JP2014157963A - スリットノズルおよび基板処理装置 - Google Patents

スリットノズルおよび基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014157963A
JP2014157963A JP2013028704A JP2013028704A JP2014157963A JP 2014157963 A JP2014157963 A JP 2014157963A JP 2013028704 A JP2013028704 A JP 2013028704A JP 2013028704 A JP2013028704 A JP 2013028704A JP 2014157963 A JP2014157963 A JP 2014157963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
slit nozzle
groove
adjustment thin
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013028704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6069014B2 (ja
Inventor
Keigo Suzuki
啓悟 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013028704A priority Critical patent/JP6069014B2/ja
Publication of JP2014157963A publication Critical patent/JP2014157963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6069014B2 publication Critical patent/JP6069014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】スリットノズルにおける処理液の吐出幅を柔軟に変更できる技術を提供する。
【解決手段】スリットノズル42は、ノズル本体部71と、ノズル本体部71の長手方向の両端面の側方に配置された一対のサイドプレート72と、ノズル本体部71とサイドプレート72との間に挟まれた調整薄板73とを備える。調整薄板73は、ノズル本体部71の端面と当接している内側面から、サイドプレート72と当接している外側面に貫通して設けられ、内側面側の開口端において送液路712と連通するとともに、外側面側の開口端がサイドプレート72に対して開口している、送液空間Vと、送液空間V内の処理液を、外側面の下端縁から漏れ出させる漏れ出し構造Lとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶用ガラス基板、半導体基板、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板、太陽電池用基板、有機EL用基板等(以下、単に「基板」という。)の表面に処理液を塗布する技術に関する。
基板の製造工程には、フォトレジストなどの処理液を基板の表面に塗布する塗布工程が含まれている。塗布工程においては、スリットノズルから基板の表面に処理液を吐出する塗布装置(いわゆるスリットコータ)が使用されることがある。
スリットノズルは、具体的には、例えば、その長手方向(幅方向)に沿って延在するスリット状の吐出口を有し、この吐出口から処理液を吐出する。塗布装置においては、このスリットノズルが、基板に向けて吐出口から処理液を吐出しつつ、吐出口の長手方向と直交する方向に沿って基板に対して相対的に移動される。これによって、基板の表面内の矩形領域に、処理液が塗布されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−261326号公報
ところで、処理液が塗布されることによって基板の表面に形成される塗布膜は、その端縁付近の膜厚が、表面張力などの作用によって局所的に厚くなる傾向がある。このため、塗布膜の端縁付近の領域からは、製品品質が十分に担保されたチップが得られない可能性が高いとして、このような領域は最終的に破棄されることが多い。つまり、基板の端縁から塗布膜の端縁までの余白領域に、塗布膜の端縁付近の膜厚が安定しにくい領域を加えた領域は、破棄対象となることが多い。当然のことながら、破棄対象となる領域が大きいほど無駄が多くなり、生産効率も低下してしまう。
一方、処理液は、その特性(粘性、濡れ性など)によって、基板上で比較的広がりやすいものもあれば、比較的広がりにくいものもあるところ、スリットノズルの吐出口の幅は、比較的広がりやすい処理液を塗布した場合にも、塗布膜が基板の端縁からはみ出ないように、基板の幅よりも十分小さい寸法とされることが多い。したがって、このスリットノズルを用いて、比較的広がりにくい処理液を塗布した場合、基板の端縁から塗布膜の端縁までの余白領域が大きくなり、ひいては、破棄対象となる領域が大きくなってしまう。また、処理液の中には、基板上で収縮しやすい性質を持つものもあるところ、この類の処理液を塗布した場合も、基板の端縁から塗布膜の端縁までの余白領域が大きくなり、ひいては、破棄対象となる領域が大きくなってしまう。
様々な処理条件に対応して、破棄対象となる領域を小さく抑えるためには、例えば、吐出口の幅寸法が互いに異なるスリットノズルを複数個準備しておき、その中から、処理条件に合ったスリットノズルを選択して用いるようにすればよい。この場合、例えば、処理条件が変更された場合には、使用するスリットノズルを変更することによって、余白領域を小さく抑える(ひいては、破棄対象となる領域を小さく抑える)ことができる。しかしながら、この方策によると、多様な処理条件に柔軟に対応するためには、多くのスリットノズルを準備しておく必要があり、現実的ではなかった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、スリットノズルにおける処理液の吐出幅を柔軟に変更できる技術を提供することを目的とする。
第1の態様は、スリット状の吐出口をその下部に有するスリットノズルにおいて、内部に送液路が形成され、前記送液路の下端が外部に対して開口することにより、前記吐出口の長手方向に沿った開口縁が規定されているノズル本体部と、前記ノズル本体部の長手方向の両端面の側方に配置された一対のサイドプレートと、前記ノズル本体部の端面と前記サイドプレートとの間に挟まれた調整薄板と、を備え、前記調整薄板が、前記ノズル本体部の前記端面と当接している内側面から、前記サイドプレートと当接している外側面に貫通して設けられ、前記内側面側の開口端において前記送液路と連通するとともに、前記外側面側の開口端が前記サイドプレートに対して開口している、送液空間と、前記送液空間内の処理液を、前記外側面の下端縁から漏れ出させる漏れ出し構造と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るスリットノズルにおいて、前記送液路が、前記ノズル本体部の長手方向に処理液を拡散させる拡散路部と、前記拡散路部から前記吐出口に処理液を導く流路部と、を備え、前記送液空間が、前記流路部と連通している。
第3の態様は、第1または第2の態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板が、前記ノズル本体部、および、前記サイドプレートに対して、着脱自在に固定されている。
第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様に係るスリットノズルにおいて、前記送液空間が、前記調整薄板の下端面に対して閉じている。
第5の態様は、第4の態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板が、前記調整薄板の前記内側面から前記外側面に貫通して設けられた、上下に延在する長尺の貫通溝、を備え、前記貫通溝が、前記送液空間を形成する。
