JP2017005376A - 再生装置および再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】音声データの遅延が発生するのを抑制することが可能な再生装置を提供する。【解決手段】この録画再生装置1は、複数のスピーカ装置4と通信する通信部14と、通信部14を介して、複数のスピーカ装置4の情報を取得する制御部16と、を備える。そして、制御部16は、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置4の情報に基づいて、録画再生装置本体1aと複数のスピーカ装置4とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置4に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信する制御を行うように構成されている。【選択図】図5
Description
この発明は、再生装置および再生方法に関し、特に、音声データを再生する再生装置および再生方法に関する。
従来、音声データを再生する再生装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、DVDに記録された映像データおよび音声データを再生するためのDVDプレーヤ(再生装置)と、DVDプレーヤから送信された音声データを再生する5つのワイヤレスサブスピーカと、DVDプレーヤから送信された映像データを再生するLCDディスプレイとにより構成されるワイヤレスメディアシステムが開示されている。このワイヤレスメディアシステムでは、5つのワイヤレスサブスピーカは、各々、スレーブ(子機)としての役割か、または、音声データをスレーブに転送するマスタ(親機)としての役割が割り当てられている。そして、このワイヤレスメディアシステムでは、音声データは、DVDプレーヤからマスタに対して送信された後、マスタからスレーブに対して送信されるように構成されている。これにより、DVDに記録された音声データの音声が、5つのワイヤレススピーカにより再生される。
しかしながら、上記特許文献1に記載のワイヤレスメディアシステムでは、DVDプレーヤからマスタを経由して、スレーブに対して音声データが送信される。このため、音声データが再生されるまでの通信経路(通信時間)が長くなり、映像データと音声データとの同期が外れ易い(音声データの遅延が発生し易い)という問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、音声データの遅延が発生するのを抑制することが可能な再生装置および再生方法を提供することである。
この発明の第1の局面による再生装置は、複数のスピーカ装置と通信する通信部と、通信部を介して、複数のスピーカ装置の情報を取得する制御部と、を備え、制御部は、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置の情報に基づいて、再生装置本体と複数のスピーカ装置とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信する制御を行うように構成されている。
この発明の第1の局面による再生装置では、上記のように、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置の情報に基づいて、再生装置本体と複数のスピーカ装置とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信する制御を行うように制御部を構成する。これにより、再生装置を親機として機能させるとともに、複数のスピーカ装置を子機として機能させ、再生装置から子機として機能する複数のスピーカ装置に対して再生されるコンテンツの音声データを直接的に送信することができる。その結果、音声データが再生されるまでの通信経路(通信時間)を短くすることができるので、音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。したがって、コンテンツが映像データと音声データとの両方を含む場合に、映像データに対する音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、再生装置本体と、複数のスピーカ装置のうち、選択された少なくとも一部の所定のスピーカ装置とを、対応付けるように構成されている。このように構成すれば、複数のスピーカ装置および再生装置を使用するユーザの環境に合わせて、選択された少なくとも一部の所定のスピーカ装置により音声データを再生させることができる。
上記再生装置本体と所定のスピーカ装置とを対応付ける構成において、好ましくは、制御部は、再生装置本体と所定のスピーカ装置とを、対応付けるのに加えて、所定のスピーカ装置の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルを設定するように構成されている。このように構成すれば、ユーザが所定のスピーカ装置の再生する音声データのチャンネルを設定しなくとも、再生装置の制御部により所定のスピーカ装置の再生する音声データのチャンネルを設定させることができる。その結果、ユーザの利便性を向上させつつ、所定のスピーカ装置によりマルチチャンネルの音声データを再生させることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、所定のスピーカ装置のうちに、使用不能なスピーカ装置がある場合には、使用不能なスピーカ装置に対して割り当てられたコンテンツの音声データのチャンネルを、所定のスピーカ装置のうち使用可能なスピーカ装置に振り分けるように構成されている。このように構成すれば、使用不能なスピーカ装置に対して割り当てられたチャンネルの音声データを、使用可能なスピーカ装置により再生させることができる。その結果、マルチチャンネルの音声データを欠落させることなく再生させることができる。
上記再生装置本体と所定のスピーカ装置とを対応付ける構成において、好ましくは、表示装置が接続可能な接続部をさらに備え、制御部は、接続部を介して、表示装置から、表示装置の映像データの入力源の切替に関する入力源切替情報を取得するとともに、取得された入力源切替情報に基づくタイミングで、再生装置本体と所定のスピーカ装置とを、対応付けるように構成されている。このように構成すれば、ユーザにより再生装置が使用されると考えられる場合に、迅速に、再生装置本体と所定のスピーカ装置とを対応付けることができる。
この発明の第2の局面による再生方法は、複数のスピーカ装置と再生装置の通信部により通信するステップと、複数のスピーカ装置の情報を再生装置の制御部により取得するステップと、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置の情報に基づいて、再生装置本体と複数のスピーカ装置とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信する制御を再生装置の制御部により行うステップとを備える。
