JP2015048671A - 壁つなぎ用固定具 - Google Patents

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【課題】タイル壁を有する建物と足場とを連結する壁つなぎの固定具の建物外壁面への取り付けを容易にし、建物外壁面のタイル壁の外観の維持を図れるようにする。【解決手段】建物外壁面に穿設された固定穴6内に挿入固定され、建物外壁側端部に雌ねじ部15aを有すると共に、雌ねじ部に連接して該雌ねじ部より大径の空間部16を有する筒状の本体11と、表面にタイル片5aを接着するベース板部12と、ベース板部の裏面に直交状に突出する棒状部13とからなり、棒状部は本体の雌ねじ部より小径に形成され、該棒状部の先端に雌ねじ部に螺合されると共に、空間部内に移動可能な雄ねじ部18を有する保護部材14と、を具備する。壁つなぎの不使用時に、保護部材の雄ねじ部を本体の空間部内に位置して、タイル片が建物のタイル壁の一部を構成し、壁つなぎの使用時には、保護部材を本体から取り外して本体の第1の雌ねじ部に壁つなぎを螺合可能にする。【選択図】図2

Description

この発明は、タイル壁を有する建物と足場とを連結する壁つなぎの固定具に関するものである。
一般に、マンション等の建物に対する改修工事の際には、高所での作業者の作業スペースを確保するために足場が組まれる。この場合、強風などにより足場の倒壊を防ぐために、建物の壁面にアンカーを打ち込み、壁つなぎにより足場と建物を連結する必要がある。
しかし、外壁に打ち込んだアンカーに壁つなぎを連結して足場と建物を連結させた場合は、工事が終了した後、アンカーを取り除き、壁体を元の状態に戻さなければならず、多くの手間を要する上、建物の外観を低下させる問題がある。
この問題を解決する手段として、従来では、建物の外壁面のコンクリート部材への埋め込み、あるいは、外壁面に穿設された穴内に接着剤を介して固定される雌ねじ部を備える固定具の外表面に蓋体を着脱自在に取り付ける構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4251367号公報(特許請求の範囲、図5)
しかしながら、特許文献1に記載の発明においては、建物の外壁面のコンクリート部材への埋め込み、あるいは、外壁面に穿設された穴内に固定される雌ねじ部を備える固定具の外表面に、雄ねじ部を有する蓋体を着脱自在に取り付ける(螺合する)構造であるため、建物の仕上げがタイル貼りの場合には、固定具の取り付け及び工事終了後の蓋体の取り付けに多くの手間を要すると共に、建物の外観を低下させる懸念がある。
すなわち、建物の仕上げがタイル貼りの場合には、アンカーを打ち込むためにタイルの一部のタイル片を剥がし、作業後にはタイルを貼り直す必要があるため、多くの手間を要し、工費も高額となる。また、全く同じ色のタイルがないため、タイルを新しいものにすると、作業部分が周囲と異なって見えることになり、建物の外観が損なわれる懸念がある。
特に、マンションの大規模改修は10年おきに繰り返され、その都度、壁つなぎにより足場と建物を連結する作業が行われるため、上記の問題を解決することは重要な課題である。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、タイル壁を有する建物の改修工事における、足場と建物とを連結する壁つなぎの固定具の建物外壁面への取り付けを容易にすると共に、工事終了後の建物外壁面のタイル壁の外観の維持を図れるようにした壁つなぎ用固定具を提供する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、タイル壁を有する建物の改修工事等の際に、足場と建物とを連結すべく設けられる壁つなぎの固定具であって、 上記建物外壁面に穿設された固定穴内に挿入固定され、少なくとも建物外壁側端部に雌ねじ部を有すると共に、上記雌ねじ部に連接して該雌ねじ部より大径の空間部を有する筒状の本体と、 表面にタイル片を接着するベース板部と、該ベース板部の裏面に直交状に突出する棒状部とからなり、上記棒状部は上記本体の雌ねじ部より小径に形成され、該棒状部の先端に上記雌ねじ部に螺合されると共に、上記空間部内に移動可能な雄ねじ部を有する保護部材と、を具備し、 上記壁つなぎの不使用時に、上記保護部材の雄ねじ部を上記本体の空間部内に位置して、上記タイル片が上記建物のタイル壁の一部を構成し、 上記壁つなぎの使用時には、上記保護部材を上記本体から取り外して本体の雌ねじ部に壁つなぎを螺合可能にする、ことを特徴とする。
