JP2007312985A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで効果的な照明効果を有する照明ユニットを備えた遊技機を提供する。
【解決手段】照明ユニットは、所定の文字又は図形を表示可能な照明構造を有し、照明構造は、複数のレンズ部と、レンズを後方から照射する後方発光装置と、レンズ部を側方から照射する側方発光装置と、を有し、照明構造は、照明ユニット内で奥行き方向に重ね合わせた状態に配設され、レンズ部は、その裏面に有する凹部の集合によって文字又は図形が形成され、凹部は、側方発光装置が発光する光に対して略平面状の傾斜部を有し、制御部は、後方発光装置及び側方発光装置の少なくとも一つからレンズ部に光を照射させることによって、光が照射されたレンズ部が有する凹部が有する傾斜部が光を屈折して、文字又は図形が視認可能に表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機の照明構造に関し、特に、低コストで効果的な照明効果を有する照明ユニットを備えた遊技機に関する。
遊技領域に発射した遊技球の入賞等に従って、変動表示装置に複数の図柄等の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを行い、その表示結果が特定の態様となったことに関連して、特典遊技を発生するようにした遊技機(パチンコ遊技機)がある。
このような遊技機は、遊技効果を高めるために、ガラス枠に取り付けられるカバーガラスの左右及び上方に、内部にフルカラー発光部材を配置した板状の装飾部材が配設され、さらに、その上方の装飾部材の中央には、同じくフルカラー発光部材を内部に配置し、前方(遊技者側)へ突出した凸状をなす凸状装飾部材が配設され、各々を光透過性の樹脂で形成することで、内部に配置したフルカラー発光部材からの光を透過させるようにした複数の装飾部材が配設されている。
また、同様の構成の装飾部材を、ガラス枠の所定箇所のみでなく、発射装置の操作部や灰皿、上下皿やカード球貸ユニットにも配設することで、装飾を行うようにした遊技機が提供されている(特許文献1参照)。
また、遊技設備等に使用される、所定の文字等の情報を、発光により遊技者に視認可能に表示する表示装置としては、幕板に抜き差し自在な導光表示部を取り付け、当該導光表示部を、幕板に組み込まれた発光源により側方から照射して報知するようにしたものがあった(特許文献2参照)。
特願2004−16323号公報 特願2005−111250号公報
しかし、上記のような遊技機の装飾部材では、遊技機を構成するほぼ全ての構成物を光透過性成樹脂によって形成し、さらに内部にフルカラー発光部材を配置するようにしているが、その発光態様を変化させるにあたり、通常では色を変えたり、点灯、発光の順序や場所を入れ替えたりすることでしか、その発光による装飾効果を高めることができない。
また、前述の特許文献2のように、所定の文字情報等を、発光により遊技者に視認可能する構成では、側方からLEDによりパネルを照射する構成とし、表示される文字情報はパネルに貼付される拡散シートに付されているので、複数の文字情報を表示するにはその都度拡散シートを張り替えなければならないという煩雑さがある。また、表示する文字情報の数だけ拡散シートを用意しなければならないというコスト的な問題がある。さらに、迅速に文字情報を切り替えることはできないので、遊技状態に応じたタイムリーな情報を表示することはできない。
また、アクリル板等の透明なパネルにレーザ光線を照射することによってアクリル板に微細な傷を生成するような加工を施す技術も知られている。この場合、このアクリル板に側方からのLED光源からの光を照射すると、レーザ光線によって加工された箇所のみが光を乱反射させる。これを用いることによって、文字や図形を光によって浮き上がらせることができる。しかしながら、この技術では、側方からのLED照射による複数の文字情報の表示は実現できるが、成型品に対して二次加工を行う必要があり、非常にコストがかかる。さらに、レーザ光線による二次加工時の不良率が高いため、量産性が低い。
また、透明なアクリル板の表面に加工する技術として、シボ加工が一般的に用いられている。このシボ加工によって、アクリル板の表面に凹凸を施すことで、発光された光を拡散させる。しかしながら、シボ加工では、曲面や平面等の微細なドットを均一に配置することは難しかった。
そこで、本発明は、前述のような問題点を解決するためになされたもので、二次加工を必要とせずに成型が可能であり、さらに、低コストで量産性が高く、照明効果の高い照明ユニットを有する遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、照明ユニットと、照明ユニットの照明状態及び遊技機の状態を制御する制御部と、を備えた遊技機において、照明ユニットは、所定の文字又は図形を表示可能な照明構造を有し、照明構造は、複数のレンズ部と、レンズを後方から照射する後方発光装置と、レンズ部を側方から照射する側方発光装置と、を有し、照明構造は、照明ユニット内で奥行き方向に重ね合わせた状態に配設され、レンズ部は、その裏面に有する凹部の集合によって文字又は図形が形成され、凹部は、側方発光装置が発光する光に対して略平面状の傾斜部を有し、制御部は、後方発光装置及び側方発光装置の少なくとも一つからレンズ部に光を照射させることによって、光が照射されたレンズ部が有する凹部が有する傾斜部が光を屈折して、文字又は図形が視認