JP2014156319A - フックブロックおよびロープホイスト - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部から異物が入り込むのを低減すると共に、掴み易く作業性を向上させることが可能なフックブロックおよびロープホイストを提供する。
【解決手段】フックブロック60は、フックシーブ61を回転自在に支持する一対の軸支部621を備える連結部62と、フックシーブ61を露出させる切欠部654を有する第1カバー65と、切欠部654を覆う一対のシーブカバー部67を備える第2カバー66とを備え、シーブカバー部67には、切欠部654からフックシーブ61の径方向外方に離間する側に突出し、かつワイヤロープWを外部に導出可能な開口部672dを備える外方突出部672が設けられ、開口部672dは切欠部654によって露出するフックシーブ61の周方向長さよりも短く設けられていて、第2カバー66には、一対のシーブカバー部67を互いに連結し、かつ作業者が把持するグリップ部68が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷揚げ作業に用いられるフックブロックおよびロープホイストに関する。
荷を上下方向に移動させると共に、吊り下げた荷を天井側に設置されたレールに沿って移動させるために、ロープホイストが一般的に用いられている。ロープホイストは、荷を吊り下げるフックを備えたフックブロックを有している。特許文献1には、そのようなフックブロックが開示されているが、このフックブロックは、一対のフックシーブを有していて、その周囲は金属製のカバーで覆われている。金属製のカバーにはワイヤロープを導出するための長孔状の開口部が設けられている。
特開平9−309693号公報(図4等参照)
ところで、特許文献1に開示の構成では、ワイヤロープを導出するための開口部は、比較的広く設けられている。そのため、作業中に何らかの拍子に、作業者の指等が開口部から入り込んでしまう虞がある。
ここで、フックに荷を掛けたり、フックから荷を外したりする際には、作業者は、フックブロックを手で掴むが、その際に、フックブロックが掴み難いと、上述のように開口部から指等が誤って入り込んでしまう虞が生じる。しかしながら、特許文献1に開示の構成では、そのような問題を解決することは困難である。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、開口部から異物が入り込むのを低減すると共に、掴み易く作業性を向上させることが可能なフックブロックおよびロープホイストを提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、荷を掛けるフックを備えると共に、ワイヤロープを介して吊り下げられるフックブロックであって、ワイヤロープが掛けられる一対のフックシーブと、それぞれのフックシーブを回転自在に支持する一対の軸支部を備える連結部と、フックシーブを覆うと共に、そのフックシーブの外周側と端面側とが連続する状態で露出する切欠部を有する第1カバーと、第1カバーに取り付けられて第1カバーの切欠部を覆う一対のシーブカバー部を備える第2カバーと、を備え、シーブカバー部には、切欠部からフックシーブの径方向の外方に離間する側に突出すると共に、ワイヤロープを外部に導出可能な開口部を備える外方突出部が設けられていて、開口部は、切欠部によって露出するフックシーブの周方向長さよりも短く設けられていて、第2カバーには、一対のシーブカバー部を互いに連結すると共に作業者が把持するためのグリップ部が設けられている、ことを特徴とするフックブロックが提供される。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、第2カバーは、樹脂を材質として形成されていて、開口部は、ワイヤロープの可動範囲を妨げない範囲に亘って形成されている、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、外方突出部には、開口部と外部との間でワイヤロープを挿抜するための通し孔が設けられている、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、外方突出部がフックシーブに近接する側では、外方突出部がフックシーブから離間する側よりも、開口部の幅が狭く設けられている、ことが好ましい。
さらに、本発明の第2の観点によると、上述の各発明に係るフックブロックを用いることを特徴とするロープホイストが提供される。
本発明によると、開口部から異物が入り込むのを低減すると共に、掴み易く作業性を向上させることが可能なフックブロックおよびロープホイストを提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る正面側から見たときのロープホイストの全体構成を示す斜視図である。 図1のロープホイストを正面側から見たときの全体構成を示す斜視図である。 図1のロープホイストを下側から見たときの構成を示す底面図である。 図1のロープホイストを後側から見たときの構成を示す背面図である。 図1のロープホイストを前側から見たときの構成を示す正面図である。 図1のロープホイストを上側から見たときの構成を示す平面図である。 図1のロープホイストにおけるロープドラムの構成を示す側断面図である。 図1のロープホイストにおけるロープガイド機構付近を示すためのロープドラムの部分的な側面図である。 図1のロープホイストにおけるロープガイド機構付近を示す背面図である。 図1のロープホイストにおける横行用モータおよびフレーム構造の構成を示す平面図であり、車輪31および支持フレーム体100付近を部分的に断面で示す図である。 図1のロープホイストにおける中間シーブ体を側面から見た状態を示す部分的な断面図である。 図1のロープホイストにおける中間シーブ体の構成を示す正面断面図である。 (A)は、図1のロープホイストにおけるロープ固定部材の構成を示す側面図であり、(B)は、切欠部付近を拡大して示す部分的な側断面図である。 図1のロープホイストにおけるロープ固定部材の構成を示す正面断面図である。 図1のロープホイストで用いられるフックブロックの構成を示す斜視図である。 図1のロープホイストにおけるフックブロックの構成を示す正面断面図である。 図15のフックブロックにおいて、フックシーブ、シーブカバーおよびグリップカバーの位置関係を示す側面図であり、一部が側断面図で示されているものである。 図15のフックブロックにおいて、グリップカバーが外されたシーブカバーの状態を示す部分的な側面図である。 図15のフックブロックにおいて、開口部が存在する側からグリップカバーを見た状態を示す図である。 図1のロープホイストにおける支持フレーム体の構成を示す平面断面図であり、前方側に位置する支持フレーム体を示す図である。 図1のロープホイストにおける前方側に位置する支持フレーム体を前方から見た状態を示す正面図である。 図1のロープホイストにおけるサポートローラ機構の構成を示す側面図である。 変形例に係るグリップカバーの構成を示す図であり、開口部が存在する側から見たグリップカバーを見た状態を示す図である。 変形例に係るロープホイストの支持フレーム体の構成を示す平面断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るフックブロック60およびロープホイスト10について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、必要に応じてXYZ直交座標系を用いて説明することとする。XYZ直交座標系においてX方向とはレールが延伸する方向を指し、X1側とはロープドラム21のうちドラム用モータ23が位置する側を指し、X2側とはそれとは逆側を指す。Z方向とは鉛直方向を指し、Z1側とは上方側(すなわちフックブロック60から見てレールRが位置する側)を指し、Z2側とはそれとは逆の下側を指す。また、Y方向とはX方向およびZ方向に直交する方向(レールRの幅方向)を指し、Y1側とはロープドラム機構20から見てトロリ機構30が位置する側を指し、Y2側とはそれとは逆側を指す。
