JP2014158633A - フリーサイズ装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】指等のサイズよりも指輪等の装身具のサイズが小さい場合でも締め付けすぎの状態が解消されて、長時間の装着にも堪えることができ、また部品点数が少なく、その組み付けも簡単なフリーサイズ装身具を提供する。
【解決手段】一対の装飾部材を備え、該一対の装飾部材をその端部の連結部において軸着することにより首振り可能に連結し、前記連結部に内蔵したバネで前記一対の装飾部材の他端を閉じる方向に付勢するようにしたフリーサイズ装身具であって、前記連結部に内蔵したバネを、前記一対の装飾部材の一方の装飾部材に沿って保持された長尺の板バネとし、その先端を前記他方の装飾部材の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材の他端を閉じる方向に付勢するようにするとともに、前記連結部もしくは前記一対の装飾部材を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明はフリーサイズ装身具に係るものである。
従来より、円環状態を保ちながら、指に適切にフィットさせることができるフリーサイズ機能を持った指輪等のフリーサイズ装身具を提供することが望まれている。
そのため、特開2002−355107号公報(特許文献1参照)には、円環状態を保ちながら、指に適切にフィットさせることができるフリーサイズ機能を持った指輪を提供するために下記の構造を採用したものが示されている。
すなわち、回動環構成体とスライド側環構成体とは、スライド側環構成体に形成されたガイド溝に回動環構成体に備え付けられた案内ピンを入れ込ませて組み付けられている。回動環構成体と軸受け側環構成体とは、回動軸によって回動環構成体の指輪の内径を広げさせる向きの回動を許容した状態で組み付けられている。軸受け側環構成体の内側には、バネの一端を一方の回動環構成体の一端部における回動軸より先の末端部に内側から押し当てさせ、かつ、バネの他端を他方の回動環構成体の一端部における回動軸より先の末端部に内側から押し当てさせる板バネが備えられている。
特開2002−355107号公報
しかるに、特開2002−355107号公報(特許文献1参照)においては、前記一対の回動環構成体を指輪の内径を広げ出させる向きに回動させるような力が作用された場合、前記板バネの両端部にはそれぞれ前記回動環構成体の回動軸より先の末端部によって当該両端部を指輪の内方に押し込ませる向きの力が作用される。これにより、このように一対の回動環構成体が回動された場合、板バネが弾性変形されることとなり、この板バネの弾性変形によって一対の回動環構成体は指輪の内径を狭めさせる向きの付勢力を受けさせられた状態で当該指輪の内径を広げ出させる向きに回動されることとなる。
そしてその際、前記板バネの両端部にはそれぞれ前記回動環構成体の末端部によって当該両端部を指輪の内方に押し込ませる向きの伸縮方向の力が作用するので、指のサイズよりも指輪のサイズが小さい場合には非常に強い板バネの反発力が作用して締め付けすぎの状態となり、長時間の装着には堪えられないようになってしまう。
また、特開2002−355107号公報(特許文献1参照)においては、前記スライド側環構成体という特殊なパーツを用いており、部品点数のみならず、その組み付けに手間がかかる上、前記パーツが装身具の装飾性を損ないがちであるという問題点があった。
本発明は上記した従来のフリーサイズ装身具の問題点を改良したものであり、指等の被装着物のサイズよりも指輪等の装身具のサイズが小さい場合でも締め付けすぎの状態が解消されて、長時間の装着にも堪えることが可能であり、また部品点数が少なく、その組み付けも簡単なフリーサイズ装身具を提供しようとするものである。
すなわちこの発明のフリーサイズ装身具は、一対の装飾部材を備え、該一対の装飾部材をその端部の連結部において軸着することにより首振り可能に連結し、前記連結部に内蔵したバネで前記一対の装飾部材の他端を閉じる方向に付勢するようにしたフリーサイズ装身具であって、前記連結部に内蔵したバネを、前記一対の装飾部材の一方の装飾部材に沿って保持された長尺の板バネとし、その先端を前記他方の装飾部材の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材の他端を閉じる方向に付勢するようにするとともに、前記連結部もしくは前記一対の装飾部材を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段を設けたことを特徴とするものである。
