JP2014163363A - 過給機の洗浄装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】航行中においても過給機の洗浄が確実になされる過給機洗浄装置及び洗浄方法を提供する。
【解決手段】内燃機関11から排出される排ガス12を用いて回転駆動される過給機翼を供えた過給機13の洗浄装置であって、内燃機関11から排出される排ガス12を排出する第1排ガスラインL1に介装された排ガススクラバ15と、前記排ガススクラバ15からの浄化排ガス16を排出する浄化排ガスラインL4と、前記浄化排ガスラインL4中に、アンモニア水、アンモニアガス、尿素粉の少なくとも一つの洗浄剤21を導入する洗浄剤導入手段22と、を具備し、前記洗浄剤21が同伴された浄化排ガス16を過給機13内に導入し、浄化排ガス16に同伴された洗浄剤21により回転駆動される過給機翼を洗浄してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機の洗浄装置及び方法に関するものである。
例えば船舶用ディーゼルエンジン等の内燃機関からの排ガスにより回転駆動させる過給機において、動翼や静翼などの燃焼ガスに曝される部分には、煤塵(カーボン)が堆積しやすい。
また、船舶用ディーゼルエンジン排出ガスは、IMO(国際海事機関)規制により燃焼排ガス中の排出規制物質である、例えば窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、PM(微粒子状物質)等の成分を除去する必要がある。
特にPM、SOxは、水または海水液滴を噴霧する噴霧手段を備えた排ガススクラバ等の排ガス浄化装置で除去している。
この排ガススクラバで浄化された浄化排ガスは、過給機のコンプレッサを経由してエンジンの吸気ポート側に導入し、再度燃焼させるエンジンシステムがある(特許文献1)。
ここで使用する排ガススクラバは、まず排ガススクラバの前流側に設けたベンチュリーで、排ガス中のPM、煤等を除去し、例えば水酸化ナトリウム等のアルカリ洗浄液を吸収液として用いて噴霧手段で噴霧し、NOx、SOxを吸収除去している。
なお、排ガススクラバ出口にはミストセパレータ等の捕集手段を設置し、排ガスに同伴されるミストを最終的に捕集除去している。
そして、この排ガススクラバの後流側に配置される内燃機関のシリンダに送る圧縮空気のコンプレッサ用の過給機には、上流側で排出規制物質を除去した排ガスが導入されるのであるが、長期間の運転やイレギュラーな運転により、どうしても、微量の塩類(例えば硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸鉄等)と煤分とが飛来して過給機のコンプレッサ翼の表面や裏面側に付着し堆積してしまう、という問題がある。
この付着した堆積物は、過給機の圧縮効率を低下させ、堆積物の翼とケーシング間摩擦を生じ、最悪の事態では、翼の破損につながることもあり、航行途中の貨物船、油タンカ等の洋上における航行停止の可能性がある。
この過給機内に飛来する物質は、排ガススクラバの循環水がミストとしてミストセパレータを通過し、そのミストに取り込まれた煤を含んでいる。
このミストは、もともとスクラバ循環水由来のものであるため、各種の硫酸塩を含んでいて、それがバインダーとなって翼の表裏面に付着し堆積する。
実際に航行している船舶においては、このような状況に至った際の処置としては、過給機の上流で間欠的に水を噴霧したり、例えばコルク片を投入したりすることで、翼の表面付着物を除去する対策を講じている(特許文献2参照)。
特開2012−180814号公報 特開平3−264736号公報
しかしながら、いずれの対策においても、効果は薄く、特に過給機のコンプレッサでは排ガスを押し出すので、翼の裏面側については全く除去の効果がない、という問題がある。すなわち、固形洗浄は、衝突エネルギーを利用しているため、動翼に固着した煤塵を除去するのには効果的であるが、流れが遅い箇所などが存在する静翼での除去効果は限定的である、という問題がある。
また、一度固着した煤塵は簡単には除去されないため、洗浄効果を高めようと硬度の高い固形洗浄材を投入すると、動翼チップ部の摩耗を促進してしまうという問題が生じる。
