[実施形態]
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、記録装置の一例としての、撮影機能を有する装置に、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、入力された動画データを所定の記録媒体に記録することが可能な任意の機器に適用可能である。
《記録装置100の構成》
図1は、本発明の実施形態に係る記録装置100の機能構成を示すブロック図である。
図1において、撮像部101はレンズ、絞り、シャッタ等の光学系やCCD、CMOSセンサ等の撮像素子を有し、被写体を撮影し、動画データを出力する。本実施形態では、撮像部101は、1画面が横1920画素×縦1080画素で、毎秒60フレームの動画データを出力することができる。
制御部102は、操作部103からの入力に応じて記録装置100の動作全体を制御する。制御部102はマイクロコンピュータ(CPU)やメモリ等を含み、不図示のメモリに記憶されたプログラムに従って記録装置100を制御する。また制御部102は、記録再生部106との間でデータやコマンドを通信するための記録媒体インターフェイスを内蔵している。
操作部103は、記録装置100が有するユーザインタフェースである。操作部103は、インタフェースとしてユーザにより操作可能な各種のスイッチ等を含む。そして、操作部103は、各種スイッチ等に対する指示入力がなされたことを検出すると、対応する制御信号を創出することで制御部102に操作内容を通知する。また操作部103は、電源スイッチや記録の開始、停止を指示するための1つの特定の操作部材(記録開始及び停止ボタン)、記録装置100のモードを切り替えるためのスイッチ等を含む。また操作部103は、メニュー画面を操作するためのスイッチ等を備える。ここで、スイッチは、物理的なボタンや、タッチパネルなどの表示部109上に表示されるボタンやつまみ等のGUIであってもよい。本実施形態では、記録開始及び停止ボタンはトリガボタンであり、操作される度に操作部103は記録開始、停止の指示を認識し、対応する制御信号を交互に出力する。また常時記録モードにおいては、記録開始及び停止ボタンが操作される度に、操作部103は再生区間に係る開始位置の設定の指示、終了位置の設定の指示を交互に出力する。
信号処理部104は、動画ファイルの記録時にはMPEG4 AVC/H.264等の公知の符号化形式に従い、記録すべき動画データを符号化して情報量を圧縮する。また信号処理部104は、後述するに、記録された動画データに係る代表画像(サムネイル画像)の生成を行う。また信号処理部104は、動画ファイルの再生時には、記録された動画ファイルのデータを復号して動画のフレームに係る画像を生成する。
メモリ105は、動画データやその他のデータを格納する格納領域である。メモリ105は所謂ワークメモリとしても動作し、記録装置100の各ブロックは、メモリ105に対してアクセスすることにより、格納されたデータに対して必要な処理を行うことが可能である。またメモリ105は、動画データの他に、ファイルシステムの情報や、管理情報など、各種の情報を記憶する。またメモリ105は、データの記録時や再生時におけるバッファメモリの役割を果たす。
記録再生部106は、記録媒体108に対し、動画データや各種の情報を書き込み、また読み出す。本実施形態では、記録媒体108はハードディスク(HDD)、メモリカード等、ランダムアクセス可能な記録媒体であるものとする。また記録再生部106は、記録媒体108に記録する動画データや各種の情報を、FAT(File Allocation Table)等のファイルシステムに従い、ファイルとして管理する。また記録再生部106は、ATA(AT Attachment)等の公知のインターフェイス(IF)を有し、制御部102における記録媒体IFとの間でデータや各種のコマンドを通信する。また不図示の装着/排出機構により、記録装置100に対して記録媒体108を容易に装着/排出可能に構成される。
制御部102は、記録媒体108に対して動画ファイルの書き込み、読み出しを行う場合、記録再生部106を制御して、記録媒体108から、FATやファイルエントリを含むファイルシステムデータ(管理データ)を読み出してメモリ105に記憶する。このファイルシステムデータは、記録媒体108に記録されたデータのファイル名やファイルのサイズ、データの記録アドレスなどを示すデータであり、ファイルを管理するための管理情報である。そして、制御部102は、読み出したファイルシステムデータに従ってファイルの書き込み、読み出しを制御する。制御部102は、記録媒体108へのファイルの書き込みに応じて、メモリ105に記憶されたファイルシステムデータを更新する。そして制御部102は、更新したファイルシステムデータを記録再生部106に伝送し記録媒体108に記録させる。
出力部107は、外部の記録装置に動画データを出力するインタフェースである。また表示部109は、再生された動画や画像、その他の情報を表示する。表示部109は、液晶表示装置や有機EL装置等であってよい。
《プレイリストファイル》
