JP2010251355A - 電子回路装置および密閉型圧縮機 - Google Patents

電子回路装置および密閉型圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品の発熱を確実に収納ボックスの外へ放熱するとともに、電子部品の発熱や収納ボックスの外気温の温度変化などに対して信頼性が高く、組み立て作業性の良い安価な電子回路装置を提供する。
【解決手段】半導体素子29の放熱を行うヒートシンク25と収納ボックス1の外郭であるアルミ板37とを絶縁シート49と熱伝導ゴム部材60を介して熱伝導させるとともに、熱伝導ゴム部材60はアルミ板37によって圧縮されるようにしたもので、半導体素子29の発熱を収納ボックス1の外部へ放熱することができ、信頼性を向上させ、組み立て作業性も向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子等の電子部品を実装したプリント基板を収納ボックスの中に収納する構成をもち、冷凍冷蔵装置等に使用される密閉型電動圧縮機を駆動させるための電子回路装置およびそれを用いて駆動する密閉型圧縮機に関するものである。
従来、この種の電子回路装置において、半導体素子等の電子部品を実装したプリント基板は、収納ボックスの開口部より電子部品を実装したプリント基板を収納ボックス内に収納し、蓋にて収納ボックスの開口部を閉口する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の電子回路装置を説明する。
図9は、特許文献1に記載された従来の電子回路装置の分解斜視図である。
図9において、ナイロンやABS樹脂等の合成樹脂により射出成形された収納ボックス100には、内部にプリント基板104が収納できるように、プリント基板104の大きさに対して若干大きい開口部108を有している。
プリント基板104には圧縮機駆動用の半導体素子112が実装されており、半導体素子112の温度低減のために熱伝導の良い金属で作られたヒートシンク116が半導体素子112に密着して取り付けられている。
また、プリント基板104にはコネクタ120が実装されており、収納ボックス100にはコネクタ120の相対する位置が開口し、コード引出部124を形成している。
プリント基板104の4箇所の角部には孔部128が設けられており、基板固定用ネジ132により収納ボックス100に固定できるようになっている。また、収納ボックス100の開口部108の4箇所の角部には取り付け穴136が開けれているほか、蓋140の4箇所の角部には孔142が開けられており、蓋固定用ネジ146にて蓋140を収納ボックス100に固定して、開口部108を閉口できるようになっている。
以上のように構成された電子回路装置について、以下その動作を説明する。
電子回路装置の組み立ては、まず、コネクタ120がコード引出部124から外部と通信接続を可能となるように、プリント基板104は収納ボックス100の開口部108から挿入される。その後、プリント基板104の4箇所の孔部128を全て基板固定用ネジ132により、板厚方向に締付けられて収納ボックス100に固定される。
最後に、蓋140の4個の孔142が蓋固定用ネジ146により収納ボックス100の開口部108に固定され、プリント基板104は収納ボックス100と蓋140により覆われ、組み立てが完了する。
特開平11−317570号公報
しかしながら、上記従来の構成では、電子回路装置に通電され駆動した際に、半導体素
子112においては、ヒートシンク116が取り付けられてはいるものの、ヒートシンク116は収納ボックス100の外部の空気と熱交換することができないため、圧縮機駆動用の半導体素子112の発熱が収納ボックス100の内部に溜まってしまうことにより、半導体素子112の温度が上昇し、半導体素子112の信頼性が低下してしまうという課題を有していた。
