のファイルの分割位置に対応する位置の情報が付加情報として記録される。例えば、位置情報が、低ビットレート側の動画データにおいて、同時に記録されている高ビットレートの複数のファイルの分割位置に対応するフレームの画像を縮小したサムネイル画像を含んでもよい。本実施形態では、低ビットレート側(サブ側)のみとするが、高ビットレート側(メイン側)にあってもよい。また、同じビットレートの場合は、どちらか一方をユーザが選択するか、内蔵の記録媒体かカードカードかのメディアの種類に応じて自動で設定するようにしてもよい。以降、高ビットレート側をメイン側、低ビットレート側をサブ側として記す。
図3(b)は、保存データ一覧301のサブ側のMP4動画ファイルのデータ構造を示している。動画ファイルは、ヘッダ部と動画データ部に分かれている。ヘッダ部は、主画像データ、ファイル関連情報、付加情報を含む。ここで、主画像データとファイル関連情報は、同時記録時だけでなく通常の記録時にも保存される。一方、付加情報は同時記録時のみ保存される。
図3(c)は、同時記録を行った際に、メイン側とサブ側でファイルサイズの制限により、それぞれ複数のファイルに分割された状態を示している。303aは、メイン側のMP4記録が、記録を停止するまでに4つのファイルに分割されて保存されたことを示している。303bは、サブ側のMP4記録が記録を停止するまでに2つのファイルに分割されて保存されたことを示している。
また、メイン側のファイル1−2はT1、ファイル1−3はT2、ファイル1−4はT4の時点で分割され、サブ側のファイル2−1はT3の時点で分割されており、それぞれ分割タイミングが異なっている。以下の例においては、このメインとサブのファイル構成を前提として説明を行う。
図3(d)は、同時記録を行った際に、サブ側のファイル2−1とファイル2−2にそれぞれ保存される「ファイル関連情報」の内容を示している。ファイル関連情報304aはファイル2−1に保存される情報であり、ファイル関連情報304bはファイル2−2に保存される情報である。ここで、「ファイルID」は、ファイルが一意に識別できるIDのことで、通常記録の際にも保存されるデータである。「NEXTID」は、ファイルが分割された際に、後続のファイルのファイルIDを示している。ここでは、ファイル2−1の次にファイル2−2が記録されているため、NEXTIDはファイル2−2のファイルIDである2となっている。また、そのファイルが最後である場合は、ファイル2−2のNEXTIDで示したように無効データ(例えば、0xFF)を保存しておく。再生時において、このファイル関連情報を参照することにより、シーンの繋がりが分かるようになっている。本実施形態では示していないが、メイン側に関しても同様にファイル関連情報を各ファイルに保存する。また、本実施形態では、「ファイルID」と「NEXTID」のみとしたが、「PREVID」を追加し、そのファイルの前に関連付けられたファイルのファイルIDも保存するようにしてもよい。このとき、ファイルが前にない場合はPREVIDを無効値(0xFF)とする。PREVIDを追加することで、そのファイルを解析した時に、そのファイルが一連の関連したファイルの先頭ファイルなのか、中間ファイル、最終ファイルなのかを判断することが可能となる。
図3(e)は、同時記録を行った際に、サブ側のファイル2−1とファイル2−2にそれぞれ保存される「付加情報管理テーブル」を示している。付加情報管理テーブル305aはファイル2−1に保存され、付加情報管理テーブル305bはファイル2−2に保存される。付加情報管理テーブルには、サムネイル画像名とその画像と関連付けられた経過時間が示されている。ここで示すサムネイル画像名は、実データではなくその画像の名前(リンク・保存先)が保存されている。付加情報管理テーブル305aの場合、0番目に主画像のサムネイル画像名と経過時間が保存されている。主画像のサムネイル画像は、ファイル2−1の先頭を示しているため、経過時間は0となる。次に1番目の副画像1−2は、図3(c)に示される経過時間T1の時点のサムネイル画像となる。このサムネイル画像は、メイン側のファイル1−2が生成された時のフレーム画像となるため副画像名1−2という名前になっている。同様に、2番目の副画像1−3は、経過時間T2の時のサムネイル画像となっている。付加情報管理テーブル305bの場合、0番目の主画像2−2は、経過時間T3のサムネイル画像、1番目の副画像1−4は、メイン側のファイル1−4が生成された時のフレーム画像となり、経過時間T4となっている。本実施形態では、付加情報管理テーブル305bの経過時間T3、T4は、ファイル2−1の記録を開始してからの総経過時間としているが、ファイル2−2を生成してからの経過時間としてもよい。この場合、T3は0時間、T4は(T4−T3)時間となる。
