JP6278353B2 - 記録装置、記録方法、プログラム、ならびに撮像装置 - Google Patents

記録装置、記録方法、プログラム、ならびに撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は記録装置、記録方法、プログラム、ならびに撮像装置に関し、特にRAWデータを記録することが可能な記録装置および記録方法に関する。
従来、撮像装置においては、撮影された静止画や動画を、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やH.264等の符号化方式により符号化して記録する構成を備える。また、近年では、撮影した画像を現像せず、圧縮しない状態、または可逆圧縮して記録する撮像装置も登場している。このように、現像しない形式の画像は、RAW画像形式と呼ばれる。RAW形式に従って画像データを記録することにより、画質の劣化を抑えることができ、また、記録後に、所望の現像パラメータによってRAWデータに現像処理を施すことが可能となる。
通常、RAW形式の画像を見るためにはRAWデータの現像処理が必要となる。現像処理は、その内容によっては時間がかかる場合があり、そのため、撮影後すぐに画像を確認できない場合がある。そこで、1回の撮影時にJPEG形式の画像データとRAW形式の画像データを同時に生成し、別々のファイルとして記録することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
静止画をRAW形式で保存する場合は、RAWファイルとして拡張子を設定して保存する方法や、マルチピクチャーフォーマットに収めることでデータが散逸することを防止する方法(例えば特許文献1)がある。
一方、近年では動画記録が可能な撮像装置が普及してきており、特に、静止画撮影に特化していた一眼レフカメラのような撮像装置においても、動画記録が可能な製品が広まりつつある。動画記録では、動画のフレームを動画圧縮規格(たとえばH.264)に従って圧縮し、MOVなどの記録規格に従って動画ファイルとして記録媒体に記録して保存する。MOVでは、動画ファイルには、圧縮された動画のフレームが動画ファイルのどこに記録されているかを素早く検索できるようにインデックスが格納される。インデックスは、動画ファイルのチャンク構造の一部として記録される。
特開2012−80590号公報
しかしながら、従来は、JPEG形式の画像データとRAW形式の画像データを別々のファイルとして記録しているため、互いに対応するファイルを容易に確認することができなかった。そのため、ユーザは、例えば、JPEG画像を再生、表示しているときに、このJPEG画像に対応するRAW画像の現像を行いたい場合には、改めてRAW画像を指定して抽出した後に、現像処理を行う必要があった。
そこで本発明では、RAW形式の画像データと現像、圧縮された画像データを記録した場合に、容易にRAW形式の画像データを指定することができ、また、RAW画像を削除する場合に、容易に削除することを可能とする記録装置の提供を目的とする。
本発明によれば、記録装置は、動画像のRAWデータを取得するRAWデータ取得手段と、RAWデータに現像処理を行って動画データを生成する現像手段と、動画データを符号化する符号化手段と、記録媒体の記録領域を複数の所定の記録領域に区分して管理する所定のファイルシステムに従って、符号化手段により符号化された動画データを含む第1のデータおよびRAWデータを含む第2のデータを、一つの画像ファイルに格納して前記記録媒体に記録する手段であって、所定量の符号化された動画データ及びRAWデータを1回の書き込みの単位として記録媒体に記録する制御を行う記録制御手段とを備え、記録制御手段は、1回の書き込みにより記録される第1のデータと第2のデータとをそれぞれ、所定の記録領域の少なくとも一つからなる所定の単位領域の先頭から記録する。
本発明の一観点によれば、動画像のRAWデータを取得するRAWデータ取得手段と、前記RAWデータに現像処理を行って動画データを生成する現像手段と、前記動画データを符号化する符号化手段と、記録媒体の記録領域を複数の所定の記録領域に区分して管理する所定のファイルシステムに従って、前記符号化手段により符号化された前記動画データを含む第1のデータおよび前記RAWデータを含む第2のデータを、一つの画像ファイルに格納して前記記録媒体に記録する手段であって、所定量の前記第1のデータ及び前記第2のデータを1回の書き込みの単位として前記記録媒体に記録する記録制御手段と、
を備え、前記記録制御手段は、1回の書き込みにより記録される前記第1のデータと前記第2のデータとをそれぞれ、少なくとも一つの前記所定の記録領域を有する所定の単位領域の先頭から記録することを特徴とする記録装置が提供される。
第1の実施形態に係る記録装置を適用した撮像装置の概略構成図である。 動画ファイルの構成例を示す図である。 図2に示す動画ファイルのstcoアトムを説明するための図である。 第1の実施形態に係る記録装置が記録媒体に動画ファイルを記録する場合の記録媒体の記録領域と記録データの配置関係の例を示す図である。 第1の実施形態に係る記録装置の動画記録処理動作のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る記録装置の現像処理動作のフローチャートを示す図である。 第1の実施形態に係る記録装置により記録されたRAWデータを削除する場合の記録媒体の記録領域と記録データの配置関係の例を示す図である。 第1の実施形態に係る記録装置のRAWデータの削除処理動作のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の変形例に係る記録装置が記録媒体に動画ファイルを記録する場合の記録媒体の記録領域と記録データの配置関係の例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録装置を適用した撮像装置100の概略構成図である。本撮像装置は、後述するように動画記録のモードと通常モードを有し、動画撮影と静止画撮影が可能な撮像装置であるが、この場合、動画撮影中に静止画撮影が可能な構成であってもよい。
