JP2014162572A - 巻回装置、スリッター装置、および電気化学素子製造装置 - Google Patents

巻回装置、スリッター装置、および電気化学素子製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの巻回中、巻回体の外径寸法が増大してもワークに適正なテンションをかけながらワークを巻回することのできる巻回装置、スリッター装置、および電気化学素子製造装置を提供すること。
【解決手段】巻回装置1では、巻回部材21でのワークWの巻回が進行すると、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大し、テンションが増大しようとするが、ユニット位置調整機構9は、巻回体Rの外径寸法を監視し、その監視結果に基づいて巻回部材21とローラ31の軸間距離を調整する。ユニット位置調整機構9は、巻回ユニット2を第1方向X1に付勢する付勢機構5と、巻回ユニット2を第1方向X1で支持する受け部材6と、巻回体Rの外径寸法の増大に伴って巻回ユニット2から受け部材6が受ける圧力の変化を監視するセンサ7と、センサ7での圧力検出値が一定となるように受け部材6を第1方向X1に変位させるアクチュエータ81とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺のワークを巻き取る巻回装置、該巻回装置を備えたスリッター装置、および当該巻回装置を備えた電気化学素子製造装置に関するものである。
長尺のワークを扱う装置としては、アルミニウム電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、リチウムイオン電池に用いられる巻回型の電気化学素子を製造する電気化学素子製造装置がある。また、長尺のワークを扱う装置としては、広幅のシートを所定幅に切断するスリッター装置もある(特許文献1参照)。かかる装置のいずれにおいても、巻き芯やローラ等の巻回部材を回転させて長尺のワークを巻き取る巻回装置が搭載されている。
特開2008−279537号公報
巻回装置では、ワークが細幅である場合や、ワークを大径の巻回体として巻き取る際、ワークにテンションをかけた状態で巻回しないと、ワークを適正に巻回できない。しかしながら、ワークを巻回していくと、巻回体の外径寸法が増大していくため、ワークに一定のテンションをかけるのが困難となる。その結果、テンションが大きすぎてワークが切断するという事態や、テンションが小さすぎて巻回体が弛むという事態が発生するという問題点がある。
上記問題点に鑑みて、本発明の課題は、ワークの巻回中、巻回体の外径寸法が増大してもワークに適正なテンションをかけながらワークを巻回することのできる巻回装置、該巻回装置を備えたスリッター装置、および当該巻回装置を備えた電気化学素子製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る巻回装置は、第1軸線周りに回転して長尺のワークを巻き取る巻回部材を備えた巻回ユニットと、前記巻回部材で巻回中の前記ワークの巻回体の外周面に当接した状態で前記第1軸線と平行な第2軸線周りに回転可能なローラを備えたローラユニットと、前記巻回ユニットおよび前記ローラユニットのうち、一方のユニットを前記巻回部材と前記ローラとの軸間距離が広がる第1方向、および前記軸間距離が狭まる第2方向に変位可能に支持する支持機構と、前記巻回体の外径寸法の増大量を直接あるいは間接的に監視し、当該増大量の監視結果に基づいて前記一方のユニットの前記第1方向における位置を調整するユニット位置調整機構と、を有していることを特徴とする。
本発明においては、巻回部材が長尺のワークを巻回する際、ローラがワークの巻回体の外周面に当接している。このため、ワークは、テンションが加わった状態で巻回される。ここで、ワークの巻回が進行すると、ワークの巻回体の外径寸法が増大し、テンションが増大しようとするが、ユニット位置調整機構は、巻回体の外径寸法を監視し、その監視結果に基づいて、巻回部材とローラの軸間距離を調整する。このため、ワークの巻回体の外径寸法が増大しても、ワークに適正なテンションを加えることができるので、ワークを適正に巻回することができる。
本発明において、前記ユニット位置調整機構は、前記一方のユニットを前記第1方向および前記第2方向のうち、一方の方向に付勢する付勢機構と、前記一方のユニットを前記一方の方向側で支持する受け部材と、前記巻回体の外径寸法の増大に伴って前記一方のユニットから前記受け部材が受ける圧力の変化を監視するセンサと、前記センサでの圧力検出値が一定となるように前記受け部材を前記一方の方向に変位させるアクチュエータと、を有していることが好ましい。かかる構成によれば、ワークの巻回体の外径寸法を受け部材が受ける圧力として容易に監視することができるとともに、受け部材の位置によって、巻回部材とローラの軸間距離を調整することができる。このため、比較的簡素な構成で、ワークの巻回体の外径寸法が増大してもワークに適正なテンションを加えることができるので、ワークを適正に巻回することができる。さらに、巻回体の外周面とローラとの接触圧を直接、センサで監視するので、巻回体の外周面とローラとの接触圧を確実に制御することができる。