ここで、分割された動画ファイルの先頭ファイルを決定する手法に触れておく。前述したように、経過時間を先頭のファイルが再生されてからの累積時間とすると、経過時間が0のファイルを先頭ファイルとみなして処理することが可能である。また、本実施形態では示していないが、前述した「PREVID」が無効値であるファイルを先頭ファイルと決定することも可能である。また、MP4ファイルはDCF準拠で保存されるため、そのフォルダ内に存在する全ファイルをサーチして、「NEXTID」に現在のファイルのファイルIDがなければ、それを先頭ファイルと決定することも可能である。この先頭ファイルを決定する手法を用いることで、後述するインデクス画面において、付加情報管理テーブル305a、305bに保存されているサムネイル画像のうち、どのサムネイル画像をインデクス画面に表示するかを決定することが可能となる。
次に、同時記録モードが設定された状態におけるビデオカメラ100の記録処理について説明する。図4は、同時記録モードが設定された状態におけるビデオカメラ100の記録制御の処理を示すフローチャートである。図4の処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。上述のようにして同時記録モードがユーザにより設定され、記録ポーズ状態のときにユーザにより動画撮影開始の指示があると、図4のフローで示される処理が開始する。動画撮影指示があると、制御部108は、記録先の記録媒体とそれに対応する記録フォーマット、フレームレート、ビットレートを指定する(S401)。本実施形態では、第1記録媒体112が高ビットレートのMP4記録、第2記録媒体113が低ビットレートのMP4記録とする。操作部107から記録の開始が指示された場合に(S402YES)、制御部108は、動画像信号の記録を開始する。MP4動画記録の場合は、記録を開始した際の先頭フレーム付近のフレーム画像を縮小したものを、主画像のサムネイル画像としてメモリ102に保存する(S403)。メイン側とサブ側がMP4の場合は、それぞれのサムネイル画像を保存する(S403)。
次に、ファイル関連情報をメモリ102に保存する(S404)。このとき、1ファイル目の記録開始においては、ファイル関連情報の「ファイルID」は有効値を保存し、「NEXTID」は無効値を保存する。メイン側とサブ側がMP4の場合は、それぞれのファイル関連情報を保存する。
同時記録を行っている最中に所定のファイルサイズを超えた場合(S406YES)は、ファイルの分割処理に移行する。ファイルの分割処理は、まず主画像が保存されているかを判断する(S407)。主画像が保存されている場合は、S403にてメモリ102に保存したサムネイル画像を動画ファイル内に保存する(S408)。主画像が保存されていない場合は、サムネイル画像の代わりに「?」と描かれた画像を動画ファイル内に保存する(S409)。この「?」画像は、あらかじめ不揮発性のメモリに保存してあるものである。次に、S404にてメモリ102に保存したファイル関連情報を動画ファイルに保存する(S410)。このとき、ファイル関連情報における「NEXTID」には、次に作成するファイルのファイルIDを書きこむ。その後、制御部108は、動画ファイルの新規作成を行う(S411)。動画ファイルを新規作成するまでの書き込み先がない状態となる期間は、第1信号処理部103や第2信号処理部104で符号化したデータは、全てメモリ102に保存する。このとき、生成したタイミングにおけるフレーム画像を縮小してサムネイル画像としてメモリ102に保存する(S412)。このサムネイル画像は、メイン側、サブ側に関係なく、新規作成したファイル用の主画像として保存する。生成したファイルがメイン側の場合は、あとから副画像用としても使用するため、サブ側のファイルの分割処理が行われるまで、上書きせずにメモリ102に保存しておく。そして、新規作成したファイルにおけるファイル関連情報を新たに生成してメモリ102へ保存する(S413)。
ファイルが分割されたのがメイン側であった場合(S414YES)、付加情報管理テーブルを新規作成又は更新してメモリ102へ保存する(S415)。ファイルが分割されたのがサブ側だった場合は、付加情報管理テーブルをサブ側の動画ファイル内に保存する(S416)。そして、副画像データ自体もサブ側の動画ファイル内に保存する(S417)。副画像データは、メイン側のファイル分割数分存在するため、複数になる場合もある。ファイルの分割後は、通常の同時記録に戻る。操作部107より記録の停止を通知された場合(S418YES)、制御部108は、記録終了処理へ移行する。
