JP2014157455A - データ書き込み制御装置及びデータ書き込み制御方法 - Google Patents

データ書き込み制御装置及びデータ書き込み制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ記憶作業中に記憶部への電力の供給が途絶えることを防止して、誤ったデータが記憶部に書き込まれることを防止することができるデータ書き込み制御装置及びデータ書き込み制御方法を提供する。
【解決手段】データ書き込み制御装置1は、データを所定情報量毎に記憶する作業であるデータ記憶作業を繰り返し行うEEPROM7と、EEPROM7によるデータ記憶作業を制御するCPU6と、データ記憶作業が行われるための電力をEEPROM7に供給するバッテリ2と、バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力をEEPROM7に供給するコンデンサ5とを備え、バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、CPU6は、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記憶部へのデータの書き込みを制御するデータ書き込み制御装置及びデータ書き込み制御方法に関するものである。
情報処理システムの構成要素である記憶部としてのメモリには、センサ等を用いて得られた情報やコンピュータプログラムにより処理される情報が所定情報量毎にデータとして書き込まれる。フォークリフトが備える不揮発性のメモリには、例えば、当該フォークリフトのメンテナンスのために、フォークリフトの稼働時間、走行距離、走行時間、及び油圧機器動作時間等の情報がデータとして書き込まれる。
ところで、記憶部に正確なデータが書き込まれるためには、記憶部がデータを記憶する作業を行っている時に記憶部に所定の電力が供給され続ける必要がある。記憶部がデータを記憶する作業を行っている時に記憶部への電力の供給が途絶えた場合には、誤ったデータが記憶部に書き込まれる。従って、誤ったデータが記憶部に書き込まれないためには、記憶部に所定の電力が供給され続けることができないおそれがある場合に、記憶部にデータを記憶させないこと、即ちデータの書き込みを禁止することが好ましい。
特許文献1には、不揮発性メモリへのデータの書き込み中に、電源電圧が検知レベルより低下した場合、低電圧検知回路が低電圧を検知し、不揮発性メモリに対してデータの入出力を実行する書き込み読み込み制御部の動作モードが、書き込みが中断される初期状態になり、低電圧時における書き込みを防止することができる誤書き込み防止回路が記載されている(特許文献1の段落[0011]参照)。
特開2004−295964号公報
しかし、記憶部がデータを記憶する作業を行っている時であるデータ記憶作業中にデータの書き込みが禁止されると、記憶部がデータを記憶する作業が中断されるため、電源部からの電力の供給が復帰せずに途絶えて誤ったデータが記憶部に書き込まれるおそれがある。即ち、例えば、フォークリフトが備える記憶部に当該フォークリフトの稼働時間の情報を16バイトのデータとして記憶させる場合において、記憶部への電力の供給が途絶えることにより16バイトのうちの8バイト分の書き込みができなくなるおそれがある。その結果、正確なデータを記憶部に書き込むことができず、誤ったデータが記憶部に書き込まれるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、誤ったデータが記憶部に書き込まれないために、データ記憶作業中に記憶部への電力の供給が途絶えることを防止することができるデータ書き込み制御装置及びデータ書き込み制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のデータ書き込み制御装置は、データを所定情報量毎に記憶する作業であるデータ記憶作業を繰り返し行う記憶部と、前記記憶部によるデータ記憶作業を制御する制御部と、データ記憶作業が行われるための電力を前記記憶部に供給する電源部と、前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力を前記記憶部に供給する蓄電部とを備え、前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、前記制御部は、前記蓄電部から前記記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止することを特徴とする。