可能に表示されることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、レンズ部は、略平面状の傾斜部を有する凹部が、照明構造の水平方向の略中央部に配置されることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、レンズ部は、略平面状の傾斜部を有する凹部と、側方発光装置が発光する光に対して略曲面状の傾斜部と、を有し、略平面状の傾斜部を有する凹部が、照明構造の水平方向の略中央部に配置され、略曲面状の傾斜部を有する凹部が、照明構造の水平方向の周辺部に配置されることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、レンズ部は、前記略平面状の傾斜部を有する凹部の密度が、略曲面状の傾斜部を有する凹部の密度の2倍以上であることを特徴とする。
第5の発明は、第1乃至第4の発明において、レンズ部は、所定の突起形状を所定の密度に従って配設したスタンパを底部に設置した金型を形成し、金型に樹脂材料を注入した後、樹脂を固化させることによって、所定の突起形状に対応する凹部が所定の密度で形成され、レンズ部が製造されることを特徴とする。
第6の発明は、第1乃至第5の発明において、後方発光装置は、光を発光する光源と、光源とレンズ部材との間に備えられ、光源の光を拡散することによって光源の発光面積よりも大きい発光面積によってレンズ部を照射する拡散部と、を有することを特徴とする。
第1の発明によると、照明ユニットと、照明ユニットの照明状態及び遊技機の状態を制御する制御部と、を備えた遊技機において、照明ユニットは、所定の文字又は図形を表示可能な照明構造を有し、照明構造は、複数のレンズ部と、レンズを後方から照射する後方発光装置と、レンズ部を側方から照射する側方発光装置と、を有し、照明構造は、照明ユニット内で奥行き方向に重ね合わせた状態に配設され、レンズ部は、その裏面に有する凹部の集合によって文字又は図形が形成され、凹部は、側方発光装置が発光する光に対して略平面状の傾斜部を有し、制御部は、後方発光装置及び側方発光装置の少なくとも一つからレンズ部に光を照射させることによって、光が照射されたレンズ部が有する凹部が有する傾斜部が光を屈折して、文字又は図形が視認可能に表示されるので、遊技機前面のスペースをあまり消費せず、簡単な構造であるにもかかわらず、遊技者の興趣を高める発光態様(装飾発光や文字又は図形の表示)ができる。特に、発光源の消灯時には目立たず、発光源の発光時に文字又は図形が視認可能に表示されるので、より効果的な装飾効果が期待できる。さらに、略平面状の傾斜部を有する凹部を有するので、光を効果的に前方に導くことができる。
第2の発明によると、第1の発明において、レンズ部は、略平面状の傾斜部を有する凹部が、照明構造の水平方向の略中央部に配置されるので、照明ユニット中央付近が、正面に対する強い光を発光してよりきらびやかな装飾効果を奏する。
第3の発明によると、第1又は第2の発明において、レンズ部は、略平面状の傾斜部を有する凹部と、側方発光装置が発光する光に対して略曲面状の傾斜部と、を有し、略平面状の傾斜部を有する凹部が、照明構造の水平方向の略中央部に配置され、略曲面状の傾斜部を有する凹部が、照明構造の水平方向の周辺部に配置されるので、照明ユニットの照明構造全体がまんべんなく一様な光を発光することができ、さらに、側方発光装置付近の文字又は図形のぼけやの色むら、及び輝度むらを防ぐことができる。
第4の発明によると、第1乃至第3の発明において、レンズ部は、前記略平面状の傾斜部を有する凹部の密度が、略曲面状の傾斜部を有する凹部の密度の2倍以上であるので、各ドットが点光源として認識されることがない。また、文字又は図形のぼけや色むら及び輝度むらを防ぎ、照明構造の全体が一様の輝度で発光できる。従って、遊技者の目を引く照明ユニットを提供できる。
第5の発明によると、第1乃至第4の発明において、レンズ部は、所定の突起形状を所定の密度に従って配設したスタンパを底部に設置した金型を形成し、金型に樹脂材料を注入した後、樹脂を固化させることによって、所定の突起形状に対応する凹部が所定の密度で形成され、レンズ部が製造されるので、一旦製造されたレンズ部に対して二次加工を必要とせず、製造コストが低く抑えられると共に、不良率が低く生産性の高いレンズ部を製造することができる。
第6の発明によると、第1乃至第5の発明において、後方発光装置は、光を発光する光源と、光源とレンズ部材との間に備えられ、光源の光を拡散することによって光源の発光面積よりも大きい発光面積によってレンズ部を照射する拡散部と、を有するので、最も奥手に配設されるレンズ部が、後方発光装置からの光の照射によって発光して、文字又は図形を視認可能にすることができる。さらに、拡散された光が最も奥手のレンズ部によって光を反射又は屈折して前方に光を導くので、高い照明効果が得られる。
以下に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の遊技機の構成を示す正面図である。
遊技機(パチンコ遊技装置)1の前面枠3は本体枠(外枠)2にヒンジ5を介して開閉回動可能に組み付けられる。遊技盤6は前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレーム(図示省略)に収装される。
