JP2014154430A - 車載型パージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型であっても大出力を得ることができ、また静粛性も高い車載型パージ装置を提供する。
【解決手段】ガスを吸入するための吸入部及び吸入したガスを吐出するための吐出部を有する吸引圧縮装置40と、燃料ガスを利用して発電出力を得るための燃料電池ユニット32と、を具備し、燃料電池ユニット32は、燃料ガスを用いた燃料電池反応により発電出力を得る燃料電池スタック34と、燃料電池スタック34の発電出力を制御するための発電出力制御手段36とを備える車載型パージ装置。吸引圧縮装置40に関連してパージ用駆動源が設けられ、燃料電池ユニット32からの出力電力によりパージ用駆動源が駆動され、このパージ用駆動源を介して吸引圧縮装置40が作動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、減圧対象となる減圧対象空間からガスを吸引して隣接した別の吐出対象空間へとガスを送る車載型パージ装置に関する。
例えば、都市ガスなどのガスを送給する導管などの工事を行う際、導管の工事部位の上流側及び下流側に開閉弁を設けて(又は既設の開閉弁を利用して)この工事部位へのガスの侵入を阻止し、この工事部位のガスをその上流側(又はその下流側)に排出して工事部位のガスを少なくし、このような状態で工事部位の保守作業などを行っている。そして、このようなガスをその上流側(又はその下流側)に排出するための装置としてパージ装置が利用され、工事現場への運搬が容易なように車載型のパージ装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この車載型のパージ装置は、ガスを圧縮して吐出するための吸引圧縮装置と、吸引圧縮装置を駆動するための内燃機関とを備え、この内燃機関がガスエンジンから構成され、ガスエンジンによって吸引圧縮装置が駆動される。
特開2007−224938号公報
しかしながら、この車載型パージ装置では、駆動用エンジンがガスエンジンから構成されているので、装置自体が大型化し、車載型として大出力(即ち、吐出量が大きい)のものを製作するのが難しく、またガスエンジンの作動音が大きく、作業周囲への騒音の問題が生じるおそれがある。
本発明の目的は、小型であっても大出力を得ることができ、また静粛性も高い車載型パージ装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の車載型パージ装置は、減圧空間からのガスを吸入するための吸入部及び吸入したガスを吐出空間に吐出するための吐出部を有する吸引圧縮装置と、燃料ガスを利用して発電出力を得るための燃料電池ユニットと、を具備し、前記燃料電池ユニットは、燃料ガスを用いた燃料電池反応により発電出力を得る燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックの発電出力を制御するための発電出力制御手段とを備え、前記発電出力制御手段からの出力電力を利用して前記吸引圧縮装置が作動されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の車載型パージ装置では、前記燃料電池ユニットは、前記吸引圧縮装置を作動させるためのものであり、前記吸引圧縮装置に関連してパージ用駆動源が設けられており、前記燃料電池ユニットからの出力電力により前記パージ用駆動源が駆動され、前記パージ用駆動源を介して前記吸引圧縮装置が作動されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の車載型パージ装置では、前記燃料電池ユニットに利用される燃料ガスは、前記吸引圧縮装置の吐出ライン又は吸入ラインを流れるガスであり、前記燃料電池ユニットは、燃料ガスを改質するための改質器を含んでおり、前記吸引圧縮装置の前記吐出ライン又は前記吸入ラインを流れるガスが前記改質器で改質された後に前記燃料電池スタックに送給されることを特徴とする。
