JP2010118806A - 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に制御対象にCECメッセージを送信できるようにする。
【解決手段】例えば、他の装置から音声データが供給され、その音声データに基づく音声を、スピーカで出力する装置であり、他の装置とHDMI端子で接続される装置(AVアンプ)において、論理アドレスと物理アドレスが関連付けられたテーブルが作成される。AVアンプは、他の装置を制御するとき、制御対象とされた他の装置の物理アドレスに関連付けられている論理アドレスを、テーブルを参照し読み出し、その論理アドレスを含むCECメッセージを作成する。本発明は、CECメッセージを送受信する装置に適用できる。
【選択図】図18

Description

本発明は情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、CEC(Consumer Electronics Control)メッセージの送受信を行う装置同士に用いて好適な情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
映像/音声等の伝送用デジタルインタフェースとしてHDMI(High-Definition Multimedia Interface)が普及している。HDMIは、PC(Personal Computer)とディスプレイの接続標準規格であるDVI(Digital Visual Interface)に音声伝送機能や著作権保護機能を加えて、AV(Audio Visual)装置向けにアレンジしたものとなっている。非特許文献1には、HDMI規格の詳細についての記載がある。
従来、装置間の接続にビデオ、オーディオ、コントロールの各信号用の複数のケーブルを用いていた、しかしながら、HDMIではケーブル1本で済み、コントロール信号は双方向の伝送に対応している。そのため、例えば、モニタからHDMIで接続されたSTB(Set Top Box)やDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等の出力装置にコントロール信号を中継することで、モニタのリモートコントローラでAVシステム全体を操作することも可能となった。
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a,November 10 2006
図1は、AVシステムの一例の構成を示す図である。図1に示したAVシステムは、AVアンプ10に再生装置11と再生装置12が、それぞれ、HDMI端子を介して接続されている。AVアンプ10は、複数のHDMI端子を備えている。再生装置11は、AVアンプ10の(HDMI IN1)という端子に接続され、再生装置12は、AVアンプ10の(HDMI IN2)という端子に接続されている。
HDMI規格ではCEC(Consumer Electronics Control)を使った装置間制御が定義されている。このCECによれば、HDMIネットワーク上に存在する各装置に割り当てられる固有の物理アドレスと論理アドレスに基づいて様々な制御が可能とされる。図1に示したAVシステムにおいて、AVアンプ10には、論理アドレスとして{5}が割り振られ、物理アドレスとして[1.0.0.0]が割り振られている。再生装置11には、論理アドレスとして{4}が割り振られ、物理アドレスとして[1.1.0.0]が割り振られている。同様に、再生装置12には、論理アドレスとして{8}が割り振られ、物理アドレスとして[1.2.0.0]が割り振られている。
論理アドレスは、ネットワークに参加している各CEC対応装置を認識するための固有のIDである。このIDは、0乃至15の数値で定められている。AVアンプ10は、オーディオシステム(Audio System)であるため、{5}が使用される。ネットワークに参加しているCEC対応装置、図1においては、再生装置11と再生装置12は、自ら論理アドレスのポーリングを行い、ポーリング時に既に参加しているCEC対応装置により取得されていないことを確認してから、論理アドレスを取得する。これにより、ネットワーク上に同じ論理アドレスを持つCEC対応装置は存在しないことになる。
再生装置の場合、論理アドレスとして、{4}、{8}、{B}のいずれかの値を取得することが可能であり、同じ装置であっても異なる論理アドレスを取得し得る。図1に示したように、同じ再生装置であっても、再生装置11には{4}が割り振られ(取得され)、再生装置12には{8}が割り振られる(取得される)といったように、異なる論理アドレスが割り振られる。
物理アドレスは、HDMIにより定義されるHDMIツリー上のどの位置にいるかを決定する固有のアドレスである。AVアンプ10などは、複数のHDMI INを備える装置であり、そのような装置においては、AVアンプ10自身の物理アドレスを元に特定の法則に基づき、各HDMI IN毎に物理アドレスが割り当てられる。
図1に示したように、AVアンプ10自身の物理アドレスが[1.0.0.0]のときの(HDMI IN1)の物理アドレスが[1.1.0.0]と設定された場合、その関係を後に変更してはならないと規定されている。(非特許文献1参照)
図1の状態において、AVアンプ10が(HDMI IN1)を入力選択し、再生装置11に対してオーディオレートコントロール(Audio Rate Control)を行い、再生装置11からの音声をスピーカから出力する場合を考える。再生装置11からの音声データは、AVアンプ10が備えるバッファにバッファリングされた後、順次再生され、スピーカから出力される。このバッファリングを制御することが、オーディオレートコントロールと称される。
AVアンプ10が、再生装置11に対するオーディオレートコントロールのCECメッセージを作成するとき、送信元論理アドレス(Initiator)を{5}、送信先論理アドレス(Destination)を{4}としたCECメッセージを作成する。
しかしながら、上述したように、同じ装置、例えば、再生装置11であっても、論理アドレスは一意に定まらないことがあり、例えば図2のような状態にもなり得る。図2に示した状態は、図1に示した状態と同様に、AVアンプ10の(HDMI IN1)には再生装置11が接続され、(HDMI IN2)には再生装置12が接続されているが、図1と異なり、再生装置11の論理アドレスは{8}とされ、再生装置12の論理アドレスは{4}とされている。
このような状態で、上記した場合と同様に、AVアンプ10が、再生装置11に対するオーディオレートコントロールのCECメッセージを作成するとき、送信元論理アドレス(Initiator)を{5}、送信先論理アドレス(Destination)を{4}としたCECメッセージを作成して送信してしまうと、再生装置12に対してCECメッセージが送信されてしまうことになる。このようなことが発生すると、AVアンプ10は、再生装置11に対してオーディオレートコントロールを実行できないことになってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、オーディオレートコントロールなどの制御を実行するときのメッセージを、確実に制御対象の装置に送信されるようにすることができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、接続されている他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記論理アドレスを送信先とするメッセージを生成する生成手段とを備える。
前記他の装置とは、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記生成手段が生成するメッセージは、CEC(Consumer Electronics Control)のメッセージであるようにすることができる。
前記論理アドレスを、前記他の装置の物理アドレスと関連付けたテーブルを作成する作成手段をさらに備え、前記取得手段は、前記作成手段により作成された前記テーブルを参照し、前記他の装置の物理アドレスに関連付けられている論理アドレスを取得するようにすることができる。
前記作成手段は、前記他の装置が接続されたときに前記他の装置が送信するメッセージに含まれる物理アドレスと論理アドレスから前記テーブルを作成するようにすることができる。
前記取得手段は、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するようにすることができる。
前記生成手段は、前記他の装置を入力装置として、前記他の装置に対して前記所定の処理としてオーディオレートコントロールを実行するときのメッセージを生成するようにすることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、他の装置とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記他の装置を入力装置として制御する情報処理装置の情報処理方法において、前記他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するか、または前記論理アドレスと前記他の装置の物理アドレスが関連付けられたテーブルを参照して、前記論理アドレスを取得し、その取得された前記論理アドレスを送信先とし、前記所定の処理を実行させるコードを含むメッセージを生成するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、他の装置とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記他の装置を入力装置として制御する情報処理装置に、前記他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するか、または前記論理アドレスと前記他の装置の物理アドレスが関連付けられたテーブルを参照して、前記論理アドレスを取得し、その取得された前記論理アドレスを送信先とし、前記所定の処理を実行させるコードを含むメッセージを生成するステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
本発明の一側面の記録媒体は、他の装置とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記他の装置を入力装置として制御する情報処理装置に、前記他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するか、または前記論理アドレスと前記他の装置の物理アドレスが関連付けられたテーブルを参照して、前記論理アドレスを取得し、その取得された前記論理アドレスを送信先とし、前記所定の処理を実行させるコードを含むメッセージを生成するステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している。