遊技盤6の表面には、変動表示装置(特別図柄表示機)8(図2参照)、大入賞口を備えた変動入賞装置、一般入賞口、始動口、普通図柄始動ゲート、普通図柄表示器、普通変動入賞装置等が配設された遊技領域が形成される。前面枠3には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラス18が取り付けられている。
特別図柄表示器8は、表示領域に、例えば、左、中、右の三つの表示図柄(識別情報)が表示される。これらの表示図柄には、例えば「0」〜「9」までの各数字と、「A」〜「E」のアルファベット文字等が割り当てられている。
特別図柄表示器8は、始動口へ遊技球の入賞があると、前述した数字、文字で構成される表示図柄が順に表示される。始動口への入賞が所定のタイミングでなされたときには、大当り状態(特別遊技状態)となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当り図柄)で停止する。このとき、変動入賞装置の大入賞口が所定の時間(例えば30秒)だけ大きく開き、多くの遊技球を獲得することができる。
始動口には、特別図柄始動センサ32(図2参照)が備えられており、始動口への入賞はこの特別図柄始動センサ32によって検知される。この遊技球の通過タイミングは、特別図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶領域に、最大で連続した所定回分を限度に記憶される。この特別図柄入賞記憶の記憶数は、複数のLEDからなる特別図柄記憶状態表示器27(図2参照)に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づいて、変動表示装置にて変動表示ゲームを行う。
普通図柄表示器7は、普通図柄始動ゲートへ遊技球の入賞があると、普通図柄(例えば一つの数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図柄始動ゲートへの入賞が所定のタイミングでなされたときには、普通図柄に関する当たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)で停止する。このとき、普通電動役物ソレノイド(SOL)90に信号を送ることによって、始動口の手前に備えられた普通変動入賞装置を所定の時間(例えば0.5秒)だけ大きく開き、遊技球の始動口への入賞可能性が高められる。
この普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過は、普通図柄始動センサ33(図2参照)によって検知される。この遊技球の通過タイミングは、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶領域に、所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この普通図柄入賞記憶の記憶数は、普通図柄表示器7の左右に備えられた複数のLEDからなる普通図柄記憶状態表示器17に表示される。遊技制御装置100は、普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。なお、普通図柄記憶状態表示器17の記憶数は任意の値に設定される。
前面枠3の遊技盤6の周囲には、装飾光が発光される装飾部材9が備えられている。この装飾部材9の内部にはランプ9Aが備えられている。このランプ9Aを所定の発光態様によって発光することによって、装飾部材9が所定の発光態様によって発光する。
前面枠3の左右には、音響(例えば、効果音)を発するスピーカ30が備えられている。
また、前面枠3の上方には、照明ユニット10が備えられている。照明ユニット10は、内部に複数の発光装置(後方発光装置及び側方発光装置)を備えている。これら発光装置にはLED10Aが備えられている。照明ユニット10は、遊技機1の状態(例えば遊技状態)に対応してこの発光装置を点灯又は消灯させることによって、照明ユニット10に予め設定されている文字又は図形をホールの客や遊技者に対して視認可能に表示する。
照明ユニット10の右側には、遊技機1のエラー発生や前面枠3の解放をホール店員に通知するためのエラー/ガラス枠解放表示ランプ31が備えられている。
前面枠3の下部の開閉パネル20には球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22には下皿23、灰皿5及び打球発射装置の操作部24等が配設される。下皿23には、下皿23に貯まった遊技球を排出するための下皿球抜きロック機構16が備えられる。
前面枠3下部右側には、前面枠3の扉を施錠するための鍵25が備えられている。なお、前面枠3の上方は、装飾部材9を備える光を透過可能なガラス枠13によって構成されている。
図2は、遊技制御装置100(遊技制御手段)を中心とする制御系を示すブロック構成図である。
遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技制御のための不変の情報を記憶しているROM、遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵した遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフェース102、出力インターフェース103、外部通信用端子104等から構成される。