この発明のフリーサイズ装身具において、前記連結部における一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段は、前記一方の装飾部材に軸着位置から所定の距離をおいて、前記軸着位置を中心とする円弧上に設けた所定の長さのガイド孔もしくはガイド溝と、前記他方の装飾部材に設けた前記ガイド孔もしくはガイド溝に係合するピンないしフックで構成されていることをも特徴とするものである。
この発明のフリーサイズ装身具において、前記一対の装飾部材を閉じる他端部における一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段は、前記一対の装飾部材の端部に設けたフック状もしくはリング状連結部からなることをも特徴とするものである。
この発明のフリーサイズ装身具において、前記一対の装飾部材を閉じる他端部における一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段は、前記一対の装飾部材の一方の装飾部材の端部に設けた所定の長さのガイド孔もしくはガイド溝と、前記他方の装飾部材に設けた前記ガイド孔もしくはガイド溝に係合するピンないしフックで構成されていることをも特徴とするものである。
この発明によれば、指等の被装着物のサイズよりも指輪等の装身具のサイズが小さい場合でも、締め付けすぎの状態が解消されて長時間の装着にも堪えることが可能であり、また部品点数が少なく、その組み付けも簡単なフリーサイズ装身具を提供することが可能となった。
本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した第1実施例を示す正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図1のA−A’断面図である。 その要部縦断面図である。 前記フリーサイズ装身具の径を拡げた状態の正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図6のB−B’断面図である。 その要部縦断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 図6の要部拡大断面図である。 フリーサイズ装身具の連結部の他の例を示す要部拡大断面図である。 その径を拡げた状態の要部拡大断面図である。 本発明の第2実施例を示す正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図15のC−C’断面図である。 その要部縦断面図である。 前記フリーサイズ装身具の径を拡げた状態の正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図20のD−D’断面図である。 その要部縦断面図である。 図15の要部拡大断面図である。 図20の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施例を示す正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図27のE−E’断面図である。 その全体の縦断面図である。 図27のF−F’断面図である。 前記フリーサイズ装身具の径を拡げた状態の正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図33のG−G’断面図である。 その全体の縦断面図である。 図33のH−H’断面図である。 図27の要部拡大断面図である。 図33の要部拡大断面図である。 本発明の第4実施例を示す正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図41のI−I’断面図である。 その要部縦断面図である。 前記フリーサイズ装身具の径を拡げた状態の正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図46のJ−J’断面図である。 その要部縦断面図である。 図41の要部拡大断面図である。 図46の要部拡大断面図である。 本発明の第5実施例を示す正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図53のK−K’断面図である。 その全体の縦断面図である。 図53のL−L’断面図である。 前記フリーサイズ装身具の径を拡げた状態の正面図である。 その平面図である。 その底面図である。 図59のM−M’断面図である。 その全体の縦断面図である。 図59のN−N’断面図である。 図53の要部拡大断面図である。 図59の要部拡大断面図である。
以下、図面に基いて本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した実施の形態について詳細に説明する。
図1ないし図12は本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した第1実施例を示すものである。