請求項1に記載の壁つなぎ用固定具において、上記本体の建物内壁側の端部に雌ねじ部を設け、該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有し、先端が上記固定穴の底部に当接する設置長さ調整部材を更に具備するのが好ましい(請求項2)。
また、請求項1に記載の壁つなぎ用固定具において、上記本体の建物外壁側端部の外周に係止溝を設け、上記保護部材の棒状部側面に、該保護部材の雄ねじ部が上記空間部内に位置する状態で上記係止溝に係合するスプリングロック部を設けるのが好ましい(請求項3)。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の壁つなぎ用固定具において、少なくとも上記ベース板部の表面が露出する開口を有するバックアップ材を更に具備し、該バックアップ材は、タイル片が取り外された建物外壁面に穿設された上記固定穴内に上記本体を挿入し、該本体に取り付けられた上記保護部材のベース板部の表面を、取り外したタイル片の設置面と同一面上に合わせた状態で、上記タイル片が取り外された領域内の建物外壁面に取り付けられる、ことを特徴とする。
請求項1,4に記載の発明によれば、表面にタイル片を接着する保護部材の棒状部の先端の雄ねじ部を、本体の外壁側端部に設けられた雌ねじ部に螺合すると共に、本体の空間部内に移動可能に取り付け、タイル片が取り外された建物外壁面に穿設された固定穴内に筒状の本体を挿入固定することにより、壁つなぎの不使用時に、保護部材の雄ねじ部を本体の空間部内に位置して、タイル片が建物のタイル壁の一部を構成することができる。また、壁つなぎの使用時には、保護部材を本体から取り外して本体の雌ねじ部に壁つなぎを螺合可能にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、表面にタイル片を接着する保護部材の棒状部の先端の雄ねじ部を、本体の外壁側端部に設けられた雌ねじ部に螺合すると共に、本体の空間部内に移動可能に取り付け、設置長さ調整部材の本体からの突出長さを調整して、タイル片が取り外された建物外壁面に穿設された固定穴内に筒状の本体を挿入固定することにより、壁つなぎの不使用時に、保護部材の雄ねじ部を本体の空間部内に位置して、タイル片が建物のタイル壁の一部を構成することができる。また、壁つなぎの使用時には、保護部材を本体から取り外して本体の雌ねじ部に壁つなぎを螺合可能にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、表面にタイル片を接着する保護部材の棒状部の先端の雄ねじ部を、本体の外壁側端部に設けられた雌ねじ部に螺合すると共に、本体の空間部内に移動可能に取り付け、かつ、本体の係止溝と保護部材のスプリングロック部とを係合した状態で、タイル片が取り外された建物外壁面に穿設された固定穴内に筒状の本体を挿入固定することにより、壁つなぎの不使用時に、保護部材の雄ねじ部を本体の空間部内に位置して、タイル片が建物のタイル壁の一部を構成することができる。また、壁つなぎの使用時には、本体の係止溝と保護部材のスプリングロック部との係合を解除した後、保護部材を本体から取り外して本体の雌ねじ部に壁つなぎを螺合可能にすることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、タイル壁を有する建物の改修工事における、足場と建物とを連結する壁つなぎの固定具の建物外壁面への取り付けを容易にすると共に、工事終了後の建物外壁面のタイル壁の外観の維持を図ることができる。
また、改修作業後に建物外壁面にタイルを貼り直す必要がなく、取り外したタイル片を接着して保護部材を取り付けることができるため、工数の削減が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
