JP2014156360A - 折割装置 - Google Patents

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群平 横山
Tsuneo Nakai
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Abstract

【課題】進行中のガラスシートから複数のガラス板を精度よく分割することのできる折割装置を提供する。
【解決手段】ガラスシートGsを罫書線に沿って分割し、所定サイズのガラス板を作製する折割装置1であって、一方向と交差する方向に延び、進行中のガラスシートGsの一方の面を支持可能な支持バー2と、該支持バー2上を通過したガラスシートGsを保持可能な保持装置3と、保持装置3を傾動させる傾動装置4とを備え、保持装置3は、第一保持体30と、第二回転体318を有する第二保持体31とを有し、第二保持体31は、第一保持体30よりもガラスシートGsの進行方向でより長く形成され、ガラスシートGsを第一保持体30及び第二保持体31で挟み、且つガラスシートGsの罫書線が支持バー2と一致した状態で、傾動装置4が少なくとも第二保持体31の上端側を傾動支点として傾動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラスシートを分割してガラス板を作製する折割装置に関する。
従来から、ガラスシートから所定サイズのガラス板を作製する装置として、ガラスシートに施された罫書線に沿って該ガラスシートを分断する折割装置が提供されている。そして、この種の折割装置には、一方向に連続的に進行するガラスシートを進行方向で順々に分割し、複数枚のガラス板を連続的に作製するようにしたものがある。
かかる折割装置は、ガラスシートの進行方向と直交する方向に延び、進行中のガラスシートの一方の面を支持可能な支持バーと、ガラスシートを保持可能に構成された保持装置と、保持装置を移送する移送装置とを備える。この種の折割装置は、移送装置がガラスシートを保持した保持手段を移送することで、ガラスシートを罫書線に沿って分割するようになっている。
そして、この種の折割装置の移送装置には、ロボットが採用されることがある。ロボットは、傾動可能な少なくとも一つのアームを有し、アームの最先端に保持装置が連結される。かかるロボットは、アームを適宜傾動させることで、支持バーの下流側に到達したガラスシートを保持可能な位置に保持装置を移送し、ガラスシート上の罫書線と支持バーとが一致した状態になると、ガラスシート上の罫書線と一致する位置を中心とする回転軌道を通るように、ガラスシートを保持した保持装置を、ガラスシートの一方の面側(支持バーの存在する側)に移送する。
これにより、この種の折割装置は、保持機構の移送(回転)に伴い、罫書線と一致する位置を中心とした回転モーメントをガラスシートに作用させ、ガラスシートを罫書線に沿って分割するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−511522号公報
ところで、保持装置を移送する移送装置にロボットを採用すると、保持装置を適正なタイミングで移送でき、ガラスシートを精度よく分割することができる。しかしながら、ロボットは、高価なものであり、折割装置を設備するに当たり、コストを高騰させてしまう。
また、従来の折割装置は、ロボットのアームが傾動(旋回)することで保持装置(ガラスシート)を移送するため、当該折割装置を設備するに当たり、アームの稼動範囲を含めた広いスペースが必要である。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、広い設置スペースを必要とし、また、設備コストの高騰の原因となるロボットを用いることなく進行中のガラスシートから複数のガラス板を精度よく分割することのできる折割装置を提供することを課題とする。
本発明に係る折割装置は、一方向に連続的に進行するガラスシートであって、前記一方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートを前記罫書線に沿って分割し、前記ガラスシートから所定サイズのガラス板を作製する折割装置であって、前記一方向と交差する方向に延び、進行中のガラスシートの一方の面を支持可能な支持バーと、該支持バー上を通過した前記ガラスシートを保持可能な保持装置と、前記保持装置を傾動させる傾動装置とを備え、前記保持装置は、ガラスシートの一方の面に対向し、ガラスシートの進行に追従して回動する第一回転体を有する第一保持体と、ガラスシートの他方の面に対向し、ガラスシートの進行に追従して回動する第二回転体を有する第二保持体とを有し、第二保持体31は、第一保持体よりもガラスシートの進行方向でより長く形成され、前記ガラスシートを第一保持体及び第二保持体で挟み、且つ前記ガラスシートの前記罫書線が前記支持バーと一致した状態で、前記傾動装置が少なくとも第二保持体の上端側を傾動支点として傾動させることを特徴とする。
上記構成によれば、第一回転体及び第二回転体がガラスシートの進行に応じて回転することで、保持装置は、進行するガラスシートの表面を保護しつつ(擦らずに)保持する。傾動装置がガラスシートを保持した保持装置を傾動させることで、第二保持体がその上端を傾動支点として傾動する。これにより、保持装置に保持されたガラスシートも第二保持体の上端側を傾動支点として傾動しようとする。そのため、ガラスシートが傾動しようとすると、該ガラスシートには、支持バーを支点とする曲げモーメントが作用する。従って、ガラスシートの罫書線と支持バーとが一致した状態で、ガラスシートに曲げモーメントを作用させることで、ガラスシートの罫書線上に曲げ応力が集中し、ガラスシートが罫書線に沿って分割される。これにより、挟持装置に挟持されたガラスシート(分割されたガラスシート)が所定サイズのガラス板となる。
