JP2014165157A - センタープッシュ付きスライドスイッチ - Google Patents

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Tomoyoshi Miyata
致良 宮田
Tomoshi Myojin
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Abstract

【課題】操作感に優れ、確実なスイッチ動作が得られるセンタープッシュ付きスライドスイッチを提供する。
【解決手段】本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチSWは、ベース10と、ベース上に配置された中央接点21及び複数の周辺接点23〜28と、ベース10を覆うトップケース60と、トップケース60から突出したノブ90と、ノブ90の操作により目的方向に移動可能なスライダー70と、ベース上の下ガイド溝12及びスライダー底面の上ガイド溝73に嵌合するガイド80と、スライダー70とともに移動して周辺接点23〜28に接触する接点付き板ばね片51〜54を有する接点ブラシ50と、中央接点21に対向配置されたダイヤフラム30と、ノブ90の押下時にダイヤフラム30の中心を押圧する突起41によりダイヤフラム30を中央接点21に接触させるプレート40とを備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、目的方向へのスライド操作とセンタープッシュ操作が可能なセンタープッシュ付きスライドスイッチに関する。
従来、この種のスイッチとしては、本出願人が先に出願したスライドスイッチが知られている(下記の特許文献1を参照)。特許文献1において、請求項4に記載された発明がセンタープッシュ付きのスライドスイッチである。このスイッチのセンタープッシュ機構は、復元ばねに付勢されたスライダーに押ボタン兼操作ノブを上下動可能に装着し、この押ボタン兼操作ノブの底面に復元ばね板を設置して、押下した押ボタン兼操作ノブをばねの弾力で元の位置に上昇復元するように構成されている。また、この機構は、押ボタン兼操作ノブとベース上の固定接点との間にダイヤフラム式の可動接点ばね円板を設置し、押ボタン兼操作ノブの押下により可動接点ばね円板の中心を凹ませて固定接点に接触させるように構成されている。
特開2003−059374号公報
前記のスライドスイッチによると、押ボタン兼操作ノブを押下したとき、移動するノブ底面の突起が可動接点ばね円板に直接触れて可動接点ばね円板を凹ませるようになっているため、触れる箇所によっては押ボタン兼操作ノブの操作感(押した感触)が良くないという問題があった。また、押ボタン兼操作ノブが復元ばねや復元ばね板の不具合によってずれた位置に復元されてしまうと、接点同士の接触不良が起こるため、正確なスイッチ動作が得られないという問題もあった。そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、操作感が良好で、かつ、接点同士の接触不良が起こらず、確実なスイッチ動作が得られるセンタープッシュ付きスライドスイッチを提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチは、ベースと、前記ベース上の中央位置に配置された中央接点と、前記中央接点周辺の目的位置に配置された複数の周辺接点と、前記ベースを覆うトップケースと、前記トップケースから突出したノブと、前記トップケースの裏面に設けられた板ばね片により支持され、前記ノブの操作により目的方向に移動可能なスライダーと、前記ベース上に設けられた平行な下ガイド溝、及びこれと直交するように前記スライダーの底面に設けられた平行な上ガイド溝の両方に嵌合するガイドと、前記スライダーとともに移動し、移動方向にある前記周辺接点に接触する接点付き板ばね片が設けられた接点ブラシと、前記ベース上に設置され、前記中央接点に対向配置されたダイヤフラムと、前記ノブと前記ダイヤフラムの間に介在し、前記ノブの押下時に前記ダイヤフラムの中心を押圧する突起により前記ダイヤフラムを前記中央接点に接触させるプレートと、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチにおいて、前記ベース上にストッパーが設けられ、前記スライダーを前記ベース上の中央位置に付勢するように前記トップケースの板ばね片の戻りが当該ストッパーにより規制されるように構成されていると良い。
また、本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチにおいて、前記ベース上に凹溝が設けられ、前記スライダーが移動すると前記接点ブラシに一体化された凸部付き板ばね片が当該凹溝に嵌まるかまたは抜け出す際にクリック感が付与されるように構成されていても良い。