第6の態様は、第4の態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板が、前記外側面に形成された、上下に延在する長尺の溝と、前記溝の底面から前記内側面に貫通する貫通孔と、を備え、前記溝と前記貫通孔とが、前記送液空間を形成する。
第7の態様は、第1から第3のいずれかの態様に係るスリットノズルにおいて、前記送液空間が、前記調整薄板の下端面に開口した開口部、を備え、前記開口部の縁が、前記下端縁まで達している。
第8の態様は、第7の態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板が、前記調整薄板の前記内側面から前記外側面に貫通して設けられ、上下に延在して下端が前記下端面に開口した、長尺の貫通溝、を備え、前記貫通溝が、前記送液空間を形成し、前記貫通溝の下端が、前記開口部を形成する。
第9の態様は、第7の態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板が、前記外側面に形成され、上下に延在して下端が前記下端面に開口した、長尺の溝と、前記溝の底面から前記内側面に貫通する貫通孔と、を備え、前記溝と前記貫通孔とが、前記送液空間を形成し、前記溝の下端が、前記開口部を形成する。
第10の態様は、第7の態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板が、前記調整薄板の前記内側面から前記外側面に貫通して設けられ、前記ノズル本体部の長手方向に沿って見たときに、前記送液路と同じ形状となっている貫通溝、を備え、前記貫通溝が、前記送液空間を形成し、前記貫通溝の下端が、前記開口部を形成する。
第11の態様は、第1から第10のいずれかの態様に係るスリットノズルにおいて、前記調整薄板の前記下端面が、前記ノズル本体部の下端と面一ではない。
第12の態様は、基板処理装置において、第1から第11のいずれかに記載のスリットノズルと、前記スリットノズルの下方において基板を水平に保持する保持部と、前記スリットノズルを、前記保持部に保持された基板に対して、前記吐出口の長手方向と直交する方向に、相対的に移動させる駆動部と、前記スリットノズルに処理液を供給する供給部と、を備える。
第1〜12の態様によると、調整薄板が、ノズル本体部の送液路に連通する送液空間と、送液空間内の処理液を調整薄板の外側面の下端縁から漏れ出させる漏れ出し構造とを備える。この構成によると、スリットノズルの吐出端位置を、調整薄板の外側面の位置とすることができる。つまり、スリットノズルの吐出端位置を、ノズル本体部の端面の位置から、調整薄板の厚み分だけ外側にシフトさせることができる。したがって、調整薄板の厚みを変更するだけで、スリットノズルにおける処理液の吐出幅を柔軟に変更できる。
特に、第2の態様によると、送液空間が、拡散路部から吐出口に処理液を導く流路部と、連通している。この構成によると、送液路内の処理液の一部を、送液空間内にスムーズに流入させることができる。
特に、第3の態様によると、調整薄板が着脱自在に設けられている。この構成によると、調整薄板の交換を簡易に行うことができる。ひいては、スリットノズルにおける処理液の吐出幅を簡易に変更できる。
特に、第4の態様によると、送液空間が、調整薄板の下端面に対して閉じている。この構成によると、送液空間内の処理液が、調整薄板の外側面とサイドプレートとが当接しあっている境界部分に染みだして外側面の下端縁から漏れ出すことになる。この構成によると、簡易な構成で、スリットノズルの吐出端位置を、調整薄板の厚み分だけ正確にシフトさせることができる。
特に、第5の態様によると、調整薄板の内側面から外側面に貫通して設けられた長尺の貫通溝が、送液空間を形成する。この構成によると、貫通溝の寸法、および、貫通溝の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第6の態様によると、調整薄板の外側面に形成された長尺の溝と、溝の底面から内側面に貫通する貫通孔とが、送液空間を形成する。この構成によると、溝の寸法、溝の形成位置、貫通孔の寸法、および、貫通孔の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第7の態様によると、送液空間が、調整薄板の下端面に開口した開口部を備えており、当該開口部の縁が調整薄板の下端縁まで達している。この構成によると、送液空間内の処理液が開口部を介して下端縁から漏れ出すので、調整薄板の厚みが比較的大きい場合であっても、吐出端位置を、当該厚み分だけ十分にシフトさせることができる。
特に、第8の態様によると、調整薄板の内側面から外側面に貫通して設けられた長尺の貫通溝が送液空間を形成し、この貫通溝の下端が開口部を形成する。この構成によると、貫通溝の寸法、および、貫通溝の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第9の態様によると、調整薄板の外側面に形成された長尺の溝と、この溝の底面から内側面に貫通する貫通孔とが送液空間を形成し、この溝の下端が開口部を形成する。この構成によると、溝の寸法、溝の形成位置、貫通孔の寸法、および、貫通孔の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第10の態様によると、調整薄板の内側面から外側面に貫通して設けられ、ノズル本体部の長手方向に沿って見たときに送液路と同じ形状となっている貫通溝が、送液空間を形成し、この貫通溝の下端が開口部を形成する。この構成によると、調整薄板の下端から十分な量の処理液が漏れ出すので、調整薄板の厚みが特に大きい場合であっても、吐出端位置を、当該厚み分だけ十分にシフトさせることができる。
特に、第11の態様によると、調整薄板の下端面が、ノズル本体部の下端と面一ではない。この構成によると、塗布膜の端縁部分(すなわち、スリットノズルの吐出端位置付近から処理液を塗布されることによって形成される塗布膜の部分)の膜厚を、調整することができる。
本発明に係る基板処理装置の概略を示した斜視図である。 スリットノズルの構成を示した概略側面図である。 スリットノズルのノズル本体部の構成を示した概略斜視図である。 第1の形態に係る調整薄板を備えるスリットノズルの一部分を示した概略断面図である。 第1の形態に係る調整薄板を、外側面の側から見た概略平面図である。 第2の形態に係る調整薄板を備えるスリットノズルの一部分を示した概略断面図である。 第2の形態に係る調整薄板を、外側面の側から見た概略平面図である。 第3の形態に係る調整薄板を備えるスリットノズルの一部分を示した概略断面図である。 第3の形態に係る調整薄板を、外側面の側から見た概略平面図である。 第4の形態に係る調整薄板を備えるスリットノズルの一部分を示した概略断面図である。 第4の形態に係る調整薄板を、外側面の側から見た概略平面図である。 第5の形態に係る調整薄板を備えるスリットノズルの一部分を示した概略断面図である。 第5の形態に係る調整薄板を、外側面の側から見た概略平面図である。 スリットノズルの吐出端位置を説明するための図である。 変形例に係るスリットノズルの構成を示した概略側面図である。 変形例に係るスリットノズルの構成を示した概略側面図である。 スリットノズルが基板を走査する様子を模式的に示した説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。また、図面においては、理解容易のため、各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1.基板処理装置1の全体構成>
基板処理装置1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、基板処理装置1の概略を示した斜視図である。図1および以下の各図においては、図示および説明の便宜のため、X方向、Y方向、およびZ方向を定義している。X方向は、スリットノズル42の移動方向である。Y方向は、スリットノズル42の長手方向である。Z方向は、鉛直方向である。
基板処理装置1は、液晶表示装置の画面パネル構成する角形ガラス基板に処理液(ここでは、レジスト液)を塗布するための装置であり、本体部10と、制御部20とを備える。本体部10は、ステージ30と、架橋部40と、駆動部50とを備える。
