JP2014156664A - 弾性繊維用処理剤、弾性繊維の処理方法及び弾性繊維 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨潤、着色、綾落ち、張力変動等を防止し、優れた風合いの弾性繊維を得ることができる弾性繊維用処理剤、これを用いた弾性繊維の処理方法及びかかる処理方法によって得られる弾性繊維を提供する。
【解決手段】アロマ成分の含有量が1%未満、またナフテン成分の含有量が10〜30%の鉱物油を含有し、且つ全体の30℃における動粘度が2〜50mm/sである弾性繊維用処理剤を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は弾性繊維用処理剤、弾性繊維の処理方法及び弾性繊維に関し、更に詳しくは、膨潤、着色、綾落ち、張力変動等を防止し、優れた風合いの弾性繊維を得ることができる弾性繊維用処理剤、これを用いた弾性繊維の処理方法及びかかる処理方法によって得られる弾性繊維に関する。
従来、弾性繊維用処理剤として、シリコーン油、鉱物油、エステル油等の潤滑剤に金属石鹸を併用したもの(例えば特許文献1参照)、同様の潤滑剤にポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノシリコーンレジン等を添加したもの(例えば特許文献2及び3参照)、特定の鉱物油を使用したもの(例えば特許文献4参照)等が提案されている。
しかし、これら従来の弾性繊維用処理剤には、膨潤、着色、綾落ち、張力変動等を防止し、優れた風合いの弾性繊維を得る上で、いずれかの点に重大な欠点があるという問題がある。
特公昭41−286号公報 特開平9−268477号公報 特開2004−060135号公報 特開2005−325497号公報
本発明が解決しようとする課題は、膨潤、着色、綾落ち、張力変動等を防止し、優れた風合いの弾性繊維を得ることができる弾性繊維用処理剤、これを用いた弾性繊維の処理方法及びかかる処理方法によって得られる弾性繊維を提供する処にある。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく研究した結果、弾性繊維用処理剤としては、特定の比率でアロマ成分とナフテン成分を含有する鉱物油を用いた特定粘度のものが正しく好適であることを見出した。
すなわち本発明は、アロマ成分の含有量が1質量%未満、またナフテン成分の含有量が10〜30質量%の鉱物油を含有し、且つ全体の30℃における動粘度が2〜50mm/sであることを特徴とする弾性繊維用処理剤に係る。また本発明は、かかる弾性繊維用処理剤を用いた弾性繊維の処理方法及びかかる処理方法によって得られる弾性繊維に係る。
まず、本発明に係る弾性繊維処理剤(以下、本発明の処理剤という)について説明する。本発明の処理剤は、特定の鉱物油を含有するものであり、且つ全体の動粘度が特定の範囲にあるものである。
尚、本発明において、鉱物油中のアロマ成分及びナフテン成分の定性と含有量は、ASTMのD3238に規定されたn−d−M法による環分析により行ない、アロマ成分、ナフテン成分の含有量はここに記載されているC%、C%の値である。
本発明の処理剤に供する鉱物油は、鉱物油中のアロマ成分の含有量が1%未満であり、またナフテン成分の含有量が10〜30%のものであるが、なかでもナフテン成分の含有量が10〜23%のものが好ましい。鉱物油はかかる条件を満たすものであれば、1種又は2種以上を用いることができる。アロマ成分、ナフテン成分の含有量が前記の範囲内にある鉱物油を用いると、弾性繊維の膨潤や着色等が抑えられ、品質低下が起こらない。
本発明の処理剤は、30℃における動粘度が2〜50mm/sのものであるが、5〜40mm/sのものが好ましい。30℃における動粘度が2mm未満であると、そのような処理剤を弾性繊維に付着させる際に飛散が起き易くなり、逆に30℃における動粘度が50mmを超えると、そのような処理剤を弾性繊維に付着させても良好な平滑性が得られ難くなる。尚、本発明において、かかる動粘度は、JIS−K2283(石油製品動粘度試験方法)に記載されたキャノンフェンスケ粘度計を用いた方法で測定される値である。
本発明の処理剤は、処理剤中の鉱物油の含有割合を特に制限するものではないが、鉱物油、シリコーン油及びエステル油から選ばれるものを含有し且つ鉱物油を含有するものを90〜99.99質量%及び有機リン酸エステルアルカリ金属塩を0.01〜10質量%(合計100質量%)の割合で含有し、且つ該有機リン酸エステルアルカリ金属塩が、下記の化1で示される有機リン酸エステルAのアルカリ金属塩/下記の化2で示される有機リン酸エステルBのアルカリ金属塩=10/90〜50/50(質量比)の割合から成るものが好ましく、なかでも鉱物油を40質量%以上含有するものがより好ましい。