更に、本発明の請求項4に記載の車載型パージ装置では、前記燃料電池ユニットは、車両を走行するために用いる走行用駆動源を駆動するためのものであり、前記走行用駆動源に関連して、第1及び第2の切換状態に選択的に切り換えられる駆動切換手段が設けられ、前記駆動切換手段と車両走行手段とが第1駆動伝達系を介して駆動連結され、前記駆動切換手段と前記吸引圧縮装置とが第2駆動伝達系を介して駆動連結されており、車両走行時には、前記駆動切換手段が第1の切換状態に保持され、前記走行用駆動源からの駆動力が前記駆動切換手段を介して第1駆動伝達系に伝達され、またガスのパージ時には、前記駆動切換手段が第2の切換状態に保持され、前記走行用駆動源からの駆動力が前記駆動切換手段を介して第2駆動伝達系に伝達されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車載型パージ装置によれば、吸引圧縮装置を作動させるために燃料電池ユニットが用いられるので、パージ装置自体の小型化及び大出力化を図ることができるとともに、稼働中の音も著しく低減することができる。また、燃料電池ユニットは燃料電池スタック及び発電出力制御手段から構成され、発電出力制御手段からの出力電力を利用して吸引圧縮装置が作動されるので、吸引圧縮装置を所要の通りに作動させて減圧空間からのガスを吐出空間に吐出させることができる。
また、本発明の請求項2に記載の車載型パージ装置によれば、燃料電池ユニットとして吸引圧縮装置を作動させるためのものが用いられ、燃料電池ユニットからの出力電力によりパージ用駆動源(例えば、パージ用駆動モータ)を介して吸引圧縮装置が作動されるので、比較的簡単な構成のパージ装置を提供することができる。
また、本発明の請求項3に記載の車載型パージ装置によれば、燃料電池ユニットの燃料ガスとして吸引圧縮装置の吐出ライン又は吸入ラインを流れるガスを利用するので、燃料ガスのためのガスボンベ(換言すると、燃料ガスを収容するための容器)などを車両に搭載する必要がなく、更なる小型化及び軽量化を図ることができる。
また、本発明の請求項4に記載の車載型パージ装置によれば、燃料電池ユニットとして走行用駆動源(例えば、走行用駆動モータ)を駆動するためのものが用いられ、この走行用駆動源に関連して駆動切換手段が設けられ、車両走行時には、走行用駆動源からの駆動力が第1の切換状態の駆動切換手段を介して第1駆動伝達系に伝達され、ガスのパージ時には、走行用駆動源からの駆動力が第2の切換状態の駆動切換手段を介して第2駆動伝達系に伝達されるので、吸引圧縮装置を駆動するための専用の駆動源を省略することができる。
本発明に従う車載型パージ装置の第1の実施形態を車両に搭載した状態でもって一部断面で示す断面図。 図1におけるII−II線による断面図。 図1の車載型パージ装置を背面側から見た断面図。 工事現場におけるパージ作業を説明するための簡略図。 本発明に従う車載型パージ装置の第2の実施形態を一部断面で示す断面図。 図5の車載型パージ装置を用いたパージ作業を説明するための簡略図。 本発明に従う車載型パージ装置の第3の実施形態を一部断面で示す断面図。
以下、図1〜図4を参照して、本発明に従う車載型パージ装置の第1の実施形態について説明する。図1〜図3において、図示の車載型パージ装置2は、車輌本体4のフレーム6の荷台部に搭載され、車輌本体4が走行することによって所望の工事現場に運搬して使用することができる。
このパージ装置2は、荷台部の前部に配設された支持構造8と、荷台部の後部に配設されたハウジング10を備えている。支持構造8は、この前部の四角部に配設された4本の支持柱12(図2参照)と、前側の一対の支持柱12間に接続された前接続部材14と、後側の一対の支持柱12間に接続された後接続部材16と、これら前接続部材14及び後接続部材16を渡すように設けられた支持プレート18とから構成されている。また、ハウジング10は、前壁20、後壁22及び両側壁24,26を有し、前壁20、後壁22及び両側壁24,26により規定される上面開口が天壁28により塞がれ、これらの壁20〜28により収容空間30を規定する。
