JP5290568B2 - 動画像記録装置、動画像再生装置及びプログラム - Google Patents

動画像記録装置、動画像再生装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像記録装置、動画像再生装置及びプログラムに関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載されているように、複数のビデオストリームが存在する場合に、そのユーザデータ内に互いの再生位置や戻り位置を記録することにより、動画同士のリンクを可能にする技術が記載されている。
また、動画を記録可能なビデオカメラ、カムコーダなどの撮像装置は、一般にCCD等の撮像素子から出力された信号に所定の画像処理を行った後、MPEG−2等の圧縮処理を施し、フラッシュメモリやHDD、DVD等の記録媒体に記録を行っている。また、静止画用のカメラでは、撮像素子からの出力をそのままRAWデータとして記録するものが知られている。
特開2005−312063号公報
しかしながら、上記従来の技術には、動画像をRAW画像データとしてそのまま記録する技術は開示されていない。また、動画像をRAWデータとして記録した場合、高画質の映像を再生することは可能であるが、データサイズが膨大なものとなるため、再生時の処理量が多くなるという問題がある。更に、RAWデータは汎用性が比較的低いため、汎用性のある装置で簡便に再生することは困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、汎用性のあるMPEG圧縮符号化データにより高画質のRAW画像データを取り扱うことが可能な、新規かつ改良された動画像記録装置、動画像再生装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力される動画像データをRAW画像データとして記録メディアに記録する記録部と、前記RAW画像データをMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換する画像処理部と、前期画像処理部から出力された画像データにMPEG圧縮符号化処理を施してMPEG圧縮符号化データを生成するMPEG圧縮符号化部と、を備え、前記記録部は、前記記録メディア上の前記RAW画像データのアドレスと前記MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置とを対応付けて、前記記録メディアに記録する動画像記録装置が提供される。
上記構成によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力される動画像データがRAW画像データとして記録メディアに記録され、RAW画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、変換された画像データにMPEG圧縮符号化処理を施したMPEG圧縮符号化データが生成され、記録メディア上のRAW画像データのアドレスとMPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置とが対応付けられて記録メディアに記録される。従って、高画質再生を行う場合はRAWデータを使用し、リアルタイム表示、画像検索等では、データ量の少ないMPEG圧縮符号化データを用いることができる。また、MPEG圧縮符号化データは汎用性が高いため、他の装置でも汎用的に使用することができ、他の装置で再生する場合においても容易に動画像を再生することが可能となる。
また、前記記録部は、前記MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置を含むランダムアクセステーブルを前記記録メディアに記録するものであってもよい。かかる構成によれば、MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置を含むランダムアクセステーブルが記録メディアに記録されるため、このテーブルに基づいてRAW画像データのアドレスにMPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置を対応付けることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力された動画像がRAW画像データとして記録されるとともに、前記動画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、MPEG圧縮符号化処理が施されたMPEG圧縮符号化データが前記RAW画像データに対応付けられて記録された記録メディアから前記RAW画像データ及び前記MPEG圧縮符号化データを読み出すデータ読出部と、前記MPEG圧縮符号化データを復号する復号部と、前記RAW画像データを現像処理する現像処理部と、を備える動画像再生装置が提供される。
