JP2014156266A - プラスチックボトル - Google Patents

プラスチックボトル Download PDF

Info

Publication number
JP2014156266A
JP2014156266A JP2013028848A JP2013028848A JP2014156266A JP 2014156266 A JP2014156266 A JP 2014156266A JP 2013028848 A JP2013028848 A JP 2013028848A JP 2013028848 A JP2013028848 A JP 2013028848A JP 2014156266 A JP2014156266 A JP 2014156266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic bottle
gripping
rib
horizontal concave
ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013028848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6131627B2 (ja
Inventor
Masaaki Kitagawa
川 正 明 北
Tatsuya Nozaki
崎 達 也 野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013028848A priority Critical patent/JP6131627B2/ja
Publication of JP2014156266A publication Critical patent/JP2014156266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6131627B2 publication Critical patent/JP6131627B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】把持部を容易に把持することができ、かつ薄肉材料であっても剛性を高めることができるプラスチックボトルを提供する。
【解決手段】プラスチックボトル10は、口部11と、肩部12と、胴部20と、底部30とを備えている。胴部20は、4つの側面21と、各側面21間に位置する胴部境界面22とを有し、胴部20には各側面21に設けられた側面水平凹状リブ24aと、各胴部境界面22に設けられた境界面水平凹状リブ24bとからなる水平凹状リブ24が設けられている。胴部境界面22の境界面水平凹状リブ24bに、外方へ突出する把持リブ40が上下方向に延びて設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、容易に把持することができ、かつ座屈強度を向上させることができるプラスチックボトルに関する。
近時、飲料用等のボトルとして、四角筒状の胴部を有するプラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチック製ボトル内に内溶液が収納される。
またプラスチックボトルの四角筒状の胴部は4つの側面をもち、各側面には、容易に把持することができる把持部が設けられている。またプラスチックボトルの胴部には、胴部を上方と下方に区画する水平凹状リブが設けられているが、一般に把持部はこの水平凹状リブに設けられている。
使用にあたって、使用者は胴部のうち対向する一対の側面の把持部を把持することになる。ところで近年プラスチックボトルの薄肉化がすすみ、プラスチックボトル全体としての剛性が低下している。この場合、使用者が一対の側面の把持部を把持した場合に、プラスチックボトルの剛性の低下により、他の対向する一対の側面が外方へ突出したり、内容液が外方へ放出されてしまうことがある。
ところでプラスチックボトルの隣接する側面間には胴部境界面が形成されており、対向する一対の胴部境界面を把持することによりプラスチックボトル全体の変形を防ぐことも考えられているが、対向する一対の胴部境界面には把持部としての構成は含まれておらず、このため対向する一対の胴部境界面を把持することはむずかしい。
実開昭56−118806号
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、容易に把持することができ、かつ全体としての座屈強度を高めることができるプラスチックボトルを提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックボトルにおいて、円筒状の口部と、四角筒状の胴部と、口部と胴部との間に配置された肩部と、胴部下方の底部とを備え、胴部は4つの側面と、各側面間に位置する胴部境界面とを有し、各胴部境界面のうち、少なくとも対向する一対の胴部境界面の各々に、外方へ突出する把持リブを設け、対向する一対の胴部境界面の把持リブが把持可能となることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、4つの胴部境界面のすべてに、外方へ突出する把持リブを設けたことを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、各把持リブは縦方向に延びることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、胴部に各側面に設けられた側面水平凹状リブと各胴部境界面に設けられた境界面水平凹状リブとからなる水平凹状リブが設けられ、各側面の側面水平凹状リブに凹凸形状の把持部を設け、把持リブは境界面水平凹状リブ内に設けられていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、一の胴部境界面に複数の把持リブが水平方向に設けられていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、一の胴部境界面に複数の把持リブが上下方向に設けられていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明によれば、各胴部境界面のうち、少なくとも対向する一対の胴部境界面の各々に、外方へ突出する把持リブを設けたので、この対向する一対の胴部境界面の把持リブを把持することにより、プラスチックボトルを容易に把持することができる。