JP2014162320A - 前後連動ブレーキ機構 - Google Patents

前後連動ブレーキ機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2014162320A
JP2014162320A JP2013034213A JP2013034213A JP2014162320A JP 2014162320 A JP2014162320 A JP 2014162320A JP 2013034213 A JP2013034213 A JP 2013034213A JP 2013034213 A JP2013034213 A JP 2013034213A JP 2014162320 A JP2014162320 A JP 2014162320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
link
front wheel
rear wheel
pedal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013034213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6097993B2 (ja
Inventor
Hiroaki Nakamura
裕昭 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP2013034213A priority Critical patent/JP6097993B2/ja
Priority to PCT/JP2013/085113 priority patent/WO2014129090A1/ja
Priority to CN201380057331.2A priority patent/CN104755366B/zh
Publication of JP2014162320A publication Critical patent/JP2014162320A/ja
Priority to IN2812DEN2015 priority patent/IN2015DN02812A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6097993B2 publication Critical patent/JP6097993B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/08Mechanisms specially adapted for braking more than one wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K23/00Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
    • B62K23/08Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips foot actuated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】従来に比べて簡易な構成で、前後ブレーキの連動操作を可能とする前後連動ブレーキ機構を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための前後連動ブレーキ機構は、回転基点となる前輪リンク支持部24aと、ケーブル接続部24b、および第1カム部24cを有し、前輪リンク支持部24aを基点とする回転により前輪ブレーキ操作ケーブル40を牽引する前輪リンク24と、ブレーキペダル22に軸支されると共に回転基点となる後輪リンク支持部26aと、操作手段接続部26b、および第2カム部26cを有し、ブレーキペダル22の操作に応じて後輪リンク支持部26aが移動することでブレーキロッド46を牽引する後輪リンク26と、を備え、後輪リンク支持部26aの移動により、第2カム部26cが第1カム部24cを押圧し、前輪リンク24を回動させる構成としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、2輪車の前輪用ブレーキと後輪用ブレーキを連動して作動させる前後連動ブレーキ機構に関し、特に、後輪用ブレーキの操作手段をブレーキペダルとしている車両に好適な機構に関する。
2輪車のブレーキ機構としては、前輪用ブレーキ、後輪用ブレーキ共にブレーキレバーにより操作するタイプのものと、前輪用ブレーキをブレーキレバー、後輪用ブレーキをブレーキペダルで操作するタイプのものが知られている。
前者は、主にスクータ等の、変速機構にクラッチ操作を必要としないタイプの車両に採用されている。一方、後者は、ハンドルの左側にクラッチレバーを配置する二輪車に採用されることが多い。
本発明は、後者側のタイプのブレーキに採用される前後連動ブレーキ機構に係り、従来では、特許文献1や特許文献2に開示されているようなものが知られている。
特許文献1に開示されているブレーキ機構は、後輪ブレーキを操作する後輪ブレーキ操作ロッドが接続されたリンクであるイコライザと、前輪ブレーキを操作する前輪ブレーキ操作ケーブルが接続されたリンクであるベルクランクとを備えている。イコライザは、その中間部が、連結リンクを介してブレーキペダルの作用部と連結されている。また、ベルクランクは、その中間部が、ブレーキペダルの回転軸と同軸に軸支されている。このため、特許文献1に開示されている連動ブレーキ機構では、ブレーキペダルの回転軸を中心とした平行リンクを構成し、そのリンク毎の長さのバランスにより、ブレーキペダル操作時に伝達される力の分配を図っている。
