JP2014162630A - ウェイト可変エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】カウンタウェイトの重量を適切なタイミングで変更することのできるウェイト可変エレベータを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、ウェイト可変エレベータ1は、乗りかご5と、カウンタウェイト10と、ウェイト積み換え装置20と、利用情報取得部32と、ウェイト制御部33と、を備える。乗りかご5は、昇降路3内に配設されるものである。カウンタウェイト10は、昇降路3内に配設されると共に、メインロープ11を介して乗りかご5に連結されるものである。ウェイト積み換え装置20は、カウンタウェイト10の重量を変更するものである。利用情報取得部32は、利用者の利用情報を取得するものである。ウェイト制御部33は、利用情報に基づいてカウンタウェイト10の重量の変更パターンを生成し、生成した変更パターンに基づいてウェイト積み換え装置20に対してカウンタウェイト10の重量を変更させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ウェイト可変エレベータに関する。
カウンタウェイトを備えるいわゆるつるべ式エレベータは、巻上機の動力により、ロープを介して接続される乗りかごとカウンタウェイトとを、互いに反対方向に上下に動かすことにより、昇降路内で乗りかごを昇降させることが可能になっている。このつるべ式エレベータの運行時は、乗りかごとカウンタウェイトとのうち、重い方を上昇させる際に、巻上機の動力を多く要し、乗りかごとカウンタウェイトの重量が近くなるほど、省エネルギ運行を可能にする。このようなつるべ式エレベータでは、カウンタウェイトの重量は、一般的に乗りかごが所定の積載量(例えば最大積載量の1/2)の場合における乗りかごと吊り合うように設定されている。このため、乗りかごに乗客がいない場合にはカウンタウェイトの方が重く、乗りかごが満員状態のときは乗りかごの方が重くなっている。このように、乗りかごとカウンタウェイトとは、乗りかご内の乗員の数によって吊り合いの状態が変化するため、従来のエレベータの中には、乗りかごの積載重量を検出し、検出した積載重量に応じて、液体を用いてリアルタイムでカウンタウェイトの重量を調節しているものがある。
特許第4849651号公報
しかしながら、カウンタウェイトの重量をリアルタイムで調節する場合、利用者の乗り降りの度に重量を調節する時間がかかってしまい、電力消費量が増加する虞がある。このため、カウンタウェイトの重量を必要以上に調節することなく、適切に調節するのは、大変困難なものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カウンタウェイトの重量を適切なタイミングで変更することのできるウェイト可変エレベータを提供することを目的とする。
実施形態のウェイト可変エレベータは、乗りかごと、カウンタウェイトと、ウェイト変更手段と、利用情報取得手段と、ウェイト制御手段と、を備える。乗りかごは、昇降路内に配設されるものである。カウンタウェイトは、昇降路内に配設されると共に、巻上機に巻き掛けられるメインロープを介して乗りかごに連結されるものである。ウェイト変更手段は、カウンタウェイトの重量を変更するものである。利用情報取得手段は、乗りかごに搭乗する利用者の利用状況を示す利用情報を取得するものである。ウェイト制御手段は、利用情報取得手段で取得した利用情報に基づいてカウンタウェイトの重量の変更パターンを生成し、生成した変更パターンに基づいてウェイト変更手段に対してカウンタウェイトの重量を変更させるものである。
図1は、実施形態1に係るウェイト可変エレベータの概略図である。 図2は、図1に示すウェイト可変エレベータの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態2に係るウェイト可変エレベータの概略図である。 図4は、実施形態3に係るウェイト可変エレベータの概略図である。
以下に、本発明に係るウェイト可変エレベータの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るウェイト可変エレベータの概略図である。本実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1は、昇降路3を昇降可能な乗りかご5と、つり合いおもりとしてのカウンタウェイト10とをメインロープ11で連結した、いわゆるつるべ式のエレベータとして構成されている。ウェイト可変エレベータ1は、昇降路3と、乗りかご5と、カウンタウェイト10と、メインロープ11と、昇降駆動装置12と、乗り場8と、制御装置30と、を備えており、昇降路3内を乗りかご5が昇降することにより、乗り場8間を乗りかご5が移動することが可能になっている。
