JP6449067B2 - 多方向入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多方向入力装置に関し、特に、テレビジョン操作用のリモコンやゲーム機用コントローラ等における方位入力操作に好適な多方向入力装置に関する。
操作体のスライド操作による多方向入力装置として、例えば、特許文献1に開示された座標入力装置900が知られている。座標入力装置900の構造を図13に示す。
操作軸905に水平方向、垂直方向の荷重を加える前の初期状態においては、操作軸905は、弾性部材907の弾性力によって中央部に位置して中立状態にある。そして、中立状態の操作軸905に、例えば右側から左方向へ矢印Xの水平荷重を加えると、操作軸905が図示左方向にスライド移動して、図示左側の弾性部材907が弾性変形されて圧縮する。
また、操作軸905を垂直方向に押圧すると、操作軸905の接点押圧部905dが、板バネである金属接点909を押圧する。そして、金属接点909が弾性変形することにより、中央固定接点904aに金属接点909が当接し、中央固定接点904aと周辺固定接点904bとが金属接点909を介して導通し、スイッチ回路の接点の切り換えが行なわれる。
特開2003−084916号公報
しかしながら、操作軸905が中立状態からスライド移動された位置で押下操作されると、金属接点909は中央部から離れた端部が押圧されるため塑性変形する恐れがある。この塑性変形を回避するために操作軸905のスライド移動可能な範囲を狭く設定すれば、金属接点909の塑性変形を回避することは可能であるが、操作体である操作軸905のスライド移動量が少なくなってしまい、方向入力装置900の使い勝手が悪くなってしまうという問題があった。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、操作体のスライド移動量を確保しつつ、板バネからなる可動接点の塑性変形を防止できる多方向入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、開口部が形成されたハウジングと、前記開口部から露出する操作部を有し前記操作部を押下操作可能であると共に押下方向と直交する方向へスライド操作可能な操作体と、前記操作体を前記ハウジング内で上下動可能に保持して前記操作体と共に水平方向に移動可能な移動体と、前記移動体を初期位置に復帰させる弾性部材と、前記操作体のスライド操作を検出する検出手段と、板バネからなる可動接点を有前記操作体の押下操作に伴って前記可動接点が動作させられるプッシュスイッチと、を備えた多方向入力装置であって、
前記プッシュスイッチと前記操作体との間に、前記プッシュスイッチ側に突出する凸部を有する駆動板が設けられ、前記ハウジング内には、前記操作体の先端部を挿通可能であって前記駆動板を下方側へ移動可能に保持する保持部が設けられており、
前記初期位置にある前記操作体押下操作されると、前記駆動板を介して前記可動接点が動作させられ、前記初期位置から水平方向で移動した後の前記操作体が押下操作されると、前記駆動板が傾いて前記可動接点が動作させられる、という特徴を有する。
このように構成された多方向入力装置は、板バネからなる可動接点が駆動板を介して駆動されるので、操作体によって板バネの端部が押圧されてしまうことを防止することができる。そのため、操作体のスライド移動量を確保することができると共に、可動接点の塑性変形を防止することができる。
また、上記の構成において、前記保持部は、前記駆動板を収容可能な貫通孔を有すると共に、前記貫通孔を形成する内周面の上部には、当該貫通孔の内側に向かって突出する張り出し部が設けられ、前記駆動板は、前記張り出し部より下方側の前記貫通孔に収容されており、前記操作体が一方側にスライド操作された状態における前記操作体の押下操作時に、前記一方側とは反対側の他方側に位置する部分にある前記張り出し部の下面を支点として前記駆動板が傾いて前記可動接点を駆動する、という特徴を有する。
このように構成された多方向入力装置は、操作体がスライド操作された状態で押下された際には、駆動板が張り出し部の下面を支点として可動接点を駆動するので、操作体がスライド操作された状態においても、確実にプッシュスイッチを駆動することができる。
また、上記の構成において、前記移動体は、板状をなすと共に平坦な上面を有する基部と、前記基部から上方に突出し外形が平面視円形状の駆動部と、前記駆動部の中央に形成され前記操作体を挿通させる挿通孔を備え、前記ハウジングの上面板の移動体側の面には、前記駆動部に対向した平面視円形状の突堤部が形成されており、前記弾性部材は、平面視環状のコイルバネからなり、前記基部上に載置されると共に、前記駆動部及び前記突堤部の周囲に配設され、前記検出手段は、前記移動体の下方側に配設されていると共に、前記弾性部材と前記検出手段とが平面視でオーバーラップしている、という特徴を有する。
このように構成された多方向入力装置は、移動体を基部と駆動部の二段構成とし、環状の弾性部材を駆動部の外周に配置すると共に、弾性部材と検出手段とをオーバーラップさせているので、平面視における外形形状の大型化を抑制することができる。
