JP2014156744A - サイディングの留め付け金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】建造物の壁面に設けた下地部材にサイディングを取り付けるための留め付け金具1において、サイディング支持部5を簡単な構成で補強する。
【解決手段】折り曲げ加工により凸状に突出させた縦長のサイディングの当て面4a、4bを有する一対のサイディング当て部4と、一対の当て部間の上側部分に形成され、下地部材に金具を取り付けるための矩形の基板部3と、基板部3の下端に繋がっており、当て部4間に挟まれた矩形の金属板を打ち抜き、該打ち抜いた金属板を下端で谷折りした水平面部5a及び水平面部の先端を上下に折り曲げた立ち上がり部及び立ち下がり部5b〜5dを含む、支持部5を備えた留め付け金具1において、当て部4は、水平面部5aの下側に、当て部4の一部を切り起こして形成した、水平面部5aの下側を両側から支える2つの補強部4f、4gを有している。この簡単な構成の補強部4f、4gによって、水平面部5aを支えて支持部5を補強することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物に外壁材のサイディングを取り付ける際に用いる留め付け金具に関する。
建築物の外壁の形成法として、外壁の輪郭に沿って間隔を開けて立設されている多数の間柱の外側に防水紙を張り、防水紙を介して各間柱に留め付け金具を直接又は間接に取り付け、留め付け金具にサイディングを取り付けて積み上げてゆく工法が知られている。
留め付け金具は、金属板に打ち抜き加工及び折り曲げ加工等のプレス加工を施して形成した金具である。留め付け金具は、防水紙を介して間柱に直接取り付けて、又は防水紙を介して間柱に縦又は横向きに取り付けられた縦胴縁又は横胴縁と呼ばれる下地部材に取り付けて用いられる。
留め付け金具は、その両側に縦長の凸状に突出させたサイディング当て面を有する一対のサイディング当て部と、一対の当て部間の領域上部に形成され、下地部材に金具を取り付けるための矩形の基板部と、サイディング支持部と、を有している。一対のサイディング当て部は、基板部の両端に繋がっている縦長の矩形の金属板を縦方向の折り目に沿って折り曲げて凸状に突出させた形状を有している。サイディング支持部は、基板部の下端に繋がっており、一対のサイディング当て部に挟まれた位置にある矩形の金属板を下端に沿って水平に折り曲げた水平面部を含んでいる。さらに、サイディング支持部は、サイディングを系止するため水平面部の先端を分割して上下に折り曲げた立ち上がり部及び立ち下がり部を含んでいる。
間柱に直接取り付けるタイプの留め付け金具(通気金具)には、水平面部の下側をプレス加工により形成した突起により支えてサイディング支持部を補強したものがある(特許文献1)。詳しくは、突起は、サイディング当て部の面の内、サイディング支持部側にある面(側板部)の中程に、プレス加工により形成したものである。
実用新案登録第3159142号公報
縦胴縁又は横胴縁の上に取り付けるタイプの留め付け金具(胴縁使用型留め付け金具)について考える。胴縁使用型留め付け金具は、防水紙とサイディングの間に直接取り付け型留め付け金具使用時と同じ通気用間隙を形成するのに必要な側板部の幅、即ちサイディング当て部の金属板の折り曲げ量を、胴縁の厚みの分だけ少なくでき、使用する金属材料を少なくできる。近年この胴縁使用型留め付け金具を用いる工法がある。しかし、側板部の幅が少ないと、突起をプレス加工により形成するのが難しくなる。このため、胴縁使用型留め付け金具は、突起をプレス加工により形成する代わりに、材料の厚みを厚くしてサイディング支持部の強度を確保していた。