この発明に係る壁つなぎ用固定具の取り付け状態を示す斜視図である。 上記壁つなぎ用固定具の取り付け状態を示す断面図である。 上記壁つなぎ用固定具の分解断面図である。 上記壁つなぎ用固定具の取り付け状態を示す要部断面斜視図である。 この発明における本体に保護部材を取り付ける状態を示す断面斜視図である。 この発明における本体に保護部材を取り付けた状態を示す断面斜視図である。 上記壁つなぎ用固定具を取り付ける前の外壁の概略断面図である。 外壁の固定穴を穿設した状態の概略断面図である。 上記固定穴に本体を挿入して位置合わせする状態の概略断面図である。 固定穴に本体を挿入固定した状態の概略断面図である。 本体に保護部材を取り付けた状態の概略断面図である。 保護部材を取り外す前の状態を示す斜視図である。 目地モルタルを剥がした状態の概略断面図である。 保護部材を取り外す前の状態の概略断面図である。 保護部材を取り外す状態の概略断面図である。 壁つなぎを取り付ける状態の概略断面図である。 壁つなぎを取り付ける状態を示す斜視図である。
以下に、この発明に係る壁つなぎ用固定具について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、タイル壁を有する建物の改修工事の際に、この発明に係る壁つなぎ用固定具を適用する場合について説明する。この場合、建物はコンクリート製の躯体1にて形成されており、躯体1の外壁面1aには下地モルタル2及びタイル貼付モルタル3を介在してタイル壁5を構成する複数のタイル片5aが貼付されている。
この発明に係る壁つなぎ用固定具10(以下に固定具10という)は、図2ないし図6に示すように、タイル片5aが取り外された建物外壁面すなわち躯体外壁面1aに穿設された固定穴6内に挿入固定される筒状の本体11と、表面にタイル片5aを接着するベース板部12と、ベース板部12の裏面に直交状に突出する棒状部13とからなる保護部材14と、本体11の建物内壁側に螺合される設置長さ調整部材20とを具備する。
本体11は、建物外壁側端部に第1の雌ねじ部15aを有すると共に、第1の雌ねじ部15aに連接する第1の雌ねじ部15aより大径の空間部16を有し、かつ、建物内壁側端部に第2の雌ねじ部15bを有する。
この場合、本体11は、第1の雌ねじ部15aと空間部16を有する長いナット11aと、第2の雌ねじ部15bを有する短いナット11bとを、空間部16の端部に設けられた座ぐり穴11c内に嵌合される座金11dを介在して溶接等によって接合してなる。なお、長いナット11aの建物外壁側端部には、ナットの外径より小径の円筒部11eが延在している。また、本体11を構成する長いナット11aの建物外壁側端部の円筒部11eの外周には係止溝17が周設されている。
設置長さ調整部材20は、本体11の第2の雌ねじ部15bに螺合されるボルトにて形成されており、頭部21が固定穴6の底部6aに当接可能に形成されている。
保護部材14は、表面にタイル片5aを接着するベース板部12と、ベース板部12の裏面に直交状に突出する棒状部13とからなり、棒状部13は本体11の第1の雌ねじ部15aより小径に形成され、棒状部13の先端に第1の雌ねじ部15aに螺合されると共に、空間部16内に移動可能な雄ねじ部18を有する。
また、保護部材14の棒状部13の側面には、保護部材14の雄ねじ部18が空間部16内に位置する状態で係止溝17に係合するスプリングロック部30が設けられている。この場合、スプリングロック部30は、ベース板部12と棒状部13の接合部に固定される固定片31の対向する両端から建物内壁側に延在する一対の係止片32とからなり、係止片32の先端側には、対向側に屈曲して係止溝17に弾発力の付勢によって係合する係止爪部33が形成されている。
上記のように構成される固定具10は、壁つなぎの不使用時には、保護部材14の雄ねじ部18を本体11の空間部16内に位置して、保護部材14のベース板部12に接着されたタイル片5aが建物のタイル壁5の一部を構成することができる。また、壁つなぎの使用時には、保護部材14を本体11から取り外して本体11の第1の雌ねじ部15aに壁つなぎを螺合可能にすることができる。
以下に、上記のように構成される固定具10を、タイル壁5を有する建物(躯体1)の外壁面1aに取り付ける施工手順について図7Aないし図7Eを参照して説明する。
