JP2014154662A - 固体撮像素子、電子機器、および製造方法 - Google Patents

固体撮像素子、電子機器、および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新たな形状制御法により形成されたマイクロレンズにより、各色の感度特性の最適化を図る。
【解決手段】固体撮像素子は、所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが画素ごとに配置されるフィルタ部と、フィルタ部に対して積層され、画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部とを備える。そして、複数のマイクロレンズは、画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接するマイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成される。本技術は、例えば、裏面照射型の固体撮像素子に適用できる。
【選択図】図1

Description

本開示は、固体撮像素子、電子機器、および製造方法に関し、特に、新たな形状制御法により形成されたマイクロレンズにより、各色の感度特性の最適化を図ることができるようにした固体撮像素子、電子機器、および製造方法に関する。
従来、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの固体撮像素子では、感度特性の向上を図ることを目的として、通常、各画素に対してマイクロレンズが形成されている。特許文献1および2には、マイクロレンズの主な形成方法が開示されている。
特許文献1には、感光性樹脂から成るマイクロレンズ材をフォトリソグラフィー法によりパターン形成した後に、熱リフローすることによりマイクロレンズを形成する技術である熱メルトフロー法が開示されている。
特許文献2には、フォトレジストマスク材の下地に形成されたマイクロレンズ材に、フォトレジストマスク材をエッチング転写することによりマイクロレンズを形成する技術であるドライエッチ転写法が開示されている。特許文献2の技術によれば、エッチング条件についてフロロカーボン系のエッチングガスを用いて各種条件を最適化する事により、隣接する画素のマイクロレンズどうしのギャップを縮小することで、マイクロレンズの有効面積を拡大することができる。
ところで、特許文献1に開示されている技術では、熱リフロー時に、隣接する画素間のマイクロレンズが接触してしまうと、熱溶融によりマイクロレンズのパターンが崩れてしまうことがあった。そのため、隣接する画素のマイクロレンズどうしのギャップを残してマイクロレンズ形成する必要があるため、固体撮像素子の高感度化を図ることは困難であった。
一方、特許文献2に開示されている技術では、エッチバックによって隣接する画素のマイクロレンズどうしのギャップが実質的に発生しないように、マイクロレンズを形成することができる。しかしながら、特許文献2では、RGBカラー画素を有する固体撮像素子において各色の感度特性の最適化を図る点については考慮されていなかった。なお、この点については、特許文献1に関しても同様である。
これに対し、特許文献3には、RGBカラー画素を有する固体撮像素子の各色の感度特性を向上させることを目的として、上述した熱メルトフロー法およびドライエッチ転写法を組み合わせる技術が提案されている。
即ち、特許文献3の技術では、感光性樹脂を用いて2回に分けて熱リフロー法によりマイクロレンズパターンを形成する工程と、そのマイクロレンズパターンをエッチングマスクとして、ドライエッチング法によりマイクロレンズパターンの形状を透明樹脂層に転写する工程とが組み合わされている。これにより、マイクロレンズの光透過率および集光性を改善することができ、各画素の感度を向上させることができる。
つまり、特許文献3に開示されている技術では、感光性樹種により2回に分けてマイクロレンズパターンを形成する際に、1回目の形成時にはベイヤー配列の緑色の画素に対応し、2回目の形成時に赤色および青色の画素に対応してマイクロレンズを形成する。その後、ドライエッチングして透明樹脂にパターン転写される。
ここで、RGBカラー画素を有する固体撮像素子において各色の感度特性の最適化を図るために、それぞれの画素に最適化されたマイクロレンズパターンを形成する為には、光の屈折率波長分散を考慮する必要がある。
しかしながら、特許文献3の技術では、赤色および青色の画素に対応して形成されるマイクロレンズは、同一形状のマイクロレンズパターンで形成されることになる。従って、このマイクロレンズパターンは、RGBカラー画素を有する固体撮像素子に対応して最適化は図られていることはない。
特開平04−012568号公報 特開平10−148704号公報 特開2009−198547号公報
上述したように、従来、RGBカラー画素を有する固体撮像素子において、各色の感度特性に応じて最適化するようにマイクロレンズが形成されていなかった。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、新たな形状制御法により形成されたマイクロレンズにより、各色の感度特性の最適化を図ることができるようにするものである。
本開示の一側面の固体撮像素子は、所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部とを備え、複数の前記マイクロレンズは、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成されている。
本開示の一側面の電子機器は、所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部とを備え、複数の前記マイクロレンズは、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成されている。
本開示の一側面の製造方法は、所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部とを備える固体撮像素子の製造方法であって、複数の前記マイクロレンズを、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状となるように、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成する工程を含む。