また、上記の構成において、前記ハウジングは、前記開口部が形成された上ケースと、前記上ケースと対向配置されると共に前記移動体を載置する下ケースとを有し、前記下ケースには、前記保持部が中央に設けられていると共に、前記保持部の外側に、一対の長孔が形成されており、前記下ケースの下面には、基板が配設されていて、前記検出手段は、前記基板上に設けられていると共に、前記長孔にそれぞれ露出している一対の抵抗体パターンと、前記抵抗体パターンと摺接する一対の摺動子と、前記摺動子が固定されていると共に前記長孔内を移動可能な一対の摺動子受けと、により構成されており、前記移動体には、前記摺動子受けとそれぞれ係合する一対の長溝が互いに直交するように設けられている、という特徴を有する。
このように構成された多方向入力装置は、摺動子受けの案内を保持部が形成された下ケース内で行うことができるので、厚さ方向の寸法を抑えることができる。また、摺動子受けと係合する移動体の部分が貫通した孔ではなく、移動体の上側がふさがった長溝であるため、弾性部材と摺動子受けとの干渉を避けることができる。
また、上記の構成において、前記抵抗体パターンと前記プッシュスイッチを構成する固定接点とが、共に前記基板上に形成されている、という特徴を有する。
このように構成された多方向入力装置は、個別のプッシュスイッチを別途必要とせず、部品点数を抑えることができると共に、薄型化が可能となる。
本発明の多方向入力装置は、板バネからなる可動接点が駆動板を介して駆動されるので、操作体によって板バネの端部が押圧されてしまうことを防止することができる。そのため、操作体のスライド移動量を確保することができると共に、可動接点の塑性変形を防止することができる。
多方向入力装置の外観を示す斜視図である。 多方向入力装置の平面図と正面図である。 多方向入力装置を構成する各部材を示す分解斜視図である。 多方向入力装置の主要部を示す断面斜視図である。 多方向入力装置の主要部を示す断面斜視図である。 基板に形成された抵抗体パターン及び固定接点を示す平面図である。 プッシュスイッチ及び検出手段の回路図である。 プッシュスイッチの動作を示す、多方向入力装置の断面図である。 プッシュスイッチの動作を示す、多方向入力装置の平面図である。 検出手段の構成を示す模式図、及び摺動子を有した摺動子受けの底面図である。 検出手段の動作を示す多方向入力装置の模式図である。 検出手段の操作位置と出力電圧との関係を示す模式図及び表である。 従来例に係る多方向入力装置を示す断面図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る多方向入力装置100は、例えば、テレビジョン操作用のリモコンやゲーム機用コントローラ等における方位入力操作に用いられるものである。本実施の形態に係る多方向入力装置100の用途については、これらに限定されるものではなく適宜変更が可能である。尚、本明細書では、特に断りの無い限り、各図面の+X側を右側、−X側を左側、+Y側を後側、−Y側を前側、+Z側を上側、−Z側を下側として説明する。
図1乃至図3を参照して、多方向入力装置100の全体構成について簡単に説明する。図1は、多方向入力装置100の外観を示した斜視図であり、図2は、図2(a)が多方向入力装置100の平面図であり、図2(b)が多方向入力装置100の正面図である。図3は、多方向入力装置100を構成する各部材を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、多方向入力装置100は、開口部31aが形成されたハウジング30と、開口部31aから操作部3aが露出し、操作部3aを押下操作可能であると共に押下方向と略直交する方向へスライド操作可能な操作体3と、操作体3をハウジング30内で上下動可能に保持して操作体3と共に水平方向に移動可能な移動体5とを備えている。
ハウジング30は、開口部31aが形成され、略正方形形状をした上ケース31と、上ケース31と対向配置されると共に移動体5を載置する下ケース33と金属枠37とで形成されている。下ケース33の下面には、基板9が配設されている。基板9には伝送用導電パターン9aが形成されており、ハウジング30から延伸して外部の機器(図示せず)と接続される。基板9の下面には、ステンレス等の金属で形成された金属枠37が配設されており、金属枠37は、複数の爪部37aによって上ケース31と下ケース33とに取り付けられている。
多方向入力装置100は、図3に示すように、前述した上ケース31、下ケース33、及び金属枠37からなるハウジング30、操作体3、移動体5、及び基板9と、弾性部材7と、操作体回転止め部材4と、駆動板15と、摺動子21と、摺動子受け23と、絶縁テープ17と、可動接点11とで構成される。
移動体5は、操作体3の両側が切り落とされて平面視小判形状となっている操作部3aが移動体5の中央に設けられた挿通孔5cに挿入されることにより、操作体3と共に水平方向に移動可能となる。また、下ケース33に保持された操作体回転止め部材4によって操作体3の回転が防止される。弾性部材7が移動体5上に載置されると共に、操作体3と移動体5とは、ハウジング30内で下ケース33上に配設される。
