JP2014156181A - ゴムクローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の車輪に巻きかけられる無端状のゴムベルト12(ゴム体の一例)と、ゴムベルト12にクローラ周方向に間隔をあけて複数形成されゴムベルト12の内周側に突出し車輪のクローラ幅方向への移動を当接により制限するゴム突起14と、ゴム突起14に埋設されて該ゴム突起14のクローラ幅方向の剛性を高めると共に一部がゴム突起14から露出した金属部材32と、をゴムクローラ10が有すること。
【選択図】図3
Description
しかし、車輪からのスラスト力に対してゴム突起の剛性を高めることについては、さらなる改良の余地がある。
以下、本発明の第1実施形態に係るゴムクローラについて説明する。
第1実施形態に係るゴムクローラの一例としての無端状のゴムクローラ10は、芯金をもたない、いわゆる芯金レスタイプのゴムクローラである。
図1に示すように、ゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動軸に連結された駆動輪100とクローラ車(例えば、大型農業用機械や舗装機など)に回転自在に取付けられた遊動輪102に巻き掛けられて用いられる。また、ゴムクローラ10の内周を、駆動輪100と遊動輪102の間に配置され且つクローラ車に回転自在に取り付けられた複数の転輪104(図1、図3参照)が転動するようになっている。なお、駆動輪100、遊動輪102、及び転輪104は、それぞれ本発明の車輪の一例である。
また、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状となったゴムクローラ10の内周側(図3の矢印IN方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図3の矢印OUT方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向を示している。
なお、本実施形態では、ゴムベルト12の内周において、車輪転動面16とその外側部分を面一とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、車輪転動面16をクローラ内周側に盛り上げる構成としてもよい。
なお、ゴム突起14に対して金属部材32を1本のみ埋設する場合には、金属部材32は、ゴム突起14の頂面14Aの中央(クローラ周方向の中央かつクローラ幅方向の中央)に配置することが好ましい。
また、ゴム突起14に埋設する金属部材32の本数は、特に限定されず、後述するゴム突起14とゴムベルト12との加硫の進行速度が概ね同じ速度になるのであれば、ゴム突起14に何本埋設してもよい。
ゴムクローラ10の製造は、図4に示すように、ゴム突起14に対応する凹部50Aの形成された上モールド50と、ラグ18に対応する凹部52Aの形成された下モールド52を用いて、ゴムベルト12、ゴム突起14、及び、ラグ18を一体的に加硫することにより行なわれる。上モールド50の凹部50Aを構成する凹底面50Bには、金属部材32の一端部32Aに対応する位置に凹溝50Cが形成されている。
ゴムクローラ10では、金属部材32をゴム突起14に埋設すると共に金属部材32の一部をゴム突起14から露出させていることから、加硫成型の際に、金属部材32を介して上モールド50の熱をゴム突起14の深部(深い部分)に伝達することができる。これにより、ゴムベルト12とゴム突起14との加硫の進行速度を近づけられるため、高温加硫が可能となり、加硫時間を短縮することができる。
特に、ゴムクローラ10のように大型農業機械や舗装機用のものは、ゴム突起14のサイズが大きい(例えば、ゴム突起14の突出高さH0がゴムベルト12の厚みTよりも大きい値になる)ため、加硫時間が長くなる傾向にあるが、上記のように金属部材32をゴム突起14に埋設することで、加硫時間を短縮することができる。
このようにゴム突起14に生じる不具合を抑制することで、ゴムクローラ10の耐久性が向上する。
また、加硫時間を短縮することで、電気使用量などが減少して、ゴムクローラの製造コストを低減させることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態のゴムクローラについて図5を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。図5に示すように、本実施形態のゴムクローラ60は、ゴム突起14に埋設される金属部材62の構成以外は、第1実施形態のゴムクローラ10と同一の構成である。このため、以下では、金属部材62の構成について説明する。
ゴムクローラ60では、金属部材62のゴム突起14に埋設された部分に、該ゴム突起14からの抜け出しを抑制するための抜け抑制部としての張出部64を形成していることから、走行時に、複数の車輪からスラスト力を受けるゴム突起14から金属部材62が抜け出すのを抑制することができる。
また、金属部材62の延在方向の他端部に略球状の張出部64を形成していることから、他端部(張出部64)に歪が集中するのを抑制することができる。
またさらに、金属部材62の張り出し部分である張出部64(延在方向の他端部)がゴム突起14の深部に配置されることから、ゴム突起14の加硫が促進される。
本発明の請求項5に記載のゴムクローラは、請求項4に記載のゴムクローラにおいて、前記抜け抑制部は前記金属部材の根元側を折り曲げることで形成されている。
また、本実施形態では、駆動輪100及び遊動輪102に巻き掛けて環状となったゴムクローラ10の内周側(図3の矢印IN方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図3の矢印OUT方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図3の矢印IN方向(環状の内側方向)、矢印OUT方向(環状の外側方向)は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向を示している。
Claims (6)
- 複数の車輪に巻きかけられる無端状のゴム体と、
前記ゴム体に該ゴム体周方向に間隔をあけて複数形成され、前記ゴム体の内周側に突出し、前記車輪の前記ゴム体幅方向への移動を当接により制限するゴム突起と、
前記ゴム突起に埋設されて該ゴム突起の前記ゴム体幅方向の剛性を高めると共に、一部が前記ゴム突起から露出した金属部材と、
を有するゴムクローラ。 - 前記金属部材は、前記ゴム突起の頂面側から根元側へ延び、延在方向の一端部が前記ゴム突起の頂面から露出し、他端部が前記ゴム突起の突出高さの半分よりも低い位置にある請求項1に記載のゴムクローラ。
- 前記金属部材は、延在方向の一端部が前記ゴム突起の頂面から突出している請求項2に記載のゴムクローラ。
- 前記金属部材は、前記ゴム突起に埋設された部分に該ゴム突起からの抜け出しを抑制するための抜け抑制部が形成されている請求項2または請求項3に記載のゴムクローラ。
- 前記金属部材は、延在方向に対して直交する方向に沿った断面において、外周が曲線状とされている請求項2〜4のいずれか1項に記載のゴムクローラ。
- 前記金属部材は、前記ゴム突起に前記ゴム体幅方向に間隔をあけて複数埋設されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴムクローラ。
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