本開示の一側面においては、複数のマイクロレンズは、画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接するマイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成される。
本開示の一側面によれば、各色の感度特性の最適化を図ることができる。
本技術を適用した固体撮像素子に形成されるマイクロレンズアレイの第1の実施の形態の構成例を示す図である。 屈折率波長分散の特性と、各色のマイクロレンズの形状を示す図である。 マイクロレンズどうしの端部における構成の詳細を示す図である。 マイクロレンズどうしの端部における他の構成の詳細を示す図である。 固体撮像素子の各色に対応して形成されるマイクロレンズの製造方法について説明する図である。 固体撮像素子の各色に対応して形成されるマイクロレンズの製造方法について説明する図である。 青色画素用のマイクロレンズおよび赤色画素用のマイクロレンズの形状を制御して形成する方法について説明する図である。 マイクロレンズの製造方法について平面的に説明する図である。 マイクロレンズの製造方法について平面的に説明する図である。 マイクロレンズアレイの第2の実施の形態の構成例を示す図である。 マイクロレンズアレイの第2の製造方法について説明する図である。 マイクロレンズどうしの端部における構成の詳細を示す図である。 AF画素用のマイクロレンズのパターンを形成するためのフォトマスクの形状を示す図である。 AF画素用のマイクロレンズの曲率半径について説明する図である。 マイクロレンズの焦点距離について説明する図である。 従来のAF画素用のマイクロレンズによる集光状態を説明する図である。 本技術を適用したAF画素用のマイクロレンズによる集光状態を説明する図である。 マイクロレンズアレイを裏面照射型の固体撮像素子に適用した構成例を示す図である。 マイクロレンズアレイおよび画素間遮光膜を示す図である。 電子機器に搭載される撮像装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本技術を適用した固体撮像素子に形成されるマイクロレンズアレイの第1の実施の形態の構成例を示す図である。
図1Aには、固体撮像素子11のカラーフィルタ配列が示されている。また、図1Bには、図1Aに示すA−A’断面が示されており、図1Cには、図1Aに示すB−B’断面が示されている。
固体撮像素子11では、いわゆるベイヤー配列で、赤色(Red)、緑色(Green)、および青色(Blue)のフィルタが配置されており、各色の配置に応じて、赤色の画素12R、緑色の画素12G、および青色の画素12Bが配置される。図1Aに示すように、ベイヤー配列では、行方向および列方向へ1画素置きに交互に緑色の画素12Gが配置され、緑色の画素12Gに上下および左右が挟まれるように1行ごとに交互に赤色の画素12Rおよび青色の画素12Bが配置される。なお、以下適宜、赤色の画素12R、緑色の画素12G、および青色の画素12Bを区別する必要がない場合、単に、画素12と称する。
また、図1Bおよび図1Cに示すように、固体撮像素子11は、フォトダイオードが形成されるシリコン基板に、絶縁膜や、遮光膜、平坦化膜などが積層された下地(図示せず)に対して、下層から順に、カラーフィルタ13、マイクロレンズアレイ14、マイクロレンズカバー層15が積層されて構成される。
カラーフィルタ13は、図1Aに示すようなベイヤー配列で、赤色の波長の光を透過する赤色フィルタ16R、緑色の波長の光を透過する緑色フィルタ16G、および、青色の波長の光を透過する青色フィルタ16Bが配置されて構成される。即ち、カラーフィルタ13では、緑色フィルタ16Gおよび青色フィルタ16Bが交互に配置される行(図1B)と、緑色フィルタ16Gおよび赤色フィルタ16Rが交互に配置される行(図1C)とが、列方向に交互に配置される。
マイクロレンズアレイ14は、赤色画素用のマイクロレンズ17R、緑色画素用のマイクロレンズ17G、および青色画素用のマイクロレンズ17Bが、アレイ状に配置されて構成される。赤色画素用のマイクロレンズ17Rは、赤色の画素12Rに照射される光を集光し、赤色フィルタ16Rに対応する箇所に配置される。また、緑色画素用のマイクロレンズ17Gは、緑色の画素12Gに照射される光を集光し、緑色フィルタ16Gに対応する箇所に配置される。同様に、青色画素用のマイクロレンズ17Bは、青色の画素12Bに照射される光を集光し、青色フィルタ16Bに対応する箇所に配置される。なお、以下適宜、赤色画素用のマイクロレンズ17R、緑色画素用のマイクロレンズ17G、および青色画素用のマイクロレンズ17Bを区別する必要がない場合、単に、マイクロレンズ17と称する。
マイクロレンズカバー層15は、マイクロレンズアレイ14に対して積層され、赤色画素用のマイクロレンズ17Rおよび青色画素用のマイクロレンズ17Bの下地に対する密着性を確保し、マイクロレンズ17の表面反射を低減する反射防止膜として機能する。
ここで、固体撮像素子11では、赤色画素用のマイクロレンズ17R、緑色画素用のマイクロレンズ17G、および青色画素用のマイクロレンズ17Bは、各色の感度特性の最適化を図り、それぞれが異なる形状となるように曲率半径が制御されて形成される。
例えば、図2Aに示すように、マイクロレンズ17を形成するフェノール樹脂から成る透明樹脂の屈折率波長分散は、短波長側の屈折率が高く、長波長側に向かって低くなるような特性を有している。
このような特性に基づいて、各色の感度特性の最適化するために、図2Bに示すように、屈折率の低い短波長側となる青色画素用のマイクロレンズ17Bの曲率半径r1が最も大きく形成される。そして、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの曲率半径r2が、青色画素用のマイクロレンズ17Bの曲率半径r1より小さく形成され、屈折率の高い長波長側となる赤色画素用のマイクロレンズ17Rの曲率半径r3が最も大きく形成される。
また、固体撮像素子11では、高感度化を図るために、マイクロレンズアレイ14において、隣接するマイクロレンズ17の端部が接触し、または、端部の一部が乗り上げるように、マイクロレンズ17が形成される。
ここで、図3および図4を参照して、マイクロレンズアレイ14を構成するマイクロレンズ17どうしの端部について説明する。
図3Aには、図1Bに示す破線の領域aが拡大して示されており、図3Bには、図1Cに示す破線の領域bが拡大して示されている。
