JP2014165203A - リソグラフィ原版検査装置、リソグラフィ原版検査方法、及びパターンデータ作成方法 - Google Patents

リソグラフィ原版検査装置、リソグラフィ原版検査方法、及びパターンデータ作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】微細な欠陥を検出する。
【解決手段】本実施形態によれば、リソグラフィ原版検査方法は、第1凹凸パターンを有する第1リソグラフィ原版に樹脂を塗布し、前記樹脂を硬化し、硬化した前記樹脂を前記第1リソグラフィ原版から剥離して前記第1凹凸パターンに対応する第2凹凸パターンを有する第2リソグラフィ原版を作製し、前記第2リソグラフィ原版を拡大させる。拡大した前記第2リソグラフィ原版における欠陥を検出し、検出した欠陥の位置から、前記第1リソグラフィ原版における欠陥の位置を算出する。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、リソグラフィ原版検査装置、リソグラフィ原版検査方法、及びパターンデータ作成方法に関する。
微細パターンを低コストに形成するための技術として、光ナノインプリント法が知られている。これは、基板上に形成したいパターンに対応する凹凸を有するテンプレートを、基板表面に塗布された光硬化性有機材料層に押しつけ、これに光照射を行って有機材料層を硬化させ、テンプレートを有機材料層から離型することで、パターンを転写する方法である。テンプレート表面に欠陥が存在する場合、この欠陥も基板表面に転写される。そのため、テンプレートの欠陥検査が行われている。
従来のテンプレートの欠陥検査においては、光源を短波長レーザー(例えば波長193nmの固体SHGレーザー)、高開口数対物レンズ、および微小欠陥を検出するための偏光素子光学系を備える光学式欠陥検査装置を用いてテンプレートのパターン面をスキャンし、欠陥を検出していた。しかし、光学解像限界により、検出できる欠陥サイズは20nm程度が限界となり、それより小さい欠陥を検出できなかった。
特開2012−243799号公報
本発明は、微細な欠陥を検出することができるリソグラフィ原版検査装置、リソグラフィ原版検査方法、及びパターンデータ作成方法を提供することを目的とする。
本実施形態によれば、リソグラフィ原版検査方法は、第1凹凸パターンを有する第1リソグラフィ原版に樹脂を塗布し、前記樹脂を硬化し、硬化した前記樹脂を前記第1リソグラフィ原版から剥離して前記第1凹凸パターンに対応する第2凹凸パターンを有する第2リソグラフィ原版を作製し、前記第2リソグラフィ原版を拡大させる。拡大した前記第2リソグラフィ原版における欠陥を検出し、検出した欠陥の位置から、前記第1リソグラフィ原版における欠陥の位置を算出する。
検査対象のリソグラフィ原版のレイアウト例を示す図。 第1の実施形態によるテンプレート作製方法を説明する工程断面図。 図2に続く工程断面図。 図3に続く工程断面図。 コピーテンプレートの拡大処理を示す図。 拡大欠陥の例を示す図。 第1の実施形態による検査装置のブロック図。 第1の実施形態による検査方法を説明するフローチャート。 拡大コピーテンプレートの一例を示す図。 第2の実施形態による検査装置のブロック図。 変形ルールの例を示す図。 座標変換ルールの例を示す図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に、検査対象のリソグラフィ原版(第1リソグラフィ原版)のレイアウトの一例を示す。リソグラフィ原版100は、メインパターン101と、メイン複数のアライメントマーク102とを備えている。アライメントマーク102は、専用に配置されたパターンでもよいし、メインパターン101に含まれるデバイスパターンでもよい。例えば、アライメントマーク102はリソグラフィ原版100の四隅に配置される。
リソグラフィ原版100は、例えばインプリント処理に用いられるテンプレートや、リソグラフィ処理に用いられるフォトマスクなどである。本実施形態では、検査対象のリソグラフィ原版100がインプリント処理で用いられるテンプレート(以下、マスタテンプレートと呼ぶ)であるものとして説明を行う。
まず、図2に示すように、微細な凹凸パターンを有するマスタテンプレート100を準備する。マスタテンプレート100は、例えば、全透明な石英基板の一方の面にプラズマエッチングで凹凸パターン(メインパターン101及びアライメントマーク102)を形成したものである。
