JP2014154897A - 映像コンテンツ同期再生システム、映像コンテンツ再生装置、およびその制御プログラム - Google Patents

映像コンテンツ同期再生システム、映像コンテンツ再生装置、およびその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同じ映像コンテンツについて複数の再生装置における再生音声および再生映像を簡単な構成で同期させること。
【解決手段】映像コンテンツ配信装置から複数の映像コンテンツ再生装置にあらかじめ映像コンテンツの少なくとも一部を配信させた後、複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが映像コンテンツの一部を展開して出力データを生成する間、複数の映像コンテンツ再生装置による画像および音声の出力をミュートし、複数の映像コンテンツ再生装置に対して、同じタイミングで、複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御部、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像コンテンツを複数の再生装置で同期再生する技術に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、標準化されたDLNA(Digital Living Network Alliance)仕様を用いて、DMR(Digital Media Renderer)/DMC(Digital Media Controller)装置からの映像コンテンツ再生に対するSEEK/PLAY/PAUSEなどの操作を、DMS(Digital Media Server)/DMC装置が中継して、他のDMR/DMC装置の動作を同期させる技術が開示されている。また、特許文献2には、複数の再生機器の同期再生のために、映像コンテンツのペーロード・パケット(payload packet)に同期再生時刻を含むビーコン・パケット(beacon packet)を挟んだインタリーブ・データストリーム(interleaved data stream)を配信する技術が開示されている。
特開2009−253889号公報 国際公開WO2012/048928号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、SEEK/PLAY/PAUSEなどの操作を同期する技術であり、DMS/DMC装置からDMR/DMC装置への通信遅延やDMR/DMC装置の動作性能をも考慮した、再生音声および再生映像の一致まで実現ことができない。また、特許文献2に記載の技術は、再生音声および再生映像の一致を目指した技術であるが、ペイロード・パケットに同期再生時刻を含むビーコン・パケットを挟んだインタリーブ・データストリームを生成する構成が必要である。さらに、インタリーブ・データストリームからペイロード・パケットとビーコン・パケットとを分離し、ビーコン・パケット内の同期再生時刻により再生を制御することも必要である。したがって、大幅な設計変更が必要なため、標準化されたDLNAなどの既存の技術への簡単な修正では実現できない。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生システムは、
映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信装置と、
前記映像コンテンツ配信装置から配信された映像コンテンツを受信して再生する複数の映像コンテンツ再生装置と、
前記映像コンテンツ配信装置から前記複数の映像コンテンツ再生装置にあらかじめ前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信させた後、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが前記映像コンテンツの一部を展開して出力データを生成する間、前記複数の映像コンテンツ再生装置による映像出力および音声出力をミュートし、前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生方法は、
映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信装置が、前記映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に、あらかじめ前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信する映像コンテンツ配信ステップと、
前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが、映像出力および音声出力をミュートして、配信された前記映像コンテンツの少なくとも一部を展開して出力データを生成する映像コンテンツ展開ステップと、
前記映像コンテンツの再生を制御する映像コンテンツ再生制御手段が、前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ配信装置は、
映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信して展開させ出力データを生成させる映像コンテンツ配信手段と、
前記映像コンテンツ配信手段による配信の後、あらかじめ決められたタイミングで、自装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ配信装置の制御方法は、
映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信して展開させ出力データを生成させる映像コンテンツ配信ステップと、
前記映像コンテンツ配信ステップにおいて配信の後、あらかじめ決められたタイミングで、コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ配信装置の制御プログラムは、
映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信して展開させ出力データを生成させる映像コンテンツ配信ステップと、
前記映像コンテンツ配信ステップにおいて配信の後、あらかじめ決められたタイミングで、コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置は、
映像コンテンツを受信する第1受信手段と、
映像出力および音声出力をミュートしながら受信した前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開手段と、
展開が完了した前記映像コンテンツの中の再生位置へのシーク指示を受信する第2受信手段と、
前記シーク指示を受信した場合に、前記再生位置にシークし、音声出力のミュートを維持しつつ、展開された前記映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ再生手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御方法は、
映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
映像出力および音声出力をミュートしながら受信した前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開ステップと、
展開が完了した前記映像コンテンツの中の再生位置へのシーク指示を受信する第2受信ステップと、
前記シーク指示を受信した場合に、前記再生位置にシークし、音声出力のミュートを維持しつつ、展開された前記映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ再生ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御プログラムは、
映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
映像出力および音声出力をミュートしながら受信した前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開ステップと、
展開が完了した前記映像コンテンツの中の再生位置へのシーク指示を受信する第2受信ステップと、
前記シーク指示を受信した場合に、前記再生位置にシークし、音声出力のミュートを維持しつつ、展開された前記映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ再生ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係るアプリケーションプログラムは、
映像コンテンツ配信装置に対して映像コンテンツの配信を要求するように、複数の映像コンテンツ再生装置に対して指示する第1指示ステップと、
前記複数の映像コンテンツ再生装置による前記映像コンテンツの展開により、所定量の出力データが生成された後の同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する同期再生コマンドをマルチキャストで送信する第2指示ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る他のアプリケーションプログラムは、
映像コンテンツ配信装置から前記映像コンテンツを取得する映像コンテンツ取得ステップと、
音声出力および映像出力をミュートしつつ、前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開ステップと、
映像コンテンツ再生制御手段から同期再生コマンドを受信する受信ステップと、
展開された前記映像コンテンツについて、前記同期再生コマンドに含まれる再生位置にシークさせて、音声出力のミュートを維持しつつ、映像出力を開始する映像コンテンツ再生ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、同じ映像コンテンツについて複数の再生装置における再生音声および再生映像を簡単な構成で同期させることができる。
本発明の第1実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの構成を示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの車載機の処理動作を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの携帯端末の処理動作を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの機能構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムによる同期再生を説明するタイミング図である。 