JP2014163038A - ボード状壁面の補強部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】
台座栓を介して固定物をコンクリート壁に固定することにより、固定物を強固に保持させることができるボード状壁面の補強部材を提供することにある。
【解決手段】
コンクリート壁に一端が埋設され、他端がボード状壁面方向に突出するもののボード状壁面からは突出しないアンカー部材と、柱状で、長さがコンクリート壁からボード状壁面までの距離と略同一で、端面の面積が固定物のボード状壁面との接着面と略同一か又はそれ以上で、アンカー部材が貫通するアンカー孔を有し、ボード状壁面に穿設された壁孔を塞ぐ台座栓と、コンクリート壁から起立するアンカー部材が台座栓のアンカー孔に貫通すると共に台座栓の一端がコンクリート壁に当接した状態で、台座栓のボート状壁面側の端面に埋没しつつ、台座栓をアンカー部材を介してコンクリート壁に挟持させる挟着部材とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート壁の前面に該コンクリート壁との間に空隙をもって化粧板が配置されることにより形成されるボード状壁面に、重量物又は荷重の掛かる建築部材を固定するためのボード状壁面の補強部材に関する。
従来より、コンクリート壁の前面に該コンクリート壁との間に空隙をもって化粧板が配置されることにより形成されるボード状壁面構築の工法として、例えば、GL工法が広く採用されてきている。このGL工法におけるボード状壁面は、石膏ボード等に代表されるような脆い材質のものが大半で、ボード状壁面に直接、重量物又は荷重の掛かる建築部材を固定することは困難である。
そこで、ボード状壁面に直接、重量物又は荷重の掛かる建築部材を固定する部材や工法が提案されている。例えば、特許文献1に示されるブラケット等の取り付け部の構造では、コンクリート壁にパイプナット体を不抜状態に埋設固定し、そのパイプナット体にアンカーボルト体を螺合してアンカーボルト体の自由端をコンクリート壁と隙間をおいて張設された化粧板を超えて突出させ、このアンカーボルト体にラウンドナットを螺合し、ラウンドナットを回動調整してラウンドナットの表面を化粧板とほぼ面一状態に位置決めし、このラウンドナットの表面側にブラケットを固着するようにしている。
また、特許文献2に示されるGL工法対応アンカーは、アンカーと、アンカーの雌ねじ部に捩込む雄ねじ部を一端部に有して中空で他端部の内周面に雌ねじ部を有するソケットと、ソケットの雌ねじ部に捩込まれる軸部に直交して一体形成された座部とを有する座付スリーブとからなり、室内壁にソケットと同径の壁孔を穿設してドリル等にて躯体壁に躯体穴を穿設し、躯体穴にアンカーを挿入固定し、室内壁の壁孔からソケットを挿入してアンカーに捩込み、座付スリーブの座部で壁孔を塞ぎ、座付スリーブに器具等の取付用孔を合わせて木ねじを捩込んで器具を躯体壁に支持力高く支持固定する構成としている。
実開平6−40166号公報 特開平8−27904号公報
しかしながら、従来の固定方法では、コンクリート壁に埋設固定されボード状壁面に伸びるアンカーにより、荷重物等を固定させようとしているが、固定させようとする荷重物等のボード状壁面への当接する面積が広い場合、主な荷重はアンカーで受けられるものの、アンカーよりも大径な荷重物等の当接面が、ボード状壁面にも加重してしまい、荷重物等の周辺のボード状壁面を痛めてしまうことになる。
また、特許文献1では、化粧板に負担を与えないようにアンカーボルト体にスペーサーを嵌入して筒状のこのスペーサーを介してブラケットをアンカーボルト体に固定し、このブラケットを利用して荷重物等を取付けるようにしているが、筒状のスペーサーでは、荷重物に接する面積が小さく、かえって重量物等の局所に力が掛かり、スペーサーや重量物等自体を痛めてしまう可能性がある。
このように、従来の固定方法では、ボード状壁面だけでなく、固定するための部材や重量物をも保護しつつ、重量物等を強固に固定することが困難である。