遊技用マイクロコンピュータ101は、入力インターフェース102を介しての各種検出装置(特別図柄始動センサ32、一般入賞口センサ19A〜19N、カウントセンサ34、普通図柄始動センサ33)からの検出信号を受けて、大当り抽選等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース103を介して、各種制御装置(演出制御装置150、排出制御装置200)、大入賞口開閉ソレノイド36、普通電動役物ソレノイド90、特別図柄表示器8、特別図柄記憶表示器27、普通図柄表示器7、普通図柄記憶表示器17等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
盤用外部情報端子35は、遊技機1の遊技制御装置100からの情報を、遊技機外部のホールコンピュータに送信するためのインターフェースである。
排出制御装置200は、遊技制御装置100からの賞球指令信号又は図示しないカード球貸ユニット等からの貸球要求に基づいて、遊技機内に設置された払出ユニットの動作を制御し、賞球又は貸球の排出を行わせる。
サブ制御装置(表示制御装置)150は、変動表示装置8の表示、ランプ9A、LED10Aを発光させるための装飾制御装置26、スピーカ30からの効果音出力等を制御する音制御装置25等を制御する。
サブ制御装置150は、CPU151、プログラムやシーケンスデータ等を格納したROM152、演出制御時にワークエリアとして利用されるRAM153、GDP154、画像表示を制御するGDP154、画像データ(図柄データ、背景画データ、動画キャラクタデータ、テクスチャデータ等)を格納した画像ROM155及びメイン制御装置100や、表示装置8、音制御装置25及び装飾制御装置26等とで信号を送受信する通信インターフェース(I/F)156等から構成される。
装飾制御装置26は、装飾部材9のランプ9A及び照明ユニット10のLED10Aの発光を制御する。後述するように、照明ユニット10は、五つの後方発光装置及び三つの側方発光装置が備えられている。これら後方発光装置及び側方発光装置には、それぞれにLED10Aが備えられている。装飾制御装置26は、遊技機の遊技の進行(例えば、リーチ状態や大当り状態)や遊技機の状態(例えば、客待ち状態等)に応じて、これらLED10Aの発光を制御することによって、照明ユニット10の発光態様、すなわち、照明ユニット10に視認可能に表示される文字又は図形の発光態様を制御する。
図3は、本実施形態の遊技機のガラス枠13の斜視図である。
前述のように、遊技機1のガラス枠13の上方には照明ユニット10が備えられている。この照明ユニット10は、図3(a)のように、遊技機前面側に膨出した形状となっている。そのため、照明ユニット10の発光装置が点灯したときに識別可能に表示される文字又は図形が、この膨出形状に応じて立体的に見える。
照明ユニット10は、ガラス枠13から取り外し可能に構成されており、ガラス枠13側には中継端子基板11が備えられている(図3(b)参照)。照明ユニット10には、中継端子基板11に対応する位置にコネクタ等の電気的な接点が備えられており、照明ユニット10をガラス枠13に取り付けることによって中継端子基板11と電気的に接続する。これによって、装飾制御装置26から中継端子基板11を介して送出された信号に従って、照明ユニット内部の発光装置を点灯又は消灯することができる。
図4は、照明ユニット10の分解斜視図である。
照明ユニット10は、クリアカバー51、取付部材52、レンズ部材53、リフレクタ部材54、ベース部材55及び後方照射用LED基板56によって構成されている。
クリアカバー51は、照明ユニット10の前面、上面及び底面を覆うカバーである。このクリアカバー51は、前面側に膨出した湾曲形状によって形成されている。従って、このクリアカバー51の形状が照明ユニット10の形状を決定する。
取付部材52は、照明ユニット10内部に構成される照明構造を固定するための部材である。より具体的には、取付部材52とベース部材55とによって、レンズ部材53及びリフレクタ部材54が挟み込むように固定されている。またベース部材55は、その背面に後方照射用LED基板56が固定されている。ベース部材55の照明用開口部551を介して光を前方に発光する後方照射用LED基板56のLED561と、リフレクタ部材54の拡散レンズ541及び反射板542とによって後方発光装置が構成される。また、レンズ部材53にはレンズ部材53の各レンズ部に側方から光を照射する側方発光装置が備えられている。これら後方発光装置及び側方発光装置の発光によって、レンズ部材53の裏面に加工されている文字又は図形に光が照射され、この文字又は図形が前方から視認可能に表示される。すなわち、レンズ部材53と後方発光装置及び側方発光装置とによって、文字又は図形を前方から視認可能に表示する照明構造が形成される。
なお、取付部材52は、その表面がメッキ加工されている。より具体的にはクリアカバー51によって外部に視認可能な表面、及び、レンズ部材53等が収納される裏面がメッキ加工されている。裏面のメッキ加工によって、後方発光装置及び側方発光装置が発光する光が反射されるため、照明ユニットの明るさが増す効果を有する。また、表面のメッキ加工によって、遊技ホール内の照明や他の遊技機の装飾照明等、照明ユニット10の上方や側方から届いた光を反射することによるきらびやかな装飾的な効果を有する。
取付部材52の右側には、エラー/ガラス枠解放表示ランプレンズ521が形成されている。この部分は、後方のLED(エラー/ガラス枠解放表示LED基板552)からの光が透過可能に構成されている。