上記構成によれば、データ書き込み制御装置は、電源部からの電力の供給が遮断された場合に、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力を記憶部に供給する蓄電部を備える。従って、蓄電部から供給される電力により、電源部からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業が少なくとも完了される。さらに、電源部からの電力の供給が遮断された場合に、制御部は、蓄電部から記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止するため、データ記憶作業中に記憶部への電力の供給が途絶えることを防止することができる。
請求項2に記載のデータ書き込み制御装置は、請求項1に記載のデータ書き込み制御装置において、前記制御部は、前記電源部からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業を完了した後の新たなデータ記憶作業を禁止することを特徴とする。
上記構成によれば、電源部からの電力の供給が遮断された場合に、電源部からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業の完了後の新たなデータ記憶作業が禁止される。従って、蓄電部は、電源部からの電力の供給が遮断されてから2回以上のデータ記憶作業を完了するための電力を蓄電する必要がない。よって、電気容量の小さい蓄電部を採用することができる。
請求項3に記載のデータ書き込み制御装置は、請求項1または2に記載のデータ書き込み制御装置において、前記制御部は、前記蓄電部が蓄電している電気量に応じて、前記電源部からの電力の供給が遮断された時から、前記蓄電部から前記記憶部への電力の供給が途絶える時までの時間において、前記記憶部にデータ記憶作業を行わせる回数を変化させることを特徴とする。
蓄電部が蓄電している電気量が多い場合には、蓄電部から記憶部への電力の供給量を増やして、電源部からの電力の供給が遮断された時から、蓄電部から記憶部への電力の供給が途絶える時までの時間を長くすることができる。従って、上記構成によれば、蓄電部が蓄電している電気量が大きい場合には、蓄電部から記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了するデータ記憶作業の回数を増やすことによって多くのデータを記憶部に書き込むことが可能となる。
請求項4に記載のデータ書き込み制御装置は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデータ書き込み制御装置において、前記電源部は、前記記憶部を制御するための電力を前記制御部に供給し、前記蓄電部は、前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、前記記憶部を制御するための電力を前記制御部に供給することを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、電源部からの電力の供給が遮断された場合に蓄電部から供給される電力により動作することができるため、他の蓄電部を用いずに電源部からの電力の供給が遮断された場合に制御部を動作させることが可能である。
請求項5に記載のデータ書き込み制御装置は、請求項4に記載のデータ書き込み制御装置において、蓄電部は、前記電源部から供給される電力を蓄電することを特徴とする。
上記構成によれば、電源部からの電力の供給が遮断されていない時に電源部から供給される電力が蓄電部に蓄電されるため、他の電源部を用いずに蓄電部に蓄電させることが可能である。
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載のデータ書き込み制御方法は、電源部から記憶部への電力の供給が遮断された場合に前記記憶部へのデータの書き込みを制御部により制御するデータ書き込み制御方法において、データを記憶する作業であるデータ記憶作業を前記記憶部が行っている時に前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、データ記憶作業が行われるための電力を蓄電した蓄電部から前記記憶部に電力を供給させ、前記制御部により、前記電源部からの電力の供給が遮断された時点で行っていたデータ記憶作業が完了した後に、前記蓄電部から前記記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止することを特徴とする。
上記構成によれば、データ記憶作業を記憶部が行っている時に電源部からの電力の供給が遮断された場合に、制御部は、データ記憶作業が完了するまで記憶部によるデータ記憶作業を禁止しない。従って、蓄電部から供給される電力により、電源部からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業が少なくとも完了される。さらに、電源部からの電力の供給が遮断された場合に、制御部は、蓄電部から記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止するため、データ記憶作業中に記憶部への電力の供給が途絶えることを防止することができる。