同図において、110は電源であり、撮像装置100内の各回路に電源を供給する。172はカードスロットであり、メモリカード(着脱可能な記録媒体)173を差し込める。メモリカード173をカードスロット172に差し込んだ状態で、メモリカード173は、記録再生部171と電気的に接続する。なお、本実施形態では記録媒体としてメモリカード173を採用しているが、その他の記録媒体、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、その他の固体メモリを使用してもよい。
101は被写体の光学像を撮像素子103に結像させる撮像レンズで、レンズ駆動部141によってズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などが行なわれる。102はメカニカルシャッタでシャッタ駆動部142によって制御される。170は音声取得部であり、マイクロフォンはAD変換器などを備え、被写体の周辺の音声を取得し、音声データを出力する。音声データはメモリ132に記憶される。
映像信号処理部121は、撮像素子103からの動画信号や静止画信号をデジタル信号に変換し、各種の処理を施したのち、メモリ132に記憶する。例えば、後述のように、圧縮された動画データを記録するため、撮像素子からの動画信号に対して現像処理を施し、圧縮するために適した形式に変換する。また、映像信号処理部121は、RAW形式の動画データを記録するため、現像処理を施さずに出力する。
コーデック122は、記録時においては、メモリ132より動画データを読み出し、記録する動画データに応じた圧縮処理を施す。例えば、圧縮された動画データを記録する場合、メモリ132より現像処理が施された動画データを読み出し、H.264等の符号化形式に従って符号化し、情報量を圧縮する。また、コーデック122は、RAW形式の動画信号を記録する場合、現像処理されていない動画信号をメモリ132より読み出し、可逆圧縮方式により圧縮処理を施す。なお、RAW形式の動画データについては、圧縮処理を施さずに記録することも可能である。
また、コーデック122は、記録時においては、メモリ132から音声データを読み出し、AAC(Advanced Audio Coding)などの公知の符号化方式に従って符号化して、情報量を圧縮する。また、再生時においては、再生された音声データを復号し、情報量を伸張する。
撮像素子103は、CMOS(ComplementaryMetal−OxideSemiconductor)撮像素子等で構成される光電変換手段である。撮像素子103は、撮像レンズ101、シャッタ102からなる撮像光学系で形成された被写体像を光電変換し、画像信号を出力することができる。
メモリ132は、映像信号処理部121の出力画像データの他、音声取得部170が出力する音声データ、CPU(CentralProcessingUnit)131が各種処理を行なう際にデータを一時的に記憶する。タイミングジェネレータ143は、撮像素子103、映像信号処理部121にタイミングを提供する。バス150には、レンズ駆動部141、シャッタ駆動部142、撮像素子103、タイミングジェネレータ143、映像信号処理部121、CPU131、電源110、メモリ132、表示制御装置151、操作部161、および記録再生部171が接続される。CPU131は、バス150を介して撮像装置全体の制御を司り、例えば撮像素子103から画像信号を読み出して処理するために、撮像素子103、映像信号処理部121、メモリ132などの各部の動作タイミングを制御する。
表示制御装置151は、液晶表示素子からなるTFT(ThinFilmTransistor)152、およびVIDEO出力端子153の駆動および制御をする。表示制御装置151は、HDMI(登録商標)(High−DefinitionMultimediaInterface)端子154の駆動および制御も行う。また、表示制御装置151は、メモリ132の記録領域に表示用の画像フォーマットで配置された画像データをそれぞれの表示装置へ出力する。ここでメモリ132に配置された表示用画像データ領域をVRAM(Video Random Access Memory)と呼ぶ。
操作部161は、各種のスイッチ、動作モードの切り替え、表示画像等の選択などを行なうタッチパネルなどの操作部材を含む。例えば、図示するように、メインスイッチ(SW)、第1レリーズスイッチ(SW1)、第2レリーズスイッチ(SW2)、ライブビュー開始/終了ボタン(LV)、動画記録開始/終了ボタン(R)、上下左右選択ボタン(+)、および設定ボタン(Set)を含む。
ユーザがメインスイッチ(SW)をオンにすると、CPU131は、図示しないメモリに記憶されている所定の制御プログラムを実行して、撮像装置全体の制御を開始する。メインスイッチ(SW)をオフにすると所定のプログラムを実行し、撮像装置をスタンバイモードにする。第1レリーズスイッチ(SW1)は図示しないレリーズボタンの第1ストローク(半押し状態)でオンになり、第2レリーズスイッチ(SW2)はレリーズボタンの第2ストローク(全押し状態)でオンとなる。