Figure 2014156664
化1において、
:炭素数10〜22の直鎖又は分岐炭化水素基
X:炭素数2〜4のアルキレン基
a:1〜8の整数
b:1又は2
Figure 2014156664
化2において、
:炭素数10〜22の分岐炭化水素基
c:1又は2
本発明の処理剤に使用されるシリコーン油としては、1)繰り返し単位がジメチルシロキサン単位から成るポリジメチルシロキサン類、2)繰り返し単位がジメチルシロキサン単位と炭素数2〜4のアルキル基を含むジアルキルシロキサン単位とから成るポリジアルキルシロキサン類、3)繰り返し単位がジメチルシロキサン単位とメチルフェニルシロキサン単位とから成るポリシロキサン類等が挙げられるが、なかでもポリジメチルシロキサンが好ましい。かかるシリコーンは1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の処理剤に使用されるエステル油としては、1)ブチルステアラート、オクチルステアラート、オレイルラウラート、オレイルオレアート、イソトリデシルステアラート、イソペンタコサニルイソステアラート等の脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステル、2)1,6−ヘキサンジオールジデカノアート、トリメチロールプロパンモノオレアートモノラウラート、トリメチロールプロパントリラウラート、ひまし油等の脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステル、3)アジピン酸ジラウリル、アゼライン酸ジオレイル等の脂肪族1価アルコールと脂肪族多価カルボン酸とのエステル等が挙げられるが、なかでもオクチルステアラートやイソトリデシルステアラート等の脂肪族1価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステルであって総炭素数15〜40のエステル、トリメチロールプロパントリラウラート、ひまし油等の脂肪族多価アルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステルであって総炭素数15〜40のエステルが好ましい。かかるエステル油は1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の処理剤に使用される有機リン酸エステルアルカリ金属塩において、化1で示される有機リン酸エステルAとしては、Rがデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ドコシル基、9−ヘキサデセニル基、cis−オクタデセニル基、11−オクタデセニル基、cis,cis−9,12−オクタデカジエニル基等の直鎖炭化水素基、又はイソトリデシル基、イソウンデシル基、イソドデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘプタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基、イソイコシル基、イソドコシル基等の分岐炭化水素基であり、Xが1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールから水酸基を除いた残基である場合のものが挙げられる。また化2で示される有機リン酸エステルBとしては、Rがイソトリデシル基、イソウンデシル基、イソドデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘプタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル基、イソイコシル基、イソドコシル基等の分岐炭化水素基である場合のものが挙げられる。これらの有機リン酸エステルアルカリ金属塩は1種又は2種以上を用いることができる。
以上説明した本発明の処理剤に供する鉱物油、シリコーン油、エステル油、有機リン酸エステルアルカリ金属塩は、いずれも公知の手段によって容易に得ることができる。
本発明の処理剤には、本発明の効果を損なわない範囲内にて、必要に応じ他の成分を併用することもできる。かかる他の成分としては、アミノ変性ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、カルボキシ変性ポリジメチルシロキサン、エポキシ変性ポリジメチルシロキサン、メルカプト変性ポリジメチルシロキサン、アルキル変性ポリジメチルシロキサン等の変性シリコーンオイルやシリコーンレジン、非イオン性界面活性剤や高級アルコールに代表されるつなぎ剤、イオン性界面活性剤に代表される帯電防止剤、濡れ性向上剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、平滑剤、帯電防止剤、防腐剤等、繊維用処理剤として公知の成分が挙げられる。
