JP2006004830A - スイッチ装置及び携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スイッチ部品25が配置された基板24と、この基板24上に配置される弾性シート23と、弾性シート23上に配置されるボタン19とを、ボタン19の表面が露出した状態で所定のケース12に収納して、ボタン19の押圧でスイッチ部品25を作動させる構成とした場合に、ボタン19の周縁でボタン19を押圧する上面に略直交する向きに、先端が略球面の円柱状の凸部19c(又はテーパ付きの凹部)を複数設け、ケースのボタンと接する面に、ボタンの円柱状の凸部19c(又はテーパ付きの凹部)と係合する、テーパ付きの凹部12c(又は先端が略球面の円柱状の凸部)を複数設けた。
【選択図】 図2
Description
図15及び図16A〜Cは携帯電話端末装置における操作ボタン部におけるスイッチ装置の構造の例を示し、図15は組み込み状態でのボタン操作部を示した図である。図16は、図15に示したボタン操作部を分解して示した図であり、図16Aはボタンが配設される上ケース、図16Bは弾性シートに整列固定されるボタン、図16Cは下ケースに組み込まれた接点を有する配線基板を示した図である。また、図17は、図15に示したスイッチ装置の動作を説明するための、図17Aはボタンの押下操作前、図17Bは押下後の断面模式図である。
上ケース51は、図16Aに示すように、プラスチックの成形などにより形成され、複数の押しボタン50の上面50-1が露呈できる大きさで略矩形の孔51aが設けられる。
ボタン50は、例えば上部が透明なプラスチック樹脂によるもので形状が、図16Bに示すように、上面50-1が上ケース51の孔51aと略相似で小さい矩形とした略直方体で、この略直方体の底面50-2側で対向する2側面に段差を一体に設け、孔51aからボタン50が抜け出ないようになされる。そして、このボタン50を、絶縁性のラバー部品である弾性シート53に複数並べて設ける。なお、このボタン50の表面には、カナ,アルファベットなどの文字や数字が印刷、刻印などで表示させてある。
このとき、ボタン50の底面50-2の略中央に対応し、弾性シート53の裏面53-2に設けられる押し子53-3が配されるようになされる。また、弾性シート53に対してボタン50は、図16Aに示す上ケース51に組み込んだときにボタン50の上部と孔51aの側壁とが干渉しないよう所望の隙間をもって整列固定される。
そして、弾性シート53の裏面53-2の側には、図16Cに示すように、下ケース52の側に固定された配線基板54が配される。この配線基板54は、薄いプリント配線板やフレキシブル配線板などによるもので、上面54-1で、弾性シート53の裏面53-2の押し子53-3に対応する位置に接点54aが設けられる。
接点54aは、図17Aの断面図に示すように、例えば、配線基板54上に金属の薄板で形成したドーム部品55を複数設けたものであり、配線基板54の上面54-1に円環状の導電パッド54cとこの中心に円形パッド54dを形成し、ドーム部品55の円状の縁辺が、円環状の導電パッド54cの全周上で略接するように配設される。そして、図示しない絶縁性のフィルムで基板54の上面54-1の略全面を覆い、ドーム部品55を固定する。
このとき、図17Aに示すように、上ケース51と下ケース52との間に組み込まれたボタン50、弾性シート53、及びドーム部品55を設けた配線基板54に上下方向のがたがないようになされる。
なお、組立作業や押しボタン50の操作で弾性シート53と配線基板54が上ケース51と下ケース52との間で位置ずれすることがないように、例えば図17Aに示すように、弾性シート53には凸部53-4、配線基板54には孔54-2、上ケース51には凹部51-2、下ケース52には突起52-1を設け、凸部53-4と凹部51-2、また孔54-2と突起52-1とを係合させるようになされる。
また、押しボタン50を押下している力を解放すると、ドーム部品55と弾性シート53の復元力により図17Bの状態から図17Aに示す元の状態に復帰する。
なお、携帯電話端末装置のこの種のスイッチ装置としては、例えば特許文献1に開示されているものが知られている。
すなわち、ボタン50を柔軟な弾性シート53に固定させて組み立てるためには、接着剤の硬化条件による挙動や弾性シートへの影響などを加味して硬化後の位置精度を確保することが必要であり、接着組み立てに要する手間が多大であり、部品単価が高い問題があった。