本発明によれば、データ記憶作業中に記憶部への電力の供給が途絶えることを防止することができ、誤ったデータが記憶部に書き込まれることを防止することができるデータ書き込み制御装置及びデータ書き込み制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るデータ書き込み制御装置を示す概略構成図である。 記憶部により行われるデータ記憶作業の概念図である。 本実施形態に係るデータ書き込み処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ記憶作業のタイミングを示すダイアグラムである。 本発明の変形例に係るデータ書き込み処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るデータ記憶作業のタイミングを示すダイアグラムである。 比較例に係るデータ記憶作業のタイミングを示すダイアグラムである。
図面を参照しながら、フォークリフト(図示略)に搭載されるデータ書き込み制御装置に本発明を適用した一実施形態を説明する。
図1に示すように、データ書き込み制御装置1は、電源部としてのバッテリ2、制御基板3、降圧部としての電源IC4、蓄電部としてのコンデンサ5、制御部としてのCPU6、記憶部としてのEEPROM7、及び操作部としての非常停止ボタン8を備える。
バッテリ2は、制御基板3に電力を供給する。バッテリ2と制御基板3はバッテリプラグ9を介して接続されており、制御基板3に対してバッテリ2は着脱可能に構成されている。バッテリ2は、制御基板3に電力を供給することにより、電源IC4を介してコンデンサ5、CPU6、及びEEPROM7に電力を供給する。即ち、バッテリ2は、EEPROM7を制御するための電力をCPU6に供給し、また、データ記憶作業が行われるための電力をEEPROM7に供給する。さらに、バッテリ2は、フォークリフトを走行させる走行装置(図示略)、フォークを昇降させる昇降装置(図示略)、及びフォークリフトに係る情報を示す計器類(図示略)にも電力を供給する。
制御基板3は、電源IC4、コンデンサ5、CPU6、及びEEPROM7を有する。制御基板3には、バッテリ2から電源IC4に電力を供給するための配線31、電源IC4からコンデンサ5とCPU6とEEPROM7に電力を供給するための配線32、及びCPU6からEEPROM7に信号を送信するための配線33が設けられている。配線32は、コンデンサ5からCPU6とEEPROM7に電力を供給するための配線を兼ねている。さらに制御基板3には、バッテリ2から入力される電圧をCPU6が参照するための配線34、及びバッテリ2から上記の走行装置と昇降装置と計器類に電力を供給するための配線(図示略)が設けられている。
電源IC4は、制御基板3上の電源となるIntegrated Circuitであり、配線31を経由してバッテリ2から供給される電圧を、コンデンサ5、CPU6、及びEEPROM7に適した所定の電圧に降圧する半導体素子である。例えば、電源IC4は、バッテリ2から供給される48Vの電圧を、5Vの電圧に降圧する。そして、電源IC4は、降圧した電力を、配線32を経由させてコンデンサ5、CPU6、EEPROM7に供給する。
コンデンサ5は、バッテリ2から制御基板3に電力が供給されている場合には、配線31、電源IC4、及び配線32を経由してバッテリ2から供給される電力を蓄電する。コンデンサ5は、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力を蓄電するよう静電容量が設定されている。そして、コンデンサ5は、バッテリ2から制御基板3への電力の供給が遮断された場合は、蓄電していた電力を放電することにより配線32を経由させてCPU6及びEEPROM7に電力を供給する。即ち、コンデンサ5は、バッテリ2からの電力の供給が遮断された後に、しばらくの間、EEPROM7を制御するための電力をCPU6に供給するとともに、データ記憶作業が行われるための電力をEEPROM7に供給する。
CPU6は、フォークリフトを稼働させるプログラム等を実行するCentral Processing Unitである。CPU6は、フォークリフトの稼働時間、走行距離、走行時間、及び昇降装置の動作時間等の情報を取得し、これらの情報をEEPROM7にデータとして書き込むデータ書き込み処理を行う。CPU6は、データ書き込み処理を行うことにより、EEPROM7によるデータ記憶作業を制御する。また、CPU6は、配線34を経由したバッテリ2からの入力電圧が低下したこと(例えば0Vになったこと)を検出することにより、バッテリ2からの電力の供給が遮断されたことを検出する電源遮断検出部として機能する。