上記構成によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力された動画像がRAW画像データとして記録されるとともに、動画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、MPEG圧縮符号化処理が施されたMPEG圧縮符号化データがRAW画像データに対応付けられて記録された記録メディアからRAW画像データ及びMPEG圧縮符号化データが読み出される。また、MPEG圧縮符号化データが復号され、RAW画像データが現像処理される。従って、記録メディアから読み出されたMPEG圧縮符号化データとRAWデータの双方を再生することができる。
また、前記データ読出部は、前記記録メディアに記録された、前記MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置を含むランダムアクセステーブルを読み出し、当該ランダムアクセステーブルに基づいて、データの読み出しを行うものであってもよい。かかる構成によれば、ランダムアクセステーブルにおけるランダムアクセス可能なデータ位置に基づいてデータの読み出しを行うことができるため、RAWデータとMPEG圧縮符号化データの読み出しを連動させることができる。
また、前記RAW画像データのアドレスに前記MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置が対応付けて記録され、前記現像処理部は、前記データ位置に基づいて前記RAW動画像データを現像処理するものであってもよい。かかる構成によれば、記録メディアには、RAW画像データのアドレスにMPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置が対応付けて記録されるため、MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置に基づいて必要な部分のみRAW動画像データを現像処理することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力される動画像データをRAW画像データとして記録メディアに記録する手段、前記RAW画像データをMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換する手段、前期画像データにMPEG圧縮符号化処理を施してMPEG圧縮符号化データを生成する手段、前記記録メディア上の前記RAW画像データのアドレスと前記MPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置とを対応付けて、前記記録メディアに記録する手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
上記構成によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力される動画像データがRAW画像データとして記録メディアに記録され、RAW画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、変換された画像データにMPEG圧縮符号化処理を施したMPEG圧縮符号化データが生成され、記録メディア上のRAW画像データのアドレスとMPEG圧縮符号化データのランダムアクセス可能なデータ位置とが対応付けられて記録メディアに記録される。従って、高画質再生を行う場合はRAWデータを使用し、リアルタイム表示、画像検索等では、データ量の少ないMPEG圧縮符号化データを用いることができる。また、MPEG圧縮符号化データは汎用性が高いため、他の装置でも汎用的に使用することができるため、他の装置で再生する場合においても容易に動画像を再生することが可能となる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力された動画像がRAW画像データとして記録されるとともに、前記動画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、MPEG圧縮符号化処理が施されたMPEG圧縮符号化データが前記RAW画像データに対応付けられて記録された記録メディアから前記RAW画像データ及び前記MPEG圧縮符号化データを読み出す手段、前記MPEG圧縮符号化データを復号する手段、前記RAW画像データを現像処理する手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