ステージ30は、基板2を載置する保持台である。ステージは、直方体形状の石材などにより構成され、その上面および側面は平坦に加工されている。ステージ30の上面は水平面であり、基板2の保持面31となっている。保持面31には、図示しない多数の真空吸着口が形成されている。基板処理装置1において基板2を処理するときには、真空吸着口が基板2を吸着することによって、基板2は水平に保持される。
保持面31には、複数のリフトピン32が設けられている。リフトピン32は、上下に昇降自在に構成されている。基板2をステージ30上に載置する際、または基板2をステージ30から取り除く際には、リフトピン32が上昇して基板を保持する。また、保持面31のうち、基板2が保持される領域を挟んだ両端部には、一対の走行レール33が固設されている。走行レール33は、架橋部40を支持するとともに、架橋部40のX方向の移動を案内するリニアガイドを構成する。
保持面31の−X方向側には、開口34が設けられている。開口34下方の本体部10の内部には、スリットノズル42の状態を正常化するための予備塗布機構や、スリットノズル42の乾燥を防止するための待機ポッドなどが設けられている。
架橋部40は、ステージ30の上方に水平に掛け渡されている。架橋部40は、カーボンファイバ補強樹脂等を骨材とするノズル支持部41と、ノズル支持部41に取り付けられたスリットノズル42と、ノズル支持部41の両端を支持する昇降機構43とを有している。
スリットノズル42は、スリット状の吐出口711をその下部に有し、この吐出口711からレジスト液を吐出しつつ、基板2の表面を走査して、基板2表面の所定の領域にレジスト液を塗布する。スリットノズル42は、具体的には、長尺のノズル本体部71と、ノズル本体部71の長手方向(Y方向)の両端面の側方に配置された一対のサイドプレート72と、ノズル本体部71の端面と各サイドプレート72との間に挟み込まれた調整薄板73とを備える。スリットノズル42の詳細な構成については、後述する。
昇降機構43は、ノズル支持部41を介してスリットノズル42を支持している。昇降機構43は、ACサーボモータ431と図示しないボールネジとを備えており、制御部20からの制御信号に基づいてスリットノズル42を並進的に昇降させる。また、昇降機構43は、スリットノズル42のYZ平面内での姿勢を調整する。
駆動部50は、スリットノズル42を、ステージ30に保持された基板2に対して、吐出口711の長手方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に、相対的に移動させる。駆動部50は、具体的には、例えば、ステージ30の両側部に沿った一対の固定子51と、架橋部40の両端部に取り付けられた一対の移動子52とを備える。駆動部50は、固定子51と移動子52とにより一対のACコアレスリニアモータを構成しており、架橋部40をX方向に移動させる。また、駆動部50には、スケール部と検出子とを有するリニアエンコーダ53が取り付けられている。リニアエンコーダ53は、移動子52の位置を検出し、検出結果を制御部20へ送信する。
制御部20は、プログラムに従って各種データを処理する演算部21と、プログラムや各種データを記憶する記憶部22とを備える。また、制御部20の前面には、オペレータからの指示入力を受け付ける操作部23と、各種データを表示する表示部24とが設けられている。
制御部20は、図示しないケーブルによって本体部10と電気的に接続されている。制御部20は、操作部23からの入力信号やリニアエンコーダ53からの検出結果に基づいて、固定子51および移動子52の動作を制御する。これにより、ステージ30上の架橋部40の動作が制御される。また、制御部20は、操作部23からの入力信号や図示しない各種センサからの信号に基づいて、昇降機構43の動作やスリットノズル42からのレジスト液の吐出動作を制御する。
<2.スリットノズル42の構成>
スリットノズル42の構成について、図2、図3を参照しながら説明する。図2は、スリットノズル42の構成を示した概略側面図である。図3は、スリットノズル42のノズル本体部71の構成を示した概略斜視図である。
スリットノズル42は、上述したとおり、長尺のノズル本体部71と、ノズル本体部71の長手方向の両端面713,714の側方に配置された一対のサイドプレート72と、ノズル本体部71の端面713,714と各サイドプレート72との間に挟まれた調整薄板73とを備える。
<ノズル本体部71>
ノズル本体部71の内部には、内部流路である送液路712が形成されている。送液路712の下端は、外部に対して開口している。この開口は、ノズル本体部71のY軸方向に沿って、ノズル本体部71の全長に亘って延びる直線状の開口であり、この開口によって、吐出口711の長手方向に沿った開口縁が規定されている。送液路712に供給されたレジスト液は、吐出口711から基板2に向けて吐出される。つまり、ノズル本体部71は、送液路712の前面(−X側)および背面(+X側)においてレジスト液の流れを規定する。
送液路712は、具体的には、例えば、ノズル本体部71の長手方向に処理液を拡散させる拡散路部(マニホールド)7121と、マニホールド7121から吐出口711に処理液を導く流路部(ランド)7122とを備える。マニホールド7121は、ランド7122に比べて+X方向に深い溝として形成されている。また、マニホールド7121は、後述する送液孔720,730を介して、処理液であるレジスト液9を供給するレジスト液供給源70と接続されている。レジスト液供給源70からマニホールド7121に供給されたレジスト液9は、マニホールド7121においてノズル本体部71の長手方向(Y軸方向)に拡散された上で、ランド7122を通って、吐出口711まで導かれ、吐出口711から基板2に向けて吐出される。この構成によると、吐出口711からのレジスト液9の吐出量を、Y軸に沿って均一なものとすることができる。
<サイドプレート72>
サイドプレート72は、ノズル本体部71のY方向の端面713,714に、調整薄板73を挟んで、取り付けられる。すなわち、ノズル本体部71、調整薄板73、および、サイドプレート72は、ノズル本体部71の端面713,714に、調整薄板73の一方の主面(内側面)731が当接され、さらに、調整薄板73の他方の主面(外側面)732にサイドプレート72の一方の主面(当接面)721が当接された状態で(図4等参照)、締結部材74(具体的には、例えば、サイドプレート72から調整薄板73を介してノズル本体部71まで到達するビスなど)によって互いに締結されて、一体に固定される。これによって、ノズル本体部71の内部に形成されている送液路712のY方向の開口端が塞がれることになる。
なお、この実施の形態においては、ノズル本体部71、サイドプレート72、および、調整薄板73は、各下端が、面一になるように配置されて、一体に固定されるとする。ただし、後に説明するように、各部材71,72,73の下端は必ずしも面一である必要はない。
サイドプレート72には、当接面721からその逆側の面に貫通する第1送液孔720が形成されている。第1送液孔720は、Y方向から見て、ノズル本体部71のマニホールド7121と重なる位置に設けられる。また、第1送液孔720には、処理液であるレジスト液9を供給するレジスト液供給源70が接続されている。調整薄板73にも、Y方向から見て、第1送液孔720と重なる位置に、内側面731から外側面732に貫通する第2送液孔730が形成されており、レジスト液供給源70から供給されるレジスト液9は、第1送液孔720、および、第2送液孔730を介して、マニホールド7121に流入するようになっている。マニホールド7121に供給されたレジスト液9は、上述したとおり、吐出口711から基板2に向けて吐出されることになる。
<調整薄板73>
調整薄板73は、薄板状の部材であり、ノズル本体部71とサイドプレート72との間に挟まれて配設される。具体的には、調整薄板73は、上述したとおり、内側面731をノズル本体部71の端面713,714に当接させるとともに、外側面732をサイドプレート72の当接面721に当接させた状態で、締結部材74で締結されることによって、ノズル本体部71、および、サイドプレート72に対して固定されている。つまり、調整薄板73は、締結部材74によって、ノズル本体部71、および、サイドプレート72に対して着脱自在に固定される。