この発明の第2の局面による再生方法では、上記のように再生装置の制御部を構成することによって、上記第1の局面による再生装置と同様に、音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、音声データの遅延が発生するのを抑制することが可能な再生装置および再生方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(再生システムの構成)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による再生システム100の構成について説明する。
(再生システムの構成)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による再生システム100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による再生システム100は、図1および図2に示すように、録画再生装置1と、表示装置2と、無線ルータ3と、複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)と、携帯端末5とを備えている。再生システム100では、録画再生装置1および表示装置2は、互いにHDMI(登録商標)規格のケーブル2aにより接続されている。なお、録画再生装置1は、本発明の「再生装置」の一例である。
また、再生システム100では、録画再生装置1、複数(6つ)のスピーカ装置4および携帯端末5は、無線ルータ3を介して、互いに無線で接続されている。言い換えると、再生システム100では、録画再生装置1、複数(6つ)のスピーカ装置4および携帯端末5は、録画再生装置1、複数(6つ)のスピーカ装置4および携帯端末5を含むネットワーク上で、無線ルータ3を介して、互いに無線で接続されている。これにより、録画再生装置1、複数(6つ)のスピーカ装置4および携帯端末5は、ネットワーク内で、互いに無線通信可能に構成されている。
(録画再生装置の構成)
録画再生装置1は、図1に示すように、接続部11と、読込部12と、録画記憶部13と、通信部14と、記憶部15と、制御部16とを含んでいる。また、接続部11と、読込部12と、録画記憶部13と、通信部14と、記憶部15と、制御部16とは、録画再生装置本体1aに設けられている。
録画再生装置1は、図1に示すように、接続部11と、読込部12と、録画記憶部13と、通信部14と、記憶部15と、制御部16とを含んでいる。また、接続部11と、読込部12と、録画記憶部13と、通信部14と、記憶部15と、制御部16とは、録画再生装置本体1aに設けられている。
接続部11は、HDMI規格のケーブル2aが接続可能な端子であり、HDMI規格のケーブル2aの一端が接続されるように構成されている。
読込部12は、光ピックアップなどの光学系を含み、コンテンツが記憶されたブルーレイディスクなどの光ディスク(図示せず)を読み込み可能に構成されている。録画再生装置1は、光ディスクに記憶されたコンテンツを再生可能に構成されている。
録画記憶部13は、ハードディスクドライブなどの記憶媒体を含み、たとえば指定された放送番組や光ディスクに記憶されたコンテンツなどが記憶(録画)されるように構成されている。録画再生装置1は、録画記憶部13に記憶されたコンテンツを再生可能に構成されている。
通信部14は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部14は、無線ルータ3を介して、複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)および携帯端末5と無線通信するように構成されている。
記憶部15は、ROMやRAMなどのメモリを含み、録画再生装置1を動作させるためのプログラムなどが記憶されるように構成されている。第1実施形態では、記憶部15には、録画記憶部13に記憶されたコンテンツまたは読込部12により光ディスクから読み込まれたコンテンツが再生される場合に、再生システム100の複数(6つ)のスピーカ装置4のうち、予め登録されたスピーカ装置4によりコンテンツの音声データを再生させる処理を行うためのプログラムが記憶されている。この処理の詳細については、後述する。
制御部16は、CPUを含み、録画再生装置1の各構成要素を制御するように構成されている。
(表示装置の構成)
表示装置2は、放送信号を受信可能なテレビジョン装置(TV装置)である。また、表示装置2は、受信部21と、接続部22と、表示部23と、制御部24とを含んでいる。
表示装置2は、放送信号を受信可能なテレビジョン装置(TV装置)である。また、表示装置2は、受信部21と、接続部22と、表示部23と、制御部24とを含んでいる。
受信部21は、チューナを含み、放送局により配信される放送信号を有線または無線で受信するように構成されている。
接続部22は、HDMI規格のケーブル2aが接続可能な端子であり、HDMI規格のケーブル2aの録画再生装置1の接続部11に接続される一端とは反対の他端が接続されるように構成されている。
表示部23は、液晶パネルを含み、受信部21により受信された放送信号に対応する映像や、録画再生装置1により再生されるコンテンツに対応する映像などを表示するように構成されている。
制御部24は、CPUを含み、表示装置2の各構成要素を制御するように構成されている。
(スピーカ装置の構成)
複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)は、互いに略同様の構成であるので、以下では、スピーカ装置4a〜4fの構成を、スピーカ装置4の構成として説明する。
複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)は、互いに略同様の構成であるので、以下では、スピーカ装置4a〜4fの構成を、スピーカ装置4の構成として説明する。
スピーカ装置4は、通信部41と、スピーカ部42と、制御部43とを含んでいる。
通信部41は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部41は、無線ルータ3を介して、録画再生装置1および携帯端末5と無線通信するように構成されている。
スピーカ部42は、入力された音声データの音声を外部に向けて出力するように構成されている。
制御部43は、CPUを含み、スピーカ装置4の各構成要素を制御するように構成されている。
(携帯端末の構成)
携帯端末5は、スマートフォン(多機能携帯電話)や、タブレットPCなどの携帯端末である。また、携帯端末5は、記憶部51と、表示部52と、通信部53と、制御部54とを含んでいる。
携帯端末5は、スマートフォン(多機能携帯電話)や、タブレットPCなどの携帯端末である。また、携帯端末5は、記憶部51と、表示部52と、通信部53と、制御部54とを含んでいる。
記憶部51は、ROMやRAMなどのメモリを含み、携帯端末5を動作させるためのプログラムなどが記憶されるように構成されている。また、記憶部51は、音楽や動画などのコンテンツが記憶されるように構成されている。
表示部52は、液晶パネルを含み、記憶部51に記憶されたプログラムに対応する画像や、記憶部51に記憶されたコンテンツに対応する映像などを表示するように構成されている。
通信部53は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部53は、無線ルータ3を介して、録画再生装置1および複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)と無線通信するように構成されている。