さらに、特許文献1の固定方法では、使用しなくなって重量物等を取り除いた後に、ボード状壁面からアンカーボルト体が突出することになり、このアンカーボルト体も取り除いた後のボード状壁面には孔が残り、孔を塞ぐように壁紙を貼っただけでは、極めて脆弱な部分がボード状壁面に残ってしまうことになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ボード状壁面に頼ることなく固定物の荷重を台座栓で受けた状態で、台座栓を介して固定物をコンクリート壁に固定することにより、固定物を強固に保持させることができるボード状壁面の補強部材を提供することにある。
請求項1記載のボード状壁面の補強部材は、コンクリート壁に一端が埋設され、他端がボード状壁面方向に突出するもののボード状壁面からは突出しないアンカー部材と、柱状で、長さがコンクリート壁からボード状壁面までの距離と略同一で、端面の面積が固定物のボード状壁面との接着面と略同一か又はそれ以上で、アンカー部材が貫通するアンカー孔を有し、ボード状壁面に穿設された壁孔を塞ぐ台座栓と、コンクリート壁から起立するアンカー部材が台座栓のアンカー孔に貫通すると共に台座栓の一端がコンクリート壁に当接した状態で、台座栓のボート状壁面側の端面に埋没しつつ、台座栓をアンカー部材を介してコンクリート壁に挟持させる挟着部材とを備え、台座栓に固定物を固定することを特徴とする。
請求項2記載のボード状壁面の補強部材は、固定物を、台座栓に固定物のボード状壁面との接着面を当接させた状態で、台座栓に固定することを特徴とする。
請求項3記載のボード状壁面の補強部材は、台座栓が、木製であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、柱状の台座栓が、コンクリート壁にアンカー部材を介して固定されると共にボード状壁面に穿設された壁孔を塞いでおり、端面の面積が固定物のボード状壁面との接着面と略同一か又はそれ以上で、ボード状壁面に頼ることなく固定物の荷重を台座栓で受けた状態で、台座栓を介して固定物をコンクリート壁に固定することから、固定物を強固に保持させることができる。
請求項2の発明によれば、固定物を、台座栓に固定物のボード状壁面との接着面を当接させた状態で、固定物の荷重を台座栓のみで受けて、台座栓を介して固定物をコンクリート壁に固定することから、固定物を強固に保持させることができる。
請求項3の発明によれば、台座栓が、加工の容易な木製であることから、固定物のボード状壁面との接着面の形状や大きさに即した台座栓を容易に調達することができる。
本発明に係るボード状壁面の補強部材の施工の一例を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。 同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明に係るボード状壁面の補強部材の施工の一例を示す説明図である。図2〜図14は、同ボード状壁面の補強部材の施工手順を示す説明図である。
本発明に係るボード状壁面4aの補強部材は、コンクリート壁2の前面にコンクリート壁2との間に空隙をもって化粧板である石膏ボード4が配置されることにより形成されるボード状壁面4aに、重量物又は荷重の掛かる建築部材である固定物(40)を固定するためのものである。
ボード状壁面4a自体の構造は、コンクリート壁2のコンクリート壁面2aに石膏系接着剤であるGLボンド6を団子状に塗り付け、その上に石膏ボード4を直接圧着して形成している。このような構造のため、ボード状壁面4aは、石膏ボード4自体が脆くて弱いことに加え、コンクリート壁2への固定という意味でも、弱い構造になっている。
