JP2014165275A - 露光方法及び露光システム - Google Patents

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Abstract

【課題】欠陥を有するレチクルブランクスを用いて、正確なパターンをレジストに露光する露光方法を提供する。
【解決手段】露光方法は、レチクルブランクス上に形成され、レジストに露光光が照射されないようにする第1パターン20と、レチクルブランクスの欠陥の位置に配置され、レジストに露光光が照射されないようにする補正パターン40との和である第2パターン50とが形成されたマスク16を用いて、レジストを露光する工程と、
第2パターン50と第1パターン20との差である差パターン60であって、レジスト上の露光光が照射される部分に形成される差パターン60に基づいて、レジストを露光する工程と、を備える。
【選択図】図12

Description

本発明は、露光方法及び露光システムに関する。
従来、半導体装置の製造工程において、微細な回路パターンを基板上に転写する方法としてリソグラフィ技術が用いられている。このリソグラフィ技術には主に投影露光装置が用いられる。投影露光装置に装着したマスクからの露光光をウエハ上のレジストに照射することにより回路パターンが転写される。
近年、半導体装置の高集積化や、動作速度の高速化が求められており、これらの要求に応えて回路パターンの更なる微細化が進められている。そこで、露光波長の短波長化などにより、投影像の解像度を向上することが検討されている。例えば、従来の紫外線よりも波長の短い極端紫外光(Extremely Ultra Violet Light:EUV光)を用いた露光法が提案されている。そして、EUV光を用いた露光によるパターンの転写技術は、EUVリソグラフィともいわれる。ここで、レンズ収差、画角(視野角)などからの要求もあって、EUVリソグラフィでは、ステッパ方式に代わって、露光領域を、マスク上で走査して露光を行うスキャナ方式が主流となっている。
EUV光は大気中では吸収されるので、EUVリソグラフィは減圧下で行なわれる。また、EUV光は、レンズ等の物質による吸収が大きいので、従来の透過/屈折光学系を用いることができないため、EUVリソグラフィでは、光学系は全て反射型(ミラー)光学素子を用いて形成される。
同様にEUVリソグラフィでは、マスクも反射型である。EUVリソグラフィで用いられる反射型マスクは、ミラー上にEUV光を吸収する材料で回路パターンが描かれている。
特開2004−152898号公報 特開2009−10373号公報
図1は、EUVリソグラフィに用いられる反射型マスク130の断面図を示す。
反射型マスク130は、基板100と、基板上に形成された多層膜110と、多層膜110上に形成された吸収層120を有する。
多層膜110は、EUV光を反射する膜である。
吸収層120は、レジストに転写される回路パターンを有するように形成されており、EUV光を吸収する。EUV光は、吸収層120の間で露出している多層膜110の部分で反射されて、反射された光がレジストに照射される。
図2は、図1の四角で囲まれた多層膜110の部分の拡大断面図である。
多層膜110は、例えば、Mo層111とSi層112とが交互に積層されて形成される。
ここで、多層膜110の製造工程において、多層膜110の内部、又は、多層膜110と基板100との間、又は、多層膜110上に粒子P等が入りこむことがある。
図2に示す例は、粒子Pが、多層膜110の内部に入り込んだ状態を示す。反射型マスク130は、多層膜110の表面及び内部が粒子Pの存在によって歪んでいるので、欠陥Dを有することになる。即ち、吸収層がパターニングされる前の反射型マスク、いわゆるレチクルブランクスは欠陥を有している。
このように、反射型マスク130の欠陥Dの部分にEUV光が入射した場合、反射光の反射角度又は位相が、欠陥Dの影響を受けて欠陥Dがない場合に対して変化する。そして、反射角度又は位相が変化した反射光により露光されたレジストは、転写される回路パターンの寸法に影響を受けるおそれがある。
一方、欠陥を有さないレチクルブランクスを製造することは一般に困難である。
そこで、本明細書は、欠陥を有するレチクルブランクスを用いて、正確なパターンをレジストに露光する露光方法を提供することを目的とする。
また、本明細書は、欠陥を有するレチクルブランクスを用いて、正確なパターンをレジストに露光する露光システムを提供することを目的とする。