よって、最終的には、寄港した際に、機関を停止し、過給機を解放・分解後に翼を取り出し、その後人手による洗浄処置を取らざるを得ないこととなるが、航行中、あるいは寄港中の処置は大きなリスク(例えば運行遅延のペナルティー等)となる、という問題がある。
この結果、航行中において、内燃機関を停止することなく、過給機の翼への付着物の堆積を防止し、さらには翼の表面、裏面ともに付着堆積した際にも運転状態を維持しながら洗浄・除去技術とシステムの確立が切望されている。
本発明は、このような事情に鑑み、航行中においても過給機の洗浄が確実になされる過給機洗浄装置及び洗浄方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、内燃機関から排出される排ガスを用いて回転駆動される過給機翼を供えた過給機の洗浄装置であって、内燃機関から排出される排ガスを再循環する排ガス再循環ラインに介装され、排ガスを吸収液により浄化する排ガス浄化装置である排ガススクラバと、前記排ガス浄化装置からの浄化排ガスを排出する浄化排ガスラインと、前記浄化排ガスライン中に、アンモニア水、アンモニアガス、尿素粉の少なくとも一つの洗浄剤を導入する洗浄剤導入手段と、を具備し、前記洗浄剤が同伴された浄化排ガスを過給機内に導入し、浄化排ガスに同伴された洗浄剤により回転駆動される過給機翼を洗浄してなることを特徴とする過給機の洗浄装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記洗浄剤を間欠導入する導入手段を有することを特徴とする過給機の洗浄装置にある。
第3の発明は、第1又は2の過給機の洗浄装置を用い、前記排ガス浄化装置からの浄化排ガスライン中に、アンモニア水、アンモニアガス、尿素粉の少なくとも一つの洗浄剤を導入して浄化排ガスと混合させ、前記洗浄剤21が同伴された浄化排ガスを過給機に導入しつつ、過給機翼を洗浄することを特徴とする過給機の洗浄方法にある。
第4の発明は、第3の発明において、前記洗浄剤が、アンモニア水又は尿素粉の場合、間欠導入する際に、前記過給機翼の回転を低速に変更することを特徴とする過給機の洗浄方法にある。
本発明によれば、アンモニア水、アンモニアガス、尿素粉の少なくとも一つの洗浄剤を排ガス浄化装置で浄化した後の浄化排ガス中に導入させることで、この洗浄剤を同伴する浄化排ガスが過給機内に導入されると、翼にアンモニア水等が付着する。この付着により、翼に付着していた付着物の硫酸塩とアンモニアとが反応し、水溶性の高い硫酸アンモニウムになり、溶解することとなって、翼の回転による遠心力で翼表面から脱落し、運転中においても、翼の浄化がなされる。
図1は、実施例1に係る過給機の洗浄装置を備えた内燃機関を示した概略図である。 図2は、実施例1に係る過給機の洗浄装置の概略図である。 図3は、実施例2に係る過給機の洗浄装置の概略図である。 図4は、実施例3に係る過給機の洗浄装置の概略図である。 図5は、実施例4に係る過給機の洗浄装置の概略図である。 図6は、過給機内部のガス流れの模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、実施例1に係る過給機の洗浄装置を備えた内燃機関を示した概略図である。図2は、実施例1に係る過給機の洗浄装置の概略図である。
図1及び図2に示すように、本実施例に係る過給機の洗浄装置20は、内燃機関(ディーゼルエンジン:D/E)11から排出される排ガス12を用いて回転駆動される過給機翼を供えた過給機13の洗浄装置であって、ディーゼルエンジン11から排出される排ガス12を再循環する排ガス再循環ラインL3に介装され、排ガスを吸収液15bにより浄化する排ガス浄化装置である排ガススクラバ15と、前記排ガススクラバ15からの浄化排ガス16を排出する浄化排ガスラインL4と、前記浄化排ガスラインL4中に、アンモニア水21a、アンモニアガス21b、尿素粉21cの少なくとも一つの洗浄剤21を導入する洗浄剤導入手段22と、を具備し、前記洗浄剤21が同伴された浄化排ガス16を過給機13のコンプレッサ部13c側に導入し、浄化排ガス16に同伴された洗浄剤21により回転駆動されるコンプレッサ部13cの翼を洗浄してなるものである。