記録終了処理において、まず主画像が保存されているかを判断する(S419)。主画像が保存されている場合は、メモリ102に保存したサムネイル画像を動画ファイル内に保存する(S420)。主画像が保存されていない場合は、サムネイル画像の代わりに「?」と描かれた画像を動画ファイル内に保存する(S421)。そして、メモリ102に保存したファイル関連情報を動画ファイル内に保存する(S422)。サブ側の動画ファイルの終了処理の場合は(S423YES)、付加情報管理テーブルを動画ファイル内に保存する(S424)。さらに、副画像データ自体もサブ側の動画ファイル内に保存する(S425)。メイン側の動画ファイルの終了処理の場合は何も行わない。全ての記録媒体における記録終了処理が終わったら処理を終了し、終わっていなければ、S419に戻る(S426)。上記のようにして、MP4の同時記録を実行することで、サブ側のMP4ファイル内に付加情報を保存する。
次に、記録済みの動画データに関して、ビデオカメラ100でインデクス画面を表示する処理について説明する。図5は、ビデオカメラ100のインデクス画面の表示処理を示すフローチャートである。図5の処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。この処理は、同時記録を終了した後に、動画再生モードへ切り替えた時を前提としている。ユーザの操作部107への操作に従い、制御部108は動画再生モードに切り替える(S501)。制御部108はその後、現在設定されている記録媒体が第1記録媒体112なのか第2記録媒体113なのかを判断する(S502)。ここで、設定されている記録媒体は、同時記録モードの場合は、メイン側とし、単体記録の場合は、動画記録対象とされている記録媒体とする。内蔵メディア(第1記録媒体112)が設定されていると判断した場合は、AVCHDの動画ファイルを表示するか、MP4の動画ファイルを表示するかの判断を行う(S503)。AVCHDかMP4かの判断は、最後に記録した記録フォーマットによって決定される。AVCHDの動画ファイルを表示する場合、制御部108は、最後に撮影したシーンを含む複数のAVCHD動画ファイルのうち先頭付近のフレーム画像を縮小したものをサムネイル画像として表示させる(S504)。一方、MP4の動画ファイルを表示する場合は、MP4ファイル内に保存しているサムネイル画像を表示する(S505)。
次に、記録媒体がサブ側であると判断した場合、S503と同様にAVCHDの動画ファイルを表示するか、MP4の動画ファイルを表示するかの判断を行う(S506)。AVCHDの動画ファイルを表示する場合、制御部108は、最後に撮影したシーンを含む複数のAVCHD動画ファイルのうち先頭付近のフレーム画像を縮小したものをサムネイル画像として表示させる(S507)。一方、MP4の動画ファイルを表示する場合は、同期インデクスモードであるかどうかを判断する(S508)。ここで、同期インデクスモードとは、同時記録にて、付加情報がファイル内に保存されているファイルがある場合には、その付加情報を使用してサムネイル画像を表示するモードである。付加情報がないファイルに関しては、通常のインデクス表示となる。同期インデクスモードか通常インデクスモードであるかは、後述するメニュー画面にて切り換えることが可能である。通常インデクスモードが設定されていた場合は、メイン側と同様に、MP4ファイル内に保存している主画像をサムネイル画像として表示する(S509)。同期インデクスモードが設定されていた場合は、制御部108は、付加情報管理テーブル305a、305bを参照して、サムネイル画像を表示する(S510)。このように同期インデクスモードにおいては付加情報管理テーブル305a、305bを参照することにより、同時記録で撮影したファイルのサムネイル画像をメイン側とサブ側で同じにすることができる。
図6は、インデクス画面表示処理を説明する図である。図6の処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。本実施形態では、メイン側とサブ側に、図3(c)で示した同時記録で記録したファイルのみが保存されていることを前提としているが、同時記録以外の通常記録のファイルが混在する場合でも実施可能である。
図6(a)は、図3(c)のようにメイン側とサブ側で同時記録を行った場合に、図5のS505の処理にて表示されるインデクス画面601を示している。図3(c)において、メイン側は4つのファイルに分割して記録されているため、ファイル1−1、ファイル1−2、ファイル1−3、ファイル1−4に対応する4つの主画像が表示されている。