また、従来のこの種のスイッチ装置は、1個1個が独立した単純な押しボタンとして機能するスイッチであり、より高度な入力操作が行えるスイッチを、簡単な構成で実現させることが要請されていた。
図1は本例のスイッチ装置を表示画面の下側に備えた携帯電話端末装置の外観の一例を示す斜視図である。図2は本例のスイッチ装置の要部を拡大し一部断面した斜視図である。図3は本例のスイッチ装置の構造を説明する分解斜視図である。図4は図2のI−I線に沿う断面図である。図5は本例のスイッチ装置の方向入力ボタンの裏面からの斜視図である。図6は本例のスイッチ装置に組込まれるセンターボタンの上方からの斜視図であり、図7はセンターボタンを反転し底面からの斜視図である。図8は本例のスイッチ装置の方向入力ボタンが組込まれるケース裏面の孔部を切り出して示す斜視図である。図9は本例のスイッチ装置の弾性シートの斜視図である。図10は本例のスイッチ装置の接点を有する配線基板を切り出して示す斜視図である。図11は本例のスイッチ装置の接点の構造を説明する断面模式図である。図12は本例のスイッチ装置の組み立て順を説明する分解斜視図である。図13は本例のスイッチ装置の動作を説明に供する、図13Aは押下操作前、図13Bは押下後の断面模式図である。図14はスイッチ装置の押下操作における係合状態の説明図である。
先ず、図2〜図3を参照して本例のスイッチ装置の概略構造を説明する。図2は、図1に示す表示部ケース(以下、単にケースと述べる)12のディスプレイ17の下方に配されている方向入力ボタン19の周辺を切り取り斜めから拡大して見たものである。方向入力ボタン19は、図2に示すように、その中央にボタン状のセンターボタン26が配されるため、円環状をなして形成され、ケース12の表パネル12-1(図1参照)に設けられた円形の孔12aから上面19-1が露呈されるようになされる。
そして、方向入力ボタン19とセンターボタン26は、図3に示すように、配線基板24の上に5つの接点24aの配設領域を覆うように布設した弾性シート23の上に載置され、この状態でケース12に組み込まれる。配線基板24上の5つの接点24aの配設領域は、それぞれが上からの押圧でオン状態になるスイッチ部品として構成されている。なお、この組み込み状態では、図4の右側に示すように、方向入力ボタン19の方向マーク21-4の直下には弾性シート23の押し子23a-4が配設される。
また、方向入力ボタン19の中央の円孔19aには、図2を反転して見た図5に示すように、底面19-2の側から円孔19aと同心で円孔19aより大きく座ぐり状に孔加工がなされ、円孔19aの上面19-1の側に段差部19-4を設けるようにする。
また、円孔19aの内周面19-7と円板の側面19-3との間に、スイッチの操作子となる4箇所のリブ19d-1〜19d-4を残して溝を4箇所形成する。このリブ19d-1〜19d-4は、図5に示すように、円孔19aの中心に対し、円板のフランジ部19bに設けた4箇所の円柱の凸部19c-1〜19c-4の配設方向を基準にして略45°ずらして設ける。
さらに、方向入力ボタン19の上面19-1には、図2〜図4に示すように、大まかな押下操作の位置を明示する棒状の方向マーク21-1〜21-4が4箇所のリブ19d-1〜19d-4の位置に対応して埋設される。
このテーパ付きの凹部12c-1〜12c-4は、図8に示すように、壁部12bの外側で孔12aの中心に対して略90°のピッチで、表パネル12-1の裏面12-2上に一体に形成されるものであり、壁部12bの外周の4箇所にほぼ接するように円柱を配設したのちに、壁部12bと滑らかな面でつなぎ、この4本の円柱の上方から、内周面に傾斜(テーパ)角を有するすり鉢状に穴加工してテーパ付きの凹部12c-1〜凹部12c-4を形成する。
このとき、テーパ付きの凹部12c-1〜凹部12c-4は、図4に示す中心軸から左側の断面に示すように、ケース12の表パネル12-1の孔12aの中心軸から4つの凹部12c-1〜12c-4の穴の中心軸までの距離と、方向入力ボタン19の中心軸から4つの凸部19c-1,…19c-4の半球中心軸までの距離とが略同じとなる位置に設けられる。
そして、テーパ付きの凹部12c-1〜12c-4が形成される円柱の孔12aに近い側は、図8に示すように、壁部12bの上面12-4と略同じ高さまで切り取り、円柱の孔12aから遠い側に壁12d-1〜12d-4を残すようにする。これにより、表パネル12-1の裏面12-2の壁部12b上の面と上述の方向入力ボタン19のフランジ部19bの面19-5とが近接して配置できるようにされるとともに、テーパ付きの凹部12c-1〜12c-4の上部の壁12d-1〜12d-4によって方向入力ボタン19の凸部19c-1,…19c-4が大きく外れることがないように規制する。