本発明によれば、ノブの底面がプレートに面接触することにより、ノブがプレートの上を滑るようにして移動するので、良好な操作感を得ることができる。また、ノブの押下時にはプレート全体を均一な力で押し下げ、プレート裏面の突起がダイヤフラムの中心を正確に押圧するので、適度なクリック感が得られるとともに、接点同士の接触不良が起こらず、確実なスイッチ動作を確保することができる。
また、ベース上にストッパーを設けることにより、板ばね片が復元する際にストッパーに衝突して必要以上の戻りが規制されるため、スライダーを正確な中央位置に復帰させることができる。
さらに、ベース上に凹溝を設けることにより、スライダーが移動すると接点ブラシに一体化された凸部付き板ばね片も移動するため、凹溝に嵌まっていた凸部が凹溝から抜け出すときや凹溝から外れていた凸部が凹溝に嵌まるときに、良好なクリックを付与することができる。
本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチを示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は内部拡大図である。 ベースと接点パターンを示す図で、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。 接点パターンを示す図で、(a)はカット前の平面図、(b)は右側面図である。 ダイヤフラムを示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 プレートを示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。 接点ブラシを示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は変形例の平面図、(d)は変形例の右側面図である。 ベース、接点パターン、ダイヤフラム、プレート及び接点ブラシを組み付けた状態を示す図で、(a)は平面図、(b)はB−B拡大断面図である。 トップケースを示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。 スライダーを示す図で、(a)は底面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は平面図、(e)は右側面図である。 ガイドを示す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 ノブを示す図で、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)は右側面図である。 トップケース、スライダー、ガイド及びノブを組み付けた状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。 本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチの動作説明図で、(a)は無負荷時の状態を示す断面図、(b)はスライド時の状態を示す断面図、(c)はセンタープッシュ時の状態を示す断面図である。 本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチの回路を示す説明図で、(a)は出力パターン図、(b)は回路構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明のセンタープッシュ付きスライドスイッチSWは、例えばデジタル一眼レフカメラに搭載されたオートフォーカスモードの方向キー兼決定ボタン等として好適なスイッチであって、目的方向へのスライド操作によって接点切替命令(1C,1AC,2C,2AC,…)を出力する機能と、センタープッシュ操作によって実行命令(Enter)を出力する機能を備えた多機能スイッチである。このスイッチSWは、以下に説明するベース10、接点パターン20、ダイヤフラム30、プレート40、接点ブラシ50、トップケース60、スライダー70、ガイド80、及びノブ90を備えて構成されている。
(ベース10)
図2に示すように、ベース10は、絶縁性を有する樹脂材料(本実施形態ではポリアミド樹脂)からなり、表面の一点を中心点P1とし、その中心点P1から設定半径の仮想円Cの円周上に円形のパターンスペース11を複数個形成し、各パターンスペース11に固定接点を露出形成したものである。また、ベース10上には、中心点P1を対称点としてX軸方向に2本の平行な下ガイド溝12,12が形成され、左右両側にプレートを収容する凹部13,13が設けられている。さらに、ベース表面の前後左右4箇所にはピン型のストッパー14,14,…が設けられている。
(接点パターン20)
図3に示すように、固定接点は、導電性を有する金属板(本実施形態ではりん青銅板)を打ち抜き加工した接点パターン20をベース10にインサート成形したもので、インサート成形後、図3に示す点線部分をカット加工して金属板から切り離される。これにより、本実施形態ではベース10上の中央位置に内外二重の円環形の中央接点21,22が配置され、その周囲に円環形の周辺接点23,24と半円形の周辺接点25,26,27,28が配置され、それぞれの端子(P,C,A,1,2,3,4)がベース10の外部に突出している。なお、周辺接点23〜28の中央にはそれぞれ絶縁部15が設けられており、周辺接点23の絶縁部15は周辺接点24の絶縁部15よりも一回り広い面積に設定されている(図2(a)参照)。
