JP4942361B2 - 車載型パージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、減圧対象となる減圧対象空間から気体を吸引して隣接した別の吐出対象空間へと気体を送る車載型パージ装置に関する。
例えば、都市ガスなどの気体を送給する導管などの工事を行う際、導管の工事部位の上流側及び下流側に開閉弁を設けてこの工事部位への気体の侵入を阻止し、この工事部位の気体をその上流側(又はその下流側)に排出して工事部位の気体を少なくし、このような状態で工事部位の作業を行っている。そして、このような気体をその上流側(又はその下流側)に排出するための装置としてパージ装置が利用され、工事現場への運搬が容易なように車載型のパージ装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
従来の車載型のパージ装置は、例えば、図7〜図10に示す構造を有している。図7〜図10において、車載型パージ装置102は装置ハウジング104を備え、この装置ハウジング104内が第1〜第4空間106,108,110,112の四つの空間に区画され、第1空間106の上側に第2空間108が配設され、これら第1及び第2空間106,108の前側に第4空間112が配設され、更に第2及び第4空間108,112の上側に第3空間110が配設され、このような装置ハウジング104が車輌本体114のフレーム116の荷台部に取り付けられている。
第1空間106には、吸引圧縮装置118、駆動源としての内燃機関120、内燃機関120の冷却水を冷却するためのラジエター122が配設され、第2空間108には吸入口126が設けられている。また、第3空間110には第1熱交換器124が配設され、この第1熱交換器124は、吸引圧縮装置118の吐出部に設けられた第2熱交換器125と循環ライン127を介して接続されている。この第3空間110には、更に、吸入口130及び排出口132が設けられ、これら排出口132に関連して排気ファン134が設けられている。更にまた、第4空間112には排出口128が設けられている。
このような車載型パージ装置では、吸入口126から第2空間108に吸い込まれた空気は第1空間106を流れ、その後第4空間112に流れた後に排出口128から外部に排出される。また、吸入口130から流入した空気は第3空間110を流れて排出口132から外部に排出される。
特開2000−161592号公報
上述した従来の車載型パージ装置においては、次の通りの解決すべき問題がある。上述した車載型パージ装置では、ラジエター122を冷却するための空気の流れと、第1熱交換器124を冷却するための空気の流れとが独立し、空気の流れが二系統になっており、そして、このことに関連して、装置ハウジング104内が四つの空間、即ち第1〜第4空間106,108,110,112に区画されており、それ故に、装置ハウジング104の構成が複雑化するとともに大型化する問題がある。また、第1空間106の上側に第2空間108が配設され、この第2空間108の上側に第3空間110が配設される構成であるので、この装置ハウジング102の全高が高くなる問題がある。特に、車載型パージ装置102においては、全高が高くなるということは工事現場に運搬する際に通過する道路に制限を受け、運搬作業が容易でないという問題がある。また、空気の流れが二系統であるので、各系統に空気を流すためのファン装置などが必要となり、このことに関連しても、パージ装置の構成が複雑になるという問題がある。
本発明の目的は、装置ハウジングを含む装置全体の構成を簡単にすることができる車載型パージ装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、装置ハウジングの全高を低く抑えることができ、これによって、運搬作業が容易となる車載型パージ装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の車載型パージ装置は、減圧対象空間と吸込ラインを介して接続される吸込部及び吐出対象空間と吐出ラインを介して接続される吐出部を有する吸引圧縮装置と、前記吸引圧縮装置を駆動するための駆動源と、前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体を熱交換して冷却するための第1熱交換器と、車輌本体に搭載され、前記吸引圧縮装置、前記駆動源、前記第1熱交換器を収容する装置ハウジングとを備え、