制御部54は、CPUを含み、携帯端末5の各構成要素を制御するように構成されている。
(マルチルームオーディオシステム)
ここで、再生システム100では、複数(6つ)のスピーカ装置4および携帯端末5は、マルチルームオーディオシステムを構成している。以下、図2および図3を参照して、このマルチルームオーディオシステムについて説明する。
ここで、再生システム100では、複数(6つ)のスピーカ装置4および携帯端末5は、マルチルームオーディオシステムを構成している。以下、図2および図3を参照して、このマルチルームオーディオシステムについて説明する。
ここで、マルチルームオーディオシステムは、音声データを配信するための音源装置と、音源装置から配信される音声データを再生するためのスピーカ装置と、音源装置およびスピーカ装置の設定および制御を行うための制御装置とを備えるオーディオシステムであり、1つの音源装置から複数の部屋に配置されたスピーカ装置に音声データをネットワークで配信するオーディオシステムである。この第1実施形態では、音源装置および制御装置として、携帯端末5を用い、スピーカ装置として、複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)を用いる例について説明する。なお、音源装置および制御装置としては、この第1実施形態の例に限られず、別個の装置を用いてもよい。また、スピーカ装置の数としては、この第1実施形態の例に限られず、6つ以外の数のスピーカ装置を用いてもよい。
図2に示すように、複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)のうち3つのスピーカ装置4a〜4cは、リビングR1に配置されている。また、複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)のうち他の3つのスピーカ装置4d〜4fは、リビングR1とは異なる他の部屋R2に配置されている。また、マルチルームオーディオシステムでは、たとえば各部屋に配置されるスピーカ装置4によりグループを形成するとともに、各グループに対してそれぞれ異なる音声データを配信することが可能である。この第1実施形態では、リビングR1に配置された3つのスピーカ装置4a〜4cにより、第1グループが形成され、他の部屋R2に配置された3つのスピーカ装置4d〜4fにより、第2グループが形成されている。
また、マルチルームオーディオシステムでは、グループを形成する複数のスピーカ装置4(4a〜4cまたは4d〜4f)は、子機(スレーブ)、または、携帯端末5(音源装置)からの音声データを子機に対して送信する親機(マスタ)として設定されるように構成されている。なお、図面では、理解の容易のため、親機として設定された装置に「(M)」を付し、子機として設定された装置に「(S)」を付している。
具体的には、第1グループを形成する3つのスピーカ装置4a〜4cでは、スピーカ装置4bおよび4cが子機として設定され、携帯端末5からの音声データを子機としてのスピーカ装置4bおよび4cに対して送信する親機としてスピーカ装置4aが設定されている。また、第2グループを形成する3つのスピーカ装置4d〜4fでは、スピーカ装置4eおよび4fが子機として設定され、携帯端末5からの音声データを子機としてのスピーカ装置4eおよび4fに対して送信する親機としてスピーカ装置4dが設定されている。
また、図3に示すように、マルチルームオーディオシステムでは、グループを形成する複数のスピーカ装置4は、携帯端末5(音源装置)からの音声データのチャンネル(CH)が割り当てられ、自機が再生する音声データのチャンネルが設定されるように構成されている。
具体的には、第1グループを形成する3つのスピーカ装置4a〜4cでは、音声データのチャンネルのうちCenterがスピーカ装置4aに割り当てられ、Front Rがスピーカ装置4bに割り当てられ、Front Lがスピーカ装置4cに割り当てられて、再生する音声データのチャンネルが設定されている。また、第2グループを形成する3つのスピーカ装置4d〜4fでは、音声データのチャンネルのうちCenterがスピーカ装置4dに割り当てられ、Front Rがスピーカ装置4eに割り当てられ、Front Lがスピーカ装置4fに割り当てられて、再生する音声データのチャンネルが設定されている。
上記した複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)に対するグループの設定、グループ内における子機と親機との設定およびグループ内におけるチャンネルの設定は、制御装置としての携帯端末5を用いて行うことが可能である。すなわち、携帯端末5の制御部54は、複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)に対するグループの設定、グループ内における子機と親機との設定およびグループ内におけるチャンネルの設定の入力を受け付けるように構成されている。設定の入力は、たとえば、携帯端末5の表示部52に設定画面を表示させ、ユーザに設定操作を行わせることにより行うことが可能である。
また、携帯端末5の制御部54は、設定の入力を受け付けることにより、マルチルームオーディオシステムの設定情報を取得するとともに、取得された設定情報を、複数(6つ)のスピーカ装置4に対して送信する制御を行うように構成されている。この結果、複数(6つ)のスピーカ装置では、マルチルームオーディオシステムの設定情報が設定され、設定されたマルチルームーディオシステムの設定情報に基づいて携帯端末5からの音声データが再生される。
次に、再び図3を参照して、音源装置としての携帯端末5からの音声データを、スピーカ装置4により再生する場合について説明する。ここでは、第1グループを形成する複数(3つ)のスピーカ装置4a〜4cにより再生する場合を例に説明する。なお、第2グループを形成する複数(3つ)のスピーカ装置4d〜4fは、第1グループの場合と同様である。
この場合、携帯端末5の制御部54は、記憶部51に記憶されたコンテンツの音声データを、親機としてのスピーカ装置4aに対して送信するように構成されている。また、親機としてのスピーカ装置4aの制御部43は、携帯端末5からの音声データを、子機としてのスピーカ装置4bおよび4cに対して、無線ルータ3を介することなく直接的に送信するように構成されている。これらの結果、Center、Front RおよびFront Lの3チャンネルの音声データの音声が3つのスピーカ装置4a〜4cの各スピーカ部42により出力される。つまり、音源装置としての携帯端末5からの音声データが、マルチルームオーディオシステムの設定情報に基づいて、複数(3つ)のスピーカ装置4a〜4cにより再生される。
(録画再生装置によるコンテンツの再生)
次に、図4および図5を参照して、録画再生装置1によりコンテンツが再生される場合について説明する。
次に、図4および図5を参照して、録画再生装置1によりコンテンツが再生される場合について説明する。