図3Aに示すように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部と、青色画素用のマイクロレンズ17Bの端部とは、互いに接触するように形成される。また、図3Bに示すように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部と、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの端部とは、互いに接触するように形成される。
また、このように、隣接するマイクロレンズ17の端部どうしが接触して形成される他、一方のマイクロレンズ17の端部が他方のマイクロレンズ17の端部に乗り上げて形成されてもよい。
図3と同様に、図4Aには、図1Bに示す破線の領域aが拡大して示されており、図4Bには、図1Cに示す破線の領域bが拡大して示されている。
図4Aに示すように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に、青色画素用のマイクロレンズ17Bの端部が乗り上げるように形成される。また、図4Bに示すように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの端部が乗り上げるように形成される。
このように、固体撮像素子11では、赤色の画素12R、緑色の画素12G、および青色の画素12Bそれぞれの感度特性に対応して、赤色画素用のマイクロレンズ17R、緑色画素用のマイクロレンズ17G、および青色画素用のマイクロレンズ17Bの曲率半径が形成される。さらに、固体撮像素子11では、隣接するマイクロレンズ17の端部が接触し、または、端部の一部が乗り上げるように、マイクロレンズ17が形成される。
これにより、固体撮像素子11においては、赤色の画素12R、緑色の画素12G、および青色の画素12Bそれぞれの感度特性に最適化を図り、かつ、高感度化を図ることができる。従って、固体撮像素子11では、従来よりも、より高画質な画像を撮像することができる。
次に、図5および図6を参照して、固体撮像素子11の各色に対応して形成されるマイクロレンズ17の製造方法について説明する。なお、図5および図6の左側には、図1Aで示したA−A’断面が示されており、図5および図6の右側には、図1Aで示したB−B’断面が示されている。
まず、第1の工程において、固体撮像素子11の下地(図示せず)に対して、赤色フィルタ16R、緑色フィルタ16G、および青色フィルタ16Bからなるカラーフィルタ13が積層される。
そして、第2の工程において、例えば、フェノール系樹脂からなる透明なマイクロレンズ材21が、カラーフィルタ13上に形成される。フェノール系樹脂としては、スチレン系樹脂や、スチレン−アクリル共重合系樹脂などが用いられる。
次に、第3の工程において、マイクロレンズ材21上に、緑色フィルタ16Gが配置されている箇所に対応するようにパターニングされたフォトレジスト22が形成される。例えば、フォトレジスト22は、ノボラック系樹脂を主成分としたポジ型レジストが用いられ、公知のフォトリソグラフィー法を用いて形成される。なお、フォトレジスト22のパターンは孤立した状態で形成され、図8を参照して後述するように、斜め方向に隣接したフォトレジスト22どうしのパターンも分断されて形成されている。
その後、第4の工程において、フォトレジスト22の熱軟化点以上(140℃〜180℃程度)の熱処理を行うことで、フォトレジスト22のパターンが変形して、レンズ形状となったフォトレジスト23のパターンを形成する。なお、熱処理してレンズ形状となったフォトレジスト23のパターンは孤立した状態で形成され、フォトレジスト22のパターンと同様に、斜め方向に隣接したフォトレジスト23どうしのパターンも分断されて形成されている。
そして、第5の工程において、レンズ形状となったフォトレジスト23をマスク材として、その形状を、下地に形成された透明なマイクロレンズ材21にエッチング転写することにより、緑色画素用のマイクロレンズ17Gが形成される。このとき、フロロカーボン系のエッチングガスを用いて、エッチング条件を工夫する事で、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの有効面積が拡大するようにエッチング転写が行われる。即ち、レンズ形状となったフォトレジスト23の幅w1が広がって、エッチング転写後における緑色画素用のマイクロレンズ17Gの幅w2が、幅w1よりも広く(w1<w2)なるように形成される。
例えば、第5の工程におけるドライエッチングの条件としては、マイクロ波プラズマ型エッチング装置を用いて、マグネトロンパワーを1100Wとし、バイアスパワーを40Wとし、エッチングガス1をSF6(流量;300SCCM)とし、エッチングガス2をC4F8(流量;100SCCM)とし、エッチングガス3をAr(流量;25SCCM)とし、電極温度を-30℃とし、エッチング室内圧を2Paとすることが好適である。
なお、エッチング装置はマイクロ波プラズマ型エッチング装置に限定されるものではなく、平行平板型RIE装置、高圧狭ギャップ型プラズマエッチング装置、ECR型エッチング装置、変成器結合プラズマ型エッチング装置、誘導結合プラズマ型エッチング装置及び、ヘリコン波プラズマ型エッチング装置等の他の高密度プラズマ型エッチング装置などを用いてもよい。また、エッチングガス種に関しては、SF6、C4F8、およびArに限定されるものではなく、CF4や、C2F6、C3F8、CH2F2、CHF3等のフロン系ガス単独、または、それらのガス中に、HeやN2ガスなどを添加したものであっても構わない。
次に、図6に示すように、第6の工程において、青色フィルタ16Bが配置されている箇所に対応して、ポジ型感光性樹脂から成るマイクロレンズ材24を、例えば、露光光にi線(波長が365nmの光)を用いた公知のフォトリソグラフィー法で形成する。ここでは、図6に示すように、マイクロレンズ材24は、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部との間に間隔cを有して形成され、緑色画素用のマイクロレンズ17Gよりも小さな領域で形成される。
なお、パターン露光し、現像処理を行ったマイクロレンズ材24は、そのパターン中に未感光の感光材、例えば、ジアゾナフトキノン系の感光材が存在する。これにより、感光材は可視光短波長側に光吸収を持つことより、光吸収を持つと固体撮像素子11の感度特性が劣化する。そのため、この光吸収を持ったフォトレジストパターンにi線を用いた露光(ブリーチング露光)を行う事により、光吸収を低減させることができる。