前記装置ハウジングの吸入口から吸入された空気は前記装置ハウジング内を流れてその排出口から排出され、前記減圧対象空間内の気体は前記吸込ラインを通して前記吸込部から前記吸引圧縮装置に吸引され、前記吸引圧縮装置にて圧縮された気体は前記吐出部から前記吐出ラインを通して前記吐出対象空間に吐出され、前記装置ハウジングの前記吸入口から前記排出口に流れる空気は前記駆動源及び/又は前記吸引圧縮装置を冷却し、前記第1熱交換器は前記装置ハウジング内を流れる空気との間で熱交換を行って前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体を冷却することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の車載型パージ装置では、前記装置ハウジングは、前記吸引圧縮装置及び前記駆動源が配設された第1空間と、前記第1空間の上側に配置され、前記第1熱交換器が配設された第2空間とを有し、前記第2空間に前記吸入口が設けられており、外部の空気は前記吸入口から前記第2空間に流入した後に前記第1空間に流れ、前記第1熱交換器は第2空間内を流れる空気との間で熱交換を行って前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体を冷却し、前記第2空間から前記第1空間を通して前記排出口に流れる空気が前記駆動源及び/又は前記吸引圧縮装置を冷却することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の車載型パージ装置では、前記吸引圧縮装置の前記吐出部には第2熱交換器が配設され、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が媒体循環流路を介して接続され、前記第1熱交換器において前記第2空間を流れる空気と前記媒体循環流路を流れる循環媒体との間で熱交換が行われて前記循環媒体が冷却され、また前記第2熱交換器において前記媒体循環流路を流れる循環媒体と前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体との間で熱交換が行われて前記吐出部を流れる気体が冷却されることを特徴とする。
更に、本発明の請求項4に記載の車載型パージ装置では、前記装置ハウジングは、更に、前記第1空間及び前記第2空間の前面側又は後面側に配設された第3空間を有し、前記第3空間に車輌本体の前面側又は後面側に開口して前記排出口が設けられ、前記排出口に開閉扉が設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車載型パージ装置によれば、装置ハウジングが車輌本体に搭載され、この装置ハウジング内に吸引圧縮装置、駆動源及び第1熱交換器が収容され、吸入口から吸入された空気は装置ハウジング内を流れて排出口から外部に排気され、空気の流れが一系統となり、このことに関連して、パージ装置の構成、特に装置ハウジングの構成を簡単にすることができる。また、吸引圧縮装置の吐出部を流れる気体は、第1熱交換器における装置ハウジング内を流れる空気との熱交換によって冷却され、また駆動源及び/又は吸引圧縮装置は装置ハウジングを流れる空気によって冷却されるので、一系統の空気の流れによって吸引圧縮装置からの気体及び駆動源及び/又は吸引圧縮装置を所要の通りに冷却することができる。尚、気体とは都市ガスなどであり、駆動源とはガスエンジンなどの内燃機関、オイルモータなどであり、例えばガスエンジンの場合、吐出対象空間にパージする都市ガスの一部をガスエンジンの燃料として利用することもできる。
また、本発明の請求項2に記載の車載型パージ装置によれば、吸引圧縮装置及び駆動源が第1空間に配設され、第1熱交換器が第1空間の上側に配設された第2空間に配設され、上下方向には第1及び第2空間が重なっているのみであるので、装置ハウジングの全高を低く抑えることができ、運搬する際に受ける制限を少なくすることができる。また、吸入口が第2空間に設けられているので、吸入口から流入した空気は第2空間を通して第1空間に流れるようになる。従って、第1熱交換器は外部からの低い温度の空気との間の熱交換によって吸引圧縮装置の吐出部を流れる気体(例えば、都市ガス)を冷却するようになるので、この気体を効率良く冷却することができる。
また、本発明の請求項3に記載の車載型パージ装置によれば、吸引圧縮装置の吐出部に第2熱交換器が配設され、第1熱交換器と第2熱交換器とが媒体循環流路を介して接続されているので、吸引圧縮装置の吐出部の構成が簡略になり、パージする気体の引き回しを短くすることができる。また、第1熱交換器においては、第2空間を流れる空気と媒体循環流路を流れる循環媒体との間で熱交換が行われ、第2熱交換器においては、媒体循環流路を流れる循環媒体と吸引圧縮装置の吐出部を流れる気体との間で熱交換が行われるので、吸引圧縮装置の吐出部を流れる気体を所要の通りに冷却することができる。尚、循環媒体としては、例えば水を用いることができる。
更に、本発明の請求項4に記載の車載型パージ装置によれば、第1及び第2空間の前面側又は後面側に第3空間が設けられ、この第3空間の車輌本体の前面側又は後面側に排出口が設けられているので、吸入口から第2空間を通して第1空間に流れた空気は、第3空間を通して排出口から車輌本体の前面側又は後面側に排出される。また、この排出口に開閉扉が設けられているので、開閉扉によって排出口を閉塞することによって、車輌の走行中に外部からの空気が排出口を通して装置ハウジング内に流入するのを防止することができる。