図5に示すように、録画再生装置1の制御部16は、録画再生装置1によりコンテンツが再生される場合には、表示装置2およびマルチルームオーディオシステムを構成するスピーカ装置4と連携して、コンテンツを再生する制御を行うように構成されている。具体的には、録画再生装置1の制御部16は、表示装置2に対してコンテンツの映像データを送信し、スピーカ装置4に対してコンテンツの音声データを送信することにより、それぞれ、表示装置2に映像データの映像を表示(再生)させ、スピーカ装置4により音声データの音声を出力(再生)させる制御を行うように構成されている。この結果、再生システム100では、録画再生装置1によりコンテンツが再生される場合に、録画再生装置1、表示装置2およびスピーカ装置4は、ホームシアターシステムを形成するように構成されている。
また、録画再生装置1の制御部16は、マルチルームオーディオシステムを構成する複数のスピーカ装置4のうち、録画再生装置1からのコンテンツの音声データを再生する所定のスピーカ装置4の選択設定の入力を受け付けるように構成されている。
そして、第1実施形態では、録画再生装置1の制御部16は、録画再生装置1によりコンテンツが再生される場合には、録画再生装置本体1aと選択された所定のスピーカ装置4とを対応付ける(選択された所定のスピーカ装置4を子機として設定する)とともに、録画再生装置1により対応付けられた(子機として設定された)所定のスピーカ装置4に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信するように構成されている。これにより、録画再生装置1の制御部16は、マルチルームオーディオシステムの親機として機能するように構成されている。
ここで、図4を参照して、所定のスピーカ装置4の選択設定について説明する。
まず、録画再生装置1の制御部16は、コンテンツが再生される前の任意のタイミングで、無線ルータ3を介して、ネットワーク内の複数(6つ)のスピーカ装置4(4a〜4f)の情報(IPアドレスなど)を取得するように構成されている。ここで、任意のタイミングは、コンテンツが再生される前であれば、いずれのタイミングであってもよく、特に限定されない。
そして、図4に示すように、録画再生装置1の制御部16は、所定のスピーカ装置4をユーザにより選択させるための設定画面60を、表示装置2の表示部23に表示させる制御を行うように構成されている。設定画面60は、情報が取得されたスピーカ装置4(4a〜4f)のうちいずれのスピーカ装置4を所定のスピーカ装置4とするかを選択するとともに、選択された所定のスピーカ装置4にいずれのチャンネルを割り当てるかを選択することが可能な設定画面である。なお、この第1実施形態では、Front L、Front R、Center、Surround L、 Surround R、Surround Back L、Surround Back R、Subwooferの7.1チャンネルを所定のスピーカ装置4に割り当てる例を示すが、この第1実施形態の例に限られず、5.1チャンネルや9.1チャンネルなどのチャンネルを割り当てるようにしてもよい。
第1実施形態では、設定画面60において、複数(6つ)のスピーカ装置4a〜4fの全部が所定のスピーカ装置4として選択されている。また、音声データのチャンネルのうちFront Lがスピーカ装置4cに割り当てられ、Front Rがスピーカ装置4bに割り当てられ、Centerがスピーカ装置4aに割り当てられ、Surround LおよびSurround Back Lの2つがスピーカ装置4dに割り当てられ、Surround RおよびSurround Back Rの2つがスピーカ装置4eに割り当てられ、Subwooferがスピーカ装置4fに割り当てられている。
そして、録画再生装置1の制御部16は、コンテンツの音声データを再生する所定のスピーカ装置4の設定と、所定のスピーカ装置4の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルの設定との入力を受け付けるとともに、受け付けた入力の内容を、録画再生装置1の設定情報として録画再生装置1の記憶部15に格納する制御を行うように構成されている。
また、録画再生装置1の制御部16は、録画再生装置1によりコンテンツが再生される場合に、記憶部15に格納された録画再生装置1の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信する制御を行うように構成されている。これにより、第1実施形態では、録画再生装置1の制御部16は、所定のスピーカ装置4を子機として設定するとともに、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルを所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して設定するように構成されている。この結果、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)では、録画再生装置1の設定情報が設定され、設定された録画再生装置1の設定情報に基づいて録画再生装置1からの音声データが再生される。
次に、図5を参照して、録画再生装置1からの音声データを、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)により再生する場合について説明する。
この場合、図5に示すように、ユーザは他の部屋R2に配置された3つのスピーカ装置4d〜4fを、リビングR1に移動させる。
そして、たとえばリモコン(図示せず)などにより録画再生装置1に対してコンテンツの再生指示が入力されると、まず、録画再生装置1の制御部16は、設定画面60において選択された所定のスピーカ装置4(4a〜4f)からマルチルームオーディオシステムの設定情報を取得し、記憶部15に格納するように構成されている。
そして、録画再生装置1の制御部16は、録画再生装置1の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信することにより、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)を子機として設定するとともに、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルを設定するように構成されている。
そして、録画再生装置1の制御部16は、再生されるコンテンツの音声データを、子機としての所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して、無線ルータ3を介することなく直接的に送信するように構成されている。これらの結果、Front L、Front R、Center、Surround L、 Surround R、Surround Back L、Surround Back RおよびSubwooferの7.1チャンネルの音声データの音声が、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)のスピーカ部42により出力される。つまり、録画再生装置1のコンテンツの音声データが、録画再生装置1の設定情報に基づいて、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)のスピーカ部42により再生される。
また、録画再生装置1の制御部16は、コンテンツの音声データの再生と同期するように、再生されるコンテンツの映像データを表示装置2に対して送信するように構成されている。この結果、表示装置2の表示部23に映像データの映像が表示される。
