JP2014156209A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トラクション性能及びグリップ性能が両立された空気入りタイヤ2の提供。
【解決手段】このタイヤ2のトレッド4では、ベース層38、ミドル層40及びキャップ層42が半径方向に積層されている。キャップ層42の硬さHcは、ミドル層40Hmの硬さよりも高い。ミドル層40の損失正接LTmは、キャップ層42の損失正接LTcよりも高い。赤道上に位置するトレッド4のセンター部52は、ベース層38、ミドル層40及びキャップ層42からなる。センター部52の軸方向外側に位置するショルダー部50は、ベース層38及びミドル層40からなる。トレッド4のトレッド面16の長さの半分に対する、このトレッド面16に沿って計測されるショルダー部50の長さの比率は、50%未満である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、二輪自動車に装着される空気入りタイヤに関する。
タイヤのトレッドは、架橋ゴムからなる。トレッドは、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッドは、トレッド面を備えている。このトレッド面において、タイヤは接地する。
タイヤにおいて、トラクション性能及びグリップ性能は重要である。トラクション性能の向上には、高弾性なゴムが有効である。グリップ性能の向上には、低弾性なゴムが有効である。
二輪自動車は、その車体を傾斜して旋回する。旋回容易の観点から、二輪自動車用タイヤのトレッドは小さな曲率半径を有する。
このタイヤでは、直進走行時、トレッドの赤道面の部分(センター部)が接地する。旋回走行において、このセンター部よりも軸方向外側の部分が接地する。レースにおいてライダーは、たびたび自動二輪車を極限まで傾斜させて旋回させる。この状態は、「フルバンク」と称されている。このフルバンクにおいては、トレッドの端の部分(ショルダー部)が接地する。
このタイヤでは、直進走行においてはトラクション性能が重視される。旋回走行においては、グリップ性能が重視される。トラクション性能及びグリップ性能の両立の観点から、トレッドについて様々な検討がなされている。この検討の一例が、特開2006−256385公報、特開2007−131112公報及び特開2007−223376公報に開示されている。
特開2006−256385公報 特開2007−131112公報 特開2007−223376公報
タイヤのトレッドが、ベース層と、このベース層に積層されたキャップ層とで構成されることがある。このトレッドでは、キャップ層の外面が路面と接触する。キャップ層に高弾性なゴムを採用すると、このタイヤはトラクション性能に優れる。しかしこのタイヤは、グリップ性能に劣る。このキャップ層に低弾性なゴムを採用すると、このタイヤはグリップ性能に優れる。しかしこのタイヤは、トラクション性能に劣る。キャップ層及びベース層からなるトレッドでは、トラクション性能及びグリップ性能の両立は難しい。
タイヤのトレッドが、赤道面上に位置するセンター部とそれぞれがこのセンター部の軸方向外側に位置する一対のショルダー部とで構成されることがある。このトレッドは、軸方向に3つの領域に分割されている。このタイヤでは、センター部に高弾性なゴムを採用し、ショルダー部に低弾性なゴムを採用すれば、トラクション性能及びグリップ性能を両立できる可能性がある。しかしこのタイヤのトレッドには、センター部とショルダー部との境界が存在する。ショルダー部の剛性がセンター部の剛性と乖離していれば、この境界においてトレッドの剛性は急変する。前述したように、直進走行ではセンター部が接地し、フルバンクではショルダー部が接地する。センター部とショルダー部との境界においてトレッドの剛性が急変すると、直進走行からフルバンクへ移行するとき、又は、フルバンクから直進走行へ移行するとき、ライダーは違和感を憶える。このタイヤでは、トラクション性能を向上させつつグリップ性能を向上させるには限界がある。このタイヤでは、グリップ性能を向上させつつトラクション性能を両立させるにも限界がある。
本発明の目的は、トラクション性能及びグリップ性能の両立が達成された、空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがこのサイドウォールよりも軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスとを備えている。上記トレッドは、ベース層、ミドル層及びキャップ層が半径方向に積層されることにより形成されている。上記ミドル層は、上記ベース層よりも半径方向外側に位置している。上記キャップ層は、上記ミドル層よりも半径方向外側に位置している。上記キャップ層の硬さHcは、上記ミドル層Hmの硬さよりも高い。上記ミドル層の損失正接LTmは、上記キャップ層の損失正接LTcよりも高い。上記トレッドは、赤道上に位置するセンター部と、それぞれが上記センター部よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー部とを備えている。