本発明の第1実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムによる動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る車載機の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るDMCが管理する同期再生対応機能テーブルの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るDMCの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るDMSの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る車載機のDMRの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る携帯端末のDMRの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの機能構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るDMCおよびDMSを有する装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムのDMCを有する装置の処理動作を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの機能構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの機能構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムによる動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係るDMCが管理する同期再生対応機能テーブルの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムによる動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムのDMRの処理動作の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムのDMRの処理動作の他の例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るDMSにおける再生コンテンツの記憶テーブルを示す図である。 本発明の第5実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムの構成を示す概念図である。 本発明の第5実施形態に係るDMCが管理する同期再生対応機能テーブルの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るスピーカ音声振り分けテーブルの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムのDMRの処理動作の変形例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る再生同期システムについて説明する。本実施形態に係る再生同期システムにおいては、映像コンテンツをあらかじめ複数の再生装置に配信し、各再生装置において出力可能なデータを必要量だけ展開して準備させた後、準備された出力可能なデータの同じ再生位置に複数の再生装置を同時にシークさせ出力開始させる。また、出力可能なデータを必要量だけ展開する間、各再生装置においては、音声や映像の出力をミュートしてユーザへの不必要な出力を回避する。
本実施形態によれば、同じ映像コンテンツについて複数の再生装置における再生音声および再生映像を簡単な構成で同期させることができる。
なお、本実施形態においては、構成および動作を分かり易くするため標準化されたデジタルリビングネットワークアライアンス(DLNA)仕様を用いた例を説明するが、これに限定されるものではない。また、本実施形態においては、車両内で車載機とユーザの携帯端末とを含む再生同期システムを例に説明するが、これに限定されない。例えば、同じ部屋内における同期再生に適用可能であり、教室内におけるIT授業化などにも適用が可能である。
《映像コンテンツ同期再生システム》
本実施形態の映像コンテンツ同期再生システムの構成および動作を、図1〜図5を参照しながら説明する。
(システムの概念)
図1は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム100の構成を示す概念図である。
図1は、自動車内において、車載機110と、ユーザが有する携帯端末130(例えば、タブレット)や携帯端末140(例えば、スマートフォン)とにより映像コンテンツ同期再生システム100を構成する。なお、映像コンテンツ同期再生システム100内は、標準化されたDLNA仕様に従って構築されており、装置間のデータ伝送はHTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いている。したがって、自動車内を通信範囲とするLAN(Local Area Network)が構成されている。また、映像コンテンツの転送は、著作権保護のための暗号化プロトコル(例えばDTCP−IP(Digital Transmission Content Protection-Internet Protocol))により暗号化される。
そして、車載機110に接続するスピーカ121〜124から音声を出力し、それに同期して携帯端末130および携帯端末140からは映像のみを出力する。これにより、各ユーザは自分の携帯端末に表示される映像を観ながら、スピーカ121〜124から高品質の音声を聴くことができる。本実施形態によって、携帯端末130および携帯端末140に表示される映像と、スピーカ121〜124の音声とを同期させてズレをなくした。
車載機110は、DVDなどの記憶媒体から読み込んだコンテンや内部に蓄積している映像コンテンツから乗員が視聴したい映像コンテンツを選択して配信し、携帯端末130および携帯端末140と同期再生するように制御する。この場合に、まず、選択した映像コンテンツを車載機内部の再生機能に配信する。各再生機能は、配信された映像コンテンツを再生する(いわゆる、ストリーミング)。この再生時に、車載機110、携帯端末130および携帯端末140においては、映像出力や音声出力はミュートして、そのまま出力可能な出力データを生成する。以下、この映像出力や音声出力をミュートした再生を、「映像コンテンツの展開」として、映像出力および/または音声出力を行なう「映像コンテンツの再生」と区別する。
車載機110は、車載機110、携帯端末130および携帯端末140の再生機能が所定量の出力データを展開する時間を置いて、各再生機能に対して同じ再生位置にシークして出力を開始する命令を、マルチキャストで送信する。各再生機能共に出力データが既に準備されているので、同じ再生位置からの同期再生が実現する。この時、本実施形態においては、スピーカ121〜124から音声を出力し、ユーザの携帯端末130および携帯端末140からは映像のみを出力して、音声はミュートする。
なお、同期再生時の車載機110での映像出力は、車載機110がカーナビ機器で運転者に対して影響がある場合はミュートする、一方、助手席のユーザが視聴できるように設定できれば映像を出力する。
(車載機の処理動作)
図2Aは、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム100の車載機110の処理動作を示す図である。図2Aは、本実施形態の処理手順に沿った車載機110の表示画面を示している。
本実施形態の同期再生アプリケーションを車載機110で起動すると、車載機110は、映像コンテンツ同期再生システム100内の存在する映像コンテンツを蓄積しているデジタルメディアサーバ(DMS)を検索して、表示画面211のように表示する。なお、表示画面211には、本実施形態においては使用不可のDMSも検索可能であるが、以下のDMRからDMSの映像コンテンツを要求する本実施形態の手順により排除することができる。
次に、車載機110は、映像コンテンツ同期再生システム100内の存在する映像コンテンツ再生機能を有するデジタルメディアレンダラー(DMR)を検索して、表示画面212のように表示する。表示画面212には、見付かったDMRのいずれを同期再生に組み込み、いずれを組み込まないかを選択する“オン/オフ”スイッチが表示される。
次に、車載機110は、DMSに蓄積されている映像コンテンツの一覧表示画面213の表示を行なう。なお、一覧表示に先立って、映像コンテンツのカテゴリを選択してもよい(不図示)。
映像コンテンツ選択が完了すると、車載機110が有するDMRも、DMSに映像コンテンツの配信を要求し、配信された映像コンテンツの展開を始める。表示画面214は、同期再生までの映像コンテンツの展開中にユーザに待機を通知する画面である。
映像コンテンツ同期再生システム100内の全DMRで所定量以上の出力データが準備されたタイミング、もしくは、全DMRからコンテンツデータ展開完了の応答を受信したタイミングで、車載機110のデジタルメディアコントローラ(DMC)から、準備された出力データの同じ再生位置にシークして出力開始させるシーク指示コマンドを、マルチキャストで全DMRに送信する。車載機110のDMRも表示画面215に再生画面を出力し、スピーカ121〜124から音声出力を開始する。
(携帯端末の処理動作)
図2Bは、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム100の携帯端末130、140の処理動作を示す図である。図2Aは、本実施形態の処理手順に沿った携帯端末130、140の表示画面を示している。
本実施形態の同期再生アプリケーションを携帯端末で起動すると、携帯端末130、140は、表示画面231、241によって同期再生までの待機をユーザに通知する。この待機の表示画面231、241中に、携帯端末130、140のDMRではDMCからの映像コンテンツ要求指示を受けて、DMSに映像コンテンツを要求する。そして、DMSから映像コンテンツを受信すると、映像出力および音声出力をミュートして映像コンテンツの展開を開始して出力データを蓄積する。
車載機110のDMCからシーク指示コマンドを受信すると、車載機110と同じ再生位置にシークして、携帯端末130、140は蓄積された出力データを、音声をミュートしながら、表示画面232、242のように映像のみを出力する。
(システムの機能構成)
図3は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム100の機能構成を示す図である。図3は、本実施形態におけるDMC、DMS、DMRの車載機110および携帯端末130(タブレット)、携帯端末140(スマホ)に対する配置を示す。なお、DMC、DMS、DMRで表現すると各機能が明瞭となるため、DLNAに準拠するが、この分類に限定されるわけではない。ここで、独立したDMSは映像コンテンツ配信装置に相当し、独立したDMRは映像コンテンツ再生装置に相当する。DMCと、DMCから制御されるDMSおよびDMRの処理の一部とを含む部分が、映像コンテンツ再生制御部を構成する。
車載機110には、映像コンテンツ同期再生システム100を制御するDMC311と、映像コンテンツを蓄積して配信するDMS312と、映像コンテンツを再生するDMR313とが搭載される。DMC311は、映像コンテンツ同期再生システム100内で動作するDMS、DMRを検索して、管理テーブル311aとして記憶している。なお、車載機110のDMR313は、車載機110と携帯端末130や140との再生処理を統一するために、車載機110内に独立して配置する。すなわち、DMC311からDMR333や343への送信処理や再生処理を同じ条件としている。
携帯端末130には、DMR333が搭載される。携帯端末140には、DMR343が搭載される。
(同期再生のタイミング)
図4は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム100による同期再生を説明するタイミング図である。
図4のTcontreqinstは、DMC311がDMR313、333、343に対して、DMS312から選択された映像コンテンツの配信を要求するように指示するコマンドを送信したタイミングである。
各タイミングの左端は、各DMRが、映像コンテンツの配信を要求するように指示するコマンドに応答してDMS312に映像コンテンツを要求したタイミングである。そして、DMS312からは、各映像コンテンツ要求に対して、DMRに本例では1MBの映像コンテンツが配信される。DMRではストリーミングにより配信された映像コンテンツを展開する(再生と同じ処理であるが、映像出力や音声出力はミュートされる)。本例では、各DMRが、再生時間が5分間分の映像コンテンツ展開を完了して出力データが準備された時点を、準備完了とする。5分間分の映像コンテンツ展開完了の時間には、累積したDMRとDMSとの通信時間(Δx1で示す)と累積したDMRでの展開時間(Δx2)とを含む。なお、通常はあり得ないが、5分間分の映像コンテンツが1MBを超える場合は、再度、DMRからDMSに続きの映像コンテンツ要求がされる。5分間分の映像コンテンツ展開完了後にも、配信データが展開完了してさらに映像コンテンツがあれば、DMRからDMSに続きの映像コンテンツ要求がされる。
