JP2014156304A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体に対してスムーズに給送カセットを着脱可能なシート給送装置及びこれを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】プリンタ本体10に挿脱可能な給送カセット21と、給送カセット21を挿入方向S1に押圧する第1押圧部20R及び第2押圧部20Lと、を備え、給送カセット21は、挿入方向S1と交差する幅方向Wの中央よりも幅方向Wの一方側に設けられ、プリンタ本体10から給送カセット21を引き出す際に把持する把持部26を有し、第1押圧部20R及び第2押圧部20Lは、給送カセット21の幅方向Wの一方側を幅方向Wの他方側よりも強い力で挿入方向S1に押圧する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
一般に、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置は、画像形成部にシートを1枚ずつ給送するシート給送装置を備えている。シート給送装置は、給送するシートを収納する給送カセットを備えており、給送カセットはユーザがシートを補給する際に引き出せるように装置本体に対して着脱可能になっている。
また、上述のように構成されたシート給送装置には、給送カセットを装置本体の所定位置まで挿入すると、給送カセットを装置本体に押圧する押圧部材を有するシート給送装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−89863号公報
ここで、図7に従来技術に係る押圧部材を有するシート給送装置の一部を示す。図7に示すように、シート給送装置は、給送カセット1021を引き出す際に用いられる把持部1026が挿脱方向Sと交差する幅方向Wの略中央部に設けられるのが一般的である。しかしながら、デザイン上の制約や後端規制部材1027との関係等から、把持部1026を略中央部から幅方向Wの一方側にずらした位置に設けなくてはならない場合がある。また、押圧部材1025R,1025Lは、一般に、均一の力で給送カセットを装置本体に押圧している。
そのため、把持部を略中央部から幅方向の一方側にずらした場合、ユーザが給送カセットを引き出す際に、把持部に近い一方側の押圧部材は抜け易く、把持部から離れた他方側の押圧部材は抜け難くなる。これにより、ユーザが給送カセットを引き出す際に、把持部に遠い他方側の押圧部材を支点に回転する力が働き、給送カセットの引出し方向の移動を阻害するおそれがある。その結果、ユーザによる給送カセットの操作性が損なわれるおそれがあった。
そこで、本発明は、装置本体に対してスムーズに給送カセットを着脱可能なシート給送装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、装置本体に挿脱可能な給送カセットと、前記給送カセットを挿入方向に押圧する押圧手段と、を備え、給送カセットは、前記装置本体から前記給送カセットを引き出す際に把持するための把持部を有し、前記押圧手段は、前記給送カセットの前記挿入方向と直交する方向の一方側を他方側よりも強い力で前記挿入方向に押圧することを特徴とする。
本発明によれば、装置本体に対してスムーズに給送カセットを挿着可能なシート給送装置及びこれを備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタの全体構造を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るプリンタのシート給送部の一部を示す斜視図である。 第1実施形態に係るプリンタのシート給送部の一部を示す平面図である。 第1実施形態に係るシート給送部の第1押圧部の変形例を示す図である。 第1実施形態に係るシート給送部の一部と従来技術に係るシート給送部の一部とを比較した図である。 第2実施形態に係るプリンタのシート給送部の一部を示す平面図である。 従来技術に係るシート給送部の一部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1から図6を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機器等である。