図6(b)は、図5のS509の処理にて表示されるインデクス画面602を示している。図3(c)において、サブ側は2つのファイルに分割して記録されているため、602aで示したようにファイル2−1とファイル2−2に対応する、各主画像がそれぞれ表示される。
図6(c)は、図5のS510にて表示される同期インデクス画面603を示している。図3(c)のサブ側のファイル2−1(第1のファイル)には、付加情報管理テーブル305aが保存され、ファイル2−2には、付加情報管理テーブル305bが保存されている。同期インデクスモードの時、制御部108は、ファイル2−1内に保存されている付加情報管理テーブル305aを解析する。このとき、主画像2−1の経過時間が0であるため、このファイルを先頭ファイルであると判断する。先頭ファイルである場合、同期インデクス画面において、付加情報管理テーブル305aに保存されている主画像と副画像の全てのサムネイル画像を表示する。次に、ファイル2−2内に保存されている付加情報管理テーブル305bを解析する。このとき、主画像2−2の経過時間がT3であるため、このファイルはファイル分割した際の先頭ファイルではないと判断する。その場合は、主画像は表示せず、副画像のみを表示する。これにより、同期インデクス画面603には、主画像2−1、副画像1−2、副画像1−3、副画像1−4の順にサムネイル表示を行う。ここで、先頭ファイルの探索は、経過時間に基づいて判断した。ただし、前述したようにMP4ファイルはDCF準拠で保存される。そこで、そのフォルダ内に存在する全ファイルをサーチし、ファイル関連情報304a、304bの「NEXTID」に現在のファイルのファイルIDがなければ、それを先頭ファイルと決定することも可能である。
このように、同期インデクス画面603には、まず、サブ側の主画像に係る先頭の動画ファイルである第1の動画ファイル(ファイル2−1)のインデクス画像が表示される。また同期インデクス画面603には、メイン側で分割記録された複数の動画ファイルのうち先頭の動画ファイルを除く少なくとも1つの第2の動画ファイル(ファイル1−2、1−3、1−4)のインデクス画像が、第1の動画ファイルとともに一画面内に表示される。
図6(d)は、特殊インデクスモードと通常インデクスモードの切り替えを行うためのセットアップ画面604を示している。ユーザは、不図示のセットアップボタンを押すことにより、セットアップ画面604を表示することが可能である。このとき、604aで示したように、「インデクス設定」を選択することで、図6(e)に示されるようなインデクス設定画面に遷移することができる。
図6(e)は、インデクス設定画面605を示している。インデクス設定画面605では、通常インデクスと同期インデクスの切り替えの設定を行うことができる。図示のように、「通常インデクス」605aと「同期インデクス」605bが表示され、ユーザはいずれか一方を選択することができる。ここで、「同期インデクス」605bが選択された場合、制御部108は、MP4ファイルの場合は、各ファイル内にある付加情報を検索する処理を行い、AVCHDファイルの場合は、別に保存している管理ファイル内の情報を検索する。MP4、AVCHDに関わらず、付加情報があるファイルがあった場合には、付加情報を元にしたサムネイル画像の表示を行い、付加情報のないファイルがあった場合は、通常の主画像を表示する。
図6(f)は、再生設定画面606を示している。再生設定画面606では、再生を指示した際にファイル単位で再生を終了する「ファイル単位」606aと、最後のファイルまで連続して再生する「連続」606bが表示され、ユーザはいずれか一方を選択することができる。前述したインデクス設定画面605にて「同期インデクス」605aが選択され、再生設定画面606にて「ファイル単位」606aが選択された場合、サブ側の同時記録したファイルの再生時におけるファイル単位は、メイン側のファイルの区切りとなる。たとえば、同期インデクス画面の603bで示した副画像1−2が選択された場合、図3(c)で示した経過時間で説明すると、T1の位置から再生が開始され、T2の時間で再生を終了し、同期インデクス画面に戻る制御となる。この再生を行う場合の処理についてさらに詳細に述べる。図3(c)のサブ側のようにファイル2−1とファイル2−2のように分割され、メイン側の分割した時間がT1、T2、T4のようになっていた場合を考える。このとき、603aで示した主画像2−1をユーザが操作部107により選択した場合は、ファイル2−1の先頭から再生が開始される。603bで示した副画像1−2が選択された場合は、副画像1−2の開始位置に対応するファイル2−1の中間位置であるT1から再生が開始される。603cで示した副画像1−3が選択された場合は、副画像1−3の開始位置に対応するファイル2−1のT2から再生が開始される。603dで示した副画像1−4が選択された場合は、ファイル2−2のT4から再生が開始される。