このように、上記構成の折割装置は、ロボットと比較して構成や制御が簡易でありながらもガラスシートを所定サイズのガラス板に確実に分割することができる。そして、折割装置は、構成や制御が複雑でない上に動作範囲が狭いため、設備コストを抑えることができるとともに狭いスペースでも設置することができる。また、保持装置がガラスシートの両面を保持するときに比べ、保持装置とガラスシートの一方の面との接触領域を減らすことができ、ガラスシートの品質を向上することができる。
本発明の一態様として、前記傾動装置は、第二保持体の下端を付勢する付勢部を有してもよい。このようにすれば、保持装置は、付勢部による付勢に応じて傾倒する。このようにすることで、保持装置に保持されたガラスシートをガラス板に分割することができる。
この場合、第二回転体は、傾倒した後に駆動してもよい。
このようにすれば、所定サイズのガラス板は、保持装置が傾倒した後に、保持装置から搬出される。これにより、保持装置に保持されたガラス板が取り出しやすくされ得る。
この場合、前記傾動装置は、傾倒した前記保持装置を起立状態に復帰させる復帰装置をさらに有してもよい。
このようにすれば、保持装置が傾倒されて、ガラス板の搬出後、保持装置は、復帰装置により起立状態に復帰する。このようにすることで、保持装置からガラス板を搬出した後に、連続的にガラスシートをガラス板に分割することができる。
以上のように、本発明に係る折割装置は、広い設置スペースを必要とし、また、設備コストの高騰の原因となるロボットを用いることなく、進行中のガラスシートから複数のガラス板を精度よく分割することができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る折割装置の概略正面図である。 図2は、同実施形態に係る折割装置の概略縦断面図であって、図1のI―I断面図である。 図3は、同実施形態に係る折割装置の動作説明図であって、(A)は、ガラスシートの端部を保持装置で保持した状態であり、(B)は、ガラスシートを保持した保持装置をガラスシートの進行に合わせて所定量傾倒させた状態であり、(C)は、ガラスシートから分割されたガラス板及び保持装置を所定量傾倒させた状態であり、(D)は、ガラス板を保持装置の保持から解除可能な位置までガラス板及び保持装置を傾倒させた状態である。
以下、本発明の一実施形態に係る折割装置について、添付図面を参照しつつ説明する。
折割装置は、溶融ガラスを長尺なガラスシートに成形する成形装置と並んで配置される。そして、折割装置は、成形装置から連続的に供給されるガラスシートを受け入れ、該ガラスシートを順々に分割して所定サイズのガラス板を作製する。
本実施形態に係る折割装置は、上方に配置された成形装置から連続的に供給されるガラスシートを受け入れるべく、成形装置の下方に配置される。すなわち、折割装置は、上下方向で真っ直ぐに延びる進行経路(供給経路)を通って上方から垂下するガラスシートを受け入れ可能に構成される。
なお、以下の説明において、ガラスシートの進行方向(ガラスシートの通過する進行経路の延びる方向)を「第一方向」といい、第一方向と直交する方向であって、進行経路上にあるガラスシートの広がる方向(幅方向)を「第二方向」といい、第一方向及び第二方向と直交する方向であって、進行経路上にあるガラスシートの厚み方向を「第三方向」ということとする。また、ガラスシートの進行方向(第一方向)において、ガラスシートの進行方向における該ガラスシートの供給側を「上流」又は「上流側」といい、ガラスシートの進行方向における該ガラスシートの先頭側を「下流」又は「下流側」ということとする。
本実施形態に係る折割装置について具体的に説明すると、折割装置は、図1及び図2に示す如く、第一方向と交差する方向に延び、進行中のガラスシートGsの一方の面S1を支持可能な支持バー2と、支持バー2上を通過したガラスシートGsを保持可能に構成された保持装置3,3と、保持装置3,3を傾動させる傾動装置4とを備える。
また、本実施形態において、折割装置1は、支持バー2よりも上流側に配置され、ガラスシートGsの両面S1,S2を支持する支持ローラ5,5と、支持バー2及び支持ローラ5,5の上流側に配置され、進行中のガラスシートGsに対して第一方向と交差(直交)する方向に延びる罫書線を施すための罫書線形成装置6と、進行中のガラスシートの両面を規制する規制ローラ8,8とをさらに備える。これに伴い、折割装置1は、支持バー2、保持装置3,3、傾動装置4、支持ローラ5,5、及び罫書線形成装置6を支持するフレーム7を備える。また、折割装置1は、支持フレーム7に接続されて、移動可能な台車9とを備える。
本実施形態において、支持バー2は、第二方向に延びている。支持バー2は、図2に示す如く、第三方向にガラスシートGsの一方の面S1と対向する第一端部と、その反対側の第二端部とを有する。支持バー2の第一端部は、第二方向におけるガラスシートGsの全域に対向可能になっている。そして、支持バー2の第一端部は、第三方向でガラスシートGsに向けて先細りに形成されている。本実施形態において、支持バー2の第一端部は、第二方向から見て断面円弧状に形成されており、その外周の一部がガラスシートGsの一方の面S1と線接触するようになっている。