<1.ロープホイスト10の構成について>
図1は、正面側から見たときのロープホイスト10の全体構成を示す斜視図である。図2は、背面側から見たときのロープホイスト10の全体構成を示す斜視図である。図3は、下側から見たときのロープホイスト10の構成を示す底面図である。図4は、後側から見たときのロープホイスト10の構成を示す背面図である。図5は、前側から見たときのロープホイスト10の構成を示す正面図である。図6は、上側から見たときのロープホイスト10の構成を示す平面図である。
図1〜図6に示すように、ロープホイスト10は、ロープドラム機構20と、トロリ機構30と、中間シーブ体40と、ロープ固定部材50と、フックブロック60とを備えていて、これらがフレーム構造70を介して支持されている。
まず、ロープドラム機構20について説明する。図1〜図6等に示すように、ロープドラム機構20は、ロープドラム21と、ロープガイド機構22と、ドラム用モータ23と、減速機構24と、コントロールボックス25を主要な構成要素としている。
図7は、ロープドラム21の構成を示す側断面図である。図7に示すように、ロープドラム21は、ワイヤロープWを巻回するドラム状の部材であり、その外周側には、ワイヤロープWが嵌まる凹溝状の螺旋溝211が形成されている。螺旋溝211は、ロープドラム21の外周に螺旋状に形成されていて、ワイヤロープWの半径に対応して形成されている。また、螺旋溝211は、ワイヤロープWが重ならない状態で(一重の状態で)整列するように形成されている。
なお、ロープドラム21の他端側(後側;X2側)には、ワイヤロープWの一端側を固定するためのロープ押さえ金具212が取り付けられる。ロープ押さえ金具212は、ワイヤロープWを位置させる凹部212aを備え、その凹部212aにワイヤロープWを位置させた状態で、締結手段であるネジ212bをロープドラム21に強固に捻じ込む。それにより、ワイヤロープWの一端側がロープドラム21に固定される。
また、ロープドラム21の一端側(前側;X1側)および他端側(後側;X2側)には、それぞれ軸支部213,214が取り付けられている。図7に示すように、一端側(前側;X1側)の軸支部213には、たとえばスプライン結合によってドラム回転軸215が連結されている。このドラム回転軸215は、一対の取付フレーム216a,216bに対し軸受としてのベアリング217a,217bを介して取り付けられている。なお、本実施の形態では、それぞれの取付フレーム216a,216bは異なる形状に形成されていて、ベアリング217a,217bも異なるタイプとなっているが、取付フレーム216a,216bやベアリング217a,217bを共通化するようにしても良い。
また、他端側(後側;X2側)の軸支部214のうち、径方向中央側の環状凸部214aには、ベアリング214bが取り付けられ、そのベアリング214bの外周側は、取付フレーム218に取り付けられる。それにより、ロープドラム21の他端側も、回転自在に支持される。なお、図1等に示すように、ロープドラム21は、カバーフレーム219によって上方側が覆われている。
図8は、ロープガイド機構22付近を示すためのロープドラム21の部分的な側面図である。図9は、ロープガイド機構22付近を示す背面図である。図8および図9に示すように、ロープガイド機構22は、ロープドラム21の回転に伴い、ガイド軸Gによりガイドされつつ、前後方向(X方向)に移動する部材である。なお、ガイド軸Gは、たとえば上述した取付フレーム216,218によって支持されていて、ロープガイド機構22の摺動を良好にガイド可能としている。
図8および図9に示すように、ロープガイド機構22は、リング状部材221と、摺動部材222と、バネ受部材223と、付勢バネ224と、ローラ支持部材225と、ローラ226とを主要な構成要素としている。
図9に示すように、リング状部材221は、複数の周状の部材を組み合わせてリング状に形成した部材である。このリング状部材221の内周側には、ロープドラム21の螺旋溝211に嵌まる螺旋凸部221aが設けられている。螺旋凸部221aは、螺旋をなす周状に設けられている。ただし、ロープドラム21との干渉を防ぐべく、螺旋凸部221aは、リング状部材221の内周側のうち、ワイヤロープWの非巻回側と対向するように設けられている。
また、図8に示すように、リング状部材221には、ガイド孔221bが設けられている。ガイド孔221bの側面221cは、ロープドラム21に巻取るワイヤロープWを螺旋溝211に案内するためのガイド部分であり、長孔状の内側面に設けられている。また、図9に示すように、リング状部材221のうち、ガイド孔221bから周方向に離れた部位には、窓部221cが設けられている。窓部221cは、後述するローラ支持部材225やローラ226をロープドラム21側に位置させるための開口部分である。
図9に示すように、摺動部材222は、リング状部材221にネジ等を介して取り付けられている。摺動部材222は、ガイド軸Gに接触する凹部222aを有している。この凹部222aにガイド軸Gが嵌まることにより、ロープガイド機構22が前後方向(X方向)に良好に移動可能となる。また、バネ受部材223は、リング状部材221の周方向におけるいずれかの位置に取り付けられていて、リング状部材221の外周面から外径側に突出している。バネ受部材223には、付勢バネ224の一端側が取り付けられている。
付勢バネ224は、バネ受部材223を介してローラ支持部材225に引っ張り力を与えるための部材である。この付勢バネ224の他端側には、ローラ支持部材225のアーム225aの先端側(ロープドラム21の径方向外側の部位)が連結されている。図9に示すように、ローラ支持部材225は、2つのアーム225a,225bが連結されることで略L字形状に設けられている。なお、アーム225bの先端側は、後述するローラ226を支持するために、ローラ226を位置させるための凹部が設けられている(図示省略)。
略L字形状をなす2つのアーム225a,225bの交差部位には、ローラ支持部材225を回動させるための回動軸225cが取り付けられている。回動軸225cは、リング状部材221に支持されている。それにより、回動軸225cを介して、ローラ支持部材225が回動可能となっている。
ローラ支持部材225のアーム225bの先端側には、支持軸226aを介してローラ226が回転自在に支持されている。ローラ226は、付勢バネ224の付勢力により、ガイド孔221bにより案内されているロープドラム21上のワイヤロープWに押し付けられる部材である。螺旋溝211にワイヤロープWが嵌め込まれた状態で、ローラ226がワイヤロープWをロープドラム21側に押し付けることにより、ロープドラム21に巻回されているワイヤロープWが緩むのを防止している。