また、温度変化に伴い、プリント基板104と収納ボックス100の線膨張係数の違いに起因して、プリント基板104を固定している4箇所の孔部128に応力が加わり、結果としてプリント基板104が破損するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電子部品の発熱や収納ボックスの外気温の変化など、広範囲な使用環境においても、電子部品の長期信頼性を確保するとともに、組み立て作業性の良い安価な電子回路装置を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の電子回路装置は、プリント基板を収納ボックスの底部に配置して、収納ボックスの開口部を塞ぐ蓋を熱伝導の良いアルミ板にて構成し、プリント基板に実装されたヒートシンクと収納ボックスの蓋が絶縁シートおよび熱伝導ゴム部材を介して熱接触するように構成したものである。
したがって、半導体素子の発熱をヒートシンクと熱伝導ゴム部材およびアルミ板を介して収納ボックスの外へ放熱するという作用を有するとともに、温度変化が生じ、ヒートシンクと収納ボックスの線膨張係数に違いがある場合においても、熱伝導ゴム部材が緩衝材となり、ヒートシンクとアルミ板の間に隙間が生じず、プリント基板とヒートシンクに過度の応力も加わらないという作用を有する。
さらに、絶縁シートによりヒートシンクとアルミ板が絶縁されているため、もしヒートシンクが収納ボックスの内部で充電部に接触した場合においても、手の触れる可能性のあるアルミ板の絶縁性を保つことができる。
本発明の電子回路装置は、プリント基板に実装された半導体素子の発熱を収納ボックスの外へ放熱することができるとともに、電子部品の発熱や収納ボックスの外気温の変化が生じる場合においても、ヒートシンクとアルミ板の間の熱伝導を確実にし、温度変化による過度の応力も加わらないようにすることができるため、確実に温度上昇を抑えて信頼性の高い電子回路装置を提供することができる。
さらに、手の触れる可能性のあるアルミ板の絶縁性を保つことができ、安全性の高い電子回路装置を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、プリント基板と、前記プリント基板に実装された電子部品と、前記プリント基板に実装され、前記電子部品の発熱が伝導するヒートシンクと、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備える収納ボックスと、前記収納ボックスの前記開口部を閉口するように取り付けられたアルミ板と、前記アルミ板の内側面に密着して設置された絶縁シートと、前記ヒートシンクと前記絶縁シートの間に挟まれて密着固定された熱伝導ゴム部材とを備え、前記ヒートシンクの熱は前記絶縁シートと前記熱伝導ゴム部材を介して前記アルミ板に伝導するように形成されたものであるから、プリント基板に実装された半導体素子の発熱を収納ボックスの外へ放熱することができる。
さらに、電子部品の発熱や収納ボックスの外気温の変化が生じる場合においても、ヒートシンクとアルミ板の間の熱伝導を確実にし、温度変化による過度の応力も加わらないようにすることができるため、確実に温度上昇を抑えて信頼性の高い圧縮機用電子回路装置を提供することができる。
また、絶縁シートによりヒートシンクとアルミ板が絶縁されているため、もしヒートシンクが収納ボックスの内部で充電部に接触した場合においても、手の触れる可能性のあるアルミ板の絶縁性を保つことができ、安全性の高い電子回路装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アルミ板の内側面に前記ヒートシンク側に向かって突出した突起部を設け、前記突起部で囲われた範囲内に絶縁シートを配設することで、前記絶縁シートを前記アルミ板内の所定の位置に配置するように形成したものであるから、絶縁シートのアルミ板への取り付けを容易にするとともに、絶縁シートの取り付け位置を正確にすることができ、請求項1に記載の発明の効果に加えてさらに、組み立て作業の良い安価で安全性の高い電子回路装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記熱伝導ゴム部材の前記ヒートシンクに対向する側に凹部を設け、前記凹部に前記ヒートシンクが嵌めこまれることで、前記熱伝導ゴム部材を所定の位置に配置するように形成したものであるから、熱伝導ゴム部材のヒートシンクへの取り付けを容易にするとともに、熱伝導ゴム部材の取り付け位置を正確にすることができ、請求項1または2に