上記センター部は、上記ベース層、上記ミドル層及び上記キャップ層から構成されている。上記ショルダー部は、上記ベース層及び上記ミドル層から構成されている。上記トレッド面の長さの半分に対する、このトレッド面に沿って計測される上記ショルダー部の長さの比率は、50%未満である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記硬さHcと上記硬さHmとの差(Hc−Hm)は2以上10以下である。上記損失正接LTmと上記損失正接LTcとの差(LTm−LTc)は、0.1以上0.4以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記硬さHcは35以上40以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記損失正接LTmは0.5以上0.7以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記比率は18%以上40%以下である。
本発明に係る空気入りタイヤでは、直進走行においてはセンター部のキャップ層が接地する。キャップ層の硬さHcはミドル層の硬さHmよりも高い。このキャップ層は、剛性に寄与しうる。このタイヤは、トラクション性能に優れる。
このタイヤでは、フルバンクにおいてはショルダー部のミドル層が接地する。ミドル層の損失正接LTmは、キャップ層の損失正接LTcよりも高い。このミドル層は、路面をとらえやすい。このタイヤは、グリップ性能に優れる。
このトレッドは、ベース層、ミドル層及びキャップ層が半径方向に積層されることにより形成されている。このタイヤでは、センター部とショルダー部との境界は特異でない。このタイヤでは、直進走行からフルバンクへの移行、又は、フルバンクから直進走行への移行は滑らかである。このタイヤでは、過渡特性への影響を抑えつつ、トラクション性能及びグリップ性能の向上が可能である。本発明によれば、トラクション性能及びグリップ性能の両立が達成されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。 図3は、図1のタイヤのトレッド面の一部が示された展開図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CL1はタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、補強層12及びインナーライナー14を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、二輪自動車に装着される。詳細には、このタイヤ2は二輪自動車の後輪に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接触するトレッド面16を形成する。トレッド面16には、溝が刻まれている。この溝により、トレッドパターンが形成されている。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。サイドウォール6は、カーカス10よりも軸方向外側に位置している。サイドウォール6は、カーカス10の損傷を防止する。サイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。
ビード8は、サイドウォール6よりも半径方向内側に位置している。ビード8は、コア18と、このコア18から半径方向外向きに延びるエイペックス20とを備えている。コア18はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス20は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス20は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、カーカスプライ22からなる。カーカスプライ22は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。カーカスプライ22は、コア18の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ22には、主部24と折り返し部26とが形成されている。この折り返し部26の端28は、補強層12の端30よりも半径方向内側に位置している。
カーカスプライ22は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス10が、2枚以上のカーカスプライ22から形成されてもよい。
補強層12は、トレッド4の半径方向内側において、カーカス10と積層されている。このタイヤ2の補強層12は、第一フルバンド32a及び第二フルバンド32bから構成されている。第二フルバンド32bは、第一フルバンド32aよりも半径方向外側に位置している。図から明らかなように、軸方向において、第二フルバンド32bの幅は第一フルバンド32aの幅よりも大きい。