調整薄板73は、内側面731から外側面732に貫通して設けられ、内側面731側の開口端において送液路712(好ましくは、ランド7122)と連通するとともに、外側面732側の開口端がサイドプレート72に対して開口した送液空間Vと、この送液空間V内のレジスト液9を外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lとを備える。本発明において、調整薄板73は、種々の形態により、送液空間Vおよび漏れ出し構造Lを構成することができる。以下では、種々の形態の調整薄板73について説明する。
<i.調整薄板73の第1の形態>
まず、調整薄板73の第1の形態について、図4、図5を参照しながら説明する。図4、図5には、第1の形態に係る調整薄板73(以下、他の形態の調整薄板73と区別する場合には、「調整薄板73a」と示す)を備えるスリットノズル42(以下、他の形態の調整薄板73を備えるスリットノズル42と区別する場合には、「スリットノズル42a」と示す)が示されている。図4は、スリットノズル42aにおける調整薄板73aの付近を、送液路712を含む平面で切断した断面図である。図5は、スリットノズル42aを図4の矢印Kから見た図である。すなわち、図5は、ノズル本体部71に配設された調整薄板73aを、外側面732の側から見た概略平面図である。なお、図4、図5、および、後に参照する図6〜図13においては、ノズル本体部71の一方の端面713に設けられた調整薄板73の付近のみを示しているが、他方の端面714に設けられた調整薄板73の付近も、同様の構成となる。
調整薄板73aは、内側面731から外側面732に貫通する貫通溝81を備える。貫通溝81は、内側面731側の開口端において送液路712(好ましくは、ランド7122)と連通する。また、貫通溝81は、外側面732側の開口端においてサイドプレート72の当接面721に対して開口する。つまり、貫通溝81の外側面732側の開口端は、サイドプレート72によって塞がれている。ただし、調整薄板73aを備えるスリットノズル42aにおいては、貫通溝81の外側面732側の開口端が当接面721によって完全に封止されてしまわないように、サイドプレート72と調整薄板73aとが、当接面721と外側面732との間にごく微小な隙間を保った状態で一体に固定されるように、締結部材74の締結力が調整されている。
貫通溝81は、より具体的には、例えば、Y方向から見て、上下(Z方向)に延在する長尺細長の外形を呈し、その上端が、ランド7122の上端と同じかこれよりも低い位置に配置されるとともに、その下端が、調整薄板73の下端面733よりも高い位置に配置される。つまり、貫通溝81の下端は、下端面733に開口せずに閉じられた状態となっている。また、貫通溝81は、X方向について、ランド7122と重なる位置に形成されるとともに、その幅(X方向の寸法)が、ランド7122の幅(X方向の寸法)と同じかこれよりも小さいものとされる。
第1の形態に係る調整薄板73aにおいては、貫通溝81が送液空間Vを形成する。ただし、この送液空間Vは、調整薄板73aの下端面733に対して閉じている。この調整薄板73aを備えるスリットノズル42aにおいては、送液路712内のレジスト液9の一部が、ランド7122から送液空間Vに流入して外側面732側に送られる。外側面732側に送られたレジスト液9の一部は、外側面732とサイドプレート72の当接面721との境界部分に染みだして、外側面732の下端縁7320から漏れ出す(滲み出す)ようになっている。つまり、調整薄板73aには、送液空間V内のレジスト液9を、外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lが形成されている。
下端縁7320から漏れ出るレジスト液9の量は、例えば、貫通溝81の寸法(具体的には、Z方向の寸法、X方向の寸法)、貫通溝81の形成位置、外側面732の平面度、締結部材74の締結力の少なくとも1つを変更することによって、調整できる。例えば、貫通溝81のY方向から見た面積を大きくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。また、貫通溝81の下端位置を下端縁7320に近づけるほど、漏れ出し量を多くすることができる。また、調整薄板73の外側面732の平面度を粗くすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。また、締結部材74の締結力を小さくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。
<ii.調整薄板73の第2の形態>
次に、調整薄板73の第2の形態について、図6、図7を参照しながら説明する。図6、図7には、第2の形態に係る調整薄板73(以下、他の形態の調整薄板73と区別する場合には、「調整薄板73b」と示す)を備えるスリットノズル42(以下、他の形態の調整薄板73を備えるスリットノズル42と区別する場合には、「スリットノズル42b」と示す)が示されている。図6は、スリットノズル42bにおける調整薄板73bの付近を、送液路712を含む平面で切断した断面図である。図7は、スリットノズル42bを図6の矢印Kから見た図である。すなわち、図7は、ノズル本体部71に配設された調整薄板73bを、外側面732の側から見た概略平面図である。
調整薄板73bは、外側面732に凹設された溝82と、溝82の底面から内側面731に貫通する貫通孔83とを備える。貫通孔83は、内側面731側の開口端において送液路712(好ましくは、ランド7122)と連通する。また、貫通孔83は、溝82の底面側の開口端において溝82内部と連通する。一方、溝82は、外側面732側の開口端においてサイドプレート72の当接面721に対して開口する。つまり、溝82の開口端は、サイドプレート72によって塞がれている。ただし、調整薄板73bを備えるスリットノズル42bにおいては、溝82の開口端が当接面721によって完全に封止されてしまわないように、サイドプレート72と調整薄板73bとが、当接面721と外側面732との間にごく微小な隙間を保った状態で一体に固定されるように、締結部材74の締結力が調整されている。
溝82は、より具体的には、例えば、Y方向から見て、上下(Z方向)に延在する長尺細長の外形を呈し、その上端が、ランド7122の上端と同じかこれよりも低い位置に配置されるとともに、その下端が、下端面733よりも高い位置に配置される。つまり、溝82の下端は、下端面733に開口せずに閉じられた状態となっている。また、溝82は、X方向について、ランド7122と重なる位置に形成されるとともに、その幅(X方向の寸法)が、ランド7122の幅(X方向の寸法)と同じかこれよりも小さいものとされる。一方、貫通孔83は、より具体的には、例えば、Y方向から見て、略円形の外形を呈し、一方の開口端において溝82の底部の例えば上端に開口し、水平方向に沿って延在して、他方の開口端においてランド7122に対して開口する。
第2の形態に係る調整薄板73bにおいては、溝82、および、貫通孔83が送液空間Vを形成する。ただし、この送液空間Vは、調整薄板73aの下端面733に対して閉じている。この調整薄板73bを備えるスリットノズル42bにおいては、送液路712内のレジスト液9の一部が、ランド7122から送液空間Vに流入して外側面732側に送られる。外側面732側に送られたレジスト液9の一部は、外側面732とサイドプレート72の当接面721との境界部分に染みだして、外側面732の下端縁7320から漏れ出すようになっている。つまり、調整薄板73bには、送液空間V内のレジスト液9を、外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lが形成されている。