保持装置3,3は、図1及び図2に示すように、支持バー2の下流側に設けられ、上述のように、ガラスシートGsを保持可能に構成される。また、保持装置3,3は、ガラスシートGsから分割されたガラス板を保持可能に構成される。
ここで本実施形態に係る保持装置3,3について具体的に説明すると、保持装置3,3は、第二方向で、進行するガラスシートGsの端部に接触する位置のそれぞれに一対に設けられている。そして、一対の保持装置3,3のそれぞれは、ガラスシートGsの一方の面S1に対向し、ガラスシートGsの進行に追従して回動する第一回転体300,300を有する第一保持体30と、ガラスシートGsの他方の面S2に対向し、ガラスシートGsの進行に追従して回動する第二回転体318を有する第二保持体31とを有する。また、一対の保持装置3,3のそれぞれは、分割したガラスシートGs(ガラス板)が第一保持体30及び第二保持体31の間から脱落することを防止するガラス受装置32を有する。ガラスシートGsが一対の保持装置3,3により保持される際には、第一保持体30及び第二保持体31は、進行中のガラスシートGsを上端側(上流側)から下端側(下流側)に向けて互いの間に進入可能に配置される。また、ガラスシートGsが分割された後、保持装置3,3は、第二保持体31の上端側を傾動支点として傾動可能になっている。そして、一対の保持装置3,3のそれぞれは、第1方向となす角度で、共に同角度で傾倒又は起立するようになっている。なお、保持装置3,3の以下の構成では、進入するガラスシートGsを保持可能な状態(起立状態)における位置関係で説明する。
第一保持体30は、第一回転体300,300を支持する支持体302と、支持体302に接続されるアクチュエータ303とをさらに有する。
第一回転体300,300は、ローラであり、第一方向に一対に設けられる。一対の第一回転体300,300のそれぞれは、第二方向に延びる軸心を有し、該軸心回りで回転自在に構成される。また、第一回転体300,300のそれぞれは、第一保持体30及び第二保持体31の間に進行するガラスシートGsに対して、上流側に設けられた順に、ガラスシートGsの一方の面S1に当接して回転する。
支持体302は、第一回転体300,300のそれぞれの軸を保持する。支持体302は、ガラスシートGsの進行を阻害しないように、ガラスシートGsの進行路から第二方向に外れた第一回転体300,300のそれぞれの軸心の端部を保持する。
アクチュエータ303は、第二保持体31に保持されて、支持体302を保持する。アクチュエータ303は、ガラスシートGsの厚さに合わせて、第一回転体300,300のそれぞれを第二保持体31から離間させるように支持体303を保持する。そして、アクチュエータ303は、第三方向において、第一回転体303,303と、第二回転体318との間の距離をさらに離間させることが可能になっている。
第二保持体31は、図1及び図2に示すように、長尺状に形成されて、ガラスシートGsの進行方向に対して長尺方向を沿わせて配置される。第二保持体31は、第二回転体318を駆動する駆動モータ319を備える。第二保持体31は、第一保持体30よりもガラスシートGsの進行方向でより長く形成される。
また、第二保持体31は、上流端に設けられる補助ローラ体310と、補助ローラ体310の下流側に設けられる複数のプーリ308とを有する。ここで、複数の補助ローラ体310及び複数のプーリ308のそれぞれは、第二方向に延びる軸心を有する。そして、複数のプーリ308のそれぞれは、ガラスシートGsの第二方向一端部を支持可能に配置され、具体的に、第二回転体318をガラスシートGsの第二方向一端部に当接可能に配置される。複数のプーリ308のそれぞれがこのように配置されることで、第二回転体318は、ガラスシートGsの進行方向に沿って回転可能に配置される。
第二回転体318は、ベルト体である。第二回転体318は、補助ローラ体310及び複数のプーリ308に支持されて、回動可能に構成される。
補助ローラ体310は、第二保持体31の上流端で、第一保持体30に設けられる一対の第一回転体300の,300うち、上流側の第一回転体300に対向して配置される。そして、補助ローラ体310は、上流側の第一回転体300との間でガラスシートGsの進行を可能にするように、上流の第一回転体300と離間して配置される。補助ローラ体310は、進行するガラスシートGsに対して、他方の面に当接する。このとき、補助ローラ体310は、進行するガラスシートGsの第二方向一端部に当接する。そして、補助ローラ体310は、第一保持体30の一方の第一回転体300との間で、進行するガラスシートGsを保持する。補助ローラ体310は、ガラスシートGsの進行に合わせて、ガラスシートGsの進行方向に回動可能に構成される。
複数のプーリ308は、補助ローラ体310に続いて、下流側に連設される第一プーリ311、第二プーリ312、第三プーリ313、及び第四プーリ314を備える。また、複数のプーリ308は、第一プーリ311から第四プーリ314から第三方向にずれた位置に上流側から順に設けられる第五プーリ315、第六プーリ316、及び第七プーリ317を備える。そして、第二回転体318は、第一プーリ311、第二プーリ312、第三プーリ313、第四プーリ314、第七プーリ317、第六プーリ316、及び第五プーリ315の順に掛けまわされる。
第一プーリ311は、補助ローラ体310の下流側に連設される。第一プーリ311は、第七プーリ317から上流側に向けて延びる第二回転体318を、下流側に反転させるように第二回転体318を支持する。