(ダイヤフラム30)
接点パターン20を固定したベース10上には、図4に示すダイヤフラム30が設置される。ダイヤフラム30は、接点パターン20と同様な導電性を有する金属板により構成され、弾性変形する中央の可動接点部31と、可動接点部31を支える周縁の固定接点部32とからなる円形ドーム状に成形されている。このダイヤフラム30をベース10の中央位置に設置することにより、図7に示すように固定接点部32が外側中央接点22に接触して端子(P)に接続されるとともに、可動接点部31が内側中央接点21に対向配置され、可動時に内側中央接点21に接触して端子(C)に接続される。
(プレート40)
ダイヤフラム30の上には、図5に示すプレート40が設置される。プレート40は、適度な弾力と機械的強度に優れた鋼板(本実施形態ではステンレス鋼板)からなり、裏面の中央に突起41を有する方形平板状の本体部42と、本体部42の左右両側に弓形に湾曲した一対の脚部43,43を備えて構成されている。このプレート40をダイヤフラム30の上に設置することにより、図7に示すように一対の脚部43,43がベース10の凹部13,13に収容されてプレート40が位置決め固定され、本体部裏面の突起41がダイヤフラム30の中心の可動接点部31に当接する。
(接点ブラシ50)
プレート40の上には、図6に示す接点ブラシ50が設置される。接点ブラシ50は、導電性を有する金属板(本実施形態ではりん青銅板)からなり、取付孔を有する方形状の金属板の周囲に、可動接点として機能する4本の接点付き板ばね片51,52,53,54と、クリック機構として機能する1本の凸部付き板ばね片55とが放射状に一体成形されている。接点付き板ばね片51,52,53,54の先端はそれぞれ半球状の接点部51a,52a,53a,54aになっており、凸部付き板ばね片55の先端も同様に半球状の凸部55aになっている。そして、この接点ブラシ50をプレート40の上に設置することにより、図7に示すように接点付き板ばね片51〜54の接点部51a〜54aはベース上の絶縁部15に接触し、凸部付き板ばね片55の凸部55aはベース上に形成された円形の凹溝16に嵌合する。なお、図6(a)(b)の例では、接点ブラシ50に凸部付き板ばね片55を1本だけ一体成形したが、図6(c)(d)に示すように左右対称位置に予備用の凸部付き板ばね片56をもう1本追加して一体成形しても良い。
以上が本実施形態のセンタープッシュ付きスライドスイッチSWにおける接点の構造であるが、次にこのスイッチにおける操作部の構造を説明する。
(トップケース60)
図8はベース10を覆うトップケース60を示したものである。トップケース60は、適度な弾力と機械的強度に優れた鋼板(本実施形態ではステンレス鋼板)からなり、中央に略円形の貫通孔61が形成された蓋状の天板部62と、天板部62の前後左右の側面に形成された取付孔63を有する取付片64とを備えて構成されている。また、天板部62の裏面には、スライダー70の想定設置位置(図8(c)に示す点線部分)の周囲を取り囲むように、天板部62の側面を折り曲げてなる4本の板ばね片65,65,…が等間隔で一体成形されている。
(スライダー70)
トップケース60の裏面には、図9に示すスライダー70が取り付けられる。スライダー70は、絶縁性を有する樹脂材料(本実施形態ではポリアミド樹脂)からなり、円形、多角形等(本実施形態では八角形)の板状のスライダー本体71を備え、その中央にノブ90を装着するための鍵孔状の係止孔72が設けられている。また、スライダー本体71の底面には、中心点P2を対称点としてY軸方向(下ガイド溝12と直交する方向)に2本の平行な上ガイド溝73,73が形成されている。このスライダー70をトップケース60の裏面に取り付けることにより、図12に示すようにスライダー本体71の側面が4本の板ばね片65,65,…の弾力で中心に向かって付勢される。
(ガイド80)
スライダー70の底面には、図10に示すガイド80が嵌め込まれる。ガイド80は、スライダー70と同じく絶縁性を有する樹脂材料(本実施形態ではポリアミド樹脂)からなり、ベース10の下ガイド溝12,12に摺動自在に嵌合する2本の平行な下バー81,81と、スライダー70の上ガイド溝73,73に摺動自在に嵌合する2本の平行な上バー82,82とを組み合わせて、図示したような方形または井形に一体成形したものである。このガイド80をスライダー底面の上ガイド溝73,73に嵌め込むことにより、図12に示すようにスライダー70は板ばね片65の弾力に抗して、ガイド80の下バー81に沿ったX軸方向、ガイド80の上バー82に沿ったY軸方向、及び両方向を合成した斜め方向のそれぞれの目的方向にスライド可能に支持される。
(ノブ90)