図7に示すように、取付フレーム216a,216bには、ドラム用モータ23が取り付けられている。ドラム用モータ23は、ロープドラム21を回転させる駆動力を与えるものである。このドラム用モータ23の出力軸231には、減速機構24を構成するピニオンギヤ241が取り付けられていて、そのピニオンギヤ241の駆動力は、ギヤ輪列242を介してドラム回転軸215に伝達される。なお、出力軸231も取付フレーム216a,216bに対し軸受としてのベアリング232a,232bを介して取り付けられている。以下では、取付フレーム216a,216bを纏めて述べる場合には、単に取付フレーム216と称呼する。
図6等に示すように、取付フレーム216のうちロープドラム21とは反対側(X1側)には、コントロールボックス25が取り付けられている。コントロールボックス25は、ドラム用モータ23や、後述する横行用モータ32の作動を制御する制御基板(図示省略)や電源回路(図示省略)等を内蔵している部分である。コントロールボックス25からは、下方に向かい、操作用のリモートコントロールスイッチ(図示省略)が垂れ下がっている。
次に、トロリ機構30について説明する。図1〜図6等に示すように、ロープホイスト10は、トロリ機構30を有している。トロリ機構30は、フレーム構造70を構成する後述の支持フレーム体100に取り付けられている車輪31と、横行用モータ32とを有している。なお、フレーム構造70もトロリ機構30を構成するものとしても良い。車輪31はレールRの一方側と他方側とにそれぞれ2つずつ(合計4つ)設けられている。
図10は、トロリ機構30およびフレーム構造70の構成を示す平面図であり、車輪31および支持フレーム体100付近を部分的に断面で示す図である。図10に示すように、4つの車輪31のうちの1つには、横行用モータ32からの駆動力が与えられる。以下では、横行用モータ32からの駆動力が与えられる車輪31を、必要に応じて車輪31Aとする。横行用モータ32は、たとえばギヤードモータであり、減速された駆動力が車輪31のギヤ部31Bに伝達される。それにより、車輪31は、レールR上で駆動させられる。なお、他の3つの車輪31は、横行用モータ32によっては駆動させられずに従動するものであるが、これら3つの車輪31のうちの少なくとも1つを駆動するものとしても良い。
図10に示すように、取付軸130のうち第1フレーム110の支持孔111a(図13(A)および図16参照;後述)よりもレールR側に突出する部分には、ベアリング131が取り付けられ、このベアリング131を介して車輪31が取り付けられている。なお、取付軸130のうちベアリング131が取り付けられる軸受支持部130cは、後述する内部空間Qに位置する大径部130bよりも小径に設けられている。
次に、中間シーブ体40について説明する。図3および図6に示すように、横行用モータ32よりも後方側(X2側)には、中間シーブ体40が設けられている。図11は、中間シーブ体40を側面から見た状態を示す部分的な断面図である。また、図12は、中間シーブ体40の構成を示す正面断面図である。
図12に示すように、中間シーブ体40は、ワイヤロープWが掛けられる中間シーブ41(滑車)を備えていて、その中間シーブ41はフランジ41aで囲まれた凹溝41bを有している。また、中間シーブ41は、レールRに平行となる向きに配置されている。中間シーブ体40は、後述するフックブロック60の隣り合うフックシーブ61(図15参照)の間でワイヤロープWを中継することを可能としている。この中間シーブ体40は、吊り手軸S1に対して取り付けられている。また、中間シーブ体40は、吊り金具42を備え、この吊り金具42が吊り手軸S1に支持されている。
図11および図12に示すように、吊り金具42は、互いに対向する一対のプレート部分421を有しているが、プレート部分421の両端側かつ上方側には、一対のプレート部分421をつなぐ連結部分422が設けられている。図12に示すように、連結部分422は、吊り手軸S1を囲むように湾曲した形状に設けられていて、この連結部分422が吊り手軸S1に接触しつつ揺動(回動)することにより、中間シーブ体40は揺動する(向きを変える)ことを可能としている。なお、一対の連結部分422の間の部分は、打ち抜き部分Pとなっている。
一対のプレート部分421の間には、中間シーブ41が回転自在に支持されている。すなわち、一対のプレート部分421には、それぞれ軸支孔421aが設けられていて、その軸支孔421aには、支軸423が取り付けられている。支軸423の外周側かつ一対のプレート部分421の間には、軸受としてのベアリング424が取り付けられていて、このベアリング424の外周側に中間シーブ41が取り付けられている。それにより、中間シーブ41はプレート部分421に対して回転自在に設けられている。
なお、図11に示すように、中間シーブ41よりも上方側(Z1側)には、連結軸S2が設けられている。連結軸S2は、吊り手軸S1と共に、レールRの延伸方向に沿って後述する支持フレーム体100C,100Dを連結する部材である。それにより、支持フレーム体100C,100D間の強度を向上させることを可能としている。
図1〜図3および図6に示すように、ワイヤロープWの一端側を留めるために、ロープ固定部材50が設けられている。図13(A)は、図1のロープホイストにおけるロープ固定部材の構成を示す側面図であり、図13(B)は、切欠部付近を拡大して示す部分的な側断面図である。図14は、ロープ固定部材50の構成を示す正面断面図であり、楔部材54を除いた状態を示している。図10、図13(A)および図14に示すように、ロープ固定部材50は、固定金具51と、横回動金具52と、縦回動金具53と、楔部材54とを主要な構成要素としている。固定金具51は、後述する前後フレーム80に固定されている。この固定金具51は、一対の側板部51aと底板部51bとを備えている。側板部51aは、底板部51bに直交するようにその両側から折り曲げられ、それによって固定金具51は略U字形状に設けられている。そして、底板部51bが前後フレーム80にネジ等で固定されている。
図14に示すように、一対の側板部51aには、それぞれ軸孔51a1が設けられ、その軸孔には第1回動軸S3を介して横回動金具52が回動自在に取り付けられている。そのため、横回動金具52は、レールRに直交する方向に揺動可能に設けられている。横回動金具52は、略U字形状に設けられていて、その略U字形状の湾曲部分52aが第1回動軸S3に接触し、湾曲部分52aに連続するプレート部分52bが互いに対向している。
横回動金具52の一対のプレート部分52bには、軸孔52cが設けられていて、その軸孔52cには、第2回動軸S4を介して縦回動金具53が回動自在に取り付けられている。すなわち、一対のプレート部分52bの間には、縦回動金具53が配置され、その縦回動金具53の上方側は第2回動軸S4を介して、レールRの延伸方向に揺動可能に設けられている。縦回動金具53の下方側には、ロープ留め部53aが設けられている。ロープ留め部53aは、四角錐状の筒形状のうち上方側と下方側とが開口して、ワイヤロープWや後述する楔部材54が上方側および下方側から挿入可能に設けられている。また、ロープ留め部53aは、下方に向かうにつれて、断面積が小さくなるように設けられている。
図13(A)に示すように、ロープ留め部53aの内部には、楔部材54が配置される。楔部材54は、ロープ留め部53aの内部形状に対応するように、下方に向かうにつれて断面積が小さくなるように設けられている。また、楔部材54の外周側には、ワイヤロープWが周回するように設けられている。そのため、ワイヤロープWは、楔部材54とロープ留め部53aの内壁とに挟まれて、楔留めにてワイヤロープWの他端側が固定される。特に、ワイヤロープWに大きな荷重が作用すると、楔部材54が下方に移動しようとするが、その場合、ワイヤロープWは、楔部材54とロープ留め部53aの内壁との間で、大きな挟持力にて挟まれる。それにより、ワイヤロープWの下方への移動が規制される。