続いて、このマスタテンプレート100のパターン面に、液状樹脂110を塗布する。液状樹脂110は、毛細管現象により、マスタテンプレート100の凹凸パターンに充填される。ここで用いられる液状樹脂110は、パターン転写成分、パターン保持成分、及び延伸成分を含有している。各成分については後述する。
次に、図3に示すように、液状樹脂110がマスタテンプレート100の凹凸パターンに充填された後、液状樹脂110に対して光照射又は加熱を行う。これにより、液状樹脂110が硬化する。光照射の場合は例えば紫外線を照射する。
次に、図4に示すように、硬化した液状樹脂110をマスタテンプレート100から離型する。これにより、硬化した液状樹脂110からなるコピーテンプレート(第2リソグラフィ原版)120が得られる。液状樹脂110には、パターン転写成分が含まれているため、マスタテンプレート100の微細な凹凸パターンがコピーテンプレート120に転写される。パターン転写成分は、例えば液状シリコン樹脂であり、シリコンポリマーやシルセスキオキサン等を用いることができる。
次に、図5に示すように、コピーテンプレート120を加熱して引き延ばす。コピーテンプレート120が軟らかくなり、かつコピーテンプレート120の凹凸パターンの形状が崩れない程度に加熱する。図5では凹凸パターンの図示を省略している。
コピーテンプレート120の材料(液状樹脂110)には延伸成分が含まれているため、延伸により伸びて拡大する。これにより、拡大コピーテンプレート130が得られる。また、コピーテンプレート120の材料(液状樹脂110)にはパターン保持成分が含まれているため、コピーテンプレート120を加熱・延伸しても凹凸パターンの形状は崩れずに保持されたままとなる。例えば、コピーテンプレート120を1.5倍以上に拡大して拡大コピーテンプレート130を得る。
延伸成分は、例えば、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PVA(ポリビニルアルコール)、PA(ポリアミド)、POM(ポリオキシメチレン)などの熱可塑性樹脂を用いることができる。
パターン保持成分は、例えばCOP(シクロオレフィンポリマー)、PC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、AS(アクリロニトリルスチレン)、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)などの熱可塑性樹脂を用いることができる。
コピーテンプレート120を一方向に引き延ばしてもよいし、直交する2方向に引き延ばしてもよいし(図5参照)、3以上の方向に引き延ばしてもよい。複数方向に引き延ばす場合は、同時に複数方向に引き延ばしてもよいし、一方向ずつ順に引き延ばしてもよい。また、コピーテンプレート120を加熱した状態で回転させることで、全方向に引き延ばしてもよい。
マスタテンプレート100の凹凸パターンに図6(a)に示すような欠陥141が存在する場合を考える。ここで、欠陥141は、ライン部が形成されていないことで所望のラインアンドスペースパターンになっていないという欠陥である。この欠陥141は、図6(b)に示すように、コピーテンプレート120の凹凸パターンに欠陥142として転写される。そして、コピーテンプレート120を引き延ばして拡大することで、拡大コピーテンプレート130の凹凸パターンに拡大欠陥143として現れる。
次に、図7に示す検査装置を用いて、マスタテンプレート100における欠陥の有無を検出する。
検査装置は、光源11、集光レンズ12、拡大コピーテンプレート130が載置されるXYステージ13、対物レンズ14、及び画像センサ15を有する撮像部と、センサ回路16と、A/D変換器17と、ステージ制御回路18と、計算機19と、パターン展開回路20と、参照画像生成回路21と、欠陥検出回路22とを備える。撮像部は、拡大コピーテンプレート130のパターンを撮像して撮像画像を生成する。
光源11は、水銀ランプやアルゴンレーザ等である。
XYステージ13は、拡大コピーテンプレート130を水平2軸方向(XY方向)に移動可能に構成されている。XYステージ13の動作は、ステージ制御回路18により制御される。
画像センサ15は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を1次元又は2次元に配列したCCDセンサである。画像センサ15には、拡大コピーテンプレート130のパターン像が、集光レンズ12、対物レンズ14等の光学系により、例えば数百倍に拡大されて結像される。