このパージ装置2は、燃料電池ユニット32の出力電力により作動される。燃料電池ユニット32は、燃料ガスを用いて発電を行う燃料電池スタック34と、この燃料電池スタック34の発電出力を制御するための発電出力制御手段36とを備え、発電出力制御手段36が、例えば出力コントローラから構成される。この形態では、燃料電池スタック34は、フレーム6の荷台部の前部に搭載され、この燃料電池スタック34の上側に発電出力制御手段36が取り付けられている。
この実施形態では、燃料電池ユニット32に用いる燃料ガスとして例えば水素ガスが用いられ、支持構造8の支持プレート18上に複数(図示では、3つ)のガスボンベ38が搭載され、複数個のガスボンベ38内に燃料ガスが充填され、この燃料ガスが燃料電池スタック34に送給されるように構成されている。
車載型パージ装置2は、更に、ガスを吸引圧縮するための吸引圧縮装置40と、この吸引圧縮装置40を駆動するパージ用駆動源42を備え、パージ用駆動源42と吸引圧縮装置40とが、駆動連結機構44を介して駆動連結されている。このパージ用駆動源42は、例えばパージ用駆動モータから構成され、燃料電池ユニット32からの出力電力により作動され、駆動連結機構44を介して吸引圧縮装置40が作動される。
この吸引圧縮装置40には、ガスを吸い込むための吸入部46と、圧縮したガスを吐出するための吐出部48とが設けられ、吸入部46は吸入ライン50を介して吸引圧縮装置40の吸入側に接続され、吐出部48は吐出ライン52を介して吸引圧縮装置40の吐出側に接続されている。従って、吸引圧縮装置40が作動すると、吸入部46から吸引されたガス(例えば、都市ガス)が吸引圧縮装置40にて圧縮され、圧縮されたガスが吐出部48から吐出される。
この形態では、図3に示すように、吸引圧縮装置40の吐出ライン52には、ガスを冷却するための第1熱交換器54が配設されている。また、支持構造8及びハウジング10の上側には、これらにわたって冷却用ハウジング56が設けられ、この冷却用ハウジング56の両側に吸入口58が設けられ、これら吸入口58の内側にそれぞれ第2熱交換器60が配設されている。吐出ライン52の第1熱交換器54と冷却用ハウジング56内の第2熱交換器60とが循環ライン62を介して接続され、この循環ライン62に循環ポンプ64が配設されている。この循環ライン62には循環媒体としての例えば水が充填され、循環ポンプ64が作動すると、第1熱交換器54、第2熱交換器60及び循環ライン62を通して循環媒体が循環される。
このように構成されているので、第1熱交換器54においては、循環ライン62を流れる循環媒体(例えば、水)と吸引圧縮装置40の吐出ライン52を流れるガスとの間で熱交換が行われ、吐出ライン52を流れるガスが冷却される。また、第2熱交換器60においては、循環ライン62を流れる循環媒体と冷却用ハウジング56内の空気との間で熱交換が行われ、循環ライン62を流れる循環媒体が冷却される。
尚、第2熱交換器60の冷却効果を高めるために、冷却用ハウジング56内にファン装置(図示せず)を配設するとともに、冷却用ハウジング56の例えば前面(又は後面)に排出口(図示せず)を設け、ファン装置によって吸入口58から吸入された空気が第2熱交換器60を通って排出口から排出されるように構成してもよい。また、第2熱交換器60からの循環媒体を第1熱交換器54に送給する循環ライン62の一部(即ち、往きライン部)をガスボンベ38の周囲を通してこの第1熱交換器54に導くようにしてもよい。この場合、ガスボンベ38の燃料ガスを使用する際に、燃料ガスの膨張によって温度が低下するので、この温度低下を利用して第2熱交換器60から第1熱交換器54に流れる循環媒体を冷却することができ、循環媒体による冷却効果を高めることができる。