EEPROM7は、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryであり、バッテリ2からの電力の供給が途絶えた場合であっても記憶を保持する不揮発性メモリである。配線32を経由して供給される電力により動作するEEPROM7は、データを所定情報量毎に記憶する作業であるデータ記憶作業を繰り返し行う。例えば、EEPROM7は、15分間隔で、フォークリフトの稼働時間の情報を16バイトのデータとして記憶する。
非常停止ボタン8は、手動によりフォークリフトの稼働を緊急的に停止させるためのマンマシンインタフェースである。非常停止ボタン8が操作されることにより、制御基板3からバッテリプラグ9が抜かれて、制御基板3からバッテリ2が切り離される。従って、非常停止ボタン8が操作されることにより、非常停止ボタン8を操作する者の任意のタイミングで、バッテリ2からCPU6及びEEPROM7への電力の供給が遮断されるとともに、配線34を経由してバッテリ2からCPU6へ入力される電圧が低下する。
図2を参照して、EEPROM7が行うデータ記憶作業について説明する。
データ記憶作業は、CPU6が送信する書込指令信号をEEPROM7が受信する書込指令信号の受信作業、CPU6が送信するデータ信号をEEPROM7が受信するデータ信号の受信作業、受信したデータ信号に含まれるデータをEEPROM7が記憶するデータの書き換え作業に分けられる。
書込指令信号には、EEPROM7へのデータの書き込みを有効とする信号と、EEPROM7においてデータを書き込む位置を示すメモリアドレス信号とが含まれる。また、データ信号には、EEPROM7に書き込むデータの信号が含まれる。CPU6は、データ書き込み処理において、書込指令信号及びデータ信号を連続してEEPROM7に送信する。CPU6が書込指令信号を送信してからEEPROM7がこの書込指令信号を受信するために必要とする時間、及びCPU6がデータ信号を送信してからEEPROM7がこのデータ信号を受信するために必要とする時間は、それぞれ例えば1ミリ秒である。
データの書き換え作業において、EEPROM7は、メモリアドレス信号が示すメモリアドレスに、データ信号に含まれるデータを記憶する。データの書き換え作業に必要とする時間は、例えば5ミリ秒であり、送信された書込信号及びデータ信号を受信するために必要とする時間に比べて長い。同じ情報のデータについては同じメモリアドレスに記憶されるため、例えば、フォークリフトの稼働時間の情報がEEPROM7に書き込まれることにより、フォークリフトの稼働時間の情報が新しい情報に書き換えられる。
図3を参照して、CPU6が行うデータ書き込み処理の流れを説明する。CPU6は、例えば、フォークリフトの稼働時間の情報をEEPROM7に書き込むデータ書き込み処理、フォークリフトの走行時間の情報をEEPROM7に書き込むデータ書き込み処理、及びフォークリフトの昇降装置の動作時間の情報をEEPROM7に書き込むデータ書き込み処理を、それぞれ15分間隔で行う。CPU6は、データ書き込み処理毎に図3に示す一連の動作を行う。
データ書き込み処理において、まず、CPU6は、配線34を経由して配線31の電圧を参照することにより、バッテリ2からの電力の供給が遮断されているか否かを判断する(ステップS1)。
CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断されていないとステップS1で判断した場合に、書込指令信号及びデータ信号をEEPROM7に送信することによってデータの書き込みを行う(ステップS2)。即ち、バッテリ2からの電力の供給が遮断されていない場合には、CPU6はEEPROM7にデータ記憶作業を行わせる。
一方、CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断されているとステップS1で判断した場合、書込指令信号及びデータ信号をEEPROM7に送信しないことによってデータの書き込みを待機する(ステップS3)。即ち、バッテリ2からの電力の供給が遮断されている場合には、CPU6はEEPROM7のデータ記憶作業の開始を禁止する。
図4を参照して、本実施形態のデータ書き込み制御装置1の動作の一例について説明する。図中の時刻TBは、バッテリ2からコンデンサ5、CPU6、及びEEPROM7への電力の供給が遮断された時刻を示し、図中の時刻TCは、コンデンサ5からCPU6及びEEPROM7への電力の供給が途絶えた時刻を示している。また、図中の時刻TD1は、データ記憶作業の開始時刻を示し、図中の時刻TD2は、時刻TD1で開始されたデータ記憶作業の完了時刻を示している。