記載の発明の効果に加えてさらに、組み立て作業の良い安価で安全性の高い電子回路装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子回路装置を用いて駆動される密閉型圧縮機であり、信頼性が高く安全性の高い安価な密閉型圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電子回路装置の分解斜視図、図2は、同実施の形態における電子回路装置の斜視断面図、図3は同実施の形態における熱伝導ゴム部材の斜視図、図4は図2における突出部のA−A線での断面図、図5は同実施の形態におけるアルミ板の正面図、図6は図5におけるB−B線での断面図、図7は同実施の形態におけるプリント基板の収納ボックス挿入時の組み立て図、図8は同実施の形態における電子回路装置を用いた密閉型圧縮機のシステム図である。
図1から図8において、変性ポリフェニレンエーテル樹脂等の樹脂により射出成形された収納ボックス1には、内部にプリント基板5が収納できるように、プリント基板5の大きさに対して若干大きい開口部9を有している。
プリント基板5は、ガラス布・ガラス不織布エポキシ樹脂からなり、コネクタ13が実装されている。
収納ボックス1にはコネクタ13に対向する位置が開口し、コード引出部17を形成している。
プリント基板5の4箇所の角部には基板取り付けのための複数の基板取り付け孔が設けられており、その内の一つである基板取り付け孔5aが基板固定用ネジ21により収納ボックス1に固定されている。
また、収納ボックス1には基板固定用ネジ21により固定される角部の隣角となる角5bに対応する位置に、プリント基板5の板厚より若干大きめの幅をもつ挟み込み部23を有している。
収納ボックス1の底部2箇所には開口部9に向かって突出した突出部1aが一体成型されて設けられている。この突出部1aは一体成型された台座部1aaとピン部1abから構成されており、ピン部1abがプリント基板5の基板取り付け孔5cに嵌るようになっている。
基板取り付け孔5cの内径は突出部1aのピン部1abが挿入された時に適度なクリアランスがあるように設計されている(例えばピン部1abの外径が3.5mmであれば基板取り付け孔5cの内径は4mm)。
プリント基板5には、アルミ合金をプレスにより成形した略U字型のヒートシンク25がネジやカシメ(図示せず)により固定されているとともに、第2のプリント基板26がはんだ付けにより実装されている。
第2のプリント基板26には、電子部品である圧縮機駆動用の半導体素子29が実装されており、半導体素子29はヒートシンク25の内壁側にネジ27により密着して固定されて、ヒートシンク25と熱交換できるように配置されている。
収納ボックス1の開口部9の4箇所の角部には取り付け穴33が設けられており、さらに、プレス加工されたアルミ合金製のアルミ板37の4箇所の角部には孔41が開けられており、アルミ板固定用ネジ45にてアルミ板37を収納ボックス1に固定して、開口部9を閉口できるようになっている。
アルミ板37の内側面に密着して絶縁シート49が、例えば2枚重ねられて固定ネジ51にて取り付けられているが、この絶縁シート49は安全規格を満足する電気絶縁性能(例えば1750V、1分間の絶縁耐力試験に耐える)を有している。
また、アルミ板37の内側面には、複数の突起部37aがプレス加工等によって形成されており、絶縁シート49はこの突起部37aで囲まれた内側に、突起部37aにて位置規制され取り付けられている。
ヒートシンク25には、ヒートシンク25の上面25aと接して、熱伝導ゴム部材60が取り付けられており、アルミ板37を収納ボックス1へ取り付けた後は収納ボックス1とヒートシンク25によって挟み込まれ圧縮された状態になっている。
熱伝導ゴム部材60は熱伝導性が良い材料で構成されており、例えばシリコンに熱伝導性フィラーが混ぜられたものなどである。
また、熱伝導ゴム部材60には凹部60aが形成されており、この凹部60aにヒートシンク25が嵌ることで熱伝導ゴム部材60の位置決め、および固定を行っている。
また、上記のように構成された電子回路装置70を用いて密閉型圧縮機80を駆動する場合は、図8に示すように電子回路装置70の三相の出力を密閉型圧縮機80に入力する