本例では、映像コンテンツ同期再生システム100内の全DMRの中で最も5分間分の映像コンテンツ展開が遅いDMRの展開完了タイミングからさらにマージン(Δtmarginで示す)後のタイミング(Tplaybackstartで示す)、もしくは、全DMRからコンテンツデータ展開完了の応答を受信したタイミングにおいて、DMC311はシーク位置情報を有する同期再生コマンドをマルチキャストで全DMRに送信する。
なお、図4では、5分間分の映像コンテンツ展開完了をTcontreqinstとTplaybackstartとの間の時間の目安としたが、固定時間(例えば、5秒)としてその間に出力データを準備できない携帯端末や再生中の出力データがなくなってしまう携帯端末には配慮しない構成でもよい。本実施形態の映像コンテンツ同期再生システム100は、閉じられた通信LANなので、予測外の通信遅延や携帯端末の処理遅延が発生することは少ないので、この方式であっても十分に同期再生が実現できる。
このように、DMC311からのTplaybackstartにおける同期再生コマンドのマルチキャスト送信時には、全DMRにおいてそのまま出力できる出力データが準備されているので、互いの通信や展開の違いによるズレを吸収して同時再生が実現される。この互いの通信や展開の違いは、単なるタイミングのズレによっても、あるいは各装置の性能(機種の相違、CPUの処理速度やOSあるいはアプリケーションのバージョンなどの相違)によっても発生する。したがって、あらかじめ待機時間を設定するのではなく、Tcontreqinstにおいて、DMC311からDMR313、333、343に対する映像コンテンツの配信を要求するように指示するコマンドに、5分間分の映像コンテンツ展開が完了したらDMC311に通知する指示を含ませることによって、装置の変化にダイナミックに対応することもできる。
(システムの動作手順)
図5は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム100による動作手順を示すシーケンス図である。かかるシーケンス図においては、既に映像コンテンツ同期再生システム100内のDMC、DMS、DMRとして機能するアプリケーションが起動されているものとする。
DMC311は、ステップS501において、映像コンテンツ同期再生システム100内の同期再生対応のDMRを検出する。次に、DMC311は、ステップS503において、映像コンテンツ同期再生システム100内の同期再生対応のDMSを検出する。そして、DMC311は、ステップS505において、検出した映像コンテンツ同期再生システム100内のDMRやDMSを登録する(図3の管理テーブル311a参照)。なお、DMCによる同期再生対応のDMRおよびDMSの検出の順序は限定されず、どちらを先に検出してもよい。
続いて、DMC311は、ステップS507において、DMS312から映像コンテンツ一覧を取得して表示し(図2Aの一覧表示画面113参照)、ユーザによる再生コンテンツの選択を待つ。なお、DMS312からの映像コンテンツ一覧の取得は、DMC311側でDLNAのコンテンツリスト取得方法により行なわれる。DMC311は、ステップS509において、DMR313、333、343に対して選択された再生コンテンツの配信要求を、再生コンテンツの取得位置と共にDMS312に対して行なうように指示する。そして、DMC311は、ステップS511において、同期再生を開始する同期再生コマンドの送信を待つ。
DMR313は、ステップS521において、DMC311からの再生コンテンツの配信要求を受けて、DMS312に対して再生コンテンツを要求して取得し、取得した映像コンテンツを、出力をミュートしながら再生する。DMR333は、ステップS523において、DMC311からの再生コンテンツの配信要求を受けて、DMS312に対して再生コンテンツを要求して取得し、取得した映像コンテンツを、出力をミュートしながら再生する。DMR343も同様の処理を行なう。DMS312は、DMRからの再生コンテンツの要求に応答して、映像コンテンツを配信する(ユニキャスト配信)。なお、本例では、1MBの映像コンテンツを単位としている。
ステップS511による所定期間の待機の後、もしくは、全DMRからコンテンツデータ展開完了の応答(S530)を受信したタイミングでDMC311は、ステップS531において、シークする再生位置を含む同期再生コマンドを全DMRにマルチキャストで送信する。DMR313、333、343は、ステップS533において、シークする再生位置を含む同期再生コマンドを受信して、既に準備された出力データの同じ再生位置から同期して再生出力を開始する。図5において、車載機110のDMR313は、映像出力をミュートしてスピーカ121〜124から音声を出力する。一方、携帯端末130、140のDMR333、343は音声出力をミュートして映像を出力する。なお、車載機110の画面を助手席のユーザが視聴する場合は、DMR313は映像出力も行なう。
なお、図5においては、シークする再生位置を特定していないが、例えば、映像コンテンツの先頭から再生する場合は、あらかじめ展開するのは映像コンテンツの先頭部分であり、シークする再生位置は映像コンテンツの先頭位置である。
《車載機の機能構成》
図6は、本実施形態に係る車載機110の機能構成を示すブロック図である。
図6で、CPU610は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで車載機110の各機能構成を実現する。ROM(Read Only Memory)620は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信部630は、ネットワークを介して外部のサーバなどと通信する。また、車載機110は、通信部630を経由して、ホームネットワーク(LAN)に接続される。なお、CPU610は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。また、通信部630は、CPU610とは独立したCPUを有して、RAM640の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。また、RAM640とストレージ650との間でデータを転送するDMACを設けるのが望ましい(図示なし)。さらに、I/Oインタフェース660は、CPU610とは独立したCPUを有して、RAM640の領域に入出力データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。したがって、CPU610は、RAM640にデータが受信あるいは転送されたことを認識してデータを処理する。また、CPU610は、処理結果をRAM640に準備し、後の送信あるいは転送は通信部630やDMAC、あるいはI/Oインタフェース660に任せる。
RAM640は、CPU610が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM640には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。なお、本実施形態においては、同期再生アプリケーション651が車載機110の通常処理とは独立して実行されるので、同期再生アプリケーション651用の領域が確保される。したがって、同期再生アプリケーション651内の一部の情報はRAM640内に記憶されてもよい。
ストレージ650には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。特に、本実施形態では、同期再生アプリケーション651が格納される。その他、同期再生アプリケーション651を含む各アプリケーションを実行するため、共通処理のためにあらかじめ用意されたアプリケーションフレームワーク656、オペレーションシステム(OS)657も格納される。なお、図6のストレージ650には、車載機110が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
同期再生アプリケーション651は、本実施形態を標準化されたDLNAに準拠して実現する場合に、DMC311、DMS312、DMR313を有する。また、同期再生アプリケーション651は、各装置のDMRにおける再生コンテンツの展開を待って、同期再生コマンドをマルチキャストで送信する同期再生コマンドモジュール652を有する。また、同期再生アプリケーション651は、本映像コンテンツ同期再生システム100に含まれる機能とその配置を管理するための同期再生対応機能テーブル653を有する。また、同期再生アプリケーション651は、DMS312が管理する映像コンテンツを特定する映像コンテンツデータベース(DB)654を有する。また、同期再生アプリケーション651は、本映像コンテンツ同期再生システム100内でのDTCP−IPに準拠する通信のための暗号/復号モジュール655を有する。なお、同期再生アプリケーション651の個々の要素は、独立していてもよいし、互いに関連付けられていてもよい。
I/Oインタフェース660は、入出力機器との入出力データをインタフェースする。I/Oインタフェース660には、タッチパネルを含む入力部661が接続される。また、I/Oインタフェース660には、モニタを含む出力部662が接続される。
《携帯端末の機能構成》
図7は、本実施形態に係る携帯端末130、140の機能構成を示すブロック図である。図7で、CPU710は演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで携帯端末130、140の各機能構成を実現する。ROM720は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信部730は、ネットワークを介して外部のサーバなどと通信する。また、携帯端末130、140は、通信部730を経由して、ホームネットワーク(LAN)に接続される。なお、CPU710は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。また、通信部730は、CPU710とは独立したCPUを有して、RAM740の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。また、RAM740とストレージ750との間でデータを転送するDMACを設けるのが望ましい(図示なし)。さらに、I/Oインタフェース760は、CPU710とは独立したCPUを有して、RAM740の領域に入出力データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。したがって、CPU710は、RAM740にデータが受信あるいは転送されたことを認識してデータを処理する。また、CPU710は、処理結果をRAM740に準備し、後の送信あるいは転送は通信部730やDMAC、あるいはI/Oインタフェース760に任せる。
RAM740は、CPU710が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM740には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。なお、本実施形態においては、同期再生アプリケーション751が携帯端末130、140の通常処理とは独立して実行されるので、同期再生アプリケーション751用の領域が確保される。したがって、同期再生アプリケーション751内の一部の情報はRAM740内に記憶されてもよい。
ストレージ750には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。特に、本実施形態では、同期再生アプリケーション751が格納される。その他、同期再生アプリケーション751を含む各アプリケーションを実行するため、共通処理のためにあらかじめ用意されたアプリケーションフレームワーク756、オペレーションシステム(OS)757も格納される。なお、図7のストレージ750には、携帯端末130、140が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