ここで、本実施例では、図1に示すように、例えば船舶内には、排ガス浄化装置11及び洗浄剤導入手段22を備え、船舶推進用の主機とされたディーゼルエンジン11と、ディーゼルエンジン11の排ガス12によって駆動される排気ターボ式の過給機13とを備えている。
ディーゼルエンジン11は、例えば舶用2サイクルエンジンとされており、下方から給気して上方へ排気するように一方向に掃気されるユニフロー型が採用されている。ディーゼルエンジン11からの出力は、図示しないプロペラ軸を介してスクリュープロペラに直接的または間接的に接続されている。ディーゼルエンジン11の各気筒のシリンダ部11a(なお、図1では、1気筒のみを示している。)の排気ポートは排ガス集合管としての排気マニホールド11bに接続されている。排気マニホールド11bは、第1排ガスラインL1を介して、過給機13のタービン部13aの入口側と接続されている。なお、図1において、符号11cは排気弁、符号11dはピストンである。
一方、各シリンダ部11aの掃気ポートは掃気トランク11fに接続されており、掃気トランク11fは、掃気ライン(燃焼用空気供給経路)L5を介して、過給機13のコンプレッサ部13cと接続されている。また、掃気ラインL5には空気冷却器(インタークーラ)11gが設置されている。
過給機13は、タービン部13aと、コンプレッサ部13cとを備えており、タービン部13a及びコンプレッサ部13cは、回転軸13bによって同軸にて連結されている。タービン部13aは、ディーゼルエンジン11からの排気ガス12によって駆動され、タービン部13aにて得られたタービン仕事は回転軸13bを介してコンプレッサ部13cに伝達される。コンプレッサ部13cは、外気(空気)17及び排ガス浄化装置15から導かれる再循環排ガスである浄化排ガス16を吸い込み所定掃気圧まで昇圧する。
タービン部13aにてタービン仕事を与えた後の排ガス12は、第2排ガスラインL2へと流出する。排ガス12は、第2排ガスラインL2を通り、図示しない煙突から大気へと放出される。
また、第2排ガスラインL2には、一部の排ガス12を分岐させてディーゼルエンジン11側へ戻す排ガス再循環(EGR)を行う排ガス再循環ラインL3が設けられている。排ガス再循環ラインL3は、第2排ガスラインL2の分岐点28と、排ガススクラバ15の入口部とを接続する。排ガス再循環経路L3の分岐点28の下流側には、排ガス循環量を調整するための排ガス再循環用調整弁29が設けられている。
タービン部13aは、排ガス12を受けて回転するタービンディスク及びタービン翼から構成されており、タービンケーシング14aで覆われている。タービンケーシング14aは、排ガス集合管(図示せず)から排ガス12が導かれるタービンケーシング入口と、タービン翼を通過した排ガス12をタービン外へと導くタービンケーシング出口とを有している。
コンプレッサ部13cは、圧縮機ケーシング14bと、回転駆動されることで空気17及び浄化排ガス16を圧縮するインペラとを有している。圧縮機ケーシング14bは、インペラを覆うように設けられている。圧縮機ケーシング14bは、サイレンサを介して外部からの空気を取り入れる圧縮機ケーシング入口(吸込み口)と、インペラが圧縮した空気を排出する圧縮機ケーシング出口とを有している。
回転軸13bの一端はタービン13aのタービンディスクに接続され、他端はコンプレッサ部13cのインペラに接続されている。よって、タービンディスクが回転駆動することにより、インペラも回転駆動し、空気17を圧縮することができる。
なお、圧縮された圧縮浄化ガス18は、掃気ラインL5に介装された空気冷却器11gを介して、エンジン11の掃気トランク11f側に供給される。
浄化装置である排ガススクラバ15は、まず排ガススクラバ15の前流側にベンチュリー15aを備えており、図示しない補給水の供給により、排ガス中のPM、煤を除去している。そして、排ガススクラバ15は、スクラバ本体内に設けた吸収液(水又は海水)15bを噴霧する噴霧手段15cと、導入される排ガス12と吸収液15bとが対向接触する充填層15dと、本体出口側に設けたミストセパレータ15eとを備えている。そして、吸収液15bは、循環ライン15fに介装されたポンプ15gにより循環されると共に、冷却手段15hにより冷却されている。
そして、排ガススクラバ15において、ベンチュリー15aを通過した排ガス12を導入し、噴霧する吸収液15bで排ガス12中のPMを除去すると共に、NOx、SOxを吸収除去している。