また、CPU131は、上下左右選択ボタン(+)および設定ボタン(Set)の押下と撮像装置100の動作状態に従って撮像装置100の制御を行なう。例えば、上下左右選択ボタン(+)と設定ボタン(Set)により、グラフィカルユーザインタフェースでの選択と設定を行なうことで、動画記録のモードを通常モードとRAW保存モードとで切り替えることができる。
ライブビュー開始/終了ボタン(LV)を押すと、定期的(例えば1秒に30回)に撮像素子103から画像データを取り込み、VRAMへ配置することで、リアルタイムに撮像素子103から取り込んだ画像を表示することができる。ライブビューが動作している状態で、ライブビュー開始/終了ボタン(LV)を押すとライブビューを終了する。
動画記録開始/終了ボタン(R)を押すと、動画記録動作を開始することができる。動画記録動作では、撮像素子103から取り込んだ画像データ、および不図示の音声入力手段から取り込んだ音声データをコーデック122で動画圧縮規格に従い圧縮し、後述の方法で動画ファイルを形成し、記録媒体173へ記録する。動画記録中に動画記録開始/終了ボタン(R)ボタンを押すと、動画記録が停止する。
<動画ファイル構造>
次に、本実施形態で扱う動画ファイルの構成について説明する。図2は本実施形態で扱う動画ファイルの構成例を示す図である。動画ファイル200は、動画データや音声データなどの各種データを格納する。また、動画ファイル200は、動画データの位置や、音声データの位置に関する位置情報を含むメタデータを含む。動画ファイル200に格納される動画データ、音声データ、およびメタデータは記録時間に応じてサイズが大きくなる。また、メタデータに格納される各情報は、動画データおよび音声データに関する情報である。そのため、動画データおよび音声データが記録された後にその内容が確定する。
この様なファイル形式で動画データおよび音声データを記録するときのファイル形式として、MOVファイル形式が知られている。本実施形態では、MOVファイル形式に従い、動画ファイルを記録する。
MOVファイルはアトムと呼ばれる単位で構成される。一つのアトムは、アトムサイズ、アトムタイプ、アトムデータの領域を含む。アトムサイズにはこのアトムのデータ長(サイズ)の情報が格納される。アトムタイプにはアトムデータに格納されるデータ種別を示す情報が格納される。アトムデータには実データが格納される。アトムタイプは32ビットの固定長のデータ領域である。アトムデータは可変長の領域である。アトムサイズは、通常は32ビットであり、一つのアトムのサイズは通常0xFFFFFFFFバイト以下である。また、アトムサイズは64ビットに拡張することが可能である。そのため、後述の様に、mdatアトムに格納した動画のサイズが4GBを超える場合には、mdatアトムのアトムサイズを64ビットのデータとして記録する。
動画ファイル200は、ファイル種別アトム(ftyp),ムービーデータアトム(mdat),ムービーアトム(moov)の三つのアトムから構成される。ftyp、mdat、moovの各アトムは、最上位の階層である。
ftypは、アトムタイプがftypであり、ファイルの種別に関する情報が格納されるアトムである。ftypに記述されたアトムデータに基づいて、MOVファイルに格納された動画データや音声データの符号化方式等を判別することができる。
mdatは、アトムタイプがmdatであり、動画データや音声データの各サンプルが格納されるアトムである。符号化された動画データや音声データは、それぞれチャンクという単位に分割されて格納される。本実施形態では、動画データの1チャンクを、H.264方式で規定された1GOP(Group of Pictures)の動画データとする。また、音声データの1チャンクを、この1GOPに対応したフレーム数の音声データとする。さらに、RAWデータの1チャンクも、この1GOPに対応したフレーム数のRAWデータとする。
moovは、アトムタイプがmoovであり、動画データや音声データに関するメタデータが格納されるアトムである。moovのアトムデータには、動画データや音声データの各チャンクのファイル先頭からのオフセットを示すチャンクオフセット、各チャンクのサンプル数、サンプルサイズなどの情報が格納される。moovは、1以上のtrakを含む。trakアトムは、1以上のビデオトラックやオーディオトラックを定義する情報である。
図2では、説明のために、trakをtrak1,trak2,trak3と記述し、それぞれ音声、映像、RAWのトラックとする。trakは、mdiaを含む。mdiaは各トラックのメディアタイプなどを記述した情報である。例えば、mdiaチャンクの情報には、そのtrakが映像の情報を収めたものなのか、音声の情報を収めたものなのか、それともRAWの情報を収めたものなのかどうかを判断する情報が含まれる。
本実施形態では、mdiaの情報を使い、RAWの情報を収めたtrakであるかどうかを判断する。mdiaはmdhdとstblを含む。stblには、動画データや音声データの各チャンクのファイル先頭からのオフセットを示すチャンクオフセット、各チャンクのサンプル数、サンプルの表示時間、サンプルサイズなどの情報が格納される。ここで、動画データの1サンプルはフレームに対応し、音声データの1サンプルは音声フレームに対応する。
stcoおよびco64は、mdatに格納された動画データや音声データの各チャンク先頭のファイル先頭からの位置(オフセット位置)を示す情報を格納するアトムである。これらの位置情報は、この動画ファイル内に格納された動画データや音声データを再生するために必要な情報である。なお、co64は、64ビットで表現可能な位置情報を格納することができるアトムである。