可動接点11と絶縁テープ17と基板9とで、操作体3の押下操作に伴って駆動するプッシュスイッチ10が構成される。また、摺動子21と摺動子受け23と基板9とで、操作体3のスライド操作を検出する検出手段20が構成される。プッシュスイッチ10及び検出手段20は、ハウジング30内の下ケース33と金属枠37との間に配設される。プッシュスイッチ10の上側と操作体3との間には駆動板15が配設される。
次に、多方向入力装置100の主要部の構造について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、多方向入力装置100の、図2のA−A線から見た、上ケース31を含む主要部を示す断面斜視図であり、図5は、図2のA−A線から見た、上ケース31、基板9、及び金属枠37を外した場合の主要部を示す断面斜視図である。
図4に示すように、基板9の中央には固定接点13が設けられており、その上に載置された可動接点11、及び可動接点11の上に被せられた絶縁テープ17を含んでプッシュスイッチ10が構成されている。プッシュスイッチ10と操作体3との間には、駆動板15が設けられる。駆動板15は、ほとんど弾性を有さない金属で形成されており、その中央には可動接点11側に突出する凸部15aを有している。駆動板15の凸部15aは、固定接点13上に置かれた可動接点11の中央部に配置される。可動接点11は、弾性を有する金属板によってドーム状に形成された板バネ11aからなり、本実施形態においては、板バネ11aは中央部が部分的に反転可能な反転バネで構成される。可動接点11の上には絶縁テープ17を介して駆動板15が載置される。また、操作体3には駆動板15の方向に突出した先端部3bが設けられており、先端部3bは駆動板15の上に載置される。
ハウジング30の一部を形成している下ケース33の中央には、保持部35が設けられている。保持部35は、操作体3の先端部3bを挿通可能であって、絶縁テープ17を介して可動接点11上に載置された駆動板15を下方側へ移動可能に保持するように形成されている。
下ケース33に設けられた保持部35は、図5に示すように、駆動板15を収容可能な貫通孔35aを有すると共に、貫通孔35aを形成する内周面35bの上部には、当該貫通孔35aの内側に向かって突出する張り出し部35cが設けられている。そして、駆動板15は、この張り出し部35cの下方における貫通孔35a内に収容される。
図4に示すように、上ケース31の上面板31bの下方面、即ち移動体5側の面には、駆動部5bに対向した平面視円形状の突堤部31cが形成されている。また、移動体5は、図5に示すように、板状をなすと共に平坦な上面を有する基部5aと、この基部5aから上方に突出し外形が平面視円形状の駆動部5bと、駆動部5bの中央に形成され操作体3を挿通させる挿通孔5cとを備えている。
弾性部材7は、図5に示すように、平面視環状のコイルバネ7aからなり、移動体5の基部5a上に載置され、平面視円形状の駆動部5bの周囲に配設される。また、それと共に、図4に示すように、駆動部5b及び上ケース31に設けられた突堤部31cの周囲に配設される。弾性部材7は、その弾性によってスライド移動した移動体5を初期位置に復帰させる機能を有する。
図4に示すように、摺動子21を固定した摺動子受け23、及び基板9上に形成された抵抗体パターン25を含む検出手段20は、移動体5の下方側に配設されている。また、弾性部材7は、前述したように上ケース31に設けられた突堤部31cの周囲に配設されている。従って、弾性部材7と検出手段20とは平面視でオーバーラップするように配置される。
次に、プッシュスイッチ10と検出手段20それぞれの回路構成について図6及び図7を用いて詳細に説明する。図6は、基板9上に形成された、検出手段20の回路用のパターン及びプッシュスイッチ10の固定接点13を示す平面図である。
基板9は、フィルム状の絶縁体(ベースフィルム)を基材としたフレキシブル基板である。図6に示すように、基板9には、外部機器に接続するための伝送用導電パターン9aと、固定接点13と、抵抗体パターン25と、出力用導電パターン27と、が形成されている。尚、抵抗体パターン25には、出力用導電パターン27との差を明確にするため、ハッチングを施している。
伝送用導電パターン9aの外部機器に接続するための各端部は、プッシュスイッチ10の一方の端子“SW Low”及び他方の端子“SW High”と、検出手段20の出力端子である“Xout”及び“Yout”と、検出手段20用の電源端子“Vdt”及びグランド端子“Gnd”と、になっている。電源端子“Vdt”には、電源電圧Vdd(V)が外部機器から供給される。
プッシュスイッチ10は、前述した可動接点11と基板9上に形成された固定接点13とによって構成される。図6に示すように、固定接点13は、基板9のほぼ中央に配置された円形の第1固定接点13aと、第1固定接点13aを取り囲むように形成され、一部が解放された円環状の第2固定接点13bとからなる。第1固定接点13aは、端子“SW Low”に接続され、第2固定接点13bは、端子“SW High”に接続されている。
