JP2014158885A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度の高い光源を採用し、且つ、静電気耐圧試験を行っても、照明装置の装飾性や演出効果が損なわれることがない遊技機を提供する。
【解決手段】内装部26で光が遮断されるので、仕上被膜が薄くても、仕上被膜を通じて、点灯中の高輝度光源21が透けて見えることがない。また、内装部26の導電筒部29Bは、導電性を有するので、高電圧放電で仕上被膜にピンホールを形成しても、このピンホールが内装部26を貫通しないので、ピンホールの存在が目立つことがない。これにより、演出用照明装置20の装飾性や演出効果が損なわれない。また、仕上被膜の厚さを増す必要がないので、外装部25の製造コストが高くならない上、内装部26に開口を形成する際に、高い精度が必要ないので、内装部26の製造コストも高くならない。
【選択図】図4

Description

本発明は、光を発する光源と、この光源を覆うカバー部材とが設けられ、且つ、前記カバー部材の一部に光を通す透光部が形成されている照明装置を備えた遊技機に関する。
従来から、外周面に複数種類の図柄が記された複数の回転リールを備え、これらの回転リールを回転させた後、遊技者に回転リールを停止させて図柄を揃えさせる遊技を行うスロットマシン等の遊技機が利用されている。
ここで、近年の遊技機は、遊技を行っている遊技者の気分を高揚させるために、様々な演出が行えるように形成され、これにより、遊技の興趣性の向上を図っている。
例えば、スロットマシンには、一般的に、遊技を演出する演出装置として、遊技の進行に伴って点灯動作又は点滅動作を行う照明装置が設けられている。
すなわち、スロットマシンは、前述の回転リールと、この回転リールを駆動する電動機とが組み合わされたリールユニット等の遊技用装置を収納するとともに前面が開口された筐体と、この筐体の前面の開口を塞ぐ前扉を備えたものとなっている。
そして、演出装置としての照明装置は、スロットマシンにおける目立つ部位、具体的には、前扉の前面上部に設けられることが多い。
このような照明装置としては、光を発する光源と、この光源を覆うとともにスロットマシンの装飾となる外観を有するカバー部材とを備え、且つ、光を通すとともに、何らかの情報を伝達可能な形状、例えば、文字等の形状に形成された透光部がカバー部材に形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような照明装置を備えた遊技機によれば、何らかの情報を伝達可能な形状の透光部が光るので、丸や四角等の意味のない形状の部位を光らせるよりも、メッセージ性がより強い演出が行えるようになり、特定の演出、例えば、スロットマシンの内部で行われる抽選で当選したことを報知する報知演出等をより効果的に行うことができる。
ここで、透明な合成樹脂等の透光性を有する材質で、カバー部材の全体を形成し、透光部とならない部分の表面に、塗装被膜や蒸着被膜等の光を通しにくい被膜を形成すれば、透光部が複雑な形状のものでも、カバー部材の製作が容易となり、当該照明装置の製造コストの削減が図れるようになる。
また、遊技者が遊技機で遊技を行う際に、使用環境の状況等によって遊技者の体から遊技機へ静電気が放電されることがあるので、このような静電気の放電に遊技機が耐えうるか否かを確かめるために、静電気耐圧試験が遊技機に対して行われている。
すなわち、遊技者が触れる可能性のある複数の部位に対して、2〜15kV程度の高電圧が印加された放電ガンの電極を接触させることによって、当該部位に向かって発生する接触放電をそれぞれ所定回数だけ繰り返す静電気耐圧試験を遊技機に対して行い、この静電気耐圧試験に遊技機が耐えうるか否かを確認する試験である。
特開2009−50457号公報
前述のような遊技機では、照明装置の光源として、高輝度LED等の輝度の高い光源を採用すると、塗装被膜や蒸着被膜等の光を通しにくい被膜が形成されていても、光源が点灯されると、カバー部材の外部から当該被膜を通して光源の形が視認できる。このため、スロットマシンを装飾する部材であるカバー部材の装飾性が損なわれるうえ、情報を伝達可能な形状に形成された透光部だけでなく、前述の被膜を通して視認される光源にも遊技者の注意が注がれ、せっかくの演出が興醒めとなってしまい、演出の効果が損なわれる、という問題がある。