本発明の指輪11の常態を示す図1ないし図5において、前記指輪11は一対の装飾部材12,13を備えている。図では前記一対の装飾部材12,13は、ほぼ対称的な形状を備えており、上部の開放端部は互いの側面がすれ違うように重なり合っている。
そして前記指輪11は、前記一対の装飾部材12,13をその端部の連結部14において軸ピン15を用いて軸着することにより首振り可能に連結されている。その際、前記一対の装飾部材12,13の一方の装飾部材12の端部には所定幅の雄部材12aが、他方の装飾部材13の端部には前記雄部材12aを挟み付けるU字状の雌部材13aがそれぞれ形成してあり、前記雄部材12aと雌部材13aを係合して軸ピン15を用いて軸着している。
そして前記一対の装飾部材12,13は、前記連結部14に内蔵したバネで前記一対の装飾部材12,13の他端を閉じる方向に付勢するようにしたものである。
本実施例では、前記連結部14に内蔵したバネは前記一対の装飾部材12,13の他方の装飾部材13に沿って保持された長尺の板バネ16とし、その先端を前記一方の装飾部材12の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材12,13の他端を閉じる方向に付勢するようにするようになっている。
13bは他方の装飾部材13の適所に設けた固定用の溝、16aはその中にはめ込む板バネ16の端部、13cは板バネ16を保持する固定用バーである。もちろん、この固定用バー13cを板バネ16のほぼ全長を覆う長さのカバーとすれば、板バネ16が見えなくなって見栄えが良く、したがって指輪11の装飾性を向上させることができる。
本発明においては、前記連結部14もしくは前記一対の装飾部材12,13を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材12,13が開くことを防止する開放規制手段21を設けたことを特徴としている。
本実施例において、前記連結部14における一定の角度以上に一対の装飾部材12,13が開くことを防止する開放規制手段21は、前記一方の装飾部材12に前記軸ピン15の軸着位置から所定の距離をおいて、前記軸着位置を中心とする円弧上に設けた所定の長さのガイド孔22と、前記他方の装飾部材13に設けた前記ガイド孔22に係合する開放規制ピン23で構成されている。
本実施例の指輪11を指に装着するため、図6ないし図10のように、前記一対の装飾部材12,13の径を拡げようとすると、前記連結部14に内蔵した板バネ16の先端が前記一方の装飾部材12の端部内周を押圧している。したがって、前記一対の装飾部材12,13の他端を閉じる方向に向かう付勢力を受けながら径を拡げることとなり、径を拡げる力を解放すると前記一対の装飾部材12,13の他端を閉じる常態位置に復帰する。
しかしながら、前記一対の装飾部材12,13を所定角度以上に開くと、前記一対の装飾部材12,13の他端を閉じる方向に向かう付勢力は機能しなくなり、開放状態のままとなって指輪11は装着した指から脱落してしまう。
前記問題点を解決するため、前記一対の装飾部材12,13の連結部14の一方の外周に開放規制片(図示せず)を設けた場合には、指輪11の装飾性を損なうばかりか、開放規制片が指に接触して指を傷付けたり、開放規制片の強度が保ちにくいという欠点があった。
本実施例においては、図11および図12に示すように、前記連結部14における一定の角度以上に一対の装飾部材12,13が開こうとすると、前記ガイド孔22の端部に前記開放規制ピン23が係止され、前記一対の装飾部材12,13が所定の角度以上に開くことはなく、したがって指輪11が指から脱落する恐れもない。
図13および図14は、前記指輪11の連結部14の他の例を示すものである。
本例において、前記連結部14における一定の角度以上に一対の装飾部材12,13が開くことを防止する開放規制手段31は、前記軸着位置を中心とする円弧上に設けた所定の長さのガイド溝32と、前記他方の装飾部材13に設けた前記ガイド溝32に係合する開放規制ピン33で構成されている。その機能は図11および図12の例と同様である。
図15ないし図24は本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した第2実施例を示すものである。
本実施例の指輪41の常態を示す図15ないし図19において、前記指輪41は一対の装飾部材42,43を備えている。図では前記一対の装飾部材42,43は、ほぼ対称的な形状を備えており、上部の開放端部は互いに交差して連結するように重なり合っている。
そして前記指輪41は、前記一対の装飾部材42,43をその端部の連結部44において軸ピン45を用いて軸着することにより首振り可能に連結されている。
そして前記一対の装飾部材42,43は、前記連結部44に内蔵したバネで前記一対の装飾部材42,43の他端を閉じる方向に付勢するようにしたものである。