図2に示されているように、第一フルバンド32aはコード34aとトッピングゴム36aとからなる。コード34aは、螺旋状に巻かれている。この第一フルバンド32aは、いわゆるジョイントレス構造を有する。コード34aは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコード34aの角度は、5°以下、さらには2°以下である。第一フルバンド32aは、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。第一フルバンド32aは、走行時に作用する遠心力の影響を抑制しうる。このタイヤ2は、高速安定性に優れる。コード34aの好ましい材質は、スチールである。コード34aに、有機繊維が用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
第二フルバンド32bは、コード34bとトッピングゴム36bとからなる。コード34bは、螺旋状に巻かれている。この第二フルバンド32bは、前述された第一フルバンド32aと同じく、ジョイントレス構造を有する。コード34bは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコード34bの角度は、5°以下、さらには2°以下である。第二フルバンド32bは、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。第二フルバンド32bは、走行時に作用する遠心力の影響を抑制しうる。このタイヤ2は、高速安定性に優れる。コード34bの好ましい材質は、スチールである。コード34bに、有機繊維が用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。このタイヤ2では、第二フルバンド32bには、第一フルバンド32aのコード34aと同等のコード34bが用いられている。この第二フルバンド32bに、第一フルバンド32aのコード34aとは異なるコード34bが用いられてもよい。
前述したように、このタイヤ2の補強層12は2枚のフルバンドからなる。このタイヤ2では、第一フルバンド32aに代えて、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなるカットプライが用いられてもよい。この場合、補強層12はカットプライ及びフルバンドから構成される。このカットプライでは、各コードは赤道面に対して傾斜するように並べられる。コードの傾斜角度の絶対値は、好ましくは10°以上35°以下とされる。
インナーライナー14は、カーカス10の内側に位置している。インナーライナー14は、カーカス10の内面に接合されている。インナーライナー14は、架橋ゴムからなる。インナーライナー14には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー14の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー14は、タイヤ2の内圧を保持する。
このタイヤ2では、トレッド4はベース層38、ミドル層40及びキャップ層42を備えている。ベース層38は、トレッド4の半径方向内側部分を構成している。ミドル層40は、ベース層38よりも半径方向外側に位置している。キャップ層42は、ミドル層40よりも半径方向外側に位置している。
ベース層38は、トレッド4の一端から赤道面を経由してこのトレッド4の他端まで延在している。図から明らかなように、ベース層38は補強層12に積層されている。ベース層38の端の部分は、サイドウォール6の外側端と接合されている。ベース層38は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層38の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。
このタイヤ2では、ベース層38は軟質である。このタイヤ2では、ベース層38による剛性への影響が抑えられている。このベース層38は、タイヤ2の振動吸収性に寄与しうる。良好な乗り心地が得られるとの観点から、このベース層38の硬さHbは30以上が好ましく、35以下が好ましい。
本願において、硬さはJIS−A硬さである。この硬さは、「JIS−K6253」の規定に準拠して、100℃の環境下で、タイプAのデュロメータによって測定される。より詳細には、硬さは、図1に示された断面にタイプAのデュロメータが押し付けられることで測定される。後述するミドル層40の硬さHm及びキャップ層42の硬さHcも、この硬さHbと同様にして測定される。
このタイヤ2では、ベース層38は低い損失正接LTbを有している。このベース層38では、変形に伴う発熱が抑えられている。このベース層38は、転がり抵抗の低減に寄与しうる。この観点から、この損失正接LTbは0.3以下が好ましい。ベース層38の損失正接LTbは小さいほど好ましいので、この損失正接LTbの好ましい下限値は設定されない。
本願において、損失正接(tanδとも称される。)は、「JIS K 6394」の規定に準拠して測定される。測定条件は、以下の通りである。後述するミドル層40の損失正接LTm及びキャップ層42の損失正接LTcも、この損失正接LTbと同様にして測定される。