なお、輝度の高い光源が発する光をほぼ完全に遮断できる程度まで、塗装被膜や蒸着被膜等の被膜を厚くすれば、カバー部材の装飾性や演出効果が損なわれることはないが、成膜工程に要する時間が長くなり、カバー部材の製作に要するコストが高くなり、当該照明装置の製造コストの削減が図れなくなる、という問題が生じる。
また、合成樹脂製のカバー部材に対して静電気耐圧試験を行うと、接触放電によってカバー部材の被膜にピンホールが形成され、カバー部材の内部に収納された光源を点灯すると、光源の光が被膜のピンホールから外部に放出され、被膜に形成されたピンホールの存在が目立ってしまい、スロットマシンを装飾する部材であるカバー部材の装飾性が損なわれるので、この点からも、演出の効果が損なわれる、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、輝度の高い光源を採用し、且つ、静電気耐圧試験を行っても、照明装置の装飾性や演出効果が損なわれることがない遊技機を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明は、光を発する光源と、この光源を覆うカバー部材とが設けられるとともに、前記カバー部材の一部に光を通す透光部が形成されている照明装置を備えた遊技機であって、前記カバー部材は、遊技者が遊技中に触れることが可能な位置に配置され、当該遊技機を装飾するための外観を備えた外装部と、この外装部の内部に嵌め込まれるとともに、前記光源が発する光を遮断するための内装部とが組み合わされたものとされ、前記外装部は、前記透光部以外の表面全体が下地の材質よりも遮光性を有する仕上被膜で覆われたものとされ、前記透光部における前記光源側の面に光を拡散させる拡散部が設けられ、前記内装部は、前後に開口を有する枠形状に構成され、前記外装部の内側に接触して取り付けられるとともに、前記透光部となる部分が開口されたものとされていることを特徴とする。
以上において、前記仕上被膜としては、塗料の塗布により形成される塗装被膜、物理的成膜方法で表面に物理的に形成された金属被膜、化学的成膜方法で表面に化学的に形成された鍍金被膜、あるいは、塗装被膜、金属被膜及び鍍金被膜のうちの少なくとも二種類の被膜を重ねたものも採用できる。
また、物理的成膜方法で形成された金属被膜としては、真空蒸着法で形成された金属被膜、スパッタリング法で形成された金属被膜、及び、イオンプレーティング法で形成された金属被膜のいずれもが採用できるが、電気伝導性の小さい不連続蒸着による金属被膜を採用するのが好ましい。
さらに、内装部としては、金属微粒子やカーボン微粒子を含有することで電気伝導性が付与された合成樹脂製のもの、及び、電気伝導性に優れた金属製のもののいずれもが採用でき、金属製のものを採用する場合は、軟鉄等の加工が容易な金属からなるものを採用するのが好ましい。
本発明によれば、装飾用の外観を備えた外装部の内部に、光を遮断する内装部を嵌め込むようにしたので、内装部で光源の光を完全に遮断することができ、仕上被膜で光源の光を完全に遮断する必要がなくなり、外装部の表面を覆う仕上被膜を形成するにあたり、仕上被膜を従来よりも厚いものにしなくとも、カバー部材の透光部以外の部分を通じて点灯中の光源が視認されることがない。
このため、カバー部材の内部に収納された光源を点灯しても、光源の光が内装部に遮断され、外部に放出されることがなくなり、外装部の仕上被膜に形成されたピンホールの存在が目立つことがない。
従って、輝度の高い光源を採用しても、カバー部材の透光部以外の部分を通じて点灯中の光源が視認されることがなく、且つ、静電気耐圧試験によって外装部の仕上被膜にピンホールが形成されても、当該ピンホールの存在が目立つことがないので、照明装置の装飾性や演出効果が損なわれることがなく、これにより、前記目的が達成される。
さらに、内装部は、透光部となる開口の内部に透明レンズを嵌め込む必要がなく、内装部に開口を形成する際に、高い精度が不要となるので、透光部が複雑な形状のものでも、内装部の製造コストが高くなることもない。
従って、仕上被膜を従来よりも厚くする必要がないことから、外装部の製造コストが高くなることがなく、且つ、内装部の開口の形成に高い精度が不要となることから、光源の光を遮断する内装部の製造コストが高くなることがないので、カバー部材の製造コストが高くなることがなく、当該照明装置の製造コストの削減が図れる。