本実施の形態におけるボード状壁面4aの補強部材は、アンカー部材であるアンカーボルト20、台座栓10、挟着部材であるナット24から構成されている。アンカーボルト20は、金属製の肉厚の円筒状のボトル材で、先端部が四方に割れた鍔部20bとなっており、後端部の周囲には、ネジ山20aが螺刻されている。そして、アンカーボルト20の後端部から釘状の打込ピン22が挿入されている。この打込ピン22をアンカーボルト20の後端部に打ち込むことで、鍔部20bが外周より外側に広がることになる。
尚、アンカーボルト20の太さは、固定物(40)の荷重によって適宜定めることになるが、一般的にはM6〜M20程度である。また、アンカーボルト20の長さは、コンクリート壁2に一端である先端部が埋設され、他端である後端部がボード状壁面4a方向に突出したとき、ボード状壁面4aからは突出しない長さである。
台座栓10は、柱状で、長さがコンクリート壁2のコンクリート壁面2aからボード状壁面4aまでの距離と略同一で、端面の面積が固定物(40)のボード状壁面4aとの接着面と略同一か又はそれ以上である。尚、本実施の形態における台座栓10の端面(10a,10b)の面積及び形状の詳細は後述するが、固定物(40)によって適宜定められるもので、本実施の形態のものに限定されるものではない。
台座栓10には、台座栓10のコンクリート壁面2aに当接することとなるコンクリート壁側端面10aから固定物(40)が当接することとなる固定物側端面10bに抜け、アンカーボルト20が貫通可能なアンカー孔10cが、穿設されている。また、アンカー孔10cの固定物側端面10bは、後述する挟着部材であるナット24を固定物側端面10bから埋没して設けられるように穿設されたナット孔10dが穿設されている。
このように構成されるボード状壁面4aの補強部材を用いたボード状壁面4aへの固定物(40)の固定方法を説明する。尚、本実施の形態で説明するにあたって、手摺り40を固定物の一例として説明する。
まず、図2に示すように、まず、石膏ボード4の手摺り40を取り付けたい位置に、壁孔4bを穿設する。この壁孔4bの孔径は、台座栓10の径よりもわずかに大きい程度にする。尚、本実施の形態で説明する台座栓10の径及び形状は、固定物である手摺り40に依存している。具体的には、手摺り40のアーム42をボード状壁面4aに固定するためにボード状壁面4aに当接させるアーム基台44が円形をしていることから、台座栓10の固定物側端面10bの形状が円形になるように、台座栓10の形状として円柱形を選択する。また、台座栓10の径は、このアーム基台44の径と同一か又は少し大きくするようにする。尚、本実施の形態での説明では、台座栓10のアンカー孔10cが、台座栓10の軸中心に穿設された台座栓10を用いるが、これも必ずしも軸中心にアンカー孔10cが穿設されているものを使用する必要はない。
次に、図3〜図5に示すように、石膏ボード4の壁孔4bの中心に相当する位置のコンクリート壁面2aに、コンクリート壁孔2bを穿設する。具体的には、図4に示すように、ドリルDで、コンクリート壁孔2bを穿設するわけだが、まずコンクリート壁孔2bの径(ドリルDの径)は、アンカーボルト20を挿嵌させることが可能で、且つ緩くない太さにする。また、コンクリート壁孔2bの深さは、アンカーボルト20を挿嵌させた状態で、アンカーボルト20の後端部が、ボード状壁面4aから突出しない深さとする。尚、ドリルDでコンクリート壁面2aにコンクリート壁孔2bを穿設した後、コンクリート壁孔2b内の穿設屑を除去し、所定の深さが確保できるようにする(図5参照)。
次に、図6及び図7に示すように、アンカーボルト20を、鍔部20bがある方をコンクリート壁孔2b側として、コンクリート壁孔2bに挿嵌する。このとき、アンカーボルト20のネジ山20aがある側の後端部が、ボード状壁面4aから突出しないように(後述する打ち込まれた打込ピン22も含めボード状壁面4aから突出しないように)する。尚、アンカーボルト20をコンクリート壁2に埋設させるにあたり、より固定の強度を増させるために、コンクリート壁孔2bに接着剤を注入した上でアンカーボルト20を挿嵌するようにしてもよい。