固定接点13の上に載置されるドーム状の可動接点11は、その中央部を除いて、固定接点13の円環状の第2固定接点13b上に当接している。また、操作体3が押下操作される前は、可動接点11の中央部が基板9の上面よりスペースを空けて配設されているため、可動接点11の中央部は第1固定接点13aに接していない。プッシュスイッチ10は、操作体3の押下操作に伴って可動接点11が押圧駆動されることによりスイッチ動作する。即ち、操作体3の押下操作によって、可動接点11の中央部が反転するように弾性変形して第1固定接点13aに当接し、可動接点11が第1固定接点13aと第2固定接点13bとに同時に当接する。そのことによって、第1固定接点13aと第2固定接点13bとを導通させることができ、プッシュスイッチ10をオンすることができる。尚、伝送用導電パターン9aは、絶縁レジスト層で覆われているため、第1固定接点13aに接続された伝送用導電パターン9aに可動接点11が当接することはない。
図6に示すように、検出手段20は、基板9上に設けられた一対の抵抗体パターン25、この一対の抵抗体パターン25に対向して設けられた出力用導電パターン27、抵抗体パターン25と摺接する一対の摺動子21、及び摺動子21が固定される一対の摺動子受け23とを有して構成される。
抵抗体パターン25は、検出手段20の左右方向(X方向)の位置を決定するための第1抵抗体パターン25−1と検出手段20の前後方向(Y方向)の位置を決定するための第2抵抗体パターン25−2とからなっている。第1抵抗体パターン25−1は、基板9上の左前側の位置において、右前方向から左後方向へ延びる長方形形状に形成されている。また、第2抵抗体パターン25−2は、第1抵抗体パターン25−1と対向する、基板9上の右後側の位置において、右前方向から左後方向へ延びる長方形形状に形成されている。
第1抵抗体パターン25−1の右前側の一端と第2抵抗体パターン25−2の左後側の一端とは共に、検出手段20用の電源端子“Vdt”に接続されている。また、第1抵抗体パターン25−1の左後側の一端と第2抵抗体パターン25−2の右前側の一端とは共に、検出手段20用のグランド端子“Gnd”に接続されている。
出力用導電パターン27は、検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報を出力するための第1出力用導電パターン27−1と、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報を出力するための第2出力用導電パターン27−2とからなっている。第1出力用導電パターン27−1は、基板9上の左前側の位置において、第1抵抗体パターン25−1に対し平行に、且つ第1抵抗体パターン25−1と同一形状に形成されている。また、第2出力用導電パターン27−2は、基板9上の右後側の位置において、第2抵抗体パターン25−2に対し平行に、且つ第2抵抗体パターン25−2と同一形状に形成されている。
第1出力用導電パターン27−1の右前側の一端は、検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報を出力する出力端子“Xout”に接続されている。また、第2出力用導電パターン27−2の右前側の一端は、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報を出力する出力端子“Yout”に接続されている。抵抗体パターン25及び出力用導電パターン27それぞれの表面を摺動子受け23(第1摺動子受け23−1及び第2摺動子受け23−2)に取り付けられた摺動子21(第1摺動子21−1及び第2摺動子21−2)が摺動することで、検出手段20は動作する。
図7(a)は、プッシュスイッチ10の回路図であり、図7(b)は、検出手段20の回路図である。
図7(a)に示すように、プッシュスイッチ10の回路は、端子“SW Low”及び、端子“SW High”を入出力端子とする、1回路1接点の回路となっている。また、図7(b)に示すように、検出手段20の回路は、第1抵抗体パターン25−1と第2抵抗体パターン25−2とがそれぞれ電源端子“Vdt”とグランド端子“Gnd”との間に接続された回路となっている。第1抵抗体パターン25−1と第2抵抗体パターン25−2とは、それぞれ所定の抵抗値を有している。
そして、図6に示した第1抵抗体パターン25−1又は第2抵抗体パターン25−2上を摺動している第1摺動子21−1又は第2摺動子21−2の摺動位置に対応して電源端子“Vdt”の電源電圧Vddが分圧されて、出力電圧Vx又は出力電圧Vyが出力される。即ち、出力端子“Xout”から、検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報として出力電圧Vxが出力され、また、出力端子“Yout”、から、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報として出力電圧Vyが出力される。
次に、操作体3を操作した場合のプッシュスイッチ10の動作について、図6、図8、及び図9を用いて説明する。図8内の各図は、図2のA−A線から見た断面図である。図8(a)は、操作体3がまだ操作されておらず、初期位置にある時の状態を示し、図8(b)は、操作体3をスライド操作し、最も右側に移動させた状態を示している。また、図8(c)は、操作体3を最も右側に移動させた状態で操作体3を押下して、プッシュスイッチ10を導通させた状態を示している。尚、図8以降、絶縁テープ17は、簡略化のため省略している。図9(a)は、操作体3がまだ操作されておらず、初期位置にある時の状態を示す平面模式図であり、図9(b)は、操作体3をスライド操作し、最も右側に移動させた状態を示す平面模式図である。尚、弾性部材7にはハッチングを施している。また、操作体3を最も右側に移動させた状態で操作体3を押下して、プッシュスイッチ10を導通させた状態は、平面模式図では図9(b)と同一であるため、省略している。