上記構成によれば、撮像素子からフレーム単位で順次出力された動画像がRAW画像データとして記録されるとともに、動画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、MPEG圧縮符号化処理が施されたMPEG圧縮符号化データがRAW画像データに対応付けられて記録された記録メディアからRAW画像データ及びMPEG圧縮符号化データが読み出される。また、MPEG圧縮符号化データが復号され、RAW画像データが現像処理される。従って、記録メディアから読み出されたMPEG圧縮符号化データとRAWデータの双方を再生することができる。
本発明によれば、汎用性のあるMPEG圧縮符号化データにより高画質のRAW画像データを取り扱うことが可能な動画像記録装置、動画像再生装置及びプログラムを提供することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる動画像記録装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、動画像記録装置100は、カメラ102の撮像素子(CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のセンサー)から出力された1フレーム毎の動画像データが入力されるカメラ信号処理部104を備えている。カメラ信号処理部104は、入力された信号をAD変換するADコンバータを含んでいる。
カメラ信号処理部104から出力されたデジタル映像信号は、フォーマット部(Format)106と現像処理部(B2Y)108の双方へ送られる。撮像素子がベイヤー(Bayer)配列の短板センサーの場合は、R:G:B=1:2:1の市松模様であるため、フォーマット部106では、カメラ信号処理部104から送られたデジタルデータを並べ替え、RAWデータのまま記録メディアの記録フォーマットに従ってファイル化する。このとき、後述するように、システムエンコーダ118から送られたランダムアクセス可能なデータ位置とRAWデータの対応付けが行われる。メディア記録部112は、フォーマット部106から送られたRAWデータを記録メディアに記録する。記録メディアとしては、例えば、光学式記録媒体(CD、DVD等)、光磁気ディスク、磁気ディスク、半導体記憶媒体などが挙げられる。
現像処理部108では、入力された映像データに対して、ホワイトバランス処理、ベイヤー配列からの補間処理、ノイズ除去、輝度及び色補正等の一連の現像処理が行われる。
現像処理部108で現像処理が行われたデータは、リサイズ部114へ送られる。リサイズ部114では、必要に応じて、表示装置の画面サイズに合わせて動画像データのサイズを変更する処理を行う。リサイズ部114から出力されたデータは、MPEGエンコーダ118によりMPEG圧縮符号化処理が行われる。MPEGエンコーダ118によりMPEG圧縮符号化処理が行われたデータは、システムエンコーダ118へ送られる。
また、オーディオ信号入力部122には、マイクロホン等から音声信号が入力される。入力された音声信号は、図示されないADコンバータによりデジタル化された後、ファイル部110に送られてファイル化され、メディア記録部112によりRAWデータとともに記録メディアに記録される。また、音声信号はオーディオエンコーダ124で符号化され、システムエンコーダ118に送られる。
なお、動画像記録装置100における一連の処理は、ハードウェアで処理しても良いし、コンピュータ上のプログラムによるソフトウェア処理で実現しても良い。
図2は、MPEGエンコーダ118によるMPEG圧縮符号化処理で用いられるランダムアクセステーブルの一例を示す模式図であって、MP4と呼ばれるMPEG/AVC用に多く用いられる形式を示している。MPEG圧縮符号化処理では、図2に示すような、システムストリーム中のIDRピクチャ(IDR Picture)と呼ばれるランダムアクセス可能なデータの位置(フレーム番号120, 188, 232, 298, 336)が表として保存される。ランダムアクセス可能なデータの位置は、GOP(Group Of Picture)構造におけるデコード可能な最小単位GOPn,GOPn+1・・・に対応付けて保存される。このランダムアクセス可能なデータの位置の単位はサンプルと呼ばれる。GOP構造では、I(Intra-coded),P(Predictive-coded),B(Bidirectional predictive-coded)のフレームタイプが用意される。IDRピクチャはIピクチャの中でもIスライスもしくはSIスライスのみからなるピクチャであり、ランダムアクセス可能なピクチャとなっている。
システムエンコーダ118は、ランダムアクセス可能なデータ位置に対応するRAWデータのフレーム番号と、記録メディア上でのアドレスとを対応付けするため、ランダムアクセス可能なデータ位置をフォーマット部106に送る。フォーマット部106では、ランダムアクセス可能なデータ位置と記録メディア上でのRAWデータのアドレスを対応付ける処理が行われる。