なお、ワイヤロープWの最も端末側は、ロープ留め部53aよりも下方において、不図示の固定金具により、ワイヤロープWの中途部分に固定されている。
次に、フックブロック60について説明する。図1〜図6に示すように、ロープホイスト10は、フックブロック60を備えている。図1および図2に示すように、フックブロック60は、ワイヤロープWの一端側と他端側の間の中途部分に吊り下げられている。
図15は、フックブロック60の構成を示す斜視図である。図16は、フックブロック60の構成を示す正面断面図である。図16に示すように、フックブロック60は、一対のフックシーブ61を備えていて、そのフックシーブ61には、ワイヤロープWが掛けられる溝部61aが設けられている。フックシーブ61は、連結部62の軸支部621によってそれぞれ軸支されている。軸支部621は、連結部(トラニオン)62の端部寄りの若干小径の部分である。なお、軸支部621は、連結部62と一体的に設けられていても良いが、連結部62とは別体的であっても良い。軸支部621の外周側には軸受としてのベアリングB1が取り付けられる。そして、このベアリングB1を介して、フックシーブ61が連結部62に回転自在に支持されている。
連結部62には、フック63を支持するためのフック支持部622が設けられている。フック支持部622は、連結部62の中央側を凹形状とすることで、形成されている。このフック支持部622には、ハブ部材64が取り付けられ、そのハブ部材64は、フック63のシャフト部631に取り付けられている。また、フック支持部622の連結部62の中央側の凹形状の開口部には、ハブ部材64および後述の軸受B2(スラストベアリング)への雨水、粉じん等の異物の侵入を防止するキャップ64aが取り付けられている。
また、凹形状のフック支持部622の底部622aには、軸受B2(スラストベアリング等)が取り付けられていて、この軸受B2がハブ部材64の下面側(Z2側)を受け止めている。それにより、フック63およびハブ部材64は、連結部62に対して回転自在に設けられている。
図17は、フックブロック60を示す側面図であり、一部が断面図で示されているものである。図18は、後述するグリップカバー66が外されたシーブカバー65の状態を示す側面図である。図15〜図17に示すように、それぞれのフックシーブ61の周囲には、シーブカバー65(第1カバーに対応)が取り付けられている。シーブカバー65は、金属製のカバー部材であり、フックシーブ61の外周を覆っている。シーブカバー65は、一対の円盤状の端面カバー部651,652を有している。端面カバー部651,652は、一対のフックシーブ61を結ぶ方向(この方向を、ここでは幅方向(Y方向)とする。)の外側と中央側にそれぞれ設けられている。
また、シーブカバー65には、一対の端面カバー部651,652を繋ぐと共にその間の外周部分を覆う外周カバー部653が設けられている。外周カバー部653は、円弧状に設けられている。
図17および図18に示すように、シーブカバー65には、切欠部654が設けられている。切欠部654は、端面カバー部651,652および外周カバー部653に跨って設けられている。この切欠部654の存在により、後述するグリップカバー66が取り外された場合に、フックシーブ61の一部がシーブカバー65から露出し、フックシーブ61の溝部61aの磨耗量等を容易に把握することが可能となっている。
図17および図18に示すように、本実施の形態における切欠部654の開口縁部は、その上方端部654aから所定だけ下側(Z2側)に向かって直線状に進行し、下方端部654bから径方向外側に向かって再び直線状に進行している。それにより、切欠部654を除いた端面カバー部651,652は、略T字形状に設けられている。
図15〜図18に示すように、シーブカバー65には、グリップカバー66(第2カバーに対応)が取り付けられている。グリップカバー66は、金属よりも柔らかい樹脂を材質として形成されている。それにより、後述する開口部672dの縁部にワイヤロープWが接触しても、ワイヤロープWにダメージが生じるのを防止している。
なお、好ましい樹脂としては、たとえば表面が滑らかなポリアミド系樹脂が挙げられる。ここで、ポリアミド系樹脂とは、例えば、ナイロン6、ナイロン64、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、ナイロン9、ナイロン11、ナイロン12、N−アルコキシメチル変性ナイロン、ヘキサメチレンジアミン−イソフタル酸縮重合体、メタキシロイルジアミン−アジピン酸縮重合体のような各種脂肪族または芳香族ポリアミドをハードセグメントとし、ポリエステル、ポリエーテル等のポリマーをソフトセグメントとするブロック共重合体が代表的である。なお、ポリアミド系樹脂にABS樹脂を混合するようにしても良い。
図19は、開口部672dが存在する側からグリップカバー66を見た状態を示す図である。図17〜図19に示すように、グリップカバー66には、シーブカバー部67と、グリップ部68とが設けられている。シーブカバー部67は、上述した切欠部654を覆うと共に、その取付代が端面カバー部651,652にネジ等によって取り付けられる。そのため、シーブカバー部67は、取付代の分だけ、切欠部654よりも大きく設けられている。
シーブカバー部67は、幅方向における外側の端面カバー部651に取り付けられるサイドカバー部671aと、幅方向における中央側の端面カバー部652に取り付けられるサイドカバー部671bと、を備えている。サイドカバー部671a,671bには、フックシーブ61の周縁部から径方向の外方に離間する側に突出する部分が存在している。この突出部分は、ワイヤロープWのフックシーブ61からの飛び出しをガイドする部分となっている。以下の説明では、この周縁部よりも突出している部分を、外方突出部672と称呼する。
また、外方突出部672のうち一対のサイドカバー部671a,671bの間には、ワイヤロープWを導出する側の端面である導出端面部672cが設けられている。この導出端面部672cには、長孔状の開口部672dが設けられている。なお、開口部672dの幅は、フックシーブ61の溝部61aの上端側の幅と同程度に設けられているが、溝部61aの幅よりも広く設けられていても良い。
ここで、図17には、フックシーブ61から導出されるワイヤロープWの導出の仮想線が示されている。導出の仮想線は、ワイヤロープWの可動範囲の端部を示すものであり、図17には、ワイヤロープWの内振れ仮想線P1と、外振れ仮想線P2とが示されている。内振れ仮想線P1は、主として、フックブロック60が十分に下降した場合に、ワイヤロープWが捩れる等して、当該ワイヤロープWが上下方向(Z方向)よりも若干中心寄りに導出される場合のワイヤロープWの導出を示す仮想線である。なお、この内振れ仮想線P1が鉛直方向に対してなす角度は、実際のワイヤロープWの導出を示すラインよりも大きく設けられていて、それによって、若干の余裕を持つように設計されている。そのため、外方突出部672の内壁のうち、ワイヤロープWが上下方向(Z方向)よりも若干中心寄りに移動するのを規制する内壁672aは、内振れ仮想線P1と干渉しない位置に設けられている。
また、外振れ仮想線P2は、主として、フックブロック60が最も上方に位置した場合に、ロープドラム21、ロープ固定部材50および中間シーブ41に向かうワイヤロープWの導出を示す仮想線である。なお、この外振れ仮想線P2が鉛直方向に対してなす角度は、実際のワイヤロープWの導出を示すラインよりも大きく設けられていて、それによって、若干の余裕を持つように設計されている。なお、外方突出部672の内壁のうち、ワイヤロープWが水平方向に向かうのを規制する内壁672bは、外振れ仮想線P2と干渉しない位置に設けられている。
