JP2014156875A - 転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法 - Google Patents

転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャビティに注入された溶融樹脂は、樹脂注入ゲートと対向する反対側の位置で再び合流して相互に接合され、ウェルド部が形成される。ウェルド部は溶融樹脂が融着一体化しただけのものであり、溶融樹脂の均一な混合が起こらない。そのため、この様に注入成形された合成樹脂製保持器においては、ウェルド部において強度が低下する。
【解決手段】楔形の軸方向断面を有する凹部をキャビティの内周面または外周面に一定間隔で複数箇所に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法に関する。
転がり軸受用の合成樹脂製保持器は通常、射出成形により製造される。具体的には、図9に示すように、成形金型130に軸受用樹脂製保持器に対応する環状の空間(以下、キャビティ)140を形成し、このキャビティ140の内周面または外周面に設けた樹脂注入ゲート150から溶融した合成樹脂を注入し、冷却固化することによって製造される。
キャビティ140に注入された溶融樹脂は、注入直後にキャビティ140内を図9において左右方向の二つの流れに分かれて流動し、樹脂注入ゲート150と対向する反対側の位置で再び合流して相互に接合され、ウェルド部100Wが形成される。ウェルド部100Wは溶融樹脂が融着一体化しただけのものであり、溶融樹脂の均一な混合が起こらない。そのため、この様に注入成形された合成樹脂製保持器においては、ウェルド部100Wにおいて強度が低下することがよく知られている。
また、保持器の強度、剛性を向上させるための強化材料として、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の強化繊維を溶融樹脂に添加したものでは、ウェルド部100Wにおいて強化繊維が溶融樹脂の流動方向に対し垂直に配向されるため、補強効果が発現し難い。さらに、ウェルド部100W以外の部分では、強化繊維が溶融樹脂の流動方向に対し平行に配向するため、当該部分とウェルド部との強度差が大きくなってしまう。
このように、注入成形により製造された合成樹脂製保持器は、強度が弱いウェルド部から破損することが多いため、以下に示すような対策がなされてきた。
例えば、特許文献1記載の合成樹脂製保持器の製造方法においては、注入された溶融樹脂の合流箇所に、溶融樹脂が流入可能な樹脂溜まり部をキャビティに設けている。このような構成とすることによって、合流箇所における強化繊維の配向を乱し、ウェルド部の強度向上を図っている。
また、特許文献2記載の注入成形方法では、ピストンを内蔵した樹脂溜まり部を溶融樹脂の分流流路の少なくとも一方に設け、ウェルド部形成後にピストンを前進または後退させることで、ウェルド部における溶融樹脂の移動を生じさせ、ウェルド部の強度向上を図っている。
また、特許文献3記載のプラスチックシールの注入成形方法では、注入された溶融樹脂がキャビティ内を満たしウェルド部が形成された後、樹脂溜まり部に溶融樹脂を流入させることにより、ウェルド部における強化繊維の配向を乱し、該ウェルド部の強度を改善することを図っている。
特許第3666536号公報 特許第2960256号公報 特許第3731647号公報
しかしながら、特許文献1の軸受用樹脂製保持器の製造方法は、キャビティ内の溶融樹脂の合流箇所にのみ樹脂溜まり部を設けているため、ウェルド部の強化繊維の配向の変化が小さく、該ウェルド部の強度向上効果も小さいという欠点があった。さらに、ウェルド部の発生位置を制御することは困難であるため、強度を必要とする部位にウェルド部が形成される場合があり、破損の原因となる虞があった。
また、特許文献2の注入成形方法では、金型構造が複雑であり、金型の動作制御をしなければならなかった。さらに、特許文献3のプラスチックシールの注入成形方法では、ウェルド部の形成後に溶融樹脂を樹脂溜まり部に流入させている。したがって、ウェルド部の発生位置を制御することは困難であり、十分な強度を必要とする部位にウェルド部が形成された場合、仮に当該注入成形方法によってウェルド部の強度が改善されたとしても、ウェルド部以外の部位よりは強度が低いため、破損の原因となる虞があった。