本発明において、前記センサは、前記一方のユニットと前記受け部材との間に挟まれたロードセルであることが好ましい。かかる構成によれば、比較的簡素な構成で、ワークの巻回体の外径寸法を受け部材が受ける圧力として容易に監視することができる。
本発明において、前記付勢機構は、前記一方のユニットを前記第1方向に付勢し、前記受け部材は、前記一方のユニットを前記第1方向側で支持している構成を採用することができる。
本発明において、前記一方のユニットは、前記巻回ユニットである構成を採用することができる。
本発明において、前記一方のユニットは、前記ローラユニットであってもよい。かかる構成によれば、巻回ユニットおよびローラユニットのうち、構成が比較的簡素な方のユニットを変位させればよいので、巻回装置の構成を簡素化することができる。
本発明に係る巻回装置は、例えば、スリッター装置に用いることができ、この場合、スリッター装置は、前記ワークより幅広のシート状部材を幅方向の所定位置で切断して前記ワークとする切断ユニットを有する。
本発明に係る巻回装置は、電気化学素子製造装置に用いることもでき、この場合、前記巻回ユニットは、シート状電極を含む2以上の前記ワークを重ねて巻回する。
本発明においては、ワークの巻回が進行すると、ワークの巻回体の外径寸法が増大し、テンションが増大しようとするが、ユニット位置調整機構は、巻回体の外径寸法を監視し、その監視結果に基づいて巻回ユニットとローラユニットの軸間距離を調整する。このため、ワークの巻回体の外径寸法が増大しても、ワークに適正なテンションを加えることができるので、ワークを適正に巻回することができる。
本発明の実施の形態1に係る巻回装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る巻回装置において、ワークの巻回体の外径寸法が増大するに伴って、巻回ユニットを変位させる様子を示す説明図である。 本発明を適用した巻回装置を搭載した各種装置を模式的に示す説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する3方向をX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向とし、X軸方向のうち、巻回部材21とローラ31との軸間距離が広がる第1方向をX1と、軸間距離が狭まる第2方向をX2として説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る巻回装置の斜視図である。図1に示す巻回装置1は、第1軸線L1周りに回転して長尺のワークWを巻き取る巻回部材21を備えた巻回ユニット2と、巻回部材21で巻回中のワークWの巻回体Rの外周面に当接した状態で第1軸線L1と平行な第2軸線L2周りに回転可能なローラ31を備えたローラユニット3とを有している。本形態において、第1軸線L1および第2軸線L2はいずれも、X軸方向で離間した位置で水平方向(Z軸方向)に延在している。かかる巻回装置1において、ワークWは、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧によるテンションが加えられた状態で巻回される。
本形態において、巻回ユニット2は、巻き芯やローラ等の巻回部材21と、巻回部材21を所定の速度で第1軸線L1周りに回転させる回転駆動装置22と、回転駆動装置22から巻回部材21に向けて延在する回転軸24を回転可能に支持するフレーム23とを有しており、巻回部材21および回転駆動装置22はフレーム23に支持されている。
ワークWは、アルミニウム電解コンデンサ用の電極箔、電気二重層コンデンサ用の電極箔、リチウムイオン電池用の電極箔等の薄いシート状の部材であり、巻回装置1は、後述するスリッター装置や、アルミニウム電解コンデンサ用の素子、電気二重層コンデンサ用の素子、リチウムイオン電池用の素子等の電気化学素子の製造装置に搭載される。
(ユニット位置調整機構の構成)
本形態の巻回装置1は、巻回ユニット2およびローラユニット3のうち、一方のユニットを巻回部材21とローラ31との軸間距離が広がる第1方向X1、および軸間距離が狭まる第2方向X2に変位可能に支持する支持機構4を有している。本形態において、支持機構4は、巻回ユニット2およびローラユニット3のうち、巻回ユニット2を巻回部材21とローラ31との軸間距離が広がる第1方向X1、および軸間距離が狭まる第2方向X2に変位可能に支持している。これに対して、ローラユニット3の位置は固定である。巻回装置1では、水平方向(X軸方向)に延在する2本のガイド軸41、42が上下方向(Y方向)に設けられており、かかるガイド軸41、42は各々、スライダを介して巻回ユニット2のフレーム23をX軸方向に移動可能に支持している。
また、本形態の巻回装置1には、ワークWの巻回に伴う巻回体Rの外径寸法の増大量を監視し、かかる増大量の監視結果に基づいて、巻回ユニット2の第1方向X1における位置を調整するユニット位置調整機構9が設けられている。本形態において、ユニット位置調整機構9は、巻回ユニット2を第1方向X1に付勢する付勢機構5と、巻回ユニット2をX方向で支持する受け部材6と、巻回体Rの外径寸法の増大に伴って巻回ユニット2から受け部材6が受ける圧力の変化を監視するセンサ7と、センサ7での圧力検出値が一定となるように受け部材6を第1方向X1に変位させるアクチュエータ81とを有している。本形態では、付勢機構5として、装置本体と巻回ユニット2との間に配置された圧縮コイルバネが用いられている。