本発明の一側面においては、入力装置としてHDMIで接続されている装置に対して所定の処理を実行するとき、その装置の論理アドレスが、作成されているテーブルが参照して読み出されるか、または、その装置に対してメッセージを出すことで取得される。そして、取得された論理アドレスを含むメッセージが作成され、入力装置に対して送信される。
本発明の一側面によれば、制御対象装置に確実にメッセージを送信し、制御することが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[システムの構成について]
図3は、本発明を適用したシステム、特にAV(Audio Visual)システムの一実施の形態の構成を示す図である。図3に示したAVシステム100は、テレビジョン受信機200、AVアンプ300、BD(Blu-ray Disc)レコーダ400、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ500、DVDレコーダ600から構成されている。
テレビジョン受信機200は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)のシンク装置を構成している。AVアンプ300はHDMIのリピータ装置を構成している。BDレコーダ400、DVDプレーヤ500、およびDVDレコーダ600は、HDMIのソース装置を構成している。
テレビジョン受信機200は、CEC(Consumer Electronics Control)対応装置であり、HDMI端子201と、光出力端子203とを備えている。AVアンプ300は、CEC対応装置であり、HDMI端子301,302,303,304と、光入力端子305とを備えている。このAVアンプ300には、スピーカ群350が接続されている。このスピーカ群350は、例えば、5.1chサラウンドを実現する、聴取者の正面、右前方、左前方、右後方、左後方に位置するスピーカ、および低音出力用サブウーファスピーカで構成されている。
テレビジョン受信機200とAVアンプ300は、HDMIケーブル701および光ケーブル702を介して接続されている。すなわち、HDMIケーブル701の一端はテレビジョン受信機200のHDMI端子201に接続され、その他端はAVアンプ300のHDMI端子304に接続されている。また、光ケーブル702の一端はテレビジョン受信機200の光出力端子203に接続され、その他端はAVアンプ300の光入力端子305に接続されている。
BDレコーダ400は、CEC対応装置であり、HDMI端子401を備えている。DVDプレーヤ500は、CEC対応装置であり、HDMI端子501を備えている。DVDレコーダ600は、CEC非対応装置であり、HDMI端子601を備えている。
AVアンプ300とBDレコーダ400は、HDMIケーブル703を介して接続されている。すなわち、HDMIケーブル703の一端はAVアンプ300のHDMI端子301に接続され、その他端はBDレコーダ400のHDMI端子401に接続されている。
また、AVアンプ300とDVDプレーヤ500は、HDMIケーブル704を介して接続されている。すなわち、HDMIケーブル704の一端はAVアンプ300のHDMI端子302に接続され、その他端はDVDプレーヤ500のHDMI端子501に接続されている。
さらに、AVアンプ300およびDVDレコーダ600は、HDMIケーブル705を介して接続されている。すなわち、HDMIケーブル705の一端はAVアンプ300のHDMI端子303に接続され、その他端はDVDレコーダ600のHDMI端子601に接続されている。
[テレビジョン受像機の構成について]
図4は、テレビジョン受信機200の構成例を示している。このテレビジョン受信機200は、HDMI端子201,202、光出力端子203、HDMIスイッチャ204、HDMI受信部205、アンテナ端子210、デジタルチューナ211、デマルチプレクサ212、MPEG(Moving Picture Expert Group)デコーダ213、映像・グラフィック処理回路214、パネル駆動回路215、表示パネル216、音声処理回路217、音声増幅回路218、スピーカ219、内部バス230、CPU(Central Processing Unit)231、フラッシュROM(Read Only Memory)232、DRAM(Dynamic Random Access Memory)233、受信部234、およびリモートコントローラ235を有している。
CPU231は、テレビジョン受信機200の各部の動作を制御する。フラッシュROM232は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。DRAM233は、CPU231のワークエリア等を構成する。CPU231は、フラッシュROM232から読み出したソフトウェアやデータをDRAM233上に展開してソフトウェアを起動し、テレビジョン受信機200の各部を制御する。CPU231、フラッシュROM232およびDRAM233は、内部バス230に接続されている。
受信部234は、リモートコントローラ235から送信された、例えば赤外線のリモートコントロール信号を受信し、CPU231に供給する。ユーザは、リモートコントローラ235を操作することで、テレビジョン受信機200の操作、およびこのテレビジョン受信機200にHDMIケーブルで接続されているその他のCEC対応装置の操作を行うことができる。
アンテナ端子210は、受信アンテナ(不図示)で受信されたテレビジョン放送信号を入力する端子である。デジタルチューナ211は、アンテナ端子210に入力されたテレビジョン放送信号を処理して、ユーザの選択チャネルに対応した所定のトランスポートストリームを出力する。デマルチプレクサ212は、デジタルチューナ211で得られたトランスポートストリームから、ユーザの選択チャネルに対応した、パーシャルTS(Transport Stream)(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)を抽出する。
また、デマルチプレクサ212は、デジタルチューナ211で得られたトランスポートストリームから、PSI/SI(Program Specific Information/Service Information)を取り出し、CPU231に出力する。デジタルチューナ211で得られたトランスポートストリームには、複数のチャネルが多重化されている。デマルチプレクサ212で、当該トランスポートストリームから任意のチャネルのパーシャルTSを抽出する処理は、PSI/SI(PAT/PMT)から当該任意のチャネルのパケットID(PID)の情報を得ることで可能となる。
MPEGデコーダ213は、デマルチプレクサ212で得られる映像データのTSパケットにより構成される映像PES(Packetized Elementary Stream)パケットに対してデコード処理を行って映像データを得る。また、MPEGデコーダ213は、デマルチプレクサ212で得られる音声データのTSパケットにより構成される音声PESパケットに対してデコード処理を行って音声データを得る。
映像・グラフィック処理回路214は、MPEGデコーダ213で得られた映像データに対して、必要に応じて、スケーリング処理、グラフィックスデータの重畳処理等を行う。パネル駆動回路215は、映像・グラフィック処理回路214から出力される映像データに基づいて、表示パネル216を駆動する。表示パネル216は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成されている。
音声処理回路217は、MPEGデコーダ213で得られた音声データに対してD/A変換等の必要な処理を行う。音声増幅回路218は、音声処理回路217から出力されるアナログ音声信号を増幅してスピーカ219に供給する。また、音声処理回路217は、MPEGデコーダ213で得られた音声データを、例えばS/PDIF規格のデジタル光信号に変換して、光出力端子203に出力する。
HDMIスイッチャ204は、HDMI端子201,202をHDMI受信部205に選択的に接続する。HDMI受信部205は、HDMIスイッチャ204を介して、HDMI端子201,202のいずれかに選択的に接続されている。このHDMI受信部205は、HDMIに準拠した通信により、HDMI端子201,202に接続されている外部装置(ソース装置、またはリピータ装置)から一方向に送信されてくるベースバンドの映像と音声のデータを受信する。このHDMI受信部205の詳細は後述する。
図4に示すテレビジョン受信機200の動作を簡単に説明する。アンテナ端子210に入力されるテレビジョン放送信号はデジタルチューナ211に供給される。このデジタルチューナ211では、テレビジョン放送信号が処理されて、ユーザの選択チャネルに対応したトランスポートストリームが得られる。このトランスポートストリームは、デマルチプレクサ212に供給される。デマルチプレクサ212では、トランスポートストリームから、ユーザの選択チャネルに対応した、パーシャルTS(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)が抽出される。このパーシャルTSは、MPEGデコーダ213に供給される。
MPEGデコーダ213では、映像データのTSパケットにより構成される映像PESパケットに対してデコード処理が行われて映像データが得られる。この映像データは、映像・グラフィック処理回路214において、必要に応じて、スケーリング処理、グラフィックスデータの重畳処理等が行われた後に、パネル駆動回路215に供給される。そのため、表示パネル216には、ユーザの選択チャネルに対応した画像が表示される。
また、MPEGデコーダ213では、音声データのTSパケットにより構成される音声PESパケットに対してデコード処理が行われて音声データが得られる。この音声データは、音声処理回路217でD/A変換等の必要な処理が行われ、さらに、音声増幅回路218で増幅された後に、スピーカ219に供給される。そのため、スピーカ219から、ユーザの選択チャネルに対応した音声が出力される。
また、MPEGデコーダ213で得られる音声データは、音声処理回路217で、例えばS/PDIF規格のデジタル光信号に変換されて、光出力端子203に出力される。そのため、音声データを、光ケーブルを介して、外部装置に送信できる。図3に示すAVシステム100においては、上述したように、テレビジョン受信機200からの音声データが、光ケーブル702を介してAVアンプ300に供給される。