次に、記録装置100の記録形式について説明する、記録装置100は、AVCHDに従って動画データを記録する。AVCHDでは、動画ファイル(ストリームファイル)以外に、プレイリストファイルとクリップ情報ファイルが記録される。ここで、プレイリストファイルについて、動画ファイル及びクリップ情報との関係を示しながら説明する。
プレイリストファイルは、記録媒体に記録された動画ファイルの再生順を指定する再生制御情報である。AVCHDでは、記録されるプレイリストファイルとして、リアルプレイリストとバーチャルプレイリストの2種類が用意されている。リアルプレイリストは、記録媒体に記録された全ての動画ファイルについて、その再生順を指定する。またバーチャルプレイリストは、記録された動画ファイルに係る動画データの一部の区間を指定し、その区間を再生する、あるいは指定された区間を順番に従って再生するための情報である。ユーザは、バーチャルプレイリストを用いることにより、記録された動画ファイルを実際に編集することなく、動画データの所望の再生区間を指定し、所望の順序で再生させることができる。リアルプレイリストとバーチャルプレイリストはそれぞれ独立のファイルとして記録される。いずれのプレイリストも、動画データの再生箇所を、各々の再生開始位置(イン点)と再生停止位置(アウト点)により特定する。
なお、AVCHDでは、記録開始から記録停止までの間に記録される一連の動画を一つのクリップと呼ぶ。各クリップは、クリップ情報ファイルとストリームファイルから構成される。クリップ情報ファイルは、プレイリストファイルにより指定された、再生開始位置(イン点)と再生停止位置(アウト点)とを含む再生位置を、各ストリームファイルにおける再生位置に変換するための情報を有している。
図11(a)は、リアルプレイリストにより指定されるクリップ情報ファイルとストリームファイルとを示している。リアルプレイリストは1以上のプレイアイテム(再生する動画ファイル)を含む。各プレイアイテムは、対応するクリップ(動画データ)の先頭のPTS(イン点)と最後のPTS(アウト点)を含む。AVCHDでは、動画データをMPEGトランスポートストリーム(TS)の形式で記録する。MPEGでは、符号化した動画データに対し、再生時における各フレームの出力タイミングを規定するためのタイムスタンプを付加して記録する。このタイムスタンプは、Presentation Time Stamp(PTS)と呼ばれ、決められた周波数の基準クロックをカウントするカウンタのカウント値が格納される。
クリップ情報ファイルは、対応するクリップのストリームファイル(動画ファイル)における、全てのIピクチャのPTSと、ファイル先頭からのオフセット(データ量)との対応を示す情報が含まれる。従って、クリップ情報ファイルにより、プレイリストファイルにおける各プレイアイテムの先頭と最後の動画が指定される。
図11(b)は、バーチャルプレイリストにより指定されるクリップ情報ファイルとストリームファイルとを示している。バーチャルプレイリストは1以上のプレイアイテム(動画データの再生区間)を含む。各プレイアイテムは、記録されたクリップ(動画データ)における任意の再生区間の先頭のPTS(イン点)と最後のPTS(アウト点)を含む。バーチャルプレイリストでは、1つのクリップにおける、異なる再生区間をそれぞれプレイアイテムとして指定することもできる。またバーチャルプレイリストを用いることで、異なるクリップに存在する任意の再生区間のそれぞれを、プレイアイテムとして指定することができる。図11(b)の例では、1つの動画ファイルにおける、異なる再生区間が、プレイアイテム1、2としてそれぞれ指定されている。
《記録処理》
次に、記録装置100における記録処理について説明する。本実施形態では、記録する動画データの1フレームの画素数を横1920画素×縦1080画素とする。また記録する動画データのフレームレート(単位時間あたりのフレーム数)を、59.94フレーム/秒(fps)とする。なお、動画データの画素数やフレームレートをこれら以外の値とすることも可能である。
制御部102は、操作部103により電源が投入されると、各部を制御して、撮像部101により撮影された動画データに係るフレームの画像を表示部109に表示し、記録装置100を撮影待機状態とする。
なお、本実施形態の記録装置100は、記録モードとして、通常記録モードと、常時記録モードとを有する。
「通常記録モード」とは、記録開始及び記録停止を指示するボタンへの操作入力に応じて動画撮影を開始し、次の該ボタンへの操作入力に応じて動画撮影を停止するまで、得られた動画データを記録するモードである。通常記録モードにおいて撮影された動画データは、1つのクリップとして記録される。また動画データの先頭を示す開始位置(記録開始位置)と後端を示す終了位置(記録終了位置)の再生区間の情報が、1つのプレイアイテムとしてリアルプレイリストに記録される。
また「常時記録モード」とは、記録開始及び記録停止を指示するボタンへの操作入力に応じて動画撮影を開始し、所定の条件となるまで撮影を継続して得られた動画データを記録するモードである。常時記録モードの動画データの記録中に記録開始及び記録停止を指示するボタンへの操作入力がなされた場合は、記録中の動画データについての該入力に応じた再生区間(シーン)の情報が作成される。即ち、動画データの記録中になされた再生区間の開始の指示に応じた開始位置と、再生区間の終了の指示に応じた終了位置の情報が、1つのプレイアイテムとしてバーチャルプレイリストに記録される。なお、常時記録モードにおいて記録された動画データについても、その先頭を示す開始位置と後端を示す終了位置の情報は、リアルプレイリストに1つのプレイリストとして記録される。