以下の実施形態においては、4色のトナー像を定着する電子写真方式のレーザビームプリンタ(以下、「プリンタ」という)1を用いて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るプリンタ1について、図1から図5を参照しながら説明する。まず、第1実施形態に係るプリンタ1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るプリンタ1の全体構造を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、プリンタ1は、シートPを給送するシート給送部(シート給送装置)2と、シートPに画像を形成する画像形成部3と、画像が形成されたシートPを機外に排出する排出ローラ対4と、を備えている。また、プリンタ1は、排出されたシートPを積載する排出トレイ5と、制御部6と、を備えている。
シート給送部2は、シートPを収納する給送カセット21と、給送カセット21に収納されたシートPを1枚ずつ給送する給送ローラ22と、を備えている。なお、シート給送部2については、後に詳しく説明する。
画像形成部3は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ30Y,30M,30C,30Kと、後述の感光体ドラム31Y〜31Kの表面を露光する露光装置32と、を備えている。なお、4つのプロセスカートリッジ30Y〜30Kは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であるため、イエロー(Y)の画像を形成するプロセスカートリッジ30Yの構成を説明することで、プロセスカートリッジ30M〜30Kの説明は省略する。プロセスカートリッジ30Yは、像担持体である感光体ドラム31Yと、感光体ドラム31Yを帯電させる帯電ローラと、感光体ドラム31Y上に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、を備えている。
また、画像形成部3は、感光体ドラム31Y〜31K上のトナー像が一次転写される中間転写ベルト33と、トナー像を中間転写ベルト33に一次転写する一次転写ローラ34Y〜34Kと、を備えている。更に、画像形成部3は、一次転写されたトナー像を二次転写する二次転写ローラ35と、二次転写されたトナー像を加熱定着させる定着部36と、を備えている。
次に、上述のように構成されたプリンタ1の制御部6によるプリントジョブについて、説明する。画像読取装置や外部PC等から画像情報が入力されると、入力された画像情報に基づいて露光装置32から感光体ドラム31Y〜31Kに向けてレーザ光が照射される。このとき感光体ドラム31Y〜31Kは、帯電ローラにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光体ドラム31Y〜31K上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラにより静電潜像が現像され、感光体ドラム31Y〜31K上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。感光体ドラム31Y〜31K上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト33に重畳転写され、中間転写ベルト33の回転駆動により二次転写ローラ35まで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、給送カセット21に収納されたシートPが給送ローラ22により、1枚ずつレジストレーションローラ対11に向けて給送される。そして、レジストレーションローラ対11に給送されたシートPは、所定の搬送タイミングで二次転写ローラ35と対向ローラ37とのニップに搬送され、中間転写ベルト33上のトナー像が写される。トナー像が転写されたシートPは、定着部36でトナー像が定着され、排出ローラ対4により排出トレイ5に排出される。そして、プリント継続の指示がある場合には上述を繰り返し、プリント継続の指示が無ければプリントジョブを終了する。
次に、上述したシート給送部2について、図1に加え、図2から図6を参照しながら更に具体的に説明する。まず、シート給送部2の全体構成について、図1から図3を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係るプリンタ1のシート給送部2の一部を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係るプリンタ1のシート給送部2の一部を示す平面図である。