そして、AVアンプ300がシステムオーディオモードONの状態にあるとき、AVアンプ300に接続されているスピーカ群350から、テレビジョン受信機200からの音声データによる音声が出力される。この場合、CPU231により音声増幅回路218はミューティング状態とされ、テレビジョン受信機200のスピーカ219から音声は出力されない。
また、HDMI受信部205では、HDMIケーブルを介してHDMI端子201,202に入力される映像および音声のデータが得られる。映像データは、映像・グラフィック処理回路214に供給される。音声データは、音声処理回路217に供給される。以降は、上述したテレビジョン放送信号の受信時と同様の動作となり、表示パネル216に画像が表示され、スピーカ219から音声が出力される。
図3に示すAVシステム100において、例えば、BDレコーダ400、DVDプレーヤ500またはDVDレコーダ600からの映像データ、音声データによる画像、音声の視聴が行われる場合には、上述したように、HDMI受信部205で取得された映像データ、音声データによる画像、音声の視聴状態となる。
[AVアンプ300の構成例について]
図5は、AVアンプ300の構成例を示している。AVアンプ300は、HDMI端子301乃至304、光入力端子305、HDMIスイッチャ306、HDMI受信部307、HDMI送信部308、変換部309、アナログ音声入力端子310、アンテナ端子311、チューナ312、セレクタ313、A/D変換器314、セレクタ315、DSP(Digital Signal Processor)316、バッファ317、音声増幅回路318、音声出力端子319a乃至319f、内部バス320、CPU321、フラッシュROM322、DRAM323を有している。
CPU321は、AVアンプ300の各部の動作を制御する。フラッシュROM322は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。DRAM323は、CPU321のワークエリア等を構成する。CPU321は、フラッシュROM322から読み出したソフトウェアやデータをDRAM323上に展開してソフトウェアを起動し、AVアンプ300の各部を制御する。CPU321、フラッシュROM322およびDRAM323は、内部バス320に接続されている。
CPU321には、ユーザ操作部324および表示部325が接続されている。これらユーザ操作部324および表示部325は、ユーザインタフェースを構成している。ユーザ操作部324により、ユーザがAVアンプ300の出力音声の選択、チューナ312の選局、動作設定等を行うことができる。
このユーザ操作部324は、AVアンプ300の図示しない筐体に配置されたキー、釦、ダイアル、リモコン送受信機等で構成される。表示部325は、AVアンプ300の動作状態、ユーザの操作状態等を表示し、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。
光入力端子305は、光ケーブルを通じて、例えばS/PDIF規格のデジタル光信号を入力する端子である。変換部309は、光入力端子305に入力されたデジタル光信号から、音声信号のサンプリング周波数と同じ周波数(例えば、44.1kHz)を持つクロックLRCK、サンプリング周波数の例えば512倍あるいは256倍のマスタークロックMCKと、クロックLRCKの1周期毎に存在するそれぞれ24ビットの左右の音声データLDATA,RDATAと、データの各ビットに同期したビットクロックBCKを生成して、セレクタ315に供給する。
アナログ音声入力端子310は、外部装置で得られる左右のアナログ音声信号を入力する端子である。アンテナ端子311は、FM受信アンテナ(不図示)で受信されたFM放送信号を入力する端子である。チューナ312は、アンテナ端子311に入力されたFM放送信号を処理して、ユーザの選択チャネルに対応した左右のアナログ音声信号を出力する。セレクタ313は、アナログ音声入力端子310に入力されたアナログ音声信号またはチューナ312から出力されたアナログ音声信号を選択的に取り出す。A/D変換器314は、セレクタ313で取り出されたアナログ音声信号をデジタルの音声データに変換してセレクタ315に供給する。
HDMIスイッチャ306は、HDMI端子301乃至303をHDMI受信部307に選択的に接続する。HDMI受信部307は、HDMIスイッチャ306を介して、HDMI端子301乃至303のいずれかに選択的に接続されている。このHDMI受信部307は、HDMIに準拠した通信により、HDMI端子301乃至303に接続されている外部装置(ソース装置)から一方向に送信されてくるベースバンドの映像と音声のデータを受信する。
HDMI受信部307は、音声データをセレクタ315に供給すると共に、映像と音声のデータをHDMI送信部308に供給する。HDMI送信部308は、HDMIに準拠した通信により、HDMI受信部307から供給されたベースバンドの映像と音声のデータをHDMI端子304から送出する。これにより、AVアンプ300はリピータ機能を発揮する。
セレクタ315は、HDMI受信部307から供給される音声データ、変換部309から供給される音声データ、またはA/D変換器314から供給される音声データを選択的に取り出し、DSP316に供給する。DSP316は、セレクタ315で得られた音声データを処理して、例えば、5.1chサラウンドを実現するための各チャネルの音声データを生成する処理、所定の音場特性を付与する処理、デジタル信号をアナログ信号に変換する処理等を行う。
バッファ317は、DSP316からの音声データを一旦蓄積し、音声増幅回路318に供給する。音声増幅回路318は、バッファ317を介して、DSP316から出力されるフロントレフト音声信号SFL、フロントライト音声信 号SFR、フロントセンタ音声信号SFCと、リアレフト音声信号SRL、リアライト音声信号SRRおよびサブウーファ音声信号Sswを増幅して、音声出力端子319a乃至319fに出力する。
なお、図示は省略しているが、音声出力端子319a乃至319fには、スピーカ群350を構成するフロントレフトスピーカ、フロントライトスピーカ、フロントセンタースピーカ、リアレフトスピーカ、リアライトスピーカおよびサブウーファスピーカが接続されている。
図5に示すAVアンプ300の動作を簡単に説明する。HDMI受信部307では、HDMIケーブルを介してHDMI端子301乃至303に入力されるベースバンドの映像および音声のデータが得られる。この映像および音声データは、HDMI送信部308に供給され、HDMI端子304に接続されたHDMIケーブルに送出される。
また、HDMI受信部307で得られる音声データは、セレクタ315に供給される。セレクタ315では、HDMI受信部307から供給される音声データ、変換部309から供給される音声データまたはA/D変換器314から供給される音声データが選択的に取り出され、DSP316に供給される。
DSP316では、音声データに対して、5.1chサラウンドを実現するための各チャネルの音声データを生成する処理、所定の音場特性を付与する処理、デジタル信号をアナログ信号に変換する処理等の必要な処理が施される。DSP316から出力される各チャネルの音声信号は、バッファ317と音声増幅回路318を介して音声出力端子319a乃至319fに出力される。
例えば、図3に示すAVシステム100において、テレビジョン受信機200のデジタルチューナ211で選局された番組の視聴が行われる場合であって、AVアンプ300がシステムオーディオモードONの状態にあるときには、以下のような動作となる。すなわち、セレクタ315では変換部309からの音声データが取り出される。これにより、音声出力端子319a乃至319fには、テレビジョン受信機200のデジタルチューナ211で選局された番組の音声データに係る各チャネルの音声信号が出力される。そのため、AVアンプ300に接続されているスピーカ群350からは、テレビジョン受信機200のデジタルチューナ211で選局された番組の音声が出力される。
なお、テレビジョン受信機200のデジタルチューナ211で選局された番組の視聴が行われる場合であって、AVアンプ300がシステムオーディオモードOFFの状態にあるときには、音声増幅回路318がミューティング状態とされ、音声増幅回路318から声出力端子319a乃至319fに音声信号は供給されない。
また、例えば、図3に示すAVシステム100において、BDレコーダ400からの映像データ、音声データによる画像、音声の視聴が行われる場合であって、AVアンプ300がシステムオーディオモードONの状態にあるときには、以下のような動作となる。すなわち、HDMIスイッチャ306によりHDMI端子301がHDMI受信部307に接続 される。また、セレクタ315ではHDMI受信部307からの音声データが取り出される。これにより、音声出力端子319a乃至319fには、BDレコーダ400からの音声データに係る各チャネルの音声信号が出力される。そのため、AVアンプ300に接続されているスピーカ群350からは、BDレコーダ400からの音声データによる音声が出力される。
また、例えば、図3に示すAVシステム100において、DVDレコーダ600からの映像データ、音声データによる画像、音声の視聴が行われる場合であって、AVアンプ300がシステムオーディオモードONの状態にあるときには、以下のような動作となる。すなわち、HDMIスイッチャ306によりHDMI端子303がHDMI受信部307に接続される。また、セレクタ315ではHDMI受信部307からの音声データが取り出される。これにより、音声出力端子319a乃至319fには、DVDレコーダ600からの音声データに係る各チャネルの音声信号が出力される。そのため、AVアンプ300に接続されているスピーカ群350からは、DVDレコーダ600からの音声データによる音声が出力される。
[BDレコーダの構成例について]
図6は、BDレコーダ400の構成例を示している。このBDレコーダ400は、HDMI端子401、HDMI送信部402、アンテナ端子410、デジタルチューナ411、デマルチプレクサ412、記録部インターフェース413、BDドライブ414、MPEGデコーダ415、グラフィック生成回路416、映像出力端子417、音声出力端子418、内部バス420、CPU421、フラッシュROM422、DRAM423を有している。
CPU421は、BDレコーダ400の各部の動作を制御する。フラッシュROM422は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。DRAM423は、CPU421のワークエリア等を構成する。CPU421は、フラッシュROM422から読み出したソフトウェアやデータをDRAM423上に展開してソフトウェアを起動し、BDレコーダ400の各部を制御する。CPU421、フラッシュROM422、DRAM423、デマルチプレクサ412および記録部インターフェース413は、内部バス420に接続されている。