特許文献2に開示されているブレーキ機構は、後輪ブレーキを作動させる後輪ブレーキ操作ロッドと、後輪ブレーキ作動時の反力を受けて回転するブレーキパネル、および前輪ブレーキを操作する前輪ブレーキ操作ケーブルを牽引する反力伝達手段とを備えている。後輪ブレーキ操作ロッドは、ブレーキペダルの操作に応じて牽引され、後輪ブレーキを作動させる。反力伝達手段は、ブレーキパネルに接続され、このブレーキパネルの回転を受けて前輪ブレーキ操作ケーブルを牽引する構成とされている。すなわち、特許文献2に開示されている連動ブレーキ機構は、ブレーキペダルの操作により後輪ブレーキを作動させ、ブレーキの作動に起因する反力をトリガとして前輪ブレーキの操作を行う構成としている。
特開2001−278170号公報 特開2006−62559号公報
上記特許文献に開示されている連動ブレーキ機構によれば、確かに、ブレーキペダルの操作をトリガとして後輪ブレーキと前輪ブレーキの作動を連動させることが可能となる。しかし、特許文献1に開示されている技術では、リンク機構の構成が複雑で、その部品点数も多く、組付け性が悪いといった問題がある。また、特許文献2に開示されている技術では、後輪ブレーキを作動させ、その反力を受けて前輪ブレーキを操作する際のトリガとしている。このため、後輪ブレーキに対し、入力側と出力側のそれぞれに、力の伝達経路を設ける必要が生じる。よって、力の伝達経路を長くせざるを得ず、その構成も複雑となってしまうといった問題がある。
そこで本発明では、従来に比べて簡易な構成で、前後ブレーキの連動操作を可能とする前後連動ブレーキ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る前後連動ブレーキ機構は、ブレーキレバーの操作によって前輪ブレーキを作動させ、ブレーキペダルの操作によって後輪ブレーキを作動させると共に、前記前輪ブレーキを作動させるための前輪ブレーキ操作ケーブルの牽引を行う前後連動ブレーキ機構であって、回転基点となる第1支持部と、前記前輪ブレーキ操作ケーブルの一方の端部を接続するケーブル接続部、および第1カム部を有し、前記第1支持部を基点とする回転により前記前輪ブレーキ操作ケーブルを牽引する前輪リンクと、前記ブレーキペダルに軸支されると共に回転基点となる第2支持部と、後輪ブレーキを作動させるための後輪ブレーキ操作手段の一方の端部を接続する操作手段接続部、および第2カム部を有し、前記ブレーキペダルの操作に応じて前記第2支持部が移動することで前記後輪ブレーキ操作手段を牽引する後輪リンクと、を備え、前記第2支持部の移動により、前記第2カム部が前記第1カム部を押圧し、前記前輪リンクを回動させる構成としたことを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構では、前記第1支持部と前記ブレーキペダルの回動基点となるペダル支持部を同軸上に配置することが望ましい。
このような特徴を有することによれば、前輪リンクとブレーキペダルを1つの固定軸で軸支することが可能となる。よって、組付性が向上する。
また、上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構では、前記ブレーキペダルの前記ペダル支持部と前記第1支持部とを挿通するスリーブと、前記後輪リンクを前記作用部に軸支するリンクピンと、を有するようにすると良い。
このような特徴を有することによれば、ブレーキペダルと前輪リンク、及び後輪リンクを一纏りのユニットとして、予め組付けることができる。よって生産性が向上すると共に、組付け不良を抑制することができる。
また、上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構では、前記スリーブは、挿入側開口部の縁に引っ掛かるフランジを備えた段付スリーブとすると良い。
このような特徴を有することによれば、ペダル支持部と第1支持部とを挿通するスリーブが、挿入側開口部の縁に引っ掛かることにより、他方の開口部側に抜け落ちる虞が無くなる。よって、ブレーキペダルと前輪リンク、及び後輪リンクをユニット化した後の取扱性が向上する。
また、上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構では、前記後輪リンクが組付け初期位置を基点として、前記後輪ブレーキ操作手段の牽引方向と反対側へ回転することを防止するストッパを備えるようにすることが望ましい。
このような特徴を有することによれば、前輪ブレーキを作動させる液圧(油圧)の失陥により、前輪リンクを介した前輪ブレーキ操作ケーブルの反力が減少した場合であっても、後輪ブレーキ操作手段の反力により後輪リンクが後輪ブレーキ操作手段の牽引方向へ傾倒する虞が無い。よって、前輪ブレーキを作動させる液圧が失陥した場合であっても、後輪ブレーキを作動させることができる。
また、上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構では、ハンドルに備えられ、前記ブレーキレバーを回動自在に軸支すると共に、ピストンの押圧により前記前輪ブレーキを作動させるマスタシリンダと、回動により前記ピストンを押圧する押圧部と、前記ブレーキレバーの回動により押圧されて回動力を得る第1力伝達部と、前記前輪ブレーキ操作ケーブルの牽引により生ずる力により回動力を得る第2力伝達部とを有する押圧リンクと、前記前輪ブレーキ操作ケーブル牽引力を回動力として前記押圧リンクに伝達する伝達リンクと、を有するようにすることができる。
このような特徴を有することにより、ブレーキレバー操作時に後輪ブレーキが作動したり、ブレーキペダル操作時にブレーキレバーが動いたりするような、操作系の干渉を生じさせる虞が無い。
さらに、上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構では、前記ブレーキレバーと、前記押圧リンク、および前記伝達リンクの回転軸を同軸上に配置することが望ましい。
このような特徴を有することにより、ブレーキレバーと押圧リンク、および伝達リンクを1つの固定軸で軸支することが可能となる。よって、組付性が向上する。
上記のような特徴を有する前後連動ブレーキ機構によれば、従来に比べて簡易な構成で、前後ブレーキの連動操作を可能とすることを実現することができる。