レンズ部材53は、複数の長方形のレンズ部と発光装置とによって構成される。より具体的には、レンズ部材53は、三つのレンズ部(第1レンズ部531、第2レンズ部532及び第3レンズ部533)と、側方発光装置を構成する二つのレンズ部材照射用LED基板534、535とを備える。
第1レンズ部531、第2レンズ部532及び第3レンズ部533は、前面側に湾曲した曲面形状となっており、これらが遊技機の前後方向に所定の間隔で並べて配設される。また、これら第1レンズ部531、第2レンズ部532及び第3レンズ部533は、中央部の厚さが端部よりも若干小さくなった凹レンズ形状をしている。また、レンズ部材53は、光の照射によって図形又は文字が浮かび上がるように、文字又は図形を形成する所定の形状の凹部が所定の密度をもって加工されている。
二つのレンズ部材照射用LED基板534、535は、レンズ部を左右から挟むように設置される。レンズ部材照射用LED基板534、535は、三つのレンズ部それぞれに対応したレンズ部材照射用LEDを備えている。これらレンズ部材照射用LEDは、各レンズ部に対して独立して発光するように制御される。このレンズ部材照射用LEDが発光することによって、各レンズ部の裏面に加工された文字又は図形を形成する凹部が光を屈折及び反射して、文字又は図形が前方から視認可能に表示される。
リフレクタ部材54は、照明ユニット10の後方に配置される後方照射用LED基板56の後方照射用LED561によって発光された光を屈折、拡散及び反射して前方に届けるよう構成されている。このリフレクタ部材54は、拡散レンズ541と反射部542とを備える。
拡散レンズ541は、後方照射用LED561が発光した一点の光を拡散することによって所定の面積をもった光源として前方から視認可能に構成されている。より具体的には、拡散レンズ541は、透明又は半透明の部材からなる略円錐形の形状であり、この円錐形の高さ方向に所定の間隔でスリットが設けられている。この円錐形の拡散レンズ541が後方からの光を屈折させて、屈折された光が各スリットから前方に届く。この構造によって、略円錐形の底面積と同じ程度の面積の光として前方から視認可能となる。
反射部542は、拡散レンズ541を取り囲むすり鉢状の形状である。反射部542の表面は、円周方向に並べられた複数の平面形状がすり鉢状の深さ方向に所定の間隔で並べられている。この平面形状はメッキ加工されており、拡散レンズ541の光を反射することによって、すり鉢状の形状の面積と同じ程度の面積の光として前方から視認可能となる。
この拡散レンズ541と反射部542との組が後方のLED561によって照射されることで、レンズ部材53に照射する光の発光源である後方発光装置を形成する。リフレクタ部材54には、拡散レンズ541と反射部542との組が五つ形成されているので、五つの後方発光装置がレンズ部材53に後方から光を照射する。これら五つの後方発光装置は、全て、又は、それぞれが独立して発光するように制御される。
ベース部材55は、取付部材52との嵌合するように構成されており、ベース部材55と取付部材52とが、レンズ部材53及びリフレクタ部材54を挟み込んで嵌合することによって、レンズ部材53及びリフレクタ部材54が固定される。
ベース部材55には、エラー/ガラス枠解放表示ランプ用LED基板552が備えられている。エラー/ガラス枠解放表示ランプ用LED基板552は、遊技機の前面枠3が解放している状態のとき、又は、遊技機に何らかのエラー(球詰まり等)が発生したときにLEDを点灯させ、ホール店員にその旨を通知する。
また、ベース部材55は、後方照射用LED基板56に備えられている後方発光用LED561に対応した位置に、五つの照射用開口部551が備えられている。後方照射用LED基板56の後方発光用LED561が発光した光は、この照射用開口部551を介して、レンズ部材53に届く。
後方照射用LED基板56は、レンズ部材53に後方から光を照射する五つの後方発光LED561を備えている。
図5は、照明ユニット10の説明図である。
図5(a)は、照明ユニット10のクリアカバー51を外した状態の正面図である。照明ユニット10は、前述のように、レンズ部材53が前面側に視認可能に構成されている。
図5(b)は、照明ユニット10のクリアカバー51を外した状態の上面図である。また、図5(c)は、照明ユニット10のクリアカバー51を外した状態の斜め上方から見た斜視図である。
照明ユニット10の取付部材52の前面は、クリアカバー51に沿った形状をしているが、クリアカバー51の膨出部分に対応する箇所は、後方側に後退している。この構造によって、照明ユニット10は、斜め上方、より具体的には遊技ホール内を移動している客の目線から、後方発光装置及び側方発光装置の発光によって表示される文字又は図形が視認できる。さらに斜め上方、より具体的には、遊技機の直前に立った客の目線からは、後方発光装置がレンズ部材53を介さずに視認可能となっている。すなわち、後方発光装置が、レンズ部材53の文字又は図形を照射するのみでなく、その発光が直接外部から視認可能であり、装飾光としての機能も有する。
図6は、照明ユニット10のレンズ部材53とリフレクタ部材54との説明図である。
前述のようにレンズ部材53は、三つのレンズ部(第1レンズ部531、第2レンズ部532及び第3レンズ部533)が前後方向に所定の間隔で配設されている。