下端縁7320から漏れ出るレジスト液9の量は、例えば、溝82の寸法、溝82の形成位置、貫通孔83の寸法、貫通孔83の形成位置、外側面732の平面度、締結部材74の締結力の少なくとも1つを変更することによって、調整できる。例えば、溝82のY方向から見た面積を大きくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。また、溝82の下端位置を下端縁7320に近づけるほど、漏れ出し量を多くすることができる。また、貫通孔83のY方向から見た面積を大きくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。また、調整薄板73の外側面732の平面度を粗くすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。また、締結部材74の締結力を小さくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。
<iii.調整薄板73の第3の形態>
次に、調整薄板73の第3の形態について、図8、図9を参照しながら説明する。図8、図9には、第3の形態に係る調整薄板73(以下、他の形態の調整薄板73と区別する場合には、「調整薄板73c」と示す)を備えるスリットノズル42(以下、他の形態の調整薄板73を備えるスリットノズル42と区別する場合には、「スリットノズル42c」と示す)が示されている。図8は、スリットノズル42cにおける調整薄板73cの付近を、送液路712を含む平面で切断した断面図である。図9は、スリットノズル42cを図8の矢印Kから見た図である。すなわち、図9は、ノズル本体部71に配設された調整薄板73cを、外側面732の側から見た概略平面図である。
調整薄板73cは、内側面731から外側面732に貫通する貫通溝84を備える。貫通溝84は、内側面731側の開口端において送液路712(好ましくは、ランド7122)と連通する。また、貫通溝84は、外側面732側の開口端においてサイドプレート72の当接面721に対して開口する。つまり、貫通溝84の外側面732側の開口端は、サイドプレート72によって塞がれている。
貫通溝84は、より具体的には、例えば、Y方向から見て、上下(Z方向)に延在する長尺細長の外形を呈し、その上端が、ランド7122の上端と同じかこれよりも低い位置に配置されるとともに、その下端が、下端面733に開口して開口部840を形成している。つまり、Z方向から見て、開口部840の縁は、外側面732の下端縁7320まで達しているとともに、内側面731の下端縁まで達している。また、貫通溝84は、X方向について、ランド7122と重なる位置に形成されるとともに、その幅(X方向の寸法)が、ランド7122の幅(X方向の寸法)と同じかこれよりも小さいものとされる。
第3の形態に係る調整薄板73cにおいては、貫通溝84が送液空間Vを形成する。ただし、この送液空間Vは、調整薄板73cの下端面733に開口している。この調整薄板73cを備えるスリットノズル42cにおいては、送液路712内のレジスト液9が、ランド7122から送液空間Vに流入して外側面732側に送られるとともに、開口部840から漏れ出す。つまり、調整薄板73cには、送液空間V内のレジスト液9を、外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lが形成されている。
下端縁7320から漏れ出るレジスト液9の量は、例えば、貫通溝84の寸法を変更することによって、調整できる。例えば、貫通溝84のY方向から見た面積を大きくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。
<iv.調整薄板73の第4の形態>
次に、調整薄板73の第4の形態について、図10、図11を参照しながら説明する。図10、図11には、第4の形態に係る調整薄板73(以下、他の形態の調整薄板73と区別する場合には、「調整薄板73d」と示す)を備えるスリットノズル42(以下、他の形態の調整薄板73を備えるスリットノズル42と区別する場合には、「スリットノズル42d」と示す)が示されている。図10は、スリットノズル42dにおける調整薄板73dの付近を、送液路712を含む平面で切断した断面図である。図11は、スリットノズル42dを図10の矢印Kから見た図である。すなわち、図11は、ノズル本体部71に配設された調整薄板73を、外側面732の側から見た概略平面図である。
調整薄板73dは、外側面732に形成された溝85と、溝85の底面から内側面731に貫通する貫通孔86とを備える。貫通孔86は、内側面731側の開口端において送液路712(好ましくは、ランド7122)と連通する。また、貫通孔86は、溝85の底面側の開口端において溝85内部と連通する。一方、溝85は、外側面732側の開口端においてサイドプレート72の当接面721に対して開口する。つまり、溝85の外側面732側の開口端は、サイドプレート72によって塞がれている。
溝85は、より具体的には、例えば、Y方向から見て、上下(Z方向)に延在する長尺細長の外形を呈し、その上端が、ランド7122の上端と同じかこれよりも低い位置に配置されるとともに、その下端が、下端面733に開口して開口部850を形成している。つまり、Z方向から見て、開口部850の縁は、外側面732の下端縁7320まで達している。また、溝85は、X方向について、ランド7122と重なる位置に形成されるとともに、その幅(X方向の寸法)が、ランド7122の幅(X方向の寸法)と同じかこれよりも小さいものとされる。一方、貫通孔86は、より具体的には、例えば、Y方向から見て、略円形の外形を呈し、一方の開口端において溝85の底部の例えば上端に開口し、水平方向に沿って延在して、他方の開口端においてランド7122に対して開口する。
第4の形態に係る調整薄板73dにおいては、溝85、および、貫通孔86が送液空間Vを形成する。ただし、この送液空間Vは、調整薄板73dの下端面733に開口している。この調整薄板73dを備えるスリットノズル42dにおいては、送液路712内のレジスト液9が、ランド7122から送液空間Vに流入して外側面732側に送られるとともに、開口部850から漏れ出す。つまり、調整薄板73dには、送液空間V内のレジスト液9を、外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lが形成されている。
下端縁7320から漏れ出るレジスト液9の量は、例えば、溝85の寸法、貫通孔86の寸法の少なくとも1つを変更することによって、調整できる。例えば、溝85のY方向から見た面積を大きくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。また、貫通孔86のY方向から見た面積を大きくすることによって、漏れ出し量を多くすることができる。
<v.調整薄板73の第5の形態>
次に、調整薄板73の第5の形態について、図12、図13を参照しながら説明する。図12、図13には、第5の形態に係る調整薄板73(以下、他の形態の調整薄板73と区別する場合には、「調整薄板73e」と示す)を備えるスリットノズル42(以下、他の形態の調整薄板73を備えるスリットノズル42と区別する場合には、「スリットノズル42e」と示す)が示されている。図12は、スリットノズル42eにおける調整薄板73eの付近を、送液路712を含む平面で切断した断面図である。図13は、スリットノズル42eを図12の矢印Kから見た図である。すなわち、図13は、ノズル本体部71に配設された調整薄板73eを、外側面732の側から見た概略平面図である。
調整薄板73eは、内側面731から外側面732に貫通する貫通溝87を備える。貫通溝87は、内側面731側の開口端において送液路712と連通する。また、貫通溝87は、外側面732側の開口端においてサイドプレート72の当接面721に対して開口する。つまり、貫通溝87の外側面732側の開口端は、サイドプレート72によって塞がれている。
貫通溝87は、より具体的には、Y方向から見たときに、送液路712と同じ形状となっている。すなわち、貫通溝87は、Y方向から見たときに、送液路712と同じ外形、および、同じ寸法を呈するとともに、送液路712と重なる位置に形成されており、その下端が、下端面733に開口して開口部870を形成している。つまり、Z方向から見て、開口部870の縁は、外側面732の下端縁7320まで達しているとともに、内側面731の下端縁まで達している。
