JP2008305687A - 多方向操作スイッチ - Google Patents

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【課題】スライド部材を中立位置へ復帰させるための部品数を削減することができ、更に、設置スペースを小さくすることができる多方向操作スイッチを提供する。
【解決手段】第1、第2のスライドプレート6,7の交差部分に設けた各長穴6a,7aに遊嵌されたマグネット保持部10aに保持した移動マグネット9と、移動マグネット9の一端面側と対向するようにして近接位置に固定され、移動マグネット9の磁極に対して磁気吸引力が作用する磁極が向き合わされた固定マグネット5とを有し、移動マグネット9と固定マグネット5との間に作用する磁気吸引力により、第1、第2のスライドプレート6,7を中立位置に復帰させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、カーナビゲーション装置などの車両搭載電子機器の画面表示内容のスクロール操作等を行うための入力操作部に用いられる多方向操作スイッチに関する。
近年、例えば、車両に搭載されるカーナビゲーション装置の入力操作部として、画面表示内容(例えば、地図表示画面)のX、Y軸両方へのスクロール操作などを操作性よく行えるように、多方向操作スイッチを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1の多方向操作スイッチ(多方向スライドスイッチ)では、直交方向にそれぞれ移動する第1、第2のスライド部材(操作つまみ)が、X、Y軸方向とそれらの軸に対して斜め方向との8方向へスライド可能に設置され、第1、第2のスライド部材の所定方向へのスライドに応じて、可動接点の先端の接点が固定接点に接触することにより、多方向のスイッチ操作(スイッチオン)を行う。また、第1、第2のスライド部材のスライド移動を解除すると、復帰用バネの弾性力により第1、第2のスライド部材が中立位置(初期位置)へ復帰される。
特開2001−307599号公報
ところで、前記特許文献1の多方向操作スイッチ(多方向スライドスイッチ)では、第1、第2のスライド部材を中立位置(初期位置)へ復帰させるために複数の復帰用バネを設置しているので、部品数が多くなり、更に、設置スペースも大きくなってしまう。
そこで、本発明は、スライド部材を中立位置へ復帰させるための部品数を削減することができ、更に、設置スペースを小さくすることができる多方向操作スイッチを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る本発明の多方向操作スイッチは、多方向へスライド操作可能に設置された操作部材と、直交するように交差され、前記操作部材の多方向へのスライド操作に応じて、交差する各方向にそれぞれスライド可能に設置された第1、第2のスライド部材と、前記第1、第2のスライド部材の各スライド方向にそれぞれ設置され、前記第1、第2のスライド部材の各スライド方向への移動に対応してONされる複数のスイッチ手段と、前記第1、第2のスライド部材を前記操作部材の非スライド操作時に中立位置に復帰させる復帰手段とを備えた多方向操作スイッチであって、前記復帰手段は、前記第1、第2のスライド部材の交差部分に設けた各長穴に遊嵌されたマグネット保持部材に保持した第1のマグネットと、前記第1のマグネットの一端面側と対向するようにして近接位置に固定され、前記第1のマグネットの磁極に対して磁気吸引力が作用する磁極が向き合わされた第2のマグネットを有し、前記第1のマグネットと前記第2のマグネットとの間に作用する磁気吸引力により、前記第1、第2のスライド部材を中立位置に復帰させることを特徴としている。
また、請求項2に係る本発明の多方向操作スイッチは、前記スイッチ手段が、前記第1、第2のスライド部材の裏面の両側にそれぞれ形成されたリブにより、前記第1、第2のスライド部材のスライド移動にともなって、側面に設けた押圧部が押圧されてONされる押圧スイッチであることを特徴としている。
本発明に係る多方向操作スイッチによれば、第1、第2のマグネット間の磁気吸引力を利用して、第1、第2のスライド部材を中立位置(初期位置)へ復帰させるようにしたので、従来のように復帰用の複数のバネを設置する必要がなく、構成が簡素化される。よって、第1、第2のスライド部材を中立位置に復帰させるための部品数を削減することができ、更に、設置スペースも小さくすることができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る多方向操作スイッチの外観を示す斜視図、図2は、同多方向操作スイッチの平面図、図3は、図2のA−A線断面図、図4は、同多方向操作スイッチの分解斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る多方向操作スイッチ1は、第1の基板2上に、その中央に形成された孔2aの周囲に4個の押圧スイッチ3a,3b,3c,3d(図4参照)が90度の角度で等間隔で配置されている。各押圧スイッチ3a,3b,3c,3dは、突出した押圧部(不図示)が側面に設けられており、この押圧部が押圧されているときはON信号が出力されるように構成されている。