また、レンズ部材の右側に備えられるレンズ部材照射用LED基板534には、それぞれのレンズ部に対応した右側LED(第1右側LED5341、第2右側LED5342及び第3右側LED5343)が備えられている。同様に、左側レンズ部材照射用LED基板535には、それぞれのレンズ部に対応した左側LED(第1左側LED5351、第2左側LED5352及び第3左側LED5353)が備えられている。これらのLEDは、それぞれ、対応したレンズ部に光を照射する。また、右側LED及び左側LEDは、レンズ部の形状に対応して垂直方向に等間隔の4つのLED素子を備える。
レンズ部材53の各レンズ部は、それぞれ、中央部の厚さが端部よりも若干小さくなった凹レンズ形状をしている。そして、緩やかに前面側に湾曲している。この構造によって、側面から照射された光がレンズ部材の前面側で全反射し、レンズ部材の前面の全てにまんべんなく行き渡る。レンズ部の内面(後方側の面)には、後述するスタンパ加工が施されている。このレンズ部に入力された光はスタンパ加工された箇所で拡散される。スタンパ加工された文字又は図形が拡散して視認できるようになっている。
また、後方発光用LEDは、五つの拡散レンズを介して、一番後ろにある第3レンズ部材を照射する。第3レンズ部材は後述するように、その全ての面にスタンパ加工されている。従って、後方発光用LEDからの光の照射によって、スタンパ加工によって拡散され、第3レンズ部材の全面が発光する。
図7は、レンズ部材53の各レンズ部に施されたスタンパ加工の説明図である。
図7(a)は、第1レンズ部531に施されているスタンパ加工を示す。図7(b)は、第2レンズ部532に施されているスタンパ加工を示す。図7(c)は、第3レンズ部533に施されているスタンパ加工を示す。
なお、スタンパ加工とは、後述するように、レンズ部の裏面に所定の形状の凹部からなる微細なドットが所定の密度で形成されたものである。この凹部は、四角形状又は丸形状によって形成される。四角形状の凹部は側面発光装置からの光に対して略平面状の傾斜部を有しており、丸形状の凹部は側面発光装置からの光に対して略曲面状の傾斜部を有している。レンズ部材53の裏面にスタンパ加工によって形成された凹部が、側面発光装置からの光を屈折又は反射することによって、スタンパ加工によって施されている文字又は図形が発光して、前面側に視認可能に表示される。
第1レンズ部531には、「大当り」という文字がスタンパ加工によって形成されている。第1レンズ部531は、側面発光装置が発光することによって、この「大当り」の部分のみが発光する。
第2レンズ部532には、「V V V」という文字がスタンパ加工によって形成されている。第2レンズ部532は、側面発光装置が発光することによって、この「V V Vの部分のみが発光する。
第3レンズ部533には、その全面がスタンパ加工されている。すなわち、第3レンズ部533の形状に対応した矩形が形成されている。第3レンズ部533は、側面発光装置のLEDが発光することによって、スタンパ加工が施されている領域が発光する。また、第3レンズ部533は、後方発光装置が発光することによって、スタンパ加工によって形成された凹部の傾斜部が光を屈折又は反射して、スタンパ加工が施されている領域が発光する。
さらに、第3レンズ部533は、側面発光装置に近い両端部5331(図中の右下がり斜線部分)は、丸形状のドットによるスタンパ加工が施されている。また、側面発光装置から離れている中央部5332(図中の右上がり斜線部分)は、四角形状のドットによるスタンパ加工が施されている。四角形状のドットは、前述のように側方発光装置に対して略平面上の傾斜部を有するので、照射された光の多くが屈折又は反射されて前方に届く。一方、丸形状のドットは、前述のように側方発光装置に対して略曲面状の傾斜部を有するので、照射された光は屈折又は反射されて、その一部しか前方に届かない(図9参照)。
従って、丸形状のドットは、四角形状のドットと比較すると前方に光を届ける作用がより弱い。そのため、光源により近く、レンズ部内部の材質によって光が減衰されにくい両端部は、光を屈折させる作用がより弱い丸形状のドットを用いる。このようにすることによって、レンズ部533のスタンパ加工されている領域の発光にむらができることを防ぐ。
なお、本実施形態では、丸形状のドットは加工された領域と四角形状のドットが加工された領域とを異ならせたが、丸形状のドットから四角形状のドットに連続的に変わるように加工してもよい。またドットの密度を変更することによって、発光にむらができることを防いでもよい。
次に、照明ユニット10の発光態様を説明する。
図7(d)は、後方発光装置及びいずれの側方発光装置も発光していない状態を示す。この状態では、照明ユニット10の前方からは、第1レンズ部531及び第2レンズ部532の文字が遊技ホール内の照明灯の光を受けて若干透けて見えるが、文字又は図形が視認可能な状態ではない。
図7(e)は、照明ユニット10の側方発光装置のうち、第1レンズ部531に対応するLEDのみが発光した状態を示す。この場合は、LEDの発光によって、第1レンズ部531に加工されている文字のみが発光する。結果として、第1レンズ部531に加工された「大当り」という文字のみ視認可能となる。
図7(f)は、照明ユニット10の側方発光装置のうち、第2レンズ部532に対応するLEDのみが発光した状態を示す。この場合は、LEDの発光によって、第2レンズ部532に加工されている文字のみが発光する。結果として、第1レンズ部531に加工された「V V V」という文字のみ視認可能となる。