同期再生アプリケーション751は、本実施形態を標準化されたDLNAに準拠して実現する場合に、DMR333(343)を有する。また、同期再生アプリケーション751は、本映像コンテンツ同期再生システム100内でのDTCP−IPに準拠する通信のための暗号/復号モジュール755を有する。なお、同期再生アプリケーション751の個々の要素は、独立していてもよいし、互いに関連付けられていてもよい。
I/Oインタフェース760は、入出力機器との入出力データをインタフェースする。I/Oインタフェース760には、タッチパネルを含む入力部761が接続される。また、I/Oインタフェース760には、モニタを含む出力部762が接続される。
(DMCの同期再生対応機能テーブル)
図8は、本実施形態に係るDMC311が管理する同期再生対応機能テーブル653の構成を示す図である。なお、同期再生対応機能テーブル653の構成は図8に限定されない。
同期再生対応機能テーブル653は、本映像コンテンツ同期再生システム100に含まれる機能モジュールID801を記憶する。各機能モジュールID801に対応付けて、同期再生機能802、各機能モジュールを搭載する機器種別803と、処理速度や配信速度、展開速度を含む機器性能804と、搭載する機器のIPアドレス805と、本映像コンテンツ同期再生システム100で用いるかのオン/オフのフラグ806(図2Aの表示画面212参照)と、を記憶する。
《DMCの処理手順》
図9は、本実施形態に係るDMC311の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図6のCPU610がRAM640を使用しながら実行して、DMC311の機能を実現する。なお、図9のフローチャートにおいて、既にDMC311を実現するプログラムが起動されているものとする。
DMC311は、ステップS901およびS903において、本映像コンテンツ同期再生システム100に含まれる同期再生対応のDMRを検出する。DMC311は、ステップS905およびS907において、本映像コンテンツ同期再生システム100に含まれる同期再生対応のDMSを検出する。DMC311は、ステップS909において、上記ステップS901〜S907において検出した、同期再生対応のDMRおよびDMSを登録する(図8参照)。
DMC311は、ステップS911において、DMS312から再生コンテンツ一覧を取得して表示する。次に、DMC311は、ステップS913において、ユーザによる再生コンテンツ一覧からの再生コンテンツの選択を受け付ける。そして、DMC311は、ステップS915において、本映像コンテンツ同期再生システム100に含まれる同期再生対応のDMRに対して、DMSからの映像コンテンツ配信要求を指示する再生指示コマンドを送信する。
DMC311は、ステップS917において、図4におけるDMRの展開量が閾値αを超えるのを待って(例えば、α=f(Tplaybackstart−Tcontreqinst))、ステップS919において、マルチキャストで全DMRに同期再生コマンドを送信して、同期再生指示をする。また、DMC311が全DMRからコンテンツデータ展開完了の応答を受信したタイミングで、同期再生コマンドを送信してもよい。
《DMSの処理手順》
図10は、本実施形態に係るDMS312の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図6のCPU610がRAM640を使用しながら実行して、DMS312の機能を実現する。なお、図10のフローチャートにおいて、既にDMS312を実現するプログラムが起動されているものとする。
DMS312は、ステップS1001において、DMC311からのDMS検出に応答する。DMS312は、ステップS1002において、DMC311からのコンテンツ一覧取得要求を待つ。そして、コンテンツ一覧取得要求があれば、DMS312は、ステップS1003において、DMC311からのコンテンツ一覧要求に応じて、再生コンテンツ一覧を送付する。
その後、DMS312は、ステップS1005において、DMRからの再生コンテンツの配信要求を待つ。DMRからの再生コンテンツの配信要求があると、DMS312は、ステップS1007において、配信映像コンテンツを取得する。次に、DMS312は、ステップS1009において、リンクプロテクションとして配信映像コンテンツの暗号化を行なう。そして、DMS312は、ステップS1011において、暗号化された映像コンテンツを要求したDMRに対して配信する。
DMS312は、ステップS1013において、取得要求のあった再生コンテンツを要求元のDMRに対して全て送り終えたかを判定し、まだであればステップS1007に戻って、データ転送を繰り返す。全てデータ転送を終えた場合に、S1005に戻る。
《DMRの処理手順》
図11Aおよび図11Bに従って、DMRの処理手順を説明する。なお、本実施形態においては、車載機110のDMR313と携帯端末130、140のDMR333、343とは、同期再生時に異なる処理を行なう。
(車載機のDMR)
図11Aは、本実施形態に係る車載機110のDMR313の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図6のCPU610がRAM640を使用しながら実行して、DMR313の機能を実現する。なお、図11Aのフローチャートにおいて、既にDMR313を実現するプログラムが起動されているものとする。
DMR313は、ステップS1101において、DMC311からのDMR検出に応答する。その後、DMR313は、ステップS1103において、DMC311からの再生コンテンツの再生要求指示を待つ。DMC311からの再生コンテンツの再生要求指示があると、DMR313は、ステップS1105において、DMS312に対して映像コンテンツ配信を要求する。DMR313は、ステップS1107において、DMS312からの映像コンテンツ配信を待つ。
DMS312から配信された映像コンテンツ取得があると、DMR313は、ステップS1109において、DMS312からの暗号化された配信映像コンテンツを復号する。そして、DMR313は、ステップS1111において、映像コンテンツのストリーミング再生を行う。この時に、音声出力および映像出力はミュートする。そして、DMR313は、ステップS1113において、DMC311からの同期再生コマンドの受信を待つ。その間、DMR313は、復号とストリーミング再生を継続する。なお、受信した映像コンテンツの展開が完了すると、続きの再生コンテンツをDMS312に要求する。また、DMR313は一定量のコンテンツデータ展開完了の時点で、展開完了通知をDMCに送信してもよい。
DMC311からの同期再生コマンドを受信すると、DMR313は、ステップS1115において、同期再生コマンドに含まれる指定シーク位置から映像コンテンツ再生を開始する。この時に、音声出力は行なうが、映像出力は運転者用にはミュートしつつ、助手席ユーザ用には映像を出力することもできる。
(携帯端末のDMR)
図11Bは、本実施形態に係る携帯端末130、140のDMR333、343の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図7のCPU710がRAM740を使用しながら実行して、DMR333、343の機能を実現する。なお、図11Bにおいて、図11Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。また、図11Bのフローチャートにおいて、既にDMR333、343を実現するアプリケーションプログラムが起動されているものとする。
図11Bの図11Aとの相違は、最後のステップS1125である。DMC311からの同期再生コマンドを受信すると、DMR333、343は、ステップS1125において、同期再生コマンドに含まれる指定シーク位置から映像コンテンツ再生を開始する。この時に、音声出力のミュートを維持するが、映像は出力する。
本実施形態によれば、同じ映像コンテンツについて複数の再生装置における再生音声および再生映像を簡単な構成で同期させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムについて説明する。本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムは、上記第2実施形態と比べると、車載機がDMCとDMSとを有し、DMRを有しない構成である点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作についてはその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果を、車載機がDMRを有しない構成によっても実現することができる。
《映像コンテンツ同期再生システム》
図12は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム1200の機能構成を示す図である。なお、図12において、図3と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
映像コンテンツ同期再生システム1200は、DMC311とDMS312とを有するが、DMRを有しない車載機1210を含む。他の構成は、第1実施形態の図3と同様である。
《車載機の処理手順》
図13は、本実施形態に係るDMCおよびDMSを有する車載機1210の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13において、第1実施形態の図9および図10と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
まず、DMCとしての機能として、ステップS901およびS903においてDMRを検出して、ステップS909において、同期再生対応の各機能を登録する。ここで、新たなステップS1011において、再生コンテンツ一覧を表示する。そして、ステップS913とS915において、再生コンテンツの選択を受け付けてDMRに再生要求を指示する。
次に、DMSとしての機能として、ステップS1005〜S1011において、DMRからの再生コンテンツの配信要求を受けて、映像コンテンツを暗号化して配信する。
再び、DMCとしての機能として、ステップS917とS919において、図4におけるDMRの展開量が閾値αを超えるのを待って(例えば、α=f(Tplaybackstart−Tcontreqinst))、マルチキャストで全DMRに同期再生コマンドを送信する。また、DMC311が全DMRからコンテンツデータ展開完了の応答を受信したタイミングで、同期再生コマンドを送信してもよい。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果を、車載機がDMRを有しない構成によっても実現することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムについて説明する。本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムは、上記第1実施形態と比べると、DMC、DMS、DMRの各機能がいずれの装置にどのように配置されてもよい点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、映像コンテンツ同期再生システムにおけるDMC、DMS、DMRの各機能の配置と組み合わせを切り替えることができる。例えば、ユーザの携帯端末のDMCから同期再生を指示する、あるいは、ユーザの携帯端末のDMSに蓄積された映像コンテンツも同期再生可能となる。
《DMCの処理動作》
図14は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム1500のDMC1541を有する装置の処理動作を示す図である。図14は、本実施形態の処理手順に沿ったDMC1541を搭載した装置の表示画面を示している。本例では、携帯端末1540(スマートフォン)に搭載された例を示すが、いずれに搭載されて起動されるかは限定されない。