バッテリ2から制御基板3に電力が供給されている時は、バッテリ2から供給される電力が電源IC4からCPU6及びEEPROM7に供給されている。この時にCPU6がデータ書き込み処理を開始することにより、書込指令信号及びデータ信号を受信したEEPROM7がデータ記憶作業を開始する。このデータ記憶作業中にバッテリ2からの電力の供給が遮断されると、コンデンサ5からCPU6及びEEPROM7に供給される電力によってデータ記憶作業が行われる。コンデンサ5は、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力をCPU6及びEEPROM7に供給するため、時刻TBから時刻TCまでの時間は、時刻TD1から時刻TD2までの時間に比べて長く、時刻TB後であって時刻TC前にEEPROM7はデータ記憶作業を完了する。そして、CPU6は、時刻TD2後に新たなデータ書き込み処理を行う場合には、バッテリ2からの電力の供給が遮断されているため、データの書き込みを待機することにより、EEPROM7による新たなデータ記憶作業を禁止する。即ち、CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断されている時点で行われているデータ記憶作業を完了した後の新たなデータ記憶作業を禁止する。このようにして、CPU6は、データ記憶作業中に時刻TCとなることを防止する。
図7は、比較例を示している。この比較例は、データ書き込み処理において、バッテリ2からの電力の供給が遮断されているか否かを判断せずにデータの書き込みを行う場合、即ち、データ記憶作業を禁止しない場合のEEPROM7の動作を示す。図中の時刻TD3は、時刻TD2後に行われる新たなデータ記憶作業の開始時刻を示し、図中の時刻TD4は、時刻TD3で開始されたデータ記憶作業が完了する予定の時刻を示している。
比較例においても、コンデンサ5は、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力をCPU6及びEEPROM7に供給するため、時刻TB後であって時刻TC前にEEPROM7はデータ記憶作業を完了する。しかし、EEPROM7により続けて新たなデータ記憶作業が行われる場合には、時刻TD4前に時刻TCとなる。即ち、データ記憶作業中にコンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶える。このため、例えば、フォークリフトの稼働時間の情報をEEPROM7に書き込むデータ書き込み処理と、フォークリフトの走行時間の情報をEEPROM7に書き込むデータ書き込み処理とが続けて行われる場合に、後者の情報をデータとして記憶するデータ記憶作業中にEEPROM7への電力の供給が途絶えるおそれがある。
本実施形態のCPU6は、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止するため、図7に示す時刻TD2後のデータ記憶作業は、時刻TCにおいて行われない。
本実施形態においては以下の効果が得られる。
(1)データ書き込み制御装置1は、バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力をEEPROM7に供給するコンデンサ5を備えるため、コンデンサ5から供給される電力により、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業が少なくとも完了される。さらに、バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、CPU6は、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止するため、データ記憶作業中にEEPROM7への電力の供給が途絶えることを防止することができる。
(2)CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業を完了した後の新たなデータ記憶作業を禁止するため、コンデンサ5は、バッテリ2からの電力の供給が遮断されてから2回以上のデータ記憶作業を完了するための電力を蓄電する必要がなく、静電容量の小さいコンデンサ5を採用することができる。
(3)コンデンサ5は、バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、EEPROM7を制御するための電力をCPU6に供給する。即ち、CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合にコンデンサ5から供給される電力により動作することができるため、他の蓄電部を用いずにバッテリ2からの電力の供給が遮断された場合にCPU6を動作させることが可能である。
(4)コンデンサ5は、バッテリ2から供給される電力を蓄電する。即ち、バッテリ2からの電力の供給が遮断されていない時にバッテリ2から供給される電力がコンデンサ5に蓄電されるため、他の電源部を用いずにコンデンサ5に蓄電させることが可能である。