実施形態に係る前後連動ブレーキ機構の後輪側ブレーキ系統の構成を示す車両内側からの斜視図である。 実施形態に係る前後連動ブレーキ機構の後輪側ブレーキ系統の構成を示す車両外側からの斜視図である。 ユニット化したブレーキペダル、前輪リンク、および後輪リンクを車両フレームから外した状態を示す斜視図である。 ブレーキペダル、前輪リンク、および後輪リンクをそれぞれ分解した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る前後連動ブレーキ機構の全体構成を示す図である。 実施形態に係る前後連動ブレーキ機構の前輪側ブレーキ系統の構成を示す斜視図である。 後輪側ブレーキ系統による連動ブレーキ動作の説明を行うための図である。 前輪側ブレーキ系統における油圧が失陥した場合における後輪側ブレーキ系統の動作状態を説明するための図である。
以下、本発明の前後連動ブレーキ機構に係る実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係る前後連動ブレーキ機構は、図5に示すように、前輪ブレーキ74を作動させる前輪側ブレーキ系統60と、後輪側ブレーキ34を作動させる後輪側ブレーキ系統20を備え、後輪側ブレーキ系統20と前輪側ブレーキ系統60を、伝達ケーブル(前輪ブレーキ操作ケーブル40)により接続することで、両者の連動を可能としている。
まず、図1から図4を参照して、本実施形態に係る前後連動ブレーキ機構10の主体となる後輪側ブレーキ系統20の構成について説明する。後輪側ブレーキ系統20は、ブレーキペダル22と前輪リンク24、および後輪リンク26を基本として構成されている。
ブレーキペダル22は、操作部22aと作用部22c、およびペダル支持部22bとを有し、車両フレーム12に設けられたステップ14の近傍に軸支される。操作部22aは、ブレーキ操作を行う際に踏み込みを行う部位であり、踏み板22a1と力伝達ロッド22a2とを基本として構成されている。このため、操作部22aの主体は力伝達ロッド22a2であり、その一方の端部に踏み板22a1、他方の端部にペダル支持部22bが配置される構成を採る。作用部22cは、操作部22aの踏み込みに応じて回動する部位であり、詳細を後述する後輪リンク26を軸支する。本実施形態では、作用部22cの一方の端部側(先端部側)には、後輪リンク26を軸支するためのリンク孔22c1が設けられており、他方の端部(基端部)は、ペダル支持部22bに接続されている。ペダル支持部22bは、ブレーキ操作時に、ブレーキペダル22の回動基点となる軸支部である。ペダル支持部22bには、ブレーキペダル22を軸支するための取付ボルト30を挿通させるための貫通孔22b1が形成されている。なお、本実施形態では、スリーブ28を介して取付ボルト30を挿通させる構成としている。よって、貫通孔22b1の口径は、スリーブ28の外形に合わせたものとしている。
ブレーキペダル22の構成をこのようなものとすることで、ブレーキペダル22の操作部22aを構成する踏み板22a1を踏み込むことにより、ペダル支持部22bを基点として力伝達ロッド22a2が踏み込み方向に沿って回転する。力伝達ロッド22a2の回転により、作用部22cもペダル支持部22bを基点として踏み込み方向に沿って回転する。これにより、操作部22aに与えられた踏み込み力(押圧力)を、ブレーキ操作に必要な牽引力(引張力)に変換することができる。
前輪リンク24は、前輪リンク支持部24aと、ケーブル接続部24b、および第1カム部24cを基本として構成される。前輪リンク支持部24aは、前輪リンク24をブレーキペダル22と同軸上に軸支させるための貫通孔24a1を有する枠部である。ブレーキペダル22におけるペダル支持部22bと同様に、貫通孔24a1は、スリーブ28が挿通可能な開口を有する。ケーブル接続部24bは、前輪リンク支持部24aを構成する枠部の外周上であって、前輪リンク24をブレーキペダル22に組付けた状態で、ブレーキペダル22における操作部22aの延設方向に配置された凸片である。ここで、操作部22aの延設方向とは、組付対象となる車両の前方側となる方向である。ケーブル接続部24bの先端側には、前輪ブレーキ操作ケーブル40を接続するための接続孔24b1が形成されている。第1カム部24cは、前輪リンク支持部24aを構成する枠部の外周上であって、前輪リンク24をブレーキペダル22に組付けた状態で、ブレーキペダル22における作用部22cの延設方向に沿った方向に配置された凸片である。第1カム部24cにおける、前輪ブレーキ操作ケーブル40の牽引を行うための回転方向と反対側に位置する側面は、詳細を後述する後輪リンク26における第2カム部26cとの接触面24c1を構成する。
ブレーキペダル22と前輪リンク24は、貫通孔22b1,24a1にスリーブ28を配置することで一纏りのユニット化され、スリーブ28に挿通する取付ボルト30を介して車両フレーム12に組付けられる。このように、貫通孔22b1,24a1にスリーブ28を配置することで、ブレーキペダル22や前輪リンク24が回動した際に、取付ボルト30の締付けが緩む虞が無い。また、本実施形態で使用するスリーブ28は、一方の端部にフランジ28aを備えた段付スリーブを採用している。このようなスリーブ28を採用することにより、貫通孔22b1,24a1の一方から挿入したスリーブ28が、挿入側貫通孔の開口縁部に引っ掛かり、貫通孔22b1,24a1の他方から抜け落ちるといった虞が無い。よって、ブレーキペダル22と前輪リンク24をユニット化した後の取扱性が向上する。
前輪ブレーキ操作ケーブル40は、アウタケーブル40aとインナケーブル40bにより構成されており、前輪リンク24との接続側端部には、接続ジョイント42が設けられている。前輪ブレーキ操作ケーブル40は、車両フレーム12に設けられたケーブル保持部16にアウタケーブル40aを固定し、インナケーブル40bの牽引に伴うケーブル全体の移動を抑制している。インナケーブル40bは、接続ジョイント42を介して、前輪リンク24におけるケーブル接続部24bの接続孔24b1に、接続ピン44により接続されている。このような構成とすることで、前輪リンク24が矢印Dの方向へ回動することで、前輪ブレーキ操作ケーブル40のインナケーブル40bが牽引されることとなる(図7(C)参照)。なお、接続ピン44の抜け止めには、割りピン44aの他、スナップリング等の止め輪を利用する構成としても良い。