本実施形態の同期再生アプリケーションを携帯端末1540で起動すると、携帯端末1540のDMC1541は、映像コンテンツ同期再生システム1500内の存在する映像コンテンツを蓄積しているDMSを検索して、表示画面1411のように表示する。図14においては、2つのDMSから1つのDMS(網掛け部)が同期再生対応として選択されている。
次に、携帯端末1540のDMC1541は、映像コンテンツ同期再生システム1500内の存在する映像コンテンツ再生機能を有するDMRを検索して、表示画面1412のように表示する。表示画面1412には、見付かったDMRのいずれを同期再生に組み込み、いずれを組み込まないかを選択する“オン/オフ”スイッチが表示される。さらに、表示画面1412には、映像コンテンツ同期再生システム1500に組み込まれたDMRから映像コンテンツ再生時に音声を出力するか否かを選択する“オン/オフ”スイッチが表示される。
次に、携帯端末1540のDMC1541は、DMSに蓄積されている映像コンテンツの一覧表示1413を行なう。なお、一覧表示に先立って、映像コンテンツのカテゴリを選択してもよい(不図示)。
映像コンテンツ選択が完了すると、携帯端末1540のDMC1541からDMRに、DMSからの映像コンテンツ配信要求を指示する。DMRは、DMSに映像コンテンツの配信を要求し、配信された映像コンテンツの展開を始める。表示画面1414は、同期再生までの映像コンテンツの展開中にユーザに待機を通知する画面である。
映像コンテンツ同期再生システム1500内の全DMRで所定量以上の出力データが準備されたタイミングで、携帯端末1540のDMC1541から、準備された出力データの同じ再生位置にシークして出力開始させるシーク指示コマンドを、マルチキャストで全DMRに送信する。携帯端末1540のDMRは、音声出力をミュートしながら表示画面1415に再生画面の出力を開始する。
DMCが携帯端末1530に搭載されて起動された場合も同様である。なお、音声をどのDMRが出力し、映像をどのDMRが出力するかをDMCから設定可能である。さらに、上記実施形態では、映像コンテンツ同期再生システム内には1つのDMCがあるとして説明したが、複数のDMCが機能されて、それぞれ機能を役割分担するものであってもよい。
《映像コンテンツ同期再生システム》
図15A、図15Bおよび図16を参照して、映像コンテンツ同期再生システム1500〜1502の構成および動作手順を説明する。動作手順は、映像コンテンツ同期再生システム1500を代表させて説明する。なお、映像コンテンツ同期再生システムの構成は、図15Aおよび図15Bに限定されず、DMC、DMS、DMRのどのような組み合わせも実現できる。
(システムの複数の機能構成例)
図15Aは、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム1500の機能構成を示す図である。
図15Aにおいては、携帯端末1540にDMC1541が搭載されて起動される。また、車載機1510のDMS1512と携帯端末1530のDMS1532の2つのDMSの映像コンテンツが再生可能である。さらに、車載機1510も起動されていないDMC1511を搭載している。
図15Aにおいては、車載機1510には、起動していないDMC1511と、映像コンテンツを蓄積して配信するDMS1512と、映像コンテンツを再生するDMR1513とが搭載される。
携帯端末1540には、DMC1541とDMR1543が搭載され、DMC1541が起動される。DMC1541は、映像コンテンツ同期再生システム1500内で動作するDMS、DMRを検索して、管理テーブル1541aとして記憶している。なお、携帯端末1540のDMR1543は、携帯端末1540と車載機1510や携帯端末1530との再生処理を統一するために、携帯端末1540内に独立して配置する。すなわち、DMC1541からDMR1513や1533への送信処理や再生処理を同じ条件としている。また、携帯端末1530には、DMS1532とDMR1533が搭載される。
図15Bは、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム1501および1502の機能構成を示す図である。映像コンテンツ同期再生システム1501は、図15Aの映像コンテンツ同期再生システム1500と異なり、携帯端末1530が同期再生対応のDMC1531を有している。また、携帯端末1540が同期再生対応のDMS1542を有している。そして、車載機1510は、同期再生にはDMR1513のみが対応している。本映像コンテンツ同期再生システム1501においては、携帯端末1530が、携帯端末1540が蓄積しているコンテンツを、車載機1510、携帯端末1530、および、携帯端末1540において同期再生するように、第1実施形態および第2実施形態と同様の制御を行なう。
映像コンテンツ同期再生システム1502は、映像コンテンツ同期再生システム1500や1501と異なり、携帯端末1530が同期再生対応のDMC1531とDMS1532とDMR1533とを有している。一方、車載機1510および携帯端末140は、それぞれ同期再生のためにはDMR1513、DMR343を有するのみである。本映像コンテンツ同期再生システム1502においては、携帯端末1530が、第1実施形態の車載機110と同じマスターの役割を果たし、車載機1510および携帯端末140は同期再生のスレーブとして動作するのみである。
(システムの動作手順)
図16は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム1500による動作手順を示すシーケンス図である。図16において、第1実施形態の図5と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
DMC1541は、ステップS1604において、本映像コンテンツ同期再生システム1500内で動作する機能を選択すると共に、音声出力や映像出力の出力を選択する(図14参照)。
また、DMC1541は、ステップS1631において、シーク位置と共に、音声出力のオン/オフ、映像出力のオン/オフ、を含む同期再生コマンドをDMRにマルチキャスト送信する。各DMRは、ステップS1633において、同期再生コマンドに含まれるシーク位置にシークして、音声出力および映像出力の選択をして、同期再生を開始する。
このように、DMC1541からの同期再生コマンドに音声出力および映像出力の選択を含ませることにより、各DMRはDMC1541の指示に従う音声出力と映像出力の制御を行なえばよいので、どの装置に搭載するDMRも共通のプログラムで対応が可能となる。
(DMCの同期再生対応機能テーブル)
図17は、本実施形態に係るDMC1541が管理する同期再生対応機能テーブル1753の構成を示す図である。図17において、図8と同様の要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
同期再生対応機能テーブル1753は、図8の同期再生対応機能テーブル653に加えて、音声出力のオン/オフ・フラグ1707を記憶する。なお、図示しないが、映像出力のオン/オフ・フラグを設けてもよい。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、映像コンテンツ同期再生システムにおけるDMC、DMS、DMRの各機能の配置と組み合わせを切り替えることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムについて説明する。本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムは、上記第1実施形態乃至第3実施形態と比べると、ユーザの嗜好による配信する映像コンテンツのさらに詳細な選択や、映像コンテンツの再生モードの選択が可能な点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態乃至第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、同じ映像コンテンツであっても、ユーザが自分の嗜好に合わせた再生出力を選択できる。例えば、映像に対する字幕や吹き替えなどを各ユーザが選択して、同期再生が実現される。
《システムの動作手順》
図18は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムによる動作手順を示すシーケンス図である。図18において、図5と同様のステップには同じステップ番号を付して、説明は省略する。
DMC1811は、ステップS1809において、再生コンテンツ要求の指示をDMR1833、1843に対して送信する。この再生コンテンツ要求の指示には、以下の図19Aの例では複数モードの複数映像コンテンツIDが含まれ、図19Bの例では1つの映像コンテンツIDと複数の音声選択肢が含まれる。
DMR1833は、ステップS1820において、モード選択や音声選択を取得する。そして、DMR1833は、ステップS521において、選択された映像コンテンツの配信を要求する。DMR1843は、ステップS1822において、モード選択や音声選択を取得する。そして、DMR1843は、ステップS523において、選択された映像コンテンツの配信を要求する。
また、DMC1811から同期再生コマンドを受信すると、DMR1833あるいはDMR1843は、ステップS1833において、ステップS1820あるいはS1822において選択された映像コンテンツ、あるいは選択された音声出力による同期再生出力を行なう。
《DMRの処理動作》
図19Aおよび図19Bを参照して、本実施形態のDMR1833、1843の処理動作の2つの例を説明する。
(処理動作の一例)
図19Aは、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムのDMR1833、1843の処理動作の一例を示す図である。図19Aは、本実施形態の処理手順に沿ったDMR1833、1843による表示画面を示している。
本実施形態の同期再生アプリケーションを携帯端末で起動すると、DMR1833、1843は、表示画面1931、1941によって同期再生までの待機をユーザに通知する。この待機の表示画面1931、1941中に、DMR1833、1843ではDMCからの映像コンテンツ要求指示を受ける。
DMCからの映像コンテンツ要求指示には、選択された映像コンテンツの異なる複数モードの映像コンテンツIDが含まれている。図19Aの例においては、同じ映像コンテンツにおける、日本語版、英語字幕版、英語吹き替え版、中国語福変え版などの複数モードが含まれる。表示画面1932、1942は、これらの複数モードが一覧表示されて、ユーザが再生するモードを選択する。
選択が完了すると、DMR1833、1843は選択されたモードの映像コンテンツの配信をDMSに要求する。なお、モードは異なっても元の映像コンテンツは同じであるので、本実施形態の同期再生は同様に実現できる。表示画面1933、1943は、DMSからの配信を受信して展開して蓄積しながら、DMCからの同期再生コマンドを待っている状態である。
DMCからシーク指示コマンドを受信すると、全DMRは同じ再生位置にシークして、蓄積された出力データを再生する。本実施形態の場合には、字幕版であれば音声をミュートしながら映像を表示するが、吹き替え版であればイヤフォンによる音声出力を可能にする。
(処理動作の他例)
図19Bは、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムのDMR1833、1843の処理動作の他例を示す図である。図19Bは、本実施形態の処理手順に沿ったDMR1833、1843による表示画面を示している。図19Bにおいて、図19Aと同様の表示画面には、同じ参照番号を付して、説明は省略する。
表示画面1935、1945に示すように、本例では、映像コンテンツに主音声と副音声のような複数の既知分け可能な音声出力が埋め込まれている。表示画面1935、1945においては、音声出力をミュートするか、通常の音声出力をするか、主音声(例えば、英語)を選択出力するか、副音声(例えば、吹き替え日本語)を選択出力するか、ユーザが選択する一覧画面である。