CPU421には、ユーザ操作部425および表示部426が接続されている。これらユーザ操作部425および表示部426は、ユーザインタフェースを構成している。ユーザ操作部425により、ユーザはBDレコーダ400の動作を操作できる。ユーザ操作部425は、BDレコーダ400の図示しない筐体に配置されたキー、釦、ダイアル、リモコン送受信機等で構成される。表示部426は、BDレコーダ400の動作状態、ユーザの操作状態等を表示し、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。
アンテナ端子410は、受信アンテナ(不図示)で受信されたテレビジョン放送信号を入力する端子である。デジタルチューナ411は、アンテナ端子410に入力されるテレビジョン放送信号を処理して、所定のトランスポートストリームを出力する。デマルチプレクサ412は、デジタルチューナ411で得られたトランスポートストリームから、所定の選択チャネルに対応した、パーシャルTS(Transport Stream)(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)を抽出する。
また、デマルチプレクサ412は、デジタルチューナ411で得られたトランスポートストリームから、PSI/SI(Program Specific Information/Service Information)を取り出し、CPU421に出力する。デジタルチューナ411で得られたトランスポートストリームには複数のチャネルが多重化されている。デマルチプレクサ412で、当該トランスポートストリームから任意のチャネルのパーシャルTSを抽出する処理は、PSI/SI(PAT/PMT)から当該任意のチャネルのパケットID(PID)の情報を得ることで可能となる。
BDドライブ414は、記録部インターフェース413を介して内部バス420に接続されている。BDドライブ414は、記録時には、デマルチプレクサ412で抽出されたパーシャルTSをディスクに記録する。また、BDドライブ414は、再生時には、ディスクに記録されているパーシャルTSを再生する。MPEGデコーダ415は、デマルチプレクサ412で抽出された、あるいは、BDドライブ414で再生されたパーシャルTSを構成する映像PESパケットに対してデコード処理を行って映像データを得る。また、MPEGデコーダ415は、当該パーシャルTSを構成する音声PESパケットに対してデコード処理を行って音声データを得る。
グラフィック生成回路416は、MPEGデコーダ415で得られた映像データに対して、必要に応じてグラフィックスデータの重畳処理等を行う。映像出力端子417は、グラフィック生成回路416から出力される映像データを出力する。音声出力端子418は、MPEGデコーダ415で得られた音声データを出力する。HDMI送信部(HDMIソース)402は、HDMIに準拠した通信により、MPEGデコーダ415で得られたベースバンドの映像と音声のデータを、HDMI端子401 から送出する。
図6に示すBDレコーダ400の動作を簡単に説明する。アンテナ端子410に入力されるテレビジョン放送信号はデジタルチューナ411に供給される。このデジタルチューナ411では、テレビジョン放送信号を処理して、所定のトランスポートストリームが取り出され、このトランスポートストリームはデマルチプレクサ412に供給される。このデマルチプレクサ412では、トランスポートストリームから、所定のチャネルに対応した、パーシャルTS(映像データのTSパケット、音声データのTSパケット)が抽出される。このパーシャルTSは、記録部インターフェース413を介してBDドライブ414に供給され、CPU421からの記録指示に基づいて記録される。
また、上述したようにデマルチプレクサ412で抽出されるパーシャルTS、または、BDドライブ414で再生されるパーシャルTSは、MPEGデコーダ415に供給される。このMPEGデコーダ415では、映像データのTSパケットにより構成される映像PESパケットに対してデコード処理が行われて映像データが得られる。この映像データは、グラフィック生成回路416でグラフィックスデータの重畳処理等が行われた後に、映像出力端子417に出力される。また、MPEGデコーダ415では、音声データのTSパケットにより構成される音声PESパケットに対してデコード処理が行われて音声データが得られる。この音声データは、音声出力端子418に出力される。
また、上述したようにMPEGデコーダ415で得られる、ベースバンドの映像および音声のデータは、HDMI送信部402に供給され、このHDMI端子402からHDMI端子401を通じて外部装置に送出される。
詳細な説明は省略するが、DVDプレーヤ500の構成は、上述したBDレコーダ400において、BDドライブ414がDVDドライブとされ、また、記録系が除かれたものと同様とされている。また、詳細説明は省略するが、DVDレコーダ600の構成は、上述したBDレコーダ400において、BDドライブ414がDVDドライブとされたものと同様とされている。
[アドレスの取得に関する処理について]
次に、論理アドレスと物理アドレスの取得に関することについて説明する。図3を再度参照するに、HDMIで接続される装置は、論理アドレスと物理アドレスが割り振られている。図3に示した例では、テレビジョン受像機には、物理アドレスとして[0.0.0.0]が割り当てられ、論理アドレスとして{0}が割り当てられている。以下の説明において、論理アドレスは、16進法での数値を記載する。AVアンプ300には、物理アドレスとして[1.0.0.0]が割り当てられ、論理アドレスとして{5}が割り当てられている。
BDレコーダ400には、物理アドレスとして[1.1.0.0]が割り当てられ、論理アドレスとして{4}が割り当てられている。さらにDVDプレーヤ500には、物理アドレスとして[1.2.0.0]が割り当てられ、論理アドレスとして{4}が割り当てられている。DVDレコーダ600は、CECに非対応なため、物理アドレスだけが割り当てられ、その物理アドレスとして、[1.3.0.0]が割り当てられている。
このように、HDMIで接続され、CECに対応する各装置には、物理アドレスと論理アドレスが割り当てられている。論理アドレスは、HDMIの接続で構成されるネットワークに参加している各CEC対応装置を認識するための固有のIDである。このIDは、後述するように0乃至15の数値で定められている。ネットワークに参加しているCEC対応装置は、自ら論理アドレスのポーリングを行い、ポーリング時に既に参加しているCEC対応装置により取得されていないことを確認してから、論理アドレスを取得する。これにより、ネットワーク上に同じ論理アドレスを持つCEC対応装置は存在しないことになる。
物理アドレスは、HDMIにより定義されるHDMIツリー上のどの位置にいるかを決定する固有のアドレスである。AVアンプ300などは、複数のHDMI INを備える装置であり、そのような装置においては、AVアンプ300自身の物理アドレスを元に特定の法則に基づき、各HDMI IN毎に物理アドレスが割り当てられる。
このような物理アドレスと論理アドレスの取得に係わる説明を行う。まず、図7を参照し、論理アドレスと物理アドレスの取得に係わる端子について説明する。図7を参照するに、AVアンプ300とBDレコーダ400は、HDMIケーブル703を介して接続されている。HDMIケーブル703には、複数の端子が含まれているが、アドレスの取得に係わる端子として、+5V Power端子、Hot Plug Detect(HPD)端子、およびDDC端子がある。
例えば、AVアンプ300のHDMI端子301にBDレコーダ400がHDMIケーブル703を介して接続されると、BDレコーダ400からAVアンプ300に+5V Power端子を介して+5Vの電力が入力される。AVアンプ300は、そのまま+5Vの電力をHPD端子にフィードバックするため、+5V Power端子がH(High)の時点で、HPD端子もHの状態となる。
ただし、AVアンプ300はハードウェア的にHPD端子=L(Low)の状態に制御することができる(HDMIケーブルを接続したままの状態でもできる)ため、必ずしもHPD端子=Hの状態になるわけではない。
BDレコーダ400は、HPD端子のHまたはLの状態を監視し、物理アドレスへの読み込みを行う。この読み込みは、DDC端子により行われる。BDレコーダ400は、HDMIケーブル703のHPD端子を監視しており、HPD=LからHの状態に変化したとき、AVアンプ300が公開している物理アドレスを読み込む。AVアンプ300側は、物理アドレスを更新する際、必ずHPD=Lに落としてから更新しなくてはならない。このようにすることで更新後にHPD=Hへ戻すため、結果的にBDレコーダ400が更新した物理アドレスを読みに来ることになる。
BDレコーダ400が物理アドレスを読み込んだとき、物理アドレスの情報も同時に読み込まれる。これはCECの規格的に、物理アドレスの読み込みがあった場合、必ず自身の論理アドレスのポーリングを行い、他の装置がそのポーリングした論理アドレスを使用しておらず、論理アドレスが取得できたときは<Report Physical Address>を送信することが規定されているからである。
AVアンプ300のHDMI端子301のHPD端子がHまたはLに状態が変化すると、BDレコーダ400が、AVアンプ300の公開する物理アドレスを読み込む動作を実行し、BDレコーダ400が論理アドレスをポーリングし、<Report Physical Address>を送信する。このような処理が連鎖して行われるため、HPD端子がH/Lするタイミングがわかれば、<Report Physical Address>が送信されるタイミングも知ることができる。
AVアンプ300自身が、HPD端子をH/L制御するのは、以下のような状況のときである。すなわち、AVアンプ300が入力の切り換えを行ったとき、AVアンプ300がPower Off/Onしたとき(ただし、STRのようにスタンバイ中にHDMIリピートを止める機種のみ)、AVアンプ300自身の物理アドレスが変化したときなどである。
BDレコーダ400からの+5V Powerの入力がなくなるのは、HDMIケーブル703が抜かれたときであり、+5V Powerの入力がはいるのは、HDMIケーブル703が挿されたときである。またBDレコーダ400が自発するのは、BDレコーダ400の電源がOffまたはOnしたときなどである。