上述の外方突出部672は、内振れ仮想線P1および外振れ仮想線P2の導出を妨げないように設けられている。そのため、ワイヤロープWを導出するための開口部672dは、図19に示すように長孔形状に設けられている。しかも、開口部672dの長さL1を短くするために、開口部672dの端面のラインは、外振れ仮想線P2に対して、垂直または略垂直に設けられている。それにより、図17および図18に示すように、開口部672dの長さL1は、切欠部654によって露出するフックシーブ61の周方向長さL2よりも短く設けられている。
なお、図17および図18に示す構成では、外方突出部672を含むシーブカバー部67を側面視したときの形状は、略直角三角形の頂部を切り落とした形状に近いものとなっている。
また、図19に示すように、シーブカバー部67には、通し孔673が設けられている。通し孔673は、ワイヤロープWを通すための孔部分である。すなわち、グリップカバー66をシーブカバー65から外す場合であっても、ワイヤロープWがフックシーブ61に掛けられたままであることが多い。その場合、ワイヤロープWがグリップカバー66の開口部672dに位置したままだと、メンテナンスの作業性が悪化する場合がある。そこで、メンテナンスの作業性を向上させるため、開口部672dの一端部と周方向の端部とを貫く通し孔673が設けられていて、この通し孔673を介して、グリップカバー66をワイヤロープWから外すことを可能としている。
次に、グリップ部68について説明する。図19に示すように、グリップカバー66には、グリップ部68が設けられていて、そのグリップ部68は、一対のシーブカバー部67を連結している。グリップ部68は、フックブロック60のうち作業者が手で把持するための部分である。すなわち、作業者は、荷をフック63に掛けたり、フック63が掛けられた荷を規定の位置に動かす際に、フックブロック60を把持する場合がある。かかる場合に、従来のフックブロックでは、フックシーブを覆っている金属製のカバーを把持する等している。しかし、そのような把持を行う場合、開口部から指が入り込む等の危険がある。そのため、本実施の形態では、作業者が手で把持するためのグリップ部68を設ける構成としている。
図15および図17に示すように、グリップ部68と連結部62との間には、隙間が設けられていて、その隙間には、作業者の手が入り込むことを可能としている。グリップ部68のうち、連結部62と対向する部位の下方側(Z2側)には、上下方向(Z方向)に略平行なストレート部681が設けられている。また、ストレート部681よりも上方側(Z1側)には、ストレート部681に対して傾斜しつつフックシーブ61から離れるテーパ部682が設けられている。これらストレート部681およびテーパ部682の存在により、グリップ部68は手の差し込みおよび把持をし易い形状となっている。
なお、グリップ部68が一対のシーブカバー部67を連結することにより、グリップ部68が存在しない場合よりもシーブカバー部67の剛性が向上する。すなわち、シーブカバー部67が、それぞれ別個に存在する場合には、そのシーブカバー部67の剛性が低く、外部の衝撃に対して弱いものとなる。しかしながら、グリップ部68が存在することにより、シーブカバー部67の剛性が向上し、外部の衝撃に強くなる。
続いて、フレーム構造70について説明する。図10に示すように、フレーム構造70は、前後フレーム80と、連結バー90と、支持フレーム体100とを有していて、これらによってロープホイスト10の全体が支持される。
前後フレーム80は、レールRの延伸方向(X方向)を長手として延伸するフレームであり、レールRを挟んで左右(Y1側とY2側)にそれぞれ設けられている。この前後フレーム80は、正面視したときの形状が略L字形状に形成されていて、略L字のフランジ部分81が上方側に位置している。前後フレーム80の長手の両端側には、後述する支持フレーム体100がネジ等の締結手段を介して取り付けられている。
また、フレーム構造70は、連結バー90を有している。連結バー90は、幅方向(Y方向)に沿って延伸する部分である。連結バー90は、後述する支持フレーム体100の下方に存在する差込孔111b,121b(図13(A)参照)に、図3に示すようなマウント部材91を介して差し込まれる。マウント部材91は、連結バー90に対してネジ等で固定されるが、ネジ止めの位置を調整することで、幅方向(Y方向)に並ぶ車輪31の間隔(ロープホイスト10の幅)を調整することが可能となる。
図20は、支持フレーム体100の構成を示す平面断面図であり、前方側(X1側)に位置する支持フレーム体100を示すものである。図21は、前方側(X1側)に位置する支持フレーム体100を前方側(X1側)から見た状態を示す正面図である。
図1〜図6に示すように、支持フレーム体100は、左右の前後フレーム80の両端側にそれぞれ取り付けられていて、本実施の形態では合計4つ設けられている。図10、図20および図21に示すように、支持フレーム体100は、支持フレーム110,120を2つ重ねて構成されている。具体的には、支持フレーム110,120は、前後方向(X方向)の両端側が折り曲げられ、略L字が連続した略Z字形状に形成されている。
なお、図10および図20に示すように、以下の説明では、支持フレーム110,120のうち幅方向が前後方向(X方向)に沿っている部分をフレーム基部111,121とし、そのフレーム基部111,121の前後方向(X方向)の両端側から折り曲げられている部分を、それぞれ外フランジ部112,122および内フランジ部113,123とする。
外フランジ部112,122および内フランジ部113,123は、フレーム基部111,121に対して略直交するように折り曲げられている。内フランジ部113,123は後述するバッファー132の取り付けのために、外フランジ部112,122よりも前後方向(X方向)における端部側に位置している。また、内フランジ部113,123は、フレーム基部111,121よりもレールR側に向かうように折り曲げられているが、外フランジ部112,122は、フレーム基部111,121よりもレールRから離れる側に向かうように折り曲げられている。
また、以下では、2つの支持フレーム110,120のうち、前後フレーム80に取り付けられるもの(レールR側に位置するもの)を第1フレーム110とし、レールRから離れる側に位置するものを第2フレーム120とする。第1フレーム110および第2フレーム120は、フレーム部材に対応する。
また、以下の説明では、支持フレーム体100同士を互いに区別する場合には、ロープドラム機構20が位置する側(Y2側)かつ前側(X1側)の支持フレーム体100を支持フレーム体100Aとし、Y2側かつX2側の支持フレーム体100を支持フレーム体100Bとし、トロリ機構30が位置する側(Y1側)かつ前側(X1側)の支持フレーム体100を支持フレーム体100Cとし、Y1側かつX2側の支持フレーム体100を支持フレーム体100Dとする。ただし、支持フレーム体100同士を互いに区別する必要がない場合には、単に支持フレーム体100と称呼する。
なお、図10および図20に示すように、第2フレーム120の内フランジ部123は、第1フレーム110の内フランジ部113よりも内側(レールR側)に延伸する延伸部分123aを有している。この延伸部分123aは、後述するバッファー132の取り付け部分となっている。