このうち、昇降路3は、ウェイト可変エレベータ1を備える建物の鉛直方向に沿って設けられており、建物内の複数の階床に渡って設けられている。また、昇降駆動装置12や制御装置30等は、例えば、乗りかご5が昇降する昇降路3の鉛直方向上側に位置する機械室14等に設けられている。乗りかご5は、利用者が乗ったり荷物を乗せたりするための構造物になっており、昇降路3内に配置されて、昇降路3を昇降可能に構成されている。
また、カウンタウェイト10は、メインロープ11を介して乗りかご5に連結されて昇降路3内に配置され、乗りかご5と連動して昇降路3を昇降可能なつり合いおもりとして設けられている。また、メインロープ11は、昇降路3の上部に設けられた昇降駆動装置12の巻上機15のメインシーブ16やそらせシーブ17等に掛けられて、一端に乗りかご5が接続され、他端にカウンタウェイト10が接続されることにより、双方を連結している。
昇降駆動装置12は、動力源である電動機18と、電動機18に連結されたメインシーブ16を有し、電動機18で発生する動力でメインロープ11を電動で巻き上げる巻上機15等により構成されており、制御装置30により駆動制御が可能になっている。乗り場8は、乗りかご5が着床可能な各エレベータ停止階床に設けられ、利用者が乗りかご5に対して乗降したり、荷物を乗りかご5に対して積み下ろしたりするための場所になっている。
また、乗りかご5には、乗りかご5内の荷重を検出する荷重検出手段である荷重センサ6が備えられている。この荷重センサ6は、乗りかご5内の利用者全体の重量など、乗りかご5内の全体の荷重を検出することが可能になっている。
制御装置30は、種々のセンサ、検出器やウェイト可変エレベータ1の各部と電気的に接続されており、各部の動作を統括的に制御することができるように構成されている。乗りかご5は、この制御装置30に対して、制御ケーブルや電源ケーブル等を内装したテールコード7によって接続されている。
さらに、ウェイト可変エレベータ1は、カウンタウェイト10の重量を変化させることができるウェイト変更手段であるウェイト積み換え装置20を備えている。このウェイト積み換え装置20は、昇降路3内におけるカウンタウェイト10の昇降範囲の最上部に位置しており、制御装置30からの制御信号により作動し、カウンタウェイト10の重量を変化させることが可能になっている。
詳しくは、カウンタウェイト10は、メインウェイト25とサブウェイト26とからなり、サブウェイト26は、メインウェイト25に対して着脱可能に構成されていると共に、複数がメインウェイト25の上方に積層されている。ウェイト積み換え装置20は、サブウェイト26を保持することが可能に構成されていると共に、カウンタウェイト10が昇降範囲の最上部に位置する際に、必要に応じて所望の数のサブウェイト26をメインウェイト25に対して着脱することにより、カウンタウェイト10の重量を変更する。
図2は、図1に示すウェイト可変エレベータの構成を示すブロック図である。制御装置30は、通常の形式の双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU(Central Processing Unit)等を有する処理部や、所定の制御プログラム等を予め記憶しているROM(Read Only Memory)、CPUの演算結果を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、予め用意されたマップデータ、ウェイト可変エレベータ1の仕様等の情報を記憶するバックアップRAM及び入出力ポート装置を有するマイクロコンピュータ及び駆動回路を備えている。制御装置30には、荷重センサ6や昇降駆動装置12、ウェイト積み換え装置20等が接続されており、制御装置30は、これらの装置との間で、信号の受け渡しが可能になっている。
このように構成される制御装置30の処理部には、昇降駆動装置12を制御して乗りかご5の昇降制御を行ったり、扉(図示省略)の開閉制御を行ったりするなどのエレベータの運転制御を行う運転制御手段である運転制御部31と、乗りかご5に搭乗する利用者の利用状況を示す利用情報を取得する利用情報取得手段である利用情報取得部32と、利用情報取得部32で取得した利用情報に基づいてカウンタウェイト10の重量の変更パターンを生成し、生成した変更パターンに基づいてウェイト積み換え装置20に対してカウンタウェイト10の重量を変更させるウェイト制御手段であるウェイト制御部33と、を有している。また、RAM等の記憶装置は、利用情報取得部32で取得した利用情報を記憶する記憶手段である記憶部34としても設けられている。
