JP2014156116A - ハウジング及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高硬度及びポーセリングエナメル外観を有するハウジング及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係るハウジングは、基材と、基材の表面に順次に形成される下地層、移行層及びカラー層と、を備える。下地層は金属層であり、移行層は金属炭窒化物の混合層であり、カラー層はチタン・クロム・アルミの混合層である。下地層を構成する金属は、チタン、クロムまたは鉄であり、移行層の中の金属は、チタン、アルミ、クロムまたは鉄である。前記基材は、アルミまたはステンレスからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジング及びその製造方法に関し、特により高い硬度及びポーセリングエナメル外観を有するハウジング及びそのハウジングの製造方法に関するものである。
従来から、通常塗装或いは電気メッキなどの方法を介して、電子製品のハウジングの表面に装飾機能を有する白い塗膜を形成して、ハウジングに白いエナメル質感を有する外観を付与する。しかし、塗装技術自身の欠点によって、形成された装飾用膜は高い光透過性及び高光沢性を備えておらず、ハウジングはポーセリングエナメルのような白さ、繊細さ、透明、清潔感等の視覚効果或いは外観効果を表すことができない。また、塗装による装飾用膜は、硬度が低く、傷も付き易い。
上記の問題点に鑑みて、本発明は、高硬度及びポーセリングエナメル外観を有するハウジング及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るハウジングは、基材と、前記基材の表面に順次に形成される下地層、移行層及びカラー層と、を備える。前記下地層は金属層であり、前記移行層は金属炭窒化物の混合層であり、前記カラー層はチタン・クロム・アルミの混合層である。前記下地層を構成する金属は、チタン、クロムまたは鉄であり、前記移行層の中の金属は、チタン、アルミ、クロムまたは鉄である。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るハウジングの製造方法は、基材を提供する工程と、真空蒸着法を介して前記基材の上面に、金属層である下地層、金属炭窒化物の混合層である移行層及びチタン・クロム・アルミの混合層であるカラー層を順次にコーティングする工程と、を備える。
従来の技術と異なり、本発明のハウジングは、基材の表面に下地層、移行層及びカラー層を順次にコーティングして形成し、これらの3層の協同作用によって、ハウジングの表面を滑らにし、ポーセリングエナメル外観を表現することができる。また、本発明の方法で得られたハウジングは、強度が高く、耐擦傷性にも優れている。
本発明の実施形態に係るハウジングの断面図である。 本発明に係るハウジングの製造方法に使用する真空蒸着装置の平面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るハウジング10は、基材11と、基材11の上面に順次に形成された下地層13と、移行層15と、カラー層17と、を備える。ハウジング10は、電子装置用ハウジング、自動車用装飾部品或いは時計のケースであっても良い。
基材11は、アルミ或いはステンレスからなる。下地層13は、基材11の表面を被覆している金属層であり、且つその厚さは0.5μm〜0.8μmである。金属は、チタン、クロム或いは鉄である。下地層13は、基材11と移行層15との接合力を高めることができる。
移行層15は、下地層13の表面を被覆している金属炭窒化物の混合層であり、且つその厚さは1μm〜4μmである。移行層15は、ハウジング10の硬度を高める役割を果たしている。金属炭窒化物の混合層は、チタン炭窒化物とアルミ炭窒化物との混合層、チタン炭窒化物とクロム炭窒化物との混合層、又はチタン炭窒化物と鉄炭窒化物との混合層である。金属炭窒化物の混合層において、チタン炭窒化物は60〜80質量%含有し、アルミ炭窒化物、クロム炭窒化物或いは鉄炭窒化物は20〜40質量%含有する。
カラー層17は、移行層15の表面を被覆しているチタン・クロム・アルミの混合層である。カラー層17は、白色を呈し、且つその厚さは4μm〜6μmである。チタン・クロム・アルミの混合層において、チタンは10〜15質量%含有し、クロムは20〜35質量%含有し、アルミは50〜70質量%含有する。
また、カラー層17において、チタン及びアルミは、銀色を呈し、クロムは、カラー層17の光度を高めて、カラー層17を白色に表現させる。以上によって、ハウジング10はポーセリングエナメル外観を有する。
本発明の実施形態に係るハウジング10の製造方法は、以下の工程を備える。
第一工程において、真空蒸着装置20を提供する。図2に示すように、真空蒸着装置20は、真空チャンバ21と、真空チャンバ21内に設けられた冶具23と、チタンターゲット25、クロムターゲット26、鉄ターゲット27及びアルミターゲット28と、を備える。真空蒸着装置20は、中間周波数マグネトロンスパッタリング蒸着装置又はアークイオン蒸着装置であっても良いが、好ましくは、アークイオン蒸着装置を採用する。
第二工程において、アルミ或いはステンレスからなる基材11を提供する。
第三工程において、基材11に対して前処理する。具体的には、無水エタノールを用いて基材11に対して超音波洗浄を行なって、基材11の表面の油或いは汚れを除去する。超音波洗浄の時間は、25分間〜35分間である。