(5)本発明のデータ書き込み制御方法は、データ記憶作業をEEPROM7が行っている時にバッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、コンデンサ5からEEPROM7に電力を供給させ、CPU6により、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時点で行っていたデータ記憶作業が完了した後に、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止する。このため上記(1)に記載の効果が得られる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態の構成を適宜変更することもできる。例えば、上記構成を以下のように変更して実施することもできる。
・図5に示すように、データ書き込み処理において、バッテリ2からの電力の供給が遮断され、かつ、遅延時間内にデータ記憶作業が完了しないと判断される場合に、CPU6がデータの書き込みを待機する構成を採用することもできる。遅延時間とは、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時から、コンデンサ5からCPU6及びEEPROM7への電力の供給が途絶える時までの時間である。
図5の変形例に係るデータ書き込み処理を説明する。この変形例において、上記実施形態と同様のステップS1,S2,S3については説明を簡略化する。
本変形例において、CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断されていると上記ステップS1で判断した場合に、次いで、遅延時間内にEEPROM7に行わせようとする新たなデータ記憶作業が完了するか否かを判断する(ステップS4)。遅延時間内にデータ記憶作業が完了するか否かは、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時からCPU6及びEEPROM7への電力の供給が途絶える時までの時間(遅延時間)、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時からの経過時間、及びデータ記憶作業に必要となる時間の情報に基づいて行うことができる。CPU6は、例えば、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時に計時を開始するタイマを用いて上記経過時間の情報を取得することができる。また、遅延時間の情報、及びデータ記憶作業に必要となる時間の情報は、予め実験することにより測定された実測時間の情報をCPU6が実行するプログラムに記述しておくことにより、CPU6が取得することができる。
CPU6は、遅延時間内に新たなデータ記憶作業が完了するとステップS4で判断した場合に、上記ステップS2を行う。即ち、バッテリ2からの電力の供給が遮断されている場合であっても、遅延時間内にデータ記憶作業が完了する場合には、CPU6は、EEPROM7にデータ記憶作業を行わせる。
一方、CPU6は、遅延時間内に新たなデータ記憶作業が完了しないとステップS4で判断した場合、上記ステップS3を行う。即ち、バッテリ2からの電力の供給が遮断され、かつ、コンデンサ5からCPU6及びEEPROM7への電力の供給が途絶えるまでにデータ記憶作業を完了できない場合には、CPU6はEEPROM7のデータ記憶作業の開始を禁止する。
図6を参照して、上記変形例のデータ書き込み制御装置の動作の一例について説明する。上記遅延時間は、時刻TBから時刻TCまでの時間である。遅延時間は、バッテリ2からの電力の供給の遮断時においてコンデンサ5が蓄電している電気量が大きいほど長くなる。即ち、遅延時間は、コンデンサ5が蓄電している電気量に応じた時間である。
上記実施形態と同様に、バッテリ2から制御基板3に電力が供給されている時にCPU6がデータ書き込み処理を開始することにより、書込指令信号及びデータ信号を受信したEEPROM7がデータ記憶作業を開始する。このデータ記憶作業中にバッテリ2からの電力の供給が遮断されると、上記実施形態と同様に、時刻TB後であって時刻TC前にEEPROM7はデータ記憶作業を完了する。そして、CPU6は、時刻TD2後においてデータ書き込み処理を行う場合において、新たなデータ記憶作業が遅延時間内に完了すると判断した場合、書込指令信号及びデータ信号を送信して、書込指令信号及びデータ信号を受信したEEPROM7がデータ記憶作業を開始する。EEPROM7は、時刻TC前に、時刻TB後に開始したデータ記憶作業を完了する。また、CPU6は、時刻TD2後にデータ書き込み処理を行う場合において、新たなデータ記憶作業が遅延時間内に完了しないと判断した場合は、上記実施形態と同様に、EEPROM7による新たなデータ記憶作業を禁止して、データ記憶作業中に時刻TCとなることを防止する。