このパージ装置2では、燃料電池ユニット32からの出力電力を利用してパージ用駆動源42が後述する如く作動される。また、燃料電池ユニット32を起動するためのバッテリ66が設けられ、このバッテリ66が車両本体4のフレーム6の前下部に搭載されている。従って、起動時には、このバッテリ66からの電力が供給されて燃料電池ユニット32が起動され、起動後は燃料電池ユニット32の出力電力の一部が消費されてその運転が維持される。
上述した車載型パージ装置2を用いたガスのパージは、例えば、次の通りにして行われる。図1〜図3とともに図4を参照して、例えば、埋設管の如き導管70の特定部位72に支管(図示せず)などを接続する工事を行うときには、この特定部位72の両端側に設けられている第1及び第2流路開閉弁74,76を閉状態にし、この特定部位72を導管70の他の部位から切り離す(第1及び第2流路開閉弁74,76間の特定部位72の空間が減圧対象空間78(減圧空間)となる)。そして、この特定部位72内に存在するガス(例えば、都市ガス)を導管70の隣接部位80内(例えば、第2流路開閉弁76の上流側)(この隣接部位80の空間が吐出対象空間82となる)に吐出して導管70の特定部位72内を減圧するようになる。
導管70の特定部位72内からガスをパージするときには、導管70の特定部位72側の開閉弁84(この場合、吸入側開閉弁として機能する)に吸入部46を接続するとともに、その隣接部位80側の開閉弁86(この場合、吐出側開閉弁として機能する)に吐出部48を接続する。導管70内の流路を開閉するために取り付けられる第1及び第2流路開閉弁74,76では、例えば、第2流路開閉弁76に関連して、その片側に減圧対象空間78に連通する接続短管部88(この場合、吸入短管部として機能する)及び開閉弁84(この場合、吸入側開閉弁として機能する)が設けられ、またその他側に吐出対象空間82に連通する接続短管部90(この場合、吐出短管部として機能する)及び開閉弁86(この場合、吐出側開閉弁として機能する)が設けられており(尚、理解を容易にするために、第1流路開閉弁74に関連して設けられる開閉弁などは省略している)、これら接続短管部88,90を利用して上述した接続が行われる。尚、このとき、開閉弁84,86(吸入側開閉弁、吐出側開閉弁)は閉状態に保持されている。
このように接続すると、吸引圧縮装置40の吸入ライン50が接続短管部88及び開閉弁84を介して導管70の減圧対象空間78(減圧空間)に接続され、またその吐出ライン52が接続短管部90及び開閉弁86を介してその吐出対象空間82(吐出空間)に接続される。このように接続した後に、パージ装置2を次のようにして運転させて特定部位72内のガスを隣接部位80内に吐出させて減圧する。
パージ装置2を稼働させるには、ガスボンベ38内の燃料ガス(例えば、水素ガス)を燃料電池スタックの34の燃料極側に供給し、またその酸素極側に空気(酸素を含んでいる)を供給する。かく供給すると、燃料電池スタック34において燃料極側の水素と酸素極側の酸素との燃料電池反応によって発電が行われ、その発電電力が発電出力制御手段36によって制御され、発電出力制御手段36からの出力電力がパージ用駆動源42、循環ポンプ64及びパージ装置2の制御系などに供給され、この燃料電池スタック34の発電電力を利用してパージ装置2の運転制御が行われる。
このように燃料電池ユニット32が起動した後に、開閉弁84及び86を開状態にしてパージ用駆動源42及び循環ポンプ64を作動させる。パージ用駆動源42が作動すると、その駆動力が駆動連結機構44を介して吸引圧縮装置40に伝達され、この吸引圧縮装置40が作動してパージ運転が行われる。
このパージ運転においては、導管70の減圧対象空間78(減圧空間)内のガス(例えば、都市ガス)が吸入ライン50を通して吸引され、かく吸引されたガスは吸引圧縮装置40によって圧縮され、圧縮されたガスは吐出ライン52を通して導管70の吐出対象空間82(吐出空間)に吐出され、このようにして減圧対象空間78内のガスが吐出対象空間82に吐出されて減圧される。
また、循環ポンプ64が作動されると、第1及び第2熱交換器54,60並びに循環ライン62を通して循環媒体が循環され、吐出ライン52を流れるガス(例えば、都市ガス)が第1熱交換器54にて循環媒体との間で熱交換され、熱交換により冷却されたガスが吐出ライン52を通して吐出対象空間82に吐出される。