ユーザに選択に従った音声出力制御が行なわれる。なお、本例の場合は、イヤフォン出力であるのが望ましい。
(再生コンテンツの記憶構成)
図20は、本実施形態に係るDMS1812における再生コンテンツの記憶テーブル2000を示す図である。なお、図20には映像コンテンツ自体は示されてない。映像コンテンツは映像コンテンツIDに基づいて読み出し可能に蓄積されている。
記憶テーブル2000は、映像コンテンツID2001と映像コンテンツ名2002に対応して、複数の再生モード2003を機能する。そして、再生モード2003の各々にはモードID2004が割り当てられて、同じ映像コンテンツID2001におけるモードの相違を識別する。このように、同じ映像コンテンツにも、複数の映像出力モードまたは複数の音声出力モードがある。
本実施形態によれば、同じ映像コンテンツであっても、ユーザが自分の嗜好に合わせた再生出力を選択できる。例えば、映像に対する字幕や吹き替えなどを各ユーザが選択して、同期再生が実現される。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムについて説明する。本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システムは、上記第1実施形態乃至第4実施形態と比べると、車載機のスピーカとユーザの携帯端末のスピーカとの音声出力の役割分担により、5.1チャネルあるいは7.1チャネル・サラウンドを構成する点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態乃至第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、車載機とユーザの携帯端末とが異なる役割を分担して、全体的に同じ映像コンテンツを同時再生して視聴できる。
なお、本実施形態においては、音声出力の分担を例に説明したが、映像出力においても、例えば、同じゲームを各ユーザの視点から見ながら同期再生する技術にも適用が可能である。
《システムの概念》
図21は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム2100の構成を示す概念図である。図21において、第1実施形態の図1と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明は省略する。
図21において、車載機2110のDMSには、5.1チャネルあるいは7.1チャネル・サラウンドに対応する映像コンテンツが含まれている。そして、車載機2110のDMCは、分離された音のどれをDMRが再生するかを指示する。DMRはDMCによって指示された音を選択して配信を受け再生する。なお、DMRによって、指示された音を抽出してもよい。
図21において、携帯端末2130のスピーカ2134は同期再生における中央(センター)の音を選択出力する。また、携帯端末2140のスピーカ2144も同期再生における中央(センター)の音を選択出力する。
このようにして、車載機2110の4つのスピーカ121〜124からの4チャネルの音と共に、5.1チャネル・サラウンドが、自分の持つ携帯端末のスピーカを中央(センター)にして実現される。
(DMCの同期再生対応機能テーブル)
図22は、本実施形態に係るDMCが管理する同期再生対応機能テーブル2200の構成を示す図である。図22において、第1実施形態の図8と同様の要素には同じ参照番号を付して、説明は省略する。
同期再生対応機能テーブル2200は、例えば、5.1チャネル・サラウンドの場合に各同期再生対応機能の役割2207を記憶する。図22においては、車載機のDMC311および312DMSが音声振り分けを制御し、車載機のDMR313が前後左右の4つのスピーカを、DMR2143とDMR2133とが中央スピーカを担当する。
(DMSのスピーカ音声振り分けテーブル)
図23は、本実施形態に係るDMS312が管理するスピーカ音声振り分けテーブル2300の構成を示す図である。
スピーカ音声振り分けテーブル2300は、映像コンテンツ同期再生システム内のスピーカ2301に対応付けて、振り分ける音声2302と、再生を行なう機能であるDMR2303と、増幅値などの音声出力値2304と、スピーカ音を調和するためのその他調整値2305と、を記憶する。
《DMRの処理動作の変形例》
図24は、本実施形態に係る映像コンテンツ同期再生システム2100のDMRの処理動作の変形例を示す図である。図24において、第4実施形態の図19Aおよび図19Bと同様の表示画面には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
本実施形態の上記例では、あらかじめ車載機の4スピーカと携帯端末のスピーカとの役割が固定されていた。図24の変形例では、表示画面2432、2442において、各携帯端末のスピーカの役割が設定可能である。
本実施形態によれば、車載機とユーザの携帯端末とが異なる役割を分担して、全体的に同じ映像コンテンツを同時再生して視聴できる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する制御プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされる制御プログラム、あるいはその制御プログラムを格納した媒体、その制御プログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生システムは、
暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段と、
前記映像コンテンツ配信手段から配信された前記暗号映像コンテンツを受信して再生する複数の映像コンテンツ再生手段と、
前記複数の映像コンテンツ再生手段による前記暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段と、
を備え
前記映像コンテンツ再生制御手段は、
前記複数の映像コンテンツ再生手段に対して、前記映像コンテンツ配信手段からの前記暗号映像コンテンツの配信要求を指示し、
前記配信要求の指示後に、前記複数の映像コンテンツ再生手段に対して、前記暗号映像コンテンツの同じ再生位置から同期再生を開始させる同期再生コマンドを同じタイミングで送信し、
前記複数の映像コンテンツ再生手段のそれぞれは、
前記暗号映像コンテンツの配信要求の指示を受けて、前記映像コンテンツ配信手段から前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を取得し、取得した前記暗号映像コンテンツを復号し、前記復号された暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積し、
前記同期再生コマンドを受信して、蓄積した前記出力データの出力を、前記同じ再生位置から開始する
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生方法は、
暗号映像コンテンツの再生を制御する映像コンテンツ再生制御手段の配信要求の指示に基づいて、前記暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段から前記暗号映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生手段に、あらかじめ前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を配信する映像コンテンツ配信ステップと、
前記複数の映像コンテンツ再生手段のそれぞれが、配信された前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を復号し、前記復号された暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
記映像コンテンツ再生制御手段から前記複数の映像コンテンツ再生手段に対する前記配信要求の指示後の同じタイミングにおける前記暗号映像コンテンツの同期再生を開始させる同期再生コマンドの送信に基づいて、前記複数の映像コンテンツ再生手段のそれぞれが、復号し、展開を完了して蓄積し前記出力データの出力を、同じ再生位置から開始する映像コンテンツ出力ステップと、
を含む
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置は、
暗号映像コンテンツを受信する第1受信手段と、
信した前記暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開手段と、
復号および展開が完了して蓄積した前記暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信手段と、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記所定の再生位置の出力データから、復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ出力手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御方法は、
暗号映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
信した前記暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
復号および展開が完了して蓄積した前記暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信ステップと、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記所定の再生位置の出力データから、復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御プログラムは、
暗号映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
信した前記暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
復号および展開が完了して蓄積した前記暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信ステップと、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記所定の再生位置の出力データから、復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る他のアプリケーションプログラムは、
暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段から前記暗号映像コンテンツを取得する映像コンテンツ取得ステップと、
前記取得した暗号映像コンテンツを復号し、音声出力および映像出力を行なわず、前記復号された暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
前記暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段から同期再生コマンドを受信する受信ステップと、
復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの前記出力データについて、前記同期再生コマンドに含まれる再生位置の出力データから音声出力を行なわずに、映像出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生システムは、
暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段と、
前記映像コンテンツ配信手段から配信された前記暗号映像コンテンツを受信して再生する複数の映像コンテンツ再生手段と、
前記複数の映像コンテンツ再生手段による前記暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段と、
を備え
前記映像コンテンツ再生制御手段は、