図3は、RAWデータ上において、ランダムアクセステーブルに沿ってRAWデータ内のアドレス情報が記録される様子を示す模式図である。このように、ランダムアクセス可能なデータ位置に対して、記録メディア上でのRAWデータのアドレス(2409, 3618, 4781, 6002, 7390)が対応付けられて記録される。対応付けがなされたデータはファイル分110でファイル化され、メディア記録部112でメディアに記録される。この際、ランダムアクセス可能なデータ位置に対して、記録メディア上でのRAWデータのアドレスが対応付けられたデータは、RAWデータのヘッダー、またはフッターに記録される。
このように、MPEG中のランダムアクセス可能なデータとRAWデータとのリンクを形成することで、再生時にMPEGの参照データとの対比が容易になり、現像時の画像検索等が簡単な処理で可能となる。
また、MPEGエンコーダ118でMPEG圧縮符号化処理されたデータと、オーディオエンコーダ124で符号化された信号は、ファイル部120でファイル化されて、ランダムアクセステーブルとともに記録メディアに記録される。この結果、記録メディアには、動画像のRAWデータとともに、MPEGによる圧縮符号化データが記録される。
次に、記録メディアにおける記録フォーマットについて説明する。図4は、動画像記録装置100による、記録メディアへの記録のフォーマットを示す模式図である。ここで、図4(A)は、映像の記録開始(録画スタート)から記録停止(録画停止)までの間の1つの動画ファイルを示している。また、図4(B)は、図4(A)の記録データのうち、1フレーム分のデータを示している。
図4(A)に示すように、記録フォーマットの先頭には、ヘッダー(Header)が記録される。ヘッダーには、セットに関する情報(言語、メーカー名、セット名等)、記録に関する情報(撮影開始日時、撮影終了日時等)、カメラに関する情報(画素数、画素ピッチ、画素配置、レンズ種類等)、構造に関する情報(フレームレート、RAW圧縮モード、現像データ圧縮モード、オーディオ圧縮モード等)、オーディオのチャンネル数、ビット数、記録メディアの記録フォーマット情報、カメラのレンズの仕様データ等の全体的な情報が記録される。ヘッダーに続いて、映像の1フレーム毎にデータが記録される。
1フレーム毎のデータは、フレームヘッダー(Frame Header 0, 1,…,n)とフレーム毎のデータ(F0, F1,…Fn)から構成される。フレームヘッダーには、フレームに関する情報(Absolute Frame number、タイムコード等)、撮影条件に関する情報(絞り値、フォーカス、ISO感度、電子シャッター等)、サーチ用フラグ、タイトル、データサイズ(オーディオデータ、圧縮データ(現像データ)、RAWデータ)が記録される。図4(B)に示すように、フレーム毎のデータは、オーディオデータ(Audio)、MPEG圧縮符号化処理された圧縮データ(Compressed Image)、RAWデータ(G,B,R)の順でフレーム単位で繰り返し記録される。そして、最後のフレームFnのデータに続いて、フッター(Footer)が記録される。フッターには、全フレームに関する情報(全フレーム数、フレームヘッダーアドレス等)、撮影後の情報(重要度、シーンの種類等)が記録される。
図4に示すフォーマットにおいて、上述したMPEG中のランダムアクセス可能なデータとのリンクは、ヘッダーまたはフッターに記録される。これにより、記録メディアからデータを読み出す際に、RAWデータとMPEG圧縮符号化データとを対応付けることが可能となる。なお、MPEG圧縮符号化処理された圧縮データとRAWデータはそれぞれ別の記録メディアに記録しても良い。
以上のように構成された本実施形態の動画像記録装置100において、カメラ102の撮像素子から出力された動画像データは、RAWデータとMPEG圧縮符号化データの双方で記録メディアに記録される。従って、高画質のRAWデータが記録された記録メディアからRAWデータを読み出して表示することで、圧縮された映像データに比べて、高画質の映像を再生することが可能となる。
一方、RAWデータはデータ量が多いため、記録メディアに記録されたデータを再生する際、RAWデータの再生にはCPUの演算量が比較的多くなる。このため、PC上のソフトウェア等でリアルタイムに確認する場合に支障が生じる場合がある。本実施形態では、記録メディアにMPEG圧縮符号化データが記録されるため、映像の検索作業等はMPEGのストリームを用いることができる、MPEGストリームは符号化手法が複雑なため、本実施形態では、上述のようにランダムアクセス用のテーブルを保存するという手法を用いる。
動画像の再生時に、MPEGデコーダは、テーブルを参照することにより、デコードが可能なIDRピクチャを検索する。そして、RAWデータ上では、このテーブルに沿ってRAWデータ内のアドレス情報が記録されているため、RAWデータとMPEGの参照データとの対比が容易になり、現像時の画像検索等が簡単な処理で可能になるとともに、検索後、必要な部分のみRAWデータを再生することが可能となる。