図8(a)に示すように、操作体3が初期位置、即ちハウジング30の開口部31aの中央にある時、移動体5も移動せず、その中心も開口部31aの中央にある。その時、弾性部材7は、どの方向からも均等に圧力を受けているため、移動体5の駆動部5bの側面と上ケース31の突堤部31cとにそれぞれ当接したままである。尚、操作体3が押下されていないため、プッシュスイッチ10は導通していない。
その時、平面視円形の移動体5の中心は、図9(a)に示すように、下ケース33の中心点33bと同一の位置にある。また、弾性部材7は、下ケース33の中心点33bを中心とした円形の状態となっている。
図8(b)に示すように、操作体3を一方側にスライド操作された状態、例えば最も右側に移動させた時、移動体5も同時に最も右側に移動する。その時、移動体5の駆動部5bの側面に当接している弾性部材7の右側部分は、移動体5の移動に伴って右方向に移動するが、弾性部材7の左側部分は、上ケース31の突堤部31cに当接したままであるため、その位置は動かない。
その時、操作体3及び平面視円形の移動体5の中心は、図9(b)に示すように、下ケース33の中心点33bより右側に移動する。この時、弾性部材7即ちコイルバネ7aは、移動体5の駆動部5bの右側の側面に押圧されるため、右方向に伸びていく。その結果、弾性部材7は、左右方向に長軸を有する楕円形状となる。
次に、図8(c)に示すように、操作体3を一方側にスライド操作された状態、例えば最も右側に移動させた状態で、操作体3を押下操作すると、操作体3の先端部3bが駆動板15の右側部分を押圧する。その結果、可動接点11の上側に位置していた駆動板15の凸部15aを下方向に押圧することになる。この時、下ケース33に形成されている保持部35の、操作体3をスライド操作した一方側とは反対側の他方側に位置する部分にある張り出し部35cの下面に駆動板15の左側端部が当接し、この張り出し部35cの下面を支点として駆動板15が傾いて可動接点11を駆動する。即ち、操作体3の押下操作に伴って、駆動板15を介して可動接点11が押圧駆動される。その結果、第1固定接点13aと第2固定接点13bとからなる固定接点13に、可動接点11が当接し、第1固定接点13aと第2固定接点13bとが可動接点11を介して導通する。このようにして、プッシュスイッチ10が動作する。尚、操作体3へのスライド操作及び押下を解除すると、弾性部材7及び可動接点11の弾性力によって操作体3及び移動体5は初期位置に復帰する。また、操作体3をスライド操作しない状態で押下操作した場合には、駆動板15は、張り出し部35cを支点とすることなく、下方向に移動する。
次に、検出手段20の詳細な構成、及び操作体3をスライド操作した場合の検出手段20の動作について、図6、図7(b)、図10乃至図12を用いて説明する。
図10(a)は、操作体3がまだ操作されておらず、初期位置にある時の状態の検出手段20を上から見た状態を示し、図10(b)は、検出手段20内の摺動子21を有した摺動子受け23を下側から拡大して見た底面図である。尚、図10(a)には、下ケース33の上面に載置される移動体5を2点鎖線で示している。図11(a)は、図10(a)の状態に対して、操作体3をスライド操作し、最も右側(+X方向)に移動させた状態を示している。また、図11(b)は、操作体3をスライド操作し、最も右側(+X方向)、且つ最も後側(+Y方向)に移動させた状態を示し、図11(c)は、操作体3をスライド操作し、最も後側(+Y方向)に移動させた状態を示している。また、図12(a)は、操作体3をスライド操作し、操作体3が多方向入力装置100の中央部、及び中央部から周囲8か所に移動して、中央部から最も離れた時の各位置を等間隔で示す説明図である。そして、図12(b)は、多方向入力装置100の中央部、及び中央部から最も離れた各周囲8か所の位置における検出手段20の出力電圧Vx及び出力電圧Vyの電圧値をそれぞれ示す表である。
図10(a)に示すように、下ケース33には、前述した保持部35の外側に、一対の長孔33aが形成されている。一対の長孔33aの一方は、上方から見て、下ケース33の左前側の位置において、右前方向から左後方向へ延びる長方形形状に形成されている。また、一対の長孔33aの他方は、一方の長孔33aと対向する、下ケース33の右後側の位置において、右前方向から左後方向へ延びる長方形形状に形成されている。そして、下ケース33の下側に配設された基板9に形成されている一対の抵抗体パターン25及び一対の出力用導電パターン27が、下ケース33の一対の長孔33aそれぞれを介して表れている。