本実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。ウェイト可変エレベータ1の運転時は、ウェイト可変エレベータ1の利用者が乗りかご5内に設置される操作盤(図示省略)や、乗りかご5が停止する各階の乗り場8に設置される操作盤(図示省略)に対して入力指示の操作を行うことにより、乗りかご5の移動指示を行う。即ち、乗りかご5の移動指示は、操作盤に設けられる呼びボタン(図示省略)に対して入力操作をすることにより行い、呼びボタンへの入力情報は、各操作盤から電気信号として制御装置30に伝達され、制御装置30で呼び登録が行われる。制御装置30は、この呼び登録に応じて、運転制御部31によって巻上機15を制御する。
つまり、運転制御部31は、操作盤から伝達された移動指示の信号に応じて巻上機15を駆動させる。これにより、メインシーブ16に巻き掛けられているメインロープ11は、巻上機15を基準として、乗りかご5側の部分の長さとカウンタウェイト10側の部分の長さとが変化する。メインロープ11によって吊り下げられている乗りかご5とカウンタウェイト10は、この巻上機15を基準とするメインロープ11の長さの変化に応じて昇降する。
また、メインロープ11は、そらせシーブ17にも巻き掛けられているため、メインロープ11は、乗りかご5側の部分とカウンタウェイト10側の部分との双方が、共に機械室14側から昇降路3にほぼ鉛直方向に入り込んでいる。このため、巻上機15を駆動させることによる乗りかご5やカウンタウェイト10の昇降時には、巻上機15やメインロープ11等に不必要な大きな負荷が作用することなく、昇降させることができる。
乗りかご5の昇降時は、このように乗りかご5とカウンタウェイト10とが昇降路3内を昇降するが、その方向は、互いに反対方向になっている。これにより、巻上機15は、カウンタウェイト10の重量、或いはカウンタウェイト10の昇降時のエネルギも用いて乗りかご5を昇降させることができるので、比較的小さな動力で乗りかご5を昇降させることが可能になっている。
ここで、巻上機15は、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量差が小さくなるに従って、小さな動力で乗りかご5を昇降させることができる。一方、乗りかご5の重量は、乗りかご5に乗り込んでいる利用者の数によって変化する。このため、本実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1では、乗りかご5の重量に基づき、必要に応じてカウンタウェイト10の重量を変更する。このカウンタウェイト10の重量は、制御装置30のウェイト制御部33によってウェイト積み換え装置20を制御し、ウェイト積み換え装置20を作動させることにより変更する。
ウェイト積み換え装置20によるカウンタウェイト10の重量の変更は、ウェイト積み換え装置20よってサブウェイト26を着脱し、メインウェイト25上に載置するサブウェイト26の数を調節することにより行う。つまり、カウンタウェイト10は、メインウェイト25上に載置するサブウェイト26の重さに応じて重量が増加するため、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量差を小さくすることを目的としてカウンタウェイト10の重量を変更する場合、載置したサブウェイト26の重さの分、重量を変更することができる。
このように、ウェイト積み換え装置20に対してカウンタウェイト10の重量を変更させるウェイト制御部33は、カウンタウェイト10の重量を変更する際のタイミングや変更する重量等のパターンである変更パターンを生成し、生成した変更パターンに基づいて、重量を変更させる。この変更パターンは、乗りかご5に搭乗する利用者の利用状況を示す利用情報に基づいて生成する。
変更パターンの生成に用いる利用情報は、乗りかご5に設置される荷重センサ6での検出結果に基づいて、利用情報取得部32によって推定する。即ち、荷重センサ6は、乗りかご5内の全体の荷重を検出することが可能になっているため、荷重センサ6で検出した荷重を取得することにより、乗りかご5に搭乗した利用者の凡その人数を推測することができる。このため、利用情報取得部32は、荷重センサ6で検出した荷重の情報を、テールコード7を介して取得し、この取得した荷重の情報に基づいて、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報を推定する。
利用情報取得部32で推定して取得した利用情報は、記憶部34に伝達され、記憶部34で記憶する。この記憶部34では、利用情報は、荷重センサ6で検出した荷重に基づく利用情報を、リアルタイムで記憶する。ウェイト制御部33で変更パターンを生成する際には、この記憶部34で記憶した利用情報に基づいて生成する。具体的には、ウェイト制御部33は、利用情報を、曜日や時間帯で整理し、曜日や時間帯毎の平均の利用情報を算出し、この曜日や時間帯毎の変更パターンを生成する。つまり、ウェイト制御部33は、記憶部34で記憶した曜日や時間帯ごとの利用情報に基づいて、曜日や時間帯ごとに変更パターンを生成する。