図5は、図1の記録装置で記録されたデータを再生する動画像再生装置200の構成を示すブロック図である。図5に示すように、動画像再生装置200は、ホストCPU202、メディア読出部204、テーブル抽出部206、データ分離部(De-Multiplex)208、MPEGシステムデコード部210、音声信号処理部212、MPEGオーディオデコード部214、MPEG部ビデオデコード部216、フォーマット部218、現像処理部(B2Y)部220、リサイズ部222、MUX224,226、オーディオ出力部228、ビデオ出力部230を有して構成されている。
メディア読出部204は、ホストCPU202からの指令により、記録メディアからデータを読み出す。テーブル抽出部206は、記録メディアに記録されたランダムアクセステーブルを抽出し、ホストCPU202に送る。ホストCPU202は、テーブル抽出部206から送られたテーブルに基づいて、メディア読出部204によるデータの読み出しを制御する。
分離部(De-Multiplex)208は、メディア読出部204から読み出したデータを一時的に溜め、音声信号処理部212、システムデコード部210、フォーマット部218のそれぞれに送る。この際、分離部208は、MPEG圧縮符号化処理が施されていない音声データを音声信号処理部212へ送り、RAWデータをデフォーマット部218へ送る。また、分離部208は、MPEG圧縮符号化処理が施された音声データ、画像データをシステムデコード情報とともにシステムデコーダ210へ送る。
システムデコード部210は、ランダムアクセス可能なデータ位置として、システムデコード情報を取得し、ホストCPU202へ送る。ホストCPU202は、テーブル抽出部206から送られたテーブルと、システムデコード部210から送られたシステムデコード情報に基づいて、メディア読出部204によるデータの読み出しを制御する。これにより、RAWデータとMPEG圧縮符号化データとを対応付けて読み出すことができる。
音声信号処理部212は、音声信号にDA変換などの処理を施し、MUX224へ送る。また、システムデコード部210は、MPEG圧縮符号化処理が施された音声データをMPEGオーディオデコード部214へ送る。MPEGオーディオデコード部214は、音声データを復号し、MUX224へ送る。MUX224は、音声信号処理部212から入力された音声信号、MPEGオーディオデコード部214から入力された音声信号のいずれか一方を選択してオーディオ出力部228へ送る。オーディオ出力部228は、MUX224から送られた信号をスピーカなどへ出力する。
また、システムデコード部210は、MPEG圧縮符号化処理が施された画像データをMPEGビデオデコード部216へ送る。MPEGビデオデコード部216は、画像データを復号し、MUX226へ送る。
分離部208からフォーマット部218に送られたRAWデータは、デフォーマット部218でデフォーマットされ、現像処理部220へ送られる。現像処理部220では、入力されたRAWデータに対して、ホワイトバランス処理、ベイヤー配列からの補間処理、ノイズ除去、輝度及び色補正等の一連の現像処理が行われる。現像処理部220で現像処理が行われたデータは、リサイズ部222へ送られる。リサイズ部222では、必要に応じて、表示装置の画面サイズに合わせて動画像データのサイズを変更する処理を行う。現像処理部220、リサイズ部222の処理は、ホストCPU202から送られた指令に基づいて行われる。これにより、現像処理部220、およびリサイズ部222は、MPEG圧縮符号化処理が施された画像データのランダムアクセス可能なフレーム番号に応じて、現像処理、およびリサイズを行うことができる。リサイズ部222から出力された信号は、MUX226へ送られる。MUX226は、MPEGビデオデコード部216から入力されたビデオ信号、リサイズ部222から入力されたビデオ信号のいずれか一方を選択してビデオ出力部230へ送る。ビデオ出力部230は、MUX226から送られた信号をLCDなどの表示装置に出力する。
なお、動画像再生装置200における一連の処理は、ハードウェアで処理しても良いし、コンピュータ上のプログラムによるソフトウェア処理で実現しても良い。
以上のように構成された本実施形態の動画像再生装置300では、記録メディアから読み出されたテーブルに沿って、ホストCPU202がRAWデータとMPEGデコードを連動するように制御する。このため、MPEGデコードされた映像をビデオ出力部230から出力してモニタし、所望の画像が得られた時点からRAWデータによる高画質再生に切り換える等の処理が可能となる。