押し子23bは、図9に示すように、弾性シート23の略中央に円形の台座を介して設けられ、この押し子23bの周りに配される4つの押し子23a-1〜23a-4が、押し子23bの中心に対して略90°のピッチで、図5に示す方向入力ボタン19の4つのリブ19d-1〜19d-4の略中央で押圧される位置に対応するように配設される(図4の中心軸から右側の断面を参照)。
また、弾性シート23の表面23-1の側に配される円筒23cは、その中心を押し子23bの中心と略一致させ、図7に示すセンターボタン26の矩形断面の溝26bにがたがない状態で装着できるように、内外径と長さが決められる。
この5つの押し子23a-1〜23a-4及び23bの裏面23-2からの高さは、弾性シート23を後述する配線基板24、方向入力ボタン19及びセンターボタン26とともにケース12の表パネル12-1に組み込み、図4に示す状態としたとき、上下方向へのがた(遊び)を生じさせず、また配線基板24上の接点を作動させることがないように決められる。
この接点24a-1〜24a-4および24bは、図11に示すように、配線基板24上に金属の薄板で形成したドーム部品25を設けたものであり、配線基板24の上面24-1に円環状の導電パッド24cとこの中心に円形パッド24dを形成し、ドーム部品25の円状の縁辺が、円環状の導電パッド24cの全周上で略接するように配設される。そして、図示しない絶縁性のフィルムで基板24の上面24-1の略全面を覆い、ドーム部品25を固定する。
そして、ドーム部品25の頭頂部を押し下げて変形させ、頭頂部の内面を配線基板24の円形パッド24dに押し付けることにより、円環状の導電パッド24cと円形パッド24dとを導通させて接点を閉にするとともに、ドーム部品25が変形するときのクリック感を操作する指に感じさせるようにしている。なお、配線基板24上に配置される、接点24a-1〜24a-4やドーム部品25等で構成されるスイッチ部品の構成については一例を示したものであり、その他の構成のスイッチ部品を使用してもよい。
そして、方向入力ボタン19の中央の円孔19aの段差部19-4にセンターボタン26のフランジ部26aを載置してから、弾性シート23の表面23-1の円筒23cをセンターボタン26の溝26cに嵌め込む。
そして、表示部ケース12の裏パネル12-3(図2参照)と図示しない手段でずれないように位置決めされている配線基板24を上方から被せて組み込みが完了し、その後反転させ図2及び図4に示す組み込み状態とする。
このとき、押下操作前には、係合し位置決めされていた表示部のケース12の表パネル12-1の孔12a周辺のテーパ付きの凹部12c-1〜12c-4と方向入力ボタン19の凸部19c-1〜19c-4との間に、図13Bに示すように、押下操作により間隙が生じることとなる。すなわち、図13Bに示すD部の拡大図である図14に示すように、押下操作前の2点鎖線の状態(図13Aの状態)から押下操作により方向入力ボタン19が上下方向だけでなく横方向にもずれてしまい(図14に示す距離S)、凸部19cがテーパ付凹部12cから外れ元の位置に復帰できないおそれが生じるが、本例ではテーパ付きの凹部12c-1〜12c-4は、外周部で高く壁12d-1〜12d-4を残すように加工してあるため、凹部12c-1〜12c-4から凸部19c-1〜19c-4が外れるようなことはない。
なお、ここで凹部12c-1〜12c-4の内壁の傾斜角Eは、例えば凹部12c-1〜12c-4の穴の中心軸に対して10〜20°となるように形成される。
また、センターボタン26は、図2及び図13Aに示すように、方向入力ボタン19とともに弾性シート23の上に配されているものの、方向入力ボタン19の押下操作によるセンターボタン26への影響は弾性シート23の柔軟性により切り離されるため、中央の接点24bに何ら力を及ぼすことがなく、同様にセンターボタン26の押下操作による方向入力ボタン19への影響も切り離されるため、方向入力ボタン19とセンターボタン26はそれぞれ単独の操作を行うことができる。
そして、例えば方向入力ボタン19でカーソルを移動して「選択」したメニューの項目をセンターボタン26で「決定」する操作を行うことができる。また、本例のスイッチ装置では方向入力ボタン19の4点とセンターボタン26の1点からなる5接点の入力スイッチ装置としても用いることもできる。