また、吸収液15bの噴霧により浄化された排ガスは、さらにスクラバ出口に設けたミストセパレータ15e等の捕集手段により、排ガスに同伴されるミストを最終的に捕集除去している。
また、排ガススクラバ15の上端側に排ガス冷却器を設置するようにしてもよい。
排ガススクラバ15を通過した後の浄化排ガス16は、浄化排ガスラインL4へと導かれる。
ここで、浄化排ガスラインL4へ洗浄剤21を導入する過給機の洗浄装置について説明する。
本実施例に係る過給機13の洗浄装置20は、洗浄剤21を導入する洗浄剤導入手段22と、電磁弁23、及び制御部24を備えている。電磁弁23が介装された洗浄剤供給ラインL6の他端は、浄化排ガス16の浄化排ガスラインL4に接続されている。制御部24は、洗浄剤21の散布のタイミングを制御することができる。
ここで、過給機13のコンプレッサ部13bの翼の表面に付着する付着物の現象について推察する。図6は、過給機内部のガス流れの模式図である。
1) 図6に示すように、排ガススクラバ15からの浄化排ガス16中には、浄化されずに残存するPM、煤、ミスト(硫酸塩等)が飛散して翼に衝突する。
特に、排ガススクラバ15で吸収液15bとして海水を用いる場合には、海水中の不純物が混入する場合もある。
2) 翼の表面側は、翼の回転により減圧となっているために衝突の力は裏面がより弱いものとなっている。また、表面側は飛来するPM、ミスト等により付着したものが剥離する現象も生じている。
3) 浄化排ガス16は、図6に示すように、翼の前面(腹側)で吸引され、絞られた状態で翼の裏面(背側)に回り込み、そこで、後側に押し出される。この後流側へ押し出される際に、排ガス成分のミストやPMが翼の裏側面に強く押し付けられる。さらに、排ガス中の水分が圧縮されてガス中の水分が減るために、乾燥して裏面側への付着物の固着が強固となる。
4) この裏側に付着した付着物は、衝突の力が弱いため、後から流れてくるPMやミストで剥離される率は低く、その結果堆積による付着物の付着厚さと硬さが増加する。
5) また、翼の表面処理が弱い(硬さが低い)場合、飛来する、硫酸塩やPM等により翼の大の先端部が摩耗を受ける場合もある。
また、ここで、排ガススクラバ15を出た浄化排ガス16の組成の一例を示すと、例えばCO2が5%、O2が14%、N2が74%、H2Oが8%、他PM、硫酸塩である。また、温度は例えば40℃程度である。
このような条件において、本発明の過給機の洗浄装置を設置する対策を講ずることで、翼への付着物の付着による不具合が解消され、安定した航行が可能となる。
ここで図2を用いて、本実施例に係る洗浄剤21としてアンモニア水21aを用いた過給機の洗浄装置について、説明する。
図2に示すように、コンプレッサ部13cの翼の表面や裏面に付着した後の洗浄除去方法として、本実施例の過給機13の洗浄装置20では、アンモニア水21aを洗浄剤導入手段22から導入している。
ここで、導入するアンモニア水21aの濃度としては、例えば1容量%溶液から10容量%溶液を用いるのが好ましい。
アンモニア水21aを間欠導入する場合は、電磁弁23の制御により例えば1分間程度間欠噴霧するようにしている。
この間欠導入の際には、制御部24からの指令により過給機13での回転速度を落とし、低速側の運転に変更することが好ましい。
これは、アンモニア水21aの翼への付着を確実にするためである。
回転速度の低減割合は、通常の回転速度の1/3〜2/3程度とすればよい。
浄化排ガス16と混合されたアンモニア水21aは、コンプレッサ13c内に導入されることで、翼の表面に付着する。
このアンモニア水21aの付着により、翼に付着していた付着物の硫酸塩とアンモニアとが反応する。そして、下記反応式(1)のように、水溶性の高い硫酸アンモニウム((NH42SO4)になり、溶解することとなって、翼の回転による遠心力で翼表面から脱落する。
NH2SO4+2NH4OH→(NH42SO4+2NaOH・・・(1)
これにより、排ガス成分のミストやPMが翼の裏側面に強く押し付けられた付着物の除去がなされ、安定した運転を行うことができる。
アンモニア水21aの供給は、付着物が付着する以前に導入して、付着物の堆積を未然に防止するようにしてもよい。