本発明は上述した課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、転がり軸受用の合成樹脂製保持器において、ウェルド部の強度を向上させることが可能な保持器とその製造方法を提供することにある。
本発明の目的は、以下の構成により達成される。
(1)成形金型内に形成した環状のキャビティの内周面または外周面に設けられた少なくとも1つの樹脂注入ゲートから、強化繊維を添加した溶融樹脂を前記キャビティ内に注入することによって成形される、転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法であって、楔形の軸方向断面を有する凹部を前記キャビティの前記内周面または前記外周面に一定間隔で複数箇所に設けたことを特徴とする合成樹脂製保持器の製造方法。
(2)成形金型内に形成した環状のキャビティの内周面または外周面に設けられた少なくとも1つの樹脂注入ゲートから、強化繊維を添加した溶融樹脂を前記キャビティ内に注入することによって成形される転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法であって、楔形の軸方向断面を有する凹部を前記キャビティの前記内周面または前記外周面の周方向の1箇所に設けたことを特徴とする、樹脂製保持器の製造方法。
(3)前記凹部の形状は、前記キャビティの前記凹部を通る軸方向断面において、その外周面を構成する2つの側面のうち一方の側面とその交点における前記内周面または前記外周面との成す角度が、他方の側面とその交点における前記内周面または前記外周面との成す角度より大きいことを特徴とする、(1)または(2)に記載した樹脂製保持器の製造方法。
(4)前記凹部の他方の側面は曲面であり、前記凹部を通る軸方向断面において、前記他方の側面と前記内周面または前記外周面との交点では前記他方の側面は前記内周面または前記外周面に接しており、前記一方の側面に近づくに連れて径方向内側または径方向外側に湾曲していることを特徴とする、(3)に記載した樹脂製保持器の製造方法。
(5)前記凹部の形状は、前記キャビティの前記凹部を通る軸方向断面において、その外周面を構成する2つの側面のうち一方の側面とその交点における前記内周面または前記外周面との成す角度が略90°であることを特徴とする、(3)または(4)に記載した樹脂製保持器の製造方法。
本発明に係る保持器形状を有する成形金型に射出成形機で樹脂を注入する場合、樹脂注入ゲートの直後で溶融樹脂は2つ流路に別れ、一方の流路は溶融樹脂が隅々まで満たされるが、他方の流路においては楔形の空間の頂点近傍に注入当初は樹脂が充填されない。この状態で2つの流路の溶融樹脂が合流するとウェルド部が形成されるが、その後注入が続くと最初に溶融樹脂が行き渡らなかった部分を埋めるようにキャビティ内の溶融樹脂が移動する。その動きによってウェルド部の繊維配向が乱され,ウェルド部の強度が向上する。
本発明によれば、可動金型等の複雑な設備を必要とせず、また樹脂溜まりの樹脂を除去する等の後工程が不要であるので、製造コストの上昇を招くことなく、ウェルド部の強度を改善することができる。
本発明に係る合成樹脂製保持器の製造方法に用いる成形金型の断面図である。 本発明に係る第1の実施形態の説明図であり、キャビティの凹部を通る軸方向断面図である。 (a)は本発明に係る第1の実施形態において、凹部に到達した溶融樹脂が他方の側面に沿って流動する状態を示した模式図である。(b)は溶融樹脂が凹部の頂点近傍に充填されつつ流動している状態を示した模式図である。 (a)は本発明に係る第1の実施形態において、凹部に到達した溶融樹脂が一方の側面から剥離して流動する状態を示した模式図である。(b)は溶融樹脂が凹部の頂点近傍に充填されないで流動している状態を示した模式図である。 (a)は本発明に係る第1の実施形態において、溶融樹脂の注入当初のウェルド部の状態を示した模式図である。(b)は溶融樹脂が凹部の頂点近傍に充填されるのに伴ってウェルド部が移動する様子を示した模式図である。 