また一対の胴部境界面に設けられた把持リブにより、プラスチックボトル全体としての座屈強度を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるプラスチックボトルを示す正面図。 図2は、本発明の第1の実施の形態によるプラスチックボトルを示す図であって、図1とは別の角度からみた図。 図3は、本発明の第1の実施の形態によるプラスチックボトルを示す斜視図。 図4は、本発明の第1の実施の形態によるプラスチックボトルを示す平面図。 図5は、本発明の第1の実施の形態によるプラスチックボトルを示す底面図。 図6(a)は本発明の第1の実施の形態による把持リブを示す拡大図であり、図6(b)は把持リブを示す拡大斜視図。 図7は、本発明の第2の実施の形態によるプラスチックボトルを示す正面図。 図8は、本発明の第2の実施の形態によるプラスチックボトルを示す図であって、図8とは別の角度からみた図。 図9は、本発明の第2の実施の形態によるプラスチックボトルを示す斜視図。 図10(a)は本発明の第2の実施の形態による把持リブを示す拡大図であり、図10(b)は把持リブを示す拡大斜視図。 図11は、本発明の第3の実施の形態によるプラスチックボトルを示す正面図。 図12は、本発明の第3の実施の形態によるプラスチックボトルを示す斜視図。 図13は、本発明の第3の実施の形態によるプラスチックボトルを示す平面図。 図14は、本発明の第3の実施の形態によるプラスチックボトル上にラベルを貼付した状態を示す図。 図15は、本発明の第3の実施の形態によるプラスチックボトルの肩部を示す拡大斜視図。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図6(a)(b)は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
まず、図1乃至図6(a)(b)により、本実施の形態によるプラスチックボトルの概要について説明する。
プラスチックボトル10は、後述のように、プリフォームを2軸延伸ブロー成形することにより、作製することができる。このようなプラスチックボトル10は、1l以下(1000cc以下)の内容積をもち、口部11と、口部11下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
このうち胴部20は、互いに同一の形状からなる4つの側面21を有しており、全体として四角筒形状からなっている。また隣接する側面21同士の間には、それぞれ平坦な胴部境界面22が形成されている。
また胴部20の4つの側面21は、内側へ(ボトル10の内方へ)引込む側面水平凹状リブ24aを介して上方領域21aと、下方領域21bとに区画されている。また各胴部境界面22も内側へ(ボトル10の内方へ)引込む境界面水平凹状リブ24bを介して上方領域22aと、下方領域22bとに区画されている。
このうち側面水平凹状リブ24aと境界面水平凹状リブ24bとによって水平凹状リブ24が構成されている。
また、胴部20の各側面21の上方領域21aおよび下方領域21bには、各々複数のパネル部23が設けられ、このパネル部23によってプラスチックボトル10内の膨張時および減圧時にプラスチックボトル10に加わる圧力を吸収している。
さらにまた、図5に示すように、底部30は周縁部31と、周縁部31の中央に位置するとともに周縁部31より上方へ持上げられた中央部32とを有し、中央部32と周縁部31との間に、円周状に延びる中間部33が介在されている。
次に図1乃至図3により、プラスチックボトル10の肩部12の構成を詳述する。
図1に示すように、プラスチックボトル10の肩部12は、口部11と胴部20との間に形成されるとともに、4つの肩部傾斜面12Aを有し、全体として切頭四角すい形状をもっている。
また各肩部傾斜面12A間には肩部境界面12Bが形成されている。このうち各肩部傾斜面12Aは胴部20の側面21に対応して形成され、各肩部境界面12Bは胴部20の胴部境界面22に対応して形成されている。
また各肩部傾斜面12Aには外方へ突出するとともに三角形断面をもつ複数、例えば5本の細長状山部16が設けられ、各肩部境界面12Bには内方へ突出するとともに三角形断面をもつ細長状谷部15が設けられてる。そして、各肩部境界面12B内には、上下方向に沿って複数のV字状補強リブ43が設けられ、このV字状補強リブ43により肩部境界面12Bの座屈強度を高めることができる。
ところで各肩部傾斜面12Aに形成された5本の細長状山部16および各肩部境界面12Bに形成された細長状谷部15は、平面上全体として放射状に配置されている(図4参照)。
また肩部12と胴部20との間には、水平方向に延びるとともに外方に向って下方へ傾斜する環状傾斜面13が形成されており、各肩部傾斜面12Aに設けられた5本の細長状山部16はこの環状傾斜面13と同一平面上にある(面一となっている)。また各肩部境界面12Bに設けられた細長状谷部15は、環状傾斜面13を基準として内方へ引込んでいる。
また環状傾斜面13のうち肩部境界面12Bに対応する位置に、外方へ突出する突出リブ42が設けられ、この突出リブ42により環状傾斜面13の座屈強度を高めることができる。
このように胴部20に各側面21に設けられた側面水平凹状リブ24aと、各胴部境界面22に設けられた境界面水平凹状リブ24bとからなる水平凹状リブ24が形成されており、このうち各側面21の側面水平凹状リブ24aに凹凸形状の水平溝37からなる把持部35が設けられている。
把持部35は側面水平凹状リブ24a内に略収まるよう配置されている。この場合、側面水平凹状リブ24aはその左右方向の中央部分が内方へ引込み、左側部分および右側部分が外方へ突出するような湾曲面を形成している。