〈撮影待機状態における処理〉
このような構成をもつ本実施形態の記録装置100の撮影待機状態に係る処理について、図2のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部102が、不図示のメモリに記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、展開して実行することにより実現することができる。なお、本処理は、記録装置100が起動されて撮影待機状態となった際に開始されるものとして説明する。
S201で、制御部102は、メモリ105に記憶された記録モード情報を確認し、常時記録モードであることを示す情報がオンに設定されているか否かを判断する。常時記録モードであることを示す情報がオフに設定されていた場合、制御部102は、該情報をオフに設定することで記録装置100の記録モードを設定する(S202)。次に、制御部102は、ユーザが操作部103を操作することにより、記録モードが変更されたか否かを判断する(S203)。記録モードが変更されていない場合、制御部102は、操作部103の記録開始及び停止ボタンが操作されたか否かを判断する(S204)。記録開始及び停止ボタンが操作されていない場合、制御部102は、ユーザが操作部103を操作することにより、再生モードや電源オフなど、記録モード以外のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S205)。モードの変更が指示された場合、制御部102は、指定されたモードに記録装置100の状態を変更する(S206)。
またS204において記録開始及び停止ボタンが操作され、記録の開始が指示された場合、制御部102は、通常記録モード処理を実行する(S207)。またS201において常時記録モードであることを示す情報がオンであった場合、或いは、S203において記録モードの変更が指示された場合、制御部102は、常時記録モードであることを示す情報をオンに設定して記録モードを設定する(S208)。そして制御部102は、常時記録モード処理を実行する(S209)。
〈通常記録モード処理〉
以下、通常記録モード処理について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、撮影待機状態において操作部103から記録開始に係る制御信号を受信した場合、制御部102は、信号処理部104に対し、動画データの符号化を開始するように指示する。信号処理部104は、撮像部101より順次メモリ105に記憶された動画データを読み出して符号化を行い、符号化された動画データをメモリ105に記憶する。
S301で、制御部102は、記録再生部106に動画データの記録を開始させる。記録再生部106は、メモリ105より符号化されたデータを読み出し、各種の必要なデータを付加して記録用のデータストリームを生成する。そして、生成されたデータストリームを記録媒体108に記録する。記録再生部106は、制御部102からの指示に従い、ストリームデータを動画ファイルとして記録媒体108に記録する。
次に、制御部102は、記録媒体108のリアルプレイリストに対し、記録を開始した動画データの先頭フレームのPTSの値をイン点として記録する(S302)。制御部102は、撮影待機状態において、記録媒体108からリアルプレイリストを読み出し、メモリ105に記憶しておく。そして、記録開始の指示があった場合、メモリ105に記憶されているリアルプレイリストに新たに再生区間(プレイアイテム)を追加すると共に、動画データの先頭のPTSの値を該再生区間のイン点(先頭位置)として記録する。また制御部102は、記録されている動画データに対応するクリップ情報ファイルを生成し、メモリ105に記憶する。
記録を開始した後、制御部102は、記録開始及び停止ボタンが操作されたか否かを判断する(S303)。記録開始及び停止ボタンが操作され、記録停止の指示があった場合、制御部102は記録再生部106に対して記録停止を指示し、記録媒体108に対するストリームデータの記録を停止させる(S304)。また制御部102は、信号処理部104に対し、符号化処理を停止するように指示する。次に、制御部102は、メモリ105に記憶されたリアルプレイリストのS302で追加した再生区間に、記録停止時における動画データのPTSをアウト点として記録する(S305)。そして制御部102は、リアルプレイリストとクリップ情報とを記録媒体108に記録するように、記録再生部106に指示する。記録再生部106は、メモリ105からリアルプレイリストとクリップ情報とを読み出し、記録媒体108に記録する。この際、記録媒体108に対し、既にリアルプレイリストが記録されていた場合、記録再生部108は、記録済みのリアルプレイリストをメモリ105から読み出したリアルプレイリストで更新する。