stcoアトム、およびco64アトムに格納されるデータを図3に示す。図3(a)はstcoアトムを示している。アトムサイズはこのアトムの全体のサイズを示している。アトムタイプはstcoが格納される。バージョンはアトムのバージョンを示し通常0が格納される。フラグは他のアトムタイプで使用されるが、ここでは使用されないため0が格納される。
エントリ数は、次の要素”オフセット”の個数を示している。オフセットはmdatに格納される動画データや音声データの各チャンクのファイル先頭からの位置を示す値が格納される。一つのエントリは、一つのチャンクのオフセットを示している。再生を行う場合にこのオフセットを参照することで、再生対象の動画像データがファイルのどこに存在するのかがわかるようになっている。stcoアトムに格納されるオフセットは4バイト(32ビット)のデータである。そのため、stcoでは、動画ファイルのサイズが4GBまでの場合に、各チャンクのオフセット値を表すことができる。
一方、図3(b)はco64アトムを示している。co64は、最後のオフセット以外はstcoと同じである。co64アトムに格納されるオフセットは8バイト(64ビット)のデータである。従って、co64アトムでは、各チャンクのオフセット値として、stcoアトムよりも大きな値を表すことができる。そのため、co64では、動画ファイルのサイズが4GBを超えた場合でも、各チャンクのオフセット値を表すことができる。stszアトムは、stcoまたはco64の1要素ごとに、そのオフセットにあるデータのサイズ情報を格納する。
<動画ファイル作成>
以下、図4と図5を参照して、本実施形態に係わる動画ファイル作成処理について説明する。
本実施形態では、FAT(File Allocation Tables)ファイルシステムに従い、生成した動画ファイルを記録媒体(メモリカード)173に記録する。また、本実施形態では、記録時において、撮像された動画データから、圧縮された動画データと、RAW形式の動画データを両方生成する。そして、圧縮された動画データと、この動画データに対応するRAW形式の動画データとを、音声データと共に、一つの動画ファイル(MOV形式のファイル)に格納することにより記録する。
図4は、本実施形態で生成した動画ファイルをFAT(File Allocation Tables)ファイルシステムに従って記録媒体(メモリカード)173に記録した場合の、クラスタと動画ファイのデータの配置関係の例を示す図である。同図に示すように、FATファイルシステムは、記録媒体の記録領域をクラスタ(所定の記録領域)に区分して管理する。本実施形態では、動画ファイルの音声データおよび動画データの符号化データとRAWデータの記録領域を、記録媒体の記録領域の管理単位であるクラスタで形成される所定の単位領域に基づいて決定する。以下、所定の単位領域を1クラスタとする本実施形態の記録構成を説明する。
図5は、本実施形態の記録装置の記録処理動作のフローチャートを示す図である。本処理動作は、CPU131が各部を制御することにより実行される、動画記録のフローである。CPU131は撮像装置100の各部の制御を通して様々に機能する。例えば、画像のRAWデータを取得するRAWデータ取得手段として、および取得されたRAWデータから画像データを生成する現像手段として機能する。また、画像データを符号化して符号化データを生成する符号化手段として、および符号化データとRAWデータとから画像ファイルを形成するファイル生成手段としても機能する。また、CPU131は、画像ファイルを所定のファイルシステムに従って記録媒体に記録する記録制御手段として、およびファイルシステムの管理情報を生成するファイル管理手段として機能する。CPU131を上記の各手段として機能させるプログラムは、本実施形態では図示しないコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。
図5のフローチャートにおいて、まずステップS101にて、CPU131はライブビュー開始/終了ボタン(LV)の押下を検知してライブビューを開始する。ステップS102にて、CPU131は、記録開始/終了ボタン(R)の押下を検知すると、新たに動画ファイルを作成する。そして、trakを生成し(ステップS103)、動画の符号化を開始する(ステップS104)。ここでは、音声データのトラック、圧縮された動画データのトラック及びRAW形式の動画データのトラック、の三つのトラックが生成される。また、圧縮された動画データと、RAW形式の動画データとが、並列に生成され、それぞれの符号化方式で符号化されて、メモリ132に記憶される。
符号化された動画データと音声データは、メモリ132に順次記憶される。また、CPU131は、動画や音声の符号化処理に伴い、信号処理部121からの発生符号量などの情報をメモリ132に記憶する。この様に、符号化された未記録の動画データと音声データが順次メモリ132に記憶される。メモリ132に記憶された未記録の動画データと音声データが所定量に達すると、CPU131は、記録媒体173への書き込みタイミングであると判断する(ステップS105)。そして、CPU131は記録再生部171に対し、メモリ132に記憶された動画データと音声データを記録するように指示する(ステップS106)。この指示に応じて、記録再生部171は、動画データと音声データを、図2で説明したmdatアトムに順次格納し、動画ファイルとして記録媒体173に記録する。
図2におけるmdatアトムは、図4のようにクラスタ単位に区分された記録領域を有する記録媒体173に記録される。図4において、クラスタ4から、音声データと動画データが記録媒体上に記録される。