スライダー70の中央には、図11に示すノブ90が装着される。ノブ90は、スライダー70と同じく絶縁性を有する樹脂材料(本実施形態ではポリアミド樹脂)からなり、円柱状の操作部91を備え、操作部91の底面にはプレート40を押圧する方形平板状の押圧部92が水平に一体成形されている。また、操作部91の側面には鍵形の係止部93が突設されており、この係止部93をスライダー70の係止孔72に嵌合することにより、図12に示すようにノブ90とスライダー70が一体化され、ノブ90の操作部91がトップケース60の貫通孔61から外部に突出した状態で装着される。そして、このスライダー70、ガイド80及びノブ90を組み付けたトップケース60を図7のベース10の上に被せ、取付孔63にベース10の爪17を係止することにより、図1に示すようにベース10とトップケース60が一体化され、内部に接点と操作部を備えたセンタープッシュ付きスライドスイッチSWが完成する。
以上が本実施形態のセンタープッシュ付きスライドスイッチSWの構造であるが、以下このスイッチの動作について、図1、図13及び図14を参照しながら説明する。なお、図13の例では、ノブ90に装着したカバー100をベース10の上に被せてあるが、これによりスイッチ内部の気密性を確保することができる。
まず、スライドスイッチ機構を説明する。図13(a)に示す無負荷時の状態では、図1に示すようにスライダー70が板ばね片65の弾力で中央位置に付勢支持されており、ベース10の中心点P1とスライダー70の中心点P2とが一致している。このとき、ダイヤフラム30の固定接点部32はベース上の外側中央接点22に接触して端子(P)に接続されているが、その他の接点(可動接点部31と内側中央接点21、接点部51aと周辺接点23、接点部52aと周辺接点24、接点部53aと周辺接点25,26、接点部54aと周辺接点27,28)はいずれも接触しておらず、スイッチの状態は図14に示すOFF領域である。
ここで、ノブ90をX軸(−)方向(図13(b)に示す左方向)にスライド操作すると、ノブ90に連動して、図1のスライダー70が板ばね片65に対抗しながらガイド80の下バー81に沿って移動する。このとき、スライダー70に装着された接点ブラシ50も移動するため、絶縁部15に接触していた接点付き板ばね片52,53,54の接点部52a,53a,54aがそれぞれ周辺接点24,25,27に接触する。なお、接点付き板ばね片51の接点部51aは、周辺接点23の絶縁部15に接触したままである。したがって、端子(C)、端子(1)及び端子(3)が導通するため、図14に示す「13C」のパターン信号が出力される。また、本実施形態では、スライダー70が移動すると接点ブラシ50に一体化された凸部付き板ばね片55も移動するため、凹溝16に嵌まっていた凸部55aが凹溝16から抜け出し、凹溝16の段差を乗り越える際に適度なクリック感が得られるようになっている。
続いて、ノブ90をX軸(−)方向に更にスライド操作すると、それまで絶縁部15に接触していた接点付き板ばね片51の接点部51aが周辺接点23に接触する。したがって、端子(C)、端子(1)及び端子(3)に加えて端子(A)も導通するため、図14に示す「13AC」のパターン信号が出力される。
そして、ノブ90を操作していた力を解除すると、スライダー70が4本の板ばね片65,65,…の弾力によってベース10の中央に押し戻され、スライダー70に連動してノブ90も元の中立位置に復帰する。これにより、接点付き板ばね片51,52,53,54の接点部51a,52a,53a,54aは、それぞれ周辺接点23,24,25,27との接続が絶たれ、すべて絶縁部15に接触するため、スイッチの状態は図14に示すOFF領域に戻る。なお、本実施形態では、板ばね片65,65,…が復元する際にベース10上のストッパー14,14,…に衝突して必要以上の戻りが規制されるため、スライダー70を正確な中央位置に復帰させることができる。また、スライダー70が復帰する際に凸部付き板ばね片55も元の位置に戻るため、凸部55aが凹溝16に嵌まり、凹溝16の段差から落ちる際に適度なクリック感が得られるようになっている。
これに対し、ノブ90をX軸(+)方向にスライド操作すると、前記と同様の作用により、接点付き板ばね片52,53,54の接点部52a,53a,54aがそれぞれ周辺接点24,26,28に接触する。これにより、端子(C)、端子(2)及び端子(4)が導通するため、図14に示す「24C」のパターン信号が出力される。また、ノブ90をX軸(+)方向に更にスライド操作すると、接点付き板ばね片51の接点部51aが周辺接点23に接触し、端子(A)も導通するため、図14に示す「24AC」のパターン信号が出力される。さらに、ノブ90は中心点からX軸方向だけでなくY軸(+)(−)方向や任意角度の斜め方向にスライドさせることも可能であり、中心点から360°任意の方向に自由自在に操作することができる。したがって、図14に示すように、目的方向に応じて複数種類(本実施形態では8方向×2列=16種類)のパターン信号を出力することができる。