変更パターンを生成したウェイト制御部33は、生成した変更パターンに基づいてウェイト積み換え装置20に対してカウンタウェイト10の重量を変更させる。即ち、ウェイト積み換え装置20に対して、変更パターンに応じたタイミングで、変更パターンに応じた重量になるように、サブウェイト26の積み換えを行わせる。
この変更パターンは、曜日や時間帯ごとに、乗りかご5の総重量とカウンタウェイト10の総重量とが近くなるように設定されるサブウェイト26の積み換えパターンであるため、変更パターンでサブウェイト26の積み換えを行うことにより、いずれの曜日や時間帯でも、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量の差は比較的小さくなる。
なお、このように、変更パターンでカウンタウェイト10の重量を変更した際に、乗りかご5に搭乗する利用者の人数が、曜日や時間帯ごとの平均値より極端に多かったり少なかったりする場合、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量差が大きくなることがある。この場合には、乗りかご5の昇降時における加速度や減速度、ジャーク、定格速度を変化させることによって、巻上機15に対して負荷がかからないように調節する。
以上の実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1は、カウンタウェイト10の重量を変更可能なウェイト積み換え装置20を備え、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報に基づいてカウンタウェイト10の重量の変更パターンを生成し、この変更パターンに基づいてカウンタウェイト10の重量を変更するので、カウンタウェイト10の重量を必要以上に頻繁に調節することを抑制できる。この結果、カウンタウェイト10の重量を適切なタイミングで変更することができる。
また、乗りかご5内の荷重を検出する荷重センサ6を備え、利用者の利用情報は、この荷重センサ6で検出した荷重に基づいて推定するため、利用者の利用状況に応じた変更パターンを、より精度よく生成することができる。この結果、カウンタウェイト10の重量を、より適切なタイミングで変更することができる。
また、利用者の利用情報を記憶する記憶部34を備え、カウンタウェイト10の重量の変更パターンは、記憶部34で記憶した時間帯ごとの利用情報に基づいて時間帯ごとに生成するため、利用者の利用状況に応じた変更パターンを、より精度よく生成することができる。この結果、カウンタウェイト10の重量を、より適切なタイミングで変更することができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1は、実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1と略同様の構成であるが、乗りかご5内の利用者を撮像するカメラを備えている点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
図3は、実施形態2に係るウェイト可変エレベータの概略図である。本実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1は、実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1と同様に、カウンタウェイト10のサブウェイト26を保持すると共に、メインウェイト25上へのサブウェイト26の着脱が可能なウェイト積み換え装置20を備えている。
さらに、本実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1では、乗りかご5に、乗りかご5内の利用者を撮像するカメラである乗りかごカメラ40が備えられている。この乗りかごカメラ40は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等によって構成されており、画像情報を電気信号として出力可能になっている。このように構成される乗りかごカメラ40は、乗りかご5内の全体を随時撮像することができるように、乗りかご5の天井等に取り付けられており、テールコード7を介して、制御装置30に電気的に接続されている。これにより、乗りかごカメラ40で撮像された乗りかご5内の画像情報は、電気信号としてリアルタイムに制御装置30に伝達可能になっている。