本実施例でも、図25および図26に示すように、前記連結部44に内蔵したバネは前記一対の装飾部材42,43の他方の装飾部材43に沿って保持された長尺の板バネ46とし、その先端を前記一方の装飾部材42の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材42,43の他端を閉じる方向に付勢するようにするようになっている。
本実施例においては、前記一対の装飾部材42,43を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材42,43が開くことを防止する開放規制手段51を設けたことを特徴としている。
本実施例において、前記一対の装飾部材42,43が一定の角度以上に開くことを防止する開放規制手段51は、前記一対の装飾部材42,43の端部に設けたリング状連結部52からなり、互いのループ部分を交差させて連結している。
本実施例の指輪41を指に装着するため、図20ないし図24のように、前記一対の装飾部材42,43の径を拡げようとすると、前記連結部44に内蔵した板バネ46の先端が前記一方の装飾部材42の端部内周を押圧している。したがって、前記一対の装飾部材42,43の他端を閉じる方向に向かう付勢力を受けながら径を拡げることとなり、径を拡げる力を解放すると前記一対の装飾部材42,43の他端を閉じる常態位置に復帰する。
しかしながら、前記一対の装飾部材42,43を所定角度以上に開くと、前記一対の装飾部材42,43の他端を閉じる方向に向かう付勢力は機能しなくなり、開放状態のままとなって指輪41は装着した指から脱落してしまう。
本実施例においては、前記一対の装飾部材42,43が一定の角度以上に開こうとすると、前記一対の装飾部材42,43の端部に設けたリング状連結部52どうしが係止し、前記一対の装飾部材42,43が所定の角度以上に開くことはなく、したがって指輪41が指から脱落する恐れもない。
図27ないし図38は本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した第3実施例を示すものである。
本実施例の指輪61の常態を示す図27ないし図32において、前記指輪61は一対の装飾部材62,63を備えている。図では前記一対の装飾部材62、63の他方の装飾部材63の端部には、背面に空洞部63bが形成されたリボン状装飾体63aが取り付けられている。
また、前記指輪61は、前記一対の装飾部材62,63をその端部の連結部64において軸ピン65を用いて軸着することにより首振り可能に連結されている。
そして前記一対の装飾部材62,63は、前記連結部64に内蔵したバネで前記一対の装飾部材62,63の他端を閉じる方向に付勢するようにしたものである。
本実施例でも、図39および図40に示すように、前記連結部64に内蔵したバネは前記一対の装飾部材62,63の他方の装飾部材63に沿って保持された長尺の板バネ66とし、その先端を前記一方の装飾部材62の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材62,63の他端を閉じる方向に付勢するようにするようになっている。
本実施例においては、前記一対の装飾部材62,63を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材62,63が開くことを防止する開放規制手段71を設けたことを特徴としている。
本実施例において、前記一対の装飾部材62,63が一定の角度以上に開くことを防止する開放規制手段71は、前記リボン状装飾体63aの空洞部63bの他端に形成した前記一方の装飾部材62を挿通するガイド溝72と、前記一方の装飾部材62の先端に上向きに設けたフック73で構成されている。
本実施例の指輪61を指に装着するため、図33ないし図38のように、前記一対の装飾部材62,63の径を拡げようとすると、前記連結部64に内蔵した板バネ66の先端が前記一方の装飾部材62の端部内周を押圧している。したがって、前記一対の装飾部材62,63の他端を閉じる方向に向かう付勢力を受けながら径を拡げることとなり、径を拡げる力を解放すると前記一対の装飾部材62,63の他端を閉じる常態位置に復帰する。
しかしながら、前記一対の装飾部材62,63を所定角度以上に開くと、前記一対の装飾部材62,63の他端を閉じる方向に向かう付勢力は機能しなくなり、開放状態のままとなって指輪61は装着した指から脱落してしまう。
本実施例においては、前記一対の装飾部材62,63が一定の角度以上に開こうとすると、前記リボン状装飾体63aの空洞部63bのガイド溝72の上端に、前記一方の装飾部材62の先端に上向きに設けたフック73が係合し、前記一対の装飾部材62,63が所定の角度以上に開くことはなく、したがって指輪61が指から脱落する恐れもない。