また、録画再生装置1の制御部16は、コンテンツの視聴が終了し録画再生装置1がスタンバイ状態に遷移することや録画再生装置1の電源がオフされることなどにより、コンテンツの再生が停止した場合には、コンテンツの再生開始時に取得された元の設定情報(マルチルームオーディオの設定情報)を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信するように構成されている。これにより、録画再生装置1の制御部16は、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)を、元の設定の状態に戻すように構成されている。すなわち、この第1実施形態の場合には、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)を、図3に示す設定の状態に戻すように構成されている。
次に、図6を参照して、録画再生装置1のコンテンツ再生時の録画再生装置1、携帯端末5およびスピーカ装置4の動作について、シーケンス図に基づいて説明する。なお、録画再生装置1の動作は、制御部16により行われ、携帯端末5の動作は、制御部54により行われ、スピーカ装置4の動作は、制御部43により行われる。ここでは、携帯端末5からの音声データのスピーカ装置4による再生中に、録画再生装置1によりコンテンツの再生が開始する場合を例に説明する。
図6に示すように、まず、ステップS1において、上記した録画再生装置1の設定情報を設定する設定の入力が録画再生装置1により受け付けられる。すなわち、ステップS1では、設定画面60(図3参照)において、コンテンツの音声データを再生する所定のスピーカ装置4の設定と、所定のスピーカ装置4の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルの設定との入力が受け付けられる。
また、ステップS2において、携帯端末5からスピーカ装置4に対して再生要求が送信される。この結果、ステップS3において、携帯端末5からの音声データが、スピーカ装置4により再生される。
また、ステップS4において、たとえばリモコン(図示せず)などにより再生指示が入力され、録画再生装置1によりコンテンツの再生が開始されると、ステップS5において、スピーカ装置4から、録画再生装置1に対してマルチルームオーディオの設定情報が送信されることにより、マルチルームオーディオシステムの設定情報が録画再生装置1により取得される。また、ステップS5では、録画再生装置1から、スピーカ装置4に対して録画再生装置1の設定情報が送信される。これにより、スピーカ装置4は、子機として設定され、録画再生装置1は、親機として機能することになる。そして、ステップS6において、携帯端末5からの音声データのスピーカ装置4による再生が停止される。
そして、ステップS7において、親機としての録画再生装置1から子機として設定されたスピーカ装置4の各々に対して再生要求が送信される。この結果、ステップS8において、録画再生装置1からの音声データが、子機として設定されたスピーカ装置4の各々により、割り当てられたチャンネルで再生される。また、この際には、録画再生装置1から表示装置2に対して再生要求が送信されるとともに、録画再生装置1からの映像データが、スピーカ装置4による音声データの再生と同期するように、表示装置2により再生される。
そして、ステップS9において、録画再生装置1によるコンテンツの再生が停止されると、ステップS10において、ステップS5において取得されたマルチルームオーディオシステムの設定情報が、録画再生装置1から、スピーカ装置4に対して送信される。この結果、ステップS11において、録画再生装置1からの音声データのスピーカ装置4による再生が停止されるとともに、スピーカ装置4の設定が、元の設定の状態に戻る。これにより、録画再生装置1が親機として機能する状態が解除される。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置4の情報に基づいて、録画再生装置本体1aとマルチルームオーディオシステムを構成する複数のスピーカ装置4とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置4に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信することにより、親機として機能するように制御部16を構成する。これにより、録画再生装置1を親機として機能させ、複数のスピーカ装置4を子機として機能させ、録画再生装置1から子機として機能する複数のスピーカ装置4に対して再生されるコンテンツの音声データを直接的に送信することができる。その結果、音声データが再生されるまでの通信経路(通信時間)を短くすることができるので、音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。したがって、コンテンツが映像データと音声データとの両方を含む場合に、映像データに対する音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、録画再生装置本体1aと、マルチルームオーディオシステムを構成する複数のスピーカ装置4のうち、選択された少なくとも一部の所定のスピーカ装置4を、対応付けるように制御部16を構成する。これにより、マルチルームオーディオシステムを構成する複数のスピーカ装置4および録画再生装置1を使用するユーザの環境に合わせて、選択された所定のスピーカ装置4により音声データを再生させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、録画再生装置本体1aと所定のスピーカ装置4とを、対応付けるのに加えて、所定のスピーカ装置4の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルを設定するように制御部16を構成する。これにより、ユーザが所定のスピーカ装置4の再生する音声データのチャンネルを設定しなくとも、録画再生装置1の制御部16により所定のスピーカ装置4の再生する音声データのチャンネルを設定させることができる。その結果、ユーザの利便性を向上させつつ、所定のスピーカ装置4によりマルチチャンネルの音声データを再生させることができる。
[第2実施形態]
次に、図1、図2および図7を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、録画再生装置101によるコンテンツの再生時に、使用不能な所定のスピーカ装置4がある場合の例について説明する。なお、録画再生装置101は、本発明の「再生装置」の一例である。
次に、図1、図2および図7を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、録画再生装置101によるコンテンツの再生時に、使用不能な所定のスピーカ装置4がある場合の例について説明する。なお、録画再生装置101は、本発明の「再生装置」の一例である。
(再生システムの構成)
本発明の第2実施形態による再生システム200は、図1および図2に示すように、録画再生装置101を備える点で、上記第1実施形態の再生システム100とは相違する。また、録画再生装置101は、制御部116を含む点で、上記第1実施形態の録画再生装置1とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