この結果、船舶の航行中において、内燃機関を停止することなく、過給機13の翼への付着物の堆積を防止し、さらには翼の表面、裏面ともに付着堆積した際にも運転状態を維持しながら洗浄・除去することができる。
このように、本実施形態では、過給機13のタービン部13aの下流側の排ガス12を用いて排ガス再循環を行う低圧EGRにおいて、排ガスを排ガススクラバ15で浄化すると共に、残存するPM、ミストに由来するコンプレッサ部13cの翼の付着物の付着を防止するようにしている。
なお、排ガススクラバ15を通過した浄化排ガス16は、混合チャンバ31へと導かれる。混合チャンバ31は、過給機13のコンプレッサ部13cの上流側に設けられており、排ガススクラバ15から導かれた浄化排ガス16と外気17とが混合されるようになっている。
次に、過給機の浄化装置20を備えた舶用ディーゼルエンジン11の運用方法について説明する。
ディーゼルエンジン11から排出された排ガス12は、排気マニホールド11bから第1排ガスラインL1を介して過給機13のタービン部13aへと導かれる。タービン部13aでは、排ガスエネルギーを得て回転させられ、コンプレッサ13cを回転させる。コンプレッサ部13cでは、吸入した空気(外気)17および再循環した浄化排ガス16を圧縮して空気冷却器11gを介してディーゼルエンジン11の掃気トランク11fへと送る。
例えば、排ガスNOx規制が厳格な海域を航行する場合には、所定のNOx値以下の排ガスとなるように排ガス再循環を行う。この場合、制御部24の指令によって、排ガス再循環用調整弁29を開として所定開度に設定する。
排ガス再循環用調整弁29を開とすることにより、所定量の排ガス12が第2排ガスラインL2から分岐され、排ガス再循環ラインL3を通り、排ガススクラバ15へと導かれる。
排ガススクラバ15では、排ガス12に対して吸収液15bを上方から噴霧手段15cにより散布することによって気液接触させ、排ガス中のPMおよびSOxを吸収して除去する。
排ガススクラバ15によって処理された浄化排ガス16は、浄化排ガスラインL4を通り、その後混合チャンバ31へと導かれる。混合チャンバ31にて、浄化排ガス16と外気17とが混合され、過給機13のコンプレッサ部13cへと導かれる。コンプレッサ部13cにて圧縮された混合流体の圧縮浄化ガス18は、空気冷却器11gにて冷却された後に、掃気トランク11fへと導かれる。
そして、過給機13のコンプレッサ部13の翼を洗浄する場合には、浄化排ガスラインL4に、洗浄剤導入手段22により例えばアンモニア水21a等の洗浄剤21を導入し、コンプレッサ部13c内に導入されることで、アンモニア水21aが翼の表面に付着する。
このアンモニア水21aの付着により、翼に付着していた付着物の硫酸塩とアンモニアとが反応し、水溶性の高い硫酸アンモニウム((NH42SO4)になり、溶解することとなって、翼の回転による遠心力で翼表面から脱落する。
<試験例>
アンモニア水を用いて、洗浄試験をした結果について説明する。
アンモニア水21aを間欠的に導入して、洗浄した場合と洗浄しない場合について、試験を行った。
エンジン回転数は通常の1/2とした。
排ガススクラバ15を通過した浄化排ガス16のガス組成は、CO2が5%、O2が14%、N2が74%、H2Oが8%、他PM、硫酸塩である。排ガススクラバ15を通過した温度は、40℃とした。
アンモニア水21aを30分間(10秒間/1回/1分間間隔)で間欠噴霧した。
試験の結果、タービン翼に付着した付着物は、洗浄前は0.1〜0.5mg/100cm2であった。
アンモニア水21aによる洗浄試験を行った後は、0.01mg/100cm2以下と大幅に低減した。
次に、図3を用いて本実施例に係る過給機の洗浄装置について説明する。
図3は、実施例2に係る過給機の洗浄装置の概略図である。なお、図1の実施例1に係る過給機の洗浄装置の構成と重複する部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図3に示すように、本実施例に係る過給機の洗浄装置では、実施例1のアンモニア水21aの代わりに、アンモニアガス21bを供給して、洗浄を行うようにしている。
翼表面裏面に付着した後の洗浄除去方法として、アンモニアガス21bを洗浄剤導入手段22から導入している。この際のアンモニアガス21bの濃度は、10〜1,000ppm程度とし、1〜2分間程度間欠注入する。