また把持部35は水平方向に延びる一対の水平溝37,37を有し、全体として把持し易いよう凹凸形状を有している。
このように各側面水平凹状リブ24aは、全体として左右方向の中央部分が内方へ引込む湾曲面を形成し、この湾曲面をもつ側面水平凹状リブ24aに凹凸形状をもつ把持部35が設けられている。このため、4つの側面21のうち対向する一対の側面21に設けられた側面水平凹状リブ24aの把持部35を介してプラスチックボトル10を容易に把持することができる。
また各把持部35は、対応する側面水平凹状リブ24a内に略収まるよう設けられているので、各把持部35が胴部20の外方へ目立つことはない。
すなわち、プラスチックボトルの側面水平凹状リブ内に把持部を設けてプラスチックボトルを把持する技術も開発されているが、内容積が1.5〜2lのプラスチックボトルの場合、把持部を容易に把持することができるようこの把持部を大きくとることが一般的である。この場合は、把持部が側面水平凹状リブの上方または下方へ突出して延びるため、胴部の外観上、把持部が目立つことになり外観上好ましくない。
その一方で、1l以下のプラスチックボトルの場合、水平凹状リブ内に把持部を設けたボトルが少なく、内容物を注ぐ際に持ちにくい等、容易に把持することができない。
これに対して本発明によれば、各把持部35は対応する側面水平凹状リブ24a内に略収まるよう設けられているので、各把持部35が胴部20の外方へ目立つことはない。
ところで、プラスチックボトル10の各側面21間に位置する4つの胴部境界面22の各々には、外方へ突出する把持リブ40が設けられている。この場合、対向する一対の胴部境界面22に設けられた把持リブ40を把持することにより、プラスチックボトル10を把持することが可能となる。
すなわち、プラスチックボトル10の各側面21には、凹凸形状の水平リブ37からなる把持部35が設けられているが、この把持部35に加えて、胴部境界面22にプラスチックボトル10を把持するための把持リブ40が設けられている。
把持リブ40は図6(a)(b)に示すように、各胴部境界面22のうち、境界面水平凹状リブ24b内に3個ずつ設けられ、各把持リブ40は上下方向へ延びている。
このように各胴部境界面22のうち境界面水平凹状リブ24b内に3個の把持リブ40が設けられ、かつ各側面21に設けられた側面水平凹状リブ24a内には、上述のように凹凸形状の水平リブ37からなる把持部35が設けられている。
このため使用者は同一水平面上に設けられた側面21の把持部35、または胴部境界面22の把持リブ40のいずれかを把持することによりプラスチックボトル10を把持することができる。このため使用者は、側面21の把持部35を把持する場合と同様の感覚をもって違和感をもつことなく、把持リブ40を把持することができる。なお、把持リブ40近傍に形成された凹凸形状も、把持リブ40と同様に把持機能ををもつ。
また各胴部境界面22に設けられた把持リブ40は上下方向に延びているので、とりわけ胴部境界面22における座屈強度を向上させることができる。
すなわち、一般にプラスチックボトル10の軽量化に伴なって、コーナ部となる胴部境界面22は肉厚が薄くなり、胴部境界面22は強度が低下し易くなっている。例えばブロー成形により得られるプラスチックボトル10の場合、側面21に対して胴部境界面22の肉厚は0.71〜0.87程度に減少する。
本実施の形態によれば、肉厚が薄く強度が低下し易い胴部境界面22に上下方向に延びる把持リブ40を設けることにより、とりわけ胴部境界面22における座屈強度を増加させることができる。また、コーナ部となる胴部境界面22に把持リブ40を設けることにより、ブロー成形時にこの把持リブ40が抵抗となって機能するため、プリフォームが単純に延伸して薄肉化することはなく、その分肉厚を増加させることができる。
このようなプラスチックボトル10は、薄肉により形成され、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。
なおプリフォームすなわちプラスチックボトル10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を使用する事が好ましい。
また、プラスチックボトル10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。即ち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォームを押出成形後、吹込成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルを形成しても良い。なお、このような中間層は、プラスチックボトル10のうち少なくとも胴部20内に設けることが好ましい。また底部30において、底部30の中央部を除く領域に中間層を設けることが好ましい。ケース落下等の衝撃を受けた際この部分がデラミ(層間剥離)を起こすおそれがあるからである。ガスバリア性及び遮光性を有する為に、多層にするだけでなく熱可塑性樹脂同士をブレンドしたブレンドボトルを形成しても良い。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まずプラスチックボトル10内に、例えば緑茶、コーヒー等の内容液を充填し、その後これを密栓する。
この場合、プラスチックボトル10の底部30の中央部を押し棒(図示せず)により押し上げた状態で、内容液がプラスチックボトル10内に充填される。
次に口部11をキャップ(図示せず)により密栓した後、胴部20周囲にシュリンクフィルム等のラベルを付す。
内容液が充填されたプラスチックボトル10は積み上げられて貯蔵され、あるいは搬送される。このため内容液が充填されたプラスチックボトル10に対して貯蔵中あるいは搬送中に上下方向に大きな荷重が加わることも考えられる。