本発明の第2実施形態による再生システム200は、図1および図2に示すように、録画再生装置101を備える点で、上記第1実施形態の再生システム100とは相違する。また、録画再生装置101は、制御部116を含む点で、上記第1実施形態の録画再生装置1とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(録画再生装置によるコンテンツの再生)
第2実施形態では、図7に示すように、録画再生装置101の制御部116は、親機としての録画再生装置101によりコンテンツが再生される場合に、子機として設定された所定のスピーカ装置4(4a〜4f)のうちに、使用不能なスピーカ装置4(4a)がある場合には、使用不能なスピーカ装置4(4a)に対して割り当てられたコンテンツの音声データのチャンネルを、所定のスピーカ装置4のうち使用可能なスピーカ装置4(4bおよび4c)に振り分けるように構成されている。ここで、使用不能なスピーカ装置4とは、たとえば、電源がオフされている場合や、無線ルータ3(図1参照)以外の無線ルータに接続されている場合など、録画再生装置1を含むネットワークから外れており、録画再生装置1と通信不能な状態にあるスピーカ装置のことである。
第2実施形態では、図7に示すように、録画再生装置101の制御部116は、親機としての録画再生装置101によりコンテンツが再生される場合に、子機として設定された所定のスピーカ装置4(4a〜4f)のうちに、使用不能なスピーカ装置4(4a)がある場合には、使用不能なスピーカ装置4(4a)に対して割り当てられたコンテンツの音声データのチャンネルを、所定のスピーカ装置4のうち使用可能なスピーカ装置4(4bおよび4c)に振り分けるように構成されている。ここで、使用不能なスピーカ装置4とは、たとえば、電源がオフされている場合や、無線ルータ3(図1参照)以外の無線ルータに接続されている場合など、録画再生装置1を含むネットワークから外れており、録画再生装置1と通信不能な状態にあるスピーカ装置のことである。
また、録画再生装置101の制御部116は、録画再生装置101によるコンテンツの再生開始時に、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)のうちに、使用不能なスピーカ装置4(4a)があるか否かを確認するために所定のスピーカ装置4(4a〜4f)と通信するように構成されている。また、録画再生装置101の制御部116は、録画再生装置101によるコンテンツの再生中にも、定期的に、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)のうちに、使用不能なスピーカ装置4(4a)があるか否かを確認するために所定のスピーカ装置4(4a〜4f)と通信するように構成されている。これにより、録画再生装置101によるコンテンツの再生中に、所定のスピーカ装置4のうちいずれかが使用不能になったとしても、マルチチャンネルの音声データを欠落させることなく再生させることが可能である。なお、制御部116のその他の構成は、上記第1実施形態の制御部16と同様である。
次に、図7を参照して、使用不能なスピーカ装置4に対して割り当てられたコンテンツの音声データのチャンネルの使用可能なスピーカ装置4への振り分けについて説明する。ここでは、スピーカ装置4a〜4fに対して上記第1実施形態と同様のチャンネルが割り当てられ、スピーカ装置4aが使用不能な場合を例に説明する。
図7に示すように、スピーカ装置4aが使用不能な場合には、スピーカ装置4aに割り当てられたCenterのチャンネルが、Centerに隣接するFront Rのチャンネルを割り当てられたスピーカ装置4b、および、Centerに隣接するFront Lのチャンネルを割り当てられたスピーカ装置4cの2つに対して振り分けられる。この際、スピーカ装置4bには、Centerのチャンネルの音声が50%の音量で出力されるように割り当てられる。また、スピーカ装置4cにも、同様に、Centerのチャンネルの音声が50%の音量で出力されるように割り当てられる。つまり、スピーカ装置4bでは、Front Rのチャンネルの音声が100%の音量で出力されるとともに、Centerのチャンネルの音声が50%の音量で出力される。また、スピーカ装置4cでは、Front Lのチャンネルの音声が100%の音量で出力されるとともに、Centerのチャンネルの音声が50%の音量で出力される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置4の情報に基づいて、録画再生装置本体1aとマルチルームオーディオシステムを構成する複数のスピーカ装置4とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置4に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信することにより、親機として機能するように制御部116を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、所定のスピーカ装置4のうちに、使用不能なスピーカ装置4がある場合には、使用不能なスピーカ装置4に対して割り当てられたコンテンツの音声データのチャンネルを、所定のスピーカ装置4のうち使用可能なスピーカ装置4に振り分けるように制御部116を構成する。これにより、使用不能なスピーカ装置4に対して割り当てられたチャンネルの音声データを、使用可能なスピーカ装置4により再生させることができる。その結果、マルチチャンネルの音声データを欠落させることなく再生させることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図1、図2および図8を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、録画再生装置1に対してコンテンツの再生指示が入力されたタイミングで、録画再生装置1の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信した上記第1実施形態とは異なり、表示装置202の映像データの入力源が録画再生装置201に切り替えられたタイミングで、録画再生装置201の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信する例について説明する。なお、録画再生装置201は、本発明の「再生装置」の一例である。
次に、図1、図2および図8を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、録画再生装置1に対してコンテンツの再生指示が入力されたタイミングで、録画再生装置1の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信した上記第1実施形態とは異なり、表示装置202の映像データの入力源が録画再生装置201に切り替えられたタイミングで、録画再生装置201の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信する例について説明する。なお、録画再生装置201は、本発明の「再生装置」の一例である。
(再生システムの構成)