本発明の一実施形態の全体を示す正面図である。 前記実施形態に係る照明装置を示す正面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 前記実施形態に係る照明装置を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係るカバー部を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る内装部を示す分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態である一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(スロットマシン1の概略構成)
本実施形態に係る遊技機としてのスロットマシン1は、図1に示すように、三個の回転リール11の各々に記された複数種類の図柄が所定の組み合わせとなるように、回転している回転リール11を停止させる遊技を行うものである。また、スロットマシン1は、遊技媒体として金属製のメダルを採用したものであり、メダルの投入によって遊技を開始するように形成されている。
このようなスロットマシン1には、図1の如く、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状が長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、前面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2の前面開口は、当該筐体2に回動可能に取り付けられた前扉3で塞がれるようになっている。なお、前扉3は、閉じられると、自動的に施錠されるようになっている。
前扉3は、その前面をほぼ二分する上部パネル部4及び下部パネル部5を備えたものとなっている。そして、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留する受皿部6Aが一体成形された受皿ユニット6が設けられている。また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技に係る操作を行うための操作卓7が遊技者側に突出するように形成されている。
ここで、上部パネル部4及び下部パネル部5は、意匠的に優れた外観を確保するために、合成樹脂製の化粧板が表面に張り付けられたものとなっている。
(上部パネル部4)
上部パネル部4には、図1中、操作卓7の上方且つ幅方向の中央部分において長方形状に形成された表示窓4Aが設けられている。
ここで、筐体2内部に設けられた三個の回転リール11の各々は、その外周面に複数種類の図柄に記されている。そして、各回転リール11の図柄は、筐体2の外部から表示窓4Aを通して目視可能となっている。なお、回転リール11の内部には、回転リール11を内側から照射する図示しないリール照明部が設けられている。
上部パネル部4の上端縁部分には、複数種類の演出用照明装置20,30,40と、液晶表示装置4Eとが組み合わされた演出ユニット8が設けられている。この演出ユニット8については、後で詳しく説明する。
また、上部パネル部4の両方の側縁には、その間に表示窓4Aを挟むようにして配置された一対の演出用照明装置4Dが設けられている。
この演出用照明装置4Dは、透明無色のレンズと、その内部に収納されるとともに、様々な発光色で点灯可能となっているフルカラー発光ダイオードとを備えたものである。そして、演出用照明装置4Dは、遊技の進行に応じて、発光色を様々に変化させながら、点灯又は点滅を行うことで、遊技における視覚的な演出効果を高めるようになっている。
(操作卓7)
操作卓7は、遊技における操作に必要な各種のスイッチ類が配置されたものである。
すなわち、操作卓7における図1中右端の部分には、前扉3の施錠を解除するための鍵が挿入される鍵穴7Aが設けられている。この鍵穴7Aの左斜め上方には、メダルを投入するためのメダル投入口7Bが開口されたメダル投入部7Cが設けられている。
メダル投入口7Bの左斜め下方には、三個の回転リール11のそれぞれを停止させる際に操作される三個のストップスイッチ7Dが設けられている。これら三個のストップスイッチ7Dのうち、左端に配置されているストップスイッチ7Dの左斜め上方には、後述するマックスベットスイッチ7Eが設けられている。
また、左端のストップスイッチ7Dの左方であって、マックスベットスイッチ7Eの左斜め下方の位置には、三個の回転リール11を一斉に回転させる際に操作されるスタートスイッチ7Fが設けられている。