図6に示すように、支持フレーム体100Aは、ロープドラム機構20の取付フレーム216に取り付けられている。すなわち、支持フレーム体100Aは、締結手段としてのネジを介して取付フレーム216を固定している。図10および図20に示すように、支持フレーム体100Aは、第1フレーム110と第2フレーム120の内フランジ部113,123同士が締結手段であるネジで固定されると共に、第1フレーム110と第2フレーム120の外フランジ部112,122同士も締結手段であるネジで固定されている。そのため、支持フレーム体100Aは、角パイプと同様のボックス形状に形成され、第1フレーム110と第2フレーム120との間には、内部空間Qが形成される。
このように、支持フレーム体100Aが角パイプと同様のボックス形状に形成されることにより、従来のような1つの金属プレートをフレームとして用いる場合よりも、薄肉の金属プレートを用いることが可能となり、軽量化が可能となる。
ところで、支持フレーム体100Aと取付フレーム216との取り付けは、内部空間QにネジB2の頭部が位置する状態で、第1フレーム110と取付フレーム216とを固定することにより、なされている。そのため、ネジの頭部は、外部に露出しない状態となる。なお、この内部空間Qには、コントロールボックス25やドラム用モータ23等に接続される不図示の配線を位置させることも可能としている。
図10および図20に示すように、支持フレーム体100Aには、取付軸130を介して車輪31が支持されている。取付軸130は、第1フレーム110および第2フレーム120のフレーム基部111,121に形成されている支持孔111a,121aに挿入されている。なお、取付軸130のうち支持孔121aに挿入される孔受部130aは、支持孔121aに対応した直径を有している。しかし、取付軸130のうち内部空間Qに位置する部分は、孔受部130aよりも大径の大径部130bとなっている。そのため、大径部130bの存在によって、取付軸130が支持フレーム体100Aから外れないように構成されている。
また、図1〜図6、図10、図20および図21等に示すように、第2フレーム120の内フランジ部123のうち、第1フレーム110の内フランジ部113よりもレールR側に延伸する延伸部分123aには、バッファー132が、たとえば締結手段であるネジ132aを介して取り付けられている。バッファー132は、ロープホイスト10が衝突した場合に、衝突の際の衝撃を吸収するための部材である。そのため、バッファー132の主要部分は、たとえばゴム等のような衝撃を吸収可能な材質から形成されている。
図13(A)に示すように、それぞれの支持フレーム体100のフレーム基部111,121の下方には、差込孔111b,121bが設けられていて、この差込孔111b,121bには、上述したマウント部材91が差し込まれ、このマウント部材91を介して、連結バー90が支持フレーム体100に支持される。
図1〜図6、図13(A)、図20および図21に示すように、支持フレーム体100には、ガイドローラ140が取り付けられている。横行用モータ32を駆動させて、レールRに沿ってロープホイスト10が移動する際に、ロープホイスト10が蛇行する場合がある。ガイドローラ140は、そのような蛇行を防ぐために、H鋼等から構成されるレールRのフランジ部分R1に接触して、ロープホイスト10の走行をガイドするためのローラである。
かかるガイドローラ140を支持フレーム体100Aに取り付けるために、図13(A),(B)および図21に示すように、第1フレーム110および第2フレーム120には、それぞれ切欠部114,124が設けられていて、その切欠部114,124にガイドローラ140が配置されている。ここで、それぞれの切欠部114,124は、フレーム基部111,121と内フランジ部113,123とに跨って設けられている。特に、内フランジ部113,123においては、切欠部114,124は、幅方向(Y方向)の全体に亘るように設けられている。
このような切欠部114,124に配置されるガイドローラ140は、ローラ軸141を介して回転自在に支持されている。このローラ軸141を取り付けるために、第2フレーム120の切欠部124の上下方向長さは、ローラ軸141の長さよりも短く設けられている。そして、第2フレーム120の内フランジ部123の外側から内部空間Qに向けてネジ142を捻じ込むことで、第2フレーム120の内部空間Q側にローラ軸141が固定される。
なお、ローラ軸141と第1フレーム110との干渉を防ぐために、第1フレーム110の切欠部114の上下方向長さは、ローラ軸141の長さよりも長く設けられている。
図21に示すように、内フランジ部123のうち、切欠部124との境界部分である下方縁部124aは、ガイドローラ140の外周およびフランジ部分R1の幅方向(Y方向)の端部よりも中心寄り(レールRの中心寄り)に延伸している。すなわち、下方縁部124aの中心寄りの開口端部124a1は、フランジ部分R1の幅方向(Y方向)の端部よりも中心寄り(レールRの中心寄り)に位置している。そのため、トロリ機構30の作動による走行動作等により、ロープホイスト10が上下方向(Z方向)に傾いても、内フランジ部123の下方縁部124aがレールRのフランジ部分R1にぶつかり、傾きを防止可能となる。それによって、ガイドローラ140の下面部140aがレールRのフランジ部分R1の上面に乗り上げてしまうのを防止可能となっている。
図10等に示すように、支持フレーム体100Bも、支持ローラ体100Aと同様の構成となっていて、ロープドラム21を支持するための後側(X2側)の取付フレーム218がフレーム基部121に取り付けられている。また、支持フレーム体100Bには、バッファー132とガイドローラ140も取り付けられているが、それらの取り付けに関する構成は、支持フレーム体100Aと同様であるため、その説明は省略する。
図1〜図6、図10等に示すように、支持フレーム体100Cも、支持ローラ体100Aと類似する構成となっている。ただし、支持フレーム体100Cに取り付けられる車輪31には、横行用モータ32からの駆動力が与えられる。そのため、図10に示すように、第2フレーム120のフレーム基部121には、横行用モータ32が固定されている。
また、図10および図20に示すように、支持フレーム体100Cにおいては、第1フレーム110の外フランジ部112には、第2フレーム120の外フランジ部122よりも長くレールRから離れる部分(第1フレーム110の外フランジ部112よりも外側に突出する部分)が存在している。以下では、この突出部分を、フランジ延長部112aとする。図21に示すように、フランジ延長部112aには、上述した中間シーブ体40を支持する吊り手軸S1や連結軸S2を支持するための支持孔112a1,112a2が設けられている。これらの支持孔112a1,112a2に吊り手軸S1や連結軸S2を差し込んで、適宜、フランジ延長部112aに抜け止め等を介して固定することにより、吊り手軸S1や連結軸S2がフランジ延長部112aによって支持される。
図22は、サポートローラ機構150の構成を示す側面図である。図22に示すように、支持フレーム体100Cには、サポートローラ機構150が取り付けられている。サポートローラ機構150は、横行用モータ32により駆動される車輪31Aが浮き上がるのを防止する機構である。すなわち、Y2側には、ドラム用モータ23を始めとしたロープドラム機構20等の重量物が取り付けられている。しかし、Y1には、そのような重量物は取り付けられていない。そのため、重量バランスが悪く、Y1側の車輪31がレールRのフランジ部分R1から浮き上がってしまう虞があるが、かかる浮き上がりを防止するために、支持フレーム体100Cには、サポートローラ機構150が取り付けられている。