本実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。本実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1の運転時も、本実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1の運転時と同様に、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報に基づいて変更パターンを生成し、生成した変更パターンに基づいて、サブウェイト26の積み換えを行う。
本実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1では、変更パターンの生成に用いる利用情報は、荷重センサ6で検出した荷重の情報の他に、乗りかごカメラ40で撮像した利用者の数の情報にも基づいて、利用情報取得部32によって推定する。即ち、乗りかごカメラ40は、乗りかご5内を撮像することができるように配設されているため、乗りかごカメラ40で撮像された画像情報より、乗りかご5に搭乗した利用者の凡その人数を推測することができる。このため、利用情報取得部32は、荷重センサ6で検出した荷重の情報の他に、乗りかごカメラ40で撮像した画像情報を、テールコード7を介して取得し、この取得した画像情報と荷重情報とに基づいて、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報を推定する。
利用情報取得部32で推定して取得した利用情報は、記憶部34に伝達されて記憶部34で記憶し、記憶部34で記憶した曜日や時間帯ごとの利用情報に基づいて、ウェイト制御部33によって、曜日や時間帯ごとに変更パターンを生成する。ウェイト制御部33は、この生成した変更パターンに基づいてウェイト積み換え装置20に対してサブウェイト26の積み換えを行わせることにより、カウンタウェイト10の重量を変更させる。これにより、いずれの曜日や時間帯でも、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量の差は比較的小さくした状態で、乗りかご5を昇降させる。
以上の実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1は、乗りかご5内の利用者を撮像する乗りかごカメラ40を乗りかご5内に備え、利用者の利用情報は、この乗りかごカメラ40で撮像した画像情報に基づいて推定するため、利用者の利用状況に応じた変更パターンを、より精度よく生成することができる。この結果、カウンタウェイト10の重量を、より適切なタイミングで変更することができる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1は、実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1と略同様の構成であるが、乗り場8で待機する利用者を撮像するカメラを備えている点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
図4は、実施形態3に係るウェイト可変エレベータの概略図である。本実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1は、実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1と同様に、カウンタウェイト10のサブウェイト26を保持すると共に、メインウェイト25上へのサブウェイト26の着脱が可能なウェイト積み換え装置20を備えている。
さらに、本実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1では、乗りかご5に対して乗降する乗り場8に、当該乗り場8で待機する利用者を撮像するカメラである乗り場カメラ50が備えられている。この乗り場カメラ50は、ウェイト可変エレベータ1の運転時に乗りかご5が停止する各乗り場8に配設されており、それぞれの乗り場カメラ50は、各乗り場8における乗りかご5に対する乗降口近傍を随時撮像することができるように、各乗り場8の天井等に取り付けられている。各乗り場8の乗り場カメラ50は、それぞれ制御装置30に電気的に接続されており、乗り場カメラ50で撮像された乗り場8の画像情報は、電気信号としてリアルタイムに制御装置30に伝達可能になっている。