本発明の第2の実施形態を示した模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る成形金型の断面図である。 本発明に係る凹部をキャビティの内周面に設けた成形金型の断面図である。 従来の合成樹脂製保持器の製造方法に用いる成形金型の断面図である。 一般的な合成樹脂製保持器の斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1実施形態に係る転がり軸受用樹脂製保持器の製造方法では、1点ゲート方式の注入成形を採用している。具体的には、図1に示すように、保持器1の円環状部分11を形成するための成形金型30内にキャビティ40を形成し、その外周面44に設けた樹脂注入ゲート(以下、単にゲートと呼ぶ。)50から、強化繊維を添加した溶融樹脂Gをキャビティ40内に注入し、冷却固化することによって成形される。樹脂材料としては、例えば、46ナイロンや66ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルニトリル(PEN)等の樹脂に、10〜50質量%の強化繊維(例えば、ガラス繊維や炭素繊維)を添加した樹脂組成物が用いられる。
図1に示すように、本発明に係る保持器を製造するための成形金型30内には、内部に形成した環状のキャビティ40の外周面44に対して、楔形の軸方向断面を有する凹部60を複数箇所に設けている。凹部60の体積や個数は必要とするウェルド部Wの移動量に応じて適宜定める。ただし、成形後の保持器の回転バランスを適正に保つため複数の凹部60の形状は全て同一とし、周方向に均等に配置する。
図2はキャビティ40の凹部60を通る軸方向断面である。凹部60の外周面を構成する2つの側面のうち、一方の側面61とキャビティ40の外周面44との交点を点A、
凹部60の他方の側面62と外周面44との交点を点Bとし、凹部60の頂点を点Cとする。点Aにおいて一方の側面61と外周面44との成す角度をαとし、点Bにおいて他方の側面62と外周面44との成す角度をβとする。本発明においてはα>βとなるよう凹部60の形状を決定する。さらに、αの大きさは略90°とするのが望ましい。尚、図の理解を助けるため、図2から図6まではキャビティの曲率を省略して示している。
以下、キャビティ40内に溶融樹脂Gを充填する様子を詳細に説明する。
図1に示すように、ゲート50からキャビティ40内に注入された溶解樹脂Gは、それぞれキャビティ40内を左右に二つの流れとなって流動する。ここで、仮にキャビティ40に凹部60を設けない場合は、ゲート50と対向する反対側Wの位置で二つの流れが合流し、ウェルド部が形成される。しかしながら、本実施例ではキャビティ40の外周面に楔形の凹部60を設けていることにより、以下の効果が発揮される。
ゲート50の直後で溶融樹脂Gは2つ流路に別れるが、その流動方向に対する凹部60の向きによって溶融樹脂Gは異なる挙動を示す。図3は図1においてゲート50を起点として左側の流路における溶融樹脂Gの流れを示したものである。溶融樹脂Gは凹部60の到達するとキャビティ40の断面積が徐々に増加するのに伴って凹部60の他方の側面62に沿うように流動しつつ一方の側面61に衝突する{図3(a)参照}。そのため、凹部60の頂点である点Cの近傍まで溶融樹脂Gが充填され易い{図3(b)参照}。
一方、図1においてゲート50を起点として右側に流れた溶融樹脂Gは、図4に示すように、その流動方向と凹部60の一方の側面61の向きが大きく異なるため、一方の側面61に沿って流れることが困難である。その結果、溶融樹脂Gは一方の側面61から剥離した流れとなり{図4(a)参照}、注入当初は点Cの近傍に十分に樹脂が充填されない状態でキャビティ40内を流動する{図4(b)参照}。
この状態で2つの流路の溶融樹脂Gが合流するとウェルド部Wが形成されるが{図5(a)参照}、その後注入が続くと注入当初に溶融樹脂Gが行き渡らなかった点Cの近傍を埋めるようにキャビティ40内の溶融樹脂Gが移動する{図5(b)参照}。その動きによってウェルド部Wの繊維配向が乱され,ウェルド部Wの強度が向上する。
以上、説明したように本発明によれば、可動金型等の複雑な設備を必要とせず、また樹脂溜まりの樹脂を除去する等の後工程が不要であるので、製造コストの上昇を招くことなく、ウェルド部の強度を改善することができる。