以上説明したように本実施形態によれば、RAWデータとMPEG圧縮符号化データの双方を関連付けて記録することができるため、高画質再生を行う場合はRAWデータを使用し、リアルタイム表示、画像検索等では、データ量の少ないMPEG圧縮符号化データを用いることができる。また、MPEG圧縮符号化データは汎用性が高いため、他の装置でも汎用的に使用することができるため、他の装置で再生する場合においても容易に動画像を再生することが可能となる。これにより、高画質かつ操作性の優れた動画像記録装置100、および動画像再生装置200を提供することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態にかかる動画像記録装置の構成を示すブロック図である。 MPEGエンコーダによるMPEG圧縮符号化処理で用いられるランダムアクセステーブルの一例を示す模式図である。 RAWデータ上において、ランダムアクセステーブルに沿ってRAWデータ内のアドレス情報が記録される様子を示す模式図である。 記録メディアへの記録のフォーマットを示す模式図である。 図1の記録装置で記録されたデータを再生する動画像再生装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 動画像記録装置
112 メディア記録部
106 フォーマット部
116 MPEGエンコーダ
118 システムエンコーダ
200 動画像再生装置
204 メディア読出部
214 MPEGオーディオデコード部

Claims (4)

  1. 撮像素子からフレーム単位で順次出力される動画像データをRAW画像データとして記録メディアに記録する記録部と、
    前記RAW画像データをMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換する画像処理部と、
    前期画像処理部から出力された画像データにMPEG圧縮符号化処理を施してMPEG圧縮符号化データを生成するMPEG圧縮符号化部と、を備え、
    前記記録部は、各フレームに対応する前記MPEG圧縮符号化データそれぞれのランダムアクセス可能なデータ位置と、当該各フレームに対応する前記RAW画像データそれぞれの前記記録メディア上のアドレスとを対応付けたランダムアクセステーブルを、前記記録メディアに記録することを特徴とする、動画像記録装置。
  2. 撮像素子からフレーム単位で順次出力された動画像データがRAW画像データとして記録されるとともに、前記動画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、MPEG圧縮符号化処理が施されたMPEG圧縮符号化データが記録され、各フレームに対応する前記MPEG圧縮符号化データそれぞれのランダムアクセス可能なデータ位置と、当該各フレームに対応する前記RAW画像データそれぞれの前記記録メディア上のアドレスとを対応付けたランダムアクセステーブルが記録された記録メディアから、当該ランダムアクセステーブルに基づき所望のフレームに対応する前記RAW画像データ及び前記MPEG圧縮符号化データを読み出すデータ読出部と、
    前記MPEG圧縮符号化データを復号する復号部と、
    前記RAW画像データを現像処理する現像処理部と、
    を備えることを特徴とする、動画像再生装置。
  3. 撮像素子からフレーム単位で順次出力される動画像データをRAW画像データとして記録メディアに記録する手段、
    前記RAW画像データをMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換する手段、
    前期画像データにMPEG圧縮符号化処理を施してMPEG圧縮符号化データを生成する手段、
    各フレームに対応する前記MPEG圧縮符号化データそれぞれのランダムアクセス可能なデータ位置と、当該各フレームに対応する前記RAW画像データそれぞれの前記記録メディア上のアドレスとを対応付けたランダムアクセステーブルを、前記記録メディアに記録する手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  4. 撮像素子からフレーム単位で順次出力された動画像データがRAW画像データとして記録されるとともに、前記動画像データがMPEG圧縮符号化可能な画像データに変換され、MPEG圧縮符号化処理が施されたMPEG圧縮符号化データが記録され、各フレームに対応する前記MPEG圧縮符号化データそれぞれのランダムアクセス可能なデータ位置と、当該各フレームに対応する前記RAW画像データそれぞれの前記記録メディア上のアドレスとを対応付けたランダムアクセステーブルが記録された記録メディアから、当該ランダムアクセステーブルに基づき所望のフレームに対応する前記RAW画像データ及び前記MPEG圧縮符号化データを読み出す手段、
    前記MPEG圧縮符号化データを復号する手段、
    前記RAW画像データを現像処理する手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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