本発明は、従来例の胴縁使用型留め付け金具が有している問題を解決するためになされたものであり、材料の厚みを厚くすること無く、簡単な構成で水平面部を補強した留め付け金具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、建造物の壁面に設けた下地部材にサイディングを取り付けるための留め付け金具において、前記金具は、矩形の金属板の両側を折り曲げて形成され、サイディング留め付け時にサイディングに当接される縦長のサイディング当て面を有する一対のサイディング当て部と、前記一対のサイディング当て部間の、サイディング当て部の上端から下端の途中までの範囲に形成され、前記下地部材に前記金具を取り付けるためのビス又は釘用の孔を有している矩形の基板部と、前記基板部の下端に繋がっており前記一対のサイディング当て部に挟まれた水平面部とされる部分及び当該部分の先端側に繋がって立ち上がり又は立ち下がりされる部分を打ち抜き、前記水平面部とされる部分を水平となるように折り曲げて形成した水平面部、及び前記立ち上がり又は立ち下がりされる部分を上下に折り曲げて形成した立ち上がり部及び立ち下がり部を有する、サイディング支持部と、を備え、前記サイディング支持部の水平面部は、前記一対のサイディング当て部間に前記基板部の下端に繋がっている側が幅狭とされた幅狭部分と、当該幅狭部分に繋がる幅広とされた幅広部分とを有し、前記サイディング当て部は、前記基板部の両端に沿う縦長の折り目に沿って金属板を谷折りして立ち上げ、さらに、その所定高さ位置にて縦長の折り目に沿って山折りし、さらに、所定間隔位置にて縦長の折り目に沿って山折りすることにより前記サイディング当て面を形成し、前記サイディング支持部の幅狭部分の両側方に位置する前記谷折りして立ち上げた部位を前記水平面部の下面に当接するように切り起こして前記水平面部の下側を両側から支える補強部を形成したことを特徴とする。
前記補強部は、その上端縁部が前記サイディング支持部の水平面部の下面を下方側から支えることができるように、前記サイディング当て面と同じ高さ面になるように切り起こしたものであることが好ましい。
また、上記目的を達成するために本発明は、建造物の壁面に設けた下地部材にサイディングを取り付けるための留め付け金具において、前記金具は、矩形の金属板の両側を折り曲げて形成され、サイディング留め付け時にサイディングに当接される縦長のサイディング当て面を有する一対のサイディング当て部と、前記一対のサイディング当て部間の、サイディング当て部の上端から下端の途中までの範囲に形成され、前記下地部材に前記金具を取り付けるためのビス又は釘用の孔を有している矩形の基板部と、前記基板部の下端に繋がっており前記一対のサイディング当て部に挟まれた水平面部とされる部分及び当該部分の先端側に繋がって立ち上がり又は立ち下がりされる部分を打ち抜き、前記水平面部とされる部分を水平となるように折り曲げて形成した水平面部、及び前記立ち上がり又は立ち下がりされる部分を上下に折り曲げて形成した立ち上がり部及び立ち下がり部を有する、サイディング支持部と、を備え、前記サイディング支持部の水平面部は、前記一対のサイディング当て部間に前記基板部の下端に繋がっている側が幅狭とされた幅狭部分と、当該幅狭部分に繋がる幅広とされた幅広部分とを有し、前記サイディング当て部は、前記基板部の両端に沿う縦長の折り目に沿って金属板を谷折りして立ち上げ、さらに、その所定高さ位置にて縦長の折り目に沿って山折りし、さらに、所定間隔位置にて縦長の折り目に沿って山折りすることにより前記サイディング当て面を形成し、前記サイディング支持部の幅狭部分の両側方に位置する前記谷折りして立ち上げる部位には、前記所定高さ位置にまで予め切り込みが入れられており、この所定高さ位置にて縦長の折り目に沿って山折りすることにより、前記水平面部の下面に当接して前記水平面部の下側を両側から支える補強部を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、水平面部の下面を両側のサイディング当て部側から支える補強部を備えたことで、サイディング当て部の壁面に突起を形成することなく、また、厚みを厚くすることなく、非常に簡単な構成で、確実に水平面部を補強することができる。
本発明の実施形態に係る留め付け金具の斜視図。 同留め付け金具を裏側から見た斜視図。 (a)は同留め付け金具の正面図、(b)は同金具を下地部材に取り付けた状態の右側面図、(c)は同金具の底面図。 同留め付け金具に用いられる金属板の打ち抜き加工状態を示す平面図。