次に制御部102は、今回の記録により、リアルプレイリストに対して記録された再生区間(シーン)の数が、上限に達したか否かを判断する(S306)。シーン数が上限に達した場合、制御部102は、シーン数が上限に達したため、現在の記録媒体108に対してこれ以上の動画ファイルの記録ができないことを示す警告情報を表示部109に表示する(S307)。
またシーン数が上限に達していない場合、制御部102は、記録装置100を撮影待機状態とし、記録開始及び停止ボタンが操作されたか否かを判断する(S308)。記録開始及び停止ボタンが操作されていない場合、制御部102は、操作部103に対する記録モードを変更する操作入力がなされたか否かを判断する(S309)。記録モードを変更する操作入力がなされていない場合、制御部102は、記録モード以外のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S310)。モードの変更が指示された場合、制御部102は指定されたモードに記録装置100の状態を変更する(S311)。
またS308において記録開始及び停止ボタンが操作された、即ち記録の開始が指示された場合、制御部102は、記録媒体108への記録が可能であるか否かを判断する(S314)。具体的には、制御部102は、リアルプレイリストのシーン数が上限に達しているか否かを判断し、上限に達していた場合は記録を禁止し、記録できない旨の警告を表示部109に表示する(S315)。またシーン数が上限に達しておらず記録が可能である場合、制御部102は、処理をS301に戻して動画データの記録を開始する。
またS309において記録モードの変更が指示された場合、制御部102は、記録装置100の記録モード情報の常時記録モードであることを示す情報をオンに設定し(S312)、記録モード情報をメモリ105に記憶する。そして制御部102は、常時記録モード処理を実行する(S313)。
図5は、通常記録モードにより記録された動画データと、リアルプレイリストを例示した図である。通常記録モードにおいて、時間t1で記録開始が指示され、時間t2で記録停止が指示された場合、時間t1に対応したPTSの値N1がプレイアイテム0のイン点として記録され、時間t2に対応したPTSの値N2がアウト点として記録される。その結果、動画ファイル503の先頭から最後までの期間501が全て再生区間として指定される。
同様に、時間t3で記録開始が指示され、時間t4で記録停止が指示された場合、時間t3に対応したPTSの値N3がプレイアイテム1のイン点として記録され、時間t4に対応したPTSの値N4がアウト点として記録される。その結果、動画ファイル504の先頭から最後までの期間502が全て再生区間として指定される。
リアルプレイリスト505は、プレイアイテム数、並びに、各プレイアイテムのイン点、アウト点の情報を含んでいる。各プレイアイテムのイン点とアウト点として、対応する動画ファイルのPTS値が記録される。
〈常時記録モード〉
次に、常時記録モードの処理について図4A及び4Bのフローチャートを用いて説明する。
S401で、制御部102は、撮影待機状態において記録開始及び停止ボタンが操作されたか否かを判断する。制御部102は、記録開始及び停止ボタンが操作されたと判断した場合は処理をS402に移し、操作されていないと判断した場合は本ステップの処理を繰り返す。
S402で、制御部102は、信号処理部104に対し、動画データの符号化を開始するように指示する。信号処理部104は、撮像部101より順次メモリ105に記憶された動画データを読み出して符号化を行い、符号化された動画データをメモリ105に記憶する。また制御部102は、記録再生部106に対し、生成された動画データの記録を開始するように指示する。記録再生部106は、メモリ105より符号化されたデータを読み出し、各種の必要なデータを付加して記録用のデータストリームを生成する。そして、生成されたデータストリームを記録媒体108に記録する。記録再生部106は、制御部102からの指示に従い、ストリームデータを記録媒体108に記録する。
次に、制御部102は、記録媒体108のリアルプレイリストに対し、記録を開始した動画データの先頭フレームのPTSの値をイン点として記録する(S403)。通常記録モード時と同様に、制御部102は、撮影待機状態において、記録媒体108からリアルプレイリストを読み出し、メモリ105に記憶しておく。そして、記録開始の指示があった場合、メモリ105に記憶されているリアルプレイリストに対し、新たに再生区間(プレイアイテム)を追加すると共に、動画データの先頭のPTSの値を追加した再生区間のイン点(先頭位置)として記録する。また制御部102は、記録されている動画データに対応するクリップ情報ファイルを生成し、メモリ105に記憶する。
また制御部102は、新たにバーチャルプレイリストを生成し、記録を開始した動画データの先頭フレームのPTSの値を新たな再生区間のイン点として記録する(S404)。生成されたバーチャルプレイリストはメモリ105に記憶される。
記録を開始した後、制御部102は、記録媒体108の記録残量を確認し、記録残量があるか否か、即ちこれ以上の記録が不可能ではないか否かを判断する(S405)。記録残量がある場合、制御部102は、ユーザにより記録モードの変更が指示されたか否かを判断する(S406)。常時記録モードでは、記録媒体108への動画データの記録中及び記録停止状態の何れにおいても、操作部103への所定の操作によって、常時記録モードであることを示す情報をオフに設定することができる。