図1から図3に示すように、シート給送部2は、給送カセット21と、給送ローラ22と、位置決め部材23と、一対のレール部材24L,24Rと、第1押圧部(第1押圧手段)20L及び第2押圧部(第2押圧手段)20Rと、を備えている。
給送カセット21は、プリンタ本体(装置本体)10に挿脱可能に構成されており、プリンタ本体10から引き出す際にユーザが把持する把持部26と、収納されたシートPの給送方向上流端を規制する後端規制部材27と、を備えている。把持部26は、給送カセット21の挿脱方向Sと交差する幅方向Wの中央から一方側にオフセットされた位置に設けられている。これは、把持部26と後端規制部材27とが挿脱方向Sに重なった位置に位置しないようにしたためである。把持部26と後端規制部材27とが挿脱方向Sに重ならないように位置することで、給送カセット21の挿脱方向Sの長さを短くすることが可能になり、プリンタ1の小型化が可能になる。後端規制部材27は、給送方向(本実施形態においては挿脱方向Sと同じ方向)に移動可能にカセット本体21aに支持されており、給送方向に移動させることで各種サイズのシートPの上流端(後端部)を規制可能になっている。
位置決め部材23は、プリンタ本体10の内部に配設されており、給送カセット21を挿着した際に、給送カセット21が突き当たることで給送カセット21のプリンタ本体10に対する位置決めを行う。一対のレール部材24L,24Rは、プリンタ本体10の内部に配設されており、給送カセット21の挿脱方向Sの移動を補助すると共に、給送カセット21を所定の位置に案内する。
第1押圧部20Lは、給送カセット21が所定の位置まで挿入されると、給送カセット21の一方側を挿入方向S1に押圧する。第1押圧部20Lは、給送カセット21を幅方向Wの一方側から付勢可能な第1付勢部材29Lと、第1付勢部材29Lの幅方向Wの一方側からの付勢力を挿脱方向Sへの付勢力に変換して給送カセット21を押圧する第1変換押圧部50Lと、を備えている。第1変換押圧部50Lは、給送カセット21の一方側に設けられた第1被押圧部材28Lと、第1被押圧部材28Lと係合可能な第1押圧部材25Lと、を備えている。第1被押圧部材28Lは、給送カセット21の幅方向Wの一方側の側面に設けられており、給送カセット21の側面から幅方向Wの一方側に突出するように形成されている。第1押圧部材25Lは、第1付勢部材29Lの幅方向の一方側からの付勢力を引出し方向S2への付勢力に変換して第1被押圧部材28Lを押圧可能な第1カム面25aと、挿入方向S1への付勢力に変換して押圧可能な第2カム面25bと、を備えている。
第2押圧部20Rは、給送カセット21が所定の位置まで挿入されると、給送カセット21の他方側を第1押圧部20Lよりも小さな押圧力で挿入方向S1に押圧する。第2押圧部20Rは、給送カセット21を幅方向Wの他方側から付勢可能な第2付勢部材29Rと、第2付勢部材29Rの幅方向Wの他方側からの付勢力を挿脱方向Sへの付勢力に変換して給送カセット21を押圧する第2変換押圧部50Rと、を備えている。第2付勢部材29Rは、第1付勢部材29Lよりも付勢力が小さくなるように設定されている。言い換えると、第1付勢部材29Lの付勢力は、第2付勢部材29Rの付勢力よりも大きくなるように設定されている。第2変換押圧部50Rは、給送カセット21の他方側に設けられた第2被押圧部材28Rと、第2被押圧部材28Rと係合可能な第2押圧部材25Rと、を備えている。第2被押圧部材28Rは、給送カセット21の幅方向Wの他方側の側面に設けられており、給送カセット21の側面から幅方向Wの他方側に突出するように形成されている。第2押圧部材25Rは、第2付勢部材29Rの幅方向の他方側からの付勢力を引出し方向S2への付勢力に変換する第1カム面25aと、挿入方向S1への付勢力に変換する第2カム面25bと、を備えている。
ここで、図4を参照して、第1押圧部20Lの変形例について説明する。図4は、第1実施形態に係るシート給送部2の第1押圧部20Lの変形例を示す図である。
上述においては、第1付勢部材29Lの付勢力を第2付勢部材29Rの付勢力よりも大きくすることで、第1押圧部20Lによる給送カセット21の挿入方向S1の押圧力を第2押圧部20Rによる挿入方向S1の押圧力よりも大きくした。これは、図4(a)に示すように、第1押圧部材125Lの第2カム面125bの挿入方向S1に対する傾斜角度θ1を第2押圧部材25Rの第2カム面25bの傾斜角度よりも大きくすることで、押圧力を変更する構成であってもよい。第1押圧部材125Lの第2カム面125bの傾斜角度θ1を大きくすることで、第1被押圧部材28Lとの接触時における挿入方向S1への給送カセット21の押圧力を増加させることができるためである。