マックスベットスイッチ7Eは、遊技者等が1回の押圧操作を行うと、一般的には、3枚のメダルをベットすることを命令する投入指令信号であるマックスベット信号を送出するものである。
換言すると、マックスベットスイッチ7Eは、1回の押圧操作でベットすることができる最大枚数(一般的には3枚)のメダルをベットするための投入スイッチである。
このようなマックスベットスイッチ7Eの図1中左方には、1枚ベットスイッチ7Gが設けられている。
1枚ベットスイッチ7Gは、遊技者等が1回の押圧操作を行うと、1枚のメダルをベットすることを命令する投入指令信号である1枚ベット信号を送出するものである。
換言すると、1枚ベットスイッチ7Gは、1回の押圧操作で1枚のメダルをベットするための投入スイッチである。
1枚ベットスイッチ7Gの図1中斜め左下方には、精算スイッチ7Hが設けられている。
この残りの精算スイッチ7Hは、遊技者等が押圧操作を行うと、貯留メダルの精算動作を実行すること、あるいは、ベットされたメダルを元に戻すことを命令する精算指令信号を送出するものである。
(下部パネル部5及び受皿ユニット6)
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを象徴するキャラクター等が描かれたパネル5Aが設けられている。
受皿ユニット6には、メダルを貯留する前述の受皿部6Aに加えて、入賞時に受皿部6Aへ向かって払い出されるメダルを排出させるメダル払出口6Bと、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部6Cとが設けられている。
(演出ユニット8)
次いで、上部パネル部4に設けられている演出ユニット8について説明する。
演出ユニット8は、図2に示すように、前述した演出用照明装置20,30,40の各々が、当該演出ユニット8における図2中上方の端縁中央位置、図2中左方端部位置、及び図2中右方端部位置のそれぞれに設けられ、これらの演出用照明装置20,30,40の間に囲まれるように、残りの液晶表示装置4Eが設けられたものである。
演出用照明装置30は、内部の光源の点灯時にのみ所定のメッセージを表示するように形成されたものである。
この演出用照明装置30には、メッセージが図2及び図3に示すように、全体が略円筒状に形成されるとともに、遊技者側に臨む正面の中央部分がドーム状に膨出した本体部31と、この本体部31の周辺に放射状に配置されているとともに、炎の色と形をモチーフに形成された複数の焔状部32とが設けられている。
このうち、本体部31は、中央部分が膨出したドーム状に形成されるとともに透明な材質からなる主カバー部材33と、この主カバー部材33が内部に嵌め込まれた円環状のベゼル状部材34とが組み合わされたものとなっている。
主カバー部材33は、特に図示していないが、高輝度LED等の光源を内部に収納しているとともに、メッセージが記されたメッセージ・シートが、その表面又は裏面に張り付けられたものとなっている。
そして、メッセージ・シートのメッセージは、光源の消灯時には、外部から視認できないが、裏側の光源を点灯すると、裏側からの照射光によって主カバー部材33の表面に浮かび上がって、その視認が可能となるように形成されている。
ベゼル状部材34は、三角形状に開口された複数の透光孔35が周方向に配列されたものであり、特に図示しないが、裏側に赤色のレンズが張り付けられるとともに、高輝度LED等の光源がレンズの裏側に配置されたものとなっている。
このようなベゼル状部材34は、内部の光源を点灯すると、複数の透光孔35を通じて赤色の光が外部へ放射されるようになっている。
演出用照明装置40は、図2の如く、演出ユニット8の角隅部分を把持する猛獣の前足を象ったものである。
更に詳しく説明すると、演出用照明装置40は、透明な合成樹脂で猛獣の前足の爪を象った複数の爪状レンズ41と、これらの爪状レンズ41の各々の内部に収納されるとともに、図示しない高輝度LED等の光源とを備え、光源の点灯で、爪状レンズ41が明るく輝くように形成されている。
液晶表示装置4Eは、精緻なフルカラー動画を含む様々な画像を遊技の演出用画像として表示することができる表示装置である。この液晶表示装置4Eは、図2中左右方向に延びる辺が上下方向に延びる辺よりも長い長方形に形成された画面を備えている。
(演出用照明装置20)
続いて、演出用照明装置20について更に詳しく説明する。
演出用照明装置20は、内部の光源の点灯によって、スロットマシン1のモデルタイプを象徴するキャラクターの名前を輝かせるものである。