また、方向入力ボタン19を弾性シート23に固定しなくても、方向入力ボタン19の押下操作及び解放の繰り返しによって、表パネル12-1の孔12aに対して方向入力ボタン19戻りの位置がずれることがない。すなわち、押下力の解放により、方向入力ボタン19の先端が略球面の凸部19c-1〜19c-4がケース12の表パネル12-1のテーパ付きの凹部12c-1〜12c-4の内壁のテーパ面に沿って元の位置である、センタリングされた位置に戻すことができ、ケース12の孔12aと方向入力ボタン19の外周面19-3が所望の隙間を持った状態に常に復帰するようになされる。
そして、ボタンの一例である方向入力ボタン19を弾性シート23に位置決め固定しなくても、押下操作後の解放によりケース12の孔12aと方向入力ボタン19との間に常に所望の隙間が形成されるため、方向入力ボタン19と弾性シート23とを接着固定しない状態で、ケース12内に重ね合わせるようにして組み込んでも、スイッチとして良好に機能する。
このため、方向入力ボタン19と弾性シート23とを接着固定する必要がなくなり、組み立て作業コストを低減させることができる。
また、スイッチ装置の操作ボタンとして円環状の4方向入力ボタン19の例で説明したが、これに限らずカナ,アルファベットなどの文字や数字の入力に用いる1入力の押しボタンに適用してもよいのは勿論である。
また、凸部19cを方向入力ボタン19の中心に対し略90°ピッチ、テーパ付きの凹部12cを表パネル12-1の孔12aの中心に対して略90°ピッチに4箇所設けた例で説明したが、これに限らず、凹部及び凸部による係合箇所では押下したボタンの復帰位置を所定のものとするものであるため、これら係合部を2箇所設ければ横ずれが改善され、3箇所設ければ復帰のときボタン上面の傾きを改善でき、凹部及び凸部による係合箇所の数は形状、大きさ、押下ストロークなど必要とされるボタンの形態により適宜の数だけ設けることができる。
また、方向入力ボタン19と接点24a-1〜-4を設けた配線基板24の間に、押し子23a-1〜-4を設けた弾性シート23を配設した例で説明したが、方向入力ボタンがケース内で僅かながたをもってもよい場合には、例えば方向入力ボタンの接点側に接点押圧のための突起を設け、押し子付きの弾性シートを介さずに配線基板上の接点を突起で直接押下し作動させるようにしてもよい。このとき、配線基板にフレキシブル配線板等の可撓性のものを用いその下に平らな絶縁性弾性シートを配せば、弾性シートに特殊な成型加工を施さず簡便に、がたのないスイッチ装置を構成することができる。
Claims (16)
- 押下操作に応じてスイッチ部品を作動させるボタンと、
少なくとも押下面を露出させた状態で前記ボタンを収納するケースと、
前記ボタンと前記ケースの位置を定置する位置決め手段とを備え、
前記位置決め手段は、前記ボタンの周縁に設けられた第1の位置決め部、及び前記ケースの前記ボタンと接する面のうち前記第1の位置決め部に対応する位置に設けられた第2の位置決め部を有し、前記第1及び第2の位置決め部が互いに係合することにより前記ケースに対し前記ボタンの位置が定置されることを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項1記載のスイッチ装置において、
前記第1の位置決め部は、前記ボタンの周縁に設けられた凸部又は凹部であり、
前記第2の位置決め部は、前記ボタンの凸部又は凹部に各々対応する位置に設けられた凹部又は凸部により構成されることを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項2記載のスイッチ装置において、
前記第1の位置決め部又は前記第2の位置決め部における凹部は、テーパ付きの凹部で構成されることを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項2又は3記載のスイッチ装置において、
前記第1の位置決め部又は前記第2の位置決め部における凸部は、先端が略球面の柱状の凸部で構成されることを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項1記載のスイッチ装置において、
前記スイッチ部品が配置された基板をさらに備え、
前記ボタンは円板状をなし、前記ボタンの前記第1の位置決め部を、前記ボタンの中心に対して略90°ピッチで4箇所設けるとともに、前記ケースの前記第2の位置決め部についても略90°ピッチで4箇所設け、
前記スイッチ部品を、前記ボタンの各凸部又は凹部から略45°ずらした前記基板上の4箇所に配置したことを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項1記載のスイッチ装置において、