本明細書に開示する露光方法の一形態によれば、レチクルブランクス上に形成され、レジストに露光光が照射されないようにする第1パターンと、上記レチクルブランクスの欠陥の位置に配置され、上記レジストに露光光が照射されないようにする補正パターンとの和である第2パターンとが形成されたマスクを用いて、上記レジストを露光する工程と、上記第2パターンと上記第1パターンとの差である差パターンであって、上記レジスト上の露光光が照射される部分に形成される差パターンに基づいて、上記レジストを露光する工程と、を備える。
また、本明細書に開示する露光システムの一形態によれば、レチクルブランクス上に形成され、レジストに露光光が照射されないようにする第1パターンと、上記レチクルブランクスの欠陥の位置に配置され、上記レジストに露光光が照射されないようにする補正パターンとの和である第2パターンが形成されたマスクを用いて、上記レジストを露光する第1露光装置と、上記第2パターンと上記第1パターンとの差である差パターンであって、上記レジスト上の露光光が照射される部分に形成される差パターンに基づいて、上記レジストを露光する第2露光装置と、を備える。
本明細書に開示する露光方法の一形態によれば、欠陥を有するレチクルブランクスを用いて、正確なパターンをレジストに露光できる。
また、本明細書に開示する露光システムの一形態によれば、欠陥を有するレチクルブランクスクを用いて、正確なパターンをレジストに露光できる。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
反射型マスクの断面図である。 多層膜の拡大断面図である。 本明細書に開示する露光システムの一実施形態を示す図である。 レチクルブランクスの検査結果を示す図である。 (A)は、レチクルブランクスの欠陥が位置する場所に形成されたパターンを示す図であり、(B)は、反射型マスクを用いて露光されたレジストの計算された露光パターンを示す図である。 (A)は、補正パターンを示しており、(B)は合成パターンを示す図である。 他の補正パターンを示す図である。 更に他の補正パターンを示す図である。 差パターンの生成を説明する図である。 EUV露光装置を示す図である。 本明細書に開示する露光方法の一実施形態を説明する図(その1)である。 本明細書に開示する露光方法の一実施形態を説明する図(その2)である。 本明細書に開示する露光方法の一実施形態を説明する図(その3)である。 本明細書に開示する露光方法の一実施形態を説明する図(その4)である。
以下、本明細書に開示する露光システムの好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図3は、本明細書に開示する露光システムの一実施形態を示す図である。
本実施形態の露光システム10は、吸収層がパターニングされる前の反射型マスク、いわゆるレチクルブランクスが欠陥を含むか否かを検査する。そして、レチクルブランクスが欠陥を含む場合でも、欠陥を含むレチクルブランクスをマスクとして用いて、レジストに正確な回路パターンを転写できる。
ここで、レジストは、反射型マスクに形成された回路パターンが転写される基板上に形成されたレジストを意味する。マスクの回路パターンは、露光システム10によって、レジストに露光されて転写される。
露光システム10は、パターン生成装置11と、検査装置12と、マスク描画装置13と、極端紫外光露光装置(EUV露光装置)14と、電子線露光装置(EB露光装置)15を備える。
検査装置12は、レチクルブランクスを検査して、レチクルブランクスが有する欠陥の位置を検出する。検査装置12はレチクルブランクスの欠陥の位置と共に、欠陥の寸法を検出できることが好ましい。
検査装置12は、例えば、遠紫外光(DUV)又は極端紫外光(EUV)を用いて、レチクルブランクスの表面を走査し散乱した光を検出して、欠陥の位置及び寸法を検出する。検査装置12の検査では、露光光と同じ波長の光を用いて、レクチルブランクスを検査することが、実際の露光に影響を与える欠陥を正確に検査する上で好ましい。
図4は、レチクルブランクスの検査結果を示す図である。
検査装置12は、レチクルブランクス16を検査することにより、レチクルブランクス16が有する欠陥Dの位置及び寸法を検出する。
パターン生成装置11は、検査装置12が検出したレチクルブランクス16の欠陥Dの位置及び寸法を入力する。そして、パターン生成装置11は、レチクルブランクス16の欠陥Dの位置に配置され、レチクルブランクス16上でレジストに露光光が照射されないようにする部分に形成される補正パターンを生成する。
次に、パターン生成装置11が、補正パターンを生成する処理を、図面を参照して以下に説明する。
図5(A)は、レチクルブランクスの欠陥が位置する場所に形成された回路パターンを示す図である。
回路パターン20は、パターン21〜25を有しており、欠陥Dが、パターン23とパターン24との間に位置している。