次に、図7に示す状態でアンカーボルト20の打込ピン22を強打して押し込むことにより、図8に示すように、アンカーボルト20の鍔部20bが、外径方向に広がり、アンカーボルト20が楔状にコンクリート壁2に強固に固着されることになる。
次に、図9に示すように、まず、アンカーボルト20が、台座栓10のアンカー孔10cに入るように、台座栓10を石膏ボード4の壁孔4bに挿入していく。そして、台座栓10のコンクリート壁側端面10aがコンクリート壁面2aに当接した状態で、アンカーボルト20のネジ山20aが台座栓10のナット孔10dから突出するので、このネジ山20aに、ナット24を螺着する。ナット24を、ナット孔10dの底に密着するまで螺着することにより(図10参照)、台座栓10が、アンカーボルト20を介してコンクリート壁2とナット24との間に挟持させることになる。この時、ナット24は、ナット孔10dに埋没し、台座栓10の固定物側端面10bには、突出しない。
このように、台座栓10が、石膏ボード4の壁孔4bを塞ぐ形で、コンクリート壁2に固定され、台座栓10の固定物側端面10bとボード状壁面4aとが、面高さが同一の同一面を構成することになる。尚、台座栓10をコンクリート壁2に固定するにあたり、コンクリート壁面2aと台座栓10のコンクリート壁側端面10aに接着剤を塗布するようにしてもよい。また、台座栓10と石膏ボード4の壁孔4bとの間に隙間がある場合には、コーキング剤等で隙間を埋めるようにしてもよい。
そして、これは必要に応じてであるが、図11及び図12に示すように、台座栓10からコンクリート壁2に貫通するビス孔10eを穿設し、そのビス孔10eにビス30を螺挿させる。これにより、台座栓10が、より強固にコンクリート壁2に固定されることになる。
次に、図13に示すように、台座栓10の固定物側端面10bに、ボルト46を螺挿する固定孔10fを穿設する。そして、アーム42のアーム基台44を、固定物側端面10b密着させ、アーム基台44の上からボルト46を固定孔10fに螺挿し、アーム42を台座栓10に固定させる。アーム基台44を覆うように基台カバー48を嵌めることにより、図14にも示すように、ボード状壁面4aに固定物である手摺り40が固定される。
以上のようなボード状壁面4aの補強部材によれば、柱状の台座栓10が、コンクリート壁2にアンカー部材であるアンカーボルト20を介して固定されると共にボード状壁面4aに穿設された壁孔4bを塞いでおり、端面(コンクリート壁側端面10a、固定物側端面10b)の面積が固定物のボード状壁面との接着面と略同一か又はそれ以上で、ボード状壁面4aに頼ることなく固定物(40)の荷重を台座栓10で受けた状態で、台座栓10を介して固定物(40)をコンクリート壁2に固定することから、固定物(40)を強固に保持させることができる。
また、台座栓10の長さがコンクリート壁2からボード状壁面4aまでの距離と略同一であることから、ボード状壁面4aと台座栓10の固定物側端面10bの高さが略同一で段差が無く、固定物(40)を台座栓10に固定するにあたり、ボード状壁面4aが障害になることはなく、固定物(40)の固定の作業が容易である。
さらに、ボード状壁面4aと台座栓10の固定物側端面10bの高さが略同一で段差が無いことから、固定物(40)を取り外した後に、壁孔4bを塞ぐように壁紙を貼れば、塞ぐように貼った壁紙の裏側が台座栓10で補強された状態となり、且つ平らに壁紙を貼ることができ、強度や見た目を損なうこと無く壁孔4bを塞ぐように壁紙を貼ることができる。
さらに、台座栓10は、柱状の中実であり、端面(コンクリート壁側端面10a、固定物側端面10b)の全体が、コンクリート壁2及び固定物(40)の接着面に接していることから、コンクリート壁2及び固定物(40)の接着面に局所的に荷重が掛かることなく固定物(40)を強固に保持させることができる。