以下、図1〜図6を参照して、本発明に従う車載型パージ装置の一実施形態について説明する。図1は、一実施形態の車載型パージ装置を搭載した車輌を示す概略側面図であり、図2は、図1の車載型パージ装置を用いた気体のパージ作業を説明するための簡略図であり、図3は、図1のIII−III線による簡略断面図であり、図4は、図3におけるIV−IV線による断面図であり、図5は、図4におけるV−V線による断面図であり、図6は、図1の車載型パージ装置における空気の流れを説明するための図である。
図1及び図2〜図5を参照して、図示の車載型パージ装置2は、車輌本体4のフレーム6の荷台部に搭載され、車輌本体4が走行することによって所望の工事現場に運搬して使用することができる。
このパージ装置2はフレーム6に設置固定された装置ハウジング8を備え、全体として略直方体形状の装置ハウジング8内が第1〜第3空間10,12,14の三つの空間に区画されている。第1空間10は装置ハウジング8内の大部分を占め、この第1空間10の上側に第2空間12が配設され、第1及び第2空間10,12の前側(図3及び図4において左側)に第3空間14が配設されている。第1空間10と第2空間12とは第1仕切壁16により仕切られ、この第1仕切壁16の右側部位(車両本体4の前進方向に対して右側部位であって、図5において右側部位)に第1連通開口18が設けられている(図4、図5参照)。また、第1及び第2空間10,12と第3空間14とは第2仕切壁20により仕切られ、この第2仕切壁20の左側部位(車両本体4の前進方向に対して左側部位であって、図5において左側部位)の下部に第2連通開口22が設けられている(図3〜図5参照)。
第1空間10には、減圧対象空間に存在する気体、例えば都市ガスを吸引圧縮するための吸引圧縮装置24と、この吸引圧縮装置24を駆動させるための駆動源としての内燃機関26、例えばガスエンジンと、内燃機関26を冷却するためのラジエター28とが配設されている。ラジエター28は内燃機関からの冷却水が循環されるラジエター本体と、ラジエター本体を冷却するための冷却ファンを備えている。内燃機関26及びラジエター28は第1仕切壁16の第1連通開口18の下方又はその近傍に配置され、吸引圧縮装置24は第2仕切壁20の第2連通開口22側に配置されている。この内燃機関26の出力部30と吸引圧縮装置24の入力部32とは、例えば駆動ベルトなどを利用した駆動連結機構34を介して駆動連結されている。また、吸引圧縮装置24には、気体を吸い込むための吸込部36と、圧縮した気体を吐出するための吐出部38とが設けられている。尚、内燃機関26が空冷のものである場合には、このラジエター28は省略することができる。
また、第2空間12には、吸引圧縮装置24の吐出部38を流れる気体を冷却するための第1熱交換器40が配設されている。この実施形態では、第2空間12の両側に吸入口42が設けられ、これら吸入口42の内側にそれぞれ第1熱交換器40が配設されている。また、吸引圧縮装置24の吐出部38には第2熱交換器44が配設され、第1熱交換器40と第2熱交換器44とが循環ライン46を介して接続され、この循環ライン46に循環ポンプ48が配設されている。この循環ライン46には循環媒体としての例えば水が充填される。このように構成されているので、第1熱交換器40においては、循環ライン46を流れる水と第2空間12を流れる空気との間で熱交換が行われ、循環ライン46を流れる水が冷却される。また、第2熱交換器44においては、循環ライン46を流れる水と吸引圧縮装置24の吐出部38を流れる気体との間で熱交換が行われ、吐出部38を流れる気体が冷却される。
第3空間14の車両本体4の前面側(図1、図3及び図4において左側)の上部には排出口48が設けられ、この実施形態では左右に一対設けられており、各排出口48には開閉扉50が開閉自在に配設されている(図4に示すが、図3では省略している)。この実施形態では、開閉扉50は自動でもって開閉することができる自動開閉扉から構成されているが、手動でもって開閉することができる手動開閉扉から構成するようにしてもよい。パージ装置2を工事現場などに運搬するときには、開閉扉50は図4に一点鎖線で示す閉状態に保たれる。この閉状態においては、開閉扉50は排出口48を閉塞し、車両の走行中において前面側からの空気が排出口48を通して第3空間14内に流入するのを防止することができる。また、パージ装置2を用いて後述するように気体をパージするときには、開閉扉50は図4に実線で示す開状態に保持される。この開状態においては、開閉扉50は排出口48を開放し、装置ハウジング8の吸入口42から吸い込まれて後述するように第2空間12,第1空間10及び第3空間14を流れた空気が排出口48から外部に排出される。