本発明の処理剤の調製それ自体には、公知の方法を適用できる。
次に、本発明に係る弾性繊維の処理方法(以下、本発明の処理方法という)について説明する。本発明の処理方法は、以上説明したような本発明の処理剤を、希釈することなくニートの状態で、弾性繊維の紡糸工程において、弾性繊維に付着させる方法である。付着方法としては、ローラー給油法、ガイド給油法、スプレー給油法等の公知の方法が適用できる。弾性繊維に対する処理剤の付着量は、1〜10質量%となるようにする。弾性繊維の形態は特に制限されず、フィラメント系弾性繊維、スパン系弾性繊維のいずれにも使用できる。
本発明の処理方法では、弾性繊維の紡糸原液を紡糸後に、本発明の処理剤を付着させる。この場合の紡糸方法としては、乾式紡糸法、溶融紡糸法、湿式紡糸法等が挙げられるが、なかでも乾式紡糸法が好ましい。
最後に、本発明に係る弾性繊維(以下、本発明の弾性繊維という)について説明する。本発明の弾性繊維は、本発明の製造方法により得られる弾性繊維である。弾性繊維の種類、繊度に制限はなく、種類としてはポリエステル系弾性繊維、ポリアミド系弾性繊維、ポリオレフィン系弾性繊維、ポリウレタン系弾性繊維等が挙げられるが、なかでもポリウレタン系弾性繊維が好ましい。
以上説明した本発明によると、膨潤、着色、綾落ち、張力変動等を防止し、優れた風合いの弾性繊維を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
試験区分1(弾性繊維用処理剤の調製)
・実施例1
表2に記載した有機リン酸エステル(P1−2)1部と、表2に記載した有機リン酸エステル(P2−6)2部を混合して均一にしたものに、表1に記載した鉱物油(A−1)97部を加えて均一になるまで混合し、実施例1の処理剤を調製した。
・実施例2〜10、比較例1〜12
実施例1と同様にして、表2に記載した有機リン酸エステル、表1に記載した鉱物油、表3の脚注に記載したエステル油、シリコーン油を混合し、実施例2〜10、比較例1〜12の処理剤を調製した。調製した各例の処理剤の内容を表3にまとめて示した。
試験区分2(弾性繊維用処理剤の評価)
処理剤の安定性、膨潤防止性、着色防止性を下記のように評価し、結果を表4にまとめて示した。
・処理剤の安定性の評価
調製した各例の処理剤を100mlガラス製容器に入れ、25℃で1週間静置後の外観を下記の基準で評価した。
○:透明状態を保っていた。
×:濁りが見られた。
・膨潤防止性の評価
厚さ1mm、1辺20mmの正方形のポリウレタンフィルムを作製し、重量(重量A)を測定した後、40℃の処理剤100ml中に1週間浸漬した。その後、ポリウレタンフィルムを取り出し、良く処理剤を拭いた後、重量(重量B)を測定し、下記の数1により重量変化率を求め、膨潤防止性を下記の基準で評価した。
Figure 2014156664
○:重量変化率が0〜5%
×:重量変化率が5%以上
・着色防止性の評価
厚さ1mm、1辺20mmの正方形のポリウレタンフィルムを作製し、色彩色差計(MINOLTA社製の色彩色差計CR−300)でb値を測定した後、40℃の処理剤100ml中に1週間浸漬した。その後、ポリウレタンフィルムを取り出し、良く処理剤を拭いた後、同じ部分のb値を同色差計で測定した。浸漬前後のb値の差から着色防止性を下記の基準で評価した。
○:b値の差が1未満。
×:b値の差が1以上。
試験区分3(弾性繊維用処理剤の評価その2)
乾式紡糸法によりポリウレタン系弾性繊維を製造し、風合い、綾落ち防止性、張力変動防止性を下記のように評価した。結果を表4にまとめて示した。
・乾式紡糸法によるポリウレタン系弾性繊維の製造
先ず、分子量2900のテトラメチレンエーテルグリコール、ビス−(p−イソシアネートフェニル)−メタン及びエチレンジアミンからなるポリウレタンのN、N’−ジメチルアセトアミド(以下、DMAcと略記する)溶液(35%)を重合し、ポリマ溶液Aとした。
次に、t−ブチルジエタノールアミンとメチレン−ビス−(4−シクロヘキシルイソシアネート)との反応によって生成せしめたポリウレタン(デュポン社製の商品名メタクロール(登録商標)2462)と、p−クレゾールとジビニルベンゼンの縮合重合体(デュポン社製の商品名メタクロール(登録商標)2390)との2対1(質量比)の混合物を用い、この混合物のDMAc溶液(35%)を調製し、添加剤溶液Bとした。