その際の過給機13の回転速度は実施例1と異なり落とさず、通常の回転速度を維持する。
アンモニアガス21bと付着物の硫酸塩、蒸気圧分の水分とが反応して、水溶性の高い硫酸アンモニウムになり、翼の遠心力で翼表面から脱落する。
次に、図4を用いて本実施例に係る過給機の洗浄装置について説明する。
図4は、実施例3に係る過給機の洗浄装置の概略図である。なお、図1の実施例1に係る過給機の洗浄装置の構成と重複する部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図4に示すように、本実施例に係る過給機の洗浄装置では、実施例1のアンモニア水21aの代わりに、尿素粉21cを導入している。この際の尿素粉21cは、例えば100μm程度の微粉を用いて、1〜2分間程度間欠注入する。
その際の過給機の回転速度は実施例1と同様に、回転速度を低下させる。
尿素粉21cと付着物の硫酸塩、蒸気圧分の水分とが反応して、水溶性の高い硫酸アンモニウムになり、翼の遠心力で翼表面から脱落する。
次に、図5を用いて本実施例に係る過給機の洗浄装置について説明する。
図5は、実施例4に係る過給機の洗浄装置の概略図である。なお、図1の実施例1に係る過給機の洗浄装置の構成と重複する部材には同一符号を付してその説明は省略する。
図5に示すように、本実施例に係る過給機の洗浄装置では、洗浄剤21として、尿素粉21c、アンモニア水21a、アンモニアガス21bの併用により洗浄する場合である。
先ず、過給機13の翼表面裏面に付着することを事前に防止するための付着防止方法として、過給機回転初期時に、1)尿素粉21c導入を導入させる(第1工程)。
この尿素粉21cの導入により、翼に尿素の被膜を形成する。
次に、2)水25または、アンモニア水21aを噴霧する(第2工程)。
その後、3)アンモニアガス21bを添加する(第3工程)。
最後に、4)水25を噴霧する(第4工程)。
ディーゼルエンジン11の運転中は、第2工程(アンモニア水21aを噴霧)、第3工程(アンモニアガス21bを噴霧)、第4工程(水洗浄)を間欠的にそれぞれ1分間程度繰り返すことで、付着物の硫酸塩、蒸気圧分の水分とが反応して、水溶性の高い硫酸アンモニウムとし、排ガスが持つミスト分や飽和蒸気圧分の水分で付着を翼の遠心力で翼表面から脱落させる。
11 ディーゼルエンジン
12 排ガス
13 過給機
13a タービン部
13c コンプレッサ部
15 排ガススクラバ
16 浄化排ガス
17 空気
18 圧縮浄化ガス
21 洗浄剤
21a アンモニア水
21b アンモニアガス
21c 尿素粉
22 洗浄剤導入手段

Claims (4)

  1. 内燃機関から排出される排ガスを用いて回転駆動される過給機翼を供えた過給機の洗浄装置であって、
    内燃機関から排出される排ガスを再循環する排ガス再循環ラインに介装され、排ガスを吸収液により浄化する排ガス浄化装置である排ガススクラバと、
    前記排ガス浄化装置からの浄化排ガスを排出する浄化排ガスラインと、
    前記浄化排ガスライン中に、アンモニア水、アンモニアガス、尿素粉の少なくとも一つの洗浄剤を導入する洗浄剤導入手段と、を具備し、
    前記洗浄剤が同伴された浄化排ガスを過給機内に導入し、浄化排ガスに同伴された洗浄剤により回転駆動される過給機翼を洗浄してなることを特徴とする過給機の洗浄装置。
  2. 請求項1において、
    前記洗浄剤を間欠導入する導入手段を有することを特徴とする過給機の洗浄装置。
  3. 請求項1又は2の過給機の洗浄装置を用い、
    前記排ガス浄化装置からの浄化排ガスライン中に、アンモニア水、アンモニアガス、尿素粉の少なくとも一つの洗浄剤を導入して浄化排ガスと混合させ、
    前記洗浄剤が同伴された浄化排ガスを過給機に導入しつつ、過給機翼を洗浄することを特徴とする過給機の洗浄方法。
  4. 請求項3において、
    前記洗浄剤が、アンモニア水又は尿素粉の場合、
    間欠導入する際に、前記過給機翼の回転を低速に変更することを特徴とする過給機の洗浄方法。
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