第二プーリ312及び第三プーリ313は、第一プーリ311の下流側に向けて順に連設される。第二プーリ312及び第三プーリ313は、第一プーリ311から下流側に向かう第二回転体318を支持することで、第二回転体318に当接するガラスシートGsを第二回転体318を介して支持する。
第四プーリ314は、第三プーリ313の下流側に連設されて、第二保持体31の下流端に設けられる。第四プーリ314は、第三プーリ313から下流側に向けて延びる第二回転体318は、上流側に反転させるように第二回転体318を支持する。
第五プーリ315は、第一方向及び第三方向で、第一プーリ311及び第六プーリ316の間に設けられる。第五プーリ315は、第一プーリ311及び第六プーリ316に掛けまわされる第二回転体318の面に対して、反対の面を支持する。
第六プーリ316は、第一方向で、第五プーリ315及び第七プーリ317の間に設けられる。また、第六プーリ316は、第三方向で、第一から第五プーリ315及び第七プーリ317から離間する方向にずらして設けられる。第六プーリ316は、駆動モータ319に接続され、駆動モータ319により駆動されることで、動力を第二回転体318に伝達可能になっている。
第七プーリ317は、第一方向及び第三方向で、第四プーリ314及び第六プーリ316の間に設けられる。第七プーリ317は、第四プーリ314及び第六プーリ316に掛けまわされる第二回転体318の面に対して、第五プーリ315と同様に、反対の面を支持する。
第二回転体318は、歯付きベルトで構成され、第一プーリ311から第七プーリ317のそれぞれを回転可能に設けられる。第二回転体318は、第一プーリ311から第四プーリ314の間の部分で進行するガラスシートGsに当接することで、ガラスシートGsの進行に追従して回転する。そして、第二回転体318は、第六プーリ316の駆動により、回転力を第一プーリ311から第五プーリ315、及び第七プーリ317に伝えるとともに、ガラスシートGsに伝える。
駆動モータ319は、第六プーリ316の軸心に接続される。駆動モータ319は、駆動することで、第六プーリ316の軸心を回転させる。駆動モータ319は、第六プーリ316の軸心を回転させることで、第六プーリ316を回転させて、第二回転体318を回転させる。
傾動装置4は、第二保持体31の下端を付勢することで、第二保持体31上端を傾動支点として傾動させる。傾動装置4は、第二保持体31の下端をガラスシートGsの進行方向に交差する方向であって、ガラスシートGsの面に交差する方向に付勢する付勢部42,42と、傾倒した第二保持体31を起立状態に復帰させる復帰装置41と、第二方向に延びて、面方向を第一方向に向けた帯板状の座板420とを備える。ここで、復帰装置41は、第三方向で、第二保持体31の下端に接続されている。
付勢部42,42は、一対の保持装置3,3を挟んで一対に設けられる。一対の付勢部42のそれぞれは、フレーム7に接続されるとともに、座板420の長手方向に接続される。付勢部42,42のそれぞれは、第二保持体31の下端を付勢する際に駆動する付勢モータ424と、付勢モータ424の駆動により、座板420及び復帰装置41を介して、第二保持体31の下端に付勢力を伝達する付勢伝達部421と、付勢モータ424の駆動力を付勢力に変換して付勢伝達部421に伝達する変換部423とを備える。
付勢モータ424は、回転軸を第一方向に向けた状態で設けられる。付勢モータ424は、変換部423に接続されて、回転力を変換部423に伝達する。付勢モータ424は、ガラスシートGsを第一保持体30及び第二保持体31で挟み、且つガラスシートGsの罫書線が支持バー2と一致した状態で駆動される。
付勢伝達部421は、変換部423で変換された付勢力を座板420に対して伝達する。本実施形態において、付勢伝達部421は、第三方向で、第二保持体31の下端を第一保持体30に向かう方向に座板420を付勢する。
変換部423は、付勢モータ424の軸心に接続されるとともに、付勢伝達部421へと接続される。変換部423は、付勢モータ424の軸心回りに回る回転力を、第三方向に向かう付勢力に変換する。変換部423は、変換した付勢力を付勢伝達部421に伝達する。
復帰装置41は、座板420に据え置かれる回転装置410と、回転装置410を駆動させて、第二保持体31を起立状態に復帰させる復帰モータ414と、第二保持体31の下端に接続される腕部414とを有する。
回転装置410は、第二方向に軸心を向けて座板420に据え置かれる。回転装置410は、腕部416に接続され、腕部416を軸心回りに回転させることで第二保持体31を起立状態に復帰させる。回転装置410は、いわゆるギアボックスであり、復帰モータ414から伝達された回転力を、軸心を回転させる回転力に変換する。
復帰モータ414は、軸心を第三方向に合わせて、回転装置410に接続して設けられる。本実施形態において、復帰モータ414は、第二保持体31の下端に対向する回転装置410の面に反対の面に接続して設けられる。復帰モータ414は、第二保持体31を起立状態に復帰させる際に駆動し、回転装置410を介して腕部418を回転させる。
腕部418は、カギ状に形成されて、回転装置410の軸心に接続される第一腕部412と、帯板状に形成されて、第二方向に長手方向を向けた状態で、第二保持体31の下端に接続される第二腕部416とを有する。
第一腕部412は、回転装置410を挟んで、第二方向に一対に設けられる。第一腕部412のそれぞれは、回転装置410の軸心への接続位置から、第二方向に延びた後、第三方向に屈曲するカギ状に構成される。そして、付勢部42による付勢に合わせて、回転装置410により回転力が伝達されることで、第二保持体31上端を傾倒支点として傾倒させるように回転する。