回路パターン20は、レジストを露光するための反射型マスク上でレジストに露光光が照射されないようにする部分に形成される。即ち、回路パターン20は、レクチルブランクスの吸収層がパターニングされたものであり、露光光を吸収する。従って、露光光は、パターン21〜25が形成されていない部分で反射される。ここで、反射型マスクは、レチクルブランクスの吸収層がパターニングされたものである。
パターン生成装置11は、まず、公知の光学シミュレーションを用いて、欠陥Dを含む回路パターン20がレジストにEUV光により露光(EUV露光)された場合の露光パターンを計算する。
図5(B)は、反射型マスクを用いて露光されたレジストの計算された露光パターンを示す図である。
露光パターン30は、パターン31〜34を有する。パターン31は、回路パターン20のパターン21とパターン22との間の部分で反射された露光光によりEUV露光された部分である。パターン32は、回路パターン20のパターン22とパターン23との間の部分で反射された露光光によりEUV露光された部分である。パターン33は、回路パターン20のパターン23とパターン24との間の部分で反射された露光光によりEUV露光された部分である。パターン34は、回路パターン20のパターン24とパターン25との間の部分で反射された露光光によりEUV露光された部分である。
パターン33は、欠陥Dの影響により、パターンの形状が変化している。具体的には、欠陥Dが存在しない場合には、パターン33の長手方向の中央部は、鎖線で示すようにくびれのない形状となるはずであった。しかし、欠陥Dが存在することにより、パターン33の長手方向の中央部には、くびれが形成されている。
パターン生成装置11は、反射型マスクの欠陥の存在によって、該欠陥を有するマスクを用いてEUV露光されたレジスト上に形成される露光パターンが、パターンの寸法精度を超えて形成されるか否かを判断する。そして、パターン生成装置11は、露光パターンが、パターンの寸法精度を超えると判断した場合、パターンの寸法精度を超えて形成される回路パターンの部分を含むように、補正パターンを生成する。
図6(A)は、生成された補正パターンを示す。
補正パターン40は、反射型マスクの欠陥Dの位置に配置され、且つ、パターンの寸法精度を超えて形成される回路パターンの部分(図5(B)のくびれの部分)を含むように生成される。
ここで、補正パターンは、反射型マスクの吸収層がパターニングされるパターンであり、具体的には、パターン生成装置11は、補正パターンを表す補正パターンデータを生成する。
図6(B)は合成パターンを示す図である。
ここで、合成パターンは、反射型マスクの吸収層がパターニングされるパターンであり、具体的には、パターン生成装置11は、合成パターンを表す合成パターンデータを生成する。
パターン生成装置11は、生成した合成パターン50を表す合成パターンデータをマスク描画装置13に出力する。
次に、他の補正パターンを生成することについて、以下に説明する。
上述した図6(A)に示す補正パターン40の一方の端部40aは、パターン22とパターン23との間に位置しており、他方の端部40bは、パターン24とパターン25との間に位置している。
詳しくは後述するが、回路パターン20における間隔を開けて離間した部分に位置する補正パターンの部分は、EB露光装置15を用いて、レジストに対して直接露光される。この際、レジストに対して直接露光されるパターンの幅が狭いと、露光の精度が十分でない場合がある。
そこで、パターン生成装置11は、間隔を開けて離間した回路パターン20の部分を跨ぐように、補正パターン41を生成しても良い。
図7は、他の補正パターンを示す図である。
図7に示す補正パターン41は、回路パターン20のパターン22とパターン23との間の部分を跨ぐように生成され、且つ、パターン24とパターン25との間の部分を跨ぐように生成される。
このように補正パターンを生成することにより、EB露光装置15を用いて、レジストに対して直接露光されるパターンの幅を広くして、EB露光装置15による直接露光の精度が向上する。
次に、更に他の補正パターンを生成することについて、以下に説明する。
パターン生成装置11は、補正パターンを生成する際に、あらかじめ定められた寸法及び形状を有す補正パターンを用いても良い。
この場合、パターン生成装置11は、反射型マスクの欠陥Dの位置に、あらかじめ定められた寸法及び形状を有する補正パターンを配置する。補正パターンのあらかじめ定められた寸法及び形状は、経験的に、欠陥が露光パターンに影響を及ぼす範囲含むように定められ得る。
図8は、更に他の補正パターンを示す図である。
また、パターン生成装置11は、図8に示すように、あらかじめ定められた複数の寸法が異なる補正パターン42〜44の内から、反射型マスクの欠陥の寸法に応じて、一の補正パターンを選択して用いても良い。