図41ないし図52は本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した第4実施例を示すものである。
本実施例の指輪81の常態を示す図41ないし図45において、前記指輪81は一対の装飾部材82,83を備えている。図では前記一対の装飾部材82,83は、ほぼ対称的な形状を備えており、上部の開放端部は互いの側面がすれ違うように重なり合っている。
また、前記指輪81は、前記一対の装飾部材82,83をその端部の連結部84において軸ピン85を用いて軸着することにより首振り可能に連結されている。
そして前記一対の装飾部材82,83は、前記連結部84に内蔵したバネで前記一対の装飾部材82,83の他端を閉じる方向に付勢するようにしたものである。
本実施例でも、図51および図52に示すように、前記連結部84に内蔵したバネは前記一対の装飾部材82,83の他方の装飾部材83に沿って保持された長尺の板バネ86とし、その先端を前記一方の装飾部材82の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材82,83の他端を閉じる方向に付勢するようにするようになっている。
本実施例においては、前記一対の装飾部材82,83を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材82,83が開くことを防止する開放規制手段91を設けたことを特徴としている。
本実施例において、前記一対の装飾部材82,83が一定の角度以上に開くことを防止する開放規制手段91は、前記一対の装飾部材82,83の一方の側面に形成したガイド溝92と、他方の側面に形成したピン93で構成されている。
本実施例の指輪81を指に装着するため、図46ないし図50のように、前記一対の装飾部材82,83の径を拡げようとすると、前記連結部84に内蔵した板バネ86の先端が前記一方の装飾部材82の端部内周を押圧している。したがって、前記一対の装飾部材82,83の他端を閉じる方向に向かう付勢力を受けながら径を拡げることとなり、径を拡げる力を解放すると前記一対の装飾部材82,83の他端を閉じる常態位置に復帰する。
しかしながら、前記一対の装飾部材82,83を所定角度以上に開くと、前記一対の装飾部材82,83の他端を閉じる方向に向かう付勢力は機能しなくなり、開放状態のままとなって指輪81は装着した指から脱落してしまう。
本実施例においては、前記一対の装飾部材82,83が一定の角度以上に開こうとすると、前記一対の装飾部材82,83の一方の側面に形成したガイド溝92の先端部分に他方の側面に形成したピン93が係合し、前記一対の装飾部材82,83が所定の角度以上に開くことはなく、したがって指輪81が指から脱落する恐れもない。
図53ないし図66は本発明のフリーサイズ装身具を指輪に適用した第5実施例を示すものである。
本実施例の指輪101の常態を示す図53ないし図58において、前記指輪101は一対の装飾部材102,103を備えている。図では前記一対の装飾部材102、103の他方の装飾部材103の上端部には、花弁等をモチーフとした装飾体103aが取り付けられている。
また、前記指輪101は、前記一対の装飾部材102,103を装飾体103aが取り付けられた上端側の連結部104において軸ピン105を用いて軸着することにより首振り可能に連結されている。
そして前記一対の装飾部材102,103は、前記連結部104に内蔵したバネで前記一対の装飾部材102,103の下端側を閉じる方向に付勢するようにしたものである。
本実施例でも、図65および図66に示すように、前記連結部104に内蔵したバネは前記一対の装飾部材102,103の他方の装飾部材102に沿って保持された長尺の板バネ106とし、その先端を前記一方の装飾部材103の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材102,103の他端を閉じる方向に付勢するようにするようになっている。
本実施例においては、前記一対の装飾部材102,103を閉じる下側の端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材102,103が開くことを防止する開放規制手段111を設けたことを特徴としている。
本実施例において、前記一対の装飾部材102,103が一定の角度以上に開くことを防止する開放規制手段111は、前記一対の装飾部材102,103の他方の装飾部材103の厚さ方向に設けたガイド溝ないしガイド孔112と、前記一方の装飾部材102の先端に内向きに設けたフック113で構成されている。
本実施例の指輪101を指に装着するため、図59ないし図64のように、前記一対の装飾部材102,103の径を拡げようとすると、前記連結部104に内蔵した板バネ106の先端が前記他方の装飾部材103の端部内周を押圧している。したがって、前記一対の装飾部材102,103の他端を閉じる方向に向かう付勢力を受けながら径を拡げることとなり、径を拡げる力を解放すると前記一対の装飾部材102,103の他端を閉じる常態位置に復帰する。