再生設定画面606にて、連続再生が設定された場合、ユーザから再生停止の指示がなければ、ファイル2−2の終端まで再生を行う。ファイル2−2の後にも通常記録のファイルがあった場合は、継続してそのファイルも再生される。また、ファイル単位の再生が設定された場合は、主画像2−1はファイル2−1のT1まで、副画像1−2はファイル2−1のT2まで、副画像1−3はファイル2−2のT4まで、副画像1−4はファイル2−2の最後まで再生されて、インデクス画面に戻る。
このようにして、同期インデクスの設定とサムネイル表示を行うことで、同時記録を行ったファイルのメインとサブ側での対応関係を分かりやすくすることが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態として、同時記録モードにおいて、メイン側をMP4の記録フォーマット、サブ側をAVCHDの記録フォーマットとして設定した場合のビデオカメラ100の記録処理について説明する。
次に、第2実施形態として、同時記録モードにおいて、メイン側をMP4の記録フォーマット、サブ側をAVCHDの記録フォーマットとして設定した場合のビデオカメラ100の記録処理について説明する。
図7(a)は、同時記録モードにて、MP4の記録フォーマットにて第1記録媒体112へ記録し、AVCHDの記録フォーマットにて第2記録媒体113に記録する際の各動画ファイル内に保存する保存データ一覧701を示している。MP4においては、第1の実施形態でも述べたように、「主画像」は、記録した動画ファイルの先頭付近のフレーム画像を縮小してサムネイル画像として保存したものである。「ファイル関連情報」は、複数のファイルに分割された場合に、それらの前後のファイルの関連性が分かるように保存するデータである。AVCHDにおいては、MP4で保存する主画像は保存しない。また、AVCHDにおいて保存する「ファイル関連情報」は、AVCHD規格に基づいた公知の情報であるため、ここでは詳細は述べない。「付加情報」に関しては、MP4の場合とは異なり、サムネイル画像を保存する必要がないため、経過時間のみを保存する。
図7(b)は、図3(c)のように、同時記録を行ったサブ側のAVCHDのファイルがファイル2−1とファイル2−2の2つに分割された場合の「付加情報管理テーブル」を示している。付加情報管理テーブル702aはファイル2−1、付加情報管理テーブル702bはファイル2−2に対応している。このテーブルには、経過時間が示されており、ファイルの先頭は0番目とし、1番目以降に、図3(c)においてメイン側のファイルが分割されたときの経過時間を保存する。付加情報管理テーブル702bの場合、同様に、0番目の経過時間はT3、1番目はT4となっている。本実施形態では、これらの付加情報管理テーブル702a、702bは、AVCHD規格の公知の管理ファイルとは別の独自管理ファイルに保存される。あるいはその代わりに、AVCHD規格の公知の管理情報内でそれぞれのファイル2−1、ファイル2−2を対応付けて保存してもよい。
ここで、AVCHD動画におけるインデクス画面のサムネイル画像表示について述べる。AVCHD動画の場合、図6(b)のようにファイル2−1とファイル2−2のサムネイル画像を表示する際は、先頭付近のフレーム画像を縮小してサムネイル画像として表示する。また、別ファイルで保存している付加情報を用いた同期インデクス画面603においては、付加情報管理テーブル702aに保存されている経過時間情報から、それぞれの時間におけるフレーム画像を縮小してサムネイル画像として表示する。この時、先頭ファイルであるかの判断は、AVCHD規格の公知のファイル関連情報が保存している管理ファイルを解析することで、先頭ファイルかどうかを判断する。これにより、2ファイル以降の先頭のサムネイル画像を表示しないかの判断が可能となる。このようにして、MP4とAVCHDの組み合わせにおいても、同時記録で撮影したファイルのサムネイル画像をメイン側とサブ側で同じにすることが可能となる。