かかるユニット位置調整機構9においては、受け部材6に対して、X方向で離間する一対の固定ベース88、89と、固定ベース88、89によって両端が支持されたガイド軸87とが設けられ、受け部材6は、スライダ86を介してガイド軸87に支持されている。また、アクチュエータ81から送りねじ82が延在しており、かかる送りねじ82に対して、受け部材6側に設けられたナット部材が係合している。このため、アクチュエータ81によって送りねじ82が回転すると、受け部材6は、ガイド軸87に沿ってX軸方向に駆動される。
ここで、センサ7は、巻回ユニット2と受け部材6との間に挟まれたロードセルであり、ロードセルは、荷重を電気的に変換して出力するセンサである。かかるセンサ7は、受け部材6のX軸方向の位置が固定されているときに、巻回ユニット2が第1方向X1に変位すると、それに伴う荷重の増大を検出する。より具体的には、巻回ユニット2は、受け部材6に向けて付勢機構5によって付勢されており、センサ7は、付勢機構5によって第1方向X1に向けて付勢された巻回ユニット2からの荷重を検出している。この状態から、巻回体Rの外径寸法が増大すると、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧が上昇し、巻回ユニット2が第1方向X1に変位する。その結果、センサ7が受ける荷重が、巻回ユニット2の変位に相当する分、増大する。従って、センサ7は、巻回ユニット2を介して、巻回体Rの外径寸法の増大を間接的に検出することができる。
(動作)
図2は、本発明の実施の形態1に係る巻回装置1において、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大するに伴って、巻回ユニット2を変位させる様子を示す説明図である。
本形態の巻回装置1においては、図2(a)に示すように、巻回部材21がワークWを巻回し始めた初期では巻回体Rの外径寸法が小である。この状態で、巻回部材21がワークWを巻回し続けると、図2(b)に示すように、巻回体Rの外径寸法がやや大となる。その結果、矢印P1で示すように、巻回ユニット2が第1方向X1に変位し、その分、付勢機構5が受ける荷重(センサ7が受ける荷重)が増大する。かかる検出結果は、制御部にフィードバックされる。そして、制御部からの指令に基づいてアクチュエータ81が作動し、センサ7によって検出された荷重が、巻回体Rの外径寸法が増大する前の値になるように、受け部材6が第1方向X1に変位する。その結果、巻回ユニット2が第1方向X1に変位するので、センサ7によって検出された荷重が、巻回体Rの外径寸法が増大する前の値に戻る。すなわち、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧が元のレベルに戻る。それ故、ワークWに加わるテンションが元のレベルに戻る。
さらに、巻回部材21がワークWを巻回し続けると、図2(c)に示すように、巻回体Rの外径寸法が大となる。その結果、矢印P1で示すように、巻回ユニット2が第1方向X1に変位し、その分、付勢機構5が受ける荷重(センサ7が受ける荷重)が増大する。かかる検出結果は、制御部にフィードバックされる。そして、制御部からの指令に基づいてアクチュエータ81が作動し、センサ7によって検出された荷重が、巻回体Rの外径寸法が増大する前の値になるように、受け部材6が第1方向X1に変位する。その結果、巻回ユニット2が第1方向X1に変位するので、センサ7によって検出された荷重が、巻回体Rの外径寸法が増大する前の値に戻る。すなわち、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧が元のレベルに戻る。それ故、ワークWに加わるテンションが元のレベルに戻る。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態においては、巻回部材21が長尺のワークWを巻回する際、ローラ31がワークWの巻回体Rの外周面に当接している。このため、ワークWは、テンションが加わった状態で巻回される。ここで、ワークWの巻回が進行すると、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大し、テンションが増大しようとするが、ユニット位置調整機構9は、巻回体Rの外径寸法を間接的に監視し、その監視結果に基づいて巻回部材21とローラ31の軸間距離を調整する。このため、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大しても、ワークWに適正なテンションを加えることができるので、ワークWを適正に巻回することができる。