この第1の実施形態のパージ装置2では、パージ用駆動源42、循環ポンプ64などを駆動するための電力を車両本体4に搭載した燃料電池ユニット32から得るようにしているので、パージ装置2の小型化及び大出力化を図ることができるとともに、運転中の稼働音も著しく低減することができる。
次に、図5及び図6を参照して、本発明に従う車載型パージ装置の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態では、燃料電池ユニットの燃料ガスとして吸引圧縮装置を用いてパージするガス(例えば、都市ガス)を利用するように構成されている。尚、以下の実施形態において、上述した実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図5及び図6において、この第2の実施形態では、燃料電池ユニット32Aは、燃料電池スタック34及び発電出力制御手段36に加えて燃料ガス(この場合、都市ガス)を改質するための改質器102を備えている。燃料電池ユニット32Aを起動する際には、バッテリ66からの電力を利用して改質器102が加熱され、後述するように改質された改質燃料ガス(例えば、都市ガスを改質した改質燃料ガス)が燃料電池スタック34の燃料極側に送給される。この形態では、吐出ライン52から分岐する分岐送給ライン104が改質器102の流入側に接続され、この改質器102の流出側が改質ガス送給ライン106を介して燃料電池スタック34の燃料極側に接続されている。尚、この分岐送給ライン104には、改質器102に送給されるガスの圧力が一定となるように圧力調整手段(図示せず)を設けるのが望ましい。
また、吸引圧縮装置40の吸入ライン50には第1開閉弁108が配設され、その吐出ライン52(具体的には、吸引圧縮装置40と第1熱交換器54との間の部位)には第2開閉弁110が配設されている。第1開閉弁108が開状態で、第2開閉弁110が閉状態であるときには、吸入ライン50を流れるガスは、吸引圧縮装置40、吐出ライン52及び分岐送給ライン104を介して改質器102に流れ、また第1及び第2開閉弁108,110が開状態であるときには、吸入ライン50を流れるガスは、吸引圧縮装置40及び吐出ライン52を通して吐出部48に流れるとともに、吐出ライン52を流れるガスの一部が分岐送給ライン104を介して改質器102に流れる。この第2の実施形態のパージ装置2Aのその他の構成は、上述した第1の実施形態と実質上同一である。
この車載型パージ装置2Aを用いてガスのパージを行うには、上述したと同様に、導管70の特定部位72側の開閉弁84に吸引圧縮装置40側の吸入部46を接続するとともに、その隣接部位80側の開閉弁86に吸引圧縮装置40側の吐出部48を接続する。このように接続すると、吸引圧縮装置40の吸入ライン50が導管70の減圧対象空間78(減圧空間)に接続され、またその吐出ライン52が導管70の吐出対象空間82(吐出空間)に接続され、このような接続状態で開閉弁84,86を開状態にする。
次に、第2開閉弁110を開状態にする。このように開状態にすると、吐出対象空間82内のガス(例えば、都市ガス)が、燃料電池ユニット32Aの燃料ガスとして、吐出ライン52及び分岐送給ライン104を通して改質器102に流れる。そして、燃料電池ユニット32Aを起動する。このようにすると、改質器102が加熱されて燃料ガスの改質が行われ、改質燃料ガスが改質ガス送給ライン106を通して燃料電池スタック34の燃料極側に送給され、またこの燃料電池スタック34の酸素極側に空気が送給され、燃料電池スタック34における燃料電池反応によって発電が行われる。