ステップS107にて、データパディングを行う。パディングでは、図4において、クラスタ5の途中まで動画データが記録されているところで、クラスタ5の残り部分を意図的にダミーデータで消費して、RAWデータの記録領域の終端とクラスタの終端を一致させる。このようにすることによって、次回データを記録媒体に記録するときに、ファイルシステムが記憶媒体の記憶領域を区分して管理する区分領域の先頭から記録することができる。そしてステップS108にて、記録再生部171を介してRAWデータを書き込む。
RAWデータを書き込んだ段階で、CPU131は、図4に示すようにクラスタ7に記録領域が残っていることを判定し、判定の結果に従って再びパディングを行う(ステップS109)。このように、パディングでは、有効なデータがクラスタの途中までしか消費していないとき、そのクラスタの残り部分を、ダミーデータで消費する。
ステップS110にて、trak情報を更新する。ステップS106で書き込みを行った音声データと映像データ、およびステップS108で書き込みを行ったRAWデータのオフセットとサイズを、図3で説明したstcoまたはco64にオフセット情報として、およびstszにサイズ情報として記憶する。ステップS111にて、記録開始/終了ボタン165が押下されたかを判断する。記録開始/終了ボタン165が押下されていないとき、ステップS104に戻り、動画記録を続ける。
ステップ112でCPU131は、メモリ132に記憶された未記録の符号化データおよびRAWデータが存在しているかどうかを判定する。存在しないと判定したら、ステップS118へ進む。存在していると判定したら、CPU131は存在しないと判断したら、ステップS118へ進む。存在していると判断したら、CPU131は記録再生部171に対し、メモリ132に記憶された動画データと音声データを記録するように指示する(ステップS113)。そして、パディングを行い(ステップS114)、RAWデータを書き込み(ステップS115)、パディングを行い(ステップS116)、trak情報を更新する(ステップS117)。
ステップS118にて、CPU131は、MOVファイル形式で定められたメタデータを生成する。CPU131は、記録再生部171に対し、メタデータをmoovアトムに格納して記録するように指示する。なお、CPU131は、映像信号処理部121を制御して、記録された動画データの1画面から、サムネイル画像を生成し、動画ファイルの所定の領域に格納する。
<動画ファイルのRAWデータの利用方法>
次に、図6を参照して、本実施例に関わる、動画ファイルのRAWデータを用い、現像処理動作について説明する。
ユーザは、操作部161に含まれるタッチパネルを操作して、再生モードへの切り替えを指示する。CPU131は、再生モードの指示があった場合、記録再生部171に対し、各動画ファイルから、サムネイル画像(代表画像)を読み出すように指示する。記録再生部171は、記録媒体173から、各動画ファイルのサムネイル画像データを読み出し、映像信号処理部121に送る。映像信号処理部121はサムネイル画像データを復号し、更に、インデックス画面に適した大きさに変更することにより、インデックス画面を生成して表示制御部151に送る。表示制御部151は、映像信号処理部121からのインデックス画面を表示部152に表示する。
ユーザは、タッチパネルを操作して、インデックス画面に表示された各サムネイル画像から、所望の画像を選択して、再生を指示した場合、CPU131は選択された動画を再生するよう機能する。すなわち、指定されたサムネイル画像に対応した動画ファイルから、圧縮された動画データおよび音声データを再生するように、記録再生部171に指示する。
記録再生部171は、指定された動画ファイルから、圧縮された動画データおよび音声データを読み出して、映像信号処理部121に送る。映像信号処理部121は、圧縮された動画および音声データを復号し、表示制御部151に送る。表示制御部151は復号された動画を表示部152に表示する。ユーザにより再生停止が指示されると、CPU131は動画の再生を停止して、再度インデックス画面を表示するように制御する。
また、インデックス画面が表示されている状態で、ユーザが操作部161に含まれるタッチパネルを操作して所望のサムネイル画像を選択し、現像処理を指示すると、CPU131は映像信号処理部121を介して現像手段として機能する。即ち、現像指示に応じて、選択されたサムネイル画像に対応したRAWデータの現像処理が行われる。なお、ユーザが選択したサムネイル画像に対応したRAWデータの現像処理が既に行われている場合、CPU131は、その旨を表示部152に表示し、現像処理は行わない。
図6の処理はCPU131が各部を制御することにより実行される、動画ファイルのRAWデータを用いて現像を行うフローである。
まずステップS201にて、CPU131は記録再生部171に対し、記録媒体173に記録されている、RAWデータを含んだ動画ファイルのmoovアトムを読み取ることを指示する。ステップS202にて、trakから、RAWの情報を収めたtrakの検索を行う。この中からRAWの情報を含めたtrakを見つけるために、CPU131は、図2のtrak1,trak2,trak3それぞれのmdiaチャンクの情報を調べる。この結果、trak3がRAWデータの情報を含んだtrakであることがわかる。そこで、CPU131は、trak3のstcoまたはco64と、stszの情報を読み取り(S203)、これらの情報に基づいて、ステップS204にて、記録再生部171を介して動画ファイルに含まれるRAWデータを読み出す(抽出する)。ここで、CPU131は、記録再生部171を介して、動画ファイルからRAWデータを抽出するRAWデータ抽出手段として機能している。