まず、図7Aに示す固定具10を取り付ける前の外壁の所定のタイル片5aを剥がすと共に、該タイル片5aの直下のタイル貼付モルタル3と下地モルタル2を除去して躯体1の外壁面1aを露出する。次に、躯体1の外壁面1aに固定穴6を穿設する(図7B参照)。
次に、保護部材14の雄ねじ部18を本体11の第1の雌ねじ部15aに螺合し、雄ねじ部18を本体11の空間部16内に位置させると共に、保護部材14に設けられたスプリングロック部30の係止爪部33を本体11に設けられた係止溝17に係合する。この状態で、設置長さ調整部材20の本体11からの突出長さを調整して、固定穴6内に本体11を挿入し、設置長さ調整部材20の頭部21を固定穴6の底部6aに当接して、ベース板部12の表面を、取り外したタイル片5aの設置面と同一面上に合わせる(図7C参照)。この際、図7Cに示すように、取り外したタイル片5aの周囲の対向するタイル壁5の表面に当接する基準面41と、基準面41からタイル片5aの厚さ分突出してベース板部12の表面に当接する位置合わせ面42と、を有する位置合わせ治具40を用いて、ベース板部12の表面を、取り外したタイル片5aの設置面と同一面上に合わせる。
上記のように、設置長さ調整部材20の本体11からの突出長さを調整すると共に、位置合わせ治具40を用いて、ベース板部12の表面を、取り外したタイル片5aの設置面と同一面上に合わせることにより、固定穴6内に挿入される本体11の位置決めを容易、かつ、正確にすることができる。
次に、少なくともベース板部12の表面が露出する開口51を有するバックアップ材50を、タイル片5aが取り外された領域内の躯体1の外壁面1aに取り付ける。次に、固定穴6から本体11を抜き取った後、固定穴6内に接着剤60を充填して本体11を固定穴6内に挿入固定する(図7D参照)。
次に、裏面に接着剤(図示せず)が塗布されたタイル片5aを保護部材14のベース板部12の表面に押圧して接着する。その後、タイル片5aの周囲の隙間に目地モルタル4を充填する(図7E参照)。なお、固定具10は躯体1の外壁面1aに例えば4mピッチで、上記と同様の手順(工程)で取り付けられる。
上記のような工程によって躯体1の外壁面1aに固定具10を取り付ける施工方法によれば、躯体1の外壁面1aに穿設された固定穴6内に固定具10の本体11を容易に挿入固定することができると共に、保護部材14のベース板部12に接着されるタイル片5aが躯体1の外壁面1aに貼着されたタイル壁5の一部を構成することができ、タイル壁5の外観の維持を図ることができる。
また、上記実施形態の固定具10によれば、保護部材14に設けられたスプリングロック部30の係止爪部33が本体11に設けられた係止溝17に係合されているので、保護部材14が不用意に外方側に移動する虞がない。
次に、上記のように構成された固定具10に壁つなぎを取り付ける手順について、図8ないし図10を参照して説明する。
まず、保護部材14のベース板部12に接着されたタイル片5aの周囲の目地モルタル4を剥がす(図9A参照)。次に、図8に示すように、タイル片5aの上下辺部を挟持する取り外し治具70を用いて、本体11の係止溝17と保護部材14のスプリングロック部30の係止爪部33との係合を解除すると共に、ベース板部12をタイル壁5より外方へ移動して、保護部材14の雄ねじ部18と本体11の第1の雌ねじ部15aとを係合する(図9B参照)。
次に、保護部材14の雄ねじ部18を反時計方向に回転し(図9C参照)、雄ねじ部18と本体11の第1の雌ねじ部15aとの螺合を解除して保護部材14を本体11から取り外す(図9D、図10参照)。本体11から取り外された保護部材14は、改修工事期間中、別の場所に保管される。
保護部材14を本体11から取り外した後、本体11の第1の雌ねじ部15aに壁つなぎ7の雄ねじ部7aを螺合して壁つなぎ7を固定具10に取り付ける(図9D、図10参照)。これにより、建物(躯体1)と足場(図示せず)を壁つなぎ7を介して連結することができる。
上記実施形態の壁つなぎ7の取り付け方法によれば、タイル片5aを有する保護部材14を固定具10の本体11から取り外した後、本体11の第1の雌ねじ部15aに壁つなぎ7の雄ねじ部7aを螺合して壁つなぎ7を取り付けることができるため、改修工事毎にタイル壁5の一部を剥がしてアンカーを打ち込む必要がなく、また、改修作業後には、取り外した保護部材14を本体11に取り付ければよいので、タイルを貼り直す必要もない。したがって、工数の削減が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
