JP2013184723A - プラスチックボトル - Google Patents

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Yusuke Suga
賀 勇 介 須
Takuma Miyawaki
脇 琢 磨 宮
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Abstract

【課題】耐垂直荷重を向上させることができるプラスチックボトルを提供する。
【解決手段】プラスチックボトル10は、口部11と、胴部20と、底部30とを備えている。胴部20は、上半部21と下半部22とからなり、上半部21に水平方向に延びる複数の凹陥部25が多段25A,25Bに形成されている。上半部21の各段25A,25Bの凹陥部25間に円周部26が形成されている。各段25A,25Bの凹陥部25の中央に対向する部分は円周部26となっている。一の段25Aの凹陥部25と、隣接する段25Bの凹陥部25は円周方向に互い違いに配置され、下半部22には軸線に対して傾斜して延びる複数の傾斜溝27が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、調味料等の液体食品を収容するプラスチックボトルに係り、とりわけ耐垂直荷重に優れたプラスチックボトルに関する。
近時、調味料等の液体食品を収容するボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルは液体食品を収容したのち積載される。
このような液体食品を収容するプラスチックボトルは、全体として軽量化が求められている。また、プラスチックボトルの胴部のうち、とりわけラベルが貼付される上半部には円周方向溝部が形成されることがあるが、プラスチックボトルの軽量化に伴い、プラスチックボトルに垂直方向の荷重が加わると、プラスチックボトルの上半部が膨張し、座屈することがある。
プラスチックボトルの上半部が座屈する際、上半部に形成された円周方向溝部から座屈してしまう。
実開昭56−118806号
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、液体食品用のボトルとして薄肉のプラスチックボトルを用いた場合、プラスチックボトルに内容液を充填後に垂直方向の荷重が加わっても、十分な耐垂直方向荷重をもつプラスチックボトルを提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックボトルにおいて、口部と、胴部と、底部とを備え、胴部は、上半部と下半部とからなる略円筒形状を有し、上半部に水平方向に延びるとともに、その間に円周部を形成する複数の凹陥部が多段に設けられ、各段の凹陥部の中央に対向する部分は円周部となっており、一の段の凹陥部と、これに隣接する段の凹陥部は円周方向に互い違いに配置され、下半部には軸線に対して傾斜して延びる複数の傾斜溝が設けられていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、各段には奇数個の凹陥部が設けられ、各々の凹陥部の水平方向長さは等しいことを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、上半部には複数段に渡って凹陥部が設けられていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明によれば、胴部の上半部に形成された各段の凹陥部の中心は、凹陥部ではない円周部が対向している。このためプラスチックボトルに垂直方向の荷重が加わっても凹陥部がだ円変形時の長辺に対応することはない。また下半部には軸線に対して傾斜して延びる複数の傾斜溝が設けられているので、これら凹陥部と傾斜溝とによって、耐垂直方向荷重を高めることができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す正面図。 図2は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す斜視図。 図3は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す底面図。 図4は、本発明の一実施の形態によるプラスチックボトルを示す上面図。 図5は、胴部を凹陥部で切断した場合の胴部の水平断面。 図6は、比較例としてのプラスチックボトルを示す正面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明の一実施の形態を示す図である。
まず、図1乃至図5により、本実施の形態によるプラスチックボトルの概要について説明する。
図1乃至図5に示すプラスチックボトル10は、射出成形により得られるプリフォームを準備し、このプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形を施すことにより作製される。このようなプラスチックボトル10は、1000mlの容積をもつ軽量のボトルからなっている。
プラスチックボトル10は、口部11と、口部11下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
このうち胴部20は、水平方向溝23により区画された上半部21と下半部22とからなる円筒形状を有し、このうち上半部21に複数の凹陥部25が複数段、例えば3〜5段に渡って設けられている。ここで凹陥部25の各段を25A,25Bとして示す。
また各段25A,25Bには、奇数、例えば7つの凹陥部25が設けられ、各凹陥部25間には凹状に形成されることなく円筒形状を維持する円周部26が残る。そして各凹陥部25の中央25aに対向する部分、すなわち凹陥部25の中央25aとボトル10の中心Cとを結ぶ直線が当接する中央25aに対向する部分は、凹陥部25ではなく、円周部26となっている。
さらにまた、一の段25Aの凹陥部25と、これに隣接する段25Bの凹陥部25は円周方向に互い違いに配置されている。
ところで、胴部20の上半部21において、各段25A,25Bに設けられた凹陥部25は、いずれも同一の水平方向長さlを有し、また凹陥部25間の円周部26も同一の水平方向長さlを有する。
また、胴部20の下半部22には、プラスチックボトル10の軸線Lに対して傾斜してねじれた状態で延びる複数の傾斜溝27が設けられている。
さらに胴部20の下半部22の下方部には、円周方向に延びる補強リブ24が設けられ、この補強リブ24の下方に底部30が位置している。