第5の形態に係る調整薄板73eにおいては、貫通溝87が、送液空間Vを形成する。ただし、この送液空間Vは、調整薄板73eの下端面733に開口している。この調整薄板73eを備えるスリットノズル42eにおいては、送液路712内のレジスト液9が、送液空間Vに流入して外側面732側に送られるとともに、開口部870から漏れ出す。つまり、調整薄板73eには、送液空間V内のレジスト液9を、外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lが形成されている。
<3.吐出幅の調整>
上述したとおり、調整薄板73は、送液空間Vと漏れ出し構造Lとを備えており、スリットノズル42の送液路712に供給されたレジスト液9の一部が、調整薄板73の外側面732の下端縁7320から漏れ出るようになっている。ここで、図2に示されるように、スリットノズル42が基板2に向けてレジスト液9を吐出している状態において、スリットノズル42の下端と基板2とはごく接近した状態となっており、スリットノズル42の下端と基板2の表面とが、スリットノズル42から吐出されるレジスト液9を介してつながった状態が形成される。このときに、下端縁7320からレジスト液9が漏れ出る状態が形成されていると、スリットノズル42の吐出幅におけるY方向の端の位置(吐出端位置)Eが、ノズル本体部71の端面713,714の位置から調整薄板73の外側面732の位置まで引き寄せられる。
つまり、仮に、ノズル本体部71とサイドプレート72との間に調整薄板73が設けられない場合(図14の上段)、当該スリットノズルの吐出端位置Eはノズル本体部71の端面713,714の位置と一致するところ、ノズル本体部71とサイドプレート72との間に、送液空間Vと漏れ出し構造Lとを備える調整薄板73が挟み込まれることによって、スリットノズル42の吐出端位置Eが、調整薄板73の厚みd分だけ、外側にシフトする(図2、図14の下段)。したがって、この調整薄板73の厚みdを調整することによって、スリットノズル42のY方向の吐出幅を任意に調整することができる。
基板2の上面に形成されるレジスト液の塗布膜90は、図14に例示されるように、表面張力などの作用によって端縁付近の膜厚が厚くなりやすい。このため、基板2の端縁から塗布膜90の端縁までの余白領域M2と、塗布膜90の端縁付近の膜厚が安定しづらい領域M1とを含めた領域M3は、切り取られて破棄されることがある。当然のことながら、このような破棄対象となる領域M3が大きいほど、無駄が多くなり生産効率も低下してしまう。
塗布膜90の端縁付近における膜厚のピーク位置は、吐出端位置Eによって規定されることが多いところ、基板処理装置1においては、調整薄板73を配設することによって、吐出端位置Eを当該調整薄板73の厚みd分だけ基板2の端縁に近づけることができる。これによって、余白領域M2を小さくして、破棄対象となる領域M3を小さく抑えることができる。具体的には、例えば、厚みdが、余白領域M2の幅と一致する(あるいは、余白領域M2の幅よりも僅かに小さい)調整薄板73を選択して配設することによって、破棄対象となる領域M3を小さく抑えることができる。
<4.効果>
上記の実施の形態によると、調整薄板73が、ノズル本体部71の送液路712に連通する送液空間Vと、送液空間V内の処理液を調整薄板73の外側面732の下端縁7320から漏れ出させる漏れ出し構造Lとを備える。この構成によると、上述したとおり、スリットノズル42の吐出端位置Eを、調整薄板73の外側面732の位置とすることができる。つまり、スリットノズル42の吐出端位置Eを、ノズル本体部71の端面713,714の位置から、調整薄板73の厚みd分だけ外側にシフトさせることができる。したがって、同じノズル本体部71を用いつつ、調整薄板73の厚みdを変更するだけで、スリットノズル42における処理液の吐出幅を柔軟に変更できる。
また、上記の実施の形態によると、送液空間Vが、拡散路部であるマニホールド7121から吐出口711に処理液を導く流路部であるランド7122と、連通している。この構成によると、送液路712内の処理液の一部を、送液空間V内にスムーズに流入させることができる。
また、上記の実施の形態によると、調整薄板73が着脱自在に設けられている。この構成によると、調整薄板73の交換を簡易に行うことができる。ひいては、スリットノズル42における処理液の吐出幅を簡易に変更できる。
特に、第1、第2の形態に係る調整薄板73a,73bによると、送液空間Vが、調整薄板73a,73bの下端面733に対して閉じている。この構成によると、送液空間V内の処理液が、調整薄板73a,73bの外側面732とサイドプレート72の当接面721とが当接しあっている境界部分に染みだして下端縁7320から漏れ出すことになる。この構成によると、簡易な構成で、スリットノズル42a,42bの吐出端位置Eを、調整薄板73a,73bの厚みd分だけ正確にY方向にシフトさせることができる。
特に、第1の形態に係る調整薄板73aにおいては、内側面731から外側面732に貫通して設けられた長尺の貫通溝81が、送液空間Vを形成する。この構成によると、貫通溝81の寸法、および、貫通溝81の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁7320から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第2の形態に係る調整薄板73bにおいては、外側面732に形成された長尺の溝82と、溝82の底面から内側面731に貫通する貫通孔83とが送液空間Vを形成する。この構成によると、溝82の寸法、溝82の形成位置、貫通孔83の寸法、および、貫通孔83の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁7320から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
一方、第3〜第5の各形態に係る調整薄板73c,73d,73eによると、送液空間Vが、調整薄板73c,73d,73eの下端面733に開口した開口部840,850,870を備えており、当該開口部840,850,870の縁が下端縁7320まで達している。この構成によると、送液空間V内の処理液が開口部840,850,870を介して下端縁7320から漏れ出すので、調整薄板73c,73d,73eの厚みdが比較的大きい場合であっても、吐出端位置Eを、当該厚みd分だけ十分にシフトさせることができる。
特に、第3の形態に係る調整薄板73cにおいては、内側面731から外側面732に貫通して設けられた長尺の貫通溝84が送液空間Vを形成し、貫通溝84の下端が開口部840を形成する。この構成によると、貫通溝84の寸法、および、貫通溝84の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁7320から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第4の形態に係る調整薄板73dにおいては、外側面732に形成された長尺の溝85と、溝85の底面から内側面731に貫通する貫通孔86が送液空間Vを形成し、溝85の下端が開口部850を形成する。この構成によると、溝85の寸法、溝85の形成位置、貫通孔86の寸法、および、貫通孔86の形成位置の少なくとも1つを調整することによって、下端縁7320から漏れ出す処理液の量を調整することができる。
特に、第5の形態に係る調整薄板73eにおいては、内側面731から外側面732に貫通して設けられ、ノズル本体部71の長手方向に沿って見たときに送液路712と同じ形状となっている貫通溝87が送液空間Vを形成し、貫通溝87の下端が開口部870を形成する。この構成によると、調整薄板73eの下端から十分な量の処理液が漏れ出すので、調整薄板73eの厚みdが特に大きい場合であっても、吐出端位置Eを、当該厚みd分だけ十分にシフトさせることができる。