前記スイッチ部品が配置された基板と、
前記基板上に配置される弾性シートと、
前記弾性シート上に配置される前記ボタンとを備え、
前記ボタンの周縁で前記押下面に略直交する向きに、凸部又はテーパ付きの凹部を複数設け、前記ケースの前記ボタンと接する面に、前記ボタンの凸部又はテーパ付きの凹部と係合する、テーパ付きの凹部又は凸部を複数設けたことを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項6記載のスイッチ装置において、
前記凸部は、円柱状をなし先端が略球面で構成されることを特徴とするスイッチ装置。 - 請求項6又は7記載のスイッチ装置において、
前記ボタンは円板状をなし、前記ボタンの凸部又は凹部を、前記ボタンの中心に対して略90°ピッチで4箇所設けるとともに、前記ケースの凹部又は凸部についても略90°ピッチで4箇所設け、
前記スイッチ部品を、前記ボタンの各凸部又は凹部から略45°ずらした前記基板上の4箇所に配置したことを特徴とするスイッチ装置。 - 少なくとも押下面を露出させた状態でボタンを収納するケースと、
前記ボタンと前記ケースの位置を定置する位置決め手段とを備え、前記ボタンの押下操作に応じてスイッチ部品を作動させる携帯端末装置において、
前記位置決め手段は、前記ボタンの周縁に設けられた第1の位置決め部、及び前記ケースの前記ボタンと接する面のうち前記第1の位置決め部に対応する位置に設けられた第2の位置決め部を有し、前記第1及び第2の位置決め部が互いに係合することにより前記ケースに対し前記ボタンの位置が定置されることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項9記載の携帯端末装置において、
前記第1の位置決め部は、前記ボタンの周縁に設けられた凸部又は凹部であり、
前記第2の位置決め部は、前記ボタンの凸部又は凹部に各々対応する位置に設けられた凹部又は凸部により構成されることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項10記載の携帯端末装置において、
前記第1の位置決め部又は前記第2の位置決め部における凹部は、テーパ付きの凹部で構成されることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項10又は11記載の携帯端末装置において、
前記第1の位置決め部又は前記第2の位置決め部における凸部は、先端が略球面の柱状の凸部で構成されることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項9記載の携帯端末装置において、
前記スイッチ部品が配置された基板をさらに備え、
前記ボタンは円板状をなし、前記ボタンの前記第1の位置決め部を、前記ボタンの中心に対して略90°ピッチで4箇所設けるとともに、前記ケースの前記第2の位置決め部についても略90°ピッチで4箇所設け、
前記スイッチ部品を、前記ボタンの各凸部又は凹部から略45°ずらした前記基板上の4箇所に配置したことを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項9記載の携帯端末装置において、
前記スイッチ部品が配置された基板と、
前記基板上に配置される弾性シートと、
前記弾性シート上に配置される前記ボタンとを備え、
前記ボタンの周縁で前記押下面に略直交する向きに、凸部又はテーパ付きの凹部を複数設け、前記ケースの前記ボタンと接する面に、前記ボタンの凸部又はテーパ付きの凹部と係合する、テーパ付きの凹部又は凸部を複数設けて前記位置決め手段を具えるようにしたことを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項14記載の携帯端末装置において、
前記凸部は、円柱状をなし先端が略球面で構成されることを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項14又は15記載の携帯端末装置において、
前記ボタンは円板状をなし、前記ボタンの凸部又は凹部を、前記ボタンの中心に対して略90°ピッチで4箇所設けるとともに、前記ケースの凹部又は凸部についても略90°ピッチで4箇所設け、
前記スイッチ部品を、前記ボタンの各凸部又は凹部から略45°ずらした前記基板上の4箇所に配置したことを特徴とする携帯端末装置。
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