記録モードの変更指示がない場合、制御部102は、ユーザにより記録モード以外のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S407)。常時記録モードでは、記録媒体108への動画データの記録中及び記録停止状態の何れにおいても、ユーザは、操作部103を操作することにより、記録モード以外のモードに変更することができる。
別のモードへの変更指示がない場合、制御部102は、記録開始及び停止ボタンが操作されたか否かを判断する(S408)。記録開始及び停止ボタンが操作されていない場合、制御部102は処理をS405に戻す。
記録開始及び停止ボタンが操作された場合、制御部102は、メモリ105に記憶されたバーチャルプレイリストに対し、ボタンが操作に対応した動画データのPTSをアウト点として記録する(S410)。ここでは、記録開始及び停止ボタンの操作により、再生区間の終了が指示される。このとき、記録中の動画データにおける、記録開始及び停止ボタンの操作の直後のIピクチャのPTSがアウト点としてバーチャルプレイリストに記録される。そして、制御部102は、記録再生部106を制御して、メモリ105よりバーチャルプレイリストを読み出し、記録媒体108に記録する。なお、本実施形態では復号の容易性から、復号において他のピクチャの参照を必要せず、単独で復号可能な、記録開始及び停止ボタン操作直後のIピクチャのPTSがアウト点として記録されるものとして説明するが、これに限られるものではない。例えばアウト点として記録されるPTSは、記録開始及び停止ボタンのなされたタイミングに対応するピクチャであればよく、Iピクチャ以外であってもよいし、直後のIピクチャに限定されるものでもない。
次に、制御部102は、今回の再生区間の終了の指示により、バーチャルプレイリストに対して記録された再生区間(シーン)の数が、上限に達したか否かを判断する(S411)。シーン数が上限に達した場合、制御部102は、シーン数が上限に達したため、現在の記録媒体108に対してこれ以上の再生区間の追加ができないことを示す警告情報を表示部109に表示する(S412)。
またシーン数が上限に達していない場合、制御部102は、記録媒体108の記録残量を確認して記録残量があるか否かを判断する(S413)。記録残量がある場合、制御部102は、ユーザにより記録モードの変更が指示されたか否かを判断する(S414)。記録モードの変更指示がない場合、制御部102は、ユーザにより記録モード以外のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S415)。
他のモードへの変更指示が無い場合、制御部102は、記録開始及び停止ボタンが操作され、再生区間の開始位置の指示がなされたか否かを判断する(S416)。記録開始及び停止ボタンが操作されない場合、制御部102は処理をS413に戻す。また記録開始及び停止ボタンが操作された場合、制御部102は、バーチャルプレイリストに対して新たに再生区間を追加可能であるか否かを判断する(S417)。追加できない場合、制御部102は、バーチャルプレイリストに対して新たに再生区間を追加できない旨の警告情報を表示部109に表示し、処理をS413に戻す(S418)。またバーチャルプレイリストに再生区間を追加できる場合、制御部102は処理をS404に戻し、バーチャルプレイリストに対し、新たな再生区間のイン点の情報を記録する。このとき、記録中の動画データのうち、記録開始及び停止ボタンの操作による再生区間の開始の指示のタイミングの直前のIピクチャのPTSが、イン点として記録される。なお、再生区間の開始位置を示すイン点に指定されるピクチャは、アウト点について上述したものと同様に、これに限定される必要はない。
またS405において記録媒体108の残量が無いと判断した場合、制御部102は、記録再生部106を制御して、動画データの記録を停止する(S419)。そして、制御部102は、この動画データの記録停止位置のPTSをアウト点としてバーチャルプレイリストに記録すると共に(S420)、リアルプレイリストにも記録する(S421)。そして、制御部102は記録再生部106を制御して、メモリ105に記憶されたバーチャルプレイリストとリアルプレイリストを読み出させ、記録媒体108に記録させる。このとき、記録媒体108に既にリアルプレイリストが記録されていた場合、記録媒体108に記録されたリアルプレイリストは、メモリ105から読み出されたリアルプレイリストで更新される。
次に、制御部102は、ユーザにより記録モードの変更が指示されたか否かを判断する(S422)。記録モードの変更指示がない場合、制御部102は、ユーザにより記録モード以外のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S423)。別のモードへの変更指示がない場合、制御部102は、記録開始及び停止ボタンが操作されたか否かを判断する(S424)。記録開始及び停止ボタンの操作が無い場合、制御部102は処理をS422に戻す。
S422において記録モードの変更が指示された場合、制御部102は、常時記録モードであることを示す情報をオフに設定し(S433)、記録装置100の状態を撮影待機状態に移行し、本処理を完了する(S434)。