第四工程において、基材11を真空蒸着装置20の冶具23に装着固定して、真空チャンバ21を160℃〜200℃まで加熱し、且つ真空ポンプにて真空チャンバ21を5×10−3Paまで真空にする。その後、真空蒸着装置20の電源出力を3kw〜5kwに調節して、真空チャンバ21内に流量が標準状態600〜800ml/分(sccm)の不活性ガスとするアルゴンを注入して、基材11の表面に対してプラズマ洗浄を行なって、基材11の表面の酸化層を除去する。プラズマ洗浄の時間は、15分間〜20分間である。
第五工程において、真空蒸着法を介してプラズマ洗浄された後の基材11の表面に下地層13を形成する。具体的には、チタンターゲット25、クロムターゲット26或いは鉄ターゲット27に対応する電源を起動して、真空チャンバ21内のデューティ比(Duty Cycle)を50〜55%に調節し、基材11に対して300V〜350Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が100sccm〜150sccmのアルゴンを注入し、コーティング時間を8分間〜15分間にする、という条件下で、下地層13を形成する。本工程で得られた下地層13は、金属層であり、且つ0.5μm〜0.8μmの厚さを有する。下地層13の構成成分とする金属は、チタン、クロム或いは鉄であっても良い。本実施形態において、下地層13は、基材11と移行層15との間の接合力を高めることができる。
第六工程において、真空蒸着法を介して下地層13の表面に移行層15を形成する。具体的には、チタンターゲット25とクロムターゲット26の組み合わせ、チタンターゲット25と鉄ターゲット27との組み合わせ及びチタンターゲット25とアルミターゲット28との組み合わせの中の何れか1種の組み合わせをターゲットとして使用することができるが、本工程において、チタンターゲット25及びクロムターゲット26を例として説明する。真空蒸着する際、チタンターゲット25及びクロムターゲット26にそれぞれ対応する電源を起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を45〜50%に調節し、基材11に対して200V〜250Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が100sccm〜150sccmのアルゴンを不活性気体として注入し、流量が20sccm〜40sccmの窒素及び流量が15sccm〜30sccmのアセチレンを反応気体として注入し、コーティング時間を25分間〜45分間にする。以上により、1μm〜4μmの移行層15が形成される。また、本工程で得られた移行層15は、チタン炭窒化物とクロム炭窒化物の混合層である。混合層において、チタン炭窒化物は60〜80質量%含有し、クロム炭窒化物は20〜40質量%含有する。移行層15は、ハウジング10の硬度を高めることができる。
第七工程において、真空蒸着法を介して移行層15の表面にカラー層17を形成する。具体的には、チタンターゲット25、クロムターゲット27及びアルミターゲット28に対応する電源をそれぞれ起動して、真空チャンバ21内のデューティ比を40〜50%に調節し、基材11に対して250V〜300Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が150sccm〜200sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を50分間〜80分間にする。このような条件で得られたカラー層17は、チタン・クロム・アルミの混合層であり、その厚さは4μm〜6μmであり、且つ白色を呈する。チタン・クロム・アルミの混合層において、チタンは10〜15質量%含有し、クロムは20〜35質量%含有し、アルミは50〜70質量%含有する。
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明について説明する。
[実施例1]
(a)中間周波数マグネトロンスパッタリング蒸着装置20及びステンレス材質の基材11を提供する。
(b)無水エタノールを用いて基材11に対して超音波洗浄を行なって、基材11の表面の油或いは汚れを除去する。超音波洗浄の時間は、25分間である。
(c)真空チャンバ21内に流量が600sccmのアルゴンを注入して、基材11の表面に対してプラズマ洗浄を行って、基材11の表面の酸化層を除去する。プラズマ洗浄の時間は、20分間である。
(d)基材11の表面に下地層13を形成する。具体的には、チタンターゲット25に対応する電源を起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を50%に調節し、基材11に対して300Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が100sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を8分間にする。本工程で得られた下地層13の厚さは、0.5μmである。
(e)下地層13の上面に移行層15を形成する。具体的には、チタンターゲット25及びクロムターゲット26に対応する電源をそれぞれ起動して、真空チャンバ21内のデューティ比を45%に調節し、基材11に対して200Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が100sccmのアルゴン、流量が20sccmの窒素及び流量が15sccmのアセチレンを持続的に注入し、コーティング時間を25分間にする。本工程で得られた移行層15は、金属炭窒化物の混合層であり、その厚さは1μmである。金属炭窒化物の混合層は、チタン炭窒化物とクロム炭窒化物との混合層である。また、金属炭窒化物の混合層において、チタン炭窒化物は65質量%含有し、クロム炭窒化物は35質量%含有する。