粘弾性スペクトロメーター:岩本製作所の「VESF−3」
初期歪み:10%
振幅:±2.5%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:100℃
ミドル層40は、前述されたベース層38と同様、トレッド4の一端から赤道面を経由してこのトレッド4の他端まで延在している。ミドル層40の端44は、トレッド面16の端46と一致している。図から明らかなように、ミドル層40はベース層38に積層されている。ミドル層40の外面の一部は、トレッド面16の一部を構成している。この外面の他の一部は、キャップ層42で覆われている。ミドル層40は、低弾性な架橋ゴムからなる。
キャップ層42は、ミドル層40に積層されている。キャップ層42の端48の部分は、軸方向略外向きに先細りな形状を呈している。このタイヤ2では、キャップ層42の端48はミドル層40の端44よりも軸方向内側に位置している。キャップ層42は、トレッド4の一端の側から赤道面を経由してこのトレッド4の他端の側に延在している。図から明らかなように、このキャップ層42の外面全体がトレッド面16の他の一部を構成している。キャップ層42は、高弾性な架橋ゴムからなる。
図1において、符号PBはトレッド面16におけるキャップ層42とミドル層40との境界を表している。このタイヤでは、境界PBはキャップ層42の端48でもある。実線LBは、この境界PBを通る直線である。この直線LBは、この境界PBにおいてトレッド面16に直交する法線である。図1に示されたトレッド4において、直線BLよりも軸方向外側の部分は、ショルダー部50と称される。このトレッド4において、左右の直線BLの間に位置する部分はセンター部52と称される。言い換えれば、このタイヤ2のトレッド4は、センター部52と、それぞれがこのセンター部52よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー部50とを備えている。
このタイヤ2では、トレッド4のセンター部52は、赤道上に位置している。このタイヤ2では、直進走行において、このセンター部52が路面と接触する。このセンター部52は、ベース層38、ミドル層40及びキャップ層42から構成されている。図から明らかなように、このセンター部52ではキャップ層42が最外層である。このセンター部52においては、キャップ層42が接地する。
このタイヤ2では、トレッド4のショルダー部50は、トレッド4の端の部分に位置している。このタイヤ2では、キャンバー角が40°から60°の範囲にあるフルバンクにおいて、このショルダー部50が路面と接触する。このショルダー部50は、ベース層38及びミドル層40から構成されている。図から明らかなように、このショルダー部50ではミドル層40が最外層である。このショルダー部50においては、ミドル層40が接地する。
このタイヤ2では、キャップ層42の硬さHcはミドル層40の硬さHmよりも高い。このキャップ層42は、タイヤ2の剛性に寄与しうる。前述したように、このタイヤ2では、直進走行においてはキャップ層42が接地する。このタイヤ2は、耐摩耗性及びトラクション性能に優れる。
このタイヤ2では、キャップ層42の損失正接LTcはミドル層40の損失正接LTmよりも低い。このキャップ層42では、変形に伴う発熱が抑えられている。このキャップ層42は、転がり抵抗の低減に寄与しうる。
前述したように、このタイヤ2では、フルバンクにおいてミドル層40が接地する。このタイヤ2では、ミドル層40の損失正接LTmはキャップ層42の損失正接LTcよりも高い。このミドル層40は、路面をとらえやすい。このタイヤ2は、グリップ性能に優れる。
前述したように、ミドル層40はトレッド4の一端から赤道面を経由してこのトレッド4の他端まで延在している。このタイヤ2では、ミドル層40の硬さHmはキャップ層42の硬さHcよりも低い。ミドル層40は、軟質である。ミドル層40は、トレッド4の剛性過大を抑えうる。このトレッド4は、タイヤ2の振動吸収性に寄与しうる。
このタイヤ2では、トレッド4は、ベース層38、ミドル層40及びキャップ層42が半径方向に積層されることにより形成されている。このタイヤ2では、センター部52とショルダー部50との境界は特異でない。このタイヤ2では、直進走行からフルバンクへの移行、又は、フルバンクから直進走行への移行は滑らかである。このタイヤ2では、過渡特性への影響を抑えつつ、トラクション性能及びグリップ性能の向上が可能である。本発明によれば、トラクション性能及びグリップ性能の両立が達成されうる。
このタイヤ2では、キャップ層42の硬さHcは35以上40以下が好ましい。この硬さHcが35以上に設定されることにより、キャップ層42がトラクション性能に寄与しうる。この硬さHcが40以下に設定されることにより、このキャップ層42による剛性への影響が抑えられる。このタイヤ2は、乗り心地に優れる。