前述したように、移動体5は操作体3と共に下ケース33の上側に載置されている。移動体5の下面には、一対の長溝5dが設けられている。一対の長溝5dの一方は、上方から見て移動体5の左前側の位置において、前側(−Y側)から後側(+Y側)へ延びる長方形形状に形成されている。また、一対の長溝5dの他方は、上方から見て移動体5の右後側の位置において、右側(+X側)から左側(−X側)へ延びる長方形形状に形成されている。従って、一対の長溝5dは、互いに直交するように設けられている。その結果、一対の長溝5dそれぞれは、下ケース33に設けられた長孔33aそれぞれに対し、45°の角度をなして交差することになる。
一対の摺動子受け23,即ち第1摺動子受け23−1及び第2摺動子受け23−2それぞれには、上方向に伸びる突出部23aが設けられている。そして、下ケース33の一対の長孔33aそれぞれは、突出部23aを除く摺動子受け23全体がちょうど収まる幅と深さを有している。また、移動体5の一対の長溝5dそれぞれは、摺動子受け23の突出部23aがちょうど収まる幅と深さを有している。従って、摺動子受け23の突出部23aを移動体5の長溝5dに係合させて、左右方向又は前後方向に移動させることによって、下ケース33に設けられた長孔33aの中で摺動子受け23を移動させることができる。
図10(b)に示すように、摺動子受け23、即ち第1摺動子受け23−1及び第2摺動子受け23−2には、摺動子21、即ち第1摺動子21−1又は第2摺動子21−2が取り付けられている。摺動子21は、図6で示した抵抗体パターン25に摺動する部分と出力用導電パターン27に摺動する部分とで構成されていて、それぞれが一体となった金属で形成されているため、摺動時に抵抗体パターン25の摺動部分と出力用導電パターン27とが同一の電圧となる。その結果、出力電圧を出力用導電パターン27側から取り出すことができる。
尚、前述した突出部23aは、下方向にもわずかに伸びており、図10(b)に示すように、2本ある摺動子21の先端にある摺動部分同士を結ぶ線の線上にある。従って、突出部23aが移動体5の長溝5dの中央にある時、2本ある摺動子21の摺動部分は、長方形形状の抵抗体パターン25の中央部に位置する。そのため、例えば、突出部23aが移動体5の長溝5dの中央にある時、図6及び図7(b)に示した出力電圧Vx又は出力電圧Vyは、電源電圧Vddの1/2の電圧値となる。
図10(a)に示すように、操作体3が初期位置、即ち下ケース33の中心点33bにある時、移動体5も移動せず、その中心も中心点33bにある。その時、第1摺動子受け23−1及び第2摺動子受け23−2それぞれの突出部23aは、移動体5の長溝5dそれぞれの中央部に位置している。従って、図6及び図7(b)に示した検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報としての出力電圧VxはVdd/2となる。また、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報としての出力電圧VyもVdd/2となる。言い換えれば、出力電圧VxがVdd/2となると共に、出力電圧VyもVdd/2となると、移動体5の中心位置は初期位置にあることが分かる。
この時の操作体3の位置と出力電圧Vx及び出力電圧Vyの関係を、図12に示す。図12(a)に示す[0]の位置がこの時の操作体3の位置であり、図12(b)に示す“操作体3の位置に対する出力電圧“における、[0]の位置に対応する電圧値が、出力電圧Vx及び出力電圧Vyの値を示している。
次に、操作体3を初期位置から、図11(a)に示すように、下ケース33の中心点33bから右方向(+X方向)に最大に移動させた時、移動体5も右方向に最大に移動する。その時、第1摺動子受け23−1は、下ケース33の一方の長孔33aの最も右前側(+Xと−Yの中間の方向側)に移動するが、第2摺動子受け23−2は、他方の長孔33aの中央部に位置したままである。従って、図6及び図7(b)に示した検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報としての出力電圧VxはVddとなる。また、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報としての出力電圧VyはVdd/2のままである。言い換えれば、出力電圧VxがVddとなると共に、出力電圧VyがVdd/2となると、移動体5は、前後方向が中央位置のままであり、左右方向では右方向に最大に移動した位置にあることが分かる。
図12(a)に示す[1]の位置がこの時の操作体3の中心位置であり、図12(b)に示す[1]の位置に対応する電圧値が、出力電圧Vx及び出力電圧Vyの値を示している。
次に、操作体3をスライド操作し、図11(b)に示すように、下ケース33の中心点33bより右方向(+X方向)及び後方向(+Y方向)それぞれに最大に移動させた時、第1摺動子受け23−1は、一方の長孔33aの最も右前側と中央部との中間の位置に移動し、第2摺動子受け23−2は、他方の長孔33aの最も左後側(−Xと+Yの中間の方向側)と中央部との中間の位置に移動する。従って、図6及び図7(b)に示した検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報としての出力電圧VxはVdd*3/4となる。また、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報としての出力電圧VyもVdd*3/4となる。言い換えれば、出力電圧VxがVdd*3/4となると共に、出力電圧VyがVdd*3/4となると、移動体5は、下ケース33の中心点33bより右方向(+X方向)に最大に移動させ、且つ後方向(+Y方向)に最大に移動させた位置にあることが分かる。