またS423において別のモードへの変更が指示された場合、制御部102は、記録装置100の状態を指定されたモードに変更し、本常時記録モード処理を完了する(S429)。
またS424において記録開始及び停止ボタンが操作された場合、制御部102は、記録媒体108の記録残量があるか否かを判断する(S425)。なお、S421において動画の記録を停止した後であれば、ユーザは記録媒体108を別の記録媒体に交換することができる。このため、制御部102は記録媒体108の記録残量がない場合は動画データの記録を行わず処理をS422に戻す。また制御部102は、記録媒体108の記録残量がある場合は処理をS402に戻す。
またS406において記録モードの変更が指示された場合、制御部102は、記録再生部106を制御して、動画データの記録を停止させる(S430)。そして、制御部102は、該動画データの記録停止位置のPTSをアウト点としてバーチャルプレイリストに記録すると共に(S431)、リアルプレイリストにも記録し(S432)、処理をS433に移す。
またS407において、別のモードの処理が指示された場合、制御部102は、制御部102は、記録再生部106を制御して、動画データの記録を停止させる(S426)。そして、制御部102は、該動画データの記録停止位置のPTSをアウト点としてバーチャルプレイリストに記録すると共に(S427)、リアルプレイリストにも記録する(S428)。そして、制御部102は、記録再生部106を制御して、メモリ105に記憶されたバーチャルプレイリストとリアルプレイリストを読み出し、記録媒体108に記録させた後、処理をS429に移す。
またS413において記録媒体108の残量が無いと判断した場合、制御部102は、記録再生部106を制御して、動画データの記録を停止させ(S435)、処理をS421に移す。
またS414において記録モードの変更が指示された場合、制御部102は、記録再生部106を制御して、動画データの記録を停止させ(S436)、処理をS432に移す。
またS415において別のモードの処理が指示された場合、制御部102は、記録再生部106を制御して、動画データの記録を停止させ(S437)、処理をS428に移す。
このようにすることで、常時記録モードにおいて動画データの記録中に、バーチャルプレイリストに再生区間の情報を追加することができる。また、常時記録モードでは記録開始に対応する指示に応じて動画データの記録が開始された後は、記録開始及び停止ボタンへの操作入力で記録停止せずに記録を継続するため、操作ミスにより所望のシーンが記録されない状況を回避できる。
図6は、常時記録モードにより記録された動画データと、リアルプレイリスト及びバーチャルプレイリストを例示した図である。時間t5において常時記録モードが設定された後、時間t6において記録開始及び停止ボタンが操作されるまでは動画データが記録されない。その後、時間t6で記録開始及び停止ボタンが操作されると、時間t6に対応したPTSの値N5が、リアルプレイリストとバーチャルプレイリストそれぞれのプレイアイテム0のイン点として記録される。時間t7で記録開始及び停止ボタンが操作され、再生区間の終了が指示されると、時間t7に対応したPTSの値N6が、プレイアイテム0のアウト点としてバーチャルプレイリストに記録される。このとき、動画データの記録は継続されるため、リアルプレイリストに対してはアウト点が記録されない。
次に、時間t8で記録開始及び停止ボタンが操作され、再生区間の開始が指示された場合、時間t8に対応したPTSの値N7がプレイアイテム1のイン点としてバーチャルプレイリストに記録される。その後、時間t9で記録開始及び停止ボタンが操作され、再生区間の終了が指示された場合、時間t9に対応したPTSの値N8がプレイアイテム1のアウト点としてバーチャルプレイリストに記録される。
次に、時間t10で記録開始及び停止ボタンが操作され、再生区間の開始が指示された場合、時間t10に対応したPTSの値N9がプレイアイテム2のイン点としてバーチャルプレイリストに記録される。その後、時間t11で記録モードの変更が指示され、常時記録モードがオフに設定された場合、動画データの記録が停止され、時間t11に対応したPTSの値N10が、リアルプレイリストにおけるプレイアイテム0のアウト点として記録される。またN1は、プレイアイテム2のアウト点としてバーチャルプレイリストに記録される。
このように記録した結果、リアルプレイリスト606においては、動画ファイル605の先頭から最後までの期間601が全て再生区間として指定される。一方、バーチャルプレイリスト607においては、期間602、603、604がそれぞれ再生区間として指定される。
バーチャルプレイリスト607は、プレイアイテム数、及び、各プレイアイテムにおいて再生区間として指定されている動画データを含むクリップのクリップ情報ファイルのファイル名の情報を含む。各プレイアイテムのイン点とアウト点として、対応する動画ファイルのPTS値が記録される。
《再生処理》
次に、記録装置100が再生モードに設定された場合の再生処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、ユーザによる操作部103への操作入力により再生モードへの変更指示がなされた際に開始されるものとして説明する。