画像センサ15の受光面積が小さい場合でも、拡大コピーテンプレート130を画像センサ15に対してX方向及びY方向に相対的に移動させることにより、拡大コピーテンプレート130全体のパターン像を撮像することができる。画像センサ15は、拡大コピーテンプレート130のパターン像をセンサ回路16へ出力する。
なお、図7は透過光を用いた例を示しているが、拡大コピーテンプレート130の特性に応じて、反射光を用いてもよいし、透過光と反射光を混合したものを用いてもよい。
センサ回路16は、画像センサ15から出力されたパターン像に応じた光学像(センサ画像)を出力する。センサ画像の画素サイズは、例えば50nm×50nmである。
A/D変換器17は、センサ画像をアナログデジタル変換し、欠陥検出回路22へ出力する。
パターン展開回路20は、計算機19からマスタテンプレート100の設計データを受け取り、設計データを、画像センサと同程度の分解能を有する画素単位の多値の階調データに展開する。例えば、センサ画像が2値の場合、パターン展開回路20は、設計データを2値の階調データに展開する。
参照画像生成回路21は、パターン展開回路20により展開された階調データに対してフィルタ処理等を施し、センサ画像と比較するための参照画像を生成する。このフィルタ処理は、光学的な特性や、マスタテンプレートに凹凸パターンを形成するエッチングプロセス等によって生じる形状変化を考慮したものである。参照画像の画素サイズは,センサ画像の画素サイズと同じである。
なお、本実施形態では、パターン展開回路20から出力された階調データを用いて参照画像を生成するが、設計データに応じた参照画像を予め記憶部(図示せず)に記憶させておき、記憶部から読み出すようにしてもよいし、入力部(図示せず)から入力してもよい。
欠陥検出回路22は、A/D変換器17から出力されるセンサ画像と、参照画像生成回路21で生成された参照画像との間の差画像(不一致部分の画像)を生成し、この差画像に基づいてパターン欠陥の有無を判定する。また、欠陥検出回路22は、マスタテンプレート100における欠陥座標を算出して出力する。
次に、この検査装置を用いた検査方法を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)計算機19が、マスタテンプレート100の設計データからアライメントマーク102の座標を抽出する。
(ステップS102)拡大コピーテンプレート130をXYステージ13に載置し、拡大コピーテンプレート130におけるアライメントマークの座標を計測する。
(ステップS103)マスタテンプレート100におけるアライメントマーク102の座標と、拡大コピーテンプレート130におけるアライメントマークの座標とを用いて、拡大コピーテンプレート130の拡大率を求める。拡大率だけでなく、回転角などを求めてもよい。
(ステップS104)拡大コピーテンプレート130を撮像し、センサ画像を生成する。
(ステップS105)マスタテンプレート100の設計データから参照画像を生成する。
(ステップS106)センサ画像と参照画像との差画像を生成し、この差画像から欠陥を検出する。
(ステップS107)ステップS107で検出された欠陥の画像及び座標を出力する。ここで欠陥座標は、拡大コピーテンプレート130における拡大欠陥の座標、及びマスタテンプレート100における欠陥の予測座標を含む。マスタテンプレート100における欠陥の予測座標は、拡大コピーテンプレート130における拡大欠陥の座標と、ステップS103で求めた拡大率等とから算出することができる。
このように、マスタテンプレート100上の欠陥座標を出力することで、SEMによる欠陥レビューを行ったり、電子ビーム修正装置を用いてマスタテンプレート100の欠陥を修正したりすることができる。
なお、マスタテンプレート100における欠陥の予測座標は、欠陥検出回路22でなく、外部装置が算出してもよい。
例えば、マスタテンプレート100の凹凸パターンにおける欠陥のサイズが20nm以下の微細な欠陥であった場合、この欠陥を撮像することは極めて困難である。しかし、コピーテンプレート120を拡大することで現れる拡大欠陥は、撮像してセンサ画像に表すことができるため、参照画像と比較することで検出することが可能となる。
このように、本実施形態によれば、マスタテンプレートの凹凸パターンを複製したコピーテンプレートを拡大し、拡大コピーテンプレートを検査することで、マスタテンプレート上の欠陥の有無、及び欠陥の位置を検出することができる。