また、本形態において、ユニット位置調整機構9は、巻回ユニット2を第1方向X1に付勢する付勢機構5と、巻回ユニット2を第1方向X1で支持する受け部材6と、巻回体Rの外径寸法の増大に伴って巻回ユニット2から受け部材6が受ける圧力の変化を監視するセンサ7と、センサ7での圧力検出値が一定となるように受け部材6を第1方向X1に変位させるアクチュエータ81とを有している。このため、ワークWの巻回体Rの外径寸法(巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧)を受け部材6が受ける圧力として容易に監視することができる。また、受け部材6の位置によって、巻回部材21とローラ31の軸間距離を調整することができる。このため、比較的簡素な構成で、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大してもワークWに適正なテンションを加えることができるので、ワークWを適正に巻回することができる。さらに、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧を直接、センサ7で監視するので、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧を確実に制御することができる。
また、本形態において、センサ7は、巻回ユニット2と受け部材6との間に挟まれたロードセルであるため、比較的簡素な構成で、ワークWの巻回体Rの外径寸法を受け部材6が受ける圧力として容易に監視することができる。
[実施の形態2]
上記実施の形態1では、巻回ユニット2をX軸方向に変位可能にし、センサ7が巻回ユニット2から受け部材6が受ける荷重を監視する構成であったが、ローラユニット3をX軸方向に変位可能にし、センサ7がローラユニット3から受け部材6が受ける荷重を監視するように構成してもよい。かかる構成は、図1に示す構成において、巻回ユニット2とローラユニット3の位置を入れ換えて、ローラユニット3と受け部材6との間にロードセルからなるセンサ7を配置した構成とすればよい。かかる形態の場合、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大したとき、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧が増大して、ローラユニット3が第1方向X1に変位するので、その分、受け部材6およびローラユニット3を第1方向X1に変位させる。その結果、センサ7によって検出された荷重が、巻回体Rの外径寸法が増大する前の値に戻る。すなわち、巻回体Rの外周面とローラ31との接触圧が元のレベルに戻る。それ故、ワークWに加わるテンションが元のレベルに戻ることになる。かかる形態によれば、巻回ユニット2およびローラユニット3のうち、構成が比較的簡素な方のユニット(ローラユニット3)を変位させればよいので、巻回装置の構成を簡素化することができる。
[実施の形態3]
上記実施の形態1では、付勢機構5が巻回部材21とローラ31との軸間距離が広がる方向に巻回ユニット2を付勢したが、付勢機構5が巻回部材21とローラ31との軸間距離が狭まる方向(第2方向X2)に巻回ユニット2を付勢してもよい。この場合、受け部材6およびセンサ7は、巻回ユニット2に対して第2方向X2の側に配置される。また、センサ7では、ワークWの巻回体Rの外径寸法が増大したとき、巻回ユニット2から受ける荷重が減少するので、アクチュエータ81は、センサ7が巻回ユニット2から受ける荷重が増大する方向、すなわち、第2方向X2に受け部材6および巻回ユニット2を変位させることになる。かかる構成は、実施の形態2に適用してもよい。
[巻回装置1の利用例]
図3は、本発明を適用した巻回装置1を搭載した各種装置を模式的に示す説明図であり、図3(a)、(b)は各々、スリッター装置および電気化学素子製造装置の説明図である。
図3(a)に示すスリッター装置100は、ワークWより幅広のシート状部材W0を幅方向の所定位置で切断して細幅のワークWとする装置であり、ワークWを切断する切断ユニット110を有している。ここで、切断ユニット110は、シート状部材W0を切断する回転刃を備えたユニットや、シート状部材W0をレーザ光により切断するレーザユニットからなる。かかるスリッター装置100では、例えば、ロール111から繰り出された幅広のシート状部材W0をローラ113、112の間において切断ユニット110により切断してワークWを得た後、ワークWをローラ114を経由して巻回装置1に供給する。一方、シート状部材W0のうち、ワークWが切り出された残りの部分W1は、ローラ112を経由してロール115として回収される。
ここで、ワークWがシート状部材W0から複数、得られる場合、巻回装置1を複数、設けることになる。なお、ワークWは、巻回部材21にコイル状に巻回される形態、および螺旋状に巻回される形態のいずれであってもよい。
このようなスリッター装置100では、巻回装置1においてワークWを巻回体Rが大径となるまで巻回されるが、巻回装置1は、ワークWに適切なテンションをかけながら巻回するので、巻回体Rが大径になっても、適正に巻回することができる。
なお、スリッター装置100で得られるワークWは、例えば、アルミニウム電解コンデンサ用の電極箔、電気二重層コンデンサ用の電極箔、リチウムイオン電池用の電極箔である。また、スリッター装置100で得られるワークWは、アルミニウム電解コンデンサ用の素子、電気二重層コンデンサ用の素子、リチウムイオン電池用の素子で用いられるセパレータや、テープ等であってもよい。