本発明のサイディングの留め付け金具は、その両側に折り曲げ加工により凸状に突出させた縦長の一対のサイディングの当て面を有するサイディング当て部と、該当て部間の上側部分に形成され、下地部材に金具を取り付けるための矩形の基板部と、基板部の下部で繋がっているサイディング支持部とを備える。サイディング支持部は、基板部に対し谷折りして形成した水平面部及び該水平面部の先端を分割し、折り曲げて形成した立ち上がり部及び立ち下がり部を有している。サイディング支持部は、水平面部の下側の位置に、サイディング当て部の一部を切り起こして形成した、水平面部の下側を両側から支える補強部を有していることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るサイディングの留め付け金具1について添付の図面を参照しつつ説明する。図1及び図2は、サイディングの留め付け金具1の表側及び裏側をそれぞれ示す。留め付け金具1は、外壁の輪郭に沿って間隔を開けて立設されている多数の間柱の外側に張られた防水紙を介して、間柱に縦又は横向きに取り付けられた縦胴縁又は横胴縁と呼ばれる下地部材B(図3(b)参照)に取り付けて用いる金具(胴縁使用型留め付け金具)である。
留め付け金具1は、矩形の金属板に打ち抜き加工及び折り曲げ加工等のプレス加工を施すことによって形成される。留め付け金具1は、該金具を下地部材Bに取り付けるためのビス又は釘用の孔2を有する矩形状の基板部3と、基板部3からサイディングまでの距離を所望値に設定する一対のサイディング当て部4(以下、当て部と略記)と、サイディング支持部5(以下、支持部と略記)と、を有している。
一対の当て部4は、基板部3を両側から挟み、サイディングに当接することによって、基板部3からサイディングまでの距離を所望値に設定するサイディング当て面4a、4b(以下、当て面と略記)を有している。基板部3は、一対の当て部4間の上側部分、即ち上端から下端の途中までの範囲に形成されている。
当て面4a、4bは、矩形の金属板の両側の縦長の矩形部分を、それぞれ縦方向の折り目f1、f2、f3に沿って基板部3近くの位置から谷折り、山折り、山折りの順に折り曲げて凸状に突出させたものである。詳しくは、当て面4a、4bは、縦長の矩形部分を折り目f1で谷折りした後、基板部3からサイディングまでの距離が所望値となる高さにある折り目f2で山折りし、さらに、所定間隔位置にある折り目f3で山折りすることによって形成される。一対の当て部4の下端は、下端部材4eによって繋がっている。
支持部5は、基板部3の下端3aに沿って前方(図中上向き)に突出している。支持部5は、次の手順で形成される。まず、矩形の金属板内部において、基板部3の下端3aに繋がっており、一対の当て部4に挟まれた水平面部となる部分及び当該部分の先端側に繋がって立ち上がり又は立ち下がりされる部分を打ち抜き加工する。次に、水平面部とされる部分を水平となるように下端3aに沿って水平に谷折りして水平面部5aを形成する。水平面部5aは、一対の当て部4間に基板部3の下端に繋がっている側が幅狭とされた幅狭部分5eと、幅狭部分5eに繋がる幅広とされた幅広部分5fとを有している(詳しくは図4を参照)。次に、立ち上がり又は立ち下がりされる部分を上下に折り曲げて立ち上がり部5b、5c及び立ち下がり部5dを形成する。立ち上がり部5b、5cは、水平面部5aの先端を3分割した内の両端の2つの先端部分を上側に折り曲げたものであり、立ち下がり部5dは、中心の1つの先端部分を下側に折り曲げたものである。
一対の当て部4は、該当て部4を構成する折り曲げ面の内、支持部5側にある面(側板部)を、当て面4a、4bと同じ高さ面になるように(図2に矢印50で示す方向に)切り起こして形成した、2つの補強部4f、4gを有している。2つの補強部4f、4gは、水平面部5aの下側を両側から支えて支持部5を補強する。側板部の内、切り起こす部分は、打ち抜き加工する際に水平面部5aの幅狭部分5eに対向していた部分の一部又は全部である。
図3(a)(b)(c)は、留め付け金具1を示す。図3(b)に示す右側面図には、留め付け金具1の使用状態の理解の容易のため、上下に位置するサイディングA1、A2と、留め付け金具1を取り付ける下地部材Bの断面図を点線で示す。留め付け金具1の寸法は、例えば、幅Wが56mm、高さH1が52mm、当て部4の当て面4a、4bの高さH2が約6mm、補強部4f、4gの長さLが約6mmである。補強部4f、4gは、サイディングA1(上)の下端を受ける2つの立ち上がり部5b、5cに繋がっている水平面部5aの下側を支える。補強部4f、4gは、当て面4a、4bより僅かに下側の位置から、点線で示すように同一面の位置までの範囲内にあり、サイディングA2(下)の上端を支持部5の立ち下がり部5dに系止することを妨げない。