前記複数の映像コンテンツ再生手段に対して、前記映像コンテンツ配信手段からの前記暗号映像コンテンツの配信要求を指示し、
前記配信要求の指示後に、前記複数の映像コンテンツ再生手段に対して、前記暗号映像コンテンツの同じ再生位置から同期再生を開始させる同期再生コマンドを同じタイミングで送信し、
前記複数の映像コンテンツ再生手段のそれぞれは、
前記暗号映像コンテンツの配信要求の指示を受けて、前記映像コンテンツ配信手段から前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を取得し、取得した前記暗号映像コンテンツを復号し、前記復号された暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積し、
前記同期再生コマンドを受信して、蓄積した前記出力データの出力を、前記同じ再生位置から開始する
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生方法は、
暗号映像コンテンツの再生を制御する映像コンテンツ再生制御手段の配信要求の指示に基づいて、前記暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段から前記暗号映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生手段に、あらかじめ前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を配信する映像コンテンツ配信ステップと、
前記複数の映像コンテンツ再生手段のそれぞれが、配信された前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を復号し、前記復号された暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
記映像コンテンツ再生制御手段から前記複数の映像コンテンツ再生手段に対する前記配信要求の指示後の同じタイミングにおける前記暗号映像コンテンツの同期再生を開始させる同期再生コマンドの送信に基づいて、前記複数の映像コンテンツ再生手段のそれぞれが、復号し、展開を完了して蓄積し前記出力データの出力を、同じ再生位置から開始する映像コンテンツ出力ステップと、
を含む
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置は、
暗号映像コンテンツを受信する第1受信手段と、
信した前記暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開手段と、
復号および展開が完了して蓄積した前記暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信手段と、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記所定の再生位置の出力データから、復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ出力手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御方法は、
暗号映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
信した前記暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
復号および展開が完了して蓄積した前記暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信ステップと、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記所定の再生位置の出力データから、復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御プログラムは、
暗号映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
信した前記暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
復号および展開が完了して蓄積した前記暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信ステップと、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記所定の再生位置の出力データから、復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る他のアプリケーションプログラムは、
暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段から前記暗号映像コンテンツを取得する映像コンテンツ取得ステップと、
前記取得した暗号映像コンテンツを復号し、音声出力および映像出力を行なわず、前記復号された暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
前記暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段から同期再生コマンドを受信する受信ステップと、
復号され、展開され蓄積された前記暗号映像コンテンツの前記出力データについて、前記同期再生コマンドに含まれる再生位置の出力データから音声出力を行なわずに、映像出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
をコンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ同期再生システムは、
暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段と、
前記映像コンテンツ配信手段から配信された前記暗号映像コンテンツを受信して再生する複数の映像コンテンツ再生手段と、
前記複数の映像コンテンツ再生手段による前記暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段と、
を備え、
前記映像コンテンツ配信手段、前記映像コンテンツ再生制御手段および第1映像コンテンツ再生手段を車両の車載機が有し、第2映像コンテンツ再生手段を前記車両内のユーザの携帯端末が有し、
前記第1映像コンテンツ再生手段による前記暗号映像コンテンツの再生音声と、前記第2映像コンテンツ再生手段による前記暗号映像コンテンツの再生映像とを同期させるための、映像コンテンツ再生システムであって、
前記映像コンテンツ再生制御手段は、
前記第1映像コンテンツ再生手段と前記第2映像コンテンツ再生手段とに対して、前記映像コンテンツ配信手段からの前記暗号映像コンテンツの配信要求するよう指示を出し、
記指示後に、前記第1映像コンテンツ再生手段および前記第2映像コンテンツ再生手段に対して、前記暗号映像コンテンツの再生位置を特定して再生を開始させる同期再生コマンドであって、前記第1映像コンテンツ再生手段に前記暗号映像コンテンツの前記再生映像の出力をさせず前記再生音声の出力をさせ、前記第2映像コンテンツ再生手段に前記暗号映像コンテンツの前記再生音声の出力をさせず前記再生映像の出力をさせるための情報を含む同期再生コマンドマルチキャストで送信し、
前記車載機が有する前記第1映像コンテンツ再生手段は
記指示を受けて、前記映像コンテンツ配信手段からユニキャストで前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を取得し、取得した前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を復号し、前記復号された暗号映像コンテンツの少なくとも一部を展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積し、
前記同期再生コマンドを受信した場合に前記同期再生コマンドに含まれた前記情報に基づいて、蓄積した前記出力データによる前記再生映像の出力は行なわずに、前記出力データによる前記再生音声の出力を前記再生位置から開始し、
前記車両内のユーザの携帯端末が有する前記第2映像コンテンツ再生手段は、
前記指示を受けて、前記映像コンテンツ配信手段からユニキャストで前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を取得し、取得した前記暗号映像コンテンツの少なくとも一部を復号し、前記復号された暗号映像コンテンツの少なくとも一部を展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積し、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記同期再生コマンドに含まれた前記情報に基づいて、蓄積した前記出力データによる前記再生音声の出力は行なわずに、前記出力データによる前記再生映像の出力を前記再生位置から開始する。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置は、
車両内にあって、前記車両の車載機から出力される暗号映像コンテンツの再生音声に同期して前記暗号映像コンテンツの再生映像を出力する映像コンテンツ再生装置であって、
暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段から所定の暗号映像コンテンツの配信を要求するよう指示を受けて、暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段からユニキャストで前記所定の暗号映像コンテンツを受信する第1受信手段と、
受信した前記所定の暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記所定の暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開手段と、
前記映像コンテンツ再生制御手段から前記車載機および当該映像コンテンツ再生装置にマルチキャストで送信された同期再生コマンドであって、復号および展開が完了して蓄積した前記所定の暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信手段と、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記同期再生コマンドに含まれる再生音声を出力するか否かおよび再生映像を出力するか否かを設定する情報に基づいて、復号され、展開され蓄積された前記出力データの前記所定の再生位置から、前記所定の暗号映像コンテンツの再生音声の出力は行なわずに再生映像の出力を開始する映像コンテンツ出力手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る映像コンテンツ再生装置の制御プログラムは、 車両内にあって、前記車両の車載機から出力される暗号映像コンテンツの再生音声に同期して前記暗号映像コンテンツの再生映像を出力する映像コンテンツ再生装置の制御プログラムであって、
暗号映像コンテンツの再生が同期するように制御する映像コンテンツ再生制御手段から所定の暗号映像コンテンツの配信を要求するよう指示を受けて、暗号映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信手段からユニキャストで前記所定の暗号映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
受信した前記所定の暗号映像コンテンツを復号し、復号された前記所定の暗号映像コンテンツを展開して出力データを生成し、生成した前記出力データを蓄積する映像コンテンツ展開ステップと、
前記映像コンテンツ再生制御手段から前記車載機および当該映像コンテンツ再生装置にマルチキャストで送信された同期再生コマンドであって、復号および展開が完了して蓄積した前記所定の暗号映像コンテンツの前記出力データ中の、所定の再生位置の出力データから出力を開始させる同期再生コマンドを受信する第2受信ステップと、