以上のように、CPU6は、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時から、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶える時までの時間において、完了できるデータ記憶作業をEEPROM7に行わせてもよい。また、上記変形例に記載したように、CPU6は、遅延時間に応じて、換言すればコンデンサ5が蓄電している電気量に応じて、バッテリ2からの電力の供給が遮断された時から、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶える時までの時間において、RRPROM7にデータ記憶作業を行わせる回数を変化させてもよい。このような構成によれば、コンデンサ5が蓄電している電気量が大きい場合には、コンデンサ5からEEPROM7への電力の供給が途絶えるまでに完了するデータ記憶作業の回数を増やすことによって多くのデータをEEPROM7に書き込むことが可能となる。
・バッテリ2以外の他の電源部から供給される電力をコンデンサ5に蓄電する構成を採用してもよい。
・バッテリ2からの電力の供給が遮断された場合に、コンデンサ5以外の蓄電部からCPU6に電力を供給する構成を採用してもよい。
・EEPROM7に代えて、例えばEPROMまたはフラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリにより記憶部を構成してもよい。
・汎用のCPU6に代えて、フォークリフトの制御用に最適化されたマイクロコンピュータにより制御部を構成してもよい。
・コンデンサ5に代えて、例えば一次電池により蓄電部を構成してもよい。
・バッテリ2に代えて、例えば内燃機関により動作する発電装置により電源部を構成してもよい。
1 データ書き込み制御装置
2 バッテリ(電源部)
3 制御基板
4 電源IC(降圧部)
5 コンデンサ(蓄電部)
6 CPU(制御部)
7 EEPROM(記憶部)
8 非常停止ボタン(操作部)
9 バッテリプラグ
31,32,33,34 配線

Claims (6)

  1. データを所定情報量毎に記憶する作業であるデータ記憶作業を繰り返し行う記憶部と、
    前記記憶部によるデータ記憶作業を制御する制御部と、
    データ記憶作業が行われるための電力を前記記憶部に供給する電源部と、
    前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、少なくとも1回のデータ記憶作業が行われるための電力を前記記憶部に供給する蓄電部とを備え、
    前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、前記制御部は、前記蓄電部から前記記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止する
    ことを特徴とするデータ書き込み制御装置。
  2. 前記制御部は、前記電源部からの電力の供給が遮断された時点で行われているデータ記憶作業を完了した後の新たなデータ記憶作業を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ書き込み制御装置。
  3. 前記制御部は、前記蓄電部が蓄電している電気量に応じて、前記電源部からの電力の供給が遮断された時から、前記蓄電部から前記記憶部への電力の供給が途絶える時までの時間において、前記記憶部にデータ記憶作業を行わせる回数を変化させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ書き込み制御装置。
  4. 前記電源部は、前記記憶部を制御するための電力を前記制御部に供給し、
    前記蓄電部は、前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、前記記憶部を制御するための電力を前記制御部に供給する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のデータ書き込み制御装置。
  5. 前記蓄電部は、前記電源部から供給される電力を蓄電する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ書き込み制御装置。
  6. 電源部から記憶部への電力の供給が遮断された場合に前記記憶部へのデータの書き込みを制御部により制御するデータ書き込み制御方法において、
    データを記憶する作業であるデータ記憶作業を前記記憶部が行っている時に前記電源部からの電力の供給が遮断された場合に、データ記憶作業が行われるための電力を蓄電した蓄電部から前記記憶部に電力を供給させ、前記制御部により、前記電源部からの電力の供給が遮断された時点で行っていたデータ記憶作業が完了した後に、前記蓄電部から前記記憶部への電力の供給が途絶えるまでに完了できないデータ記憶作業を禁止する
    ことを特徴とするデータ書き込み制御方法。
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