すなわち、演出用照明装置20は、図3及び図4に示すように、光を発する高輝度LED等からなる複数の高輝度光源21と、図4に示すように、パネル5Aに描かれたキャラクターの名称等を表すシンボル文字(例えば、「王」の文字)を表示するネーム表示カバー部材22とを有するものとなっている。
なお、複数の高輝度光源21は、表面に電気伝導性を有する配線パターンが印刷されたプリント基板23に取り付けられている。
また、演出ユニット8は、図4の如く、四角枠状のフレーム8Aを備え、このフレーム8Aに、演出用照明装置20,30,40及び液晶表示装置4Eが取り付けられたものとなっている。このフレーム8Aには、複数の高輝度光源21が取り付けられたプリント基板23もネジ23Aによって取り付けられている。
ネーム表示カバー部材22は、複数の高輝度光源21を覆うカバー部材であって、六角形に形成されている前面の一部に光を通す透光部24が形成されたものとなっている。
そして、ネーム表示カバー部材22の透光部24は、前述のシンボル文字の形状となっており、この透光部24としてのシンボル文字は、ネーム表示カバー部材22の内部の高輝度光源21が発光することによって輝くようになっている。
このようなネーム表示カバー部材22は、スロットマシン1を装飾するための外観を備えた外装部25と、この外装部25の内部に嵌め込まれるとともに、高輝度光源21が発する光を遮断するための内装部26とが組み合わされたものとなっている。
外装部25は、全体が透明な材質からなるとともに、透光部24以外の表面全体が下地の材質よりも遮光性を有する仕上被膜(図示略)で覆われたものとなっている。
換言すると、外装部25におけるシンボル文字(透光部24)に相当する部分は、透明な材質が外部に露出した部分となっている。これにより、シンボル文字(透光部24)は、透光性を有する部位となっている。
一方、外装部25の表側の面におけるシンボル文字(透光部24)以外の部分は、前述の仕上被膜に覆われ、これにより、光を殆ど通さない非透光部となっている。
具体的には、外装部25の透光部24が形成された前面部27Aにおける透光部24以外の部分が仕上被膜に覆われるとともに、外装部25の筒状なった四つの側壁部27Bの外側の面全体が仕上被膜に覆われている。これにより、前面部27Aにおける透光部24以外の部分、及び、側壁部27Bは、光を殆ど通さない非透光部となっている。
ここで、仕上被膜は、物理的成膜方法である真空蒸着法で表面に形成された金属被膜の一種である不連続蒸着膜となっている。この不連続蒸着膜からなる仕上被膜は、金属光沢を有し、膜自身が電気を伝導しない電気絶縁性を有する装飾膜となっている。
また、透光部24は、仕上被膜を真空蒸着法から形成するので、真空蒸着を行うにあたり、予め透光部24となる部分をマスクすることで、仕上被膜が形成されないようにした部位である。ここで、マスクは、複雑な形状のものでも印刷等で容易に形成できるので、透光部24についても、複雑な形状のものでも容易に形成可能となっている。
この仕上被膜は、光を完全に遮断するものではなく、輝度の高い光源、例えば、高輝度光源21が光を発すると、当該光を僅かに透過させるものである。換言すると、仕上被膜は、仕上被膜の外側が暗い場合、当該仕上被膜を通して高輝度光源21の形状をぼんやりと視認させる程度の透光性は有している。
外装部25の四つの側壁部27Bのうち、図3中上下に配置された側壁部27Bには、外装部25を演出ユニット8の四角枠状のフレーム8Aに仮止めするために、図3の如く、当該側壁部27Bの端縁からフレーム8Aへ向かって突出しているとともに、フレーム8Aに形成された保持孔8C,8Dに挿入される仮止め突起25A,25Bが設けられている。
仮止め突起25A,25Bのうち、図3中上方に設けられている仮止め突起25Aの先端には、フレーム8Aの内部に形成された段付部8Dに係止される爪部25Cが設けられている。
また、外装部25は、図4に示すように、演出ユニット8のフレーム8Aに固定するために、図4中左右の両端部分からフレーム8Aへ向かって突出する筒状のボス25Dが形成されたものとなっている。外装部25のボス25Dは、フレーム8Aに形成されたネジ挿通孔8Eに挿通されるネジ8Fを螺合させるものとなっている。
この際、前面部27Aの裏面28には、図5に示すように、その周縁に沿って形成されるとともに、全体が一つの平面となった額縁部28Aと、この額縁部28Aに囲まれているとともに、細かな凹凸が無数に形成されたシボ加工部28Bとが設けられている。