第1の基板2の上面には、略円筒形状のベース部材4がその中央裏面側に形成された突起部4aを孔2aに嵌入することによって固定されている。また、ベース部材4の内側上部には、4つの突起部4b,4c,4d,4e(図4参照)によって十字状のガイド溝部4fが形成されている。ガイド溝部4fの裏面側空洞部に、前記押圧スイッチ3a,3b,3c,3dが配置されている。
ベース部材4のガイド溝部4fには、その中央に形成された凹部4gに円柱状の固定マグネット5が嵌入されている。また、ベース部材4のガイド溝部4fには、前記押圧スイッチ3a,3b,3c,3dの位置近傍に対応してスリット状の開口部4h,4i,4j,4kがそれぞれ形成されている。
ガイド溝部4f上には、直交して交差させた状態の第1、第2のスライドプレート6,7がスライド可能に配置されている。第1、第2のスライドプレート6,7の中央には長穴6a,7aがそれぞれ形成されており、また、第1、第2のスライドプレート6,7の裏面の両側には、リブ6b,6cとリブ7b,7cがそれぞれ形成されている。第2のスライドプレート7のリブ7b,7cは、ガイド溝部4fの開口部4h,4jにそれぞれ摺動可能に挿通されている(図5(a)参照)。同様に、第1のスライドプレート6のリブ6b,6cも、ガイド溝部4fの開口部4k,4iにそれぞれ摺動可能に挿通されている(図5(a)参照)。
また、後述するダイヤル部材21が多方向へスライド操作されていないとき(第2のスライドプレート7が中立位置(初期位置)にあるとき)には、リブ7b,7cの各内側端部が押圧スイッチ3a,3cの押圧部とそれぞれ非接触状態であり、押圧スイッチ3a,3cがOFFされている。同様に、第1のスライドプレート6が中立位置(初期位置)にあるとき)には、リブ6b,6cの各内側端部が押圧スイッチ3b,3dの押圧部とそれぞれ非接触状態であり、押圧スイッチ3b,3dがOFFされている。
第1、第2のスライドプレート6,7の上面側には、中央に開口部8aを有するプレート部材8と、筒状のマグネット保持部10aを有するパッド部材10が配置されており、マグネット保持部10aのベース部材4側は、プレート部材8の開口部8aと第1、第2のスライドプレート6,7の長穴6a,7aに遊嵌されるようにして挿通されている。マグネット保持部10aの裏側(ベース部材4側)に形成された凹部10bには、円柱状の移動マグネット9が嵌入されている。なお、マグネット保持部10aの外径は、プレート部材8の開口部8aの内径よりも小さく、第1、第2のスライドプレート6,7の長穴6a,7aの短径側の内径と略同じである。
固定マグネット5と移動マグネット9は、近接して対向しており、固定マグネット5と移動マグネット9同士が磁力により互いに引き合うように異なる磁極(N極とS極)同士が対向している。これにより、第1、第2のスライドプレート5,6のどちらか一方または両方をスライド移動させた後にそのスライド移動を解除すると、固定マグネット5と移動マグネット9間の磁気吸引力によって、スライド移動している第1、第2のスライドプレート5,6のどちらか一方または両方を、図3に示す中立位置(初期位置)に復帰させることができる(詳細は後述する)。
パッド部材10の上面側には、中央に開口部11aを有するベースカバー11が所定の隙間を設けて配置され、ベース部材4の外周面に複数形成された係止片4lにベースカバー11の外周面に複数形成された係止孔11bをそれぞれ係止することによって固定されている。これにより、ベースカバー11とプレート部材8との間に形成される隙間に、パッド部材10が平面方向に摺動可能に配置される。
ベースカバー11の上面側には、中央に開口部12aを有する第1のケース部材12と、第2の基板13と、第2のケース部材14が配置されており、第1のケース部材12、第2の基板13、第2のケース部材14は、3個のビス15によってパッド部材10に固定されている。また、第2の基板13の裏面側(ベース部材4側)は、パッド部材10のマグネット保持部10aの前端面に接している。前記第1の基板2と第2の基板13は、両端にコネクタを有するケーブル16により電気的に接続されている。