上記実施形態では、アライメントマーク102をリソグラフィ原版100の四隅に配置していたが、アライメントマーク102の配置箇所はこれに限定されない。例えば、リソグラフィ原版100の四隅及び中心部の5ヶ所にアライメントマーク102を配置してもよい。
上記実施形態では、拡大コピーテンプレート130を撮像したセンサ画像と、マスタテンプレート100の設計データを展開して得られた参照画像とを比較し、その不一致箇所を欠陥として検出するデータ比較型欠陥検査について説明したが、検査領域内に同一ダイが複数配置されている場合、ダイ同士を比較し、不一致箇所を欠陥として検出するダイ比較型欠陥検査を行ってもよい。
上記実施形態では、加熱・延伸によりコピーテンプレート120を拡大させていたが、コピーテンプレート120を有機溶媒に浸し、有機溶媒を吸収させ、膨張させることで、コピーテンプレート120を拡大してもよい。あるいはまた、液状樹脂110にアゾ化合物等の発泡成分を含有させ、コピーテンプレート120中において発泡を起こすことで膨張させて拡大させてもよい。
(第2の実施形態)上記第1の実施形態において、コピーテンプレート120の拡大処理に伴う変形量が不均一になり得る。例えば、図9に示すように、矩形のテンプレートを引き延ばした場合、四隅の変形量がその他の領域の変形量よりも大きくなり、形状歪みが生じ得る。そのため、このような形状歪みの影響を考慮して、センサ画像と比較される参照画像を作成する必要がある。
図10に本実施形態による検査装置の概略構成を示す。本実施形態は、図7に示す第1の実施形態と比較して、変形ルール及び座標変換ルールを記憶する記憶部23が設けられている点が異なる。図10において、図7に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
例えば、変形ルールは、図11(a)又は図11(b)に示すように、テンプレートの拡大に伴う形状歪みに応じた領域毎の拡大率を規定する。例えば、テンプレートの周縁部の拡大率を、テンプレートの中心部の拡大率よりも大きくなるように規定する。
変形ルールは、テンプレートの拡大処理の方法により異なる。例えば、膨張によりテンプレートを拡大する場合は図11(a)に示すような変形ルールを使用する。また、例えば、XY方向に引き延ばしてテンプレートを拡大する場合は、図11(b)に示すような変形ルールを使用する。
参照画像生成回路21は、このような変形ルールを用いて参照画像内のパターンデータを補正する。これにより、形状歪みの生じた拡大コピーテンプレート130を撮像したセンサ画像との比較に適したパターンデータを含む参照画像を生成することができる。
座標変換ルールは、図12に示すように、形状歪みの生じた拡大コピーテンプレート130の欠陥座標からマスタテンプレート100における欠陥座標を算出する際に用いられる。座標変換ルールを用いた位置補正は、変形ルールを用いた位置補正の逆変換に相当する。欠陥検出回路22は、センサ画像と参照画像との不一致箇所を欠陥として検出し、この欠陥の座標と座標変換ルールとから、マスタテンプレート100における予測欠陥座標を算出する。
このように、変形ルールを用いて参照画像を生成することで、コピーテンプレート120の拡大処理に伴い形状歪みが生じた場合でも、拡大コピーテンプレート130上の欠陥を正確に検出できる。また、座標変換ルールを用いることで、マスタテンプレート100における欠陥の位置を正確に求めることができる。
上記第2の実施形態において、変形ルールは、テンプレートに設けられたパターンの密度や、パターンの種類(ラインパターン、ホールパターン等)を考慮することが好ましい。例えば、パターン密度の大小により、拡大率を調整する。また、このような変形ルールを関数として記述してもよい。
変形ルールは、シミュレーションにより予め作成しておいてもよいし、作製された拡大コピーテンプレート130の形状から作成してもよい。
上記実施形態では、マスタテンプレートの凹凸パターンを複製したコピーテンプレートを拡大し、拡大コピーテンプレートを検査していたが、コピーテンプレートはマスタテンプレートの凹凸パターンに対応した凹凸パターンでなく、マスタテンプレートの凹凸パターンに対応した模様を有していてもよい。