<5.他の実施の形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態においては、調整薄板73の下端面733は、ノズル本体部71の下端と面一になるように配置されるとしたが、調整薄板73の下端面733は、ノズル本体部71の下端と面一になっていなくともよい。例えば、図15に例示されるように、調整薄板73の下端面733は、ノズル本体部71の下端およびサイドプレート72の下端よりも上側に配置されていてもよい。また、例えば、図16に例示されるように、調整薄板73の下端面733は、ノズル本体部71の下端およびサイドプレート72の下端よりも下側に配置されていてもよい。ノズル本体部71の下端(すなわち、吐出口711の形成位置)に対する下端面733の高さ位置を調整することによって、基板2に形成される塗布膜90のY方向の端縁部分の膜厚(すなわち、スリットノズル42の吐出端位置E付近から処理液を塗布されることによって形成される塗布膜の部分の膜厚)を、調整することができる。
例えば、調整薄板73の下端面733がノズル本体部71の下端よりも上側に配置されている場合、ノズル本体部71の端面713,714と、調整薄板73の下端面733と、サイドプレート72の当接面721とに囲まれる凹部701が形成される。したがって、スリットノズル42からレジスト液9の吐出を開始するタイミングにおいて、スリットノズル42の吐出端位置Eでは、この凹部701にレジスト液9がとられるために、基板2に塗布されるレジスト液9の量が比較的少なくなる。その結果、塗布膜90におけるY方向の端縁部分のうち塗布開始側の端部(図17の領域A1)の膜厚を、薄くさせることができる。したがって、当該領域A1の塗布膜90の膜厚が、局所的に厚くなりやすい処理条件の場合に、調整薄板73の下端面733をノズル本体部71の下端よりも上側に配置することによって、膜厚の均一性を向上させることができる。
また例えば、調整薄板73の下端面733が、ノズル本体部71の下端よりも下側に配置されている場合、調整薄板73の下端部分が、ノズル本体部71の下端よりも下側に突出した凸部702を形成する。塗布処理が終了してスリットノズル42が上昇されると、スリットノズル42と基板2との間をつないでいたレジスト液9が、Y方向の両端部から切断されていくところ、凸部702が形成されることによって、レジスト液9が切れ始めるタイミングを遅らせることができる。その結果、塗布膜90におけるY方向の端縁部分のうち塗布終了側の端部(図17の領域A2)の膜厚を、厚くさせることができる。したがって、当該領域A2の塗布膜90の膜厚が、局所的に薄くなりやすい処理条件の場合に、調整薄板73の下端面733をノズル本体部71の下端よりも下側に配置することによって、膜厚の均一性を向上させることができる。
また、上記の基板処理装置1は、ノズル本体部71のY方向の両端面713,714から、処理液をマニホールド7121に供給する構成であったが、ノズル本体部71の一方の端面からのみ、処理液をマニホールド7121に供給する構成であってもよい。この場合、当然のことながら、他方の端面に配設されるサイドプレート72と調整薄板73には、送液孔720,730は形成されない。また、ノズル本体部71の上方側から、処理液をマニホールド7121に供給する構成であってもよい。この場合、当然のことながら、2つのサイドプレート72のいずれにも第1送液孔720は形成されず、2つの調整薄板73のいずれにも第2送液孔730は形成されない。
また例えば、上記の基板処理装置1は、静止させた基板2に対してスリットノズル42を走査させる構成であったが、固定したスリットノズル42に対して基板2を移動させる構成であってもよい。すなわち、基板に対してスリットノズル42を相対的に走査させる構成であればよい。
また、処理対象の基板は、液晶用ガラス基板に限らず、半導体基板やフォトマスク等であってもよい。また、塗布する処理液は、レジスト液に限らず、現像液等の他の処理液であってもよい。
1 基板処理装置
2 基板
10 本体部
20 制御部
30 ステージ
40 架橋部
42,42a,42b,42c,42d,42e スリットノズル
50 駆動部
71 ノズル本体部
711 吐出口
712 送液路
7121 マニホールド
7122 ランド
72 サイドプレート
73,73a,73b,73c,73d,73e 調整薄板
731 内側面
732 外側面
7320 下端縁
733 下端面
V 送液空間
L 漏れ出し構造

Claims (12)

  1. スリット状の吐出口をその下部に有するスリットノズルにおいて、
    内部に送液路が形成され、前記送液路の下端が外部に対して開口することにより、前記吐出口の長手方向に沿った開口縁が規定されているノズル本体部と、
    前記ノズル本体部の長手方向の両端面の側方に配置された一対のサイドプレートと、
    前記ノズル本体部の端面と前記サイドプレートとの間に挟まれた調整薄板と、
    を備え、
    前記調整薄板が、
    前記ノズル本体部の前記端面と当接している内側面から、前記サイドプレートと当接している外側面に貫通して設けられ、前記内側面側の開口端において前記送液路と連通するとともに、前記外側面側の開口端が前記サイドプレートに対して開口している、送液空間と、
    前記送液空間内の処理液を、前記外側面の下端縁から漏れ出させる漏れ出し構造と、
    を備える、スリットノズル。
  2. 請求項1に記載のスリットノズルにおいて、
    前記送液路が、
    前記ノズル本体部の長手方向に処理液を拡散させる拡散路部と、
    前記拡散路部から前記吐出口に処理液を導く流路部と、
    を備え、
    前記送液空間が、前記流路部と連通している、
    スリットノズル。
  3. 請求項1または2に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板が、前記ノズル本体部、および、前記サイドプレートに対して、着脱自在に固定されている、
    スリットノズル。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のスリットノズルにおいて、
    前記送液空間が、前記調整薄板の下端面に対して閉じている、
    スリットノズル。
  5. 請求項4に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板が、
    前記調整薄板の前記内側面から前記外側面に貫通して設けられた、上下に延在する長尺の貫通溝、
    を備え、
    前記貫通溝が、前記送液空間を形成する、
    スリットノズル。
  6. 請求項4に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板が、
    前記外側面に形成された、上下に延在する長尺の溝と、
    前記溝の底面から前記内側面に貫通する貫通孔と、
    を備え、
    前記溝と前記貫通孔とが、前記送液空間を形成する、
    スリットノズル。
  7. 請求項1から3のいずれか一項に記載のスリットノズルにおいて、
    前記送液空間が、前記調整薄板の下端面に開口した開口部、
    を備え、
    前記開口部の縁が、前記下端縁まで達している、
    スリットノズル。
  8. 請求項7に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板が、
    前記調整薄板の前記内側面から前記外側面に貫通して設けられ、上下に延在して下端が前記下端面に開口した、長尺の貫通溝、
    を備え、
    前記貫通溝が、前記送液空間を形成し、
    前記貫通溝の下端が、前記開口部を形成する、
    スリットノズル。
  9. 請求項7に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板が、
    前記外側面に形成され、上下に延在して下端が前記下端面に開口した、長尺の溝と、
    前記溝の底面から前記内側面に貫通する貫通孔と、
    を備え、
    前記溝と前記貫通孔とが、前記送液空間を形成し、
    前記溝の下端が、前記開口部を形成する、
    スリットノズル。
  10. 請求項7に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板が、
    前記調整薄板の前記内側面から前記外側面に貫通して設けられ、前記ノズル本体部の長手方向に沿って見たときに、前記送液路と同じ形状となっている貫通溝、
    を備え、
    前記貫通溝が、前記送液空間を形成し、
    前記貫通溝の下端が、前記開口部を形成する、