以上に説明したように、留め付け金具1は、当て部4の側板部の一部を切り起こした極めて簡単な構造の補強部4f、4gによって、金属板の厚みを増すことなく、水平面部5aの下側を補強することができる。また、当て部4を構成する当て面4a、4bの内、側板部の中程にプレス加工によって水平面部5aの下側を支える突起を形成する場合に比べて水平面部5aの先端寄りの位置を支え、より効率良く水平面部5aを補強することができる。
図4は、留め付け金具1に用いる金属板10の打ち抜き加工状態を示す。留め付け金具1は、矩形の金属板10を打ち抜き加工し、ビス又は釘用の孔2を開け、基板部3及び下端部材4eの長手方向の強度を補うためそれぞれ一点鎖線で示す個所が凸状になるようにプレス加工を施した状態のものである。金属板10は、基板部3を中心に、基板部3及び下端部材4eの両側に繋がっており、右上がりの斜線を付して示す当て部4形成用の矩形部分4h、4iと、基板部3の下側に繋がっており左上がりの斜線で示す支持部5形成用の矩形部分5gと、を備えている。
矩形部分4h、4iには、2つの補強部4f、4gが打ち抜き加工により形成されている。前述したように、当て部4は、矩形部分4h、4iを折り曲げ線f1で谷折りして側板部の面を形成し、さらに、折り曲げ線f2、f3で山折りすることにより当て面4a、4bを形成することにより形作る。本実施形態においては、当て面4a、4bを形成するため折り曲げ線f2で山折りされた2つの補強部4f、4gを、当て面4a、4bと同じ高さ面になるまで起こす。なお、2つの補強部4f、4gは、当て面4a、4bを形成後に、側板部に切り込みを入れ、補強部4f、4gとなる部分を起こすことによって形成しても良い。何れの工法も側板部を切り起こして補強部4f、4gを形成することを意味する。
支持部5は、矩形部分5gを折り曲げ線f4で谷折りして水平面部5aを形成し、折り曲げ線f5、f6で谷折りして立ち上がり部5b、5cを形成し、折り曲げ線f7で山折りして立ち下がり部5dを形成することにより形作る。水平面部5aは、両側に2つの補強部4f、4gを形成するため幅狭となっている幅狭部分5eと、この幅狭部分5eに繋がる幅広の矩形の幅広部分5fとを有している。幅広部分5fを設けることにより、立ち上がり部5b、5cがサイディングA1と接する部分の面積を広くして、サイディングA1を安定して支持することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、留め付け金具1を製造する際に、支持部5を折り曲げて形成できるという条件を満たす限りにおいて、補強部4f、4gを折り曲げ線f2で折り曲げずに一対の当て部4を形成してもよい。
詳しくは、サイディング支持部の幅狭部分5eの両側方に位置する折り曲げ線f1で谷折りして立ち上げる側板部の部位には、次の折り曲げ線f2までの所定高さ位置にまで予め切り込みを入れておく(図4を参照)。当て面4a、4bを形成する際、この所定高さ位置にて補強部4f、4gとなる部分以外の部分を縦長の折り曲げ線f2に沿って山折りすることにより、水平面部5aの下面に当接して水平面部5aの下側を両側から支える補強部4f、4gを形成する。
この場合、補強部4f、4gは、折り曲げた跡が無く、当て面4a、4bと完全に同一面上に伸びた形状を有している。補強部4f、4gは、折り曲げた後に再び元の状態に戻す作業による金属疲労が少ない分、優れた強度を有する。
また、一対の当て部4の形状の変形例として、図1に示した折り目f3で折り曲げない場合がある。
本発明は、一対の当て部4の側板部の幅、即ち金属板の折り曲げ量の少ない留め付け金具に好適なものであるが、本発明はこれに限らず、側板部の幅の比較的大きな留め付け金具にも当然用いることができる。
本発明は、サイディングを取り付ける場合だけでなく、サイディングに類似する板状の壁料を下地部材へ取り付ける際に使用する金具に用いることができる。このような金具は、留め付け金具1に含まれるものとし、サイディングに類似する板状の壁材は、サイディングに含まれるものとする。