第2の基板13上には、押圧スイッチ17、回転スイッチ18、および基板回路(不図示)等が配置されている。押圧スイッチ17には、回転スイッチ18の内周面に沿って図3の上下方向に移動可能に設置された円筒部材19の背面側が連結されている。円筒部材19の前面側(図3の上側)には、押しボタン部材20が固着されている。回転スイッチ18の外周面には、円筒状のダイヤル部材21の裏面側が外嵌されている。ダイヤル部材21の前面側は、押しボタン部材20の外周側に位置している。
本実施形態に係る多方向操作スイッチ1は、押しボタン部材20を押圧すると、円筒部材19の奥方向への移動により押圧スイッチ17がONされる。また、ダイヤル部材21を回転操作すると、ダイヤル部材21の回転量に応じたスイッチ信号が回転スイッチ18から出力される。
更に、本実施形態に係る多方向操作スイッチ1は、ダイヤル部材21が、図2に示すように、上下方向(矢印a方向、矢印b方向)、左右方向(矢印c方向、矢印d方向)、及びこれらの方向に対してその中間方向(矢印e方向、矢印f方向、矢印g方向、矢印h方向)の8方向へスライド操作可能である。
即ち、ダイヤル部材21が、回転スイッチ18、第2の基板13、第2のケース部材14、第1のケース部材12、パッド部材10等と一体的にスライド可能に構成されているので、ダイヤル部材21のスライド操作方向に応じて、第1、第2のスライドプレート6,7のいずれか一方または両方がガイド溝部4f上でスライド移動することにより、ダイヤル部材21が8方向へスライド操作される(詳細は後述する)。
ダイヤル部材21のスライド操作により、第2のスライドプレート7が、例えば図3の左方向(図2の矢印b方向)にスライド移動された場合には、リブ7bの内側端部が押圧スイッチ3aの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。また、第2のスライドプレート7が、例えば図3の右方向(図2の矢印a方向)にスライド移動された場合には、リブ7cの内側端部が押圧スイッチ3cの押圧部を押圧することによりON信号が出力される
同様に、第1のスライドプレート6が、例えば図2の矢印d方向にスライド移動された場合には、リブ6bの内側端部が押圧スイッチ3bの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。また、第1のスライドプレート6が、例えば図2の矢印c方向にスライド移動された場合には、リブ6cの内側端部が押圧スイッチ3dの押圧部を押圧することによりON信号が出力される
次に、前記のように構成された本実施形態に係る多方向操作スイッチ1によるスイッチ操作について説明する。
前記多方向操作スイッチ1を、例えば、車両に搭載されるカーナビゲーション装置の入力操作部に用いた場合、画面に表示された複数のメニューから任意のメニューを選択する場合には、図1に示すように、ダイヤル部材21を左右のいずれかの方向に回転操作して回転スイッチ18を回転させる。回転される回転スイッチ18から出力されるスイッチ信号に応じて画面上のカーソルを移動させて任意のメニューを選択した後に、押しボタン部材20を押圧操作することにより、円筒部材19が押し込まれて押圧スイッチ17がONされることによって、選択したメニューが確定される。なお、このスイッチ動作時は、図3に示すように、固定マグネット5と移動マグネット9が対向位置にあることにより、第1、第2のスライドプレート6,7が中立位置(初期位置)にある。
また、カーナビゲーション装置の地図表示画面をスクロール操作する場合には、図2に示すように、ダイヤル部材21を上下方向(矢印a方向、矢印b方向)、左右方向(矢印c方向、矢印d方向)、これらの方向に対してその中間方向(矢印e方向、矢印f方向、矢印g方向、矢印h方向)の8方向のいずれかの方向にスライド操作させる。
ダイヤル部材21をいずれかの方向へスライドさせることにより、ダイヤル部材21のスライド操作方向に応じて選択されて押圧される押圧スイッチ3a〜3dからのON信号に基づいて、ダイヤル部材21のスライド操作方向へ地図表示画面がスクロールされる。
以下、前記したダイヤル部材21を多方向(8方向)へスライド操作する場合のスイッチ操作について説明する。
ダイヤル部材21をスライド操作していないときは、固定マグネット5と移動マグネット9が対向位置にあり、固定マグネット5と移動マグネット9同士が磁気吸引力により互いに引き合っている。これにより、図5(a),(b)に示すように、直交して交差させた状態の第1、第2のスライドプレート6,7は、ガイド溝部4f上にて中立位置(初期位置)に静止している。この際、第1、第2のスライドプレート6,7のリブ6b,6c及びリブ7b,7cの各内側端部は、押圧スイッチ3d,3b及び押圧スイッチ3a,3cの各押圧部を押圧していないので、押圧スイッチ3d,3c及び押圧スイッチ3a,3cはOFF状態にある。