シンボル文字(透光部24)は、その裏側に形成されたシボ加工部28Bで高輝度光源21からの光が乱反射して散乱するので、特定の箇所が偏って強く輝くことがなく、ほぼ均一に輝くようになっている。
内装部26は、全体が光を遮断する筒状の部材である。この内装部26は、透光部となる部分が開口され、これにより、透光性を有する部位である透光開口部26Aが形成されたものとなっている。
この内装部26は、図3に示すように、外装部25の裏面28側を向いた端縁部26Bの全体が額縁部28Aの平面に密着するように形成されている。
また、内装部26の内側面における端縁部26Bの近傍には、当該内側面から突出する鍔部26Cが形成されている。
ここで、内装部26の端縁部26Bと外装部25の額縁部28Aとの間に形成される隙間は、端縁部26B及び額縁部28Aが互いに密着しているので、その間隔は僅かな寸法となるうえ、端縁部26Bの近傍に形成した鍔部26Cによって、高輝度光源21の光が直接当たらない陰の部分となっている。
これにより、高輝度光源21の光が、直接、当該隙間の内部に入ることがないうえ、シボ加工部28Bで乱反射した高輝度光源21の光も当該隙間を光に入ることがなく、従って、当該隙間から外装部25の外側へ光が漏れないようになっている。
このような内装部26は、図6に示すように、筒状に形成された内装部26の外側を形成するとともに、電流を導通しない絶縁材からなる絶縁筒部29Aと、内装部26の内側を形成するとともに、電流を導通する電気伝導性を有する導電材からなる導電筒部29Bとを組み合わせたものである。
絶縁筒部29Aは、顔料で着色された合成樹脂製のものである。絶縁筒部29Aの内側面には、当該内側面を一周するように、凹凸が交互に設けられている。換言すると、絶縁筒部29Aには、筒の側壁を一周する方向に、厚さの異なる薄肉部29Cと厚肉部29Dとが交互に配列されている。
導電筒部29Bは、アルミニウム、アルミニウム合金あるいは軟鉄等のプレス加工が容易な金属製のものである。導電筒部29Bの外側面には、絶縁筒部29A側の厚肉部29D及び薄肉部29Cに応じて、当該外側面を一周するように、凹凸が交互に設けられている。換言すると、導電筒部29Bには、筒の側壁を一周する方向に、絶縁筒部29A側の薄肉部29C及び厚肉部29Dに応じた厚さの厚肉部29Eと薄肉部29Fとが交互に配列されている。
このような内装部26を外装部25の内部に装着した状態のネーム表示カバー部材22に対して、静電気耐圧試験を行うと、接触放電によって、ネーム表示カバー部材22の仕上被膜には、絶縁筒部29Aの薄肉部29Cが裏側に配置された部位にピンホールが形成されるようになっている。
換言すると、内装部26は、ネーム表示カバー部材22の全表面のうち、ピンホールが形成されても、当該ピンホールが目立たない位置、特に、高輝度光源21が点灯した際に、当該ピンホールが目立たない位置となるように、絶縁筒部29Aの薄肉部29C及び導電筒部29Bの厚肉部29Eが形成されたものとなっている。
また、遊技者の体に帯電した静電気がネーム表示カバー部材22の表面に向かって放電された際に形成されるピンホールについても、前述の静電気耐圧試験の際にピンホールと同様に、目立たない位置に形成されるようになっている。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、装飾用の外観を備えた外装部25の内部に、光を遮断する内装部26を嵌め込むようにしたので、内装部26で光源の光を完全に遮断することができ、仕上被膜で高輝度光源21の光を完全に遮断する必要がなくなり、外装部25の表面を覆う仕上被膜を形成するにあたり、仕上被膜を従来よりも厚いものにしなくとも、ネーム表示カバー部材22の透光部24以外の部分を通じて点灯中の高輝度光源21が視認されることがない。
また、内装部26の導電筒部29Bを電気伝導性を有する材質で形成したので、ネーム表示カバー部材22に対して静電気耐圧試験を行い、ネーム表示カバー部材22の外装部25に形成した仕上被膜に、接触放電によるピンホールが形成されても、電気伝導性を有する内装部26には、内装部26の導電筒部29Bを貫通するピンホールが形成されない。
このため、ネーム表示カバー部材22の内部に収納された高輝度光源21を点灯しても、高輝度光源21の光が内装部26に遮断され、外部に放出されることがなくなり、外装部25の仕上被膜にピンホールが形成されていても、当該ピンホールの存在が目立つことがない。