後輪リンク26は、後輪リンク支持部26aと、操作手段接続部26b、および第2カム部26cを基本として構成される。後輪リンク支持部26aは、後輪リンク26をブレーキペダル22における作用部22cのリンク孔22c1に軸支するための貫通孔26a1を有する枠部である。操作手段接続部26bは、後輪リンク支持部26aを構成する枠部の外周上であって、後輪リンク26をブレーキペダル22に組付けた状態で、後輪リンク支持部26aを基点としてブレーキペダル22のペダル支持部22bと反対側に配置されることとなる凸片である。操作手段接続部26bの先端側には、後輪ブレーキ操作手段(本実施形態においてはブレーキロッド46)を接続するための接続孔26b1が形成されている。第2カム部26cは、後輪リンク支持部26aを構成する枠部の外周上であって、後輪リンク26をブレーキペダル22に組付けた状態で、ブレーキペダル22のペダル支持部22bが配置される方向に配置された凸片である。第2カム部26cにおける、ブレーキロッド46の牽引を行うための回転方向と反対側に位置する側面は、前輪リンク24における第1カム部24cとの接触面26c1を構成する。なお、後輪リンク26は、作用部22cのリンク孔22c1に対して、リンクピン32を介して軸支されている。なお、リンクピン32の抜け止めには、割りピン32aの他、スナップリングなどの止め輪を利用する構成としても良い。
後輪ブレーキ34として、図5では、ドラムブレーキを採用した場合の例を示している。このため、ブレーキロッド46は、一方の端部を後輪リンク26における操作手段接続部26bの接続孔26b1に接続し、他方の端部をドラムブレーキを作動させるためのブレーキアーム38に接続している。ブレーキアーム38は、その操作により、ドラム36内に設けられたカムを回転させて、同じくドラム36内に設けられたブレーキシューを拡開させる。これにより、ドラム36の内壁にブレーキシューが押し当てられ、制動力が生じることとなる。よって、ブレーキロッド46の牽引により、ブレーキアーム38が操作され、後輪ブレーキ34が作動することとなる。なお、ブレーキロッド46の一方の端部には、接続ジョイント48が設けられており、この接続ジョイント48を介して、操作手段接続部26bの接続孔26b1に、接続ピン50により接続される構成が採られている。なお、接続ピン50の抜け止めには、割りピン50aの他、スナップリング等の止め輪を利用する構成としても良い。
実施形態に係る後輪側ブレーキ系統20では、後輪リンク26と作用部22cとの間に、ストッパ25が設けられている。ストッパ25は、ブレーキロッド46の反力を受ける後輪リンク26の操作手段接続部26bが、初期位置よりもブレーキロッド46側へ傾倒してしまうことを防ぐ役割を担う。操作手段接続部26bがブレーキロッド46側へ傾倒すると、ブレーキロッド46の牽引が成されず、後輪ブレーキ34が作動しない状態に陥るためである。図1〜図4に示す例では、ストッパ25は、後輪リンク26に設けた凸片と、作用部22cに設けた凸片を当接させるように構成することで成すこととしている。しかしながら、ストッパ25は、後輪リンク26の矢印C方向(図7(B)参照)への回動の妨げにならず、かつ矢印D方向(図7(C)参照)への傾倒を防ぐことができるものであれば、その具体的な構成を問うものでは無い。例えば、図示はしないが、後輪リンク26のみに凸片を設け、これを作用部22cの側面に当接させる構成としたものや、作用部22c側のみに凸片を設け、後輪リンク26の回り止めを図る構成としたものであっても良い。
後輪側ブレーキ系統20を上記のような構成とすることで、後輪ブレーキ34を作動させるブレーキロッド46を牽引する力と、前輪ブレーキ74を作動させる前輪ブレーキ操作ケーブル40を牽引する力を発生させるための機構を2つのリンク(前輪リンク24と後輪リンク26)を追加するだけで実現することができる。
また、スリーブ28とリンクピン32を介在させることで、ブレーキペダル22と前輪リンク24、および後輪リンク26を一纏りのユニットとして、予め組付けた状態で取り扱うことが可能となる。
よって、従来に比べて簡易な構成とすることができると共に、その組付け性も向上させることができる。このため、生産性の向上を図ることができ、組付け不良の低減を図ることもできる。
次に、前輪側ブレーキ系統60の構成について、図6を参照して説明する。本実施形態に係る前輪側ブレーキ系統60は、マスタシリンダ62とブレーキレバー64、および前輪ブレーキ74を基本として構成している。よって、本実施形態では、前輪ブレーキ74としては、液圧(油圧)を作動源としたディスクブレーキを採用することとなる。
マスタシリンダ62は、図示しないハンドルに備えられる要素であり、フルードタンク62aとシリンダ62b、およびピストン62cを主体として構成され、ピストン62cの近傍に、ブレーキレバー64を組付けるレバー組付部62dが設けられている。このような構成のマスタシリンダ62では、シリンダ62bの吐出側にブレーキホース78の一方の端部が接続されている。なお、ブレーキホース78の他方の端部は、前輪ブレーキ74を構成するキャリパ76に接続されている。よってマスタシリンダ62は、ピストン62cを押圧されることで、シリンダ62b内に貯留されたフルードをブレーキホース78を介してキャリパ76へと圧送することとなる。
ブレーキレバー64は、前輪ブレーキ74を手動で操作するためのレバーである。ブレーキレバー64は、組付部64aと操作部64bから構成されている。組付部64aには貫通孔(不図示)が形成されており、マスタシリンダ62におけるレバー組付部62dに対して、組付ボルト63により軸支可能に構成されている。