    スリットノズル。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のスリットノズルにおいて、
    前記調整薄板の前記下端面が、前記ノズル本体部の下端と面一ではない、
    スリットノズル。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のスリットノズルと、
    前記スリットノズルの下方において基板を水平に保持する保持部と、
    前記スリットノズルを、前記保持部に保持された基板に対して、前記吐出口の長手方向と直交する方向に、相対的に移動させる駆動部と、
    前記スリットノズルに処理液を供給する供給部と、
    を備える、基板処理装置。
JP2013028704A 2013-02-18 2013-02-18 スリットノズルおよび基板処理装置 Active JP6069014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028704A JP6069014B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 スリットノズルおよび基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028704A JP6069014B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 スリットノズルおよび基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014157963A true JP2014157963A (ja) 2014-08-28
JP6069014B2 JP6069014B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51578656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028704A Active JP6069014B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 スリットノズルおよび基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6069014B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170077394A (ko) * 2015-12-28 2017-07-06 주식회사 엘지실트론 잉곳 절단 장치
CN109107838A (zh) * 2018-11-08 2019-01-01 爱普科斯电阻电容(珠海)有限公司 一种元件器表面刮胶装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002153795A (ja) * 2000-11-16 2002-05-28 Advanced Color Tec Kk 枚葉基板の製造方法および塗布装置
JP2006043562A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd スリットノズルおよびそれを用いた基板処理装置
JP2006261326A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd スリットノズル,基板処理装置,および基板処理方法
JP2007152170A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Mitsubishi Materials Corp 塗布工具
JP2008246280A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toray Ind Inc スロットダイおよび塗膜を有する基材の製造装置および塗膜を有する基材の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002153795A (ja) * 2000-11-16 2002-05-28 Advanced Color Tec Kk 枚葉基板の製造方法および塗布装置
JP2006043562A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd スリットノズルおよびそれを用いた基板処理装置
JP2006261326A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd スリットノズル,基板処理装置,および基板処理方法
JP2007152170A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Mitsubishi Materials Corp 塗布工具
JP2008246280A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Toray Ind Inc スロットダイおよび塗膜を有する基材の製造装置および塗膜を有する基材の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170077394A (ko) * 2015-12-28 2017-07-06 주식회사 엘지실트론 잉곳 절단 장치
KR102446802B1 (ko) 2015-12-28 2022-09-23 에스케이실트론 주식회사 잉곳 절단 장치
CN109107838A (zh) * 2018-11-08 2019-01-01 爱普科斯电阻电容(珠海)有限公司 一种元件器表面刮胶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6069014B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8307778B2 (en) Coating method and coating unit
KR101911701B1 (ko) 페이스트 디스펜서 및 그 제어방법
KR101357506B1 (ko) 임프린트 방법, 컴퓨터 기억 매체 및 임프린트 장치
JP6069014B2 (ja) スリットノズルおよび基板処理装置
JP2014180604A (ja) 間欠塗布装置および間欠塗布方法並びにディスプレイ用部材の製造方法
JP2013193020A (ja) ノズル洗浄装置、塗布装置およびノズル洗浄方法
KR20140078310A (ko) 스크린 마스크
JP6196916B2 (ja) ノズルおよび塗布装置
JP6605871B2 (ja) 基板浮上搬送装置
JP6564648B2 (ja) ノズルおよび塗布装置
JP2014192289A (ja) スリットノズル、基板処理装置およびスリットノズルの製造方法
JP2009011892A (ja) 塗布装置
KR100488679B1 (ko) 엘시디 백라이트용 시트제조장치의 낱장공급장치
KR20120077291A (ko) 어레이 테스트 장치
WO2013121814A1 (ja) 塗布装置
JP2017148761A (ja) 塗布装置
KR200311421Y1 (ko) 엘시디 백라이트용 시트제조장치의 낱장공급장치
KR20070098100A (ko) 도광판 가공장치
KR200418563Y1 (ko) 도광판 가공장치
KR20120007329A (ko) 유체토출장치의 헤드유닛
WO2023042740A1 (ja) 基板塗布装置および基板塗布方法
JP2006043562A (ja) スリットノズルおよびそれを用いた基板処理装置
JP5044332B2 (ja) 処理装置
JP7316717B2 (ja) シム、ノズルおよび塗布装置
JP5663297B2 (ja) 塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6069014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250