第二腕部416は、面方向を第三方向に向けた状態で第一腕部412に接続される。そして、第二腕部416は、長手方向端部で、第二保持体31の下端に接続される。第二腕部416は、第一腕部412の回転力を第二保持体31に伝達する。また、第二腕部416は、付勢部42からの付勢力を第二端部下端に伝える。
ガラス受装置32は、第二保持体31に合わせて一対に設けられる。より具体的に、ガラス受装置32のそれぞれは、ガラスシートGsの下流側端部を受けるべく、第二保持体31の下端側で、第二保持体31の対向する方向に隣接して設けられる。ガラス受装置32のそれぞれは、ガラスシートGsの下流側下端を受ける受体321と、受体321を第一方向に移動可能に支持する支持体322と、支持体322を駆動する移動モータ325と、移動モータ325の駆動を受体321に伝達する移動伝達部324とを有する。
受体321は、帯板状に構成される板体326と、板体326から第三方向に突出する突片327を有する。板体326は、一方の面を移動体322に接続されるとともに、第二方向一端を移動伝達部324に接続される。突片327は、進行するガラスシートGsの下流側端縁に当接可能な程度に突出し、ガラスシートGsの進行に合わせてガラスシートGsの下流端に押されることで、下流側に移動する。なお、受体321は、移動伝達部324に接続されていることで、保持装置3,3を起立させた状態で初期位置にある状態に維持され得るようになっている。
支持体322は、ガラスシートGSの進行に追従して、受体321を下流側に移動可能に支持する。また、支持体322は、移動伝達部324の駆動により、受体321を上流側に移動可能に支持する。
移動モータ325は、軸心を第一方向に向けて設けられる。移動モータ325は、軸心を回転させることで、移動体322に対して、受体321を初期位置に移動させる(戻す)移動力を与える。
移動伝達部324は、長尺状に形成され、移動モータ325の軸心に接続される。移動伝達部324は、移動モータ325の駆動により、短縮可能に構成される。また、移動伝達部324は、受体321の移動に応じて、伸長可能に構成される。なお、移動伝達部324は、受体321の自重によっては伸長せずに、ガラスシートGsの進行により受体321を移動できる程度の力で伸長するようになっている。
支持ローラ5,5は、フレーム7に固定され、ガラスシートGsの進行経路を境にして一対に配置されている。本実施形態において、支持ローラ5,5のそれぞれは、第一方向に間隔をあけて二つのローラ体510,510を有している。二つのローラ体510,510のそれぞれは、フレーム7に固定され、一定の位置で回転自在に設けられている。そして、支持ローラ5,5のうち、ガラスシートGsの他方の面S2に接触する支持ローラ5は、アクチュエータ511に接続されて、ガラスシートGsの一方の面S1に接触する支持ローラ5から離間可能に構成されている。
罫書線形成装置6は、図1及び図2に示す如く、第一方向の上流側の定位置に配置されている。そして、罫書線形成装置6は、進行中のガラスシートGsの一方の面S1を支持するガラス支持装置60と、ガラス支持装置60に支持されたガラスシートGsの他方の面S2上に罫書線を付加する罫書線付加装置62とを備える。
ガラス支持装置60は、支持バー2と同じく、ガラスシートGsの一方の面S1を支持する。本実施形態に係るガラス支持装置60は、フレーム7に支持され、ガラスシートGsの一方の面S1の全幅(第二方向の全長)に亘って対向する。
罫書線付加装置62は、第一方向及び第二方向に対して傾斜する傾斜レール65と、傾斜レール65上を移動する罫書装置66とを備える。罫書装置66は、ガラスシートGsの他方の面S2と対向する部位に、該ガラスシートGsの他方の面S2に接触する罫書チップCを備える(図2参照)。また、罫書装置66は、図示しない走行機構を有する。走行機構は、罫書装置66を進行中のガラスシートGsの進行速度に対応させて傾斜レール65上で走行させる。これにより、罫書装置66は、ガラスシートGsに対して第二方向に真っ直ぐ延びる罫書線を形成する。
フレーム7は、第二方向に間隔をあけて配置された一対の第一脚部70,70と、第二方向に間隔をあけて配置され、一対の第一脚部70,70に対して第三方向に間隔をあけて配置された一対の第二脚部71,71とを備える。
規制ローラ8,8は、第二方向で一対に設けられる。一対の規制ローラ8,8のそれぞれは、第二方向に軸心を向けられて、ガラスシートGsの一方の面S1に接触する2つのローラ体801,801と、第二方向に軸心を向けられて、ガラスシートGsの他方の面S2に接触する2つのローラ体802,802とを有する。このようにして、一対の規制ローラ8,8のそれぞれは、ガラスシートの一方の面S1及び他方の面S2を挟み込むことで、ガラスシートGsの進行方向を第一方向に規定する。ローラ体802,802のそれぞれは、アクチュエータ803に軸心を接続されて、ローラ体801,801から離間可能に構成されている。
台車9は、フレーム7を支持する床板91と、床板91に取り付けられた車輪92とを有する。床板91は、第二方向で隣接する二つのフレーム7(他方を図示しない)を取付可能に構成される。ガラスシートGsを分割する際には、一方のフレーム7に取り付けられた保持装置3,3等が使用される。そして、一方のフレーム7に取り付けられた保持装置3,3等の点検等をする際には、図示しない他方のフレーム7に取り付けられた保持装置3,3等が使用される。