マスタシリンダ62には、ブレーキレバー64と共に、押圧リンク66と伝達リンク68、およびブラケット70が、組付ボルト63により同軸上に共締めされている。なお、ブレーキレバー64と押圧リンク66、および伝達リンク68はそれぞれ、組付けボルト63を基点として回動自在とされている。一方、ブラケット70は、固定ボルト72を介してマスタシリンダ62に対して2点留めされることで、回り止めがなされている。
押圧リンク66は、ブレーキレバー64の操作力や、伝達リンク68の回転力をピストン62cの押圧力に変換し、ピストン62cを押圧する役割を担うリンクである。押圧リンク66には、少なくとも、押圧部66aと第1力伝達部66b、および第2力伝達部66cが備えられている。押圧部66aは、ピストン62cに当接し、押圧リンク66に回転力が与えられることにより、ピストン62cを押込む動作を担う部位である。第1力伝達部66bは、ブレーキレバー64の操作力を押圧リンク66の回転力に変換するための部位である。第1力伝達部66bは、ブレーキレバー64における操作部64bのレバー操作側側面に当接する構成としている。第2力伝達部66cは、伝達リンク68の回転力を押圧リンク66の回転力に変換するための部位である。第2力伝達部66cは、伝達リンク68における作用部68cの押圧側側面に当接する構成としている。
伝達リンク68は、前輪ブレーキ操作ケーブル40の牽引力を押圧リンク66に対して回転力として伝達するためのリンクである。伝達リンク68は、接続部68aと支持部68b、および作用部68cを基本として構成されている。接続部68aは、前輪ブレーキ操作ケーブル40における他方の端部を接続するための部位である。接続部68aには、前輪ブレーキ操作ケーブル40における他方の端部のインナケーブル40bが、タイコ40cを介して接続されている。なお、アウタケーブル40aは、ブラケット70に形成された保持部70aに固定されている。保持部70aと接続部68aとの間には、インナケーブル40bを軸として反力バネ72が配置されている。このような構成とすることで、前輪ブレーキ操作ケーブル40が牽引された後、牽引力が解除された後に伝達リンク68を初期位置に復帰させることができる。支持部68bは、伝達リンク68の回動基点であり、組付ボルト63による締結位置である。作用部68cは、接続部68aの移動に伴い回転し、前輪ブレーキ操作ケーブル40の牽引力を回転力として押圧リンク66に伝達するための部位である。作用部68cは、組付け状態において、その押圧側側面(回動方向側面)が、押圧リンク66における第2力伝達部66cに当接するように配置されている。
キャリパ76は、図示しないロータを挟持することで制動力を得る役割を担う。キャリパ76には、シリンダ、およびピストンが内蔵されており、マスタシリンダ62から供給されるフルードがキャリパ76のシリンダに流入することによりピストンが押し出される。押し出されたピストンは、ロータのインナ側とアウタ側に配置されたブレーキパッドの少なくとも一方を押圧する。押圧されたブレーキパッドは、インナ側とアウタ側からロータを挟持することで制動力を生じさせる。
このような構成の前輪側ブレーキ系統60では、ブレーキレバー64の操作、または前輪ブレーキ操作ケーブル40の牽引を行うことにより、押圧リンク66が回動し(前輪ブレーキ操作ケーブル40の牽引では、伝達リンク68を介在させることによる)、押圧部66aがピストン62cを押圧し、前輪ブレーキ74が作動する。
また、上記のように、マスタシリンダ62に対して2つのリンクを配設して前輪側ブレーキ系統60を構成することで、ブレーキレバー64の操作時と前輪ブレーキ操作ケーブル40の牽引時とで、それぞれ独立した力伝達経路を構成することができる。よって、ブレーキレバー64を操作した際に後輪ブレーキ34が作動したり、ブレーキペダル22を踏み込んだ際にブレーキレバー64が動いたりといった両者の操作に対する干渉を生じさせることがない。
また、マスタシリンダ62に対して、押圧リンク66と伝達リンク68、ブレーキレバー64、およびブラケット70を組付けるだけで前輪側ブレーキ系統60が構成されるため、マスタシリンダ62は、前後連動ブレーキ機構10を採用しないタイプの車両と共通化することができる。よって、前後連動ブレーキ機構10を採用しない廉価版の製品と車両を共通化しつつ、ユニット化したブレーキペダル22、前輪リンク24、および後輪リンク26と、押圧リンク66、伝達リンク68、ブレーキレバー64、およびブラケット70を組付け、伝達ケーブルとしての前輪ブレーキ操作ケーブル40を引き回すだけで、前後連動ブレーキ機構10を備えた車両を構成することができる。
なお、上記実施形態では、後輪ブレーキ操作手段として、ブレーキロッド46を例に挙げて説明した。しかしながら後輪ブレーキ操作手段としては、ブレーキアーム38を牽引可能なケーブルであっても良い。
次に、後輪側ブレーキ系統20の作動原理について、図7を参照して説明する。
まず、図7(A)は、ブレーキ操作をしていない状態を示す図である。次に、図7(B)に示すように、ブレーキペダル22の操作部22aを矢印Aの方向へ踏み込む操作を行うことにより、ブレーキペダル22の作用部22c、および後輪リンク26が、矢印Bの方向へ移動する。この時点では、マスタシリンダ62におけるピストン62cの反力と反力バネ72の反力の合力により前輪ブレーキ操作ケーブル40に付与されている張力(前輪ブレーキケーブル40の反力)が、ブレーキロッド46からの反力よりも大きい。このため、第1カム部24cを介して後輪リンク26と接触している前輪リンク24は回動しない。このため、作用部22cと共に後輪リンク支持部26aが移動する後輪リンク26は、矢印Bの方向への移動に加え、矢印Cの方向へ回動が与えられることとなる。
よって、ブレーキペダル22の操作部22aの踏み込みを行うことにより、ブレーキロッド46が牽引され、後輪ブレーキ34が作動することとなる。