このように燃料電池ユニット32Aが稼働した後に、第1開閉弁108を開状態にしてパージ用駆動源42及び循環ポンプ64を作動させる。パージ用駆動源42が作動すると、上述したと同様に、その駆動力が駆動連結機構44を介して吸引圧縮装置40に伝達され、この吸引圧縮装置40が作動してパージ運転が行われ、導管70の減圧対象空間78内のガスが吸入ライン50を通して吸引され、かく吸引されたガスは吸引圧縮装置40によって圧縮され、圧縮されたガスは吐出ライン52を通して導管70の吐出対象空間82に吐出され、このようにして減圧対象空間78が減圧される。このとき、吐出ライン52を流れるガスの一部は、分岐送給ライン104を通して改質器102に送給され、この改質器102にて改質されて燃料電池スタック34の発電に用いられ、このようにして減圧対象空間78からのガスを利用して燃料電池ユニット32Aの発電が行われる。また、循環ポンプ64が作動されると、第1及び第2熱交換器54,60並びに循環ライン62を通して循環媒体が循環され、吐出ライン52を流れるガスが冷却された後に吐出ライン52を通して吐出対象空間82に吐出される。
この第2の実施形態のパージ装置2Aでは、減圧対象空間78から吐出対象空間82にパージされるガスを燃料電池ユニット32Aの燃料ガスとして用いているので、燃料ガスを充填したガスボンベなどを車両本体4に搭載する必要がなく、パージ装置2Aの更なる小型化、軽量化を図ることができる。
尚、この実施形態では、吸引圧縮装置40の吐出ライン52に分岐送給ライン104を接続して吐出ライン52を流れるガス(燃料ガス)を燃料電池ユニット32Aの改質器102に送給しているが、このような構成に代えて、この分岐送給ライン104を吸引圧縮装置40の吸入ライン50に接続し、吸入ライン50を流れるガスの一部を分岐送給ライン104を通して改質器102に送給するようにしてもよい。
次に、図7を参照して、本発明に従う車載型パージ装置の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態においては、車両を走行するために用いる走行用駆動源からの駆動力を用いて吸引圧縮装置が作動される。
図7において、この形態では、燃料電池ユニット32Bの出力電力は、車両の走行用に用いられ、このことに関連して、車両本体4に走行用駆動源122、例えば走行用駆動モータが設けられ、この走行用駆動源122の出力側に駆動切換手段124が配設され、走行用駆動源122からの駆動力が駆動切換手段124に伝達される。
この駆動切換手段124の出力側には、車両走行手段(この形態では、後輪走行手段126)に駆動力を伝達するための第1駆動伝達系128と、吸引圧縮装置40に駆動力を伝達するための第2駆動伝達系130とが設けられ、駆動切換手段124は第1及び第2駆動伝達系128,130に選択的に駆動力を伝達する。第1駆動伝達系128は、プロペラシャフト131、差動装置(図示せず)などを備え、駆動切換手段124が第1の切換状態にあるときには、走行用駆動源122からの駆動力は、駆動切換手段124及び第1駆動伝達系128を介して後輪132に伝達される。また、第2駆動伝達系130は、駆動伝達手段134、中間プーリ135、作動プーリ138及びこれらに巻かれたベルト140などを備え、駆動切換手段124が第2の切換状態にあるときには、走行用駆動源122からの駆動力は、駆動切換手段124及び第2駆動伝達系130を介して吸引圧縮装置40に伝達され、走行用駆動源122からの駆動力によって吸引圧縮装置40が作動される。この第3の実施形態のその他の構成は、上述した第1の実施形態と実質上同一である。
この第3の実施形態においては、ガスボンベ38からの燃料ガス(例えば、水素ガス)が燃料電池ユニット32Bに送給され、燃料電池スタック34での燃料電池反応により発電が行われ、この燃料電池ユニット32Bからの出力電力により走行用駆動源122が作動される。
作業現場などへ走行するときには、燃料電池ユニット32Bを起動させて駆動切換手段124を第1の切換状態に切換保持する。このように第1切換状態に保持すると、走行用駆動源122(例えば、走行用モータ)からの駆動力は、駆動切換手段124及び第1駆動伝達系128を介して後輪132に伝達され、後輪132が所定方向(又は所定方向と反対方向)に回動して車両が前進(又は後進)される。