次に、映像信号処理部121により、読み出されたRAWデータを順次現像処理する(ステップS205)。この際、現像のための処理パラメータをユーザが任意に設定できるようにしてもよい。映像信号処理部121は、現像した動画データを圧縮せずに、或いは、H.264に従って圧縮して、メモリ132に記憶する。記録再生部171は、メモリ132から、現像された動画データを読み出し、元の動画ファイルとは別のファイルとして記録媒体173に記録する。この場合、元の動画ファイルと関連を示す情報を、現像された動画データのファイルに付加していてもよい。
また、現像処理されたRAWデータを含む動画ファイルに対し、現像処理済みであることを示す付加情報を付加してもよい。そして、次回のサムネイル画像の表示の際に、この付加情報に基づき、現像済みのRAWデータを含む動画ファイルのサムネイルに対し、現像済みを示す情報を付加して表示するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、各動画ファイルに含まれるRAW形式の動画データが現像済みであるか否かを容易に認識することが可能となる。
<動画ファイルからRAWデータを削除>
次に、図7と図8を参照して、本実施形態に係る、動画ファイルからRAWデータを削除する処理動作について説明する。本処理動作も、現像処理動作と同様に、インデックス画面に対してタッチパネルにより画像選択操作およびRAWデータの削除指示を行うことによって行われる。
図7は、図4で説明した記録媒体のクラスタと記録された動画ファイルのデータの配置関係において、図8のフローチャートに従ってRAWデータを削除する処理動作が行われたときの上記配置関係を示す図である。本処理動作により、mdatの実データが記録されているクラスタデータを変更することなく、FATチェーン(図4のFATのデータ)を再構成するだけでRAWデータを削除することが可能となる。
図8の処理はCPU131が各部を制御することにより実行される、動画ファイルからRAWデータの削除を行うフローである。
まずステップS301にて、CPU131は記録再生部171に対し、記録媒体173に記録されている、削除が指示されたRAWデータを含んだ動画ファイルのmoovアトムを読み取ることを指示する。ステップS302にて、trakから、RAWデータの情報を収めたtrakの検索を行う。このときCPU131は、先述のようにmdiaの情報を調べることによって検索を行う。RAWデータの情報を含んだtrak3が見つかり、CPU131は、stcoまたはco64と、stszの情報を読み取る(ステップS303)。
ステップS304にて、CPU131は、RAWデータのstcoまたはco64、およびstszが示すRAWデータの位置情報と、動画ファイルのFAT情報から、RAWデータが配置されているFATチェーンを特定する。stcoまたはco64から、動画ファイルの先頭からのオフセットがわかるので、CPU131は、動画ファイルの先頭からオフセット位置までFATチェーンをたどり、RAWデータの開始位置であるFATを特定する。また、stszからRAWデータのサイズがわかるので、CPU131は、FATチェーンをたどってRAWデータの終了位置であるFATを特定する。このとき、RAWデータはパディングを使ってクラスタの終端に合わせこまれているので、開始位置から終了位置までのFATチェーン(一連のクラスタ)が、そのまま削除対象となる。
ステップS305にて、CPU131は、FAT(管理テーブル)を操作し、RAWデータとパディングが記録されているクラスタを、ファイルから切り離す。具体的には、図7にて、クラスタ6とクラスタ7に記録されているRAWデータとパディングをファイルから切り離すために、FATのクラスタ5のデータを”0006”から”0008”に変更する。そして、FATのクラスタ6および7のデータを”0000”に変更する。これにより、FATの上ではクラスタ5の次のデータはクラスタ8となり、RAWデータとパディングが切り離される。この操作をすべてのRAWデータに対して行い、図7に示すように、クラスタ10および11、クラスタ14および15も、FATの再構成によって切り離される。
ステップS306にて、CPU131は、動画ファイルのサイズ情報を更新する。具体的には、図7にて、”MVI_0001.MOV”動画ファイルのディレクトリエントリのサイズ情報を更新し、FATの操作で切り離したFATチェーンのサイズを反映させる。図7の例において、サイズは12から6に変更される。
ステップS307にて、CPU131は、moovアトムからステップS302で検索した、RAWデータの管理情報を収めたtrak3を削除する。ステップS308にて、CPU131は、更新したFATチェーンとディレクトリエントリ、およびmoovアトムを記録媒体173に書き戻す。
以上の実施形態では、RAWデータを含む動画ファイルを作成し、現像し、動画ファイルからRAWデータを削除することが可能となる。さらに、RAWデータを削除する際、mdatの実データが記録されているクラスタデータを変更せずにRAWデータが削除できるため、記録媒体173へのアクセスが減り、削除処理をより素早く行うことができる。