本発明の第3実施形態による再生システム300は、図1および図2に示すように、録画再生装置201と、表示装置202とを備える点で、上記第1実施形態の再生システム100とは相違する。また、録画再生装置201は、制御部216を含む点で、上記第1実施形態の録画再生装置1とは相違する。また、表示装置202は、制御部224を含む点で、上記第1実施形態の表示装置2とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
本発明の第3実施形態による再生システム300は、図1および図2に示すように、録画再生装置201と、表示装置202とを備える点で、上記第1実施形態の再生システム100とは相違する。また、録画再生装置201は、制御部216を含む点で、上記第1実施形態の録画再生装置1とは相違する。また、表示装置202は、制御部224を含む点で、上記第1実施形態の表示装置2とは相違する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(録画再生装置によるコンテンツの再生)
第3実施形態では、表示装置202の制御部224は、リモコン(図示せず)などの操作により映像データの入力源が録画再生装置201に切り替えられた場合には、HDMIケーブル2aのCECラインを経由して、録画再生装置201に対して、表示装置202の映像データの入力源の切替に関する入力源切替情報を送信するように構成されている。
第3実施形態では、表示装置202の制御部224は、リモコン(図示せず)などの操作により映像データの入力源が録画再生装置201に切り替えられた場合には、HDMIケーブル2aのCECラインを経由して、録画再生装置201に対して、表示装置202の映像データの入力源の切替に関する入力源切替情報を送信するように構成されている。
また、第3実施形態では、録画再生装置201の制御部216は、入力源切替情報を取得するとともに、入力源切替情報が取得された場合には、録画再生装置201により再生されるコンテンツの映像データを映像データの入力源として表示装置202が受け付ける状態であることを検出するように構成されている。また、録画再生装置201の制御部216は、録画再生装置201により再生されるコンテンツの映像データを映像データの入力源として表示装置202が受け付ける状態であることが検出された場合には、録画再生装置201の設定情報を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して送信するように構成されている。これにより、第3実施形態では、録画再生装置201の制御部216は、入力源切替情報に基づくタイミングで、録画再生装置本体1aと、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)とを対応付ける(所定のスピーカ装置4(4a〜4f)を子機として設定する)とともに、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)の各々に割り当てるコンテンツの音声データのチャンネルを所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して設定するように構成されている。なお、制御部216のその他の構成は、上記第1実施形態の制御部16と同様である。
次に、図8を参照して、録画再生装置201のコンテンツ再生時の録画再生装置201、表示装置202、携帯端末5およびスピーカ装置4の動作について、シーケンス図に基づいて説明する。なお、録画再生装置201の動作は、制御部216により行われ、表示装置202の動作は、制御部224により行われ、携帯端末5の動作は、制御部54により行われ、スピーカ装置4の動作は、制御部43により行われる。また、図6に示した上記第1実施形態と同一の処理については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、まず、ステップS1において、上記した録画再生装置201の設定情報を設定する設定の入力が録画再生装置201により受け付けられる。また、ステップS2において、携帯端末5からスピーカ装置4に対して再生要求が送信され、ステップS3において、携帯端末5からの音声データが、スピーカ装置4により再生される。
そして、第3実施形態では、ステップS21において、表示装置202から、録画再生装置201に対して入力源切替情報が送信される。これにより、録画再生装置201により再生されるコンテンツの映像データを映像データの入力源として表示装置202が受け付ける状態であることが録画再生装置201により検出される。そして、ステップS22において、スピーカ装置4から、録画再生装置201に対してマルチルームオーディオの設定情報が送信されるとともに、録画再生装置201から、スピーカ装置4に対して録画再生装置201の設定情報が送信される。これにより、スピーカ装置4は、子機として設定され、録画再生装置1は、親機として機能することになる。そして、ステップS23において、携帯端末5からの音声データのスピーカ装置4による再生が停止される。
そして、ステップS24において、たとえばリモコン(図示せず)などにより再生指示が入力され、録画再生装置201によりコンテンツの再生が開始されると、ステップS25において、親機としての録画再生装置201から子機として設定されたスピーカ装置4の各々に対して再生要求が送信される。この結果、ステップS26において、録画再生装置201からの音声データが、子機として設定されたスピーカ装置4の各々により、割り当てられたチャンネルで再生される。また、この際には、図示を省略しているが、録画再生装置201から表示装置202に対して再生要求が送信されるとともに、録画再生装置201からの映像データが、スピーカ装置4による音声データの再生と同期するように、表示装置202により再生される。
そして、ステップS27において、録画再生装置201によるコンテンツの再生が停止されると、ステップS28において、ステップS22において取得されたマルチルームオーディオシステムの設定情報が、録画再生装置201から、スピーカ装置4に対して送信される。この結果、ステップS29において、録画再生装置201からの音声データのスピーカ装置4による再生が停止されるとともに、スピーカ装置4の設定が、元の設定の状態に戻る。これにより、録画再生装置201が親機として機能する状態が解除される。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、コンテンツが再生される場合には、取得された複数のスピーカ装置4の情報に基づいて、録画再生装置1aとマルチルームオーディオシステムを構成する複数のスピーカ装置4とを対応付けるとともに、対応付けられた複数のスピーカ装置4に対して、再生されるコンテンツの音声データを送信することにより、親機として機能するように制御部216を構成する。これにより、上記第1実施形態と同様に、音声データの遅延が発生するのを抑制することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、接続部11を介して、表示装置202から、表示装置202の映像データの入力源の切替に関する入力源切替情報を取得するとともに、取得された入力源切替情報に基づくタイミングで、録画再生装置本体1aと所定のスピーカ装置4とを、対応付けるように制御部216を構成する。