そして、第7の工程において、マイクロレンズ材24の熱軟化点以上(例えば、140℃〜180℃程度)の熱処理を行って、ポジ型感光性樹脂からなるマイクロレンズ材24をレンズ形状にすることで、青色画素用のマイクロレンズ17Bを形成する。このとき、マイクロレンズ材24の硬化を更に向上させる目的で、190℃〜240℃程度の追加熱処理を実施してもよい。
その後、第8の工程において、赤色フィルタ16Rが配置されている箇所に対応して、ポジ型感光性樹脂から成るマイクロレンズ材25を、例えば、露光光にi線を用いた公知のフォトリソグラフィー法で形成する。ここでは、図6に示すように、マイクロレンズ材25は、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部との間に間隔dを有して形成され、緑色画素用のマイクロレンズ17Gよりも小さな領域で形成される。
なお、第8の工程においても、パターン露光し、現像処理を行ったマイクロレンズ材25に対し、第6の工程と同様に、光吸収を軽減させる為にブリーチング露光を行うことができる。
そして、第9の工程において、マイクロレンズ材25の熱軟化点以上(140℃〜180℃程度)の熱処理を行って、ポジ型感光性樹脂から成るマイクロレンズ材25をレンズ形状にすることで、赤色画素用のマイクロレンズ17Rを形成する。
このように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gを形成した後、青色画素用のマイクロレンズ17Bが形成され、赤色画素用のマイクロレンズ17Rが形成される。このとき、図3を参照して上述したように、青色画素用のマイクロレンズ17Bの端部が、隣接する緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に接触する(図6の破線の領域e)ように、青色画素用のマイクロレンズ17Bの形成が制御される。同様に、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの端部が、隣接する緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に接触するように、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの形成が制御される。
または、図4を参照して上述したように、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの端部が、隣接する緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に乗り上がる(図6の破線の領域f)ように、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの形成が制御される。同様に、青色画素用のマイクロレンズ17Bの端部が、隣接する緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に乗り上がるように、青色画素用のマイクロレンズ17Bの形成が制御される。
その後、第10の工程において、マイクロレンズカバー層15が形成される。マイクロレンズカバー層15は、フロロカーボン系のエッチングガスを用いてドライエッチング転写した表面に形成される青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rを少なくとも覆うように形成される。従って、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rの密着性を確保することができる。さらに、マイクロレンズカバー層15は、マイクロレンズ材の表面反射を低減する反射防止膜として機能する。
ここで、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rの密着性について説明する。上述したように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gは、フロロカーボン系のエッチングガスを用いてドライエッチング転写されることにより形成される。そのため、エッチング形成されたマイクロレンズ材21の表面にはフッ素が存在することになり、フッ素は、その上に形成される青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rとの密着性を低下させることになる。この場合、例えば、マイクロレンズ17の形成後に実施されるアッセンブリー工程などで、膜剥がれ等の不具合を生じる恐れがあった。
さらに、緑色画素用のマイクロレンズ17Gとなるフェノール系樹脂から成るマイクロレンズ材21の屈折率は、図2Aに示すように、概ね1.59程度である。このとき、マイクロレンズ材21の光表面反射率は5.2%程度である。また、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rとなるフォトレジスト22および23も同様にフェノール系樹脂を用いる事から、その屈折率は同等である。
この反射率を低減する為にマイクロレンズ材21や、フォトレジスト22および23を適宜形成することにより、その表面反射率を低減する事が可能となり、固体撮像素子11の感度特性を向上させるとともに、フレア特性を改善することができる。
また、反射防止膜として機能するマイクロレンズカバー層15としては、単層では、例えば、酸化シリコン膜(SiO: 屈折率1.45程度)を100nm程度の膜厚で形成することが好適である。また、2層では、マイクロレンズアレイ14上に窒化シリコン膜(SiN:屈折率1.9程度)若しくは酸窒化シリコン膜(SiON:屈折率1.8程度)を形成し、その上に酸化シリコン膜などを形成してもよい。
このように、マイクロレンズカバー層15は、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rの密着性を改善する機能と、反射防止膜としての機能を備える。
以上のように、固体撮像素子11の各色に対応して、緑色画素用のマイクロレンズ17G、赤色画素用のマイクロレンズ17R、および青色画素用のマイクロレンズ17Bが形成される。
ここで、図7を参照して、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rの形状を制御して形成する方法について説明する。
図7Aには、第6の工程(図6)で説明したように、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部との間に間隔cを有してマイクロレンズ材24が形成された状態が示されており、ここでは、第7の工程において、青色画素用のマイクロレンズ17Bを形成する例について説明する。なお、赤色画素用のマイクロレンズ17Rの形成(第8および第9の工程)についても同様である。
図7Aでは、第7の工程において、マイクロレンズ材24の熱軟化点以上の熱処理を行った際に、マイクロレンズ材24の熱流動により、そのパターン端部が移動していく状態が破線g、破線h、および破線iにより示されている。
即ち、熱処理において、まず、マイクロレンズ材24のパターン端部の位置は、破線gから破線hへと移動する。このとき、破線gから破線hまで到る過程では、マイクロレンズ材24の端部流動性は比較的大きい。そして、マイクロレンズ材24のパターン端部が、破線hの位置に到達した時点において、つまり、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に到達した時点において、その流動性は小さくなる。
その後、さらに熱流動して、マイクロレンズ材24のパターン端部が、破線hから破線iに移動する際も、その流動性は、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの湾曲面を移動することから小さくなる。つまり、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの構造体が、青色画素用のマイクロレンズ17Bの形成に際し、マイクロレンズ材24の熱リフロー時の自己制御の基材として機能する。
また、図7Bには、上述の間隔cを有さずに、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの端部に予め乗り上げるようにマイクロレンズ材24が形成された状態が示されている。
ここで、緑色の画素12Gは、赤色の画素12Rおよび青色の画素12Bを取り囲むように形成されている(図1A参照)。そして、最初に、その有効面積が大きくなるように緑色画素用のマイクロレンズ17Gを、パターンサイズが大きくなるようにエッチング転写法により形成して、次に、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rを熱リフローにより形成する。このとき、図7Bに示すように、マイクロレンズ材24のパターン端部の位置は、破線jから破線kへと移動する。
その際、緑色画素用のマイクロレンズ17Gを利用した自己整合によって、青色画素用のマイクロレンズ17Bの形成を曲率半径も含め最適化することが可能となる。
ここで、図8および図9に示すような画素配列平面視を参照して、固体撮像素子11の画素境界部に対するマイクロレンズ17の形成について説明する。
図8Aには、画素12の境界部が破線で示されている。
図8Bには、図5を参照して上述した第4の工程に対応し、マイクロレンズ材21上に形成され、熱処理によりレンズ形状となったフォトレジスト23のパターンが示されている。また、図8Bにおいて破線mに示すように、斜め方向に隣接するフォトレジスト23のパターンどうしに隙間が設けられている。この隙間は、熱処理により斜め方向に隣接したパターンが接触することによってパターン崩れが起きることを回避するためである。図5の第3の工程で説明したように、フォトレジスト22のパターンは孤立した状態で形成することにより、レンズ形状となったフォトレジスト23のパターンどうしに隙間が設けられる。
図8Cには、フォトレジスト23のパターンをマスクとして、フォトレジスト23の下地に形成されたマイクロレンズ材21にエッチング転写することで、緑色画素用のマイクロレンズ17Gが形成された状態が示されている。図8Cにおいては、緑色画素用のマイクロレンズ17Gの辺部は画素境界線と一致した状態であり、緑色画素用のマイクロレンズ17Gは、正方形のコーナー部にラウンド形状を持って形成される。このため、破線nで示すように、斜め方向に隣接する緑色画素用のマイクロレンズ17Gの間には、隙間が存在している。
ここで、固体撮像素子11の高感度化の為には、マイクロレンズ17の有効面積を拡大する事が望ましことより、図8Cに示すように、斜め方向にも隙間が存在すると感度の低下を招くことになる。従って、固体撮像素子11の感度特性の更なる向上化の為に、図9Aにおいて破線pに示すように、斜め方向の緑色画素用のマイクロレンズ17Gが接触するようにエッチング転写を延長して形成しても構わない。図1Aに示したように、緑色の画素12Gは、赤色の画素12Rおよび青色の画素12Bを取り囲むように形成されているので、エッチング転写を延長して形成しても、その対称性が崩れる事無く緑色画素用のマイクロレンズ17Gを形成することができる。
図9Bには、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rが、マイクロレンズ材24および25を用いて熱処理自己整合により平面視において隙間なく形成された状態が示されている。また、青色画素用のマイクロレンズ17Bおよび赤色画素用のマイクロレンズ17Rの曲率半径は、適宜、マイクロレンズ材24および25の塗布膜厚を調整して、図2Bに示したような関係(r1>r2>r3)となるように形成される。
次に、本技術を適用した固体撮像素子に形成されるマイクロレンズアレイの第2の実施の形態について説明する。
固体撮像素子11Aは、画像を構築するための撮像画素と、像面位相差を利用したオートフォーカス用の画素(以下、適宜、AF画素と称する)を備えており、マイクロレンズアレイ14Aには、AF画素に対応したAF画素用のマイクロレンズ18が形成される。なお、以下の説明では、画像を構築するための撮像画素用のマイクロレンズ、つまり、赤色画素用のマイクロレンズ17R、緑色画素用のマイクロレンズ17G、および青色画素用のマイクロレンズ17Bを区別せずに、撮像画素用のマイクロレンズ17と称する。
図10に示すように、撮像画素用のマイクロレンズ17は、その平面視において、正方形のコーナー部にラウンド形状を持って形成される。また、AF画素用のマイクロレンズ18は、その平面視において、実質的に円形で、且つ、少なくてもAF画素用のマイクロレンズ18を取り囲む撮像画素用のマイクロレンズ17の側面の中央部と接触して形成されている。
また、図10において破線qで示されるように、撮像画素用のマイクロレンズ17のアレイは、上下方向および左右方向に隣接する撮像画素の側面が接触するまでドライエッチングにて形成される。この時、破線rで示されるように、斜め方向に隣接する撮像画素用のマイクロレンズ17のコーナー部にはギャップが存在する。また、破線sで示されるように、撮像画素用のマイクロレンズ17と、AF画素用のマイクロレンズ18との間のコーナー部には、撮像画素用のマイクロレンズ17どうしの間のコーナー部のギャップよりも大きなギャップが存在する。
次に、図11を参照して、マイクロレンズアレイ14Aの製造方法について説明する。なお、図11の左側には、図10で示したC−C’断面が示されており、図11の中央には、図10で示したD−D’断面が示されており、図11の右側には、図10で示したE−E’断面が示されている。
まず、第11から第13までの工程では、図5および図6を参照して上述した処理と同様の処理が行われることにより、撮像画素用のマイクロレンズ17が形成される。即ち、第11の工程において、撮像画素用のマイクロレンズ17に対応してレジストパターニングされ、第12の工程において、熱リフローされ、第13の工程において、エッチバックが行われる。これにより、撮像画素用のマイクロレンズ17が形成される。
このとき、図11の破線の領域tに示すように、左右に隣接する撮像画素用のマイクロレンズ17の端部の辺方向どうしが接触するまでドライエッチングにより、撮像画素用のマイクロレンズ17が形成される。同様に、図示しないが、上下に隣接する撮像画素用のマイクロレンズ17の端部の辺方向どうしも接触するまでドライエッチングされる。なお、図12Aには、破線の領域tに対応する部分が拡大して示されている。
次に、第14の工程では、AF画素用のマイクロレンズ18が形成される箇所に、マイクロレンズ材31が形成される。このとき、図11の破線の領域uに示すように、マイクロレンズ材31は、隣接する撮像画素用のマイクロレンズ17との間にギャップが設けられる。なお、図12Bには、破線の領域uに対応する部分が拡大して示されている。
このとき、マイクロレンズ材31のパターンを形成するためのフォトマスクの形状は、その平面視において、円形のクロムによるフォトマスク32A(図13A)や、八角形のクロムによるフォトマスク32B(図13B)を残した形状を有するパターンが用いられる。
次に、第15の工程において、マイクロレンズ材31の熱軟化点以上(例えば、140℃〜180℃程度)の熱処理を行って、ポジ型感光性樹脂からなるマイクロレンズ材31をレンズ形状にすることで、AF画素用のマイクロレンズ18を形成する。このとき、図11の破線の領域vに示すように、AF画素用のマイクロレンズ18を取り囲む撮像画素用のマイクロレンズ17の側面の中央部と接触し、ギャップが形成されないように形成される。なお、図12Cには、破線の領域vに対応する部分が拡大して示されている。
また、AF画素用のマイクロレンズ18の曲率半径rは、撮像画素用のマイクロレンズ17の曲率半径r’より小さく形成されるよう、マイクロレンズ材31の塗布膜厚を調整する。
その後、第16の工程において、上述した第10の工程と同様に、マイクロレンズカバー層15が形成される。なお、E−E’断面において、破線の領域wに示すように、AF画素用のマイクロレンズ18は、斜め方向に隣接する撮像画素用のマイクロレンズ17との間にギャップが設けられる。図12Dには、破線の領域wに対応する部分が拡大して示されている。
以上のような製造方法によりマイクロレンズアレイ14Aが製造され、AF画素用のマイクロレンズ18は、図14に示すように、周方向の全方向に亘って、曲率半径が実質的に等しくなるように形成される。
即ち、上述したように円形のフォトマスク32Aまたは八角形のフォトマスク32Bを用いて形成されるポジ型感光性樹脂から成るマイクロレンズ材31の形状に関しては、その平面視において、実質的に円形(八角形のフォトマスク32Bを用いて形成しても、露光、現像、熱処理を経ることで円形)で形成される。このとき、AF画素用のマイクロレンズ18の上下方向および左右方向には、撮像画素用のマイクロレンズ17が予め形成されている。これにより、撮像画素用のマイクロレンズ17が自己整合の基材として機能し、AF画素用のマイクロレンズ18の形成における制御性が向上する。なお、図4を参照して上述したように、AF画素用のマイクロレンズ18の端部が、撮像画素用のマイクロレンズ17の端部に乗り上げて形成されていてもよい。
図14に示すように、AF画素用のマイクロレンズ18における断面視に関しては、平面視における横方向と、斜め方向(全方向)につき、実質同一の長さであることから、熱軟化点以上の熱処理を施すことでAF画素用のマイクロレンズ18を形成することで、それぞれの曲率半径は実質等しくなる(r1≒r2)。
従って、図15Aに示すように、曲率半径が実質的に等しく形成されたAF画素用のマイクロレンズ18の焦点距離は、横方向、斜め方向(全方向)で実質的に等しくなる。また、図15Bに示すように、AF画素用のマイクロレンズ18の曲率半径rは、撮像画素用のマイクロレンズ17の曲率半径r’よりも小さく(r<r’)、AF画素用のマイクロレンズ18の焦点距離f1は、撮像画素用のマイクロレンズ17の焦点距離f2よりも短くなる(f1<f2)。
このように、固体撮像素子11Aでは、AF画素用のマイクロレンズ18の曲率半径が、辺方向と斜め方向とで略同一となることにより、像面位相差AFの分離性能の向上を図ることができる。ここで、図16および図17を参照して、AF画素用のマイクロレンズ18により像面位相差AFの分離性能の向上を図ることができることについて説明する。
図16には、AF画素用のマイクロレンズの曲率半径が、辺方向と斜め方向とで異なる従来の構成が示されている。
図16Aには、従来のAF画素用のマイクロレンズによる集光状態が示されており、図16Bには、AF用画素用の遮光部45の平面図が示されている。また、図16Aの左側には、従来のAF画素用のマイクロレンズの辺方向の断面(図16Bのa−a’断面)が示されており、図16Aの右側には、従来のAF画素用のマイクロレンズの斜め方向の断面(図16Bのb−b’断面)が示されている。
図16に示すように、従来のAF画素用のマイクロレンズの辺方向の焦点位置が遮光部45に一致するような構成では、従来のAF画素用のマイクロレンズの斜め方向の焦点位置は、遮光部45よりも遠くなる。このため、従来のAF画素用のマイクロレンズの斜め方向において、焦点距離が長いため、左右の光束を分離することができない。
これに対し、図17には、固体撮像素子11AのAF画素用のマイクロレンズ18のように、曲率半径が辺方向と斜め方向とで略同一となる構成が示されている。図17に示すように、AF画素用のマイクロレンズ18においては、辺方向と斜め方向とで曲率半径が実質的に同一であるため、辺方向と斜め方向とで焦点位置が変化することがない。このため、像面位相差AFにおける分離性を向上させることができる。
ここで、例えば、画素を一部遮光し、かつ、AF検出用のマイクロレンズの焦点距離を前ピンにする事で瞳分割位相差AF機能の向上を図る技術が、特開2009−109965号公報(以下、特許文献4と称する)に開示されている。特許文献4に開示されている技術での焦点距離調整方法としては、マイクロレンズの曲率を小さく調整して、または、屈折率を高く調整して、射出瞳左右からの光束を分離する事で、AF機能を向上させることができる。しかしながら、特許文献4には、具体的な製造方法や、各マイクロレンズにおいてその形状制御方法などの技術は開示されていない。さらに、図面では一方向からのみの断面を示し、その効果を明細書中で説明しているのみであり、マイクロレンズ3次元方向の最適化に関しては言及していない。つまり、特許文献4に開示されている技術では、上述したような固体撮像素子11Aにおける像面位相差AFの分離性を向上させるという効果を奏することはできない。
次に、図18および図19を参照して、撮像画素用のマイクロレンズ17およびAF画素用のマイクロレンズ18を有するマイクロレンズアレイ14Aを裏面照射型の固体撮像素子に適用した構成例について説明する。
図18には、裏面照射型の固体撮像素子11Bの断面が示されている。また、図19Aには、撮像画素用のマイクロレンズ17およびAF画素用のマイクロレンズ18の平面的な配置が示されており、図19Bには、画素間遮光膜の平面的な形状が示されている。なお、図18には、図19Aに示さている破線における裏面照射型の固体撮像素子11Bの断面が示されている。
裏面照射型の固体撮像素子11Bは、その断面にて、シリコン基板41の内部にフォトダイオード42が形成され、シリコン基板41上に絶縁膜43が成膜される。絶縁膜43は単層および多層のどちらでもよく、例えば、シリコン基板41上にリコン酸化膜、その上にハフニウム酸化膜を積層した2層膜などで形成してもよい。この場合、シリコン酸化膜およびハフニウム酸化膜は、それぞれ反射防止に最適な膜厚で形成することが好ましい。
絶縁膜43上には、画素間遮光膜44が各画素に対応して形成される。画素間遮光膜44としては、アルミニウム、あるいはタングステンなど遮光性、加工性に優れた材料で形成することが好適である。また、画素間遮光膜44は、フォトダイオード42ごとに対応した状態で、各画素を分離するように遮光された形状に形成される。また、AF用画素用の遮光部45においては、画素半分を遮光した形状を有して形成される。
画素間遮光膜44上には、例えば、アクリル系樹脂から成る平坦化膜46が形成される。
平坦化膜46上には、各画素に対応して、カラーフィルタ16(例えば、上述した赤色フィルタ16R、緑色フィルタ16G、および青色フィルタ16B)が形成される。ここで、像面位相差を利用したオートフォーカス用のAF画素に対応する箇所には、カラーフィルタ16が形成されない開口部47となっており、開口部47は、マイクロレンズ材21で埋められている。つまり、開口部47には、赤色、緑色、および青色の光を透過するフィルタは配置されていないが、マイクロレンズ材21が埋められることにより、上述のAF画素に対応して白色の光を透過するフィルタが形成されているとみなすことができる。
カラーフィルタ16上部には、撮像画素用のマイクロレンズ17が形成される。そして、撮像画素用のマイクロレンズ17に挟まれた状態でAF画素用のマイクロレンズ18が、撮像画素用のマイクロレンズ17の曲率半径よりも小さな曲率半径で形成される。
撮像画素用のマイクロレンズ17およびAF画素用のマイクロレンズ18上にはマイクロレンズカバー層15が積層される。
裏面照射型の固体撮像素子11Bは、表面照射型の固体撮像素子のように、シリコン基板41上に多層配線層が配置されない構造となるので、シリコン基板41から撮像画素用のマイクロレンズ17およびAF画素用のマイクロレンズ18までの間の層厚を薄く形成することができる。これにより、裏面照射型の固体撮像素子11Bに入射する光の入射特性を向上させることができる。なお、AF画素用のマイクロレンズ18の曲率半径は撮像画素用のマイクロレンズ17の曲率半径よりも小さく形成し、AF画素用のマイクロレンズ18の焦点位置を前方(AF画素用のマイクロレンズ18に近い方)に設定する必要がある。
このように構成された裏面照射型の固体撮像素子11Bでは、層厚を薄く形成しても、AF画素用のマイクロレンズ18を、撮像画素用のマイクロレンズ17とは別に形成することにより、マイクロレンズ形成における形状を制御する際の自由度を向上させることができる。これにより、撮像画素用のマイクロレンズ17およびAF画素用のマイクロレンズ18それぞれの特性を最適化することができ、入射光特性を向上させることができる。従って、裏面照射型の固体撮像素子11Bにおいては、AF検出精度を向上させることができ、より良好な画質の画像を取得することができる。
また、上述したような固体撮像素子11は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像システム、撮像機能を備えた携帯電話機、または、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用することができる。
図20は、電子機器に搭載される撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図20に示すように、撮像装置101は、光学系102、撮像素子103、信号処理回路104、モニタ105、およびメモリ106を備えて構成され、静止画像および動画像を撮像可能である。
光学系102は、1枚または複数枚のレンズを有して構成され、被写体からの像光(入射光)を撮像素子103に導き、撮像素子103の受光面(センサ部)に結像させる。
撮像素子103としては、上述した各実施の形態の固体撮像素子11が適用される。撮像素子103には、光学系102を介して受光面に結像される像に応じて、一定期間、電子が蓄積される。そして、撮像素子103に蓄積された電子に応じた信号が信号処理回路104に供給される。
信号処理回路104は、撮像素子103から出力された画素信号に対して各種の信号処理を施す。信号処理回路104が信号処理を施すことにより得られた画像(画像データ)は、モニタ105に供給されて表示されたり、メモリ106に供給されて記憶(記録)されたりする。
このように構成されている撮像装置101では、撮像素子103として、上述したような各実施の形態の固体撮像素子11を適用することにより、画素の特性に応じてマイクロレンズを最適化することによって、より良好な画質の画像を取得することができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、
前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部と
を備え、
複数の前記マイクロレンズは、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成されている
を備える固体撮像素子。
(2)
複数の前記マイクロレンズは、緑色の光を受光する前記画素に対応して形成される緑色画素用のマイクロレンズ、赤色の光を受光する前記画素に対応して形成される赤色画素用のマイクロレンズ、青色の光を受光する前記画素に対応して形成される青色画素用のマイクロレンズを少なくとも有し、
前記赤色画素用のマイクロレンズの曲率半径よりも前記緑色画素用のマイクロレンズの曲率半径が大きく、かつ、前記緑色画素用のマイクロレンズの曲率半径よりも前記青色画素用のマイクロレンズの曲率半径が大きい関係である
上記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)
少なくとも2種類の異なった形状で形成された前記マイクロレンズ上に、前記マイクロレンズを覆うマイクロレンズカバー層が積層される
上記(1)または(2)に記載の固体撮像素子。
(4)
複数の前記マイクロレンズは、画像を構築するための撮像画素に対して形成される撮像画素用のマイクロレンズ、および、像面位相差を利用したオートフォーカス用の画素に対して形成されるオートフォーカス用のマイクロレンズを少なくとも有し、
前記撮像画素用のマイクロレンズの曲率半径が、前記オートフォーカス用のマイクロレンズの曲率半径よりも大きい関係である
上記(1)から(3)までのいずれかに記載の固体撮像素子。
なお、本実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 固体撮像素子, 12 画素, 12R 赤色の画素, 12G 緑色の画素, 12B 青色の画素, 13 カラーフィルタ, 14 マイクロレンズアレイ, 15 マイクロレンズカバー層, 16R 赤色フィルタ, 16G 緑色フィルタ, 16B 青色フィルタ, 17 マイクロレンズ, 17R 赤色画素用のマイクロレンズ, 17G 緑色画素用のマイクロレンズ, 17B 青色画素用のマイクロレンズ, 18 AF画素用のマイクロレンズ, 21 マイクロレンズ材, 22および23 フォトレジスト, 24および25 マイクロレンズ材, 31 マイクロレンズ材, 32Aおよび32B フォトマスク, 41 シリコン基板, 42 フォトダイオード, 43 絶縁膜, 44 画素間遮光膜, 45 AF用画素用の遮光部, 46 平坦化膜, 47 開口部

Claims (6)

  1. 所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、
    前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部と
    を備え、
    複数の前記マイクロレンズは、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成されている
    固体撮像素子。
  2. 複数の前記マイクロレンズは、緑色の光を受光する前記画素に対応して形成される緑色画素用のマイクロレンズ、赤色の光を受光する前記画素に対応して形成される赤色画素用のマイクロレンズ、青色の光を受光する前記画素に対応して形成される青色画素用のマイクロレンズを少なくとも有し、
    前記赤色画素用のマイクロレンズの曲率半径よりも前記緑色画素用のマイクロレンズの曲率半径が大きく、かつ、前記緑色画素用のマイクロレンズの曲率半径よりも前記青色画素用のマイクロレンズの曲率半径が大きい関係である
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 少なくとも2種類の異なった形状で形成された前記マイクロレンズ上に、前記マイクロレンズを覆うマイクロレンズカバー層が積層される
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 複数の前記マイクロレンズは、画像を構築するための撮像画素に対して形成される撮像画素用のマイクロレンズ、および、像面位相差を利用したオートフォーカス用の画素に対して形成されるオートフォーカス用のマイクロレンズを少なくとも有し、
    前記撮像画素用のマイクロレンズの曲率半径が、前記オートフォーカス用のマイクロレンズの曲率半径よりも大きい関係である
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  5. 所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、
    前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部と
    を有し、
    複数の前記マイクロレンズは、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状で形成され、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成されている
    固体撮像素子を備える電子機器。
  6. 所定の色の光を受光する複数の画素に対応して、それぞれの色を透過するフィルタが前記画素ごとに配置されるフィルタ部と、
    前記フィルタ部に対して積層され、前記画素ごとに光を集光する複数のマイクロレンズが前記画素に対応してアレイ状に配置されるマイクロレンズアレイ部と
    を備える固体撮像素子の製造方法であって、
    複数の前記マイクロレンズを、前記画素が受光する光の色に対応して少なくとも2種類以上の異なった形状となるように、かつ、隣接する前記マイクロレンズの端部どうしが少なくとも接触するように形成する
    工程を含む固体撮像素子の製造方法。
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