図7(g)は、照明ユニット10の側方発光装置のうち、第3レンズ部533に対応するLEDのみが発光し、さらに、後方発光装置のLEDが発光した状態を示す。この場合は、これらのLEDの発光によって、第3レンズ部533に加工されている矩形が発光する。結果として、照明ユニット内部の照明構造の全面が光って見える。
このように、照明ユニット10は、複数のレンズ部を重ね合わせて構成したレンズ部材53を備え、各レンズ部にスタンパ加工によって施された文字又は図形を、それぞれ独立して、又は、複数の文字又は図形を同時に視認可能に表示することができる。例えば、側方発光装置のLEDを青色に、後方発光装置のLEDを赤色にし、これらの発光態様を、遊技機の遊技の進行(例えば、リーチ状態や大当り状態)や遊技機の状態(客待ち状態等)に応じて変更させることによって、さまざまな組み合わせの発光態様が得られる。
例えば、遊技機の遊技状態が大当りとなったときに、第1レンズ部531及び第2レンズ部532の文字を交互に素早く点灯させることによって、遊技者の興趣を高める。また、遊技機を誰も操作していない客待ち状態のときは、第1レンズ部531、第2レンズ部532、第3レンズ部533及び後方発光装置を交互にゆっくりと表示させることによって、遊技機の注目度を高めることができる。
図8は、スタンパ加工の説明図である。
前述のように、レンズ部には、スタンパ加工による丸形状のドット又は四角形状のドットが施され、このドットの集合によって文字又は図形が形成されている。
これらドットは、レンズ部の表面に略円錐台形状又は略角錐台形状の凹部として加工される。円錐台形状の凹部は、略曲面形状の傾斜部を有し、側面のLEDから発光された光を、この傾斜部に従ってランダムに屈折する。一方、角錐台形状の凹部は、側面のLEDから発光された光を、その傾斜部に従って直線的に屈折する。角錐台形の凹部は、傾斜部が略平面なので、円錐台形状の凹部と比較すると、より多くの光を屈折して前方に導く。すなわち、四角形状のドットは丸形状のドットよりもより多くの光を前方に導く。また、いずれのドットもその上面が略平面なので、後方発光装置からの光のうち、上面部通過する光は屈折されることなくそのまま前方に通過する。従って、後方発光装置からの光は、これらのドットによって必要以上に拡散されることなく前方に届く。
丸形状のドットは略円錐台形状の底面の直径を約200μmとし、上面の直径を約100μmとする。すなわち、底面の直径は上面の直径の約2倍の円錐台形状が形成される。一方、四角形状のドットは、略角錐台の底面を120μm×70μmの矩形とし、上面を60μm×35μmの矩形とする。すなわち、底面の長辺及び短辺は、上面の長辺及び短辺の約2倍の角錐台形状が形成される。そして、四角形状のドットは、その長辺が光源からの光と略垂直となるような向きで配置される。
このような形状とすることによって、これらのドットは、側面発光装置からの光を前方に適切に導くので、レンズ部材53に施されたスタンパ加工が、むらなく一様に光を前方に届ける。また、これらのドットは、後方発光装置からの光を必要以上に制限することなく前方に導く。
また、第3レンズ部533(図7(c))は、両端部3331を丸形状のドットに、中央部3332を四角形状のドットに形成する。丸形状のドットは、四角形状のドットよりも光を前方に導く効果が弱いいため、中央部3332を、光を前方に導く効果のより高い四角形状のドットとすることによって、両端部3331及び中央部3332が、同じく一様な光度によって発光する。
なお、第1レンズ部531(図7(a))及び第2レンズ部532(図7(b))のような、中央部に近い箇所のみ加工された文字又は図形の場合は、全て四角形状のドットによって加工する。なお、文字又は図形であっても、両端部に近接した箇所にスタンパ加工を施す場合は、両端部のみを丸形状のドットとしてもよい。
このスタンパ加工は、特開2001−33634号公報に記載されたような技術を用いて、次のような手法で行われる。
まず、導電性を有する基板の一方の面にポジ型フォトレジスト層を形成し、ポジ型フォトレジスト層を予め定められたパターンに従って露光し、ポジ型フォトレジスト層を現像し露光された部分のポジ型フォトレジスト層を除去し、ポジ型フォトレジスト層が除去された部分の基板上に電鋳体を形成し、ポジ型フォトレジスト層を基板から除去する。この結果、予め定められたパターンの突起部を有するスタンパが製造される。
そして、このスタンパを射出成形金型等の底部に設置して、これにアクリル樹脂等の透明な樹脂材料を注入し、樹脂を固化させることによって、スタンパ加工が施されたレンズ部が製造される。
このスタンパ加工によって、予め定められたパターンに従って、正確な形状をレンズ部に施すことができる。特に、四角形状や丸形状などのドットを所定の密度で均一に施す場合に有効である。従来、射出成形金型では、シボ加工が一般的に用いられていたが、シボ加工ではこのような正確なドットを均一に配置することは難しかった。
また、スタンパを交換することによって、一つの金型から異なるパターンのレンズ部を製造することが可能となる。これは、予め製造されたレンズ部にあとから二次加工を施すものでもない。従って、製造コストが低く抑えられると共に、不良率が低く生産性の高いレンズ部を製造することが可能となる。
図8は、スタンパ加工のドットの密度の説明図である。
前述の図7(c)のように、第3レンズ部533は、両端部5331が丸形状のドットに、中央部5332が四角形状のドットに、それぞれスタンパ加工が施されている。このようにドットを配置することによって、両端部5331と中央部5332とで光のむらができることを防ぐ。