上述した車載型パージ装置2を用いて気体をパージするときには、例えば、次の通りにして行われる。図2、図3及び図6を参照して、例えば、埋設管の如き導管52の特定部位54に支管(図示せず)などを接続する工事を行うときには、この特定部位54の両端側に開閉弁56,58を取り付け、開閉弁56,58を閉状態にしてこの特定部位54を導管52の他の部位から切り離し(開閉弁56,58間の特定部位54が減圧対象空間となる)、特定部位54内に存在する気体(例えば、都市ガス)を導管52の隣接部位60(例えば、開閉弁58の上流側)(この隣接部位54が吐出対象空間となる)に吐出して特定部位54内を減圧するようになる。
導管52の特定部位54から気体をパージするときには、吸込側開閉弁62を備えた吸込ライン64の一端側をこの特定部位54(減圧対象部位)に接続し、その他端側を車載型パージ装置2の吸引圧縮装置24の吸込部36の吸込接続部66に接続する。また、吐出側開閉弁68を備えた吐出ライン70の一端側を導管52の隣接部位60(吐出対象部位)に接続し、その他端側を吸引圧縮装置24の吐出部38の吐出接続部72に接続する。このように接続した後に、パージ装置2を稼働させ、吸込側開閉弁62及び吐出側開閉弁68を開状態にして特定部位54内の気体を隣接部位60に吐出させて減圧する。
パージ装置2が稼働すると、内燃機関26が作動し、この内燃機関26によって吸引圧縮装置24が駆動される。かくすると、導管52の特定部位54(減圧対象空間)内の気体(例えば、都市ガス)が吸込ライン64を通して吸込部36から吸引され、吸引された気体は吸引圧縮装置24によって圧縮され、圧縮された気体は吐出部38から吐出ライン70を通して導管52の隣接部位60に吐出され、このようにして特定部位54(減圧対象空間)内の気体が吐出されて減圧される。
気体のパージ中においては、外部の空気が装置ハウジング8の吸入口42から第2空間12に吸い込まれ、第2空間を矢印で示すように流れる空気を利用して吸引圧縮装置24の吐出部38を流れる気体(吸引圧縮装置24により圧縮されることによって温度上昇している)が冷却され、冷却されてほぼ元の温度状態に戻った気体が導管52の隣接部位60に送られる。即ち、第1熱交換器40においては、第2空間12を流れる空気と循環ライン46を流れる水との間で熱交換が行われ、この熱交換によって冷却された水が第2熱交換器44に流れる。また第2熱交換器44においては、循環ライン46を流れる水と吸引圧縮装置24の吐出部38を流れる気体との間で熱交換が行われ、この熱交換によって冷却された気体が吐出ライン70を通して流れ、このようにして冷却された気体が導管52の隣接部位60に送給される。
第1熱交換器40にて熱交換に利用された空気は、矢印で示すように、第2空間12から第1仕切壁16の第1連通開口18を通して第1空間10に流れ、この第1空間10内を内燃機関26側から吸引圧縮装置24側に流れ、この空気を利用して内燃機関26及び吸引圧縮装置24の冷却が行われる。即ち、この空気流によって内燃機関26及び吸引圧縮装置24自体が冷却されるとともに、ラジエター28において、第1空間10を流れる気体と内燃機関26からの冷却水との間で熱交換が行われ、熱交換により冷却された冷却水が内燃機関26に流れ、このようにして冷却水による内燃機関26の冷却が行われる。尚、この空気流によって内燃機関26及び吸引圧縮装置のいずれか一方を冷却するようにしてもよい。
ラジエター28にて熱交換に利用された空気は、矢印で示すように(図5においては、実線及び一点鎖線の矢印で示すように)、第1空間10から第2仕切壁20の第2連通開口22を通して第3空間14に流れ、その排出口48から外部に排出され、このように空気が流れるので装置ハウジング8内の温度上昇を抑えることができる。
上述した車載型パージ装置2は、次の通りの特徴を有している。第1に、内燃機関26の冷却と吸引圧縮装置24から吐出される気体の冷却が、一系統の空気の流れによって行われるので、パージ装置2の構成を簡単にすることができる。第2に、第1及び第2空間10,12が上下方向に重なるのみであるので、図1、図4及び図5(本発明の実施形態)と図7、図9及び図10(従来の実施例)とを対比することによって容易に理解される如く、パージ装置2(即ち、装置ハウジング8)の全高を低く抑えることができ、車載型パージ装置2の運搬走行性が容易となり、歩道橋、トンネルなどによる走行制限も少なくなる。