(f)移行層15の上面にカラー層17を形成する。具体的には、チタンターゲット25、クロムターゲット27及びアルミターゲット28に対応する電源をそれぞれ起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を40%に調節し、基材11に対して250Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が150sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を50分間にする。本工程で得られたカラー層17は、チタン・クロム・アルミの混合層であり、厚さが4μmであり、且つ白色を呈する。また、チタン・クロム・アルミの混合層において、チタンは15質量%含有し、クロムは25質量%含有し、アルミは60質量%含有する。
[実施例2]
(a)アークイオン蒸着装置20及びアルミ材質の基材11を提供する。
(b)無水エタノールを用いて基材11に対して超音波洗浄を行って、基材11の表面の油或いは汚れを除去する。超音波洗浄の時間は、30分間である。
(c)真空チャンバ21内に流量が700sccmのアルゴンを注入して、基材11の表面に対してプラズマ洗浄を行って、基材11の表面の酸化層を除去する。プラズマ洗浄の時間は、20分間である。
(d)基材11の表面に下地層13を形成する。具体的には、クロムターゲット26に対応する電源を起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を55%に調節し、基材11に対して330Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が120sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を10分間にする。本工程で得られた下地層13の厚さは、0.6μmである。
(e)下地層13の上面に移行層15を形成する。具体的には、チタンターゲット25及び鉄ターゲット27に対応する電源をそれぞれ起動して、真空チャンバ21内のデューティ比を50%に調節し、基材11に対して250Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が120sccmのアルゴン、流量が30sccmの窒素及び流量が20sccmのアセチレンを持続的に注入し、コーティング時間を35分間にする。本工程で得られた移行層15は、金属炭窒化物の混合層であり、その厚さは3μmである。金属炭窒化物の混合層は、チタン炭窒化物と鉄炭窒化物との混合層である。また、金属炭窒化物の混合層において、チタン炭窒化物は70質量%含有し、鉄炭窒化物は30質量%含有する。
(f)移行層15の上面にカラー層17を形成する。具体的には、チタンターゲット25、クロムターゲット27及びアルミターゲット28に対応する電源をそれぞれ起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を45%に調節し、基材11に対して280Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が180sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を70分間にする。本工程で得られたカラー層17は、チタン・クロム・アルミの混合層であり、その厚さは5μmであり、且つ白色を呈する。また、前記チタン・クロム・アルミの混合層において、チタンは15質量%含有し、クロムは20質量%含有し、アルミは65質量%含有する。
[実施例3]
(a)真空蒸着装置20及びステンレス材質の基材11を提供する。
(b)無水エタノールを用いて基材11に対して超音波洗浄を行って、基材11の表面の油或いは汚れを除去する。超音波洗浄の時間は、35分間である。
(c)真空チャンバ21内に流量が800sccmのアルゴンを注入して、基材11の表面に対してプラズマ洗浄を行って、基材11の表面の酸化層を除去する。プラズマ洗浄の時間は、15分間である。
(d)基材11の表面に下地層13を形成する。具体的には、鉄ターゲット27に対応する電源を起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を55%に調節し、基材11に対して350Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が150sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を15分間にする。本工程で得られた下地層13の厚さは、0.8μmである。
(e)下地層13の上面に移行層15を形成する。具体的には、チタンターゲット25及びアルミターゲット28に対応する電源をそれぞれ起動して、真空チャンバ21内のデューティ比を45%に調節し、基材11に対して250Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が150sccmのアルゴン、流量が40sccmの窒素及び流量が30sccmのアセチレンを持続的に注入し、コーティング時間を45分間にする。本工程で得られた移行層15は、金属炭窒化物の混合層であり、その厚さは4μmである。金属炭窒化物の混合層は、チタン炭窒化物と鉄炭窒化物との混合層である。また、金属炭窒化物の混合層において、チタン炭窒化物は80質量%含有し、アルミ炭窒化物は20質量%含有する。