このようなことを、さらに、図8を参照して説明を加える。図8を参照し、物理アドレスの公開の仕方について説明する。図8において、テレビジョン受像機200に備えられているEDID用ROM251は、例えば、図4に示したテレビジョン受像機200のFlash ROM232に対応する。また図8において、AVアンプ300に備えられているHDMIコントローラ351は、図5に示したAVアンプ300のCPU321に対応し、EDID用ROM352は、Flash ROM322に対応する。EDIDとは、Enhanced Extended Display Identification Dataの略である。このEDIDには、自身の性能(Configuration/capability)に関する性能情報が含まれ、物理アドレスも含まれる。
EDIDは、自身のHDMI端子の出力側に接続された装置から取得される。すなわち、図8に示した例によると、AVアンプ300は、自身の出力側のHDMI端子304に接続されたテレビジョン受像機200のEDID用ROM251から、物理アドレス[1.0.0.0]を取得し、記憶する。この処理は、HDMIコントローラ351により実行される。
AVアンプ300のEDID用ROM352には、HDMIコントローラ351により、HDMIにおいて必要な情報であるEDIDが書き込まれている。そのEDIDの中には、物理アドレスが含まれ、このEDID用ROM352に書き込まれているEDIDが必要に応じて他の装置により読み出される。すなわち、例えば、BDレコーダ400は、EDID用ROM352から、HDMIケーブル703を介して、EDID(EDIDに含まれる物理アドレス)を読み込み、自己の所定の記憶部(図示はしていないが、BDレコーダ400が有するEDID用ROM)に記憶する。
AVアンプ300では、HDMIの入力端子数n個に対して、EDID用ROMを1つだけ有する構成と、複数有する構成とが考えられる。n個のHDMI端子の入力端子を有し、1つのEDID用ROMを有する構成の場合、図9を参照して説明するように処理が行われ、n個のHDMI端子の入力端子を有し、n個のEDID用ROMを有する構成の場合、図10を参照して説明するように処理が行わる。
図9を参照するに、AVアンプ300には、EDID用ROM351が1つだけ設けられている。このEDID用ROM351には、その時点で選択されているHDMI端子に接続されている装置の情報が書き込まれる。例えば、物理アドレスが[1.1.0.0]が割り振られたBDレコーダ400が入力装置として選択されている場合、EDID用ROM351には物理アドレスとして[1.1.0.0]が書き込まれる。そのような状態から例えば、DVDプレーヤ500に入力が切り換えられた場合、EDID用ROM351の物理アドレスに関する情報は、DVDプレーヤ500に割り振られている[1.2.0.0]に書き換えられる。
このように、AVアンプ300のEDID用ROM351には、その時点で選択されている入力に対応する物理アドレスの情報が毎回書き込まれる。
図10を参照するに、AVアンプ300には、EDID用ROM351、EDID用ROM351’、EDID用ROM351”が設けられている。EDID用ROM351は、HDMI端子301に接続されたBDレコーダ400の情報を記憶し、EDID用ROM351’は、HDMI端子302に接続されたDVDプレーヤ500の情報を記憶し、EDID用ROM351”は、HDMI端子303に接続されたDVDレコーダ600の情報を記憶する。
図10に示した例だと、EDID用ROM351には、物理アドレスとして[1.1.0.0]が書き込まれ、EDID用ROM351’には、物理アドレスとして[1.2.0.0]が書き込まれ、EDID用ROM351”には、物理アドレスとして[1.3.0.0]が書き込まれる。このように、図10に示した例では、HDMI端子毎にEDID用ROMが設けられているため、それぞれのEDID用ROMには、対応するHDMI端子に接続されている装置のEDIDが書き込まれる。よって、AVアンプ300の入力が切り換えられても、各EDID用ROMに書き込まれている物理アドレスなどのEDIDの情報を書き換える必要はない。
ただし、AVアンプ300自体の物理アドレスが変化した場合、各EDID用ROMに書き込まれている物理アドレスの更新が必要となる。例えば、図10に示した状態から、AVアンプ300の物理アドレスが、[2.0.0.0]に変化した場合、例えば、EDID用ROM351へは、物理アドレスの情報として、[2.1.0.0]が書き込まれ、EDID用ROM351’へは、物理アドレスの情報として、[2.2.0.0]が書き込まれ、EDID用ROM351”へは、物理アドレスの情報として、[2.3.0.0]が書き込まれる。
次に、CECメッセージの1つである<Report Physical Address>の送信にいたるシーケンスについて、図11を参照して説明する。ステップS11において、DVDプレーヤ500が、HDMIケーブル703のうちのHPD端子が、Lの状態からHの状態に変換したことを検出した場合、換言すれば、例えば、DVDプレーヤ500がAVアンプ300に接続されたなどの状態になった場合、ステップS12において、EDIDの読み込みが実行される。この読み込みは、上述したように、DVDプレーヤ500がAVアンプ300のEDID用ROM351を参照することで行われる。
ステップS13においてポーリング(Polling)が実行される。このポーリングは、論理アドレスの取得のために行われる。図12にポーリングのときに出されるCECメッセージの一例を示す。図12に示すように、ポーリングのときに出されるCECメッセージは、ヘッダと、送信元の論理アドレスと送信先の論理アドレスが記載されている。図12に示したCECメッセージにおいては、送信元の論理アドレスと送信先の論理アドレスが、共に{4}である場合である。
図13は、装置(デバイス)とCEC論理アドレスの対応関係を表すテーブルを示している。デバイスの「TV」はテレビジョン受像機、プロジェクタ等である。デバイスの「Recording Device」はBDレコーダ、DVDレコーダ等である。デバイスの「Tuner」はSTB(Set Top Box)等である。デバイスの「Playback Device」はDVDプレーヤ、カムコーダ等である。デバイスの「Audio System」はAVアンプ等である。このテーブルを参照するに、DVDプレーヤ500は、「Playback Device」であるので、論理アドレスとしては、{4}、{8}、{B}を取りうる。
図12に示したCECメッセージにおいて、論理アドレス{4}は、DVDプレーヤに割り当てられる論理アドレスである。図12に示したCECメッセージは、送信元と送信先が同じ論理アドレスである。
このようなCECメッセージによりポーリングが行われたときに、既に、論理アドレス{4}が割り当てられる装置が、HDMIネットワークに接続されているような場合、その装置(他の装置と記述する)が、CECメッセージを受信することになる。このように他の装置が存在する場合、ポーリングの結果、DVDプレーヤ500は、返答(Ack)を他の装置から受け取ることになる。DVDプレーヤ500は、返答を受信した場合、すなわち、他の装置が、自己が取得しようとした論理アドレス(この場合{4})を使用していると認識した場合、代替の論理アドレスで、再度ポーリングを実行する。
例えば、プレーヤに対して割り当てられる論理アドレスは、{4}の他に{8}があるため、送信元の論理アドレスを{8}とし、送信先の論理アドレスを{8}としたCECメッセージを作成し、他の装置に対して送信する。その結果、他の装置から返答がなければ、DVDプレーヤ500は、論理アドレス{8}を使用する。
ステップS14において、DVDプレーヤ500は、<Report Physical Address>を送信する。ポーリングにより論理アドレスが確定したときは、<Report Physical Address>を送信するように規定されている。換言すれば、HDMI端子のHPD端子がLからHの状態に変化したと検出された場合(ステップS11)、結果として<Report Physical Address>が送信される。
ステップS14において、送信される<Report Physical Address>のCECメッセージは、例えば、図14に示すような構造とされている。CECメッセージは、ヘッダ(Header)、オペコード(Opcode)、およびオペランド(Operand)を含む構成とされる。ヘッダには、送信元の論理アドレスと、送信先の論理アドレスが書き込まれる。図14に示したCECメッセージにおいては、DVDプレーヤ500が論理アドレス{4}を取得した後に出される<Report Physical Address>であり、送信元の論理アドレスが{4}とされている。そして、<Report Physical Address>は、HDMIネットワークに接続されている全ての装置に対して送信されるため、送信先の論理アドレスは{F}とされる。
オペコードには、この場合、<Report Physical Address>を意味するオペコードである84が書き込まれる。オペランドには、この場合、DVDプレーヤ500の物理アドレスが書き込まれる。図3に示した例だと、DVDプレーヤ500の物理アドレスは[1.2.0.0]なので、図14に示したCECメッセージのオペランドの欄には、[1.2.0.0]が書き込まれる。
このようなCECメッセージが作成され、HDMIネットワークに接続されている装置に対して送信される。よって、この<Report Physical Address>に関するCECメッセージを監視することで、HDMIネットワークに接続されている装置は、他の装置に割り振られた論理アドレスと物理アドレスを、関連付けられた状態で取得することができる。後述するように、AVアンプ300は、論理アドレスと物理アドレスを関連付けたテーブルを作成し、そのテーブルを参照して、オーディオレートコントロールなどの処理を実行する。
ここで、上述した物理アドレスと論理アドレスの取得について、図1に示したAVシステム100を例にあげて再度説明する。テレビ受信機200(物理アドレスは[0.0.0.0]であり、論理アドレスは{0}に設定されている)にHDMIケーブル701を介してAVアンプ300が接続されるとき、AVアンプ300は、HDMI制御プロトコルを使用して、テレビ受信機200から物理アドレス[1.0.0.0]を取得する。上記したようにCEC対応装置は、HDMI接続時に、論理アドレスを取得するように規定されている。CEC対応装置は、この論理アドレスを用いて、メッセージの送受信を行う。
AVアンプ300は、上述したように、CEC対応装置である。AVアンプ300は、図13のテーブルに基づいて、「Audio System」として論理アドレス{5}を決定する。この場合、AVアンプ300は、CEC制御プロトコルのPolling Messageで他の装置に、この論理アドレス{5}を持つ装置が存在しないことを認識した後に、当該論理アドレス{5}を自身の論理アドレスとして決定する。そして、AVアンプ300は、CEC制御プロトコルのReport Physical Addressにより、物理アドレス[1.0.0.0]は、CEC対応装置{5}であることを、テレビ受信機200に通知する。