前記のポリマ溶液Aを96部、前記の添加剤溶液Bを4部の割合で均一に混合し、紡糸原液とした。
こうして得られた紡糸溶液を用いて、公知のスパンデックスで用いられる乾式紡糸法により、単糸数56本からなる560dtexのポリウレタン系弾性糸を紡糸し、巻き取り前のオイリングローラーから、試験区分1で調製した表3に記載の実施例1〜10、比較例1〜12の処理剤を、そのままニートの状態でローラー給油した。かくしてローラー給油したものを、巻き取り速度500m/分で、長さ115mmの円筒状紙管に、巻き幅104mmを与えるトラバースガイドを介して、サーフェイスドライブの巻取機を用いて巻き取り、乾式紡糸法によるポリウレタン系弾性繊維のパッケージを得た。各例の処理剤の付着量の調節は、オイリングローラーの回転数を調整することで行なった。こうして得られた乾式紡糸法によるポリウレタン系弾性繊維のパッケージを下記の測定及び評価に供した。
・風合いの評価
乾式紡糸法によるポリウレタン系弾性繊維のパッケージから、10gの糸を剥ぎ取り、10名の被験者が手触りし、風合いを下記の基準で評価した。尚、評価には最も人数の多かった基準を採用した。
◎:非常に滑り感があり、風合いが良い。
○:滑り感があり、風合いが良い。
×:滑り感が無く、風合いが悪い。
・綾落ち防止性の評価
乾式紡糸法によるポリウレタン系弾性繊維パッケージを、送り出し速度20m/分、巻き取り速度40m/分で1000m巻き取ったときのパッケージの綾落ちによる断糸の回数を測定し、綾落ち防止性を下記の基準で評価した。
○:綾落ちによる断糸が2回未満
×:綾落ちによる断糸が3回以上
・張力変動防止性の評価
摩擦測定メーター(エイコー測器社製の商品名SAMPLE FRICTION UNIT MODEL TB−1)を用い、二つのフリーローラー間に直径1cmで表面粗度2Sのクロムメッキ梨地ピンを配置し、このクロムメッキ梨地ピンに対し、前記のパッケージ(1kg巻き)から引き出したポリウレタン系弾性繊維の接触角度が90度となるようにした。25℃で60%RHの条件下、入側で初期張力(T1)5gをかけ、100m/分の速度で走行させたときの出側の2次張力(T2)を0.1秒毎に1分間測定した。この時のT2の標準偏差を求め、張力変動防止性を下記の基準で評価した。
○:標準偏差が2.0未満
×:標準偏差が2.0以上
Figure 2014156664









Figure 2014156664
Figure 2014156664
表3において、
B−1:ジメチルシロキサン(信越シリコーン社製の商品名KF96−10cs)
B−2:ジメチルシロキサン(信越シリコーン社製の商品名KF96−20cs)
B−3:ジメチルシロキサン(信越シリコーン社製の商品名KF96−1000cs)
C−1:イソトリデシルステアレート
Figure 2014156664
表3及び表4の結果からも明らかなように、本発明によると、膨潤、着色、綾落ち、張力変動等を防止し、優れた風合いの弾性繊維を得ることができる。

Claims (5)

  1. アロマ成分の含有量が1%未満、またナフテン成分の含有量が10〜30%の鉱物油を含有し、且つ全体の30℃における動粘度が2〜50mm/sであることを特徴とする弾性繊維用処理剤。
  2. 鉱物油が、ナフテン成分の含有量が10〜23%のものである請求項1記載の弾性繊維用処理剤。
  3. 鉱物油、シリコーン油及びエステル油から選ばれるものを含有し且つ鉱物油を含有するものを90〜99.99質量%及び有機リン酸エステルアルカリ金属塩を0.01〜10質量%(合計100質量%)の割合で含有し、且つ該有機リン酸エステルアルカリ金属塩が、下記の化1で示される有機リン酸エステルAのアルカリ金属塩/下記の化2で示される有機リン酸エステルBのアルカリ金属塩=10/90〜50/50(質量比)の割合から成るものである請求項1又は2記載の弾性繊維用処理剤。
    Figure 2014156664
    (化1において、
    :炭素数10〜22の直鎖又は分岐炭化水素基
    X:炭素数2〜4のアルキレン基
    a:1〜8の整数
    b:1又は2)
    Figure 2014156664
    (化2において、
    :炭素数10〜22の分岐炭化水素基
    c:1又は2)
  4. 請求項1〜3のいずれか一つの項記載の弾性繊維処理剤を、希釈することなくニートの状態で、弾性繊維の紡糸工程において、弾性繊維に対し1〜10質量%となるよう付着させることを特徴とする弾性繊維の処理方法。
  5. 請求項4記載の弾性繊維の処理方法により得られる弾性繊維。
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