同様に、第2押圧部材25Rの第2カム面25bの傾斜角度を第1押圧部材25Lの第2カム面25bの挿入方向S1に対する傾斜角度よりも小さくすることで、押圧力を変更する構成であってもよい。第2カム面25bの挿入方向S1に対する傾斜角度を小さくすることで、第2被押圧部材28Rとの接触時における挿入方向S1への給送カセット21の押圧力を減少させることができるためである。
次に、上述のように構成されたシート給送部2の給送カセット21の挿脱動作について説明する。給送カセット21を一対のレール部材24R,24Lに沿って挿入方向S1に挿入すると、第1被押圧部材28Lが第1押圧部材25Lの第1カム面25aに当接すると共に、第2被押圧部材28Rが第2押圧部材25Rの第1カム面25aに当接する。
この状態から、更に給送カセット21を挿入方向S1に挿入すると、第1被押圧部材28Lが第1押圧部材25Lを押し下げると共に、第2被押圧部材28Rが第2押圧部材25Rを押し下げる。そして、給送カセット21が所定の位置に到達すると、第1被押圧部材28L及び第2被押圧部材28Rが第1カム面25aと第2カム面25bとの境界を超える。第1被押圧部材28L及び第2被押圧部材28Rが第1カム面25aと第2カム面25bとの境界を超えると、第1被押圧部材28L及び第2被押圧部材28Rは第2カム面25bにより挿入方向S1に押圧される。またこのとき、給送カセット21の挿入方向S1の下流端が位置決め部材23に当接するため、給送カセット21は第1押圧部20Lと第2押圧部20Rとに押圧された状態でプリンタ本体10の所定の位置に位置決めされることになる。
一方、給送カセット21を引き出す際には、ユーザは、給送カセット21の把持部26を把持して給送カセット21を引出し方向S2に引っ張る。ユーザにより給送カセット21が引出し方向S2に引っ張られると、第1被押圧部材28Lが第1押圧部材25Lを押し下げると共に、第2被押圧部材28Rが第2押圧部材25Rを押し下げる。
ここで、把持部26は給送カセット21の幅方向Wの一方側にオフセットされた位置に設けられている。そのため、給送カセット21を引き出そうとすると、給送カセット21の他方側の方が一方側よりも引出し方向S2の力が小さくなる。これにより、給送カセット21に均等な力がかからず、給送カセット21の他方側が一方側よりもプリンタ本体10から抜け難くなるおそれがある。即ち、給送カセット21の操作性を損なうおそれがある。しかし、本実施形態においては、第1押圧部20Lが第2押圧部20Rよりも大きな力で挿入方向S1に給送カセット21を押圧している。そのため、ユーザが給送カセット21を引き出す際の給送カセット21に生じる引出し方向の力を均等にすることができる。これにより、給送カセット21の操作性が損なわれることを防止することができる。
そして、第1被押圧部材28L及び第2被押圧部材28Rが第1カム面25aと第2カム面25bとの境界を超えると、第2カム面25bによる第1被押圧部材28L及び第2被押圧部材28Rへの挿入方向S1の押圧が解除される。
ところで、給送カセット21をプリンタ本体10に挿入する際、ユーザは把持部26を把持せず、給送カセット21の中央部分を押して挿入する場合がある。そのため、第1付勢部材29Lの付勢力を第2付勢部材29Rの付勢力よりも大きくした場合、給送カセット21を挿入する際の操作性を損なうおそれがある。そこで、図4(b)に示すように、第1押圧部材225Lの第1カム面225aの挿入方向S1に対する傾斜角度θ2を、第2押圧部材25Rの第1カム面25aの挿入方向S1に対する傾斜角度よりも小さくしてもよい。これにより、給送カセット21がスムーズに挿入可能となり、給送カセット21の操作性が損なわれることを防止することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係るプリンタ1は、給送カセット21の把持部26を挿脱方向Sと交差する幅方向Wの一方側に設け、後端規制部材27と把持部26とが幅方向Wに並んで配置可能に構成されている。そのため、従来の給送カセット1021よりも挿脱方向Sの長さを短くすることができる。
