JP2014163433A - 電動式鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スイングユニットを備えた電動式鞍乗型車両において、前記スイングユニットは、車体フレームに軸支される一対のピボット部を含むメインケース、出力軸が車両前後方向に指向して配置されたモータ、モータのドライブユニット、有段式変速機を備え、モータ及びドライブユニットが、後輪よりも車両前後方向前方でピボット部に近接した側において車幅方向に並べて配設され、有段式変速機のカウンタ軸及び変速操作機構が、メイン軸に対して上側又は下側に配置されたことを特徴とする。
【選択図】図4
Description
図1は本発明の一実施形態に係る電動式鞍乗型車両A(以下単に車両Aともいう。)の側面図である。本実施形態では車両Aとして、前輪FW及び後輪RWを備えたスクータタイプの自動二輪車を例示するが、本発明は他の形式の自動二輪車を含む各種の電動式鞍乗型車両に適用可能である。
車両Aは、乗員が着座するシート1を備えると共に、その前方には前輪FWを操舵するハンドル2が設けられている。前輪FWはフロントフォーク3の下端部に回転自在に軸支されており、フロンフォーク3にはステアリングステム(不図示)を介してハンドル2が取り付けられる。ハンドル2には、乗員が変速操作を行うためのスイッチ等の操作部(不図示)を設けることができる。また、ハンドル2の近傍には速度計等を含むメータユニット4が設けられている。
次に、スイングユニット10について図2〜図4を参照して説明する。図2はスイングユニット10の上面展開図、図3はスイングユニット10の側面展開図、図4はスイングユニット10が備える構成のレイアウトを示す模式図であり、車両後方から見た場合の配置関係を示している。図2の上面展開図は、概ね図4の線I−I−Iに沿った展開図であり、図3の側面展開図は、概ね図4の線II−IIに沿った展開図となっている。
次に、変速機20について、図2〜図4に加えて図5〜図9を参照して説明する。図5は、変速機20の説明図であり、実質的に図3の部分拡大図に相当する。図6は変速機20が備えるゼネバ間欠機構233の説明図、図7〜図9は変速機20が備える係合機構236の説明図である。
本実施形態の車両Aによれば、モータ14がその出力軸142bが車両前後方向に指向して配置し、メイン軸21及びカウンタ軸22を車両前後方向に延設する構成としたので、複数のギア列G1〜G3が車両前後方向に並べられ、変速段の数に応じて有段式の変速機20が車幅方向に張り出すことを抑制できる。また、カウンタ軸22及び変速操作機構23を、メイン軸21に対して上側に配置することで速機20の車幅方向のコンパクト化が図れ、変速機20が車幅方向に張り出すことを抑制できる。
上記第1実施形態では、係合機構236として、爪部材64の回動を利用した構成としたが、カウンタ軸22と各ギアgcとの係合機構は他の構成も採用可能である。図10及び図11は、その一例を示す。
上記第1実施形態では、カウンタ軸22及び変速操作機構23をメイン軸21に対して下側に配置された構成としたが、上側に配置してもよく、この場合も、変速機20を車幅方向にコンパクトに配置できる。図12はその一例を示している。
上記第1実施形態や上記第3実施形態では、メイン軸21とカウンタ軸22との各軸心が同一垂直面上に位置する場合について説明したが、これらが互いに車幅方向にオフセットしていてもよい。例えば、カウンタ軸22をメイン軸21に対して車幅方向内側(車両Aの中心側)にオフセットして配置してもよい。これにより、カウンタ軸22に設けられた複数のギアgcを、より、車両Aの車幅方向中心側に配置することができ、変速機20の車幅方向のコンパクト化を図れ、張り出しを抑制できる。
G1〜G3 ギア列
RW 後輪
9 車体フレーム
10 スイングユニット
14 モータ
15 ドライブユニット
20 変速機
21 メイン軸
22 カウンタ軸
23 変速操作機構
Claims (9)
- 車体フレーム(9)に揺動可能に軸支されると共に後輪(RW)を回転可能に軸支するスイングユニット(10)を備えた電動式鞍乗型車両(A)において、
前記スイングユニット(10)は、
前記車体フレーム(9)に軸支される、車幅方向に離間した一対のピボット部(111)を含むメインケース(11)と、
出力軸(142b)が車両前後方向に指向して配置され、前記後輪(RW)の駆動力を出力するモータ(14)と、
前記モータ(14)の駆動回路を有するドライブユニット(15)と、
前記モータ(14)の出力回転を変速する有段式変速機(20)と、を備え、
前記有段式変速機(20)は、
前記後輪(RW)の側方において車両前後方向に延設され、前記モータ(14)によって回転されるメイン軸(21)と、
前記メイン軸(21)と平行に延設されるカウンタ軸(22)と、