また、AVアンプ300にHDMIケーブル703を介してBDレコーダ400が接続されるとき、BDレコーダ400は、HDMI制御プロトコルを使用して、AVアンプ3 00から物理アドレス[1.1.0.0]を取得する。
BDレコーダ400は、CEC対応装置である。BDレコーダ400は、図13のテーブルに基づいて、「Recording Device」として論理アドレス{1}を決定する。この場合、BDレコーダ400は、CEC制御プロトコルのPolling Messageで他の装置に、この論理アドレス{1}を持つ装置が存在しないことを認識した後に、当該論理アドレス{1}を自身の論理アドレスとして決定する。そして、BDレコーダ400は、CEC制御プロトコルのReport Physical Addressにより、物理アドレス[1.1.0.0]は、CEC対応装置{1}であることを、テレビ受信機200およびAVアンプ300を含む全体に通知する。
また、AVアンプ300にHDMIケーブル704を介してDVDプレーヤ500が接続されるとき、DVDプレーヤ500は、HDMI制御プロトコルを使用して、AVアンプ300から物理アドレス[1.2.0.0]を取得する。
DVDプレーヤ500は、上述したように、CEC対応装置である。DVDプレーヤ500は、図13のテーブルに基づいて、「Playback Device」として論理アドレス{4}を決定する。この場合、DVDプレーヤ500は、CEC制御プロトコルのPolling Messageで他の装置に、この論理アドレス{4}を持つ装置が存在しないことを認識した後に、当該論理アドレス{4}を自身の論理アドレスとして決定する。そして、DVDプレーヤ500は、CEC制御プロトコルのReport Physical Addressにより、物理アドレス[1.2.0.0]は、CEC対応装置{4}であることを、テレビ受信機200およびAVアンプ300を含む全体に通知する。
また、AVアンプ300にHDMIケーブル705を介してDVDレコーダ600が接続されるとき、DVDレコーダ600は、HDMI制御プロトコルを使用して、AVアンプ300から物理アドレス[1.3.0.0]を取得する。DVDレコーダ600は、上述したように、CEC非対応装置であることから、論理アドレスの取得は行わない。
このようにして、図1に示したAVシステム100内の装置は、それぞれ物理アドレスと論理アドレスを取得し、相互に、それらのアドレスを用いて処理ができるように構成されている。
[テーブルの作成について]
次に、AVアンプ300において、AVシステム100内のそれぞれの装置に割り振られた論理アドレスと物理アドレスを関連付けたテーブルを作成するときの処理について説明する。詳細は後述するが、AVアンプ300は、作成されたテーブルを参照し、オーディオレートコントロールなどの処理を実行することで、適切に制御対象の装置を制御することができる。
図15のフローチャートを参照し、テーブル作成の処理について説明する。ステップS101において、AVアンプ300は、他の装置から<Report Physical Address>に関するCECメッセージを受信したか否かが判断される。ステップS101において、CECメッセージを受信したと判断されると、ステップS102に処理が進められる。
ステップS102において、受信したCECメッセージに含まれる送信元の論理アドレスが{F}以外であり、かつ、引数の物理アドレスが[F.F.F.F]以外であるか否かが判断される。論理アドレスの{F}は、図13を再度参照するに、送信元の論理アドレスとして用いられるときには、“Unregistered”として扱われ、送信先の論理アドレスとして用いられるときには、“Broadcast”として扱われる。ステップS102の判断が行われるときには、他の装置から、<Report Physical Address>に関するCECメッセージを受信したときであり、そのCECメッセージの送信元アドレスに、{F}が含まれていることは通常ないので、エラーとして扱われる。
また、物理アドレスの[F.F.F.F]は、無効なアドレスであるので、そのような無効なアドレスが含まれる<Report Physical Address>に関するCECメッセージを受信したときも、エラーとして扱われる。
よって、ステップS102において、<Report Physical Address>に関するCECメッセージに含まれる送信元の論理アドレスが{F}であると判断された場合、または/および引数の物理アドレスが、[F.F.F.F]であると判断された場合、ステップS101に処理が戻され、それ以降の処理、すなわち、<Report Physical Address>に関するCECメッセージの受信待ちの状態とされる。
一方、ステップS102において、<Report Physical Address>に関するCECメッセージに含まれる送信元の論理アドレスが{F}以外であり、引数の物理アドレスが、[F.F.F.F]以外であると判断された場合、ステップS103に処理が進められる。
ステップS103において、既に保持している情報と一致するものがないか否かが判断される。ここで、既に保持している情報、すなわち、テーブルについて説明する。図16(A)は、テーブルの一例を示す図である。テーブルは、図16(A)に示したように、物理アドレスと論理アドレスが関連付けられて管理されるテーブルである。また物理アドレスは、HDMI端子と関連付けられて管理されている。
図16(A)に示した例では、HDMIの入力端子として、(HDMI IN1)、(HDMI IN2)、(HDMI IN3)、(HDMI IN4)、(HDMI IN5)、(HDMI IN6)が備えられている装置であり、それらの端子に割り当てられている物理アドレス(それらの端子に接続された装置の物理アドレス)は、それぞれ、[1.1.0.0]、[1.2.0.0]、[1.3.0.0]、[1.4.0.0]、[1.5.0.0]、[1.6.0.0]が割り当てられている。
また、論理アドレスとして{F}が書き込まれているHDMI端子、例えば、(HDMI IN1)のHDMI端子には、装置が接続されていないことを示す。また、例えば、(HDMI IN2)のHDMI端子には、論理アドレス{8}を取得した装置が接続されていることを意味する。
AVアンプ300は、このような構成のテーブルを保持している。そして、ステップS103において、その時点で保持しているテーブルを参照し、受信された<Report Physical Address>に関するCECメッセージに含まれる情報と一致する情報があるか否かを判断する。特に、この判断においては、CECメッセージに含まれる論理アドレスが、既にテーブルに存在しているか否かが判断される。
ステップS103において、既に保持している情報(テーブル)と一致するものがあると判断された場合、ステップS104に処理が進められ、ないと判断された場合、ステップS104の処理をスキップして、ステップS105に処理が進められる。
ステップS104において、既に保持している情報と一致するものが削除される。このステップS104においては、<Report Physical Address>に関するCECメッセージに含まれていた論理アドレスと、一致すると判断されたテーブルの論理アドレスが削除される。また、削除された論理アドレスが記載されていた欄には、論理アドレスとして{F}が記載される。削除された後、ステップS105に処理が進められる。
ステップS105において、情報が格納される。すなわち、<Report Physical Address>に関するCECメッセージに含まれていた物理アドレスの対応する欄に、<Report Physical Address>に関するCECメッセージに含まれていた論理アドレスが書き込まれる。
ここで、ステップS103乃至104の処理について、図16と図17を参照して説明する。図16(A)に示したようなテーブルが、AVアンプ300に記憶されているときに、図17に示したような<Report Physical Address>に関するCECメッセージを受信したとする。図17に示したCECメッセージを参照するに、ヘッダー(Header)が“4F”であることから、論理アドレスが{4}の装置から、論理アドレスが{F}の装置、すなわちブロードキャストでシステム内の全ての装置が対象とされたメッセージであることがわかる。
また、Opcodeが“84”であることから、このCECメッセージは、<Report Physical Address>に関するCECメッセージであることがわかる。そして、このCECメッセージを出してきた装置の物理アドレスは、Operandの情報から、[1.1.0.0]であることがわかる。
再度図16(A)に示したテーブルを参照するに、図16(A)に示したテーブルの論理アドレスの欄には、既に、論理アドレスとして{4}が記載されている。この論理アドレス{4}は、(HDMI IN5)で、物理アドレスが[1.5.0.0]と関連付けられて管理されている。よって、このような状況のときには、ステップS103において、受信したCECメッセージに含まれている論理アドレスと一致する論理アドレスが、既に保持しているテーブルにあると判断され、ステップS104に処理が進められる。
ステップS104において、一致すると判断された論理アドレスが削除されるが、この場合、削除されるのは、(HDMI IN5)で、物理アドレスが[1.5.0.0]と関連付けられて管理されている論理アドレス{4}である。そして、論理アドレスが削除されることにより空欄になった欄には、論理アドレスとして、{F}が書き込まれる。
そして、ステップS105において、CECメッセージに含まれていた物理アドレス、この場合、[1.1.0.0]と関連付けられる論理アドレスの欄に、CECメッセージに含まれていた論理アドレス、この場合、{4}が書き込まれる。このような処理が行われることで、図16(A)に示したテーブルが、図16(B)に示したようなテーブルに書き換えられる。
このようにして、テーブルが作成される。またこのようにして、同じ論理アドレスが、1つのテーブルに書き込まれることがないように処理される(論理アドレス{F}を除く)。
図16に示したテーブルは、物理アドレスを基準として論理アドレスを関連付けるテーブルである。換言すれば、テーブルを管理する装置が備えるHDMI端子に装置が接続されているか否かを問わず、物理アドレスは、予めテーブルに書き込まれており、その書き込まれている物理アドレスに、受信されたCECメッセージの論理アドレスを対応付けて書き込むというテーブルであった。