具体的には、給送カセットの把持部は、ユーザが把持する際のアクセス空間が必要であるが、図5(b)に示すように、従来の給送カセット1021は、把持部1026と後端規制部材1027とが挿脱方向Sに並んで配置されている。そのため、アクセス空間を後端規制部材1027の挿脱方向Sの外側に設けなければならなくなり、挿脱方向Sの長さが長くなる。一方、本実施形態に係るプリンタ1は、図5(a)に示すように、後端規制部材27と把持部26とが幅方向Wに並んで配置可能に構成されているため、アクセス空間を後端規制部材1027の挿脱方向Sの外側に設ける必要がない。そのため、給送カセットの挿脱方向Sの長さを短くすることができる。本実施形態に係る給送カセット21は、図5(c)に示すように、従来の給送カセット1021よりも長さLだけ挿脱方向の長さを短くすることができる。これにより、プリンタ1を小型化することができる。
また、プリンタ1は、第1押圧部20Lによる給送カセット21の挿入方向S1の押圧力を第2押圧部20Rによる挿入方向S1の押圧力よりも大きくしている。そのため、給送カセット21の把持部26を挿脱方向Sと交差する幅方向Wの一方側に設けた場合でも、給送カセット21を引き出す際の力を均一にすることができる。これにより、給送カセット21の操作性が損なわれることを防止することができる。
また、プリンタ1は、第1付勢部材29Lの付勢力を第2付勢部材29Rの付勢力よりも大きくすることで、第1変換押圧部50Lによる給送カセット21の押圧力を第2変換押圧部50Rによる押圧力よりも大きくしている。そのため、第1付勢部材29Lの付勢力と第2付勢部材29Rの付勢力とを調整するだけで給送カセット21を引き出す際の力を均一にするための調整が可能になる。即ち、給送カセット21を引き出す際の力の調整を簡単に行うことができる。
また、給送カセット21を引き出す際の力の調整は、第1押圧部材25L及び第2押圧部材25Rの挿脱方向Sに対する傾斜角度を調整することでも可能であるが、この場合も調整を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るプリンタ1Aについて、図1を援用すると共に、図6を参照しながら説明する。第2実施形態に係るプリンタ1Aは、給送カセット21を挿入方向に押圧する押圧手段が第1実施形態と相違する。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と相違する点、即ち、給送カセット21を挿入方向に押圧する押圧手段を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、第2実施形態に係るプリンタ1Aの全体構成について、図1を援用しながら説明する。図1に示すように、プリンタ1Aは、シートPを給送するシート給送部(シート給送装置)2Aと、画像形成部3と、排出ローラ対4と、排出トレイ5と、制御部6と、を備えている。シート給送部2Aは、給送カセット21と、給送ローラ22と、位置決め部材23と、一対のレール部材24L,24Rと、押圧部(押圧手段)20Aと、を備えている。
押圧部20Aは、給送カセット21が所定の位置まで挿入されると、給送カセット21の一方側を挿入方向S1に押圧する。押圧部20Aは、図6に示すように、幅方向の一方側で給送カセット21を付勢可能な付勢部材29Aと、付勢部材29Aの付勢力を挿脱方向Sへの付勢力に変換して給送カセット21を押圧する変換押圧部50Aと、を備えている。付勢部材29Aは、一端部が位置決め部材23の幅方向Wの一方側に接続され、他端部が後述の引込み部材25Aに接続されている。
変換押圧部50Aは、給送カセット21の一方側に設けられた被引込み部材(被押圧部材)28Aと、被引込み部材28Aと係合可能な引込み部材(押圧部材)25Aと、を備えている。被引込み部材28Aは、給送カセット21の挿入方向S1の下流側の端面に設けられており、給送カセット21の端面から位置決め部材23に向かって突出するように形成されている。引込み部材25Aは、基端部が位置決め部材23に回動自在に支持され、先端部が被引込み部材28Aと係合可能に形成されている。引込み部材25Aの先端部は、付勢部材29Aの付勢力を引出し方向S2への付勢力に変換する第1カム面25Aaと、挿入方向S1への付勢力に変換する第2カム面25Abと、を備えている。また、引込み部材28Aは、先端部の近傍が付勢部材29Aの他端部と接続されている。引込み部材28Aは、給送カセット21の挿入により被引込み部材28Aに押されることで挿入方向S1に回動して上死点を越えると、付勢部材29Aの付勢力により第2カム面25Abが被引込み部材28Aを挿入方向に押圧するようになっている。