このタイヤ2では、ミドル層40の硬さHmは30以上35以下が好ましい。この硬さHmが30以上に設定されることにより、ミドル層40が剛性に効果的に寄与しうる。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。この硬さHmが35以下に設定されることにより、ミドル層40の柔軟性が適切に維持される。このミドル層40は、振動吸収性に寄与しうる。このタイヤ2は、乗り心地に優れる。しかもこのミドル層40は、グリップ性能に寄与しうる。
このタイヤ2では、キャップ層42がトラクション性能に効果的に寄与しうるとの観点から、硬さHcと硬さHmとの差(Hc−Hm)は2以上が好ましい。直進走行からフルバンクへの滑らかな移行、及び、フルバンクから直進走行への滑らかな移行が達成されるとの観点から、この差(Hc−Hm)は10以下が好ましい。
このタイヤ2では、キャップ層42の損失正接LTcは0.3以上0.5以下が好ましい。この損失正接LTcが0.3以上に設定されることにより、このキャップ層42による剛性への影響が抑えられる。このタイヤ2は、乗り心地に優れる。この損失正接LTcが0.5以下に設定されることにより、キャップ層42がトラクション性能に寄与しうる。
このタイヤ2では、ミドル層40の損失正接LTmは0.5以上0.7以下が好ましい。この損失正接LTmが0.5以上に設定されることにより、ミドル層40の柔軟性が適切に維持される。このミドル層40は、振動吸収性に寄与しうる。このタイヤ2は、乗り心地に優れる。しかもこのミドル層40は、グリップ性能に寄与しうる。この損失正接LTmが0.7以下に設定されることにより、ミドル層40が剛性に効果的に寄与しうる。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。
このタイヤ2では、ミドル層40がグリップ性能に効果的に寄与しうるとの観点から、損失正接LTmと損失正接LTcとの差(LTm−LTc)は、0.1以上が好ましい。直進走行からフルバンクへの滑らかな移行、及び、フルバンクから直進走行への滑らかな移行が達成されるとの観点から、この差(LTm−LTc)は0.4以下が好ましい。
図1において、両矢印LAはトレッド面16の長さの半分を表している。この長さLAは、トレッド面16の端46から赤道面までの長さで表される。この長さLAは、図1に示された断面においてトレッド面16に沿って計測される。トレッド面16に溝が刻まれている場合は、この溝がないと仮定して得られる仮想トレッド面に基づいて計測される。両矢印LSは、ショルダー部50の長さを表している。この長さLSは、トレッド面16の端46から境界PBまでの長さにより表される。この長さLSも、前述された長さLAと同様、図1に示された断面においてトレッド面16に沿って計測される。
このタイヤ2では、長さLAに対する長さLSの比率は50%未満である。これにより、ショルダー部50によるトラクション性能への影響が抑えられる。この観点から、この比率は40%以下が好ましい。グリップ性能の観点から、この比率は18%以上が好ましく、20%以上がより好ましい。
このタイヤ2では、補強層12をなす第一フルバンド32aにおけるコード34aの密度は剛性に影響する。コード34aの密度が小さすぎると、剛性は過小となる。コード34aの密度が大きすぎると、剛性は過大となる。タイヤ2の剛性が適切に調整できるとの観点から、このコード34aの密度は40エンズ/5cm以上が好ましく50エンズ/5cm以下が好ましい。適切に剛性を下げるには、このコード34aの密度は40エンズ/5cm以上43エンズ/5cmとされるのが好ましい。適切に剛性を上げるには、このコード34aの密度は48エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下とされるのが好ましい。なお、この第一フルバンド32aにおけるコード34aの密度は、第一フルバンド32aにおけるコード34aの長手方向に垂直な断面において、この第一フルバンド32aの5cm幅あたりに存在するコード34aの断面の数(エンズ)が計測されることにより得られる。第二フルバンド32bのコード34bの密度も、この第一フルバンド32aの場合と同様にして計測される。
このタイヤ2では、補強層12をなす第二フルバンド32bにおけるコード34bの密度は剛性に影響する。コード34bの密度が小さすぎると、剛性は過小となる。コード34bの密度が大きすぎると、剛性は過大となる。タイヤ2の剛性が適切に調整できるとの観点から、このコード34bの密度は40エンズ/5cm以上が好ましく50エンズ/5cm以下が好ましい。適切に剛性を下げるには、このコード34bの密度は40エンズ/5cm以上43エンズ/5cmとされるのが好ましい。適切に剛性を上げるには、このコード34bの密度は48エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下とされるのが好ましい。
図1において、両矢印LJは補強層12の長さの半分を表している。この長さLJは、補強層12の端30から赤道面までの長さにより表される。この長さLJは、図1に示された断面において補強層12の外面に沿って計測される。