車輪92は、床板91の下面に複数取り付けられて、床部11上で、第二方向に沿って一対に設けられたレール10上を回動可能に構成される。上記のように、一方のフレーム7に取り付けられた保持装置3,3等を点検する際には、車輪92は、レール10上を回動して、ガラスシートGsの位置に、図示しない他方のフレーム7を位置合わせさせる。そして、図示しない他方のフレーム7に取り付けられた保持装置3,3等を点検する際には、車輪92は、レール10上を回動して、ガラスシートGsの位置に、一方のフレーム7を位置合わせさせる。
ここで本実施形態に係る折割装置1の作動について、具体的に説明する。成型装置でシート状に成型されたガラスシートGsは、上方から連続的に下降(進行)する。これに伴い、ガラスシートGsは、まず、規制ローラ8,8の間に進入する。そして、ガラスシートGsが所定量進行し、ガラスシートGsの先頭から罫書線形成装置6の罫書チップCまでの距離が所定サイズに対応した距離になると、罫書装置66がガラスシートGsの進行速度に対応する速度で傾斜レール65に沿って移動する。すなわち、ガラスシートGsは、連続的に進行するため、罫書装置66が第一方向及び第二方向に対して傾斜する軌道を辿り、また、罫書装置66の移動速度をガラスシートGsの進行速度に対応させると、罫書装置66(罫書チップC)がガラスシートGsを追いかけながら第一方向及び第二方向と交差する方向に移動する。
そして、図3(A)に示すように、罫書線形成装置6を通過したガラスシートGs(進行中のガラスシートGs)は、支持バー2上を通過し、保持装置3,3に到達して受け入れられる。より具体的に説明すると、本実施形態においては、支持バー2上を通過したガラスシートGsは、保持装置3,3の第一保持体30と第二保持体31との間に進入し、第一保持体30と第二保持体31とによって保持される。なお、互いに接近した第一挟持体30と第二挟持体31との間にガラスシートGsが進入することで、該ガラスシートGsが第一保持体30と第二保持体31とに挟持された状態になっているが、互いに離間した第一保持体30と第二保持体31との間にガラスシートGsが進入し、第一保持体30と第二保持体31とが互いに接近してガラスシートGsを挟持した状態にしてもよい。
そして、図3(B)に示すように、罫書線が支持バー2と一致した状態で、付勢モータ424が駆動する。変換部423は、駆動した付勢モータ424の回転力を付勢する力に変換し、付勢伝達部421に伝達する。付勢伝達部421は、伝達された付勢する力を座板420に伝える。本実施形態において、付勢伝達部421は、座板420及び復帰装置41を介して、第二保持体31の上端を傾倒支点として保持装置3,3を傾倒させる。より具体的に、付勢伝達部421は、第3方向で第二保持体31から第一保持体30に向かう方向に座板420をスライドさせる。座板420は、スライドすることで、傾動装置4を介し、第二保持体31の上端を傾倒支点として、第二保持体31を傾倒する。
このように、ガラスシートGsを保持した保持装置3,3(第一保持体30及び第二保持体31)をガラスシートGsの一方の面S1側に傾倒させると、ガラスシートGsが罫書線に沿って分割される。すなわち、付勢部42がガラスシートGsを保持した一対の保持装置3,3(第一保持体30及び第二保持体31)を第二保持体31の上端を傾倒支点として傾倒させることで、一対の保持装置3,3(第一保持体30及び第二保持体31)に保持されたガラスシートGsも支持バー2と同方向を軸心とする第二保持体31の上端を中心に傾倒しようとする。そして、ガラスシートGsの一方の面S1は、支持バー2に支持された状態であるため、ガラスシートGsが傾倒しようとすると、該ガラスシートGsには、支持バー2を支点とする曲げモーメントが作用する。従って、ガラスシートGsの罫書線と支持バー2とが一致した状態で曲げモーメントをガラスシートGsに作用させることで、ガラスシートGsが罫書線で分割される。これにより、ガラスシートGsから罫書線に沿って分割された所定サイズのガラス板Gpが作製される。
そして、図3(C)に示すように、この状態では、ガラス板Gpは、一対の保持装置3,3(第一保持体30及び第二保持体31)に保持されたままの状態にある。一対の保持装置3,3は、回転装置410の軸心を中心として回動することで、さらに傾倒する。そして、一対の保持装置3,3は、最終的に、第3方向に沿う方向にガラスシートGsの進入方向を向けるまで傾倒する。すなわち、一対の保持装置3,3は、分割されたガラス板Gpを第3方向に搬出可能な位置まで傾倒する。
本実施形態においては、上下方向に延びる進行経路上で進行するガラスシートGsが分断されるため、ガラス板Gpが第二保持体31に沿って、下方に向けて移動しようとする。しかしながら、本実施形態に係る一対の保持装置3,3のそれぞれは、ガラス受装置32によってガラス板Gpを支持する。これにより、ガラス板は、保持装置3,3に保持された状態で、保持装置3,3の傾倒に合わせて傾倒する。
そして、図3(D)に示すように、保持装置3,3が上記のように傾倒している状態で、駆動モータ319は、第二回転体309を駆動する。具体的に、駆動モータ319は、第二回転体318を第四プーリ314から第一プーリ311の方向に移動する方向に第六プーリ316を回動する。駆動モータ319が駆動することで、第六プーリ316の回転は、第二回転体318及び第一から第五プーリ315、第七プーリ317に伝達される。これにより、第二回転体318は、ガラス板Gpの他方の面に、第一保持体30及び第二保持体31を通って第3方向に搬出する力を与える。第一保持体30は、ガラス板Gpの一方の面に接触しつつ回動して、ガラス板Gpは、第一保持体30及び第二保持体31の間を通って、第三方向に搬出される。すなわち、保持装置3,3は、ガラス板Gpの保持から解放される。