次に、上述のように構成されたシート給送部2Aの給送カセット21の挿脱動作について、図6(b)及び(c)を参照しながら説明する。給送カセット21を一対のレール部材24R,24Lに沿って挿入方向S1に挿入すると、図6(c)に示すように、被引込み部材28Aが引込み部材25Aの第1カム面25Aaと当接する。この状態から、更に給送カセット21を挿入方向S1に挿入すると、被引込み部材28Aが付勢部材29Aの付勢力に抗して第1カム面25Aaを挿入方向S1に押圧する。そして、給送カセット21が所定の位置に到達すると、被引込み部材28Aに押された引込み部材25Aが上死点を越える。引込み部材25Aが上死点を越えると、図6(b)に示すように、第2カム面25Abが被引込み部材28Aを挿入方向S1に押圧する。このとき、給送カセット21の挿入方向S1の下流端が位置決め部材23に当接するため、給送カセット21は押圧部20Aに押圧された状態でプリンタ本体10の所定の位置に位置決めされることになる。
一方、給送カセット21を引き出す際には、ユーザは、給送カセット21の把持部26を把持して給送カセット21を引出し方向S2に引っ張る。ユーザにより給送カセット21が引出し方向S2に引っ張られると、付勢部材29Aの付勢力に抗して第2カム面25Abが被引込み部材28Aに押圧される。
ここで、把持部26は給送カセット21の幅方向Wの一方側にオフセットされた位置に設けられている。そのため、給送カセット21を引き出そうとすると、給送カセット21の他方側の方が一方側よりも引出し方向S2の力が小さくなる。これにより、給送カセット21に均等な力がかからず、給送カセット21の他方側が一方側よりもプリンタ本体10から抜け難くなるおそれがある。しかし、本実施形態においては、押圧部20Aが給送カセット21の幅方向Wの一方側を挿入方向S1に押圧している。また、給送カセット21の挿脱方向Sにおいて、押圧部20Aが把持部26の略鉛直線上に設けられている。そのため、ユーザが給送カセット21を引き出す際に給送カセット21に生じる引出し方向の力を均等にすることができる。これにより、給送カセット21の操作性が損なわれることを防止することができる。
そして、引込み部材25Aが付勢部材29の付勢力に抗して上死点を越えて引出し方向S2に回動すると、引込み部材25Aの第2カム面25Abによる被引込み部材の挿入方向への押圧が解除される。
以上説明したように、第2実施形態に係るプリンタ1Aは、給送カセット21が所定の位置まで挿入されると、給送カセット21の一方側を挿入方向S1に押圧する押圧部20Aを備えている。そのため、給送カセット21の把持部26を挿脱方向Sと交差する幅方向Wの一方側に設けた場合でも、給送カセット21を引き出す際の力を均一にすることができる。つまり、把持部26が設けられた側のみに押圧部を設けることで、給送カセット21の操作性が損なわれることを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
例えば、第1実施形態では、給送カセット21の一方側を他方側よりも強い力で押圧する際に、第1押圧部20L及び第2押圧部20Rを用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。把持部26が設けられた側のみに押圧部を設けて、給送カセット21を押圧する構成であってもよい。
また、第2実施形態では、給送カセット21の一方側を他方側よりも強い力で押圧する際に、幅方向Wの一方側に設けた押圧部20Aを用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。幅方向の両側に押圧部を設け、一方側の押圧部の押圧力を他方側の押圧部の押圧力よりも大きくする構成であってもよい。
また、第1実施形態においては、カム面を用いて付勢部材の付勢力を挿入方向の押圧力に変更したが、本発明においてはこれに限定されない。リンク機構等の変向機構を用いて付勢部材の勢力を挿入方向に変更する構成であってもよい。
また、本実施形態では、給送カセット21の挿脱方向SにシートPが給送されるため、方向WはシートPの幅方向であるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、給送カセット21の挿脱方向Sと直交する方向にシートPを給送する構成であってもよい。