欠陥の寸法により露光パターンに影響を及ぼす範囲が異なるので、反射型マスクの欠陥の寸法に応じて、適した寸法を有する補正パターンを選択することにより、欠陥の露光パターンの影響を更に低減することができる。
次に、パターン生成装置11が、差パターンを生成する処理を、図面を参照して以下に説明する。
ここで、差パターンは、EB露光装置15が、レジスト上の露光光が照射される部分に形成するパターンである。
図9は、差パターンの生成を説明する図である。
パターン生成装置11は、合成パターン50と、回路パターン20との差である差パターン60を生成する。
パターン生成装置11は、生成した差パターン60を表す差パターンデータをEB露光装置15に出力する。
パターン生成装置11は、図示しない演算部と記憶部と表示部と入出力部と通信部を有する。演算部は、記憶部に予め記憶されている所定のプログラムに従い、パターン生成装置11の各要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部を利用する。
パターン生成装置11は、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータ若しくはステートマシン等のコンピュータを用いて構成され得る。
次に、マスク描画装置13について、以下に説明する。
マスク描画装置13は、パターン生成装置11から入力した合成パターンデータに基づいて、検査装置12により検査されたレクチルブランクスの吸収層をパターニングして、反射型マスク16を形成する。パターニングされた反射型マスク16は、EUV露光装置14でレジストの露光のために用いられる。
次に、EUV露光装置14について、以下に説明する。
図10は、EUV露光装置を示す図である。
EUV露光装置14は、EUV光を用いて反射型マスク16の合成パターンを基板1上のレジスト2に転写する投影露光装置である。
EUV露光装置14は、EUV光を発生する光源14aを備える。光源14aは、例えば、1nm〜100nmの波長のEUV光を生成する。
また、EUV露光装置14は、光源14aが生成したEUV光を入射し光束が絞られた露光光Lを出射する照明光学部14bと、照明光学部14bが出射した露光光Lを入射し、反射型マスク16で反射された露光光Lをレジスト2に投影する投影光学部14cとを備える。
投影光学部14cの内部は、図示しない真空排気部により減圧されており、マスク描画装置13によりパターニングされた反射型マスク16が配置される。投影光学部14cは、入射した露光光Lを反射して反射型マスク16上に照射するミラーM1と、反射型マスク16が反射した露光光Lを更に反射してレジスト2上に投影する複数のミラーM2〜M7を有する。
また、EUV露光装置14は、基板1が載置されるステージ14dを備える。更に、EUV露光装置14は、光源14aと、照明光学部14bと、投影光学部14cと、ステージ14dを制御する制御部14eを備える。
制御部14eは、ミラーM1を駆動して、露光光Lで反射型マスク16上を走査すると共に、この走査と同期してステージ14dを駆動して基板1を移動させる。また、制御部14eは、光源14aが生成するEUV光の強度、露光時間等の露光条件を制御する。
EB露光装置15は、パターン生成装置11から入力した差パターンデータに基づいて、基板1上のレジスト2を電子線で走査して直接露光する。レジスト2は、電子線によって差パターンの部分が露光される。
レジスト2の露光は、EUV露光装置14による合成パターンの露光が行われた後に、EB露光装置15による差パターンの露光が行われても良い。また、レジスト2の露光は、EB露光装置15による差パターンの露光が行われた後に、EUV露光装置14による合成パターンの露光が行われても良い。
次に、上述した露光システム1を用いて、本明細書に開示する露光方法の一実施形態を図11〜図14を参照して、以下に説明する。
まず、図11(A)に示すように、レジスト2が形成された基板1が用意される。図13(A)は、図11(A)のX1−X1線断面図を示す。ここで、レジスト2は、EUV光及び電子線に対して感光する。
次に、図11(B)及び図13(B)に示すように、EUV露光装置14により、合成パターン50がレジスト2にEUV露光される。A1〜A4は、EUV露光されたレジストの部分を示す。B1〜B4は、露光されていないレジストの部分を示す。ここで、図13(B)は、図11(B)のX2−X2線断面図を示す。
次に、図12(A)及び図14(A)に示すように、EB露光装置15により、差パターン60がレジスト2に直接露光される。C1〜C3は、電子線露光(EB露光)されたレジストの部分を示す。露光されていないレジストの部分B3は、EB露光されたレジストの部分C2により分断されて、部分B3a及びB3bに分かれる。ここで、図14(A)は、図12(A)のX3−X3線断面図を示す。