図18に、図16とは異なるテーブルを示す。図18に示したテーブルは、論理アドレスを基準として物理アドレスを関連付けるテーブルである。換言すれば、論理アドレスは、{0}から{E}まで、装置に設けられているHDMI端子に装置が接続されているか否かを問わず、予めテーブルに書き込まれており、その書き込まれている論理アドレスに、受信されたCECメッセージの物理アドレスを対応付けて書き込むというテーブルである。
このように、論理アドレスを基準として物理アドレスを対応付けるテーブルを作成しても良いし、物理アドレスを基準として論理アドレスを対応付けるテーブルを作成しても良い。また、図示はしないがAVアンプ300が備えるHDMI端子のうち、実際にHDMI端子に接続されている装置に関する論理アドレスと物理アドレスだけを関連付けて管理するようなテーブルでも良い。
このようなテーブルは、例えば、AVアンプ300のCPU321で作成され、例えば、Flash ROM322で記憶され、管理されるようにすることができる。
[オーディオレートコントロールの処理について]
次に、図16または図18に示したテーブルを保持するAVアンプ300が、オーディオレートコントロール(Audio Rate Control)を実行するときの処理について説明する。図3の状態において、AVアンプ300が、例えば、HDMI端子301に接続されているBDレコーダ400を入力装置として選択した場合、BDレコーダ400に対してオーディオレートコントロールが行われる。そして、BDレコーダ400からの音声がAVアンプ300で処理され、スピーカ群350から出力される。
BDレコーダ400からの音声データは、AVアンプ300が備えるバッファ317(図5)にバッファリングされた後、順次、音声増幅回路318に供給され、スピーカから出力される。このバッファリングを制御することが、オーディオレートコントロールと称される。
バッファリングの制御とは、例えば、バッファ317で蓄積されている音声データの量が、オーバーしそうなときには、BDレコーダ400に対して、音声データの転送レートを下げるように指示を出し、アンダーしそうなときには、BDレコーダ400に対して、音声データの転送レートを上げるように指示を出すといった制御である。
図19、図20に示したフローチャートを参照し、AVアンプ300が実行するオーディオレートコントロールのときの処理について説明する。図19、図20に示したフローチャートの処理が実行される前提としては、例えば、図16または図18に示したテーブルが作成されており、保持されていることである。
図19のフローチャートは、例えば、AVアンプ300の入力が切り換えられたときに実行されるオーディオレートコントロールに関する処理である。
ステップS151において、CPU321は、HDMI信号を検出する。ステップS152において、検出されたHDMI信号を出してきた装置のオーディオレートコントロールの設定が有効になっているか否かが判断される。例えば、HDMI端子301からHDMI信号が検出された場合、図3を参照するに、HDMI端子301にはBDレコーダ400が接続されているので、そのBDレコーダ400に対するオーディオレートコントロールの設定が有効にされているか否かが判断される。
ステップS152において、オーディオレートコントロールの設定は有効にされていないと判断された場合、図19に示したオーディオレートコントロールに関する処理は終了される。一方、ステップS152において、オーディオレートコントロールの設定が有効にされていると判断された場合、ステップS153に処理が進められる。
ステップS153において、入力選択中の装置の物理アドレスに対する論理アドレスを保持しているか否かが判断される。すなわち、AVアンプ300は、入力選択中の装置の物理アドレスをテーブルから探し出し、その物理アドレスに関連付けられている論理アドレスを、オーディオレートコントロールの対象となる装置として有効な論理アドレスであるか否を判断する。
ここで、例えば、図16に示したテーブルが保持されているとすると、図16(A)を再度参照するに、そのテーブルには、例えば、論理アドレスとして{F}なども記載されている。この論理アドレス{F}は、図14を参照するに、オーディオレートコントロールの対象となる装置に割り当てられる論理アドレスではない。よって、ステップS153においては、物理アドレスに関連付けられている論理アドレスが、オーディオレートコントロールの対象となる装置として有効な論理アドレスであるか否かが判断される。このようなことは、図18に示したテーブルを保持する場合においても同様である。
または、図示はしてないが上記したように、接続されている装置の物理アドレスと論理アドレスのみが関連付けられたテーブルが管理されているような場合、以下の判断がステップS153で実行される。すなわち、管理されているテーブルに入力選択中の装置の物理アドレスが記載されているか否かが判断され、記載されていると判断された場合、さらに、オーディオレートコントロールの対象となる装置として有効な論理アドレスであるか否かが判断される。
ステップS153において、入力選択中の装置の物理アドレスに対する論理アドレスを保持していないと判断された場合、図19に示したオーディオレートコントロールに関する処理は終了される。一方、ステップS153において、入力選択中の装置の物理アドレスに対する論理アドレスを保持していると判断された場合、ステップS154に処理が進められる。
ステップS154において、オーディオレートコントロールの処理が開始される。この処理として、オーディオレートコントロールに関するCECメッセージが作成される処理が含まれる。このCECメッセージは、例えば、CEC規格書によれば、<Set Audio Rate>、<Vendor Command>、<Vendor Command With ID>などを利用できる。このうち、<Vendor Command>、<Vendor Command With ID>は、CEC設計者がオリジナルのオペコード、オペランドで通信可能にすることを可能にするために設計されたメッセージであり、このようなメッセージを、ステップS154の処理などで適宜利用することが可能である。
このようにステップS153において、物理アドレスと論理アドレスが確認されてから、オーディオレートコントロールの処理が実行されるため、図1、図2を参照して説明したような誤った装置にオーディオレートコントロールが実行されてしまうようなことを防ぐことが可能となる。
簡便に、図1と図2を再度参照して従来の不具合について説明する。AVアンプ10が、再生装置11に対してオーディオレートコントロールを実行するとき、そのCECメッセージには、論理アドレスが含まれ、物理アドレスは含まれない。よって、再生装置11に対してオーディオレートコントロールが実行されるときのCECメッセージに含まれる論理アドレスは、図1の状態のときには、{4}であり、図2の状態のときには{8}である。しかしながら、図2の状態のときに、論理アドレスが{4}とされたCECメッセージが作成され、そのCECメッセージでオーディオレートコントロールが実行されると、再生装置12にオーディオレートコントロールが実行され、再生装置11には実行されないことになってしまう。
しかしながら、上記したように、物理アドレスと論理アドレスを関連付けたテーブルを保持し、オーディオレートコントロールを実行する装置の物理アドレスを確認し、その確認した物理アドレスに関連付けられている論理アドレスをテーブルから読み出すといった一連の処理を実行することで、図1と図2を参照して説明したような従来の不具合が発生するようなことを防ぐことが可能となる。
すなわち、図1、図2を再度参照するに、再生装置11に対してオーディオレートコントロールを実行するとき、再生装置11の物理アドレス[1.1.0.0]に関連付けられている論理アドレスが、テーブルから読み出される。よって、図1の状態である場合には論理アドレスとして{4}が読み出され、図2の状態である場合には論理アドレスとし{8}が読み出される。よって確実に、その時点で、処理対象とされる装置に割り当てられている論理アドレスを読み出すことが可能となる。もって、確実にターゲットとする装置の論理アドレスを含むCECメッセージを作成することが可能となり、ターゲットとする装置を制御することが可能となる。
次に、図20を参照し、他のオーディオレートコントロール時の処理について説明する。図20に示したフローチャートの処理は、例えば、AVアンプ300がオーディオレートコントロールを有効にするといった処理を実行するときに実行される。AVアンプ300は、例えば、設定メニューなどにより、ユーザによりオーディオレートコントロールを実行するか否かを設定できるように構成されていることがある。そのため、AVアンプ300側で、オーディオレートコントロールが無効に設定されているが、有効に設定し直されるといったこともある。図20のフローチャートの処理は、そのようなオーディオレートコントロールの設定がAVアンプ300側で設定される際に実行される。
すなわち、ステップS171において、無効に設定されていたオーディオレートコントロールが、有効に設定される。オーディオレートコントロールが有効に設定されると、ステップS172において、HDMI信号を検出中であるか否かが判断される。このステップS172における処理は、オーディオレートコントロールが有効にされた装置からのHDMI信号が対象とされる。
ステップS172において、HDMI信号を検出中ではないと判断された場合、図20のフローチャートの処理は終了される。一方、ステップS172において、HDMI信号を検出中であると判断された場合、ステップS173に処理が進められる。ステップS173とステップS174の処理は、図19のステップS153とステップS154の処理と同様に行われるため、その説明は省略する。
このような処理が実行されるときにも、図19のフローチャートを参照して説明したような効果は同様にある。
なお、上述した実施の形態においては、図11のフローチャートを参照して説明したように、HDMI端子を構成するHPD端子がLからHに状態が変化したときに、<Report Physical Address>が出されるので、その時点で物理アドレスと論理アドレスが取得され、テーブルが作成されるとして説明をした。
<Report Physical Address>は、図11のフローチャートを参照して説明したような、CEC対応機器からの自発送信だけでなく、オーディオレートコントロールを仕掛ける側、例えば、上述した実施の形態においてはAVアンプ300が、<Give Physical Address>というCECメッセージを、オーディオレートコントロールを仕掛けたい側、例えば、BDレコーダ400に送信することで要求することも可能である。