(第2の実施形態)
図6に本発明の第2の実施形態を示す。本実施形態においては、他方の側面62を曲面としている。図6において、他方の側面62と外周面44との交点Bでは他方の側面62は外周面44に接しているが、一方の側面61に近づくに連れて径方向外側に湾曲している。
ウェルド部Wの移動量を大きくするためには凹部60の体積を大きくする必要があるが、第1の実施形態のように他方の側面62が平面である場合、凹部60の体積の増加に伴ってB点における他方の側面62と外周面の成す角度βが増大するため、他方の側面62と外周面44との連続性が失われ、B点において溶融樹脂Gの流れが剥離する虞がある。B点において溶融樹脂Gの流れが剥離すると点C近傍に樹脂が十分に充填されず、左右の流路で充填状態に差が生じにくくなり、本発明の効果が発揮されない可能性がある。
本実施形態によれば、B点において他方の側面62と外周面44との連続性を保つことができるため、凹部60の体積を大きくした場合でも溶融樹脂Gの流れが剥離するのを防ぐことができる。
(第3の実施形態)
図7に本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態においては、凹部60を周方向の1箇所のみとしていることを特徴とする。本実施形態によればウェルド部Wの移動量は小さいが、製造に必要な樹脂の量が少なくて済むので製造コストや重量の増加を抑えることができる。
以上の説明では凹部60をキャビティ40の外周面44に設けているが、図8に示すように内周面42に設けた場合でも同様の効果を発揮する。
1 保持器
11 円環状部分
30 130 成形金型
40、140 キャビティ
42 キャビティの内周面
44 キャビティの外周面
50、150 樹脂注入ゲート
60 凹部
61 一方の側面
62 他方の側面
W、100W ウェルド部
G 溶融樹脂

Claims (5)

  1. 成形金型内に形成した環状のキャビティの内周面または外周面に設けられた少なくとも1つの樹脂注入ゲートから、強化繊維を添加した溶融樹脂を前記キャビティ内に注入することによって成形される、転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法であって、楔形の軸方向断面を有する凹部を前記キャビティの前記内周面または前記外周面に一定間隔で複数箇所に設けたことを特徴とする合成樹脂製保持器の製造方法。
  2. 成形金型内に形成した環状のキャビティの内周面または外周面に設けられた少なくとも1つの樹脂注入ゲートから、強化繊維を添加した溶融樹脂を前記キャビティ内に注入することによって成形される転がり軸受用合成樹脂製保持器の製造方法であって、楔形の軸方向断面を有する凹部を前記キャビティの前記内周面または前記外周面の周方向の1箇所に設けたことを特徴とする、合成樹脂製保持器の製造方法。
  3. 前記凹部の形状は、前記キャビティの前記凹部を通る軸方向断面において、その外周面を構成する2つの側面のうち一方の側面とその交点における前記内周面または前記外周面との成す角度が、他方の側面とその交点における前記内周面または前記外周面との成す角度より大きいことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載した合成樹脂製保持器の製造方法。
  4. 前記凹部の前記他方の側面は曲面であり、前記凹部を通る軸方向断面において、前記他方の側面と前記内周面または前記外周面との交点では前記他方の側面は前記内周面または前記外周面に接しており、前記一方の側面に近づくに連れて径方向内側または径方向外側に湾曲していることを特徴とする、請求項3に記載した合成樹脂製保持器の製造方法。
  5. 前記凹部の形状は、前記キャビティの前記凹部を通る軸方向断面において、その外周面を構成する2つの側面のうち一方の側面とその交点における前記内周面または前記外周面との成す角度が略90°であることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載した合成樹脂製保持器の製造方法。
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