本発明によれば、肩部12の各肩部傾斜面12Aに5本の細長状山部16を設け、各肩部境界面12Bに細長状谷部15を設け、これら細長状山部16および細長状谷部15が平面上放射状をなすよう形成されているので、肩部12に加わる荷重に対して細長状山部16および細長状谷部15が補強リブとして機能する。このため肩部12に加わる上下方向の荷重をこれら細長状山部16と細長状谷部15とにより確実に受けることができ、肩部12の上下方向に沿う強度を向上させることができる。
使用に際し、プラスチックボトル10を把持し、口部11からキャップを外す。この場合、4つの側面21のうち対向する一対の側面21に設けられた側面水平凹状リブ24a内の凹凸形状をもつ把持部35を介してプラスチックボトル10を容易に把持することができる。さらにまた各把持部35は対応する側面水平凹状リブ24a内に収まるよう設けられているため、各把持部35が胴部20の外方へ目立つことはない。
さらにまた各側面21に設けられた把持部35に加えて、各胴部境界面22に把持リブ40を設けたことにより、対向する一対の胴部境界面22に設けられた把持リブ40を把持することもできる。
なお、上記実施の形態において、4つの胴部境界面22に把持リブ40を設けた例を示したが、これに限らず対向する一対の胴部境界面22のみに把持リブ40を設けてもよい。
第2の実施の形態
次に図7乃至図10(a)(b)により、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7乃至図10(a)(b)に示す第2の実施の形態は、水平溝からなる把持部の構成および把持リブの構成が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図6(a)(b)に示す第1の実施の形態と略同一である。
図7乃至図10(a)(b)に示す第2の実施の形態において、図1乃至図6(a)(b)に示す第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7乃至図10(a)(b)に示すように、プラスチックボトル10の胴部20には、側面水平凹状リブ24aと境界面水平凹状リブ24bとからなる水平凹状リブ24が設けられ、この水平凹状リブ24の上方および下方に、追加水平凹状リブ24Aおよび24Bが各々設けられている。
各追加水平凹状リブ24A,24Bは、水平凹状リブ24と略同一の構成をもち、各側面21に設けられた側面水平凹状リブ24aと、各胴部境界面22に設けられた境界面水平凹状リブ24bとからなっている。水平凹状リブ24と追加水平凹状リブ24A,24Bの各境界面水平凹状リブ24bは、外方へ突出する湾曲面を有し、各側面水平凹状リブ24aは隣接する一対の境界面水平凹状リブ24b,24b間において内方へ突出する湾曲面を有し、これら追加水平凹状リブ24A,24Bによって胴部20の剛性を向上させることができる。
またプラスチックボトル10の各側面21には、水平凹状リブ24と上方側の追加水平凹状リブ24Aとの間に水平溝37が設けられ、水平凹状リブ24と下方側の追加水平凹状リブ24Bとの間に水平溝37が設けられ、これら一対の水平溝37により各側面21に把持部35が形成されている。
さらにまた、各側面21間に位置する胴部境界面22には、水平凹状リブ24と上方側の追加水平凹状リブ24Aとの間に、上下方向に延びるとともに外方へ突出する3本の把持リブ40aが設けられている。また各胴部境界面22には、水平凹状リブ24と下方側の追加水平凹状リブ24Bとの間に、上下方向に延びるとともに外方へ突出する3本の把持リブ40bが設けられている。
このため、各胴部境界面22には、水平凹状リブ24の上方側および下方側に、3本ずつ、合計6本の把持リブ40a、40bが設けられている。なお、把持リブ40a、40b近傍に形成された凹凸形状も、把持リブ40a、40bと同様に把持機能をもつ。
本実施の形態によれば、使用者は対向する一対の胴部境界面22に設けられた把持リブ40a、40bを把持することにより、プラスチックボトル10を把持することができる。
また各胴部境界面22の水平凹状リブ24近傍に合計6本の把持リブ40a、40bが設けられているため、肉厚が薄く強度が低下し易い各胴部境界面22における座屈強度を確実に増加させることができる。
第3の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図11乃至図15は本発明の第3の実施の形態を示す図である。
まず、図11乃至図15により、本実施の形態によるプラスチックボトルの概要について説明する。
プラスチックボトル10は、口部11と、口部11下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
このうち胴部20は、互いに同一の形状からなる4つの側面21を有しており、全体として四角筒形状からなっている。また隣接する側面21同士の間には、それぞれ平坦な胴部境界面22が形成されている。
また胴部20の4つの側面21は、内側へ(ボトル10の内方へ)引込む側面水平凹状リブ24aを介して上方領域21aと、下方領域21bとに区画されている。また各胴部境界面22も内側へ(ボトル10の内方へ)引込む境界面水平凹状リブ24bを介して上方領域22aと、下方領域22bとに区画されている。
このうち側面水平凹状リブ24aと境界面水平凹状リブ24bとによって水平凹状リブ24が構成されている。
また、胴部20の各側面21の上方領域21aおよび下方領域21bには、各々平板状のパネル部23が設けられ、このパネル部23によってプラスチックボトル10内の膨張時および減圧時にプラスチックボトル10に加わる圧力を吸収している。
次に図11、図12および図15により、プラスチックボトル10の肩部12の構成を詳述する。
図11、図12および図15に示すように、プラスチックボトル10の肩部12は、口部11と胴部20との間に形成されるとともに、4つの肩部傾斜面12Aを有し、全体として切頭四角すい形状をもっている。
また各肩部傾斜面12A間には肩部境界面12Bが形成されている。このうち各肩部傾斜面12Aは胴部20の側面21に対応して形成され、各肩部境界面12Bは胴部20の胴部境界面22に対応して形成されている。