次に、図7(C)に示すように、ブレーキペダル22の操作部22aを矢印Aの方向へさらに踏み込む操作を行う。この操作により、ブレーキペダル22の作用部22cは、後輪リンク26と共に矢印Bの方向へ、さらに移動することとなる。この動作の際、ある時点で、ブレーキロッド46の牽引力に対する反力が、マスタシリンダ62におけるピストン62cの反力と反力バネ72の反力の合力を超えることとなり、第2カム部26cを介して第1カム部24cを押圧し、前輪リンク24を矢印Dの方向へ回動させる。ここで、前輪ブレーキ操作ケーブル40の反力に起因した押し戻し力は無効化されることとなり、後輪リンク26は、ブレーキロッド46の反力を受けて矢印Eの方向へと回動する。これにより、第2カム部26cは、第1カム部24cをさらに押圧することとなり、前輪リンク24の回動量を増やすこととなる。
よって、後輪ブレーキ34が作動した状態からさらにブレーキペダル22操作部22aの踏み込み量を増すことにより、ブレーキロッド46に加え、前輪ブレーキ操作ケーブル40が牽引される。前輪ブレーキ操作ケーブル40が牽引されると、マスタシリンダ62に付帯した伝達リンク68を介して押圧リンク66が回動し、ピストン62cを押圧する。このため、後輪ブレーキ34に加え、前輪ブレーキ74も作動することとなる。
このように、実施形態に係る前後連動ブレーキ機構10によれば、ブレーキペダル22を操作した際、最初に後輪ブレーキ34が作動し、その作動反力を受けることで前輪ブレーキ74が作動することとなる。このため、後輪ブレーキ34を前輪ブレーキ74に対して先行して作動させることができ、制動時の車両姿勢の安定化を図ることができる。
図8は、前輪ブレーキ74を作動させるマスタシリンダ62の油圧(液圧)が失陥した場合における後輪側ブレーキ系統20の動作を示す図である。図8(A)は、ブレーキ操作を行っていない状態を示す図である。この状態では、油圧が失陥していない場合と変わらないことを読み取ることができる。次に、図8(B)は、油圧が失陥した状態でブレーキペダル22における操作部22aの踏み込みを行った状態を示す。操作部22aを矢印Aの方向へ踏み込むと、作用部22cは、後輪リンク26と共に矢印Bの方向へ移動する。この際、油圧の失陥が無い状態であれば、制動初期時においては、前輪ブレーキ操作ケーブル40の反力がブレーキロッド46の反力よりも大きいため、図7(B)に示すように、後輪リンク26が矢印Cの方向へ回動することとなる。
しかし、油圧の失陥が生じた場合、前輪ブレーキ操作ケーブル40に作用する反力は、反力バネ72によって生じる反力のみとなる。このため、制動初期時においても、ブレーキロッド46の反力の方が、前輪ブレーキ操作ケーブル40の反力よりも大きくなる。よって、後輪リンク26は、ブレーキロッド46に引っ張られ、矢印Eの方向へ回動する力を受けることとなる。しかし、操作部22aと後輪リンク26との間には、後輪リンク26における操作手段接続部26bがブレーキロッド46側へ傾倒することを抑制するストッパ25が設けられている。このため、後輪リンク26の傾倒はストッパ25により抑止され、ブレーキロッド46の牽引が可能となる。
よって、マスタシリンダ62の油圧が失陥した場合であっても、ブレーキペダル22の操作を行うことにより、後輪ブレーキ34を作動させることができる。ここで、実施形態に係る前後連動ブレーキ機構10では、ブレーキロッド46や前輪ブレーキ操作ケーブル40の長さ、及びブレーキペダル22の初期高さを調整することにより、非制動状態で、第1カム部24cと第2カム部26cを接触させると共に、ストッパ25を効かせた状態とすることができる。このため、マスタシリンダ62の油圧の失陥が無い場合には、前輪ブレーキ操作ケーブル40の反力を利用して、早期に高い制動力を生じさせることが可能となる。一方で、マスタシリンダ62に油圧の失陥が生じた場合であっても、ブレーキ操作において、ストロークの変動を少なく抑えて後輪ブレーキ34を作動させることができる。
なお、上記実施形態では、構成の簡素化、および組付性の向上を図るため、前輪リンク24とブレーキペダル22を同軸上に固定する旨説明した。しかしながら、前輪リンク24は、ブレーキペダル22の回動に伴う前輪リンク支持部24aの移動が生じることが無く、後輪リンク26における第2カム部26cによる押圧で回転可能な構成であれば、前輪リンク支持部24aの固定軸を別途設けるようにしても良い。
10………前後連動ブレーキ機構、12………車両フレーム、14………ステップ、16………ケーブル保持部、20………後輪側ブレーキ系統、22………ブレーキペダル、22a………操作部、22a1………踏み板、22a2………力伝達ロッド、22b………ペダル支持部、22b1………貫通孔、22c………作用部、22c1………リンク孔、24………前輪リンク、24a………前輪リンク支持部、24a1………貫通孔、24b………ケーブル接続部、24b1………接続孔、24c………第1カム部、24c1………接触面、25………ストッパ、26………後輪リンク、26a………後輪リンク支持部、26a1………貫通孔、26b………操作手段接続部、26b1………接続孔、26c………第2カム部、26c1………接触面、28………スリーブ、28a………フランジ、30………取付ボルト、32………リンクピン、32a………割りピン、34………後輪ブレーキ、36………ドラム、38………ブレーキアーム、40………前輪ブレーキ操作ケーブル、40a………アウタケーブル、40b………インナケーブル、40c………タイコ、42………接続ジョイント、44………接続ピン、44a………割りピン、46………ブレーキロッド、48………接続ジョイント、50………接続ピン、50a………割りピン、60………前輪側ブレーキ系統、62………マスタシリンダ、62a………フルードタンク、62b………シリンダ、62c………ピストン、62d………レバー組付部、63………組付ボルト、64………ブレーキレバー、64a………組付部、64b………操作部、66………押圧リンク、66a………押圧部、66b………第1力伝達部、66c………第2力伝達部、68………伝達リンク、68a………接続部、68b………支持部、68c………作用部、70………ブラケット、70a………保持部、72………反力バネ、74………前輪ブレーキ、76………キャリパ、78………ブレーキホース。