次に、センタープッシュスイッチ機構を説明する。図13(a)に示す無負荷時の状態では、プレート40がダイヤフラム30に支えられており、ノブ90が中立位置に支持されている。このとき、ダイヤフラム30の固定接点部32はベース上の外側中央接点22に接触して端子(P)に接続されているが、可動接点部31は内側中央接点21から離れており、接点(C)には接続されていない。したがって、図14(b)のように端子(P)と端子(C)が導通していないため、実行命令(Enter)信号は出力されない。
ここで、図13(c)に示すようにノブ90を押下(センタープッシュ)すると、ノブ底面の押圧部92がプレート40を押し下げ、プレート裏面の突起41がダイヤフラム30を押圧する。これにより、ダイヤフラム30が凹み変形し、中心の可動接点部31がベース上の内側中央接点21に接触して端子(C)が接続される。したがって、端子(P)と端子(C)が導通するため、実行命令(Enter)信号が出力される。そして、ノブ90を押下していた力を解除すると、ダイヤフラム30の復元によってプレート40が押し戻され、ノブ90が上昇して元の位置に復帰する。これにより、可動接点部31が内側中央接点21から離れ、端子(P)と端子(C)の接続が遮断される。
なお、本実施形態では、ノブ底面の水平な押圧部92が平板状のプレート40に面接触しており、ノブ90がプレート40の上を滑るようにして移動するので良好な操作感が得られる。また、ノブ90を押下したときにはプレート40全体を均一な力で垂直に押し下げるようになっており、プレート裏面の突起41がダイヤフラム30の中心を正確に押圧するので、適度なクリック感が得られるとともに、接点同士の接触不良が起こらず、確実なスイッチ動作が保証される。
以上説明した実施形態では、スライドスイッチ機構として16種類のパターン信号を出力するようにしたが、接点の構造はこれに限られない。例えば、ベース10の固定接点の形状や面積、接点付き板ばね片51,52,…の形状や本数などを適宜設計変更することにより、出力パターン数を増減したり、その形態を自由に変更することが可能になり、多様な用途に利用できる汎用性に優れたスイッチを提供することができる。
SW:センタープッシュ付きスライドスイッチ
10:ベース
11:パターンスペース
12:ガイド溝
13:凹部
14:ストッパー
15:絶縁部
16:凹溝
17:爪
20:接点パターン
21:内側中央接点(C)
22:外側中央接点(P)
23:周辺接点(A)
24:周辺接点(C)
25:周辺接点(1)
26:周辺接点(2)
27:周辺接点(3)
28:周辺接点(4)
30:ダイヤフラム
31:可動接点部
32:固定接点部
40:プレート
41:突起
42:本体部
43:脚部
50:接点ブラシ
51:接点付き板ばね片
52:接点付き板ばね片
53:接点付き板ばね片
54:接点付き板ばね片
55:凸部付き板ばね片
56:凸部付き板ばね片
60:トップケース
61:貫通孔
62:天板部
63:取付孔
64:取付片
65:板ばね片
70:スライダー
71:スライダー本体
72:係止孔
73:上ガイド溝
80:ガイド
81:下バー
82:上バー
90:ノブ
91:操作部
92:押圧部
93:係止部
100:カバー

Claims (3)

  1. ベースと、
    前記ベース上の中央位置に配置された中央接点と、
    前記中央接点周辺の目的位置に配置された複数の周辺接点と、
    前記ベースを覆うトップケースと、
    前記トップケースから突出したノブと、
    前記トップケースの裏面に設けられた板ばね片により支持され、前記ノブの操作により目的方向に移動可能なスライダーと、
    前記ベース上に設けられた平行な下ガイド溝、及びこれと直交するように前記スライダーの底面に設けられた平行な上ガイド溝の両方に嵌合するガイドと、
    前記スライダーとともに移動し、移動方向にある前記周辺接点に接触する接点付き板ばね片が設けられた接点ブラシと、
    前記ベース上に設置され、前記中央接点に対向配置されたダイヤフラムと、
    前記ノブと前記ダイヤフラムの間に介在し、前記ノブの押下時に前記ダイヤフラムの中心を押圧する突起により前記ダイヤフラムを前記中央接点に接触させるプレートと、
    を備えたことを特徴とするセンタープッシュ付きスライドスイッチ。
  2. 前記ベース上にストッパーが設けられ、前記スライダーを前記ベース上の中央位置に付勢するように前記トップケースの板ばね片の戻りが当該ストッパーにより規制されることを特徴とする請求項1に記載のセンタープッシュ付きスライドスイッチ。
  3. 前記ベース上に凹溝が設けられ、前記スライダーが移動すると前記接点ブラシに一体化された凸部付き板ばね片が当該凹溝に嵌まるかまたは抜け出す際にクリック感が付与されることを特徴とする請求項1または2に記載のセンタープッシュ付きスライドスイッチ。
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