このタイヤ2では、補強層12の長さ(LJ×2)はタイヤ2の剛性に影響する。補強層12が長すぎると、ショルダー部50の剛性は過大となる。この補強層12が短すぎると、ショルダー部50の剛性は過小となる。タイヤ2の剛性が適切に調整できるとの観点から、長さLAに対する長さLJの比率は80%以上が好ましく、90%以下が好ましい。適切に剛性を下げるには、この比率は80%以上85%以下とされるのが好ましい。適切に剛性を上げるには、この比率は85%以上90%以下とされるのが好ましい。
図3には、このタイヤ2のトレッド面16の一部が示されている。この図3において、上下方向はタイヤ2の周方向であり、左右方向はタイヤ2の軸方向である。
このタイヤ2では、ショルダー部50の外面に多数の溝54が設けられている。これらの溝54は、周方向に間隔をあけて配置されている。各溝54は、周方向に対して傾斜して延在している。これらの溝54は、ショルダー部50の剛性に影響する。
図3において、一点鎖線CL2は溝54の中心線である。角度θは、この中心線CL2が周方向に対してなす角度を表している。この角度θは、溝54の傾斜角度である。両矢印LCは、溝54の軸方向長さを表している。この長さLCは、このトレッド面16に沿って計測される。
このタイヤ2では、溝54の傾斜角度θは剛性に影響する。適切なグリップ性能が得られるとの観点から、溝54の傾斜角度θの絶対値は40°以上が好ましく、60°以下が好ましい。
このタイヤ2では、溝54の長さLCは剛性に影響する。適切なグリップ性能が得られるとの観点から、この長さLCのショルダー部50の長さLSに対する比率は50%以上が好ましく、75%以下が好ましい。
図4は、IV−IV線に沿った断面図である。図4において、左右方向はタイヤ2の周方向である。なお、このIV−IV線は、長さLCの中心を通る直線である。
前述したように、このタイヤ2では、多数の溝54は周方向に間隔をあけて配置されている。このタイヤ2では、溝54の配置のピッチは一定である。この図4において、この溝54の配置のピッチが両矢印DCで表されている。
このタイヤ2では、溝54のピッチDCは剛性に影響する。大きなピッチDCは、高い剛性を招来する。小さなピッチDCは、低い剛性を招来する。このピッチDCの調整により剛性を制御するには、このピッチDCは100mm以上が好ましく、200mm以下が好ましい。このピッチDCの調整により剛性を上げるには、このピッチDCは170mm以上200mm以下とされるのが好ましい。このピッチDCの調整により剛性を下げるには、このピッチDCは100mm以上120mm以下とされるのが好ましい。
図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。このV−V線は、図3における中心線LCと直交している。この図3において、このV−V線は中心線CL2とIV−IV線との交点PCを通る。
図5には、溝54の断面が表されている。この図5において、両矢印Wは溝54の幅を表している。両矢印Hは、溝54の深さを表している。
このタイヤ2では、溝54の幅Wは剛性に影響する。小さな幅Wは、高い剛性を招来する。大きな幅Wは、低い剛性を招来する。この幅Wの調整により剛性を制御するには、この幅Wは2mm以上が好ましく、5mm以下が好ましい。この幅Wの調整により剛性を上げるには、この幅Wは2.0mm以上3.5mm以下とされるのが好ましい。この幅Wの調整により剛性を下げるには、この幅Wは3.5mm以上5.0mm以下とされるのが好ましい。
このタイヤ2では、溝54の深さHは剛性に影響する。小さな深さHは、高い剛性を招来する。大きな深さHは、低い剛性を招来する。この深さHの調整により剛性を制御するには、この深さHは2mm以上が好ましく、5mm以下が好ましい。特にこの深さHの調整により剛性を上げるには、この幅Wは2mm以上3mm以下とされるのが好ましい。この幅Wの調整により剛性を下げるには、この幅Wは4mm以上5mm以下とされるのが好ましい。
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた二輪自動車用の空気入りタイヤ(サイズ=180/55ZR17)を得た。この実施例1では、キャップ層の硬さHcは40とされた。キャップ層の損失正接LTcは、0.3とされた。ミドル層の硬さHmは30とされた。ミドル層の損失正接LTmは、0.7とされた。ショルダー部の長さLSの、トレッド面の長さLAに対する比率(LS/LA)は、25%とされた。
この実施例1では、ショルダー部の外面に、図3に示された溝が設けられた。この溝のピッチDCは、134mmとされた。溝の深さHは、3.5mmとされた。
この実施例1では、バンドの長さLJのトレッド面の長さLAに対する比率(LJ/LA)は、86%とされた。このバンドには、スチールコード(構成=3×3×0.17)がコードとして用いられた。コードの密度は、45エンズ/5cmとされた。
[実施例2−6及び比較例1]
比率(LS/LA)を下記の表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−6及び比較例1のタイヤを得た。
[実施例7及び16−17並びに比較例3−4]