(f)移行層15の上面にカラー層17を形成する。具体的には、チタンターゲット25、クロムターゲット27及びアルミターゲット28に対応する電源をそれぞれ起動し、真空チャンバ21内のデューティ比を50%に調節し、基材11に対して300Vのバイアス電圧を印加し、真空チャンバ21の中に流量が200sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を80分間にする。本工程で得られたカラー層17は、チタン・クロム・アルミの混合層であり、その厚さは6μmであり、且つ白色を呈する。また、チタン・クロム・アルミの混合層において、チタンは10質量%含有し、クロムは20質量%含有し、アルミは70質量%含有する。
[テスト結果]
ビッカース硬度計を用いて基材11及びハウジング10の硬度を測定した場合、基材11のビッカース硬度は250HV〜300HVであり、ハウジング10のビッカース硬度は800HV〜1000HVに達する。
10 ハウジング
11 基材
13 下地層
15 移行層
17 カラー層
20 真空蒸着装置
21 真空チャンバ
23 冶具
25 チタンターゲット
26 クロムターゲット
27 鉄ターゲット
28 アルミターゲット

Claims (9)

  1. 基材と、前記基材の表面に順次に形成される下地層、移行層及びカラー層と、を備え、前記下地層は金属層であり、前記移行層は金属炭窒化物の混合層であり、前記カラー層はチタン・クロム・アルミの混合層であるハウジングにおいて、
    前記下地層を構成する金属は、チタン、クロムまたは鉄であり、前記移行層の中の金属は、チタン、アルミ、クロムまたは鉄であることを特徴とするハウジング。
  2. 前記基材は、アルミまたはステンレスからなることを特徴とする請求項1に記載のハウジング。
  3. 前記下地層の厚さは、0.5μm〜0.8μmであり、前記移行層の厚さは、1μm〜4μmであり、
    前記金属炭窒化物の混合層は、チタン炭窒化物とアルミ炭窒化物の混合層、チタン炭窒化物とクロム炭窒化物の混合層、又はチタン炭窒化物と鉄炭窒化物の混合層であり、
    前記金属炭窒化物の混合層において、前記チタン炭窒化物は60〜80質量%含有し、前記アルミ炭窒化物、前記クロム炭窒化物または前記鉄炭窒化物は20〜40質量%含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハウジング。
  4. 前記カラー層の厚さは、4μm〜6μmであり且つ白色を呈し、前記チタン・クロム・アルミの混合層において、チタンは10〜15質量%含有し、クロムは20〜35質量%含有し、アルミは50〜70質量%含有することを特徴とする請求項1に記載のハウジング。
  5. 基材を提供する工程と、
    真空蒸着法を介して前記基材の上面に、金属層である下地層、金属炭窒化物の混合層である移行層及びチタン・クロム・アルミの混合層であるカラー層を順次にコーティングする工程と、を備えることを特徴とするハウジングの製造方法。
  6. 前記コーティングする工程は、真空蒸着装置により実現され、前記真空蒸着装置は、真空チャンバと、前記真空チャンバの中に装着された冶具と、チタンターゲット、クロムターゲット、鉄ターゲット及びアルミターゲットと、を備えることを特徴とする請求項5に記載のハウジングの製造方法。
  7. 前記下地層を形成する場合、前記チタンターゲット、前記クロムターゲットまたは前記鉄ターゲットに対応する電源を起動して、前記真空チャンバ内のデューティ比を50〜55%に調節し、前記基材に対して300V〜350Vのバイアス電圧を印加し、前記真空チャンバの中に流量が100sccm〜150sccmのアルゴンを注入し、コーティング時間を8分間〜15分間にすることを特徴とする請求項6に記載のハウジングの製造方法。
  8. 前記移行層を形成する場合、前記チタンターゲットと前記クロムターゲットとの組み合わせ、前記チタンターゲットと前記鉄ターゲットとの組み合わせ及び前記チタンターゲットと前記アルミターゲットとの組み合わせの中の何れか1種の組み合わせのターゲットに対応する電源を起動し、前記真空チャンバ内のデューティ比を45〜50%に調節し、前記基材に対して200V〜250Vのバイアス電圧を印加し、前記真空チャンバの中に流量が100sccm〜150sccmのアルゴンを不活性気体として注入し、流量が20sccm〜40sccmの窒素及び流量が15sccm〜30sccmのアセチレンを反応気体として注入し、コーティング時間を25分間〜45分間にすることを特徴とする請求項6に記載のハウジングの製造方法。
  9. 前記カラー層を形成する場合、前記チタンターゲット、前記クロムターゲット及び前記アルミターゲットに対応する電源をそれぞれ起動して、前記真空チャンバ内のデューティ比を40〜50%に調節し、前記基材に対して250V〜300Vのバイアス電圧を印加し、前記真空チャンバの中に流量が150sccm〜200sccmのアルゴンを持続的に注入し、コーティング時間を50分間〜80分間にすることを特徴とする請求項6に記載のハウジングの製造方法。
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