次に、AVCHDとMP4の組み合わせによる、同時記録モードにおけるビデオカメラ100の記録処理について説明する。図8は、同時記録モードが設定された状態におけるビデオカメラ100の記録制御の処理を示すフローチャートである。図8の処理は、制御部108が各部を制御することにより実行される。同時記録モードがユーザにより設定され、記録ポーズ状態のときにユーザにより動画撮影開始の指示があると、図8のフローで示される処理が開始する。動画撮影指示があると、制御部108は、記録先の記録媒体とそれに対応する記録フォーマット、フレームレート、ビットレートを指定する(S801)。本実施形態では、第1記録媒体112に対してMP4記録をし、第2記録媒体113に対してAVCHD記録を行う。操作部107から記録の開始が指示された場合に(S802YES)、制御部108は、動画像信号の記録を開始する。MP4動画記録を行っているメイン側は、記録を開始した際の先頭フレーム付近のフレーム画像を縮小した主画像用のサムネイル画像とファイル関連情報とをメモリ102に保存する(S803)。このとき、1ファイル目の記録開始においては、ファイル関連情報の「ファイルID」としては有効値を保存し、「NEXTID」としては無効値を保存する。また、AVCHD動画記録を行っているサブ側においては、AVCHD規格に基づいた公知のファイル関連情報をメモリ102へ保存する(S804)。
同時記録を行っている最中に所定のファイルサイズを超えた場合(S806YES)は、ファイルの分割処理に移行する。ファイルの分割処理は、MP4記録かAVCHD記録かによって異なる(S807)。MP4記録と判断された場合、まず主画像が保存されているかを判断する(S808)。主画像が保存されている場合は、S803にてメモリ102に保存したサムネイル画像とファイル関連情報を動画ファイル内に保存する(S809)。主画像が保存されていない場合は、サムネイル画像の代わりに「?」と描かれた画像と、S803にて保存したファイル関連情報とを動画ファイル内に保存する(S810)。次に、制御部108は、動画ファイルの新規作成を行う(S811)。動画ファイルを新規作成するまでの書き込み先がない状態となる期間は、第1信号処理部103や第2信号処理部104で符号化したデータは、全てメモリ102に保存する。そして、生成したタイミングにおけるフレーム画像を縮小してサムネイル画像としてメモリ102に保存するとともに、ファイル関連情報を新規作成してメモリ102に保存する(S812)。ここで生成されるサムネイル画像は、MP4記録を行っているメイン側のみでしか使用しないため、メイン側のファイル内に画像データを書き込んだあとは破棄してもよい。S807にてAVCHD記録と判断された場合、制御部108は、動画ファイルの新規作成を行う(S813)。そして、S804にてメモリ102に保存したAVCHD規格に基づいたファイル関連情報を更新する(S814)。
ファイルが分割されたのがメイン側であった場合(S815YES)、付加情報管理テーブルを新規作成又は更新してメモリ102へ保存する(S816)。ファイルが分割されたのがサブ側だった場合は、何も行わない。ファイルの分割後は、通常の同時記録に戻る。操作部107より記録の停止を通知された場合(S817YES)、制御部108は、記録終了処理へ移行する(S817)。
記録終了処理は、MP4記録かAVCHD記録かによって異なる(S818)。MP4動画の終了処理の場合、まず、主画像が保存されているかを判断する(S819)。主画像が保存されている場合は、メモリ102に保存したサムネイル画像とファイル関連情報とを動画ファイル内に保存する(S820)。主画像が保存されていない場合は、サムネイル画像の代わりに「?」と描かれた画像とファイル関連情報とを動画ファイル内に保存する(S821)。AVCHD動画の終了処理の場合、メモリ102に保存したAVCHD規格に基づいた公知のファイル関連情報を管理ファイルに保存する(S422)。そして、サブ側の動画ファイルの終了処理の場合は(S823YES)、付加情報管理テーブルをAVCHD規格の公知の管理ファイルとは別の独自の管理ファイルに保存する(S824)。メイン側の動画ファイルの終了処理の場合は、何も行わない。最後に、両方のメディアのファイルの終了処理が終わっていれば終了し、終わっていなければS818へ戻る。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態1、2においては、MP4記録側は、主画像のサムネイル画像を記録開始時に生成するとした。しかし、これはサムネイル画像の表示用であるため、復号を行う第1信号処理部103や第2信号処理部104にMP4動画ファイル内の先頭付近のフレーム画を縮小してサムネイル画像とすることが可能な場合は、行わなくてよい。また、このとき、サブ側(低ビットレート側)に保存する付加情報において、副画像を残すとしていたが、付加情報管理テーブル702a、702bのように時間情報のみを残すようにしてもよい。