ように電気接続されている。
以上のように構成された電子回路装置70および密閉型圧縮機80について、以下その動作と作用を説明する。
電子回路装置70の組み立ては、まず内壁部に第2のプリント基板26を固定したヒートシンク25を実装したプリント基板5を、コネクタ13が収納ボックス1のコード引出部17に対向させて、外部と電気接続が可能となるように、収納ボックス1の開口部9から挿入される。
このとき、コネクタ13側から収納ボックス1の開口部9に挿入してコネクタ13を斜めに挿入することで、挟み込み部23の角5bは挟み込み部23に遊嵌され、その後、コネクタ13が収納ボックス1と平行になるように所定の位置に置かれるが、同時に突出部1aの2箇所のピン部1abがプリント基板5にある基板取り付け孔5cに挿入されるようにする。そして、プリント基板5の基板取り付け孔5aが基板固定用ネジ21により収納ボックス1に固定される。
その後、ヒートシンク25に熱伝導ゴム部材60を取り付けするが、熱伝導ゴム部材60の凹部60aにヒートシンク25が嵌るように熱伝導ゴム部材60をヒートシンク25の上面25aの上に被せることによって、熱伝導ゴム部材60のヒートシンク25に対する位置決めが行われ、正確な位置に取り付けられる。
一方、アルミ板37に絶縁シート49を取り付ける作業においては、アルミ板37の内側面において突起部37aで囲まれた範囲に絶縁シート49をアルミ板固定用ネジ45にて取り付けるが、固定ネジ51を締付ける際に絶縁シート49は固定ネジ51を中心として固定ネジ51の回転方向と同じ方向に回転しようとするも、突起部37aによって回転が防止されるため、絶縁シート49は正しい位置でアルミ板37に取り付けられる。
次に、内側面に絶縁シート49が取り付けられたアルミ板37を収納ボックス1の開口部9にアルミ板固定用ネジ45にて取り付けるが、このとき熱伝導ゴム部材60のアルミ板37と対向する上面25aは収納ボックス1の開口部9よりも少し(例えば2mm程度)垂直方向に飛び出た寸法となっているため、熱伝導ゴム部材60はアルミ板37にて垂直方向に圧縮されることになる。
以上のようにして組み立てられた電子回路装置70においては、通電され駆動した際に半導体素子29が発熱するが、この発熱はヒートシンク25および熱伝導ゴム部材60を介してアルミ板37へ熱伝達し、収納ボックス1の外部へと放熱されるために半導体素子29の温度が過度に上昇することはなく、半導体素子29の温度を低減し、電子回路装置70の信頼性を向上することができる。
また、アルミ板37には絶縁シート49が取り付けられているため、もしアルミ板37とプリント基板5の充電部(図示せず)とが短絡した場合においてもアルミ板37の絶縁を確保することができ、アルミ板37に手が触るような環境に電子回路装置70を設置された場合においても、より安全な電子回路装置70を提供することができる。
また、プリント基板5は収納ボックス1への取り付けにおいては、基板取り付け孔5aの部分を基板固定用ネジ21にて一箇所のみが固定されている仕様であり、プリント基板5と収納ボックス1の線膨張係数が異なる場合においても、基板取り付け孔5aの部分に熱膨張による応力が加わることがない。
そのため、プリント基板5が破損することがなく、プリント基板5に実装された電子部品の発熱や、収納ボックス1の外部の温度上昇によって電子回路装置70自体の温度が上昇する場合においても、電子回路装置70の信頼性を確保することができる。
また、電子回路装置70の温度が上昇した場合において、熱伝導ゴム部材60が収納ボックス1とヒートシンク25の線膨張係数の違いによる熱膨張寸法の違いを吸収してくれるため、ヒートシンク25と絶縁シート49が取り付けられたアルミ板37との密着を確実にし、半導体素子29の発熱を確実にアルミ板37に熱伝達させ、半導体素子29の過度の温度上昇を防止し、電子回路装置70の信頼性を向上することができる。
例えば、電子回路装置70の温度が通電や周りの温度上昇によって上昇した場合、収納ボックス1とヒートシンク25は垂直方向に熱膨張するが、樹脂製の収納ボックス1の線膨張係数は約7×10−5/℃であるのに対しアルミ製のヒートシンク25の線膨張係数は約2×10−5/℃である。