図12(a)に示す[2]の位置がこの時の操作体3の位置であり、図12(b)に示す[2]の位置に対応する電圧値が、出力電圧Vx及び出力電圧Vyの値を示している。
更に、操作体3をスライド操作し、図11(c)に示すように、下ケース33の中心点33bより後方向(+Y方向)に最大に移動させた時、第1摺動子受け23−1は、一方の長孔33aの中央の位置に移動し、第2摺動子受け23−2は、他方の長孔33aの最も左後側の位置に移動する。従って、図6及び図7(b)に示した検出手段20の左右方向(X方向)の位置情報としての出力電圧VxはVdd*/2となる。また、検出手段20の前後方向(Y方向)の位置情報としての出力電圧VyはVddとなる。言い換えれば、出力電圧VxがVdd*/2となると共に、出力電圧VyがVddとなると、移動体5は、下ケース33の中心点33bより後方向(+Y方向)に最大に移動した位置にあることが分かる。
図12(a)に示す[3]の位置がこの時の操作体3の中心位置であり、図12(b)に示す[3]の位置に対応する電圧値が、出力電圧Vx及び出力電圧Vyの値を示している。
上記のように、図12(a)に示す操作体3の[0]乃至[3]の位置に対する出力電圧Vx及び出力電圧Vyの関係を説明したが、図12(a)に示す[4]乃至[8]の位置に対しても同様であり、それらの位置に対する出力電圧Vx及び出力電圧Vyは、図12(b)の通りである。また、操作体3の位置として、初期位置及び初期位置(中心位置)から最も離れた位置を示したが、操作体3の位置が、初期位置と初期位置から最も離れた位置との間の位置にある場合でも、出力電圧Vx及び出力電圧Vyの値が、その位置に対応した出力電圧値になることは勿論である。このように、出力電圧Vx及び出力電圧Vyの値によって操作位置を検出することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
多方向入力装置100は、板バネ11aからなる可動接点11が駆動板15を介して駆動されるので、操作体3によって板バネ11aの端部が押圧されてしまうことを防止することができる。そのため、操作体3のスライド移動量を確保することができると共に、可動接点11の塑性変形を防止することができる。
また、操作体3がスライド操作された状態で押下された際には、駆動板15が保持部35の張り出し部35cの下面を支点として可動接点11を駆動するので、操作体3がスライド操作された状態においても、確実にプッシュスイッチ10を駆動することができる。
また、移動体5を基部5aと駆動部5bの二段構成とし、環状の弾性部材7を駆動部5bの外周に配置すると共に、弾性部材7と検出手段20とをオーバーラップさせているので、平面視における外形形状の大型化を抑制することができる。
また、摺動子受け23の案内を保持部35が形成された下ケース33内で行うことができるので、厚さ方向の寸法を抑えることができる。また、移動体5の摺動子受け23と係合する部分が貫通した孔ではなく、移動体5の上側がふさがった長溝5dであるため、環状の弾性部材7と摺動子受け23との干渉を避けることができる。
また、プッシュスイッチ10を構成する固定接点13と抵抗体パターン25とが、共に基板9上に形成されているので、個別のプッシュスイッチ10を別途必要とせず、部品点数を抑えることができると共に、薄型化が可能となる。
以上説明したように、本発明の多方向入力装置は、板バネからなる可動接点が駆動板を介して駆動されるので、操作体によって板バネの端部が押圧されてしまうことを防止することができる。そのため、操作体のスライド移動量を確保することができると共に、可動接点の塑性変形を防止することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。
3 操作体
3a 操作部
3b 先端部
4 操作体回転止め部材
5 移動体
5a 基部
5b 駆動部
5c 挿通孔
5d 長溝
7 弾性部材
7a コイルバネ
9 基板
9a 伝送用導電パターン
10 プッシュスイッチ
11 可動接点
11a 板バネ
13 固定接点
13a 第1固定接点
13b 第2固定接点
15 駆動板
15a 凸部
17 絶縁テープ
20 検出手段
21 摺動子
21−1 第1摺動子
21−2 第2摺動子
23 摺動子受け
23a 突出部
23−1 第1摺動子受け
23−2 第2摺動子受け
25 抵抗体パターン
25−1 第1抵抗体パターン
25−2 第2抵抗体パターン
27 出力用導電パターン
27−1 第1出力用導電パターン
27−2 第2出力用導電パターン
30 ハウジング
31 上ケース
31a 開口部
31b 上面板
31c 突堤部
33 下ケース
33a 長孔
33b 中心点
35 保持部
35a 貫通孔
35b 内周面
35c 張り出し部
37 金属枠
37a 爪部
100 多方向入力装置

Claims (5)