前記同期再生コマンドを受信した場合に、前記同期再生コマンドに含まれる再生音声を出力するか否かおよび再生映像を出力するか否かを設定する情報に基づいて、復号され、展開され蓄積された前記出力データの前記所定の再生位置から、前記所定の暗号映像コンテンツの再生音声の出力は行なわずに再生映像の出力を開始する映像コンテンツ出力ステップと、
をコンピュータに実行させる。

Claims (21)

  1. 映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信装置と、
    前記映像コンテンツ配信装置から配信された映像コンテンツを受信して再生する複数の映像コンテンツ再生装置と、
    前記映像コンテンツ配信装置から前記複数の映像コンテンツ再生装置にあらかじめ前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信させた後、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが前記映像コンテンツの一部を展開して出力データを生成する間、前記複数の映像コンテンツ再生装置による映像出力および音声出力をミュートし、前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御手段と、
    を備える映像コンテンツ同期再生システム。
  2. 前記映像コンテンツ再生制御手段は、前記同じ再生位置にシークさせる指示をマルチキャストで前記複数の映像コンテンツ再生装置に送信する請求項1に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  3. 前記映像コンテンツ再生制御手段は、前記複数の映像コンテンツ再生装置に前記映像コンテンツ配信装置への映像コンテンツの配信要求を指示し、
    前記複数の映像コンテンツ再生装置は、前記映像コンテンツの配信要求の指示を受けて、前記映像コンテンツ配信装置に前記映像コンテンツの配信要求を行ない、前記映像コンテンツ配信装置からの前記映像コンテンツの配信をユニキャスト配信で受ける請求項1または2記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  4. 前記映像コンテンツ再生制御手段は、前記映像コンテンツ配信装置または前記複数の映像コンテンツ再生装置の中の1つの装置から音声を出力させ、残りの装置からの音声出力をミュートさせるよう指示する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  5. 前記複数の映像コンテンツ再生装置の中の1つの装置は前記映像コンテンツの音声を出力し、前記複数の映像コンテンツ再生装置の中の残りの装置は前記映像コンテンツの映像を出力し音声出力をミュートする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  6. 前記映像コンテンツ再生制御手段は、前記複数の映像コンテンツ再生装置からあらかじめ定めた量の前記映像コンテンツの展開が完了した通知を受けて、前記同じ再生位置にシークさせて前記映像コンテンツの出力開始を指示するタイミングを設定する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  7. 前記映像コンテンツの少なくとも一部は前記映像コンテンツの先頭部分であり、
    前記映像コンテンツ再生制御手段は、同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置の再生位置を前記映像コンテンツの先頭にシークさせる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  8. 前記映像コンテンツ配信装置と前記複数の映像コンテンツ再生装置との間の前記映像コンテンツは、著作権保護のための暗号化プロトコルにより転送される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  9. 前記映像コンテンツ再生制御手段は、前記複数の映像コンテンツ再生装置に同じ映像コンテンツについての複数の映像出力モードまたは音声出力モードを表示し、
    前記複数の映像コンテンツ再生装置は、ユーザの複数の映像出力モードまたは音声出力モードからの選択に従って、映像出力または音声出力を変更する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  10. 前記映像コンテンツ配信装置は、デジタルリビングネットワークアライアンス(DLNA)仕様におけるデジタルメディアサーバ(DMS)に相当する機能を有し、
    前記映像コンテンツ再生装置は、デジタルリビングネットワークアライアンス(DLNA)仕様におけるデジタルメディアレンダラー(DMR)に相当する機能を有し、
    前記映像コンテンツ再生制御手段は、デジタルリビングネットワークアライアンス(DLNA)仕様におけるデジタルメディアコントローラ(DMC)に相当する機能を有する請求項1乃至9のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  11. 前記映像コンテンツ配信装置、前記映像コンテンツ再生装置および前記映像コンテンツ再生制御手段は車載機に配置され、前記映像コンテンツ再生装置は携帯端末に配置される請求項1乃至10のいずれか1項に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  12. 前記映像コンテンツ再生制御手段は、前記車載機の前記映像コンテンツ再生装置による複数のスピーカによる音声出力と、前記携帯端末のスピーカの音声出力とを振り分けて、5.1チャネルまたは7.1チャネル・サラウンドを構成する請求項11に記載の映像コンテンツ同期再生システム。
  13. 映像コンテンツを配信する映像コンテンツ配信装置が、前記映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に、あらかじめ前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信する映像コンテンツ配信ステップと、
    前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが、映像出力および音声出力をミュートして、配信された前記映像コンテンツの少なくとも一部を展開して出力データを生成する映像コンテンツ展開ステップと、
    前記映像コンテンツの再生を制御する映像コンテンツ再生制御手段が、前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御ステップと、
    を含む映像コンテンツ同期再生方法。
  14. 映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信して展開させ出力データを生成させる映像コンテンツ配信手段と、
    前記映像コンテンツ配信手段による配信の後、あらかじめ決められたタイミングで、自装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御手段と、
    を備える映像コンテンツ配信装置。
  15. 映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信して展開させ出力データを生成させる映像コンテンツ配信ステップと、
    前記映像コンテンツ配信ステップにおいて配信の後、あらかじめ決められたタイミングで、コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御ステップと、
    を含む映像コンテンツ配信装置の制御方法。
  16. 映像コンテンツを再生する複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記映像コンテンツの少なくとも一部を配信して展開させ出力データを生成させる映像コンテンツ配信ステップと、
    前記映像コンテンツ配信ステップにおいて配信の後、あらかじめ決められたタイミングで、コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記コンテンツ配信装置および前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する映像コンテンツ再生制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる映像コンテンツ配信装置の制御プログラム。
  17. 映像コンテンツを受信する第1受信手段と、
    映像出力および音声出力をミュートしながら受信した前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開手段と、
    展開が完了した前記映像コンテンツの中の再生位置へのシーク指示を受信する第2受信手段と、
    前記シーク指示を受信した場合に、前記再生位置にシークし、音声出力のミュートを維持しつつ、展開された前記映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ再生手段と、
    を備える映像コンテンツ再生装置。
  18. 映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
    映像出力および音声出力をミュートしながら受信した前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開ステップと、
    展開が完了した前記映像コンテンツの中の再生位置へのシーク指示を受信する第2受信ステップと、
    前記シーク指示を受信した場合に、前記再生位置にシークし、音声出力のミュートを維持しつつ、展開された前記映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ再生ステップと、
    を含む映像コンテンツ再生装置の制御方法。
  19. 映像コンテンツを受信する第1受信ステップと、
    映像出力および音声出力をミュートしながら受信した前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開ステップと、
    展開が完了した前記映像コンテンツの中の再生位置へのシーク指示を受信する第2受信ステップと、
    前記シーク指示を受信した場合に、前記再生位置にシークし、音声出力のミュートを維持しつつ、展開された前記映像コンテンツの出力を開始する映像コンテンツ再生ステップと、
    をコンピュータに実行させる映像コンテンツ再生装置の制御プログラム。
  20. 映像コンテンツ配信装置に対して映像コンテンツの配信を要求するように、複数の映像コンテンツ再生装置に対して指示する第1指示ステップと、
    前記複数の映像コンテンツ再生装置による前記映像コンテンツの展開により、所定量の出力データが生成された後の同じタイミングで、前記複数の映像コンテンツ再生装置に対して、前記複数の映像コンテンツ再生装置のそれぞれが展開を完了した前記映像コンテンツの一部の同じ再生位置にシークさせて、前記映像コンテンツから展開された前記出力データの出力開始を指示する同期再生コマンドをマルチキャストで送信する第2指示ステップと、
    をコンピュータに実行させるアプリケーションプログラム。
  21. 映像コンテンツ配信装置から前記映像コンテンツを取得する映像コンテンツ取得ステップと、
    音声出力および映像出力をミュートしつつ、前記映像コンテンツを展開する映像コンテンツ展開ステップと、
    映像コンテンツ再生制御手段から同期再生コマンドを受信する受信ステップと、
    展開された前記映像コンテンツについて、前記同期再生コマンドに含まれる再生位置にシークさせて、音声出力のミュートを維持しつつ、映像出力を開始する映像コンテンツ再生ステップと、
    をコンピュータに実行させるアプリケーションプログラム。
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