Claims (7)

  1. ブレーキレバーの操作によって前輪ブレーキを作動させ、ブレーキペダルの操作によって後輪ブレーキを作動させると共に、前記前輪ブレーキを作動させるための前輪ブレーキ操作ケーブルの牽引を行う前後連動ブレーキ機構であって、
    回転基点となる第1支持部と、前記前輪ブレーキ操作ケーブルの一方の端部を接続するケーブル接続部、および第1カム部を有し、前記第1支持部を基点とする回転により前記前輪ブレーキ操作ケーブルを牽引する前輪リンクと、
    前記ブレーキペダルに軸支されると共に回転基点となる第2支持部と、後輪ブレーキを作動させるための後輪ブレーキ操作手段の一方の端部を接続する操作手段接続部、および第2カム部を有し、前記ブレーキペダルの操作に応じて前記第2支持部が移動することで前記後輪ブレーキ操作手段を牽引する後輪リンクと、を備え、
    前記第2支持部の移動により、前記第2カム部が前記第1カム部を押圧し、前記前輪リンクを回動させる構成としたことを特徴とする前後連動ブレーキ機構。
  2. 前記第1支持部と前記ブレーキペダルの回動基点となるペダル支持部を同軸上に配置したことを特徴とする請求項1に記載の前後連動ブレーキ機構。
  3. 前記ブレーキペダルの前記ペダル支持部と前記第1支持部とを挿通するスリーブと、
    前記後輪リンクを前記作用部に軸支するリンクピンと、を有することを特徴とする請求項2に記載の前後連動ブレーキ機構。
  4. 前記スリーブは、挿入側開口部の縁に引っ掛かるフランジを備えた段付スリーブであることを特徴とする請求項3に記載の前後連動ブレーキ機構。
  5. 前記後輪リンクが組付け初期位置を基点として、前記後輪ブレーキ操作手段の牽引方向と反対側へ回転することを防止するストッパを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の前後連動ブレーキ機構。
  6. ハンドルに備えられ、前記ブレーキレバーを回動自在に軸支すると共に、ピストンの押圧により前記前輪ブレーキを作動させるマスタシリンダと、
    回動により前記ピストンを押圧する押圧部と、前記ブレーキレバーの回動により押圧されて回動力を得る第1力伝達部と、前記前輪ブレーキ操作ケーブルの牽引により生ずる力により回動力を得る第2力伝達部とを有する押圧リンクと、
    前記前輪ブレーキ操作ケーブル牽引力を回動力として前記押圧リンクに伝達する伝達リンクと、を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の前後連動ブレーキ機構。
  7. 前記ブレーキレバーと、前記押圧リンク、および前記伝達リンクの回転軸を同軸上に配置したことを特徴とする請求項6に記載の前後連動ブレーキ機構。
JP2013034213A 2013-02-25 2013-02-25 前後連動ブレーキ機構 Expired - Fee Related JP6097993B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013034213A JP6097993B2 (ja) 2013-02-25 2013-02-25 前後連動ブレーキ機構
PCT/JP2013/085113 WO2014129090A1 (ja) 2013-02-25 2013-12-27 前後連動ブレーキ機構
CN201380057331.2A CN104755366B (zh) 2013-02-25 2013-12-27 前后联动制动机构
IN2812DEN2015 IN2015DN02812A (ja) 2013-02-25 2015-04-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013034213A JP6097993B2 (ja) 2013-02-25 2013-02-25 前後連動ブレーキ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014162320A true JP2014162320A (ja) 2014-09-08
JP6097993B2 JP6097993B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=51390901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013034213A Expired - Fee Related JP6097993B2 (ja) 2013-02-25 2013-02-25 前後連動ブレーキ機構

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6097993B2 (ja)
CN (1) CN104755366B (ja)
IN (1) IN2015DN02812A (ja)
WO (1) WO2014129090A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024644A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の自動ブレーキ装置
WO2017057594A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106515978B (zh) * 2016-11-24 2019-05-03 湖北航特科技有限责任公司 摩托车联动刹车系统及摩托车
CN110520350B (zh) * 2017-02-23 2021-02-02 Tvs电机股份有限公司 脚踏同步制动系统
JP6793177B2 (ja) * 2018-12-27 2020-12-02 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置