1 留め付け金具
2 孔
3 基板部
4 サイディング当て部
4a、4b サイディング当て面
4f、4g 補強部
5 サイディング支持部
5a 水平面部
5b、5c 立ち上がり部
5d 立ち下がり部
5e 幅狭部分
5f 幅広部分

Claims (3)

  1. 建造物の壁面に設けた下地部材にサイディングを取り付けるための留め付け金具において、
    前記金具は、
    矩形の金属板の両側を折り曲げて形成され、サイディング留め付け時にサイディングに当接される縦長のサイディング当て面を有する一対のサイディング当て部と、
    前記一対のサイディング当て部間の、サイディング当て部の上端から下端の途中までの範囲に形成され、前記下地部材に前記金具を取り付けるためのビス又は釘用の孔を有している矩形の基板部と、
    前記基板部の下端に繋がっており前記一対のサイディング当て部に挟まれた水平面部とされる部分及び当該部分の先端側に繋がって立ち上がり又は立ち下がりされる部分を打ち抜き、前記水平面部とされる部分を水平となるように折り曲げて形成した水平面部、及び前記立ち上がり又は立ち下がりされる部分を上下に折り曲げて形成した立ち上がり部及び立ち下がり部を有する、サイディング支持部と、を備え、
    前記サイディング支持部の水平面部は、前記一対のサイディング当て部間に前記基板部の下端に繋がっている側が幅狭とされた幅狭部分と、当該幅狭部分に繋がる幅広とされた幅広部分とを有し、
    前記サイディング当て部は、前記基板部の両端に沿う縦長の折り目に沿って金属板を谷折りして立ち上げ、さらに、その所定高さ位置にて縦長の折り目に沿って山折りし、さらに、所定間隔位置にて縦長の折り目に沿って山折りすることにより前記サイディング当て面を形成し、前記サイディング支持部の幅狭部分の両側方に位置する前記谷折りして立ち上げた部位を前記水平面部の下面に当接するように切り起こして前記水平面部の下側を両側から支える補強部を形成したことを特徴とするサイディングの留め付け金具。
  2. 前記補強部は、その上端縁部が前記サイディング支持部の水平面部の下面を下方側から支えることができるように、前記サイディング当て面と同じ高さ面になるように切り起こしたものであることを特徴とする、請求項1に記載のサイディングの留め付け金具。
  3. 建造物の壁面に設けた下地部材にサイディングを取り付けるための留め付け金具において、
    前記金具は、
    矩形の金属板の両側を折り曲げて形成され、サイディング留め付け時にサイディングに当接される縦長のサイディング当て面を有する一対のサイディング当て部と、
    前記一対のサイディング当て部間の、サイディング当て部の上端から下端の途中までの範囲に形成され、前記下地部材に前記金具を取り付けるためのビス又は釘用の孔を有している矩形の基板部と、
    前記基板部の下端に繋がっており前記一対のサイディング当て部に挟まれた水平面部とされる部分及び当該部分の先端側に繋がって立ち上がり又は立ち下がりされる部分を打ち抜き、前記水平面部とされる部分を水平となるように折り曲げて形成した水平面部、及び前記立ち上がり又は立ち下がりされる部分を上下に折り曲げて形成した立ち上がり部及び立ち下がり部を有する、サイディング支持部と、を備え、
    前記サイディング支持部の水平面部は、前記一対のサイディング当て部間に前記基板部の下端に繋がっている側が幅狭とされた幅狭部分と、当該幅狭部分に繋がる幅広とされた幅広部分とを有し、
    前記サイディング当て部は、前記基板部の両端に沿う縦長の折り目に沿って金属板を谷折りして立ち上げ、さらに、その所定高さ位置にて縦長の折り目に沿って山折りし、さらに、所定間隔位置にて縦長の折り目に沿って山折りすることにより前記サイディング当て面を形成し、前記サイディング支持部の幅狭部分の両側方に位置する前記谷折りして立ち上げる部位には、前記所定高さ位置にまで予め切り込みが入れられており、この所定高さ位置にて縦長の折り目に沿って山折りすることにより、前記水平面部の下面に当接して前記水平面部の下側を両側から支える補強部を形成したことを特徴とするサイディングの留め付け金具。
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