本実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。本実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1の運転時も、本実施形態1に係るウェイト可変エレベータ1の運転時と同様に、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報に基づいて変更パターンを生成し、生成した変更パターンに基づいて、サブウェイト26の積み換えを行う。
本実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1では、変更パターンの生成に用いる利用情報は、荷重センサ6で検出した荷重の情報の他に、乗り場カメラ50で撮像した、乗り場8で待機している利用者の数の情報に基づいて、利用情報取得部32によって推定する。即ち、乗り場カメラ50は、乗り場8を撮像することができるように配設されているため、乗り場カメラ50で撮像された画像情報より、乗りかご5に搭乗した利用者の凡その人数を推測することができる。
つまり、乗り場8では、これから乗りかご5に乗り込む人や、乗りかご5から降りた人が往来するため、乗り場カメラ50で撮像された画像情報に基づいてこれらの人の数を算出することにより、乗りかご5に搭乗した利用者の凡その人数を推測することができる。このため、利用情報取得部32は、乗り場カメラ50で撮像した画像情報より、利用者の数を推定し、この乗り場カメラ50で撮像した利用者の数の情報と、荷重センサ6で検出した荷重の情報とに基づいて、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報を推定する。
利用情報取得部32で推定して取得した利用情報は、記憶部34に伝達されて記憶部34で記憶し、記憶部34で記憶した曜日や時間帯ごとの利用情報に基づいて、ウェイト制御部33によって、曜日や時間帯ごとに変更パターンを生成する。ウェイト制御部33は、この生成した変更パターンに基づいてウェイト積み換え装置20に対してサブウェイト26の積み換えを行わせることにより、カウンタウェイト10の重量を変更させる。これにより、いずれの曜日や時間帯でも、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量の差は比較的小さくした状態で、乗りかご5を昇降させる。
以上の実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1は、乗り場8で待機する利用者を撮像する乗り場カメラ50を乗り場8に備え、利用者の利用情報は、この乗り場カメラ50で撮像した画像情報に基づいて推定するため、利用者の利用状況に応じた変更パターンを、より精度よく生成することができる。この結果、カウンタウェイト10の重量を、より適切なタイミングで変更することができる。
〔変形例〕
なお、サブウェイト26の積み換えに用いる変更パターンは、利用情報に応じて随時更新するのが好ましい。具体的には、利用情報取得部32は、ウェイト制御部33での変更パターンを生成後に、荷重センサ6等での検出結果に基づいて、定期的に利用情報を取得する。ウェイト制御部33は、利用情報取得部32で新たに取得した利用情報と、利用情報取得部32で取得済みの利用情報とを比較し、双方の利用情報に変化があった場合には、新たに取得した利用情報と取得済みの利用情報とに基づいて、新たに変更パターンを生成する。
例えば、ウェイト制御部33は、現在の時間の新たな利用情報と、記憶部34に記憶されている同じ時間帯の利用情報とを比較し、双方の利用情報に変化があった場合には、双方の利用情報を平均し、この平均した利用情報に基づいて、その時間帯の変更パターンを新たに生成する。ウェイト制御部33は、この新たな変更パターンに基づいてウェイト積み換え装置20に対してサブウェイト26の積み換えを行わせることにより、その時間帯の最新の利用情報に応じてカウンタウェイト10の重量を変更することができる。この結果、カウンタウェイト10の重量を、より適切なタイミングで適切な重量に変更することができる。
また、実施形態2に係るウェイト可変エレベータ1では、乗りかごカメラ40で撮像した画像情報と荷重センサ6で検出した荷重情報とに基づいて利用情報を推定しているが、利用情報は、乗りかごカメラ40で撮像した画像情報のみを用いて推定してもよい。同様に、実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1では、乗り場カメラ50で撮像した画像情報と荷重センサ6で検出した荷重情報とに基づいて利用情報を推定しているが、利用情報は、乗り場カメラ50で撮像した画像情報のみを用いて推定してもよい。利用者を撮像した画像情報のみでも、利用情報を推定することはできるので、これらのように、乗りかごカメラ40や乗り場カメラ50で撮像した画像情報のみを用いて利用情報を推定することにより、製造コストの低減を図ることができる。