また各肩部傾斜面12Aには外方へ突出するとともに三角形断面をもつ複数、例えば5本の細長状山部16が設けられ、各肩部境界面12Bには内方へ突出するとともに三角形断面をもつ細長状谷部15が設けられてる。
ところで各肩部傾斜面12Aに形成された5本の細長状山部16および各肩部境界面12Bに形成された細長状谷部15は、平面上全体として放射状に配置されている(図13参照)。
また肩部12と胴部20との間には、水平方向に延びるとともに外方へ向って下方へ傾斜する環状傾斜面13が形成されており、各肩部傾斜面12Aに設けられた5本の細長状山部16はこの環状傾斜面13と同一平面上にある(面一となっている)。また各肩部境界面12Bに設けられた細長状谷部15は、環状傾斜面13を基準として内方へ引込んでいる。
また各側面21には、上述のように側面水平凹状リブ24aが形成され、この側面水平凹状リブ24a内には凹凸形状の水平溝37からなる把持部35が設けられている。
さらにまた、各胴部境界面22には境界面水平凹状リブ24bが形成され、この境界面水平凹状リブ24bに上下方向に延びるとともに外方へ突出する3本の把持リブ40が設けられている。
使用者は対向する一対の胴部境界面22に設けられた把持リブ40を把持することにより、容易にプラスチックボトル10を把持することができる。なお、把持リブ40近傍に形成された凹凸形状も、把持リブ40と同様に把持機能をもつ。
さらにまた、各胴部境界面22の境界面水平凹状リブ24bに上下方向に延びるとともに外方へ突出する3本の把持リブ40が設けられているため、肉厚が薄く強度が低下し易い各胴部境界面22における座屈強度を確実に増加させることができる。
10 プラスチックボトル
11 口部
12 肩部
12A 肩部傾斜面
12B 肩部境界面
13 環状傾斜面
15 細長状谷部
16 細長状山部
20 胴部
21 側面
21a 上方領域
21b 下方領域
22 境界面
23 パネル部
24 水平凹状リブ
24A 追加水平凹状リブ
24B 追加水平凹状リブ
24a 側面水平凹状リブ
24b 境界面水平凹状リブ
30 底部
35 把持部
37 水平溝
40 把持リブ
40a、40b 把持リブ

Claims (6)

  1. プラスチックボトルにおいて、
    円筒状の口部と、
    四角筒状の胴部と、
    口部と胴部との間に配置された肩部と、
    胴部下方の底部とを備え、
    胴部は4つの側面と、各側面間に位置する胴部境界面とを有し、
    各胴部境界面のうち、少なくとも対向する一対の胴部境界面の各々に、外方へ突出する把持リブを設け、対向する一対の胴部境界面の把持リブが把持可能となることを特徴とするプラスチックボトル。
  2. 4つの胴部境界面のすべてに、外方へ突出する把持リブを設けたことを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル。
  3. 各把持リブは縦方向に延びることを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックボトル。
  4. 胴部に各側面に設けられた側面水平凹状リブと各胴部境界面に設けられた境界面水平凹状リブとからなる水平凹状リブが設けられ、
    各側面の側面水平凹状リブに凹凸形状の把持部を設け、
    把持リブは境界面水平凹状リブ内に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のプラスチックボトル。
  5. 一の胴部境界面に複数の把持リブが水平方向に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のプラスチックボトル。
  6. 一の胴部境界面に複数の把持リブが上下方向に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のプラスチックボトル。
JP2013028848A 2013-02-18 2013-02-18 プラスチックボトル Active JP6131627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028848A JP6131627B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 プラスチックボトル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028848A JP6131627B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 プラスチックボトル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014156266A true JP2014156266A (ja) 2014-08-28
JP6131627B2 JP6131627B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=51577443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028848A Active JP6131627B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 プラスチックボトル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6131627B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022102280A (ja) * 2020-12-25 2022-07-07 アサヒ飲料株式会社 プラスチックボトル

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049926A1 (fr) * 2000-12-20 2002-06-27 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Contenant en resine synthetique