なお、上記実施形態では、本体11の躯体内側端部に第2の雌ねじ部15bを設け、該第2の雌ねじ部15bに設置長さ調整部材20を螺合させる場合について説明したが、設置長さ調整部材20を用いずに本体11を固定穴6内に位置合わせした状態で挿入固定するようにしてもよい。この場合は、保護部材14を取り付けた状態の本体11の長さ寸法に合わせて固定穴6を穿設することで、本体11を固定穴6内に位置合わせした状態で挿入固定することができる。
また、上記実施形態では、保護部材14に設けられたスプリングロック部30の係止爪部33を本体11に設けられた係止溝17に係合する場合について説明したが、必ずしも保護部材14に設けられたスプリングロック部30の係止爪部33を本体11に設けられた係止溝17に係合する必要はない。例えば、本体11における空間部16の側部に、ばねを内蔵したボールが空間部16内に突出するボールプランジャを設け、保護部材14の雄ねじ部18が空間部16内に位置した際に、雄ねじ部18の基端部にボールプランジャのボールを弾性係合させる構造としてもよい。
なお、この発明に係る固定具10は既存の建物の改修工事以外に、新築の建物の外装工事にも適用できることは勿論である。
1 躯体(建物)
1a 外壁面
4 目地モルタル
5 タイル壁
5a タイル片
6 固定穴
6a底部
7 壁つなぎ
7a 雄ねじ部
10 壁つなぎ用固定具
11 本体
12 ベース板部
13 棒状部
14 保護部材
15a 第1の雌ねじ部
15b 第2の雌ねじ部
16 空間部
17 係止溝
18 雄ねじ部
20 設置長さ調整部材
21 頭部
30 スプリングロック部
40 位置合わせ治具
41 基準面
42 位置合わせ面
50 バックアップ材
51 開口
60 接着剤

Claims (4)

  1. タイル壁を有する建物の改修工事等の際に、足場と建物とを連結すべく設けられる壁つなぎの固定具であって、
    上記建物外壁面に穿設された固定穴内に挿入固定され、少なくとも建物外壁側端部に雌ねじ部を有すると共に、上記雌ねじ部に連接して該雌ねじ部より大径の空間部を有する筒状の本体と、
    表面にタイル片を接着するベース板部と、該ベース板部の裏面に直交状に突出する棒状部とからなり、上記棒状部は上記本体の雌ねじ部より小径に形成され、該棒状部の先端に上記雌ねじ部に螺合されると共に、上記空間部内に移動可能な雄ねじ部を有する保護部材と、を具備し、
    上記壁つなぎの不使用時に、上記保護部材の雄ねじ部を上記本体の空間部内に位置して、上記タイル片が上記建物のタイル壁の一部を構成し、
    上記壁つなぎの使用時には、上記保護部材を上記本体から取り外して本体の雌ねじ部に壁つなぎを螺合可能にする、
    ことを特徴とする壁つなぎ用固定具。
  2. 請求項1に記載の壁つなぎ用固定具において、
    上記本体の建物内壁側の端部に雌ねじ部を設け、該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有し、先端が上記固定穴の底部に当接する設置長さ調整部材を更に具備する、ことを特徴とする壁つなぎ用固定具。
  3. 請求項1に記載の壁つなぎ用固定具において、
    上記本体の建物外壁側端部の外周に係止溝を設け、上記保護部材の棒状部側面に、該保護部材の雄ねじ部が上記空間部内に位置する状態で上記係止溝に係合するスプリングロック部を設ける、ことを特徴とする壁つなぎ用固定具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の壁つなぎ用固定具において、
    少なくとも上記ベース板部の表面が露出する開口を有するバックアップ材を更に具備し、該バックアップ材は、タイル片が取り外された建物外壁面に穿設された上記固定穴内に上記本体を挿入し、該本体に取り付けられた上記保護部材のベース板部の表面を、取り外したタイル片の設置面と同一面上に合わせた状態で、上記タイル片が取り外された領域内の建物外壁面に取り付けられる、ことを特徴とする壁つなぎ用固定具。
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