また、実施形態3に係るウェイト可変エレベータ1では、乗り場カメラ50で撮像した画像情報に基づいて推定した利用情報は、一旦記憶部34に記憶された後、変更パターンの生成に用いられるが、乗り場カメラ50で撮像した画像情報に基づいて、リアルタイムでカウンタウェイト10の重量を変更してもよい。つまり、乗り場カメラ50で撮像した画像情報からは、これから乗りかご5に乗り込む利用者の人数を推定することができるので、この推定した人数は、直近で必要なカウンタウェイト10の重量の算出に用いることができる。このため、乗り場カメラ50で撮像した画像情報に基づいて、カウンタウェイト10の重量を変更することにより、乗りかご5とカウンタウェイト10との重量の差を、リアルタイムで小さくすることができる。
また、上述したウェイト可変エレベータ1では、利用情報の推定に荷重センサ6や乗りかごカメラ40、乗り場カメラ50を用いているが、利用情報は、これら以外を用いて推定してもよい。乗りかご5の利用者の利用情報を適切に推定することのできる手段であれば、その手段は問わない。
また、ウェイト可変エレベータ1は、上述した実施形態、及び変形例で用いられている構成や制御等を適宜組み合わせてもよく、または、上述した構成や制御以外を用いてもよい。ウェイト可変エレベータ1の構成や制御等に関わらず、乗りかご5に搭乗する利用者の利用情報に基づいてカウンタウェイト10の重量の変更パターンを生成し、この変更パターンに基づいてカウンタウェイト10の重量を変更することにより、カウンタウェイト10の重量を適切なタイミングで変更することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 ウェイト可変エレベータ
3 昇降路
5 乗りかご
6 荷重センサ(荷重検出手段)
7 テールコード
8 乗り場
10 カウンタウェイト
11 メインロープ
12 昇降駆動装置
14 機械室
15 巻上機
16 メインシーブ
17 そらせシーブ
18 電動機
20 ウェイト積み換え装置(ウェイト変更手段)
25 メインウェイト
26 サブウェイト
30 制御装置
31 運転制御部
32 利用情報取得部(利用情報取得手段)
33 ウェイト制御部(ウェイト制御手段)
34 記憶部(記憶手段)
40 乗りかごカメラ
50 乗り場カメラ

Claims (6)

  1. 昇降路内に配設された乗りかごと、
    前記昇降路内に配設されると共に、巻上機に巻き掛けられるメインロープを介して前記乗りかごに連結されるカウンタウェイトと、
    前記カウンタウェイトの重量を変更するウェイト変更手段と、
    前記乗りかごに搭乗する利用者の利用状況を示す利用情報を取得する利用情報取得手段と、
    前記利用情報取得手段で取得した前記利用情報に基づいて前記カウンタウェイトの重量の変更パターンを生成し、生成した前記変更パターンに基づいて前記ウェイト変更手段に対して前記カウンタウェイトの重量を変更させるウェイト制御手段と、
    を備えることを特徴とするウェイト可変エレベータ。
  2. 前記乗りかご内の荷重を検出する荷重検出手段を備え、
    前記利用情報取得手段は、前記荷重検出手段で検出した荷重に基づいて前記利用情報を推定する請求項1に記載のウェイト可変エレベータ。
  3. 前記乗りかごには、前記乗りかご内の利用者を撮像する乗りかごカメラが備えられており、
    前記利用情報取得手段は、前記乗りかごカメラで撮像した前記利用者の数の情報に基づいて前記利用情報を推定する請求項1または2に記載のウェイト可変エレベータ。
  4. 前記利用情報取得手段は、前記変更パターンを生成後に定期的に前記利用情報を取得し、
    前記ウェイト変更手段は、前記利用情報取得手段で新たに取得した前記利用情報と前記利用情報取得手段で取得済みの前記利用情報とを比較して変化があった場合には、新たに取得した前記利用情報と取得済みの前記利用情報とに基づいて、新たに前記変更パターンを生成する請求項1〜3のいずれか1項に記載のウェイト可変エレベータ。
  5. 前記利用情報取得手段で取得した前記利用情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記ウェイト制御手段は、前記記憶手段で記憶した時間帯ごとの前記利用情報に基づいて、時間帯ごとに前記変更パターンを生成する請求項1〜4のいずれか1項に記載のウェイト可変エレベータ。
  6. 前記乗りかごに対して乗降する乗り場で待機する利用者を撮像する乗り場カメラを備え、
    前記利用情報取得手段は、前記乗り場カメラで撮像した前記利用者の数の情報に基づいて前記利用情報を推定する請求項1〜5のいずれか1項に記載のウェイト可変エレベータ。
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