また、実施形態1、2において、有効条件1〜7を示したが、この条件のうち1つでも一致しなかった時点で、図2(a)の同時記録設定をONからOFFに制御するようにしてもよい。この場合は、ユーザが有効条件1〜7に全て当てはまった時に、再度ONにできるようにし、条件が揃わない限りはONにさせずに警告表示をしてユーザに知らせる。
また、実施形態1、2において、ファイル分割をした際に、サムネイル画像やファイル関連情報を保存するとしたが、記録動作が終了した後に、各ファイル内を書き換えてもよい。
また、実施形態1、2において、再生設定画面606において、再生方式として「ファイル単位」と「連続」の2種類が存在した。しかし、ファイル関連情報304a、304bを用いることで、分割されたファイルを1単位として再生するような方法を採用してもよい。この場合、図3(c)のサブ側の場合、ファイル2−1とファイル2−2を1つの単位として再生する処理となる。
また、上述の実施形態1、2においては、第1信号処理部103、第2信号処理部104からの動画データを、第1記録媒体112、第2記録媒体113にそれぞれ分けて保存する構成とした。しかし、2つの画像データを1つの記録媒体に記録する構成であってもよい。この場合、第1記録再生部と第2記録再生部もどちらか1つさえあればよい。
また、上述の実施形態1、2において、第1信号処理部103、第2信号処理部104の記録フォーマットをAVCHDとMP4の組み合わせとしたが、それ以外の動画フォーマットであってもよいことは言うまでもない。
(他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (7)
- 動画データを含む動画ファイルを第1記録媒体と第2記録媒体とに記録する記録手段であって、記録中の動画ファイルのサイズが所定のサイズに達したことに応じて記録中の動画ファイルを分割して記録を続ける記録手段と、
第1の動画データを前記第1記録媒体に記録しながら、前記第1の動画データよりも低いビットレートの第2の動画データを第2記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、
前記第1の動画データを含む複数の動画ファイルの分割位置に対応した、前記第2の動画データにおける位置に関する付加情報を、前記記録手段により、前記第2の動画データを含む動画ファイルに関連付けて前記第2記録媒体に記録させる管理手段と、
を有することを特徴とする記録装置。 - 前記第2記録媒体に記録された先頭の動画ファイルである第1の動画ファイルのインデクス画像と、前記第1記録媒体に記録された前記複数の動画ファイルのうち先頭の動画ファイルを除く少なくとも1つの第2の動画ファイルのインデクス画像とを一画面内に表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記表示手段により表示されたインデクス画像のうち前記第1の動画ファイルのインデクス画像が選択された場合、前記第1の動画ファイルの先頭から再生を開始し、前記第2の動画ファイルのインデクス画像が選択された場合、前記第2の動画ファイルの開始位置に対応する前記第1の動画ファイルの中間位置から再生を開始する再生制御手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記インデクス画像はサムネイル画像であることを特徴とする請求項2又は3に記載の記録装置。
- 前記付加情報は、前記第2記録媒体に記録される動画ファイルのヘッダ部に保存されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
- 記録装置の制御方法であって、
記録手段が、動画データを含む動画ファイルを第1記録媒体と第2記録媒体とに記録する記録手段であって、記録中の動画ファイルのサイズが所定のサイズに達したことに応じて記録中の動画ファイルを分割して記録を続ける記録工程と、
制御手段が、第1の動画データを前記第1記録媒体に記録しながら、前記第1の動画データよりも低いビットレートの第2の動画データを第2記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する制御工程と、
管理手段が、前記第1の動画データを含む複数の動画ファイルの分割位置に対応した、前記第2の動画データにおける位置に関する付加情報を、前記記録手段により、前記第2の動画データを含む動画ファイルに関連付けて前記第2記録媒体に記録させる管理工程と、
を有することを特徴とする記録装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
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