制御部102は、メモリ105に記憶された記録モード情報を参照し、常時記録モードであることを示す情報がオンに設定されているか否かを判断する(S701)。
常時記録モードであることを示す情報がオンに設定されていた場合、制御部102は、バーチャルプレイリスト再生処理を行い(S702)、常時記録モードであることを示す情報がオフに設定されていた場合は、リアルプレイリスト再生処理を行う(S703)。
〈バーチャルプレイリスト再生処理〉
図8に、バーチャルプレイリスト再生処理を例示したフローチャートを示す。なお、本処理の開始前に、制御部102は、記録再生部106にバーチャルプレイリストファイルを記録媒体108から読み出させ、メモリ105に記憶させているものとする。このとき、記録媒体108にバーチャルプレイリストが1つも記録されていない場合、制御部102は、記録されていない旨を表示部109に表示し、本処理を完了する。また複数のバーチャルプレイリストが記録媒体108に記録されている場合、制御部102は全てのバーチャルプレイリストファイルを読み出させ、メモリ105に記憶させるものとする。
S801で、制御部102は、バーチャルプレイリストに記録された各再生区間を示すサムネイル画像が配置されたインデックス画面を表示部109に表示する。具体的には制御部102は、バーチャルプレイリストに記録された各再生区間のイン点を検出し、記録再生部106により、各イン点の画像データを再生させる。そして、制御部102は、信号処理部104により、各イン点の画像データ、ここではIピクチャのデータを復号し、更にインデックス画面に応じたサイズに変更することにより、各再生区間の代表画像(サムネイル画像)を生成する。制御部102は、信号処理部104に生成した代表画像を含むインデックス画面を生成させ、バーチャルプレイリストのインデックスとして表示部109に表示する。このとき、複数のバーチャルプレイリストが記録媒体108に記録されていた場合は、先頭のバーチャルプレイリストの先頭の再生区間から順に代表画像を生成し、1つのインデックス画面として表示する。
S802で、制御部102は、インデックス画面に代表画像が表示された再生区間に対する再生指示がなされたか否かを判断する。本実施形態ではユーザは操作部103を操作することにより、インデックス画面に表示された代表画像から、所望の再生区間(シーン)の代表画像を選択し、対応する再生区間の再生開始を指示することができる。制御部102は、再生指示がなされたと判断した場合は処理をS807に移し、なされていないと判断した場合は処理をS803に移す。
例えば図6に示したようなバーチャルプレイリストが記録媒体108に記録されている場合、インデックス画面は図10(a)のようになる。図6の例ではバーチャルプレイリスト607には3つのプレイアイテム(シーン)が記録されているため、プレイアイテムのイン点である、PTS値がN5、N7、N9の画像がそれぞれのシーンの代表画像1002〜1004として表示される。ユーザは、操作部103を操作してカーソル1005を移動することにより、いずれかのシーンを選択し、さらに再生開始に係る操作入力を行うことで、対応する再生区間の再生を開始することができる。
S803で、制御部102は、ユーザにより、リアルプレイリストのインデックスへの変更が指示されたか否かを判断する。リアルプレイリストのインデックスへの変更が指示された場合、制御部102は、リアルプレイリスト再生処理を実行する(S804)。またリアルプレイリストのインデックスへの変更指示がない場合、制御部102は、再生モード以外の、他のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S805)。他のモードへの変更が指示された場合、制御部102は、記録装置100の状態を指定されたモードに変更する(S806)。また他のモードへの変更指示がなされていない場合、制御部102は処理をS801に戻す。
またS802において再生開始の操作入力がなされた場合、制御部102はS807で、対応する再生区間の動画データを再生して表示部109に表示する。具体的には制御部102は、メモリ105に記憶されているバーチャルプレイリストから、選択された代表画像に対応するシーン(再生区間)のクリップ情報とイン点の情報を取得する。そして、制御部102は、記録再生部106を制御して、イン点に対応した位置から、対応する動画データを再生する。信号処理部104は、再生された動画データを復号し、表示部109に送る。表示部109は再生された動画像を表示する。
再生開始後、制御部102は、ユーザによる再生停止の指示があったか否かを判断し(S808)、再生停止の指示があった場合、記録再生部106を制御して動画の再生を停止させた(S811)後、処理をS801に戻す。