また、作業現場に到着してパージ作業を行うときには、燃料電池ユニット32Bを起動させて駆動切換手段124を第2の切換状態に切換保持する。このように第2の切換状態に保持すると、走行用駆動源122からの駆動力は、駆動切換手段124及び第2駆動伝達系130を介して吸引圧縮装置40に伝達され、この吸引圧縮装置40が作動してパージすべきガスが吸引圧縮された後吐出部48から吐出される。
このようなパージ装置2Bを用いた場合にも、第1及び第2実施形態のものと同様にして減圧対象空間内のガスを吐出対象空間内に吐出することができ、ガスを所要の通りにパージすることができる。また、このパージ装置2Bでは、燃料電池ユニット32Bからの出力電力により走行用駆動源122が作動され、この走行用駆動源122からの駆動力を利用して吸引圧縮装置40が作動されるので、吸引圧縮装置40を作動させるための専用の駆動源を必要とせず、パージ装置2Bの更なる軽量化、小型化を図ることができる。
以上、本発明に従う車載型パージ装置の各種実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
2,2A,2B 車載型パージ装置
4 車両本体
8 支持構造
10 ハウジング
32,32A,32B 燃料電池ユニット
34 燃料電池スタック
36 発電出力制御手段
40 吸引圧縮装置
42 パージ用駆動源
50 吸入ライン
52 吐出ライン
70 導管
78 減圧対象空間(減圧空間)
82 吐出対象空間(吐出空間)
102 改質器
104 分岐送給ライン
122 走行用駆動源
124 駆動切換手段
128 第1駆動伝達系
130 第2駆動伝達系




Claims (4)

  1. 減圧空間からのガスを吸入するための吸入部及び吸入したガスを吐出空間に吐出するための吐出部を有する吸引圧縮装置と、燃料ガスを利用して発電出力を得るための燃料電池ユニットと、を具備し、前記燃料電池ユニットは、燃料ガスを用いた燃料電池反応により発電出力を得る燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックの発電出力を制御するための発電出力制御手段とを備え、前記発電出力制御手段からの出力電力を利用して前記吸引圧縮装置が作動されることを特徴とする車載型パージ装置。
  2. 前記燃料電池ユニットは、前記吸引圧縮装置を作動させるためのものであり、前記吸引圧縮装置に関連してパージ用駆動源が設けられており、前記燃料電池ユニットからの出力電力により前記パージ用駆動源が駆動され、前記パージ用駆動源を介して前記吸引圧縮装置が作動されることを特徴とする請求項1に記載の車載型パージ装置。
  3. 前記燃料電池ユニットに利用される燃料ガスは、前記吸引圧縮装置の吐出ライン又は吸入ラインを流れるガスであり、前記燃料電池ユニットは、燃料ガスを改質するための改質器を含んでおり、前記吸引圧縮装置の前記吐出ライン又は前記吸入ラインを流れるガスが前記改質器で改質された後に前記燃料電池スタックに送給されることを特徴とする請求項2に記載の車載型パージ装置。
  4. 前記燃料電池ユニットは、車両を走行するために用いる走行用駆動源を駆動するためのものであり、前記走行用駆動源に関連して、第1及び第2の切換状態に選択的に切り換えられる駆動切換手段が設けられ、前記駆動切換手段と車両走行手段とが第1駆動伝達系を介して駆動連結され、前記駆動切換手段と前記吸引圧縮装置とが第2駆動伝達系を介して駆動連結されており、車両走行時には、前記駆動切換手段が第1の切換状態に保持され、前記走行用駆動源からの駆動力が前記駆動切換手段を介して第1駆動伝達系に伝達され、またガスのパージ時には、前記駆動切換手段が第2の切換状態に保持され、前記走行用駆動源からの駆動力が前記駆動切換手段を介して第2駆動伝達系に伝達されることを特徴とする請求項1に記載の車載型パージ装置。




















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