しかしながら、前記一対の装飾部材102,103を所定角度以上に開くと、前記一対の装飾部材102,103の他端を閉じる方向に向かう付勢力は機能しなくなり、開放状態のままとなって指輪101は装着した指から脱落してしまう。
本実施例においては、前記一対の装飾部材102,103が一定の角度以上に開こうとすると、前記一対の装飾部材102,103の他方の装飾部材103に設けたガイド孔112の先端に、前記一方の装飾部材102の先端に設けたフック113が係合し、前記一対の装飾部材102,103が所定の角度以上に開くことはなく、したがって指輪101が指から脱落する恐れもない。
本発明は以上の通りの構成を有するものであり、弾発力に柔らか味を付与することができ、例えば指輪に適用した場合、指に強く圧着することなく装着することができるものであり、長時間の装着にも痛みを伴わないという大きな利点がある。
また、前記開放規制手段を目立たない位置に内蔵させることができるため、装身具を軽量のまま保つことができてコスト面でも有利であり、前記開放規制手段が装飾性を損なうこともないので、装飾性に優れた装身具を提供することが可能となる。
以上、本発明を指輪をもって説明したが、装飾部材を複数に分割して構成するその他の装身具に適用できることは勿論であり、例えばブレスレットやアンクレット等にも用いることができ、その利用範囲は広い。
11 指輪
12 装飾部材
12a 雄部材
13 装飾部材
13a 雌部材
13b 固定用の溝
13c 固定用カバー
14 連結部
15 軸ピン
16 板バネ
16a 端部
21 開放規制手段
22 ガイド孔
23 開放規制ピン
31 開放規制手段
32 ガイド溝
33 開放規制ピン
41 指輪
42 装飾部材
43 装飾部材
44 連結部
45 軸ピン
46 板バネ
51 開放規制手段
52 リング状連結部
61 指輪
62 装飾部材
63 装飾部材
63a リボン状装飾体
63b 空洞部
64 連結部
66 板バネ
71 開放規制手段
72 ガイド溝
73 フック
81 指輪
82 装飾部材
83 装飾部材
84 連結部
86 板バネ
91 開放規制手段
92 ガイド溝
93 ピン
101 指輪
102 装飾部材
103 装飾部材
103a 装飾体
104 連結部
105 軸ピン
106 板バネ
111 開放規制手段
112 ガイド孔
113 フック

Claims (4)

  1. 一対の装飾部材を備え、該一対の装飾部材をその端部の連結部において軸着することにより首振り可能に連結し、前記連結部に内蔵したバネで前記一対の装飾部材の他端を閉じる方向に付勢するようにしたフリーサイズ装身具であって、前記連結部に内蔵したバネを、前記一対の装飾部材の一方の装飾部材に沿って保持された長尺の板バネとし、その先端を前記他方の装飾部材の端部内周に沿って当接させることにより、前記一対の装飾部材の他端を閉じる方向に付勢するようにするとともに、前記連結部もしくは前記一対の装飾部材を閉じる他端部に、一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段を設けたことを特徴とするフリーサイズ装身具。
  2. 前記連結部における一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段は、前記一方の装飾部材に軸着位置から所定の距離をおいて、前記軸着位置を中心とする円弧上に設けた所定の長さのガイド孔もしくはガイド溝と、前記他方の装飾部材に設けた前記ガイド孔もしくはガイド溝に係合するピンないしフックで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフリーサイズ装身具。
  3. 前記一対の装飾部材を閉じる他端部における一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段は、前記一対の装飾部材の端部に設けたフック状もしくはリング状連結部からなることを特徴とする請求項1に記載のフリーサイズ装身具。
  4. 前記一対の装飾部材を閉じる他端部における一定の角度以上に一対の装飾部材が開くことを防止する開放規制手段は、前記一対の装飾部材の一方の装飾部材の端部に設けた所定の長さのガイド孔もしくはガイド溝と、前記他方の装飾部材に設けた前記ガイド孔もしくはガイド溝に係合するピンないしフックで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフリーサイズ装身具。
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