このような要求を出すことで、オーディオレートコントロールを仕掛けたい側(制御対象の装置)の物理アドレスと論理アドレスを取得することも可能である。このように、<Give Physical Address>というCECメッセージを用いて処理を行う場合、上記したテーブルを作成する必要がない。よって、関連付け情報の記憶を行わずオーディオレートコントロールを仕掛けることが可能である。このような実施の形態であっても、テーブルを作成して処理する上記した場合と同様に、制御対象とされる装置の論理アドレスを、物理アドレスを基に適切に取得することができる。よって、テーブルを作成して処理する上記した場合と同様の効果を得ることができる。
なお、このような<Give Physical Address>というCECメッセージを用いるようにした場合、以下のような処理を含む必要がある。すなわち、<Give Physical Address>というCECメッセージは、論理アドレスで相手先を指定する。よって、どの論理アドレス(制御対象としたい装置の論理アドレス)を特定できない場合があるため、オーディオレートコントロールを仕掛けるときに、全ての論理アドレスに対してメッセージを送信し、自身の選択中の入力と一致する物理アドレスを有する<Report Physical Address>を受信するか否かを確認する必要がある。
また、入力選択された装置が発行する<Active Source>というCECメッセージを、AVアンプ300は、毎回待ってから、オーディオレートコントロールを仕掛けるようにすることも可能である。この<Active Source>というCECメッセージは、所定の装置が、ソースデバイスとして動作するために、その所定の装置、例えば、BDレコーダ400が発行するメッセージである。この場合も、上記したようなテーブルを作成する必要はないが、テーブルを作成して処理する上記した場合と同様に、制御対象とされる装置の論理アドレスを、物理アドレスを基に適切に取得することができる。よって、テーブルを作成して処理する上記した場合と同様の効果を得ることができる。
このように、本発明においては、他の装置に対して所定の処理を実行するとき、その装置の論理アドレスが取得される。論理アドレスの取得は、上記したように、予め論理アドレスと物理アドレスを関連付けたテーブルが作成され、そのテーブルが参照されることにより行われる。または、所定の処理を実行するとき、その処理を仕掛ける装置に対してメッセージを送信し、そのメッセージの返答を受けることで取得される。このようにして取得された論理アドレスを含むメッセージが作成されることで、上述したような効果を得ることができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図21は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータのハードウェアの構成の例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU1001、ROM1002、RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。
バス1004には、さらに、入出力インターフェース1005が接続されている。入出力インターフェース1005には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部1006、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部1007、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部1008、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部1009、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011を駆動するドライブ1010が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インターフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア1011に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インターフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、予めインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来のシステムの一例の構成を示す図である。 従来のシステムの一例の構成を示す図である。 本発明を適用したシステムの一実施の形態の構成を示す図である。 テレビジョン受像機の構成例を示す図である。 AVアンプの構成例を示す図である。 BDレコーダの構成例を示す図である。 HDMIケーブル構成する端子について説明する図である。 アドレスの取得に関する処理について説明するための図である。 ROMに記憶されるアドレスについて説明するための図である。 ROMに記憶されるアドレスについて説明するための図である。 アドレスの取得に関する処理について説明するための図である。 CECメッセージの構成について説明するための図である。 論理アドレスについて説明するための図である。 CECメッセージの構成について説明するための図である。 テーブルの作成について説明するためのフローチャートである。 テーブルについて説明するための図である。 CECメッセージの構成について説明するための図である。 テーブルについて説明するための図である。 オーディオレートコントロールの処理について説明するためのフローチャートである。 オーディオレートコントロールの他の処理について説明するためのフローチャートである。 記録媒体について説明するための図である。
符号の説明
100 AVシステム, 200 テレビジョン受信機, 201,202 HDMI端子, 203 光出力端子, 300 AVアンプ, 301乃至304 HDMI端子, 305 光入力端子,306 HDMIスイッチャ, 307 HDMI受信部,308 HDMI送信部, 309 変換部, 310 アナログ音声入力端子, 311 アンテナ端子, 312 チューナ, 313,315 セレクタ, 316 DSP, 317 バッファ, 318 音声増幅回路, 319a乃至319f 音声出力端子, 320 内部バス, 321 CPU, 322 フラッシュROM, 323 DRAM, 350 スピーカ群, 400 BDレコーダ, 401 HDMI端子, 500 DVDプレーヤ, 501 HDMI端子, 600 DVDレコーダ, 601 HDMI端子, 701,703乃至706 HDMIケーブル, 702 光ケーブル, 800 DVDプレーヤ, 801 HDMI端子

Claims (9)

  1. 接続されている他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記論理アドレスを送信先とするメッセージを生成する生成手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記他の装置とは、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、
    前記生成手段が生成するメッセージは、CEC(Consumer Electronics Control)のメッセージである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記論理アドレスを、前記他の装置の物理アドレスと関連付けたテーブルを作成する作成手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記作成手段により作成された前記テーブルを参照し、前記他の装置の物理アドレスに関連付けられている論理アドレスを取得する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記作成手段は、前記他の装置が接続されたときに前記他の装置が送信するメッセージに含まれる物理アドレスと論理アドレスから前記テーブルを作成する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記他の装置を入力装置として、前記他の装置に対して前記所定の処理としてオーディオレートコントロールを実行するときのメッセージを生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 他の装置とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記他の装置を入力装置として制御する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するか、または前記論理アドレスと前記他の装置の物理アドレスが関連付けられたテーブルを参照して、前記論理アドレスを取得し、
    その取得された前記論理アドレスを送信先とし、前記所定の処理を実行させるコードを含むメッセージを生成する
    ステップを含む情報処理方法。
  8. 他の装置とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記他の装置を入力装置として制御する情報処理装置に、
    前記他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するか、または前記論理アドレスと前記他の装置の物理アドレスが関連付けられたテーブルを参照して、前記論理アドレスを取得し、
    その取得された前記論理アドレスを送信先とし、前記所定の処理を実行させるコードを含むメッセージを生成する
    ステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
  9. 他の装置とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)で接続され、前記他の装置を入力装置として制御する情報処理装置に、
    前記他の装置に対して所定の処理を実行するとき、前記他の装置の論理アドレスを取得するためのメッセージを作成し、その返答を受信して前記論理アドレスを取得するか、または前記論理アドレスと前記他の装置の物理アドレスが関連付けられたテーブルを参照して、前記論理アドレスを取得し、
    その取得された前記論理アドレスを送信先とし、前記所定の処理を実行させるコードを含むメッセージを生成する
    ステップを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している記録媒体。
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