以上、本発明に従う車載型パージ装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、吸引圧縮装置24から吐出される気体の冷却を循環ライン46を通して第1及び第2熱交換器40,44間を循環される循環媒体を用いて行っているが、このような構成に限定されず、例えば、第2熱交換器44を省略し、吸引圧縮装置24から吐出される気体を第1熱交換器40に導き、この第1熱交換器40にて吸引圧縮装置24からの気体と吸入口42を通して第2空間12に吸い込まれた空気との間で熱交換してこの気体を冷却するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、吸引圧縮装置24を駆動するための駆動源として内燃機関26を用いているが、これに限定されず、例えばオイルモータを用いるようにしてもよく、かかる場合、オイルモータを冷却するための冷却ファンを付設するのが望ましい。
また、上述した実施形態では、第3空間14を第1及び第2空間10,12の前面側に設けているが、このような構成に代えて、この第3空間14を第1及び第2空間10,12の後面側に設けるようにしてもよく、かかる場合、排出口48は第3空間14の後面側に配設される。
本発明に従う車載型パージ装置の一実施形態を搭載した車輌を示す概略側面図。 図1の車載型パージ装置を用いたパージ作業を説明するための簡略図。 図1のIII−III線による簡略断面図。 図3におけるIV−IV線による断面図。 図4におけるV−V線による断面図。 図1の車載型パージ装置における空気の流れを説明するための図。 従来の車載型パージ装置を搭載した車両を示す概略側面図。 図7のVIII−VIII線による簡略断面図。 図7におけるIX−IX線による断面図。 図9におけるX−X線による断面図。
符号の説明
2 車載型パージ装置
4 車両本体
8 装置ハウジング
10 第1空間
12 第2空間
14 第3空間
24 吸引圧縮装置
26 内燃機関
36 吸込部
38 吐出部
40 第1熱交換器
44 第2熱交換器
46 循環ライン
50 開閉扉
52 導管
54 特定部位(減圧対象空間)
60 隣接部位(吐出対象空間)

Claims (4)

  1. 減圧対象空間と吸込ラインを介して接続される吸込部及び吐出対象空間と吐出ラインを介して接続される吐出部を有する吸引圧縮装置と、前記吸引圧縮装置を駆動するための駆動源と、前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体を熱交換して冷却するための第1熱交換器と、車輌本体に搭載され、前記吸引圧縮装置、前記駆動源、前記第1熱交換器を収容する装置ハウジングとを備え、
    前記装置ハウジングの吸入口から吸入された空気は前記装置ハウジング内を流れてその排出口から排出され、前記減圧対象空間内の気体は前記吸込ラインを通して前記吸込部から前記吸引圧縮装置に吸引され、前記吸引圧縮装置にて圧縮された気体は前記吐出部から前記吐出ラインを通して前記吐出対象空間に吐出され、前記装置ハウジングの前記吸入口から前記排出口に流れる空気は前記駆動源及び/又は前記吸引圧縮装置を冷却し、前記第1熱交換器は前記装置ハウジング内を流れる空気との間で熱交換を行って前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体を冷却することを特徴とする車載型パージ装置。
  2. 前記装置ハウジングは、前記吸引圧縮装置及び前記駆動源が配設された第1空間と、前記第1空間の上側に配置され、前記第1熱交換器が配設された第2空間とを有し、前記第2空間に前記吸入口が設けられており、外部の空気は前記吸入口から前記第2空間に流入した後に前記第1空間に流れ、前記第1熱交換器は第2空間内を流れる空気との間で熱交換を行って前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体を冷却し、前記第2空間から前記第1空間を通して前記排出口に流れる空気が前記駆動源及び/又は前記吸引圧縮装置を冷却することを特徴とする請求項1に記載の車載型パージ装置。
  3. 前記吸引圧縮装置の前記吐出部には第2熱交換器が配設され、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器が媒体循環流路を介して接続され、前記第1熱交換器において前記第2空間を流れる空気と前記媒体循環流路を流れる循環媒体との間で熱交換が行われて前記循環媒体が冷却され、また前記第2熱交換器において前記媒体循環流路を流れる循環媒体と前記吸引圧縮装置の前記吐出部を流れる気体との間で熱交換が行われて前記吐出部を流れる気体が冷却されることを特徴とする請求項2に記載の車載型パージ装置。
  4. 前記装置ハウジングは、更に、前記第1空間及び前記第2空間の前面側又は後面側に配設された第3空間を有し、前記第3空間に車輌本体の前面側又は後面側に開口して前記排出口が設けられ、前記排出口に開閉扉が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の車載型パージ装置。
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