キャップ層の硬さHc及び損失正接LTc並びにミドル層の硬さHm及び損失正接LTmを下記の表2及び表4の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例7及び16−17並びに比較例3−4のタイヤを得た。
[比較例2]
比率(LS/LA)を下記の表2の通りとした他は実施例7と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
[比較例5]
比率(LS/LA)を下記の表4の通りとした他は比較例4と同様にして、比較例5のタイヤを得た。
[実施例8−11]
ミドル層の硬さHm及び損失正接LTmを下記の表2及び表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−11のタイヤを得た。
[実施例12−15]
キャップ層の硬さHc及び損失正接LTcを下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例12−15のタイヤを得た。
[実施例18−25]
ピッチDC、深さH、密度及び比率(LJ/LA)を下記の表5及び表6の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例18−15のタイヤを得た。
[グリップ性能及びトラクション性能]
試作タイヤを排気量が600ccであるスポーツタイプの二輪自動車(4サイクル)の後輪に装着し、その内圧が290kPaとなるように空気を充填した。後輪のリムのサイズは、MT5.50×17とされた。前輪には、市販のタイヤ(サイズ=120/70ZR17)を装着し、その内圧が250kPaとなるように空気を充填した。前輪のリムのサイズは、MT3.50×17とされた。この二輪自動車を、その路面がアスファルトであるサーキットコースで走行させて、ライダーによる官能評価を行った。評価項目は、グリップ性能及びトラクション性能である。この結果が、10点を満点とした指数として下記表1から表6に示されている。数値が大きいほど好ましい。
Figure 2014156209
Figure 2014156209
Figure 2014156209
Figure 2014156209
Figure 2014156209
Figure 2014156209
表1から表6に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、様々な車両にも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・補強層
16・・・トレッド面
32a、32b・・・フルバンド
34a、34b・・・コード
36a、36b・・・トッピングゴム
38・・・ベース層
40・・・ミドル層
42・・・キャップ層
44・・・ミドル層40の端
46・・・トレッド面16の端
48・・・キャップ層42の端
50・・・ショルダー部
52・・・センター部
54・・・溝

Claims (5)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがこのサイドウォールよりも軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスとを備えており、
    上記トレッドが、ベース層、ミドル層及びキャップ層が半径方向に積層されることにより形成されており、
    上記ミドル層が上記ベース層よりも半径方向外側に位置しており、
    上記キャップ層が上記ミドル層よりも半径方向外側に位置しており、
    上記キャップ層の硬さHcが上記ミドル層Hmの硬さよりも高く、
    上記ミドル層の損失正接LTmが上記キャップ層の損失正接LTcよりも高く、
    上記トレッドが、赤道上に位置するセンター部と、それぞれが上記センター部よりも軸方向外側に位置する一対のショルダー部とを備えており、
    上記センター部が、上記ベース層、上記ミドル層及び上記キャップ層から構成されており、
    上記ショルダー部が、上記ベース層及び上記ミドル層から構成されており、
    上記トレッド面の長さの半分に対する、このトレッド面に沿って計測される上記ショルダー部の長さの比率が50%未満である、空気入りタイヤ。
  2. 上記硬さHcと上記硬さHmとの差(Hc−Hm)が2以上10以下であり、
    上記損失正接LTmと上記損失正接LTcとの差(LTm−LTc)が0.1以上0.4以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記硬さHcが35以上40以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記損失正接LTmが0.5以上0.7以下である、請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 上記比率が18%以上40%以下である、請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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