さらに具体的に、これらのドットを配置する密度を説明する。
丸形状のドットは、光源に対して略曲面状の傾斜部を有し、光源からの光をランダムに反射する。そのため、光を拡散させる作用が四角形状のドットよりも強い。また、丸形状のドットは光源に近く、光源からの光があまり減衰されていない状態で届く。そのため、丸形状のドットの密度は低くてもよい。
一方、四角形状のドットは、光源に対して略平面状の傾斜部を有するため、光源からの光を前方に導く作用が丸形状のドットよりも強いので、ドットの密度を低くすると、各ドットが点光源として認識されてしまい、一様に光を届ける効果がなくなる。また、四角形状のドットは、高原から比較的離れているため、光源からの光がレンズ部材の材質によって若干減衰されて届く。そのため、四角形状のドットは、密度をある程度高くする必要がある。
そこで、本発明の実施の形態では、丸形状のドットの密度を1平方センチメートル当たり15個に、四角形状のドットの密度を1平方センチメートル当たり40個に、それぞれ設定した。すなわち、四角形状のドットの密度が、丸形状のドットの密度の約2倍以上に設定される。
このようにすることによって、レンズ部533のスタンパ加工されている領域の発光にむらができたり、両端部が中央部よりも明るくなることを防ぐ。
以上のように構成された本発明の第1の実施の形態の遊技機では、遊技機の上部に備える照明ユニットを、文字又は図形を表示可能な複数のレンズ部からなるレンズ部材によって構成した。さらに、このレンズ部の文字又は図形はスタンパ加工によって施されるので、演出効果が高く、製造コストが低く抑えられ、不良率が低く生産性の高い照明ユニットを備えた遊技機を提供することができる。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態の遊技機の構成を示す正面図である。 遊技制御装置を中心とする制御系を示すブロック構成図である。 本実施形態の遊技機の前面枠の斜視図である。 照明ユニットの分解斜視図である。 照明ユニットの正面図、上面図及び斜視図である。 照明ユニットのレンズ部材とリフレクタ部材との説明図である。 スタンパ加工の説明図である。 スタンパ加工の説明図である。 スタンパ加工の説明図である。
符号の説明
1 遊技機
2 本体枠
3 前面枠
6 遊技盤
10 照明ユニット
13 ガラス枠
51 クリアカバー
52 レンズ部材
52 取付部材
53 レンズ部材
54 リフレクタ部材
55 ベース部材
56 後方照明用LED基板
100 遊技制御装置

Claims (6)

  1. 照明ユニットと、前記照明ユニットの照明状態及び遊技機の状態を制御する制御部と、を備えた遊技機において、
    前記照明ユニットは、所定の文字又は図形を表示可能な照明構造を有し、
    前記照明構造は、複数のレンズ部と、前記レンズを後方から照射する後方発光装置と、前記レンズ部を側方から照射する側方発光装置と、を有し、
    前記照明構造は、前記照明ユニット内で奥行き方向に重ね合わせた状態に配設され、
    前記レンズ部は、その裏面に有する凹部の集合によって前記文字又は図形が形成され、
    前記凹部は、前記側方発光装置が発光する光に対して略平面状の傾斜部を有し、
    前記制御部は、前記後方発光装置及び前記側方発光装置の少なくとも一つから前記レンズ部に光を照射させることによって、前記光が照射されたレンズ部が有する凹部が有する傾斜部が光を屈折して、前記文字又は図形が視認可能に表示されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記レンズ部は、前記略平面状の傾斜部を有する凹部が、前記照明構造の水平方向の略中央部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記レンズ部は、
    前記略平面状の傾斜部を有する凹部と、前記側方発光装置が発光する光に対して略曲面状の傾斜部と、を有し、
    前記略平面状の傾斜部を有する凹部が、前記照明構造の水平方向の略中央部に配置され、前記略曲面状の傾斜部を有する凹部が、前記照明構造の水平方向の周辺部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記レンズ部は、前記略平面状の傾斜部を有する凹部の密度が、前記略曲面状の傾斜部を有する凹部の密度の2倍以上であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記レンズ部は、
    所定の突起形状を所定の密度に従って配設したスタンパを底部に設置した金型を形成し、
    前記金型に樹脂材料を注入した後、前記樹脂を固化させることによって、前記所定の突起形状に対応する凹部が前記所定の密度で形成され、
    前記レンズ部が製造されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 前記後方発光装置は、
    光を発光する光源と、
    前記光源と前記レンズ部材との間に備えられ、前記光源の光を拡散することによって前記光源の発光面積よりも大きい発光面積によって前記レンズ部を照射する拡散部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至5に記載の遊技機。
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