また再生停止の指示がない場合、制御部102は、バーチャルプレイリストに記録されたアウト点のPTSに基づいて、現在の再生位置が再生中のシーンの終了位置に至ったか否かを判断する(S809)。終了位置でない場合、制御部102は再生処理を継続しつつ処理をS808に戻す。またシーンの終了位置に達した場合、制御部102は、次に再生すべきシーンがバーチャルプレイリストに記録されているか否かを判断する(S810)。次のシーンが記録されていた場合、制御部102は、次のシーンのイン点の情報を取得し、記録再生部106に次のシーンのイン点に対応した動画データを再生させる(S812)。また次のシーンがバーチャルプレイリストに記録されていない場合、制御部102は、記録再生部106を制御して動画の再生を停止させ(S811)、処理をS801に戻す。
〈リアルプレイリスト再生処理〉
また、図9にリアルプレイリスト再生処理を例示したフローチャートを示す。なお、本処理の開始前に、制御部102は、記録再生部106にリアルプレイリストファイルを記録媒体108から読み出させ、メモリ105に記憶させているものとする。
S901で、制御部102は、リアルプレイリストに記録された各再生区間(動画ファイル)を示すサムネイル画像が配置されたインデックス画面を表示部109に表示する。具体的には制御部102は、リアルプレイリストに記録された各再生区間のイン点を検出し、記録再生部106により、各イン点の画像データを再生させる。そして、制御部102は、信号処理部104により、各イン点の画像データ(先頭フレームであるためIピクチャ)のデータを復号し、更に、インデックス画面に応じたサイズに変更することにより、各再生区間の代表画像(サムネイル画像)を生成する。制御部102は、信号処理部104に生成した代表画像を含むインデックス画面を生成させ、リアルプレイリストのインデックスとして表示部109に表示する。
S902で、制御部102は、インデックス画面に代表画像が表示された再生区間に対する再生指示がなされたか否かを判断する。制御部102は、再生指示がなされたと判断した場合は処理をS907に移し、なされていないと判断した場合は処理をS903に移す。
例えば図6に示したようなリアルプレイリストが記録媒体108に記録されている場合、インデックス画面は図10(b)のようになる。図6の例では、リアルプレイリスト606には1つのプレイアイテム(シーン)が記録されているため、プレイアイテムのイン点である、PTS値がN5の画像がシーンの代表画像1007として表示される。
S903で、制御部102は、ユーザにより、バーチャルプレイリストのインデックスへの変更が指示されたか否かを判断する。バーチャルプレイリストのインデックスへの変更が指示された場合、制御部102は、バーチャルプレイリスト再生処理を実行する(S904)。またバーチャルプレイリストのインデックスへの変更指示がない場合、制御部102は、再生モード以外の、他のモードへの変更が指示されたか否かを判断する(S905)。他のモードへの変更が指示された場合、制御部102は、記録装置100の状態を指定されたモードに変更する(S906)。また他のモードへの変更指示がなされていない場合、制御部102は処理をS901に戻す。
またS802において、ユーザにより再生開始が指示された場合、制御部102はS907で、メモリ105に記憶されているリアルプレイリストから、選択された代表画像に対応するシーン(再生区間)のクリップ情報とイン点の情報を取得する。そして、制御部102は、記録再生部106を制御して対応する動画データの先頭から再生させる(S907)。信号処理部104は、再生された動画データを復号し、表示部109に送る。表示部109は再生された動画像を表示する。
再生開始後、制御部102は、ユーザによる再生停止の指示があったか否かを判断し(S908)、再生停止の指示があった場合、記録再生部106を制御して動画の再生を停止させた(S911)後、処理をS901に戻す。
また再生停止の指示がない場合、制御部102は、リアルプレイリストに記録されたアウト点のPTSに基づいて、現在の再生位置が再生中のシーンの終了位置に至ったか否かを判断する(S909)。終了位置でない場合は、制御部102は再生処理を継続しつつ処理をS908に戻す。またシーンの終了位置に達した場合、制御部102は、次に再生すべきシーンがリアルプレイリストに記録されているか否かを判断する(S910)。次のシーンが記録されていた場合、制御部102は、次のシーンに対応する動画ファイルの情報を取得し、記録再生部106に対応する動画データを再生させる(S912)。また次のシーンがリアルプレイリストに記録されていない場合、制御部102は、記録再生部106を制御して動画の再生を停止させ(S911)、処理をS901に戻す。
このように、本実施形態の再生処理によれば、動画記録中に指定された再生区間を、バーチャルリストを用いて再生することが可能である。
以上説明したように、本実施形態の記録装置は、ユーザの意図するシーンが含まれる動画を記録し、該動画の所望のシーンを容易に確認することが可能である。具体的には記録装置は、動画データを取得して記録媒体に記録するとともに、記録媒体に記録された動画データにおいて再生すべき区間を指定する再生制御情報を生成する。記録装置は、記録媒体への動画データの記録中に受け付けられた区間の開始及び終了の指示とに応じて、記録中の動画データにおける、該指示に対応する開始位置から終了位置までを再生すべき区間として指定し、再生制御情報を生成する。
[その他の実施形態]
また本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。