前記メイン軸(21)及び前記カウンタ軸(22)間に配設された複数のギア列(G1-G3)と、
変速段を切り替える変速操作機構(23)と、を備え、
前記モータ(14)及び前記ドライブユニット(15)が、前記後輪(RW)よりも車両前後方向前方で前記ピボット部(111)に近接した側において車幅方向に並べて配設され、
前記カウンタ軸(22)及び前記変速操作機構(23)が、前記メイン軸(21)に対して上側又は下側に配置されたことを特徴とする電動式鞍乗型車両。 - 前記ドライブユニット(15)は、その長手方向を上下方向に指向させて前記メインケース(11)の車幅方向一方側に取り付けられ、
前記モータ(14)は、前記メインケース(11)の車幅方向他方側に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の電動式鞍乗型車両。 - 前記出力軸(142b)と前記メイン軸(21)とが同軸上で連結され、
前記複数のギア列(G1-G3)は、
前記メイン軸(21)に対して相対回転不能に設けられた複数のギア(gm1-gm3)と、
前記カウンタ軸(22)に対して相対回転自在に設けられ、前記複数のギア(gm1-gm3)と常時噛み合う複数のギア(gc1-gc3)と、を備え、
前記カウンタ軸(22)が筒状をなし、
前記変速操作機構(23)は、
前記カウンタ軸(22)内を軸方向にスライドし、前記カウンタ軸(22)の前記複数のギア(gc1-gc3)と前記カウンタ軸(22)との係合状態を選択的に切り替えるスライド部材(60,70)を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式鞍乗型車両。 - 前記有段式変速機(20)が自動変速機であり、
前記変速操作機構(23)は、
変速操作に応じて、前記スライド部材(60,70)をスライドさせる駆動力を出力するアクチュエータ(231)を備えることを特徴とする請求項3に記載の電動式鞍乗型車両。 - 前記変速操作機構(23)は、
シフトドラム(234)と、
前記アクチュエータ(231)により駆動され、前記シフトドラム(234)を間欠的に回転させるゼネバ間欠機構(233)と、を備え、
前記スライド部材(60,70)は、前記シフトドラム(234)の回転に伴いスライドし、
前記ゼネバ間欠機構(233)は、
前記アクチュエータ(231)側の駆動ロータ(41)と、
前記シフトドラム(234)側の従動ロータ(42)と、を備え、
前記駆動ロータ(41)は、
前記前記駆動ロータ(41)の回転中心から離間して設けられた駆動ピン(41b)と、
前記駆動ロータ(41)の回転中心を中心とする円弧形状に形成された摺動部(41c)と、を備え、
前記従動ロータ(42)は、
前記従動ロータ(42)の径方向に延びて放射状に複数形成され、前記駆動ピン(41b)を選択的に係合可能な係合溝(42b)と、
前記係合溝(42b)間において、前記摺動部(41c)の形状に応じて円弧形状に形成された被摺動部(42c)と、を備え、
前記従動ロータ(42)は、
前記駆動ピン(41b)と前記係合溝(42b)とが係合している状態においては、前記駆動ロータ(41)の回転にしたがって回転する一方、前記駆動ピン(41b)が前記係合溝(42b)から離脱した状態においては、前記被摺動部(42c)に前記摺動部(41c)が摺動して前記駆動ロータ(41)の回転に関わらず停止することを特徴とする請求項4に記載の電動式鞍乗型車両。 - 前記従動ロータ(42)と前記シフトドラム(234)とは同軸上に配設され、
前記変速操作機構(23)は、
前記従動ロータ(42)から前記シフトドラム(234)へ動力伝達を行うロストモーション機構(235)を備え、
前記シフトドラム(234)の回転と前記駆動ロータ(41)の回転とをそれぞれ検出するセンサ(24,25)を備えたことを特徴とする請求項5に記載の電動式鞍乗型車両。 - 前記カウンタ軸(22)及び前記変速操作機構(23)が、前記メイン軸(21)に対して下側に配置され、
前記アクチュエータ(231)を前記スイングユニット(10)の下部に配置したことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の電動式鞍乗型車両。 - 前記カウンタ軸(22)を前記メイン軸(21)に対して車幅方向内側にオフセットして配置したことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の電動式鞍乗型車両。
- 前記複数のギア列(G1-G3)の車両前後方向の配置範囲が、前記後輪(RW)のホイール(W)の車両前後方向の幅内に収まっていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電動式鞍乗型車両。
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