そして、ダイヤル部材21を、例えば下方向(図2の矢印b方向)へスライド操作した場合には、図6(a),(b)に示すように、マグネット保持部10aの外周面が第2のスライドプレート7の長穴7aを下方向へ押圧することによって、第2のスライドプレート7のみが下方へスライド移動する。第2のスライドプレート7の下方向へのスライド移動に伴ってリブ7bの内側端部が、押圧スイッチ3aの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。よって、ダイヤル部材21を、下方向(図2の矢印b方向)へスライド操作した場合には、押圧スイッチ3aからON信号が出力される。
また、ダイヤル部材21を、上方向(図2の矢印a方向)へスライド操作した場合には、同様に、第2のスライドプレート7の上方向へのスライド移動に伴ってリブ7cの内側端部が、押圧スイッチ3cの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。
また、ダイヤル部材21を、右方向(図2の矢印d方向)へスライド操作した場合には、同様に、第1のスライドプレート6の右方向へのスライド移動に伴ってリブ6cの内側端部が、押圧スイッチ3bの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。更に、ダイヤル部材21を、左方向(図2の矢印c方向)へスライド操作した場合には、同様に、第1のスライドプレート6の左方向へのスライド移動に伴ってリブ6bの内側端部が、押圧スイッチ3dの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。
また、ダイヤル部材21を、例えば右斜め下方向(図2の矢印g方向)へスライド操作した場合には、図7(a),(b)に示すように、マグネット保持部10aの外周面が第1、第2のスライドプレート6,7の長穴6a,7aを右斜め下方向へ押圧することによって、第1のスライドプレート6が右方向、第2のスライドプレート7が下方向へそれぞれスライド移動する。
第1のスライドプレート6の右方向へのスライド移動に伴ってリブ6cの内側端部が、押圧スイッチ3bの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。更に、第2のスライドプレート7の下方向へのスライド移動に伴ってリブ7bの内側端部が、押圧スイッチ3aの押圧部を押圧することによりON信号が出力される。よって、ダイヤル部材21を、右斜め下方向(図2の矢印g方向)へスライド操作した場合には、押圧スイッチ3a及び押圧スイッチ3bからON信号が出力される。
また、ダイヤル部材21を、同様に、右斜め上方向(図2の矢印e方向)へスライド操作した場合には、マグネット保持部10aの外周面が第1、第2のスライドプレート6,7の長穴6a,7aを右斜め上方向へ押圧することによって、第1のスライドプレート6が右方向、第2のスライドプレート7が上方向へそれぞれスライド移動し、押圧スイッチ3b及び押圧スイッチ3cからON信号が出力される。
更に、ダイヤル部材21を、同様に、左斜め上方向(図2の矢印f方向)へスライド操作した場合には、マグネット保持部10aの外周面が第1、第2のスライドプレート6,7の長穴6a,7aを左斜め上方向へ押圧することによって、第1のスライドプレート6が左方向、第2のスライドプレート7が上方向へそれぞれスライド移動し、押圧スイッチ3d及び押圧スイッチ3cからON信号が出力される。
また、ダイヤル部材21を、同様に、左斜め下方向(図2の矢印h方向)へスライド操作した場合には、マグネット保持部10aの外周面が第1、第2のスライドプレート6,7の長穴6a,7aを左斜め下方向へ押圧することによって、第1のスライドプレート6が左方向、第2のスライドプレート7が下方向へそれぞれスライド移動し、押圧スイッチ3d及び押圧スイッチ3aからON信号が出力される。
なお、ダイヤル部材21を、例えば下方向へスライド操作して(図6(a),(b)参照)、下方向へスライド移動される第2のスライドプレート7のリブ7bが押圧スイッチ3aを押圧してON信号を出力させた後に、ダイヤル部材21の下方向へのスライド操作を解除すると、固定マグネット5と移動マグネット9間の磁気吸引力により、長穴7aに挿通されいるマグネット保持部10aの外周面でスライド方向へ押圧されるようにして第2のスライドプレート7が元の位置(中立位置)へスライド移動することにより、ダイヤル部材21、第1、第2のスライドプレート6,7等は、図5(a),(b)に示した中立位置(初期位置)に戻る。