図3(b)に示す電気化学素子製造装置200は、複数枚のワークWを巻回装置1で1つの巻回体とするものであり、かかる巻回体は、アルミニウム電解コンデンサ用の素子、電気二重層コンデンサ用の素子、リチウムイオン電池用の素子等の電気化学素子である。かかる電気化学素子製造装置200では、例えば、ロール211から繰り出した第1電極箔、ロール212から繰り出したセパレータ、ロール213から繰り出した第2電極箔、ロール214から繰り出したセパレータをワークWとして、ローラ210を介して重ねた状態で巻回装置1に送り、電気化学素子を得ることになる。
このような電気化学素子製造装置200では、巻回装置1においてワークWを巻回体Rが大径となるまで巻回する場合でも、巻回装置1がワークWに適切なテンションをかけながら巻回するので、巻回体Rが大径になっても、適正に巻回することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、ワークWとして、アルミニウム電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、リチウムイオン電池等に用いられる部材を中心に説明したが、印刷等、他の分野で使用される巻回装置1に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、巻回体Rの外径寸法の増大量を間接的に監視するセンサ7として、巻回ユニット2と受け部材6との間に配置されたロードセル(実施の形態1)、およびローラユニット3と受け部材6との間に配置されたロードセル(実施の形態2)を例示したが、他の位置に配置されたロードセルや、レーザ変位計等をセンサ7として用いてもよい。
また、レーザ等を利用して、巻回体Rの外径寸法の増大量を直接に監視するセンサを用いてもよい。
1 巻回装置
2 巻回ユニット
3 ローラユニット
4 支持機構
5 付勢機構
6 受け部材
7 センサ
9 ユニット位置調整機構
21 巻回部材
31 ローラ
81 アクチュエータ
100 スリッター装置
200 電気化学素子製造装置
L1 第1軸線
L2 第2軸線
R 巻回体
W ワーク

Claims (8)

  1. 第1軸線周りに回転して長尺のワークを巻き取る巻回部材を備えた巻回ユニットと、
    前記巻回部材で巻回中の前記ワークの巻回体の外周面に当接した状態で前記第1軸線と平行な第2軸線周りに回転可能なローラを備えたローラユニットと、
    前記巻回ユニットおよび前記ローラユニットのうち、一方のユニットを前記巻回部材と前記ローラとの軸間距離が広がる第1方向、および前記軸間距離が狭まる第2方向に変位可能に支持する支持機構と、
    前記巻回体の外径寸法の増大量を直接あるいは間接的に監視し、当該増大量の監視結果に基づいて前記一方のユニットの前記第1方向における位置を調整するユニット位置調整機構と、
    を有していることを特徴とする巻回装置。
  2. 前記ユニット位置調整機構は、
    前記一方のユニットを前記第1方向および前記第2方向のうち、一方の方向に付勢する付勢機構と、
    前記一方のユニットを前記一方の方向側で支持する受け部材と、
    前記巻回体の外径寸法の増大に伴って前記一方のユニットから前記受け部材が受ける圧力の変化を監視するセンサと、
    前記センサでの圧力検出値が一定となるように前記受け部材を前記一方の方向に変位させるアクチュエータと、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の巻回装置。
  3. 前記センサは、前記一方のユニットと前記受け部材との間に挟まれたロードセルであることを特徴とする請求項2に記載の巻回装置。
  4. 前記付勢機構は、前記一方のユニットを前記第1方向に付勢し、
    前記受け部材は、前記一方のユニットを前記第1方向側で支持していることを特徴とする請求項2または3に記載の巻回装置。
  5. 前記一方のユニットは、前記巻回ユニットであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の巻回装置。
  6. 前記一方のユニットは、前記ローラユニットであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の巻回装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の巻回装置を備えたスリッター装置であって、
    前記ワークより幅広のシート状部材を幅方向の所定位置で切断して前記ワークとする切断ユニットを備えていることを特徴とするスリッター装置。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の巻回装置を備えた電気化学素子製造装置であって、
    前記巻回ユニットは、シート状電極を含む2以上の前記ワークを重ねて巻回することを特徴とする電気化学素子製造装置。
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