また、以上説明した実施形態では、シートPに画像を形成する画像形成部として、電子写真画像形成プロセスを例に挙げて説明したが、本発明は電子写真画像形成プロセスを用いたものに限定されるべきではない。例えば、シートPに画像を形成する画像形成部として、ノズルからインク液を吐出させることによって、シートPに画像を形成するインクジェット画像形成プロセスを用いるものであってもよい。
1 レーザビームプリンタ(画像形成装置)
2 シート給送部(シート給送装置)
3 画像形成部
10 プリンタ本体(装置本体)
20L 第1押圧部(第1押圧手段)
20R 第2押圧部(第2押圧手段)
21 給送カセット
25L 第1押圧部材
25R 第2押圧部材
25b 第2カム面(カム面)
26 把持部
28L 第1被押圧部材(第1変換押圧部)
28R 第2被押圧部材(第2変換押圧部)
29L 第1付勢部材
29R 第2付勢部材
50L 第1変換押圧部
50R 第2変換押圧部
125b 第2カム面(カム面)
P シート

Claims (8)

  1. 装置本体に挿脱可能な給送カセットと、
    前記給送カセットを挿入方向に押圧する押圧手段と、を備え、
    給送カセットは、前記装置本体から前記給送カセットを引き出す際に把持するための把持部を有し、
    前記押圧手段は、前記給送カセットの前記挿入方向と直交する方向の一方側を他方側よりも強い力で前記挿入方向に押圧する、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記把持部は、前記挿入方向と直交する方向の中央よりも前記一方側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記押圧手段は、前記一方側で前記給送カセットを前記挿入方向に押圧する第1押圧手段と、前記他方側で前記給送カセットを前記挿入方向に押圧する第2押圧手段と、を有し、
    前記第1押圧手段の押圧力を前記第2押圧手段の押圧力よりも大きくした、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記第1押圧手段は、前記一方側に設けられる第1付勢部材と、前記第1付勢部材の前記一方側からの付勢力を前記挿入方向への付勢力に変換して前記給送カセットを押圧する第1変換押圧部と、を有し、
    前記第2押圧手段は、前記他方側に設けられる第2付勢部材と、前記第2付勢部材の前記他方側からの付勢力を前記挿入方向への付勢力に変換して前記給送カセットを押圧する第2変換押圧部と、を有し、
    前記第1付勢部材の付勢力を前記第2付勢部材の付勢力よりも大きくした、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記第1押圧手段は、前記給送カセットを前記一方側から付勢可能な第1付勢部材と、前記給送カセットの前記一方側に設けられる第1被押圧部材と、前記第1付勢部材の前記一方側からの付勢力を前記挿入方向への付勢力に変換して前記第1被押圧部材を前記挿入方向に押圧可能なカム面を有する第1押圧部材と、を有し、
    前記第2押圧手段は、前記給送カセットを前記他方側から付勢可能な第2付勢部材と、前記給送カセットの前記他方側に設けられる第2被押圧部材と、前記第2付勢部材の前記他方側からの付勢力を前記挿入方向への付勢力に変換して前記第2被押圧部材を前記挿入方向に押圧可能なカム面を有する第2押圧部材と、を有し、
    前記第1押圧部材のカム面の前記挿入方向に対する傾斜角度を、前記第2押圧部材のカム面の前記挿入方向に対する傾斜角度よりも大きくした、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  6. 前記押圧手段は、前記一方側に設けられる付勢部材と、前記付勢部材の前記一方側からの付勢力を前記挿入方向への付勢力に変換して前記給送カセットを押圧する変換押圧部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  7. 前記給送カセットは、挿脱方向に移動してシートの端部を規制可能な規制部材を有し、
    前記規制部材と前記把持部とが前記挿入方向と直交する方向に並んで配置可能に形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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