また、同様にダイヤル部材21の上方向、左右方向、これらの方向の中間方向(斜め方向))へのスライド操作を解除した場合においても、第1、第2のマグネット5,9間の引き合う磁力により、長穴6a,7aに挿通されいるマグネット保持部10aに側面が押圧されるようにして第1、第2のスライドプレート6,7の両方若しくはどちらか一方が元の位置(中立位置)へスライド移動することにより、ダイヤル部材21、第1、第2のスライドプレート6,7は、図5(a),(b)に示した中立位置(初期位置)に戻る。
このように、本実施形態に係る多方向操作スイッチによれば、固定マグネット5と移動マグネット9間の磁気吸引力を利用して、第1、第2のスライドプレート6,7を中立位置(初期位置)へ復帰させるようにしたので、従来のように復帰用の複数のバネを設置する必要がなく、構成が簡素化される。よって、第1、第2のスライドプレート6,7を中立位置に復帰させるための部品数を削減することができ、更に、設置スペースも小さくすることができる。
また、ダイヤル部材2のスライド操作時、及び第1、第2のスライドプレート6,7の中立位置(初期位置)への復帰時においても、復帰動作を行う固定マグネット5と移動マグネット9同士は非接触状態なので、長期にわたって安定した復帰動作が可能となる。
本発明の実施形態に係る多方向操作スイッチの外観を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る多方向操作スイッチの平面図。 図2のA−A線断面図。 本発明の実施形態に係る多方向操作スイッチの分解斜視図。 (a)は、ダイヤル部材をスライド操作していないときの第1、第2のスライドプレートの位置を示す平面図、(b)は、このときの多方向操作スイッチの縦断面図。 (a)は、ダイヤル部材を下方向へスライド操作したときの第1、第2のスライドプレートの位置を示す平面図、(b)は、このときの多方向操作スイッチの縦断面図。 (a)は、ダイヤル部材を右斜め下方向へスライド操作したときの2つのスライドプレートの位置を示す平面図、(b)は、このときの多方向操作スイッチの縦断面図。
符号の説明
1 多方向操作スイッチ
3a,3b,3c,3d 押圧スイッチ(スイッチ手段)
4 ベース部材
4f ガイド溝部
5 固定マグネット(第2のマグネット)
6 第1のスライドプレート(第1のスライド部材)
6b,6c リブ
7 第2のスライドプレート(第2のスライド部材)
7b,7c リブ
9 移動マグネット(第1のマグネット)
10 パッド部材
10a マグネット保持部(マグネット保持部材)
18 回転スイッチ
20 押しボタン部材
21 ダイヤル部材(操作部材)

Claims (2)

  1. 多方向へスライド操作可能に設置された操作部材と、
    直交するように交差され、前記操作部材の多方向へのスライド操作に応じて、交差する各方向にそれぞれスライド可能に設置された第1、第2のスライド部材と、
    前記第1、第2のスライド部材の各スライド方向にそれぞれ設置され、前記第1、第2のスライド部材の各スライド方向への移動に対応してONされる複数のスイッチ手段と、
    前記第1、第2のスライド部材を前記操作部材の非スライド操作時に中立位置に復帰させる復帰手段とを備えた多方向操作スイッチであって、
    前記復帰手段は、前記第1、第2のスライド部材の交差部分に設けた各長穴に遊嵌されたマグネット保持部材に保持した第1のマグネットと、
    前記第1のマグネットの一端面側と対向するようにして近接位置に固定され、前記第1のマグネットの磁極に対して磁気吸引力が作用する磁極が向き合わされた第2のマグネットを有し、
    前記第1のマグネットと前記第2のマグネットとの間に作用する磁気吸引力により、前記第1、第2のスライド部材を中立位置に復帰させる、
    ことを特徴とする多方向操作スイッチ。
  2. 前記スイッチ手段は、前記第1、第2のスライド部材の裏面の両側にそれぞれ形成されたリブにより、前記第1、第2のスライド部材のスライド移動にともなって、側面に設けた押圧部が押圧されてONされる押圧スイッチである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多方向操作スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101728111B (zh) * 2009-12-04 2012-06-20 深圳市航盛电子股份有限公司 一种开关、多功能控制器、控制系统及汽车
US11019218B2 (en) 2017-11-29 2021-05-25 Riedel Communications International GmbH Talk station for intercom network

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