そのため、ヒートシンク25の垂直方向の寸法が例えば40mmである場合において、電子回路装置70の温度が50K上昇した場合、収納ボックス1の垂直方向寸法はヒートシンク25の垂直方向寸法に対して0.1mm長くなるが、熱伝導ゴム部材60は予め垂直方向に2mm圧縮され、プリント基板5を垂直上方向に押し上げているため、圧縮寸法が1.9mmになり、ヒートシンク25と絶縁シート49が取り付けられたアルミ板37との間に隙間が発生することはない。
また、絶縁シート49のアルミ板37への取り付けにおいては、突起部37aにより絶縁シート49の取り付け位置を固定ネジ51だけで確実に所定の場所に取り付けられるため、絶縁シート49の取り付け作業性を向上させることができるとともに、正確な位置に絶縁シート49を取り付けすることが可能となり、感電に対してより安全な電子回路装置70を提供することができる。
また、熱伝導ゴム部材60の取り付けにおいては、熱伝導ゴム部材60の凹部60aにヒートシンク25を嵌め込むだけであるため、容易に組み立てが可能で、電子回路装置70の組み立て作業の作業性を向上することができる。
また、突出部1aによってプリント基板5の取り付けにおける位置決めをすると同時に、プリント基板5が水平方向に動くのを防止するという作用を有し、電子回路装置70の組み立て作業性を向上することができる。
よって、以上の説明から、上記電子回路装置70を用いて駆動される密閉型圧縮機80においても、信頼性を向上することができ、感電に対して安全で、組み立て作業性が良く安価な密閉型圧縮機80を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる電子回路装置および密閉型圧縮機は、放熱性を向上させて信頼性を向上し、かつ感電に対する安全性を向上するとともに、組み立て作業性も向上することができるので、電子回路装置だけではなく、半導体素子を用いた他の電子回路装置にも適用することができる。
本発明の実施の形態1における電子回路装置の分解斜視図 同実施の形態における電子回路装置の斜視断面図 同実施の形態における熱伝導ゴム部材の斜視図 図2における突出部のA−A線での断面図 同実施の形態におけるアルミ板の正面図 図5におけるB−B線での断面図 同実施の形態におけるプリント基板の収納ボックス挿入時の組み立て図 同実施の形態における電子回路装置を用いた密閉型圧縮機のシステム図 従来の電子回路装置の分解斜視図
1 収納ボックス
5 プリント基板
9 開口部
25 ヒートシンク
29 半導体素子(電子部品)
37 アルミ板
37a 突起部
49 絶縁シート
60 熱伝導ゴム部材
60a 凹部
70 電子回路装置

Claims (4)

  1. プリント基板と、前記プリント基板に実装された電子部品と、前記プリント基板に実装され、前記電子部品の発熱が伝導するヒートシンクと、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備える収納ボックスと、前記収納ボックスの前記開口部を閉口するように取り付けられたアルミ板と、前記アルミ板の内側面に密着して設置された絶縁シートと、前記ヒートシンクと前記絶縁シートの間に挟まれて密着固定された熱伝導ゴム部材とを備え、前記ヒートシンクの熱は前記絶縁シートと前記熱伝導ゴム部材を介して前記アルミ板に伝導するように形成された電子回路装置。
  2. 前記アルミ板の内側面に前記ヒートシンク側に向かって突出した突起部を設け、前記突起部で囲われた範囲内に絶縁シートを配設することで、前記絶縁シートを前記アルミ板内の所定の位置に配置するように形成した請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 前記熱伝導ゴム部材の前記ヒートシンクに対向する側に凹部を設け、前記凹部に前記ヒートシンクが嵌めこまれることで、前記熱伝導ゴム部材を所定の位置に配置するように形成した請求項1または2に記載の電子回路装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電子回路装置を用いて駆動される密閉型圧縮機。
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