例えば、コピーテンプレートの材料として、光照射により色が変化し、かつ延伸成分を含む樹脂を準備する。そして、マスタテンプレートの表面(凹凸パターン面)を樹脂表面の近傍に配置し、マスタテンプレートの裏面(凹凸パターンが形成されていない面)から偏光子を介して光を照射する。これにより、マスタテンプレートの凸部に近接場光が生じる。この近接場光を用いて樹脂を変色させ、模様のついたコピーテンプレートを得る。この模様は、マスタテンプレートの凹凸パターンに対応したものとなる。その後、コピーテンプレートを引き延ばして、拡大した模様を検査する。このような方法によっても、マスタテンプレート上の欠陥の有無、及び欠陥の位置を検出することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100 マスタテンプレート
120 コピーテンプレート
130 拡大コピーテンプレート
11 光源
12 集光レンズ
13 XYステージ
14 対物レンズ
15 画像センサ
16 センサ回路
17 A/D変換器
18 ステージ制御回路
19 計算機
20 パターン展開回路
21 参照画像生成回路
22 欠陥検出回路

Claims (8)

  1. 第1アライメントマークを含む第1凹凸パターンを有する第1リソグラフィ原版に樹脂を塗布し、
    前記樹脂を硬化し、
    硬化した前記樹脂を前記第1リソグラフィ原版から剥離して前記第1凹凸パターンに対応する第2凹凸パターンを有する第2リソグラフィ原版を作製し、
    前記第2リソグラフィ原版を拡大させ、
    前記第1リソグラフィ原版の設計データから参照画像を生成し、前記第2リソグラフィ原版の拡大に伴う形状変化、前記第1凹凸パターンのパターン密度及びパターン種に基づいて前記参照画像を補正し、
    拡大した前記第2リソグラフィ原版を撮像した画像と、補正された前記参照画像とを比較し、不一致箇所を欠陥として検出し、
    前記第1アライメントマークの座標、及び拡大した前記第2リソグラフィ原版における前記第1アライメントマークに対応する第2アライメントマークの座標から前記第2リソグラフィ原版の拡大率を求め、
    検出した欠陥の位置及び前記拡大率に基づいて、前記第1リソグラフィ原版における欠陥の位置を算出するリソグラフィ原版検査方法。
  2. 第1凹凸パターンを有する第1リソグラフィ原版に樹脂を塗布し、
    前記樹脂を硬化し、
    硬化した前記樹脂を前記第1リソグラフィ原版から剥離して前記第1凹凸パターンに対応する第2凹凸パターンを有する第2リソグラフィ原版を作製し、
    前記第2リソグラフィ原版を拡大させ、
    拡大した前記第2リソグラフィ原版における欠陥を検出し、
    検出した欠陥の位置から、前記第1リソグラフィ原版における欠陥の位置を算出するリソグラフィ原版検査方法。
  3. 前記第1凹凸パターンには第1アライメントマークが含まれ、
    前記第2凹凸パターンには、前記第1アライメントマークに対応する第2アライメントマークが含まれ、
    前記第1アライメントマークの座標、及び拡大した前記第2リソグラフィ原版における前記第2アライメントマークの座標から前記第2リソグラフィ原版の拡大率を求め、
    前記拡大率を用いて、前記第1リソグラフィ原版における欠陥の位置を算出することを特徴とする請求項2に記載のリソグラフィ原版検査方法。
  4. 拡大した前記第2リソグラフィ原版を撮像した画像と、前記第1リソグラフィ原版の設計データから生成される参照画像とを比較し、不一致箇所を欠陥として検出することを特徴とする請求項2又は3に記載のリソグラフィ原版検査方法。
  5. 前記第2リソグラフィ原版の拡大に伴う形状変化に基づいて、前記参照画像を補正することを特徴とする請求項4に記載のリソグラフィ原版検査方法。
  6. 前記第1凹凸パターンのパターン密度又はパターン種に基づいて、前記参照画像を補正することを特徴とする請求項5に記載のリソグラフィ原版検査方法。
  7. 光源、集光レンズ、及び対物レンズを有し、ステージに載置された、第1リソグラフィ原版の第1凹凸パターンに対応する第2凹凸パターンが設けられた第2リソグラフィ原版を撮像する撮像部と、
    前記第1リソグラフィ原版の設計データから生成される参照画像と、前記撮像部により生成される撮像画像とを比較し、不一致箇所を欠陥として検出する検出部と、
    を備え、
    前記第2凹凸パターンは、前記第1凹凸パターンを拡大したものに対応することを特徴とするリソグラフィ原版検査装置。
  8. 第1リソグラフィ原版の設計データからパターンデータを作成し、
    前記第1リソグラフィ原版の凹凸パターンを転写して形成される第2リソグラフィ原版の拡大処理に伴う形状変化に基づいて前記パターンデータを補正するパターンデータ作成方法。
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