次に、上述した第1の実施形態の変形例を、図9を用いて説明する。第1の実施形態では、動画ファイルの符号化データとRAWデータの記録領域の制御を、一つのクラスタからなる所定の単位領域に基づいて行ったが、本変形例は、複数(所定数)のクラスタからなる所定の単位領域に基づいて行う点で第1の実施形態と異なる。本変形例における撮像装置の構成およびその処理動作のフローチャートは第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は特に必要がない限り省略する。
前述のように、本変形例では、RAWデータを含む動画ファイルの記録および記録したRAWデータの削除のときのデータ記録領域の制御を、複数のスタから成る所定の領域を単位として制御する動画ファイルの記録構成を示す。即ち、本発明は、ファイルシステムが記録媒体の記録領域を区分して管理するときの単位の少なくとも一つからなる所定の単位領域のいずれについても適用可能である。本変形例では、記録媒体173であるSDカードにスピードクラスで動画ファイルを記録する場合において、所定の単位領域が3つのクラスタから成る場合を例にして、動画ファイルの記録構成を説明する。
撮像装置に含まれるメモリ132は有限の大きさなので、動画記録においては、一定時間以内に動画データを記録媒体173に書き込み、メモリ132がいっぱいにならないようにする必要がある。これを実現する方法として、記録媒体がSDカードのとき、SDカードの規格であるスピードクラス書き込みを行うことによって、SDカード上に書き込む速度を保障させる方法がある。
スピードクラス書き込みでは、AUと呼ばれる書き込み単位で書き込みを行う。AUは、複数の連続するクラスタで構成される。一度に書き込む量がAUに満たない場合、次の書き込みをAUの途中から始めてしまうと、スピードクラスの条件を満たさず、SDカードに書き込む速度は保障されない。スピードクラス書き込みは、1回の書き込みをAUの境界まで行うことで、実現される。
図9は、本変形例に従って、生成した動画ファイルをスピードクラス書き込みを行ってFATファイルシステムに従って記録媒体(SDカード)173に記録した場合の、クラスタと動画ファイのデータの配置関係の例を示す図である。
動画作成のフローを、図5を引用して説明する。動画作成のフローは、第一の実施形態では、ステップS109のとき、パディングする量が、クラスタ境界までであったが、本変形例では、パディングをAU境界(クラスタの境界でもある)まで行う。
図5の動画作成のフローにおいて、ステップS105で記録媒体173への書き込みタイミングであると判断すると、音声データと動画データを書き込み、クラスタ境界までパディングを行う。ステップS108にて、RAWデータを書き込んだら、ステップS109では、パディングをAU境界まで行う。
これにより、次にステップS105で記録媒体173への書き込みタイミングであると判断し、音声データと動画データを書き込むときに、AUの境界から書き込みを開始することができ、スピードクラス書き込みを実現することが出来る。つまり、SDカードに書き込む速度を保障できる。
スピードクラス書き込みで作成する動画ファイルは、図9で示すように、パディングの量が多くなり、ファイルサイズが大きくなる。図4と図9では、同じデータを書き込んでいるが、サイズが図9の方が大きい。ただし、本変形例で作成される動画ファイルは、クラスタ境界にRAWデータおよびパディングが合っており、現像時の処理は、第1の実施形態と同様の方法で実施できる。
RAWデータの削除は、第1の実施形態と同様に、RAWデータとパディングの領域をFATチェーンから切り離し、RAWデータのtrakをmoovから削除する。このとき、FATチェーンから切り離すパディングの量は、クラスタ境界ではなくAU境界で計算する。
以上、本変形例によれば、SDに書き込む速度を保障するために、RAWデータを含む動画ファイルを、スピードクラス書き込みで作成した場合でも、現像などの処理や、動画ファイルからRAWデータを削除することが容易となる。
以上、本発明の記録装置を撮像装置100に適用した例について述べたが、本発明の記録装置はコンピュータなどの情報処理装置にも適用可能である。
また、上記第1の実施形態およびその変形例は、動画データとRAWデータを含む画像ファイルを記録媒体に記録する場合を例にして説明したが、これに限られるものではない。静止画の符号化データとRAWデータを含む画像ファイル、あるいは動画データ、動画撮影中に撮影された静止画のデータおよびRAWデータを含む画像ファイルを記録媒体に記録する場合に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。すなわち、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても本件発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行うことによっても前述した実施形態の機能が実現される。この場合も本件発明に含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づく処理も本件発明に含まれる。すなわち、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等がプログラムコードの指示に基づき実際の処理の一部又は全部を行って前述した実施形態の機能を実現する場合も本件発明に含まれることは言うまでもない。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

Claims (12)

  1. 動画像のRAWデータを取得するRAWデータ取得手段と、
    前記RAWデータに現像処理を行って動画データを生成する現像手段と、
    前記動画データを符号化する符号化手段と、