従って、輝度の高い高輝度光源21を採用しても、ネーム表示カバー部材22の透光部24以外の部分を通じて点灯中の高輝度光源21が視認されることがなく、且つ、静電気耐圧試験によって外装部25の仕上被膜にピンホールが形成されても、当該ピンホールの存在が目立つことがないので、演出用照明装置20の装飾性や演出効果が損なわれることを未然に防止することができる。
さらに、内装部26は、透光部となる透光開口部26A の内部に透明レンズを嵌め込む必要がなく、内装部26に透光開口部26A を形成する際に、高い精度が不要となるので、透光部24が複雑な形状のものでも、内装部26の製造コストが高くなることもない。
従って、仕上被膜を従来よりも厚くする必要がないことから、外装部25の製造コストが高くなることがなく、且つ、内装部26の透光開口部26A の形成に高い精度が不要となることから、高輝度光源21の光を遮断する内装部26の製造コストが高くなることがないので、ネーム表示カバー部材22の製造コストが高くなることがなく、演出照明装置20の製造コストを削減することができる。
また、外装部25の仕上被膜より電気抵抗値の低い材質、すなわち、電気が流れやすい材質で内装部26を形成したので、ネーム表示カバー部材22の外装部25に形成した仕上被膜の表面に接触放電が発生すると、その電気エネルギーが内装部26で広範囲に分散され、一箇所に集中することがなくなる。
このため、接触放電による電気エネルギーが仕上被膜にピンホールを形成するにあたり、当該電気エネルギーの分散によって、ピンホールの形成に充てられる電気エネルギーが小さくなり、大きなピンホールを発生させることができず、従って、仕上被膜に発生するピンホールの大きさを最低限に抑制することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、仕上被膜としては、不連続蒸着による金属被膜の一種である不連続蒸着膜に限らず、他の物理的成膜方法で形成された金属被膜、例えば、一般的な真空蒸着法で形成された金属被膜、スパッタリング法で形成された金属被膜、及び、イオンプレーティング法で形成された金属被膜等のいずれでもよい。
また、仕上被膜としては、物理的成膜方法で形成された金属被膜に限らず、塗料の塗布により形成される塗装被膜、化学的成膜方法で表面に化学的に形成された鍍金被膜、あるいは、塗装被膜、金属被膜及び鍍金被膜のうちの少なくとも二種類の被膜を重ねたものでもよい。
さらに、カバー部材の透光部としては、「王」等の文字の形状をしたものに限らず、例えば、動物や人物、あるいは、乗り物等の形状をしたものでもよい。
また、内装部の導電筒部としては、金属製のものに限らず、金属微粒子やカーボン微粒子を含有することで電気伝導性が付与された合成樹脂製のものでもよい。
さらに、内装部としては、導電筒部及び絶縁筒部が相互に組み合わされた2ピースのものに限らず、電気伝導性が付与された合成樹脂製あるいは金属製の1ピースのものを採用してもよい。
さらに、遊技機としては、スロットマシンに限らず、パチンコ機等の弾球遊技機でもよく、本発明は、演出用の照明装置を備えた遊技機全般に適用できる。
1 遊技機としてのスロットマシン
20 照明装置としての演出用照明装置
21 光源としての高輝度光源
22 カバー部材としてのネーム表示カバー部材
24 透光部
25 外装部
26 内装部
26A 透光部となる部分である透光開口部

Claims (1)

  1. 光を発する光源と、この光源を覆うカバー部材とが設けられるとともに、前記カバー部材の一部に光を通す透光部が形成されている照明装置を備えた遊技機であって、
    前記カバー部材は、遊技者が遊技中に触れることが可能な位置に配置され、当該遊技機を装飾するための外観を備えた外装部と、この外装部の内部に嵌め込まれるとともに、前記光源が発する光を遮断するための内装部とが組み合わされたものとされ、
    前記外装部は、前記透光部以外の表面全体が下地の材質よりも遮光性を有する仕上被膜で覆われたものとされ、前記透光部における前記光源側の面に光を拡散させる拡散部が設けられ、
    前記内装部は、前後に開口を有する枠形状に構成され、前記外装部の内側に接触して取り付けられるとともに、前記透光部となる部分が開口されたものとされていることを特徴とする遊技機。
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