JP2005247393A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器
JP2007039040A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製ボトル
US20070187354A1 (en) * 2004-04-16 2007-08-16 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Large bottle-shaped container having substantially rectangular cross section
US20070272578A1 (en) * 2003-05-26 2007-11-29 Pozo Sanz Jesus D Deformable Container Stable in Both Vertical and Horizontal Stacking
JP2008030816A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製ボトル
JP2013023227A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Dainippon Printing Co Ltd 非耐熱成形プラスチックボトル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049926A1 (fr) * 2000-12-20 2002-06-27 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Contenant en resine synthetique
US20070272578A1 (en) * 2003-05-26 2007-11-29 Pozo Sanz Jesus D Deformable Container Stable in Both Vertical and Horizontal Stacking
JP2005247393A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器
US20070187354A1 (en) * 2004-04-16 2007-08-16 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Large bottle-shaped container having substantially rectangular cross section
JP2007039040A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製ボトル
JP2008030816A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製ボトル
JP2013023227A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Dainippon Printing Co Ltd 非耐熱成形プラスチックボトル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022102280A (ja) * 2020-12-25 2022-07-07 アサヒ飲料株式会社 プラスチックボトル
JP7349977B2 (ja) 2020-12-25 2023-09-25 アサヒ飲料株式会社 プラスチックボトル

Also Published As

Publication number Publication date
JP6131627B2 (ja) 2017-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016108016A (ja) 樹脂製容器
JP5970905B2 (ja) プラスチックボトル
JP6160895B2 (ja) プラスチックボトル
JP6131627B2 (ja) プラスチックボトル
JP7015474B2 (ja) プラスチックボトル
JP6395997B2 (ja) プラスチックボトル
JP4899303B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP6160896B2 (ja) プラスチックボトル
JP6135173B2 (ja) プラスチックボトル
JP6135172B2 (ja) プラスチックボトル
JP5896286B2 (ja) プラスチックボトル
JP5470013B2 (ja) ボトル
JP6363010B2 (ja) 合成樹脂製ボトル
JP6255657B2 (ja) プラスチックボトル
JP4599973B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP5858339B2 (ja) プラスチックボトル
JP6236770B2 (ja) プラスチック製容器
JP7223355B2 (ja) プラスチックボトル
JP7085106B2 (ja) プラスチックボトル
JP7451076B2 (ja) プラスチックボトル
JP6443712B2 (ja) ブロー成形プラスチックボトル
JP2013184723A (ja) プラスチックボトル
JP7331352B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP2013209158A (ja) プラスチックボトル
JP2014097821A (ja) プラスチック製容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6131627

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150