さらに、固定物(40)を、台座栓10に固定物(40)のボード状壁面4aとの接着面を当接させた状態で、固定物(40)の荷重を台座栓10のみで受けて、台座栓10を介して固定物(40)をコンクリート壁2に固定することから、固定物(40)を強固に保持させることができる。
さらに、台座栓10を加工の容易な木製で作ることで、固定物(40)のボード状壁面4aとの接着面の形状や大きさに即した台座栓10を容易に調達することができる。尚、台座栓10の材質は、木材が好ましいが、金属や合成樹脂のような他の材質であってもかまわない。また、木材の中でも、特に、合板を貼り合わせたものを使用することにより、薄い板の積み重ねであるため台座栓10の高さを調整しやすく、強度的にも十分で、各種のボード状壁面の補強部材として、使用しやすい。
尚、本実施の形態で説明したアンカー部材であるアンカーボルト20は、アンカー部材の一例であって、挟着部材とを用いて、台座栓10をコンクリート壁2に強固に挟着させることができる構造のものであればよい。
また、本実施の形態では、固定物として手摺り40を用いて説明したが、固定できる固定物はこれに限られるものではなく、ボード状壁面4aに直接固定したいものは、重量物又は荷重の掛かる建築部材に限らず、すべて固定物といえる。
さらに、ボード状壁面4aを構成する化粧板は、石膏ボード4に限られるものではなく、例えば浴室の壁面を構成する樹脂製やタイル製等の化粧板であってもよく、化粧板自体では固定物を保持できないような壁材は、すべて該当する。
以上のように、本発明によれば、ボード状壁面に頼ることなく固定物の荷重を台座栓で受けた状態で、台座栓を介して固定物をコンクリート壁に固定することにより、固定物を強固に保持させることができるボード状壁面の補強部材を提供することができる。
2・・・・・コンクリート壁
2a・・・・コンクリート壁面
2b・・・・コンクリート壁孔
4・・・・・石膏ボード
4a・・・・ボード状壁面
4b・・・・壁孔
6・・・・・GLボンド
10・・・・台座栓
10a・・・コンクリート壁側端面
10b・・・固定物側端面
10c・・・アンカー孔
10d・・・ナット孔
10e・・・ビス孔
10f・・・固定孔
20・・・・アンカーボルト
20a・・・ネジ山
20b・・・鍔部
22・・・・打込ピン
24・・・・ナット
30・・・・ビス
40・・・・手摺り
42・・・・アーム
44・・・・アーム基台
46・・・・ボルト
48・・・・基台カバー

Claims (3)

  1. コンクリート壁の前面に該コンクリート壁との間に空隙をもって化粧板が配置されることにより形成されるボード状壁面に、重量物又は荷重の掛かる建築部材である固定物を固定するためのボード状壁面の補強部材において、
    該コンクリート壁に一端が埋設され、他端が該ボード状壁面方向に突出するものの該ボード状壁面からは突出しないアンカー部材と、
    柱状で、長さが該コンクリート壁から該ボード状壁面までの距離と略同一で、端面の面積が該固定物の該ボード状壁面との接着面と略同一か又はそれ以上で、該アンカー部材が貫通するアンカー孔を有し、該ボード状壁面に穿設された壁孔を塞ぐ台座栓と、
    該コンクリート壁から起立する該アンカー部材が該台座栓の該アンカー孔に貫通すると共に該台座栓の一端が該コンクリート壁に当接した状態で、該台座栓の該ボート状壁面側の端面に埋没しつつ、該台座栓を該アンカー部材を介して該コンクリート壁に挟持させる挟着部材とを備え、
    該台座栓に該固定物を固定することを特徴とするボード状壁面の補強部材。
  2. 前記固定物を、前記台座栓に該固定物の前記ボード状壁面との前記接着面を当接させた状態で、該台座栓に固定することを特徴とする請求項1記載のボード状壁面の補強部材。
  3. 前記台座栓が、木製であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボード状壁面の補強部材。
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