保持装置3,3がガラス板Gpを搬出した後、保持装置3,3は、再度ガラスシートGsを分割すべく、傾倒状態から起立状態に復帰される。具体的に、付勢部42は、床板91への付勢を解除することで、第二方向において、保持装置3,3をガラスシートGsの侵入可能な位置まで復帰させる。そして、復帰モータ414が駆動することで、回転装置410の軸心は、保持装置3,3を起立状態に復帰する方向に回動する。具体的に、腕部416が、回転装置410の軸心を中心に回動することで、保持装置3,3を起立状態に復帰させる。
保持装置3,3が起立状態に復帰することで、図2に示すように、第一保持体30及び第二保持体31は、ガラスシートGsを再度保持可能な位置に復帰する。そして、上記工程を繰り返すことで、ガラスシートGsは複数のガラス板Gpに分割される。従って、所定サイズのガラス板Gpを連続的に作製することができる。
以上のように、本実施形態に係る折割装置は、一方向に連続的に進行するガラスシートGsであって、前記一方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートGsを前記罫書線に沿って分割し、前記ガラスシートGsから所定サイズのガラス板Gpを作製する折割装置であって、前記一方向と交差する方向に延び、進行中のガラスシートGsの一方の面S1を支持可能な支持バーと、該支持バー上を通過した前記ガラスシートGsを保持可能な保持装置3と、前記保持装置3を傾動させる傾動装置4とを備え、前記保持装置3は、ガラスシートGsの一方の面S1に対向し、ガラスシートGsの進行に追従して回動する第一回転体300を有する第一保持体30と、ガラスシートGsの他方の面S2に対向し、ガラスシートGsの進行に追従して回動する第二回転体309を有する第二保持体31とを有し、第二保持体31は、第一保持体30よりもガラスシートGsの進行方向でより長く形成され、前記ガラスシートGsを第一保持体30及び第二保持体31で挟み、且つ前記ガラスシートGsの前記罫書線が前記支持バーと一致した状態で、前記傾動装置4が少なくとも第二保持体31の上端側を傾動支点として傾動させる。
上記構成によれば、第一回転体300及び第二回転体309がガラスシートGsの進行に応じて回転することで、保持装置3は、進行するガラスシートGsの表面を保護しつつ(擦らずに)保持する。傾動装置4がガラスシートGsを保持した保持装置3を傾動させることで、第二保持体31がその上端を傾動支点として傾動する。これにより、保持装置3に保持されたガラスシートGsも第二保持体31の上端を傾動支点として傾動しようとする。そのため、ガラスシートGsが傾動しようとすると、該ガラスシートGsには、支持バーを支点とする曲げモーメントが作用する。従って、ガラスシートGsの罫書線と支持バーとが一致した状態で、ガラスシートGsに曲げモーメントを作用させることで、ガラスシートGsの罫書線上に曲げ応力が集中し、ガラスシートGsが罫書線に沿って分割される。これにより、挟持装置に挟持されたガラスシートGs(分割されたガラスシートGs)が所定サイズのガラス板Gpとなる。
このように、上記構成の折割装置は、ロボットと比較して構成や制御が簡易でありながらもガラスシートGsを所定サイズのガラス板Gpに確実に分割することができる。そして、折割装置は、構成や制御が複雑でない上に動作範囲が狭いため、設備コストを抑えることができるとともに、狭いスペースでも設置することができる。また、保持装置3がガラスシートGsの両面を保持するときに比べ、保持装置3とガラスシートGsの一方の面S1との接触領域を減らすことができ、ガラスシートGsの品質を向上することができる。
本実施形態の一態様として、前記傾動装置4は、第二保持体31の下端を付勢する付勢部42を有する。このようにすれば、保持装置3,3は、付勢部42による付勢に応じて傾倒する。このようにすることで、保持装置3,3に保持されたガラスシートGsをガラス板Gpに分割することができる。
この場合、第二回転体309は、傾倒した後に駆動する。
このようにすれば、所定サイズのガラス板Gpは、保持装置3,3が傾倒した後に、保持装置3,3から搬出される。これにより、保持装置3,3に保持されたガラス板Gpが取り出しやすくされ得る。
この場合、前記傾動装置4は、傾倒した前記保持装置3,3を起立状態に復帰させる復帰装置41をさらに有する。
このようにすれば、保持装置3,3が傾倒されて、ガラス板Gpの搬出後、保持装置3,3は、復帰装置41により起立状態に復帰する。このようにすることで、保持装置3,3からガラス板Gpを搬出した後に、連続的にガラスシートGsをガラス板Gpに分割することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更を加え得ることは勿論のことである。
上記実施形態において、付勢部42が第二保持体31の下端を付勢することで、保持装置3,3が第二保持体31の上端を傾倒支点として傾倒するとしたが、第二保持体31が、その上端に、第二方向に軸心を向けた図示しない回転機構を有してもよい。このような構成により、保持装置3,3は、付勢部42による付勢により、回転機構の軸心を中心として回動する。支持バーに罫書線が一致したときに、保持装置3,3が回動することで、上記と同様に、ガラスシートGsは所定の大きさのガラス板Gpに分割される。そして、保持装置3,3が回動した状態で、第二回転体309が回転することで、ガラス板Gpは、保持装置3,3から搬出される。ガラスシートGsが保持装置3,3から搬出された後、保持装置3,3が回転機構の軸心を中心に起立状態に復帰することで、上記と同様に、所定サイズのガラス板Gpを連続的に作製することができる。