  1. 開口部が形成されたハウジングと、前記開口部から露出する操作部を有し前記操作部を押下操作可能であると共に押下方向と直交する方向へスライド操作可能な操作体と、前記操作体を前記ハウジング内で上下動可能に保持して前記操作体と共に水平方向に移動可能な移動体と、前記移動体を初期位置に復帰させる弾性部材と、前記操作体のスライド操作を検出する検出手段と、板バネからなる可動接点を有前記操作体の押下操作に伴って前記可動接点が動作させられるプッシュスイッチと、を備えた多方向入力装置であって、
    前記プッシュスイッチと前記操作体との間に、前記プッシュスイッチ側に突出する凸部を有する駆動板が設けられ、前記ハウジング内には、前記操作体の先端部を挿通可能であって前記駆動板を下方側へ移動可能に保持する保持部が設けられており、
    前記初期位置にある前記操作体押下操作されると、前記駆動板を介して前記可動接点が動作させられ、前記初期位置から水平方向で移動した後の前記操作体が押下操作されると、前記駆動板が傾いて前記可動接点が動作させられる、ことを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記保持部は、前記駆動板を収容可能な貫通孔を有すると共に、前記貫通孔を形成する内周面の上部には、前記貫通孔の内側に向かって突出する張り出し部が設けられ、前記駆動板は、前記張り出し部より下方側の前記貫通孔に収容されており、
    前記初期位置から水平方向へ移動した後の前記操作体が押下操作されると、前記操作体の移動方向と反対側位置する部分にある前記張り出し部の下面を支点として前記駆動板が傾く、ことを特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  3. 開口部が形成されたハウジングと、前記開口部から露出する操作部を有し前記操作部を押下操作可能であると共に押下方向と直交する方向へスライド操作可能な操作体と、前記操作体を前記ハウジング内で上下動可能に保持して前記操作体と共に水平方向に移動可能な移動体と、前記移動体を初期位置に復帰させる弾性部材と、前記操作体のスライド操作を検出する検出手段と、板バネからなる可動接点を有し前記操作体の押下操作に伴って前記可動接点が動作させられるプッシュスイッチと、を備えた多方向入力装置であって、
    前記プッシュスイッチと前記操作体との間に、前記プッシュスイッチ側に突出する凸部を有する駆動板が設けられ、前記ハウジング内には、前記操作体の先端部を挿通可能であって前記駆動板を下方側へ移動可能に保持する保持部が設けられて、前記操作体が押下操作されると、前記駆動板を介して前記可動接点が動作させられ、
    前記移動体は、板状をなすと共に平坦な上面を有する基部と、前記基部から上方に突出し外形が平面視円形状の駆動部と、前記駆動部の中央に形成され前記操作体を挿通させる挿通孔を備え、前記ハウジングの上面板の移動体側の面には、前記駆動部に対向した平面視円形状の突堤部が形成されており、
    前記弾性部材は、平面視環状のコイルバネからなり、前記基部上に載置されると共に、前記駆動部及び前記突堤部の周囲に配設され、
    前記検出手段は、前記移動体の下方側に配設されていると共に、前記弾性部材と前記検出手段とが平面視でオーバーラップしている、ことを特徴とする多方向入力装置。
  4. 開口部が形成されたハウジングと、前記開口部から露出する操作部を有し前記操作部を押下操作可能であると共に押下方向と直交する方向へスライド操作可能な操作体と、前記操作体を前記ハウジング内で上下動可能に保持して前記操作体と共に水平方向に移動可能な移動体と、前記移動体を初期位置に復帰させる弾性部材と、前記操作体のスライド操作を検出する検出手段と、板バネからなる可動接点を有し前記操作体の押下操作に伴って前記可動接点が動作させられるプッシュスイッチと、を備えた多方向入力装置であって、
    前記プッシュスイッチと前記操作体との間に、前記プッシュスイッチ側に突出する凸部を有する駆動板が設けられ、前記ハウジング内には、前記操作体の先端部を挿通可能であって前記駆動板を下方側へ移動可能に保持する保持部が設けられて、前記操作体が押下操作されると、前記駆動板を介して前記可動接点が動作させられ、
    前記ハウジングは、前記開口部が形成された上ケースと、前記上ケースと対向配置されると共に前記移動体を載置する下ケースとを有し、前記下ケースには、前記保持部が中央に設けられていると共に、前記保持部の外側に、一対の長孔が形成されており、
    前記下ケースの下面には、基板が配設され、
    前記検出手段は、前記基板上に設けられて、前記長孔にそれぞれ露出している一対の抵抗体パターンと、前記抵抗体パターンと摺接する一対の摺動子と、前記摺動子が固定されていると共に前記長孔内を移動可能な一対の摺動子受けと、により構成されており、前記移動体には、前記摺動子受けとそれぞれ係合する一対の長溝が互いに直交するように設けられている、ことを特徴とする多方向入力装置。
  5. 前記抵抗体パターンと前記プッシュスイッチを構成する固定接点とが、共に前記基板上に形成されている、ことを特徴とする請求項4に記載の多方向入力装置。
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