サポートローラ機構150は、ローラ支持プレート151と、サポートローラ152と、バネ機構160とを主要な構成要素としている。ローラ支持プレート151は、サポートローラ152を回転自在に取り付けているプレート状の部材である。ローラ支持プレート151のうち後側(X2側)かつ上側(Z1側)の部位には、このローラ支持プレートを貫く貫通孔151aが設けられていて、その貫通孔151aには連結バー90が挿通される。このため、ローラ支持プレート151は、連結バー90(貫通孔151a)を支点として、回動可能となっている。
なお、サポートローラ152の支持性を良好にするために、ローラ支持プレート151は対向する状態で一対設けられる構成としても良い。
また、ローラ支持プレート151のうち、前側(X1側)かつ上方側(Z1側)の部位には、当該ローラ支持プレート151を貫く軸支孔151bが設けられていて、この軸支孔151bには回転軸151cが差し込まれる。そして、この回転軸151cを中心に、サポートローラ152は回転可能に設けられている。なお、回転軸151cには、不図示のベアリング等が取り付けられる構成を採用しても良い。
また、ローラ支持プレート151のうち、前側(X1側)かつ下方側(Z2側)の部位には、バネ機構160を構成する支持ロッド161の一端側が、たとえば支持孔151dおよび支持軸161aを介して取り付けられている。支持ロッド161の他端側は、ガイドプレート162の貫通孔162aに挿通されているが、支持ロッド161はガイドプレート162に挿通自在(移動自在)に設けられている。また、支持ロッド161の外周側には、圧縮された状態の付勢バネ163が配置されている。なお、支持ロッド161の支持軸161a側には、ネジ山が設けられていて、そのネジ山にナット164が捻じ込まれていて、付勢バネ163の付勢力を受け止めることを可能としている。
サポートローラ機構150がこのような構成を採用することにより、付勢バネ163の付勢力により、サポートローラ152は、連結バー90(貫通孔151a)を支点として、矢示Aの向き(車輪31に近付く向き)に回動させられる。このため、レールRのフランジ部分R1の上面側には車輪31が接触し、下面側にはサポートローラ152が接触する。しかも、サポートローラ152には、付勢バネ163によって、車輪31が浮き上がるのを防止する付勢力が与えられる。それにより、車輪31がレールRのフランジ部分R1から浮き上がるのを防止可能としている。
なお、サポートローラ機構150は、支持フレーム体100C側のみに設ける構成とはせずに、支持フレーム体100D側に設ける構成を採用しても良く、支持フレーム体100Cと支持フレーム体100Dの両方に設ける構成を採用しても良い。
<2.作用効果>
以上のような構成のフックブロック60およびロープホイスト10によると、フックブロック60にはグリップカバー66が設けられることにより、フックシーブ61およびシーブカバー65から離れた位置に、開口部672dが存在する構成となっている。このため、図17および図18に示すように、開口部672dの長さL1を、切欠部654によって露出するフックシーブ61の周方向長さL2よりも短くすることが可能となる。このように、開口部672dの長さを短くすることにより、開口部672dから入り込んだ指が巻き込まれたり、開口部672dから異物が入り込むのを低減可能となる。
また、本実施の形態では、グリップカバー66には、グリップ部68が設けられている。そのため、作業者は、グリップ部68を把持することが可能となる。それにより、フックブロック60を把持し易くなり、作業性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態では、開口部672dは外方突出部654に設けられている。そのため、開口部672dは、シーブカバー65における切欠部654の周方向の部位(従来のシーブカバーの開口部に相当する部位)から離れた位置に設けられている。それにより、開口部672dは、作業者が把持するグリップ部68から離れた側に位置させることができ、開口部672dから作業者の指等が入り込むのを低減可能となる。それにより、一層安全性を高めることが可能となる。
また、本実施の形態では、グリップカバー66を外すことにより、切欠部654を介してフックシーブ61を視認することが可能となる。そのため、グリップカバー66を外すだけで、フックシーブ61の溝部61aの摩耗具合等を始めとした、フックシーブ61の状況を容易に把握することが可能となる。そのため、フックシーブ61の点検の際の作業性を向上させることが可能となり、フックブロック60のメンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態では、開口部672dはワイヤロープWの可動範囲を妨げない範囲に亘って形成されている。このため、開口部672dの縁部にワイヤロープWが接触するのを低減可能となる。さらに、グリップカバー66は、樹脂を材質として形成されているので、金属製のカバーがワイヤロープWに当接する場合よりも、当該ワイヤロープWへのダメージを低減可能となる。
また、グリップカバー66が樹脂を材質とすることにより、金属を材質とする場合と比較して、音の発生を低減可能となる。すなわち、開口部672dにワイヤロープWが接触した状態で、ワイヤロープWが巻き上げられたり、巻き下げられたりすると、摺動音(いわゆるビビリ音)が発生する場合があるが、グリップカバー66が樹脂を材質とすることにより、金属を材質とする場合と比較して、摺動音を低減可能となる。
さらに、本実施の形態では、外方突出部672には、開口部672dと外部との間でワイヤロープWを挿抜するための通し孔673が設けられている。そのため、グリップカバー66をフックブロック60から外す際に、通し孔673を介してワイヤロープWを通せば、グリップカバー66をフックブロック60から完全に外すことが可能となる。
<3.変形例>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、開口部672dは、図19に示すように、直線状の長孔形状に設けられている。しかしながら、開口部は、このような形状には限られない。たとえば、図23に示すような形状の開口部672eとしても良い。図23に示す構成では、開口部672eの幅は、外方突出部672がフックシーブ61に近接する側では、外方突出部672がフックシーブ61から離間する側よりも狭い。すなわち、外方突出部672がフックシーブ61に近接する側では、開口部672eの幅は最も狭く、その部位から離れるにつれて開口部672eの幅が徐々に広くなるように設けられている。このように形成すると、フックシーブ61から離間する側では、開口部672eの幅が広く設けられているので、ワイヤロープWが開口部672eの縁部に接触するのを低減でき、ワイヤロープWにダメージが生じるのを一層低減可能となる。
また、上述の実施の形態では、フックブロック60は、ロープホイスト10に用いられるものとして説明している。しかしながら、フックブロック60は、ロープホイスト10以外のクレーン装置等に用いられるものであっても良い。