次に、図12(B)及び図14(B)に示すように、基板1上のレジスト2は、露光後焼き締め(PEB)処理を行った後、現像される。EUV露光されたレジストの部分A1〜A4及びEB露光されたレジストの部分B1〜B4は、除去されて、基板1が露出する。露光されていないレジストの部分B1〜B4は、回路パターン20に対応しており、欠陥Dの影響を受けずに、正確なパターンが転写される。ここで、図14(B)は、図12(B)のX4−X4線断面図を示す。
なお、EUV露光とEB露光との間に時間が空く場合には、EUV露光とEB露光との間にPEB処理を行い、EB露光を行った後、PEB処理及び現像を行っても良い。
上述した本実施形態の露光システム10によれば、欠陥を有するレチクルブランクスを用いて、正確な回路パターンをレジストに露光できる。
従って、本実施形態の露光システム10では、無欠陥のレクチルブランクスを用いなくて良いので、レクチルブランクスを製造するための時間及びコストを低減することができる。
本発明では、上述した実施形態の露光方法及び露光システムは、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
例えば、上述した実施形態では、合成パターンを有する反射型マスクを用いていた。この合成パターンは、レジストを露光するためのマスク上でレジストに露光光が照射されないようにする部分に形成されれば良いので、合成パターンは、透過型マスクに形成しても良い。この場合、合成パターンは、透過型マスクにおいて透過光を遮蔽する部分に形成される。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
1 基板
2 レジスト
A1〜A4 EUV露光されたレジストの部分
B1〜B4 露光されていないレジストの部分
C1〜C3 EB露光されたレジストの部分
10 露光システム
11 パターン生成装置
12 検査装置
13 マスク描画装置
14 EUV露光装置
14a 光源
14b 照明光学部
14c 投影光学部
14d ステージ
15 EB露光装置
16 レチクルブランクス(反射型マスク)
20 回路パターン(第1パターン)
30 露光パターン
40、41、42、43、44 補正パターン
50 合成パターン(第2パターン)
60 差パターン
100 基板
110 多層膜
111 Mo層
112 Si層
120 吸収層
130 反射型マスク
D 欠陥
P 粒子

Claims (7)

  1. レチクルブランクス上に形成され、レジストに露光光が照射されないようにする第1パターンと、前記レチクルブランクスの欠陥の位置に配置され、前記レジストに露光光が照射されないようにする補正パターンとの和である第2パターンとが形成されたマスクを用いて、前記レジストを露光する工程と、
    前記第2パターンと前記第1パターンとの差である差パターンであって、前記レジスト上の露光光が照射される部分に形成される差パターンに基づいて、前記レジストを露光する工程と、
    を備える露光方法。
  2. 間隔を開けて形成される複数の前記第1パターンの部分を跨ぐように、前記補正パターンを生成する請求項1に記載の露光方法。
  3. 前記レチクルブランクスの前記欠陥の存在によって、該欠陥を有するマスクを用いて露光された前記レジストに形成されるパターンが、パターンの寸法精度を超えて形成される前記第1パターンの部分を含むように、前記補正パターンを生成する請求項1又は2に記載の露光方法。
  4. あらかじめ定められた複数の寸法が異なる前記補正パターンの内から、前記マスクの欠陥の寸法に応じて、一の前記補正パターンを選択して用いる請求項1乃至3いずれか一項に記載の露光方法。
  5. レチクルブランクス上に形成され、レジストに露光光が照射されないようにする第1パターンと、前記レチクルブランクスの欠陥の位置に配置され、前記レジストに露光光が照射されないようにする補正パターンとの和である第2パターンが形成されたマスクを用いて、前記レジストを露光する第1露光装置と、
    前記第2パターンと前記第1パターンとの差である差パターンであって、前記レジスト上の露光光が照射される部分に形成される差パターンに基づいて、前記レジストを露光する第2露光装置と、
    を備える露光システム。
  6. 前記第2パターンを表す前記第2パターンデータに基づいて、前記マスクをパターニングするマスク描画装置を備える請求項5に記載の露光システム。
  7. 前記レチクルブランクスを検査して、前記レチクルブランクスの前記欠陥の位置を検出する検査装置を備える請求項5又は6に記載の露光システム。
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