上記実施形態において、台車9が第二方向に沿って移動することで、第二方向に隣接する2つのフレーム7に接続されたいずれかの保持装置3,3等が使用されるが、この移動に際して、ガラスシートGsが第一方向に沿って存在するため、折割装置1の各種構成は、第二方向において、ガラスシートGsに干渉しない位置にあることが求められる。そこで、図2において点線で示すように、ガラスシートGsの他方の面S2に接触する支持ローラ5は、移動に際して、第3方向に移動するように構成されてよい。そして、図2に示す、一対の規制ローラ8及び第一保持体30は、ガラスシートGsとの干渉を避けるべく、アクチュエータ303,803を可動させてもよく、又は取り外し可能な構成になっていてもよい。このようにすることで、隣接する2つのフレーム7に接続された保持装置3,等を、容易に切り替えて使用することができる。
上記実施形態において、罫書線形成装置6が設けられたが、これに限定されるものではない。例えば、罫書線形成装置6は、折割装置1とは別個独立した装置として設けられてもよい。また、罫書線形成装置6は、支持バー2の上流側の定位置に固定されたもの(レール75,75上で罫書装置66が移動するもの)に限定されない。例えば、罫書線形成装置6は、支持バー2の上流側に配置され、ガラスシートGsと一緒に第一方向に移動しつつ、罫書装置66が第二方向に移動するように構成されたものであってもよい。このようにすれば、ガラスシートGsと罫書線形成装置6との相対的な配置が一定となる(相対速度がゼロになる)ため、罫書装置66を第二方向に移動させても、ガラスシートGsに対して第二方向に延びる罫書線を形成することができる。
上記実施形態において、ガラスシートGsの罫書線と支持バー2とが一致した状態で、第二保持体31の上端を傾倒支点として保持装置3,3を傾倒させたが、これに限定されるものではない。例えば、ガラスシートGsの進行経路上にある位置を回転中心にして保持装置3,3(第一保持体30及び第二保持体31)を回転させたり、ガラスシートGsの罫書線と支持バー2とが一致した状態で、その一致した位置を回転中心にして保持装置3,3(第一保持体30及び第二保持体31)を回転させたりしてもよい。
上記実施形態において、保持装置3,3を一対に設けられるとしたが、これに限られず、一体として設けられてもよい。例えば、保持装置3,3のそれぞれを第二方向で接続して、一体の保持装置3としてもよい。
1…折割装置、2…支持バー、3…保持装置、4…傾動装置、5…支持ローラ、6…罫書線形成装置、7…フレーム、8…規制ローラ、9…台車、10…レール、11…床部、30…第一保持体、31…第二保持体、32…ガラス受装置、41…復帰装置、42…付勢部、70…第一脚部、71…第二脚部、91…床板、92…車輪、300…第一回転体、302…接続体、310…補助ローラ体、311…第一プーリ、312…第二プーリ、313…第三プーリ、314…第四プーリ、315…第五プーリ、316…第六プーリ、317…第七プーリ、318…第二回転体、319…駆動モータ、321…受部、322…移動体、324…移動伝達部、325…移動モータ、326…板体、327…突片、410…回転装置、412…第一腕部、414…復帰モータ、416…第二腕部、418…腕部、421…付勢伝達部、423…変換部、424…付勢モータ、510…ローラ体、C…罫書チップ、Gs…ガラスシート、S1…ガラスシートの一方の面、S2…ガラスシートの他方の面

Claims (4)

  1. 一方向に連続的に進行するガラスシートであって、前記一方向と交差する方向に延びる罫書線が予め施されたガラスシートを前記罫書線に沿って分割し、前記ガラスシートから所定サイズのガラス板を作製する折割装置であって、前記一方向と交差する方向に延び、進行中のガラスシートの一方の面を支持可能な支持バーと、該支持バー上を通過した前記ガラスシートを保持可能な保持装置と、前記保持装置を傾動させる傾動装置とを備え、前記保持装置は、ガラスシートの一方の面に対向し、ガラスシートの進行に追従して回動する第一回転体を有する第一保持体と、ガラスシートの他方の面に対向し、ガラスシートの進行に追従して回動する第二回転体を有する第二保持体とを有し、第二保持体は、第一保持体よりもガラスシートの進行方向でより長く形成され、前記ガラスシートを第一保持体及び第二保持体で挟み、且つ前記ガラスシートの前記罫書線が前記支持バーと一致した状態で、前記傾動装置が少なくとも第二保持体の上端側を傾動支点として傾動させることを特徴とする折割装置。
  2. 前記傾動装置は、第二保持体の下端を付勢する付勢部を有することを特徴とする請求項1に記載の折割装置。
  3. 第二回転体は、傾倒した後に駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の折割装置。
  4. 前記傾動装置は、傾倒した前記保持装置を起立状態に復帰させる復帰装置をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の折割装置。
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