上述の実施の形態では、支持フレーム体100は、第1フレーム110と第2フレーム120の2つのフレーム部材を互いに固定することで、内部空間Qを備えるボックス形状を実現している。しかしながら、2つ以上のフレーム部材を互いに固定することで、内部空間Qを備えるボックス形状を実現するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、支持フレーム体100においては、第1フレーム110および第2フレーム120は、フレーム基部111,121、外フランジ部112,122および内フランジ部113,123を有することで、それぞれ略L字が連続した略Z字形状に形成されている。しかしながら、第1フレーム110および第2フレーム120は、略L字が連続した略Z字形状に限られるものではない。その例を、図24に示す。
図24は、変形例に係る支持フレーム体100の構成を示す平面断面図である。この図24に示す構成では、第1フレーム110は、フレーム基部111と外フランジ部112とを有している。一方、第2フレーム120は、フレーム基部121と内フランジ部123とを有している。そして、第1フレーム110のフレーム基部111におけるX方向の端部側(外フランジ部112から離れる側)を第2フレーム120のフレーム基部121に突き当て、その突き当て箇所を溶接している。同様に、第2フレーム120のフレーム基部121の端部側(内フランジ部123から離れる側)を第1フレーム110のフレーム基部111に突き当て、その突き当て箇所を溶接している。
このような図24に示すような構成を採用しても、支持フレーム体100が角パイプと同様のボックス形状に設けられる。それにより、従来のような1つの金属プレートをフレームとして用いる場合よりも、薄肉の金属プレートを用いることが可能となり、軽量化が可能となる。なお、図24では、支持フレーム体100A,100Cを示しているが、かかる図24に示す構成は、支持フレーム体100B,100Dにも適用することは勿論可能である。
また、図24の支持フレーム100に代えて、突き当て箇所からさらに、内部空間Q側に折り曲げられたフランジ部を有する構成としても良い。すなわち、たとえば図20において、第2フレーム120の外フランジ部がレールR側に向くように折り曲げ、さらに第1フレーム110の内フランジ部113をレールRから離れる側を向くように折り曲げても良い。また、1つのフレーム部材を平面状のプレート部材とし、別のプレート部材を略U字形状のプレートとして、これらの組み合わせによってボックス形状を実現するようにしても良い。
また、上述の実施の形態におけるロープホイスト10は、ワイヤロープWの一端はロープドラム21に固定され、ワイヤロープWの他端はロープ固定部材50に固定され、その間に中間シーブ体40が配置された、いわゆる4/1掛けタイプのものとなっている。しかしながら、本発明は、4/1掛けタイプのみに適用されるものではない。たとえば、ワイヤロープWの一端はロープドラム21に固定され、ワイヤロープWの他端はロープ固定部材50に固定されるものの、中間シーブ体を用いない、いわゆる2/1掛けタイプのものに本発明を適用しても良い。また、ワイヤロープWの一端は一方のロープドラム21に固定され、ワイヤロープWの他端は他方のロープドラム(このロープドラムの螺旋溝は、ロープドラム21とは逆向きとなっている)に固定され、その間に中間シーブ体40が配置された、いわゆる4/2掛けタイプのものに本発明を適用しても良い。
また、上述の実施の形態では、支持フレーム体は、上下方向(Z方向)に沿うものとなっている。しかしながら、前後フレーム80や連結バー90に代えて、支持フレーム体100を採用しても良い。
また、バッファー132、吊り手軸S1、連結軸S2、ガイドローラ140の支持は、第1フレーム110と第2フレーム120のどちらであっても良い。
10…ロープホイスト、20…ロープドラム機構、21…ロープドラム、22…ロープガイド機構、23…ドラム用モータ、24…減速機構、25…コントロールボックス、30…トロリ機構、31(31A)…車輪、32…横行用モータ、40…中間シーブ体、41…中間シーブ、42…吊り金具、50…ロープ固定部材、51…固定金具、52…横回動金具、53…縦回動金具、54…楔部材、60…フックブロック、61…フックシーブ、61a…溝部、62…連結部、63…フック、64…ハブ部材、64a…キャップ、65…シーブカバー(第1カバーに対応)、66…グリップカバー(第2カバーに対応)、67…シーブカバー部、68…グリップ部、70…フレーム構造、80…前後フレーム、90…連結バー、100,100A〜100D…支持フレーム体、110…第1フレーム、111,121…フレーム基部、111b…差込孔、112,122…外フランジ部、112a…フランジ延長部、113,123…内フランジ部、114,124…切欠部、120…第2フレーム、130…取付軸、132…バッファー、140…ガイドローラ、141…ローラ軸、150…サポートローラ機構、160…バネ機構、161…支持ロッド、162…ガイドプレート、211…螺旋溝、212…ロープ押さえ金具、221…リング状部材、221a…螺旋凸部、222…摺動部材、223…バネ受部材、224…付勢バネ、226…ローラ、231…出力軸、621…軸支部、622…フック支持部、622a…底部、631…シャフト部、632…フランジ部、651…端面カバー部、653…外周カバー部、654…外方突出部、654…切欠部、654a…上方端部、654b…下方端部、671a,671b…サイドカバー部、672…外方突出部、672a,672b…内壁、672c…導出端面部、672d,672e…開口部、673…通し孔、681…ストレート部、682…テーパ部、

Claims (5)

  1. 荷を掛けるフックを備えると共に、ワイヤロープを介して吊り下げられるフックブロックであって、
    前記ワイヤロープが掛けられる一対のフックシーブと、
    それぞれの前記フックシーブを回転自在に支持する一対の軸支部を備える連結部と、
    前記フックシーブを覆うと共に、そのフックシーブの外周側と端面側とが連続する状態で露出する切欠部を有する第1カバーと、
    前記第1カバーに取り付けられて前記第1カバーの前記切欠部を覆う一対のシーブカバー部を備える第2カバーと、
    を備え、
    前記シーブカバー部には、前記切欠部から前記フックシーブの径方向の外方に離間する側に突出すると共に、前記ワイヤロープを外部に導出可能な開口部を備える外方突出部が設けられていて、
    前記開口部は、前記切欠部によって露出する前記フックシーブの周方向長さよりも短く設けられていて、
    前記第2カバーには、一対の前記シーブカバー部を互いに連結すると共に作業者が把持するためのグリップ部が設けられている、
    ことを特徴とするフックブロック。
  2. 請求項1記載のフックブロックであって、
    前記第2カバーは、樹脂を材質として形成されていて、
    前記開口部は、前記ワイヤロープの可動範囲を妨げない範囲に亘って形成されている、
    ことを特徴とするフックブロック。
  3. 請求項1または2記載のフックブロックであって、
    前記外方突出部には、前記開口部と外部との間で前記ワイヤロープを挿抜するための通し孔が設けられている、
    ことを特徴とするフックブロック。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のフックブロックであって、
    前記外方突出部が前記フックシーブに近接する側では、前記外方突出部が前記フックシーブから離間する側よりも、前記開口部の幅が狭く設けられている、
    ことを特徴とするフックブロック。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のフックブロックを用いることを特徴とするロープホイスト。
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