これにより、ユーザにより録画再生装置201が使用されると考えられる場合に、迅速に、所定のスピーカ装置4を対応付けることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、録画機能と再生機能との両方を有する録画再生装置1(101、201)に対して本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、光ディスクなどの再生機能のみを有する再生装置に適用されてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、録画再生装置1(101、201)、スピーカ装置4および携帯端末5が、互いに、無線ルータ3を介して間接的に接続された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、録画再生装置、スピーカ装置および携帯端末が、互いに、無線ルータを介することなく直接的に接続されてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、親機としての録画再生装置1(101、201)が、子機としての所定のスピーカ装置4(4a〜4f)に対して、無線ルータ3を介することなく直接的に音声データを送信した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、親機としての録画再生装置が、子機としての所定のスピーカ装置に対して、無線ルータを介して音声データを送信してもよい。
また、上記第1実施形態では、親機としてのスピーカ装置4a(4d)が、子機としてのスピーカ装置4bおよび4c(4eおよび4f)に対して、無線ルータ3を介することなく直接的に音声データを送信した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、親機としてのスピーカ装置が、子機としてのスピーカ装置に対して、無線ルータを介して音声データを送信してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、録画再生装置1(101、201)と、表示装置2(202)とが、互いにHDMIケーブル2aにより接続された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、録画再生装置と、表示装置とが、HDMIケーブル以外の手段で互いに接続されてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、マルチルームオーディオシステムの全部のスピーカ装置4(4a〜4f)を、所定のスピーカ装置4(4a〜4f)として設定した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マルチルームオーディオシステムの一部のスピーカ装置を、所定のスピーカ装置として設定してもよい。
1、101、201 録画再生装置(再生装置)
1a 録画再生装置本体(再生装置本体)
2、202 表示装置
4、4a〜4f スピーカ装置
14 通信部
16、116、216 制御部
1a 録画再生装置本体(再生装置本体)
2、202 表示装置
4、4a〜4f スピーカ装置
14 通信部
16、116、216 制御部
Claims (6)
- 複数のスピーカ装置と通信する通信部と、
前記通信部を介して、前記複数のスピーカ装置の情報を取得する制御部と、を備え、
前記制御部は、コンテンツが再生される場合には、取得された前記複数のスピーカ装置の情報に基づいて、再生装置本体と前記複数のスピーカ装置とを対応付けるとともに、対応付けられた前記複数のスピーカ装置に対して、再生される前記コンテンツの音声データを送信する制御を行うように構成されている、再生装置。 - 前記制御部は、前記再生装置本体と、前記複数のスピーカ装置のうち、選択された少なくとも一部の所定のスピーカ装置とを、対応付けるように構成されている、請求項1に記載の再生装置。
- 前記制御部は、前記再生装置本体と前記所定のスピーカ装置とを、対応付けるのに加えて、前記所定のスピーカ装置の各々に割り当てる前記コンテンツの音声データのチャンネルを設定するように構成されている、請求項2に記載の再生装置。
- 前記制御部は、前記所定のスピーカ装置のうちに、使用不能なスピーカ装置がある場合には、使用不能なスピーカ装置に対して割り当てられた前記コンテンツの音声データのチャンネルを、前記所定のスピーカ装置のうち使用可能なスピーカ装置に振り分けるように構成されている、請求項3に記載の再生装置。
- 表示装置が接続可能な接続部をさらに備え、
前記制御部は、前記接続部を介して、前記表示装置から、前記表示装置の映像データの入力源の切替に関する入力源切替情報を取得するとともに、取得された前記入力源切替情報に基づくタイミングで、再生装置本体と前記所定のスピーカ装置とを、対応付けるように構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の再生装置。 - 複数のスピーカ装置と再生装置の通信部により通信するステップと、
前記複数のスピーカ装置の情報を前記再生装置の制御部により取得するステップと、
コンテンツが再生される場合には、取得された前記複数のスピーカ装置の情報に基づいて、再生装置本体と前記複数のスピーカ装置とを対応付けるとともに、対応付けられた前記複数のスピーカ装置に対して、再生される前記コンテンツの音声データを送信する制御を前記再生装置の制御部により行うステップとを備える、再生方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015115060A JP2017005376A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 再生装置および再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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ID=57752895
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019186679A (ja) * | 2018-04-05 | 2019-10-24 | 株式会社デンソーテン | 音響システム |
JP2020027356A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | シャープ株式会社 | コンテンツ送信システム、表示装置、コンテンツ送信方法及びプログラム |
-
2015
- 2015-06-05 JP JP2015115060A patent/JP2017005376A/ja active Pending
Cited By (4)
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JP7151960B2 (ja) | 2018-04-05 | 2022-10-12 | 株式会社デンソーテン | 音響システム |
JP2020027356A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | シャープ株式会社 | コンテンツ送信システム、表示装置、コンテンツ送信方法及びプログラム |
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