さらにまた、底部30は周縁部31と、中心から周縁部31へ向かって放射状に延びる放射状リブ32とを有している(図3参照)。
このようなプラスチックボトル10は、合成樹脂材料を射出成形して製作したプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォーム、すなわちプラスチックボトル10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)を使用する事が好ましい。
また、プラスチックボトル10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。すなわち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォームを押出成形後、吹込成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルを形成しても良い。なお、このような中間層は、プラスチックボトル10のうち少なくとも胴部20内に設けることが好ましい。また底部30において、底部30の中央部を除く領域に中間層を設けることが好ましい。ケース落下等の衝撃を受けた際この部分がデラミ(層間剥離)を起こすおそれがあるからである。ガスバリア性及び遮光性を有する為に、多層にするだけでなく熱可塑性樹脂同士をブレンドしたブレンドボトルを形成しても良い。
次に本発明の具体的実施例について説明する。まず、図1乃至図5に示す1000mlのプラスチックボトル10を作製した。
この場合、射出成形により28gのPET単層プリフォームを作製し、このプリフォームに対して二軸延伸ブロー成形により1000mlのプラスチックボトル10を作製した。
得られたプラスチックボトル10に水を充てんして密栓し、垂直荷重測定機により垂直荷重を測定した。
他方、比較例として、図6に示すような1000mlのプラスチックボトル10を作製した。図6に示すプラスチックボトル10は口部11と肩部12と、胴部20と、底部30とを備え、胴部20は水平方向溝23によって、上半部21と下半部22とに区画されている。
このうち上半部21には、円周方向全周に延びる複数の円周方向溝35が設けられている。また胴部20の下半部22には、垂直方向に延びる柱状リブ37と、柱状リブ37間に形成され垂直方向に延びる垂直パネル36とが設けられている。 また胴部20の下半部22の下方部には円周方向に延びる補強リブ24が設けられている。
比較例としてのプラスチックボトル10内にも水を充てんして密栓し、垂直荷重測定機により垂直荷重を測定した。
荷重測定機による垂直荷重の測定結果(サンプル数5)を表1に示す。
Figure 2013184723
表1に示すように、本発明によれば比較例に比べて高い座屈強度が得られるとともに、胴部20の上半部21で座屈することはないことが判明した。
すなわち、比較例においてプラスチックボトルの上半部21は、通常ラベルが貼付される部分であり、ラベル貼付時における横方向の強度をもたせるため、上半部21には複数の円周溝35が全周に渡って設けられている。
比較例のプラスチックボトル10に対して垂直荷重が加わると、プラスチックボトル10が膨張し、上半部21の円周溝35において、だ円変形が生じて座屈が発生する。
これに対して本発明によるプラスチックボトル10では上半部21には、多段25A、25Bに、その間に円周部26が形成された複数の凹陥部25が設けられ、各凹陥部25の中央25aに対向する部分は凹陥部25間に位置する円周部26となっている。このためプラスチックボトル10に対して垂直荷重が加わるとプラスチックボトル10が外方へ膨張するが、このとき上半部21において凹陥部25の中央25aに対向する部分は凹陥部25ではなく円周部26となっているため、凹陥部25の中央25aと、ボトル10の中心Cと、中央部25aに対向する円周部26とを結ぶ直線Aは、だ円変形の長軸となることはない。
また上半部21において、一の段25Aの凹陥部25と、これに隣接する段25Bの凹陥部25は、円周方向に関し、互い違いに配置されているため、上半部25における凹陥部25が座屈ポイントになることを確実に防止することができた。
さらにまた、胴部20の下半部に複数の傾斜溝27が設けられている。プラスチックボトル10に対して垂直荷重を加えた場合に、プラスチックボトル10が外方へ膨張するが、下半部22に傾斜溝27を設けることにより、この傾斜溝27によって下半部22から平坦な面をなくすことができ、下半部22における膨張作用を防止できた。
また下半部22における傾斜溝27により垂直方向荷重を分散して、下半部22における座屈強度を向上させることができた。
10 プラスチックボトル
11 口部
12 肩部
20 胴部
21 上半部
22 下半部
23 水平方向溝
25 凹陥部
25a 中央
26 円周部
27 傾斜溝
30 底部
31 周縁部
32 放射状リブ

Claims (3)

  1. プラスチックボトルにおいて、
    口部と、
    胴部と、
    底部とを備え、
    胴部は、上半部と下半部とからなる略円筒形状を有し、
    上半部に水平方向に延びるとともに、その間に円周部を形成する複数の凹陥部が多段に設けられ、
    各段の凹陥部の中央に対向する部分は円周部となっており、
    一の段の凹陥部と、これに隣接する段の凹陥部は円周方向に互い違いに配置され、
    下半部には軸線に対して傾斜して延びる複数の傾斜溝が設けられていることを特徴とするプラスチックボトル。
  2. 各段には奇数個の凹陥部が設けられ、各々の凹陥部の水平方向長さは等しいことを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル。
  3. 上半部には複数段に渡って凹陥部が設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか記載のプラスチックボトル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021084696A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社吉野工業所 合成樹脂製容器、中間容器体、及び合成樹脂製容器の製造方法

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