ES2969451T3 (es) * 2019-03-25 2024-05-20 Tvs Motor Co Ltd Un sistema de frenado sincronizado
EP3947129A4 (en) * 2019-03-25 2022-12-21 TVS Motor Company Limited SYNCHRONIZED BRAKING SYSTEM FOR ONE VEHICLE
CN110450899A (zh) * 2019-08-14 2019-11-15 刘隆蓉 一种踏板式电动车刹车装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945186U (ja) * 1982-09-17 1984-03-26 本田技研工業株式会社 自動二輪車等のブレ−キ装置
JPS61229684A (ja) * 1985-04-05 1986-10-13 スズキ株式会社 自動2輪車リヤブレ−キの作動装置
JPS61241247A (ja) * 1985-04-18 1986-10-27 Honda Motor Co Ltd ブレ−キペダル装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100238638B1 (ko) * 1996-03-25 2000-01-15 가와모토 노부히코 차량용 전후 연동 브레이크장치
JP4676290B2 (ja) * 2005-09-22 2011-04-27 本田技研工業株式会社 車両のブレーキ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945186U (ja) * 1982-09-17 1984-03-26 本田技研工業株式会社 自動二輪車等のブレ−キ装置
JPS61229684A (ja) * 1985-04-05 1986-10-13 スズキ株式会社 自動2輪車リヤブレ−キの作動装置
JPS61241247A (ja) * 1985-04-18 1986-10-27 Honda Motor Co Ltd ブレ−キペダル装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024644A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の自動ブレーキ装置
US10086808B2 (en) 2015-07-27 2018-10-02 Honda Motor Co., Ltd. Automatic brake device for saddle riding type vehicle
WO2017057594A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JPWO2017057594A1 (ja) * 2015-09-30 2018-07-05 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Also Published As

Publication number Publication date
CN104755366A (zh) 2015-07-01
JP6097993B2 (ja) 2017-03-22
CN104755366B (zh) 2017-09-08
WO2014129090A1 (ja) 2014-08-28
IN2015DN02812A (ja) 2015-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6097993B2 (ja) 前後連動ブレーキ機構
EP2684788B1 (en) Straddle type vehicle interlocking brake system and straddle type vehicle
KR100688220B1 (ko) 차량의 연동 브레이크 장치
JP2007083892A (ja) 車両のブレーキ装置
RU2584959C1 (ru) Устройство педали тормоза
EP3069981B1 (en) Motorcycle
JP2009220748A (ja) 自動二輪車の連動ブレーキ装置
JP2011102063A (ja) 自転車用ブレーキ
JP2014058298A (ja) 前後連動ブレーキ機構
CN108025792B (zh) 鞍乘型车辆的连动制动装置
JP5792135B2 (ja) 自動二輪車の連動ブレーキ装置
WO2020026269A1 (en) A motor vehicle and a braking system thereof
JP5891148B2 (ja) 自動二輪車の連動ブレーキ装置
CN210101914U (zh) 连动刹车系统
JP2014046733A (ja) 自動二輪車の連動ブレーキ装置
JP4590197B2 (ja) 二輪車のブレーキ装置
WO2015098371A1 (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
JP2901385B2 (ja) 自転車用のブレーキ操作装置
JP2004042908A (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
JP2018177201A (ja) 鞍乗型車両
JP6193708B2 (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
TWI697437B (zh) 連動煞車系統
JPH10324285A (ja) バーハンドル車両用ブレーキ装置
JP2016124486A (ja) バーハンドル車両の連動ブレーキ装置
JP2018021657A (ja) 車両のドラムブレーキ装置およびこれを装着した車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6097993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees