JP2014154648A - 半導体装置および電子回路装置、圧縮機 - Google Patents

半導体装置および電子回路装置、圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の発熱半導体素子をプリント基板に実装し、発熱半導体素子を放熱ケースに接触させて発熱半導体素子の発熱を放熱する場合、半導体の実装バラツキにより半導体と放熱ケースの接触不良が発生し、信頼性が低下する可能性がある。
【解決手段】第1の半導体素子1と放熱プレート7の間に第2の半導体素子を挟み、固定手段にて第1の半導体素子と第2の半導体素子と放熱プレートを一体構造とした半導体装置とすることにより、第1の半導体素子と第2の半導体素子の放熱を確実に行い、半導体装置の熱による悪影響を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ等の負荷を駆動する半導体素子を用いた半導体装置に関するものである。
従来、半導体素子を用いた電子回路装置において、半導体素子を実装したプリント基板は、収納ケース内に収納されるとともに、収納ケースの外郭を形成する金属板と半導体素子が面接触し、半導体素子の発熱を金属板に熱伝導させて放熱させる構成となっている(例えば特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の固定方法を説明する。
図11は特許文献1に記載された従来の半導体素子を用いた電子回路装置を外部放熱体に取り付けた状態における概略構造を示した断面図である。
図11において、100はプリント基板であり、モータ駆動用のIPM(インテリジェントパワーモジュール)等である第1の半導体素子102が端子102aをはんだ付け等することによって実装されている他、交流電源を交流に変換するためのダイオード等である第2の半導体素子103が端子103aをはんだ付け等することによって実装されている。
また、第1の半導体素子102の放熱面102bと第2の半導体素子103の放熱面103bが金属板105に接するように配置されている。
108は収納ケースであり、この収納ケース108にプリント基板100が螺子111によって固定されているとともに、金属板105が収納ケース108の開口部を覆うように配置されている。
金属板105の外側面と収納ケース108の取り付け面は同一平面を形成するようになっており、この同一平面が外部放熱体に接するように螺子114にて取り付けられている。
117はカバーであり、プリント基板100を覆っている。
以上のように構成された半導体を用いた電子回路装置について、以下その動作を説明する。
電子回路装置が動作すると第1の半導体素子102および第2の半導体素子103が通電動作により発熱するが、その発熱は第1の半導体素子102および第2の半導体素子103と密着している金属板105へと熱伝導する。
金属板105は外部放熱体に密着するように取り付けられているため、金属板105へ熱伝導した第1の半導体素子102および第2の半導体素子103の発熱はさらに外部放熱体へ熱伝導することにより、第1の半導体素子102および第2の半導体素子103の温度が必要以上に上昇することがないため、第1の半導体素子102および第2の半導体素子103の熱による悪影響を防止し、電子回路装置は信頼性が保たれながら動作することができる。
特開2004−134491号公報
しかしながら、上記従来の構成では、第1の半導体素子102の放熱面102bと第2の半導体素子103の放熱面103bがともに金属板105と密着するようにするためには、第1の半導体素子102の放熱面102bと第2の半導体素子103の放熱面103bのプリント基板100からの高さを正確に揃えてプリント基板100に実装するという手間のかかる難しい組立てをしなければならないという課題を有していた。
また、プリント基板100は、第1の半導体素子102と第2の半導体素子103の両方を実装するため面積が大きくなってしまうという課題を有していた。
また、金属板105が外部放熱体に密着し、外部の空気に晒されていないこともあり、圧縮機等、高温となるものに取り付けたい場合は、放熱効果がなくなってしまうという課題を有していた。
取り付け方向を逆にして、カバー117側を取り付け面側にし、金属板105が外部の空気に触れるようにすれば、金属板105の熱が外部の空気に放熱されるが、この場合、金属板105が露出するため使用者の手が触れるような構造になっている場合においては、もし第1の半導体素子102または第2の半導体素子103が故障により絶縁破壊した場合、金属板105が充電部になってしまうため、安全が確保されないという課題があった。
また、周囲の温度が変化した場合、収納ケース108と第1の半導体素子102および第2の半導体素子103の線膨張係数の違いにより、第1の半導体素子102および第2の半導体素子103と金属板105との間に隙間が発生し、熱伝導が阻害されることや、逆に端子102aおよび端子103aとプリント基板100との接合部に応力が加わり、電気接続が破壊されるという課題も有していた。
また、この電子回路装置を圧縮機等の振動するものに取り付けする場合においては、振動がプリント基板100の螺子111による取り付け部や端子102aに加わり、機械的な破壊を起こすという課題も有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、絶縁に対する信頼性を向上しながら、周囲温度が変化した場合においても、安定した半導体素子の放熱を確保し、温度変化や振動に対する信頼性も向上させるとともに、組み立て性も良い半導体装置を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の半導体装置は、本体部に複数の固定用の取付け部を持つ第1の半導体素子と、前記第1の半導体素子よりも本体の長さが短い第2の半導体素子と、複数の固定部を持つ放熱プレートと、固定手段とを備え、前記第1の半導体素子と前記放熱プレートの間に前記第2の半導体素子を挟み込むとともに前記固定手段にて第1の半導体素子と第2の半導体素子と放熱プレートを固定したものであり、第1の半導体素子と第2の半導体素子の発熱が確実に放熱プレートに熱伝導され放熱されることで、プリント基板に複数の半導体素子が実装された場合においても、それぞれの半導体素子の発熱を放熱プレートに集約して熱伝導させることができ、放熱機構の組立てを簡単にするとともに、半導体装置の熱による悪影響を防止して信頼性を向上させることができる。
本発明の半導体装置は、熱による悪影響を防止することができるので、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における半導体装置の分解斜視図 同実施の形態の側面図 同実施の形態における第1の半導体素子の斜視図 同実施の形態における第2の半導体素子の斜視図 同実施の形態における放熱プレートの3方向図 図5におけるA−A線での断面図 同実施の形態における半導体装置を用いた電子回路装置の分解斜視図 同実施の形態における半導体装置を用いた電子回路装置におけるゴムブッシュの斜視図 図8におけるB−B線での断面図 同実施の形態における半導体装置を用いた電子回路装置を電動圧縮機に取付けた状態の側面図 同従来の電子回路装置の概略構造を示した断面図
第1の発明は、本体部に複数の固定用の取付け部を持つ第1の半導体素子と、前記第1の半導体素子よりも本体の長さが小さいプレート形状の第2の半導体素子と、複数の固定部を持つ放熱プレートと、複数の固定手段を備え、第1の半導体素子と放熱プレートの間に第2の半導体素子を挟み込むと伴に固定手段にて第1の半導体素子と第2の半導体素子と放熱プレートを固定したもので、第1の半導体素子と第2の半導体素子と放熱プレートを一体構造とすることができ、組み立て性を良くしながら、第1の半導体素子と第2の半導体素子の両方の発熱を放熱プレートへ確実に熱伝達でき、さらに放熱プレートと他の平面放熱体と面接触させるとことにより、第1の半導体素子と第2の半導体素子の両方の温度上昇を抑え、第1の半導体素子および第2の半導体素子の熱による悪影響を防止し信頼性を向上させることが出来る。
第2の発明は、放熱プレートはプレス加工等により成型された突起部を持ち、この突起部が第2の半導体素子の本体と勘合することにより、第2の半導体素子と放熱プレートおよび第1の半導体素子の相互の位置が決められるようにしたものであるから、組み立て工程が容易な半導体装置を提供することができる。
第3の発明は、第1の半導体素子と第2の半導体素子の間、または第2の半導体素子と放熱プレートの間に熱伝導性のコンパウンドを塗布したものであるから、第1の半導体素子と第2の半導体素子および放熱プレート相互間の熱抵抗を低くして第1の半導体素子と第2の半導体素子の発熱を効率良く放熱プレートに伝えることができ、放熱効率の良い半導体装置を提供することができる。
第4の発明は、部品実装面とは反対側のはんだ面側に実装したプリント基板と、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備える収納ケースと、前記収納ケースの内部に配設され前記プリント基板を反開口部側から支持する複数のゴムブッシュと、前記収納ケースの開口部を閉口するように取り付けられたアルミ板と、前記半導体装置と前記アルミ板の間に挟まれて密着固定された絶縁シートとを備え、アルミ板を収納ケースに取り付けることによって、前記プリント基板がゴムブッシュを圧縮し、半導体装置とアルミ板が圧接して、半導体装置の発熱がアルミ板に伝導するように構成された電子回路装
置である。
これによって、第1の半導体素子と第2の半導体素子の発熱を効率良く放熱プレートを経由してアルミ板に伝え、そして外部に放熱することができ、信頼性の高い電子回路装置を提供することができる。
第5の発明は、電子回路装置を用いた電動圧縮機であるから、電子回路装置の放熱効率が良く、信頼性の高い電動圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における半導体装置の分解斜視図、図2は同実施の形態の側面図、図3は同実施の形態における第1の半導体素子の斜視図、図4は同実施の形態における第2の半導体素子の斜視図、図5は同実施の形態における放熱プレートの3方向図、図6は図5におけるA−A線での断面図、図7は同実施の形態における半導体装置を用いた電子回路装置の分解斜視図、図8は同実施の形態における半導体装置を用いた電子回路装置におけるゴムブッシュの斜視図、図9は図8におけるB−B線での断面図、図10は同実施の形態における半導体装置を用いた電子回路装置を電動圧縮機に取付けた状態の側面図である。
図1から図6において、第1の半導体素子1は、モータを駆動するためのスイッチング動作を行うが、本体の端部2箇所に固定用の取付け部1aを持っているとともに、取付け部1aの無い両側の端部に端子1bを持っている。
また、本体の上部は平たんな放熱面1cを形成しており、この面に熱伝導の良いコンパウンド8が塗布されている。
プレート形状をした第2の半導体素子4は、交流電源を直流に変換する整流動作を行うが、本体の中央部に固定用穴の取付け部4aを持っており、端部に端子4bを持っているが、この端子4bは90度の角度に曲げ加工されている。
また、本体の上部は平たんな放熱面4cを形成しており、この面に熱伝導と良いコンパウンド8が塗布されている。
金属プレートを加工した放熱プレート7は、2箇所に固定部であるネジ穴7aを有するとともに、中央部にプレス加工による突起部7bを有している。
固定手段として固定ネジ10を用いている。
第2の半導体素子4は第1の半導体素子1と放熱プレート7でサンドイッチ状態に挟み込まれており、この状態で固定ネジ10により第1の半導体素子1の取付け部1aおよび放熱プレート7のネジ穴7aを固定することにより一体構造の半導体装置13を成している。
このとき、固定ネジ10の長さは先端が放熱プレート7から飛び出ない長さに選定されており、これにより放熱プレート7が他の平面構造体と面接触可能なようになっている。
また、放熱プレート7の突起部7bは第2の半導体素子4の取付け部4aに勘合して嵌
るようになっており、このことにより容易に第1の半導体素子1と第2の半導体素子4および放熱プレート7相互間の位置決めが成され、組立作業が容易にできるようになっている。
この状態において第1の半導体素子1と第2の半導体素子4の間および、第2の半導体素子4と放熱プレート7の間には夫々コンパウンド8が塗布されているため、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4および放熱プレート7は相互に熱伝導が良好に行われ、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4の発熱は放熱プレート7に速やかに熱伝導する。
図7から図9において、変性ポリフェニレンエーテル樹脂等の樹脂により射出成形された収納ケース51には、内部にプリント基板55が収納できるように、プリント基板55の大きさに対して若干大きい開口部59を有しており、本電子回路装置取付けの為の孔が設けられた複数の取付け脚51cおよび51dが設けられている。
プリント基板55は、ガラス布やガラス不織布エポキシ樹脂からなり、コネクタ63が実装されており、4箇所の角部には複数の基板取り付け穴55aが設けられている。
収納ケース51にはコネクタ63に対向する位置が開口し、コード引出部67を形成している。
収納ケース51の内部4箇所には開口部に向かって突出した突出部51aが一体成型されて設けられており、この突出部51aには空洞部を備えた筒状のゴムブッシュ69が突出部51aをゴムブッシュ69の空洞部69aに嵌め込むようにそれぞれ取り付けられている。
突出部51aの高さはゴムブッシュ69の高さよりも高く、先端がゴムブッシュ69より突出するようになっており、この突出した部分がプリント基板55の基板取り付け穴55aに嵌るようになっている。また、このゴムブッシュ69はプリント基板55を収納ケース51に収納取付けた状態で、収納ケース51とプリント基板55によって挟み込まれ圧縮されている。
また、基板取り付け穴55aの穴径は突出部51aが挿入された時に適度なクリアランスがあるように設計されている(たとえば突出部51aの径が3mmであれば基板取り付け穴55aの穴径は4mm)。
収納ケース51の開口部59の角部には取付け穴51bが開けられているほか、プレス加工されたアルミ合金製のアルミ板71の角部には孔71aが開けられており、アルミ板固定ネジ75にてアルミ板71を収納ケース51に固定して、開口部59を閉口できるようになっている。
アルミ板71の内側面に密着して絶縁シート79が(たとえば2枚重ねられて)絶縁シート絶縁シート固定ネジ81にて取り付けられているが、この絶縁シート79は安全規格を満足する電気絶縁性能(たとえば1750V、1分間の絶縁耐力試験に耐える)を持っている。
また、アルミ板71の内側面には複数の突起部71bがプレス加工等によって形成されており、絶縁シート79はこの突起部71bで囲まれた内側に、突起部71bにて位置規制され取り付けられている。
また、絶縁シート79には予め熱伝導の良いコンパウンド85が塗布されており、絶縁シート79とアルミ板71の密着を良くすることで、絶縁シート79とアルミ板71の熱伝
導を向上させている。
プリント基板55には半導体装置13が実装されているが、半導体装置13だけはコネクタ63等の他の部品とは反対側のアルミ板71と対向するはんだ面55bに実装されている。
半導体装置13は絶縁シート79が取り付けられたアルミ板71と放熱プレート7が密着しており、アルミ板71を収納ケース51に取付けることによってプリント基板55がゴムブッシュ69を圧縮状態にしている。
密閉型の電動圧縮機97は、その外郭にブラケット97aが溶接等により取付けられている。
本実施例の電子回路装置95は電動圧縮機97を駆動するために用いられており、収納ケース51の取付け脚51cを取付けネジ99によってブラケット97aに固定されることによって、電子回路装置95が電動圧縮機97に取り付けられている。
以上のように構成された半導体装置13を組み込んだ電子回路装置95について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電子回路装置95の組み立ては、収納ケース51の突出部51aにゴムブッシュ69を挿入する。次に、半導体装置13等を実装したプリント基板55を、コネクタ63が収納ケース51のコード引出部67に対向させて、外部と電気接続が可能となるように、収納ケース51の開口部59から挿入されるが、この際収納ケース51の突出部51aがプリント基板55の基板取り付け穴55aに嵌るようにプリント基板55を収納ケース51内に設置する。
一方,アルミ板71に絶縁シート79を取り付ける作業においては、アルミ板71の内側面において突起部71bで囲まれた範囲に絶縁シート79を絶縁シート固定ネジ81にて取り付けるが、絶縁シート固定ネジ81を締付ける際に絶縁シート79は絶縁シート固定ネジ81を中心として絶縁シート固定ネジ81の回転方向と同じ方向に回転しようとするも、突起部71bによって回転が防止されるため、絶縁シート79は正しい位置でアルミ板71に取り付けられる。尚、絶縁シート79のアルミ板71と接する面には予めコンパウンド85を塗布しておく。
次に絶縁シート79が取り付けられたアルミ板71を収納ケース51の開口部59にアルミ板固定ネジ75にて取り付けるが、このとき半導体装置13の上面(放熱プレート7)は開口部59よりも少し(たとえば2mm程)垂直方向に飛び出た寸法となっているため、半導体装置13はアルミ板71にて押され、プリント基板55によりゴムブッシュ69は圧縮された状態となる。
以上のようにして組み立てられた半導体装置13および電子回路装置95においては、通電されて圧縮機等を駆動した際に第1の半導体素子1および第2の半導体素子4が発熱するが、その発熱は密着している放熱プレート7を介してアルミ板71へ熱伝達し、収納ケース51の外部へと放熱される。
以上のように本実施の形態においては、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4および放熱プレート7が一体構造の半導体装置13を形成することにより、組み立て性を良くしながら、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4の両方の発熱をアルミ板71へ確実に熱伝達できるとともに、半導体装置13のプリント基板55への実装高さのバラツキがあったとしてもゴムブッシュ69の圧縮代による調整機能により、放熱プレート7は確実
にアルミ板71と面接触をすることができるため、組立てバラツキに左右されず、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4の発熱を確実に収納ケース51の外へ放出することができ、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4の熱による悪影響を防止でき、信頼性を向上することができる。
また、第1の半導体素子1と第2の半導体素子4が2段にプリント基板55へ実装できるため、プリント基板55の部品実装面積を小さくすることができ、電子回路装置95を小型化することができる。
また、アルミ板71と半導体装置13の間には絶縁シート79が取り付けられているため、もし半導体装置13が故障し、半導体装置13の絶縁が破壊した場合においてもアルミ板71の絶縁を確保することができ、アルミ板71に手が触るような環境に電子回路装置95を設置された場合においても、より安全な電子回路装置を提供することができる。
また、電子回路装置95の温度が変化すると、収納ケース51が熱膨張収縮をするが、圧縮されたゴムブッシュ69が、収納ケース51の寸法変化代を吸収してくれるため、プリント基板55とアルミ板71との間隔が一定に保たれ、半導体装置13とアルミ板71及び絶縁シート79との密着が確保されることにより、半導体装置13の過度な温度上昇を防止でき、半導体装置13および電子回路装置95の信頼性を向上することができる。
また、プリント基板55は収納ケース51に対してネジ等によって強固定されておらず、ゴムブッシュ69よってフレキシブルに保持されているため、電子回路装置95を電動圧縮機等の振動するものに取付けられた場合おいても、ゴムブッシュ69が振動を吸収してくれるため、プリント基板55およびプリント基板55に実装された部品の破損を防止でき、半導体装置13および電子回路装置95の信頼性を向上することができる。
また、半導体装置13はプリント基板55のその他の部品とは反対側の実装面に実装されているため、半導体装置13の端子を長くする等して、プリント基板55からの実装高さが、その他の部品よりも高くなるようにする必要がないため、半導体装置13の実装を容易にし、組み立て作業の良い安価な電子回路装置を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる半導体装置および電子回路装置は、複数の半導体素子の発熱を確実に熱伝導させて放熱させることができるので、半導体素子を使用した他の装置にも適用することができる。
1 第1の半導体素子
1a 取付け部
4 第2の半導体素子
7 放熱プレート
7a ネジ穴
7b,71b 突起部
8,85 コンパウンド
10 固定ネジ
13 半導体装置
51 収納ケース
55 プリント基板
55b はんだ面
71 アルミ板
69 ゴムブッシュ
79 絶縁シート
97 電動圧縮機

Claims (5)

  1. 本体部に複数の固定用の取付け部を持つ第1の半導体素子と、前記第1の半導体素子よりも本体の長さが短い第2の半導体素子と、複数の固定部を持つ放熱プレートと、固定手段とを備え、前記第1の半導体素子と前記放熱プレートの間に前記第2の半導体素子を挟み込むとともに前記固定手段にて第1の半導体素子と第2の半導体素子と放熱プレートを固定した半導体装置。
  2. 前記放熱プレートは突起部を持ち、前記突起部が前記第2の半導体素子の本体と勘合する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の半導体素子と前記第2の半導体素子との間、または前記第2の半導体素子と前記放熱プレートとの間に熱伝導性のコンパウンドを塗布したことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置を部品実装面と反対側に位置するはんだ面側に実装したプリント基板と、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備える収納ケースと、前記収納ケースの内部に配設され前記プリント基板を反開口部側から支持する複数のゴムブッシュと、前記収納ケースの開口部を閉口するように取り付けられたアルミ板と、前記半導体装置と前記アルミ板の間に挟まれて密着固定された絶縁シートとを備え、アルミ板を収納ケースに取り付けることによって、前記プリント基板がゴムブッシュを圧縮し、半導体装置とアルミ板が圧接するように構成された電子回路装置。
  5. 請求項4に記載の電子回路装置を用いた電動圧縮機。
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