    記録媒体の記録領域を複数の所定の記録領域に区分して管理する所定のファイルシステムに従って、前記符号化手段により符号化された動画データを含む第1のデータおよび前記RAWデータを含む第2のデータを、一つの画像ファイルに格納して前記記録媒体に記録する手段であって、所定量の前記第1のデータ及び前記第2のデータを1回の書き込みの単位として前記記録媒体に記録する記録制御手段と、
    を備え、
    前記記録制御手段は、1回の書き込みにより記録される前記第1のデータと前記第2のデータとをそれぞれ、少なくとも一つの前記所定の記録領域を有する所定の単位領域の先頭から記録することを特徴とする記録装置。
  2. 前記所定のファイルシステムは、前記複数の所定の記録領域の管理テーブルを有し、前記記録制御手段は、前記記録媒体に記録された画像ファイルに格納されたRAWデータの削除指示に応じて、前記削除が指示されたRAWデータを含む前記第2のデータの記録領域に係わる前記所定の記録領域を未記録の領域とするように前記管理テーブルを変更することにより、前記削除を指示されたRAWデータを、前記削除が指示されたRAWデータを含む画像ファイルから削除することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記画像ファイルに格納される前記第1のデータと前記第2のデータに関する管理情報を生成する手段を備え、
    前記記録制御手段は、前記管理情報を前記画像ファイルに格納して前記記録媒体に記録し、前記削除指示に応じて、前記画像ファイルに格納された前記管理情報のうち、前記削除を指示されたRAWデータを含む前記第2のデータに関する前記管理情報を前記画像ファイルから削除することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  4. 前記管理情報は、前記画像ファイルにおける、前記第1のデータの位置と前記第2のデータの位置に関する位置情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記管理情報は、前記第1のデータに関する情報を含む第1のトラックと、前記第2のデータに関する第2のトラックとを含み、前記記録制御手段は、前記削除指示に応じて、前記第2のトラックを前記画像ファイルから削除することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記画像ファイルにおける、前記第1のデータの位置と前記第2のデータの位置に関する位置情報を含む管理情報を生成する手段を備え、
    前記記録制御手段は、前記管理情報を前記画像ファイルに格納して前記記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録された画像ファイルに含まれるRAWデータの現像指示に応じて、前記現像指示に対応する画像ファイルから、前記位置情報に基づいてRAWデータを読み出し、前記現像手段は前記読み出されたRAWデータに現像処理を行うことにより現像された動画データを生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記記録制御手段は、前記現像手段からの前記現像された動画データを含むファイルを前記記録媒体に記録し、前記現像された動画データを含むファイルは、前記現像された動画データを含む画像ファイルとの関連を示す情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  8. 前記所定の単位領域は、一つの前記所定の記録領域からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記所定の単位領域は、所定数の前記所定の記録領域からなり、前記記録媒体の書き込み単位に等しいことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記第1のデータは、前記符号化された動画データと、音声データとを有し、前記記録制御手段は、1回の書き込みにより記録される、前記符号化された動画データと音声データとを含む前記第1のデータを、前記所定の単位領域の先頭からの、複数の連続した前記所定の記録領域に記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  11. 撮像手段を備え、
    前記取得手段は、前記撮像手段が出力する画像信号から、前記動画像のRAWデータを取得することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  12. 動画像のRAWデータを取得するステップと、
    前記RAWデータに現像処理を行って動画データを生成するステップと、
    前記動画データを符号化するステップと、
    記録媒体の記録領域を複数の所定の記録領域に区分して管理する所定のファイルシステムに従って、前記符号化するステップにより符号化された動画データを含む第1のデータおよび前記RAWデータを含む第2のデータを、一つの画像ファイルに格納して前記記録媒体に記録するステップであって、所定量の前記第1のデータ及び前記第2のデータを1回の書き込みの単位として前記記録媒体に記録するステップと、
    を備え、
    前記記録するステップでは、1回の書き込みにより記録される前記第1のデータと前記第2のデータとをそれぞれ、少なくとも一つの前記所定の記録領域を有する所定の単位領域の先頭から記録することを特徴とする記録方法。
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